JP4222638B2 - 機械加工用流体研磨材ジェット - Google Patents
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Description
流体ジェットにおける研磨材粒子の使用は、公知の機械加工方法である。研磨材流体機械加工用の装置の商業的に最も重要な形態は、0.2〜0.4ミリメートルの直径のノズルを通して排出される高度に加圧された水を使用して、1秒当たり800メートルまで上がるジェットを形成する。ウォータージェットはセラミック集束管に入る前に、囲まれたスペースを横切る。研磨材粒子を運んだ空気がジェットによって囲まれたスペースに導入され、ジェットによって集束管へと同伴される。集束管において、エネルギーが水から研磨材粒子に移され、粒子を1秒当たり300メートルより大きな速度にまで加速する。集束管を出る水、研磨材及び空気のジェットは機械加工される作業片に向けられる。同伴プロセスが作用するためには、集束管の横断面積が高速ウォータージェットの初期の横断面積より約10倍大きい必要がある。この面積の増大は、集束管におけるエネルギー損失と組み合わされ、作業片に衝突する水と研磨材の平均エネルギー密度が、ウォータージェットの平均エネルギー密度の約20分の1であるという結果を導く。しかしながら、250〜400MPa(2500〜4000バール)の超高圧を使用してウォータージェットを動かすことにより、作業片における研磨材粒子のエネルギー密度は広範囲のエンジニアリング材料を経済的に機械加工するのに充分である。
典型的に、研磨材を高速ウォータージェットに同伴することにより形成される研磨材ウォータージェットは、0.7〜1.2ミリメートルの直径を有し、これらのジェットは0.75〜1.3ミリメートルのカット幅を作り出す。ジェット直径が0.7ミリメートル未満に減少するにつれて、機械加工の効率が急速に低下し、研磨材粒子が集束管に入る前に、研磨材粒子を運ぶのに充分な空気流を誘導するために、0.5mm未満の直径では付加的な特徴が必要である。特許番号EP0,391,500A2号は、研磨材ウォータージェットの同伴操作を0.25ミリメートルの直径まで延ばす装置を記載しており、それはおそらく同伴ジェットに対する低い経済的限界であろう。
同伴プロセスに固有のジェットサイズの制限に苦しまない研磨材ウォータージェットを作り出すために、ノズルにおいて水を高速に加速する前に、研磨材を水と混合することが必要である。キャリア流体内の研磨材用に設計されたノズルにおける研磨材粒子加速プロセスが効率的であるので、作業片におけるジェットエネルギー密度はノズルにおけるエネルギー密度に近くなり、作り出されるカット幅がノズル直径に類似するようになる。研磨材粒子の効率的な加速のために、同伴研磨材ウォータージェット設備が必要とする水圧の25%まで水圧を低下させることができる。研磨材の保管、計量及び流量制御システムはキャリア流体圧力で操作しなければならず、同伴研磨材ウォータージェットを発生させるために必要なものよりはるかに複雑な装置となるので、低い水圧が望ましい。更に、この装置は複雑な流体/粒子とフロー現象を収容しなければならず、研磨材粒子サイズ及び流体流速が減少するにつれて、これらの現象はかなり増大する。
キャリア流体内に研磨材を発生させる装置の一形態は、加圧水源から水流の約10%を研磨材保管容器を通るように仕向けることによって、保管容器から研磨材粒子を計量し、研磨材粒子を流体化し、それを容器から容器を迂回する約90%の水へと運ぶ。容器フロー回路とバイパス回路間の加圧水の分離は、容器フロー回路とバイパスフロー回路内の制限器によって達成される。容器とバイパスのフロー回路内の制限器の相対的サイズが、ノズルにおける水に対する研磨材の濃度を決定する。ノズルにおいて、水の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、水と研磨材粒子が500バールの水圧に対して約300m/秒の速度に、また1500バールの水圧に対して約500m/秒の速度に加速される。
キャリア流体ジェット内で研磨材を動かすために必要な圧力における流体圧縮性が重要である。水の場合、圧力250バールにつき約1%体積が減少する。研磨材粒子間の空隙内の水が研磨材保管容器内の研磨材床の体積の約50%を占めており、通常は、研磨材床の上に、水が充填されたスペースがある。研磨材保管容器内の圧縮された水の体積は典型的に、装置に対する2〜10秒の定常状態の加圧水流に等しい。加圧水の供給が減少または停止されると、研磨材保管容器内の圧縮された水が膨張し、ノズルを介して容器内の圧力を解放する。圧縮された水が膨張するにつれて、容器から流れる水内の研磨材の高い濃度を生じさせることがあり、フロー回路の一部に研磨材粒子を運び、そこで研磨材粒子が弁や他の成分に損傷を与え得る。
研磨材が切断ノズルを介して減圧される場合、研磨材保管容器から追い出される研磨材の量は、研磨材容器フロー回路内の制限器が容器の入口側に置かれる時に最大となる。キャリア流体を膨張させるための最も簡単な流路は容器の底からであり、研磨材の80重量%である流れを発生させる。これは40〜50%を優に超える研磨材濃度レベルであり、ノズルの詰まりが起こりやすくなる。出口側の制限器は詰まりと摩耗を受けやすいので、制限器は通常研磨材保管容器の入口側に置かれる。
弁を介して研磨材保管容器を低圧範囲にまで減圧する手段を提供することが普通であるが、全ての混乱状態を処理するために弁を操作するのは実用的ではない。特許出願番号PCT/GB95/00979号は容器の入口側の研磨材保管容器フロー回路に置かれるジェットポンプを使用するフロー回路を記載している。ジェットポンプの機能の1つは、減圧中に研磨材保管容器の上部からノズルまでのキャリア流体用の簡単なルートを提供することである。別の機能は、回路から研磨材を取り除くために、研磨材保管容器フロー回路の一部において流れを逆にすることである。直径が0.2ミリメートル未満の切断ノズルでは、研磨材保管容器フロー回路を通る加圧水源の10%のレイノルズ数(粘性力に対する慣性の比)が低すぎて、乱流ではなく層流が発生する。ジェットポンプの操作が依存する流体同伴プロセスは、層流では非常に貧弱であり、マイクロ機械加工のために必要なジェットサイズでは、PCT/GB95/00979号に記載されている装置は効果的に機能しないであろう。
ジェットポンプ性能の低下を防止する一方法は、駆動ジェットを作り出す制限器の直径を減少させることによてジェットポンプ駆動圧を増大させることである。実際には、これは研磨材保管容器フロー回路の制限器の直径が研磨材粒子ノズル直径に近く、従って制限器に到達する粒子により詰まりが発生する危険があるので、研磨材保管容器フロー回路を通る流れの約10%程で操作するジェットポンプに対するオプションではない。この発明に開示されたフロー回路は装置に対する加圧水の全供給量で操作するジェットポンプを利用し、それによってレイノルズ数と圧力低下の制限を克服する。
特に薄い材料をドリルで穴開けしたり、表面にディテールをエッチングする場合、また作業片に特徴部をフライス削りする場合、研磨材ウォータージェットの機械加工作用が秒あたり多数回開始/停止できることが望ましい。キャリア流体研磨材ジェット用の駆動圧は充分低いので、多くの材料は研磨材なしのジェットに短時間曝されても損傷を受けない。従って、高速オン/オフ機械加工作用は、キャリア流体がノズルを通って流れ続ける間に、研磨材供給を開始/停止させることによって達成される。研磨材供給の停止は、絶対的でなければならない。なぜなら表面にあたる個々の粒子によって作業片表面に残痕が付けられるからである。典型的に、50μm(ミクロン)のジェットは秒当たり1000万個の粒子を超える粒子流量を有するであろう。このような高い粒子流量は、研磨材容器フロー回路内の弁を使用することによっては、明確に開始/停止され得ない。開示した発明は他の装置と関連してジェットポンプを使用することによって、研磨材粒子流の高速開始/停止を準備し、研磨材保管容器内の流れを瞬間的に逆流させ、ノズルにおける研磨材流の完全なカットオフを作り出す。この能力は更に、研磨材の流れが停止されるとすぐに操作されるノズルへの導管内の弁によって、ノズルへの水流を素早く開始/停止できるようにする。
1つのオーバーサイズの粒子がノズルを詰まらせ得る。研磨材は典型的に、細かな粒子を作るためにざくろ石等の砂を破砕することによって作り出され、細かな粒子が次にノズル直径の約60%の最大粒径にまで等級付けされる。例えば、50μm(ミクロン)のノズルに対する粒子は、約30μm(ミクロン)の最大直径を有するであろう。これは人間の髪の毛の直径より小さく、多くのほこり粒子や他の潜在的な汚染物質の粒子より小さい。ノズルを詰まらせ得る粒子を避けるために、一旦研磨材が等級付けされると、研磨材を通常の環境から分離することが必須である。開示した装置は装置に積荷または接続される密閉されたカートリッジに入れられた研磨材を利用することができる。
装置内の流路は研磨材保管容器を迂回するキャリア流体の約90%が、研磨材保管容器からの出口に置かれる制限器の下流面に流れ出るようにする。これは制限器の下流の詰まりの危険を最小にし、研磨材のないキャリア流体を制限器に提供し、流れが研磨材保管容器回路において逆流されると、直ちに研磨材を制限器から取り除く。研磨材保管容器フロー回路内の制限器が容器への入口に置かれている場合、研磨材保管容器を迂回したキャリア流体の約90%が容器の基部へと流れ、そこに流路が配置され、流れが研磨材保管容器回路において逆流されると、研磨材の完全なカットオフが発生するようになる。
研磨材保管容器の出口における制限器の直径に対する研磨材粒子の直径は、制限器入口において粒子のブリッジングが発生するようなものである。ブリッジングは更に研磨材の流れを切断するフィルター床の形成を発生させる粒子の集積を生じさせる。瞬間的に研磨材保管容器回路内の流れを逆流させる装置の能力が、ブリッジの形成を妨げ、形成したブリッジを破壊する手段を提供する。
開示した装置がマイクロ機械加工のために使用される場合、研磨材保管容器は幾つかの作業片を機械加工するのに充分な研磨材を保持することができるが、装置の変形が大型ノズルと共に使用される場合、従って高い研磨材流量がある場合、機械加工操作を実行中に、保管容器に研磨材を補充することが望ましい。装置に対する改作により補充容器から研磨材保管容器に補充する準備が為される。
マイクロ機械加工のアプリケーションに対しては、装置は300バールを超える圧力で、また約5%未満の圧力脈動を伴い、1時間当たり1リットルの何分の1から1時間当たり10リットルまでの流量を必要とする。流れと圧力の要件を満たすためにプランジャーポンプが必要であるが、それらは非常に高い圧力脈動を生じさせる。増強装置プランジャーポンプからの圧力脈動を最低にする公知の方法は、圧力/流れにおける変動を減衰させるためにフロー回路内にアキュムレータを具備すること、あるいはポンプの1つがその配送ストロークの端に達する前に、他方のポンプが配送ストロークを開始し、ポンピングの役割を引き継ぐ前にその操作圧まで達するように整相さえる2つのプランジャーポンプを使用することである。
アキュムレータは多くのマイクロ研磨材ウォータージェットフロー回路における圧力脈動を最小化するために許容できる解決策ではなく、整相された増強化ポンプを提供することの方が好ましいオプションである。水力で駆動される整相された増強化ポンプがウォータージェットと研磨材ウォータージェットのアプリケーションのために開発されているが、それらはほとんどのマイクロ研磨材ウォータージェットアプリケーションのために使用するにはあまりに強力で、嵩高く、複雑で、高価でありすぎる。
マイクロ研磨材ウォータージェットのために必要な圧力と流れ範囲用に市販されている増強装置ポンプは、ピストンを動かすために約7バールの圧力で圧縮された空気を使用し、このピストンはピストンに接続される水加圧プランジャの面積より50〜400倍も大きい。これらのポンプは配送ストロークのために空気を出し、配送ストロークの終わりに空気を抜く機械弁機構を有する。ばねが次の配送ストロークの開始のためにピストンを戻す。2つのポンプの整相操作には機械弁機構は適しておらず、弁アッセンブリの移動部品の数が多く、ポンププランジャの理想的なガイダンスとサポートが低いので、このタイプの増強装置ポンプの信頼性は低い。
ここで開示する増強化プランジャポンプは往復シリンダをガイドするためにプランジャポンプの本体に軸受表面を有する。往復シリンダの一端は閉じられており、ポンププランジャと、ポンプ復帰ストロークのために流体を駆動してシリンダに入らせるための接続部を支える。シリンダの他端はピストンを有し、そのピストン上で駆動流体がポンプ移送ストローク中に作用する。ピストンは固定されたシリンダ内で移動し、その一端のプレートがポンプ本体用の台を提供する一方、他端のプレートがシールを支え、そのシールを通して往復シリンダが伸びる。このポンプの利点は以下の通りである:
1.ポンププランジャを支える往復シリンダをガイドする硬質ポンプ本体上の軸受表面によって得られるポンプ本体内の正確なプランジャアラインメント。プランジャ上の座屈荷重が最小にされ、プランジャストローク長対プランジャ直径の高い割合と、優れた摩耗シーリング特徴を有するセラミックプランジャの使用を可能にするが、過度の座屈力の下ではもろくて、割れやすい。ストローク長対プランジャ直径の高い割合はポンプストローキングの頻度を減少させ、ポンプの信頼性及びポンプ駆動流体用の制御システム内のコンポーネントの寿命に対する利点がある。
2.製造とサービスが容易な簡単なポンプ構成。特に、ポンプと往復シリンダは市販されているコンパクトな空気式シリンダ内に設置することができる。専有権のある空気式シリンダのピストンアッセンブリは機械加工することができ、ピストンがプランジャポンプの往復シリンダ上へと滑動できるようにし、またシリンダの端プレートがポンプ本体と往復シリンダを収容するように変更される。
3.コンパクトなサイズ、軽量、及びポンプ台上の低い反発力。これは切断ノズル用のロボット的動作システムに完全な装置を装着することを実用的にし、高速研磨オン/オフ操作、コンパクトな機械加工設置、及び長い長さの高圧管状材料がないことによる安全性に対する利点がある。
4.ポンプ本体がプランジャ復帰ストローク用のピストンとして作用する。ポンプ本体の横断面積はポンプ駆動ピストンの面積の約20%であり、それなりにプランジャを戻して新しい移送ストロークのために準備するための大きさにされており、移送ストローク用と同じ流体圧力を使用する。このような特徴は駆動流体消費を減少させ、ポンプ台に移される過渡的荷重を減少させる。
5.従来の磁気ピストン位置センサーを使用してマイクロプロセッサ基部のシステム用の信号を提供し、ポンプ駆動流体回路内のソレノイド弁を制御することができる。これらのソレノイド弁はポンプの2つの操作を整相するようにプログラムすることができ、低い圧力脈動で高圧流体源を提供する。
発明の第一の態様によれば、機械加工目的のために、キャリア流体内の研磨材粒子のノズルへの供給を提供するための装置が提供され、該装置は研磨材粒子用の保管容器と、加圧キャリア流体源と、前記入ってくるキャリア流体の少なくとも大部分をノズルに運ぶための第一の導管手段と、前記キャリア流体源を保管容器の入口に接続するための第二の導管手段と、保管容器の出口を前記ノズルに接続するための第三の導管手段と、前記入ってくるキャリア流体のほんの一部が前記第二の導管手段を通って前記保管容器に流れるようにして、前記第三の導管手段内のキャリア流体の研磨材粒子流を作り出すことができるようにするか、あるいは実質的に全ての前記キャリア流体を前記第一の導管手段を通るように仕向けることができるようにするために、選択的に機能的に作用するスイッチング手段とを備え、前記スイッチング手段は更に前記第二と第三の導管手段内に逆流を生じさせ、それによってノズルへの研磨材粒子流を停止させる手段を備えることを特徴とする。
好ましくは、スイッチング手段は流体流が前記第二の導管手段を通れるように開放でき、また全ての流れが前記第一の導管手段を通過するようにするために閉じることができる弁を備える。
逆流を生じさせる手段は、全てのキャリア流体が第一の導管手段を通るように仕向けられた時、前記第二の導管からの流体が前記第一の導管手段へと同伴され、それによって逆流を開始させるように、前記第一の導管手段に隣接して置かれるジェットポンプ手段を備える。
この場合、スイッチング手段は、前記第一の導管手段が前記第二の導管手段に接続される点に隣接して、前記ジェットポンプ手段を通る流体流を分裂させるために活性化できるそらせ板手段を備える。
好都合なことに、前記第三の導管手段から研磨材粒子が取り除かれた時、前記第二と第三の導管手段内の逆流を停止させるために、弁手段が提供される。
研磨材粒子用の保管容器は、好ましくは加圧されたキャリア流体のない状態で粒子を充填することができ、前記第二と第三の導管手段に接続することができる。
保管容器は研磨材粒子のコンテナと、前記コンテナ用のハウジングを備え、前記ハウジングは、閉じられた時、前記コンテナが前記第二と第三の導管手段に接続されるような接続手段を備える。
この場合、接続手段は前記接続手段内に前記第二と第三の導管手段に対するシーリング手段と、前記第三の導管手段内で逆流を停止させる手段とを備えていてもよい。
研磨材粒子用の第二の保管容器は加圧されたキャリア流体のない状態で充填することができ、キャリア流体の圧力下にその中味が前記保管容器に移されるようにするために開放できる出口を有することができる。
発明の第二の態様によれば、上述の装置と共に使用されるコンテナは、前記第二と第三の導管手段と接続するように適合される、初期には密閉されており、接続された場合開くことができるコネクタ手段を備えることができる。
発明の第三の態様によれば、機械加工目的のためにキャリア流体内の研磨材粒子のノズルへの供給を提供する方法は、研磨材粒子用の保管容器を提供するステップ、加圧されたキャリア流体源を提供するステップ、前記加圧されたキャリア流体の少なくとも大部分をノズルに運ぶステップ、及び選択的に入ってくる流体の流れを切り替えて、前記ノズルへの研磨材粒子を合わせて、前記入ってくるキャリア流体のほんの一部が前記保管容器に流れるようにするか、あるいは前記第二の導管手段からの流体が同伴され、それによって前記保管容器において逆流を開始させるような方法で、前記キャリア流体の全てを直接ノズルに向けるようにするステップを備える。
発明の第四の態様によれば、作業片を機械加工する方法は、ノズルから出て、上述の装置により供給されるキャリア流体内の研磨材のジェットを前記作業片上に向けることを備え、1つのモードから他のモードへのスイッチング手段の操作が、キャリア流体のみを備えるジェットか、あるいはキャリア流体プラス研磨材粒子のジェットを生じさせ、その切り替えは実質的に瞬間的かつ完全に行われる。
発明の第五の態様によれば、上述の装置と共に使用される増強装置ポンプは、第一の固定シリンダと、その中で動くことができるように駆動流体による作用を受けるように適合される第一のピストンと、前記第一のピストンに接続され、それと共に動くことができる第二の往復シリンダと、前記往復シリンダと共に操縦できる第二の固定ピストンと、前記固定ピストン内の円筒形ボアに沿って作用するように前記往復シリンダの閉鎖端によって支えられ、前記第一のピストンが駆動流体による作用を受ける時、前記キャリア流体用の加圧源を提供するポンププランジャとを備える。
この場合、前記第一のシリンダと第一のピストンに、また前記往復する第二のシリンダと第二の固定ピストンに交互に駆動流体を供給することができる。
発明の実施形態について実施例により、また添付図面を参照して説明する。
図1はキャリア流体供給装置内の研磨材の流れ図である。
図2は第二の導管内に制限器を有する、図1の装置の一部の流れ図である。
図3はジェットそらせ板の一形態を示す。
図4はジェットそらせ板の別の形態を示す。
図5は長手方向に移動できるジェットポンプを示す。
図6は逆流を停止させるための流体分離弁を示す。
図7は閉鎖状態の、図6に示した弁の断片図である。
図8は第一と第三の導管間のバイパス回路の流れ図である。
図9は流体分離弁の代替形態を示す。
図10は予め充填されている容器を含む研磨材粒子用の保管容器の断面図である。
図11は保管容器の代替形態を示す。
図12は図11の容器用のセラミックノズルを示す。
図13は第三の導管から研磨材を洗い流すための配置を示す。
図14は該装置のノズルの断片図である。
図15は補充容器を含む装置の流れ図である。
図16は別の補充容器を含む装置の代替版の流れ図である。
図17は該装置に電力を供給するための増強装置ポンプの線図である。
図1において、加圧された流体が導管1を通って装置に入る。弁5が開かれると、流体の一部が導管4と弁5を通過して導管7に入り、そこで導管2と制限器3を通過して接合点6に達した流れの一部と混合される。入ってくる流体全部のうち、約90%が制限器10と導管11を通って接合部14へと流れることによって、研磨材保管容器19を迂回する残りの10%ほどの流体が導管9を通過して保管容器19へと流れ、そこで研磨材粒子を流体化する。この容器からの研磨材粒子が導管18と制限器17を通り接合部14へと運ばれ、そこで研磨材粒子が保管容器を迂回した流れの90%と合流する。接合部14から流体と研磨材粒子が導管15を通過して切断ノズル16へと進み、そこでキャリア流体の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換され、研磨材流体ジェット23を形成する。ノズルにおける研磨材濃度は研磨材保管容器フロー回路9、19、18及び17を通過するキャリア流体の割合に依存する。研磨材保管容器回路を通過する流体の割合は、制限器10に対する制限器17の面積の比に比例する。研磨材保管容器回路内の10%のキャリア流体流に対して、ノズルにおける研磨材濃度は約10重量%である。
弁5が閉じられている時、導管1からの全ての加圧流体は導管2に沿って、制限器3を通り、接合部6を横切り、制限器10へと通過する。制限器3の流れ面積は、制限器3の出口付近に置かれた制限器10の流れ面積より小さい。制限器3と制限器10の組み合わせがジェットポンプとして作用し、制限器10が混合管を形成し、そこで制限器3からのジェット内の速度エネルギーの一部が静圧上昇に変換される。これは導管7と接合部6における静圧より高い導管11と接合部14における静圧を生じさせ、導管7からの流体が制限器3から接合部6へのジェットに同伴されるにつれて、研磨材保管容器回路内に逆流を生じさせる。従って、弁5を閉鎖することによってノズルへの研磨材の供給が停止され、弁5を開放することによって賦活される。
流体が研磨材保管容器19を介して接合部14から接合部6へと再循環される率を調節するために、制限器3を横切る圧力差を変更することができる。フロー回路内の流れを乱流にするのに充分な切断ノズル直径のために、制限器3のサイズは切断ノズル16を横切る圧力差の約1%の圧力差に対するものである。約50μm(ミクロン)未満のノズル直径では、制限器内の流れのレイノルズ数が、制限器10において乱流プロセスを維持するために、制限器3を横切る圧力差を増大させるのに必要な層流に関連するレイノルズ数に近づく。
制御された方法でノズル16からのキャリア流体の流れを停止させるために、ノズルへの研磨材の流れがまず、弁5を閉じることによって停止され、続いて弁21を開くことによって導管22を通る流体を低圧シンクに解放する。短い遅延の後、研磨材保管容器19内の圧縮された水が膨張できるようにし、導管1内の流体の供給が制御された方法で停止される。該装置がノズル16を通して、研磨材を含み/含まずに、キャリア流体を放出する場合、導管1内の加圧されたキャリア流体の供給が突然停止または減少され、研磨材保管容器19内の圧縮されたキャリア流体の膨張が、流れ制限器10と17の面積に対する一定の割合で、研磨材保管容器19の上部と底部からの流れを生じさせ、その割合は、弁5が開かれ、装置が通常に操作中のノズル16への研磨材の流れと同じ割合である。
図2は導管7に置かれた研磨材保管容器フロー回路用の制限器26を示している。制限器26は図1の制限器17の代わりに使用されてもよいし、あるいは制限器17と関連して使用されてもよい。両方の制限器17と26が共に使用される場合、研磨材粒子により制限器17が詰まる傾向を減少させるために、制限器17の直径を増大させることができる。ノズル16を介して容器を減圧中に、研磨材保管容器の上部からのキャリア流体のために、逆止27がノズル16への低い圧力損失ルートを提供する。研磨材保管容器19内の圧力が、逆止27の開放圧力による接合部6における圧力を超えると、逆止27が開く。圧力差が逆止27を開かせる時の状態を除き、研磨材保管容器回路内の流れを停止させるために、弁28が使用される。
図1と図2に示したフロー回路を備えた装置は、研磨材なしの流体ジェットのエネルギーが機械加工される作業片に損傷を与えない時に特に有益である。これはほとんどの金属及び他の多くの材料に当てはまる。切断ノズル16用のマニピュレータの操作と弁5の操作を調節することにより、ノズルを新しい切断位置に動かす間に、ノズルへの研磨材の供給を短時間の間停止させることができる。この操作モードは装置が切断、穴開け、及びフライス削り操作を実施する時間を最大にする。細かなディテールを機械加工する場合、研磨材を秒当たり何回もオン/オフに切り替えられることが望ましい。ノズル16における研磨材の高速オン/オフをできる限り実用的に達成するために、弁5を開くことによっって制限器3からの流れを減少させるのではなく、制限器3からのジェットをそらせることによって、接合部6におけるジェットポンプ作用の開始と停止をより高速に達成することができる。図3と図4は制限器3からのジェットをさえぎってジェットポンプ作用を停止させるための配置を示す。
図3は制限器10への入口にジェットが衝突しないように、制限器3からのジェットをそらせるために位置決めすることができる、接合部6に置かれるジェットそらせ板(ディフレクタ)30を示している。そらせ板30がジェット流に影響を及ぼさない場合、この状態は、図1の回路と同じであり、弁5が閉じられ、研磨材供給をオフにする。そらせ板30がジェットをそらせて、ジェットポンプ作用を停止させるために動かされた時、研磨材保管容器19からの研磨材の放出がオンにされる。そらせ板は線形始動装置、穴の付いた回転ディスクまたは他の公知の装置であってもよく、アクチュエータ31によって駆動される。アクチュエータ31は、高い圧力シールの付いた移動部品を避けるために、装置の圧力閉じ込め内に置くことができる。
図4は固定された制限器10へと放出する中空の片持ち梁としての制限器3を示している。中空の片持ち梁制限器3に作用するのが、アクチュエータ34によって駆動される作動部材35であり、それは片持ち梁制限器3を曲げさせ、接合部6における制限器3から制限器10へのジェットのジェットポンプ作用を停止させるために作用する。ジェットポンプ作用を停止させることで、研磨材保管容器19からの研磨材の放出をオンにする。アクチュエータ34は電気ソレノイド、圧電性の線形アクチュエータまたは片持ち梁アクチュエータ、梁に取付けられる磁気装置、あるいは他の公知の作動機構の形態を取ることができるであろう。アクチュエータ34はそれにダイヤフラム36によりキャリア流体から分離される非電導性流体を満たすことによって、圧力閉じ込め内に置くことができる。圧力閉じ込め内のアクチュエータにより、作動部材35に対する高圧の動的シールの必要性と共に、作動部材35上の均衡を失った圧力による力が避けられる。アクチュエータ34が圧力閉じ込め内に置かれる場合、片持ち梁制限器3によりアクチュエータ部材35に発揮される力を、アクチュエータをその開始位置に戻すために使用することができる。作動部材が電気ソレノイドのプランジャである場合、プランジャのために復帰ばねが必要ではないので、これは特に有用である。図4に示した配置は、図3の断続器30の配置で達成できるより、制限器10の入口近傍に制限器3の出口を置くことができるようにする。図4に示した配置の代替配置は、固定された制限器3と、アクチュエータ部材35が作用する中空の梁としての制限器10を有することである。
図5は、接合部6におけるジェットポンプ作用を停止または減少させるために、制限器3の出口と制限器10の入口間の距離を変化させるための配置を示している。アクチュエータ37は制限器10の入口を制限器3の出口から変化する距離に位置付ける。制限器10が制限器3の出口から離れて位置付けられると、ジェットポンプ作用が取るに足らぬものとなり、接合部6から両導管7と11への流れによって研磨材が出される。制限器10の入口が制限器3の近くに置かれると、接合部6におけるジェットポンプ作用が導管7からの流体を同伴し、研磨材保管容器からの研磨材の放出がオフにされる。図5に示したものに対する代替配置は、制限器3を固定された制限器10に対して動かすことができるようにするためにフロー通路を有することである。
図1の弁5の位置、あるいは図3の断続器30の位置、あるいは図4の片持ち梁制限器3の位置、あるいは図5の移動可能な制限器10の位置を制御することにより、接合部6における制限器3から制限器10へのジェットのジェットポンプ作用を変化させることができる。ジェットポンプ作用を変化させることにより、研磨材保管容器回路内を流れるキャリア流体の量を、マイナスの流量から、ゼロ流量、また制限器10に対する制限器17の相対的フロー面積により設定される流量まで制御することができる。その結果は、ノズルにおける研磨材の濃度をゼロから制限器10と17の相対的面積により設定される最大まで制御することができることである。ノズルにおける研磨材の濃度レベルを制御する助けをするために、図3の断続器30を、その中断する表面に、または図4の片持ち梁制限器3の出口に、及び/または制限器10に対する入口に輪郭を描くことができる。
容器を通るキャリア流体の流れを逆流させることによって、研磨材保管容器19からの研磨材の流れが停止された時、保管容器19の基部に入るキャリア流体が容器内の研磨材粒子床(bed)を膨張させる。これは導管18の入口に対して局部的である、研磨材床のキャリア流体の高い濃度を生じさせる。研磨材が再び出される時、導管18を通る保管容器からの流れは、初期には必要な研磨材濃度より低く、これは機械加工プロセスを混乱させるかもしれない。変わりやすい研磨材濃度を避けるために、研磨材保管容器回路内の逆流はほんの短時間だけ持続するべきである。これを達成する2つの方法が図6と図9を参照して提示される。
図6に示した研磨材とキャリア流体の分離が、研磨材保管容器19を通る逆流を停止させ、また切断ノズル16へのキャリア流体の流れを停止させる手段を提供する。接合部14において導管11と導管18が出会う所に弁が設置される。図6を参照すると、ハウジング40は本体40内で固定されるシート45、46に対してばねによって荷重される滑動するシート42、43が置かれるスライド41を含む。シート45内のフロー通路が導管18によって保管容器19に接続される。保管容器を迂回した流体が導管11を通って弁に入り、本体40とシール47によって密閉されているスライド41の間の空間に入る。次に流体はスライド41内の通路49を通り、ばね44が占めている部分である空間50へと流れ、そこで滑動するシート42、43とスライド部材41間の隙間を通って空間50に達した流体と一緒になる。バイパス流体は空間50からシート42と43間のギャップ59を通り、シート43内のフロー通路51へと流れ、そこで導管18から弁に入り、またシート45と42内の通路52、53に入る、研磨材保管容器回路からの流体及び研磨材と混合される。シート42内のフロー通路53は、図1の制限器17の機能を実行する研磨材保管容器回路用の制限器として作用する。混合された流れは滑動するシート43内の通路51を出て、シート46内の通路54を通り、切断ノズルに接続する導管15に達する。
導管11からのキャリア流体用の弁を通る流路は、アイテム42と45間、及び43と46間の表面を除き、弁内の滑動する表面に達する研磨材粒子を停止させるために配置される。これらのアイテム間の係合表面は重ねられるか、または高度に機械加工され、表面はばね44によって互いに接触したまま保持され、表面間の研磨材粒子の浸透を防止する。
導管56を通る空間57への駆動流体により、または力を印加する他の手段により、スライド部材41の端55に印加される力が、図6に示すように、フロー通路52と53、51と54を整列させる。55に対する力が取り除かれると、ばね58、または導管60を通る空間61への駆動流体、またはスライド部材41の端62に対して力を印加する他の手段が、シート42と43を動かして、図7に示すように、保管容器導管18からの入口、及び弁から導管15への出口を密閉する。通路51と54の直径は通路52と53の直径より大きい。スライド41を図6と図7に示した位置間の中間位置に動かすと、シート45と42内のフロー通路52と53をシールすることができる一方、シート43と46内の整列されない通路51と54間に適切なフロー面積を残す。これは全ての加圧された流体がノズルへとバイパス回路を通って流れる一方、保管容器フロー回路を分離することができるようにする。
図6の研磨材とキャリア流体分離弁は、図1の弁5、または図3から5の装置に関連して操作される。通路52、53、51及び54を整列させるために作動圧が56において印加され、接合部6においてジェットポンプ作用がない場合、キャリア流体内の研磨材は導管15を通り切断ノズルヘと流れる。ジャンプポンプ作用が開始され、逆流が研磨材保管容器回路に誘導されると、短い遅延の後、弁が操作され、逆流が通路52、53、51及び54から研磨材粒子を取り除くことができるようにする。ノズルからの流れが停止されると、通路51がシート46によって完全にシールされるようにスライドが動かされる。加圧されたキャリア流体の流れがノズルへと流れ続けるべき場合、スライド41が通路53をシールするように動かされるが、通路54に対して通路51を開いたままに残しておく。
ノズルへのキャリア流体の流れを停止もしくは開始させるべき場合に、スライド41に対する作動力を減少させるために、図8に示したように、導管11から導管15へのバイパス回路を使用することができる。導管11及び導管15に接続される弁61は、スライド41が動き、閉じられるにつれて、短時間の間開かれる。
図9に示した研磨材分離アッセンブリは、接合部6においてジェットポンプ作用を開始した後すぐに、研磨材保管容器フロー回路内の逆流を停止させるための、図6の研磨材とキャリア流体分離弁に対する代替配置である。図9の研磨材分離アッセンブリも、装置が加圧されず、また研磨材が研磨材保管容器19内に積荷される時、研磨材保管容器19からの研磨材流出を停止させる。
制限器17は研磨材保管容器19の基部において滑動するピストン76内に支えられる。ピストンはダイアフラム74に接続され、シート72に対して制限器を積むばね77を有する。シート72は保持器75内に置かれ、保持器75はダイアフラム74を保持するために研磨材保管基部に取付けられる。制限器17とダイアフラムは保持器75内の口によって容器19内の研磨材及びキャリア流体と接触している。導管15に接続された管70が研磨材保管容器の底にシールされ、導管11とピストン76内の中央に置かれた通路に接続される通路を通って伸びる。管70は制限器17の真下で終了するか、あるいは制限器17が管70の上に座り、その場合、管70はキャリア流体が管70とピストン76間の環状の空間から管70に入るためのスロットまたは孔を有する。管70は管をピストン76内の中央に保持するためのガイドパッドまたは他の手段を有することができる。
導管11からのキャリア流体は研磨材保管容器内の通路に入り、管70とピストン76間の環状の空間へと流れる。制限器17の下側で、キャリア流体は制限器17を通過したキャリア流体及び粒子と共に管70に入る。装置が作動していない時、ばね77がシート72に対して制限器を保持する。装置が作動しており、接合部6におけるジェットポンプ作用を停止させることにより、研磨材をオンにするように選択された時、ピストン76とダイアフラム74に作用する制限器17を横切る圧力差動装置がピストンを動かし、キャリア流体内の研磨材を保管容器から制限器17を通って放出できるようにする。接合部6におけるジェットポンプ作用を開始させることにより、研磨材をオフにするよう選択された場合、研磨材分離アッセンブリを横切る圧力差動装置が逆転し、導管11に入るキャリア流体が制限器17を通り、研磨材保管容器19へと流れ、ノズル16への研磨材の流れを完全に切断する。
研磨材のオフ/オン間の切り替え時間に応じて、アッセンブリを横切る圧力差が逆転され、ノズル16への研磨材の流れを再始動させる前に、制限器17を支えるピストン76が、シート72に対してシールするために制限器17を充分に動かしてもよいし、動かさなくてもよい。
図1の装置は100μm(ミクロン)未満の直径の細かなジェットを供給するのに特に適している。研磨材粒子の最大直径は、ノズルを詰まらせるのを避けるために、ノズル直径の約60%に制限する必要がある。接合部25を通して容器19に研磨材を補充する時、小さな粒子はキャリア流体から定着するのに比較的長い時間を要するので、予め充填されたカートリッジで容器19に細かな研磨材を積むことが望ましい。更に、予め充填されたカートリッジの使用は、研磨材がノズル16を詰まらせ得る材料で汚染されるのを防止する。図10と11は、研磨材保管容器19内に予め等級付けされた研磨材のカートリッジを積むための、図1の装置の改作を示している。100μm(ミクロン)未満のノズル直径に対しては、研磨材保管容器の容量は典型的に1時間の切断操作に対して1リットル未満である。この容量の研磨材保管容器の胴部は人が処理できるものであり、研磨材とキャリア流体を含むカートリッジを替えることができるようにする。
図10に示した配置は、図6の研磨材/水分離弁が図1の接合部14にある装置に含まれる。高密度ポリエチレン等の重合体材料で作られ、容器19の内部形状に合う外形を有するカートリッジ82が容器19に設置される。容器19は共に螺合されるか、あるいは好ましくは、カートリッジの中味を素早く検査できるようにするため、またカートリッジの交換のために、中断されたクイックリリースねじ山を有する胴部80と基部81を有する。カートリッジ82は導管9と18を接続するために、基部81内の通路と係合する通路を含むスクリューキャップ83を有する。カートリッジ82とキャップ83は、カートリッジ内の内圧がカートリッジのねじ山部分に作用して、それをキャップねじ山内にねじ込み、付加的なシーリングを提供するために配置されるシール90を有する。カートリッジ82は胴部80と基部81間の接合箇所においてゆがみ、胴部80と基部81間のギャップをシールする。シール88と94は基部とキャップ間の接続部をシールする。
導管9を通って基部に入るキャリア流体は、コネクタ84、ダイアフラムシール93、管85を通過してフィルタ89に達し、そこでカートリッジ82へと排出する。キャリア流体と研磨材はカートリッジ82から、プレート96、スペーサー91、ダイアフラムシール92、コネクタ94及び基部内の通路を通り導管18へと、あるいは基部81の底に弁が直接装着されている場合は、図6の研磨材/キャリア流体分離弁へと達する。管85は保持器87によってプレート96上に保持され、それはダイアフラムシール92を位置決めするのを助ける。保持器87はOリングシール86によってシールされる。
フィルタ89は研磨材保管容器19の減圧中に、またノズルへの研磨材の流れを切断するために、研磨材保管容器フロー回路において流れが逆流される時、研磨材粒子が管85に入るのを防止する。更にフィルタはキャップ83がカートリッジ82に嵌合されている時、研磨材が管85に入るのを止める。
ダイアフラムシール92、93はダイアフラムに小さなナイフカットを有し、それはカートリッジを基部81に嵌合/から取り外し中に処理する時の静的状態下では開かないが、カートリッジ82から/への流れによって生じる圧力作動装置との関連で、接合部94、95によって開かれる。
研磨材カートリッジ82が図9の研磨材分離アッセンブリと共に使用される場合、該アッセンブリは図11に示すように、研磨材カートリッジキャップ98内に組み込むことができる。図9の管70は明確にするために図11には示されていないが、図11に示した配置の一部である。アイテム80、82、84、85、86、87、88、89、90及び93は図10のものと同じであり、導管9から研磨材保管容器に入るキャリア流体用の流路である。アイテム17、72、74、75および76の機能は図11のものと同じである。基部100は図10の基部81の通路に対して付加的な通路を有し、それが導管11へと接続する。導管11に入るキャリア流体は基部100内の通路を通り、管70とコネクタ99間の環状の空間へと流れ、それからキャップ98内の通路を通りピストン76へと流れる。残りの流路と操作モードは図9のアッセンブリと同じである。
シート72による制限器17内のフロー通路の静的状態でのシーリングにより、カートリッジを基部100に積む/から取り外す間に、研磨材粒子とキャリア流体が制限器17を介してカートリッジから漏れるのが防止される。
研磨材の流れが切断されている時、ノズル16における研磨材の完全な切断を達成するために、研磨材粒子がフロー通路の再循環領域または停滞領域に入らずに、制限器17からノズル16に直接運ばれることが重要である。これはノズルへの研磨材の流れが作業片に対するノズル16の動きと同期して、秒当たり何回もオン/オフに切り替えられる時に特に重要なことである。図12はノズルキャップ121によって保持され、図11の容器19の基部100へとねじ込む保持器120に装着されるセラミックノズル122を示している。管70の入口は、図9に対するように配置される。管70の外側は保持器120に対してシールされる。管70のノズル端はノズル122内に嵌合し、動かないフロー領域を残さない。ノズル122はセラミックの円錐形のシートに対する金属によって保持器120に対してシールされる。
特に装置が混乱状態で停止される時、研磨材粒子はノズル入口に定着してもよい。図13は導管127から保持器120と導管15間の環状のフロー通路へのキャリア流体の流れによって、ノズル122と導管15から研磨材を洗い流すための配置を示している。環状のフロー通路の端には、管形成導管15とノズル122内のフロー通路間の環状ギャップがある。図1の導管1における圧力を超える圧力における導管127へのキャリア流体の流れを使用して、ノズル122を通る研磨材の流れを停止させることができる。
ノズルがダイヤモンド、人工ルビーまたはサファイア、セラミックもしくは他の硬い使用に耐える材料のシートまたはフラットブランクから機械加工される場合、図14に示すように、管70をキャリア120に取付けられたノズルに対して密着させ、密閉することができる。この配置は加圧流体が作用する範囲を最小にし、従ってノズル125上への流体のローディングを最小にする。この配置により、ノズル125と120間の継ぎ目上の単位面積あたりの荷重を接着剤継ぎ目の引張り荷重能力内に維持することができる。
研磨材保管容器19に研磨材のカートリッジを積むことに対する代替案は、研磨材のカートリッジを研磨材保管容器19に接続された補充容器に積むことである。補充容器は等級付けされた研磨材の外部源から充填することもできる。図15において、容器143は逆止141または他の分離弁を含む導管25に接続されている。加圧流体が導管142に加えられ、研磨材とキャリア流体を補充容器143から導管25を通り研磨材保管容器19へと移す。容器19の補充が加圧されていない装置で実施される場合、研磨材保管容器19から移されたキャリア流体は導管9に沿って、弁21と導管22を通って排出される。研磨材保管容器19の補充が加圧された装置で実施される場合、補充容器143から研磨材とキャリア流体の移動は研磨材のオン/オフ操作と同期して行う必要がある。使用できる最大移動率は、研磨材がオンの時、接合部6におけるゼロジェットポンプ作用に対応する。
研磨材をオフにするように選択されている場合、補充容器143からの移動率は高すぎてはならない。そうでなければ、研磨材が導管18を通って排出され始める点まで、制限器6におけるジェットポンプ作用を弱めるであろう。
補充容器143から研磨材保管容器19への研磨材の移動は、図16に示した配置を使用して実施できる。弁132と135が閉じられていれば、図16のフロー回路は、導管1内の制限器140を横切る付加的な圧力低下を除き、図1の回路として作用する。弁132または135のいずれかが開かれているか、もしくは両方の弁が開かれている場合、導管1内のキャリア流体の流れが分かれ、流れの一部が導管1内の制限器140を通過し、一部が導管131内の制限器130を通過する。弁132が閉じられ、弁135が開かれている場合、補充容器143から研磨材保管容器19への研磨材の移動が発生する。弁135を閉じ、弁132を短時間だけ開くと、補充容器143を減圧する前に、弁141から研磨材を取り除く。
図15と16の導管25は、容器19の上部のキャリア流体の澄んだ層を維持するために容器19まで伸びてもよく、それによって容器から導管9へと運ばれる研磨材粒子の量を最小にする。図10と11のフィルタ89の機能を果たすフィルタを導管9の端に嵌合することができる。研磨材保管容器19内の導管25の末端は、研磨材とキャリア流体を拡散させるための装置を含むことができ、それによって研磨材が急速に容器19内に落ち着く。研磨材の含有量をモニターするために、キャパシタンスまたは他の感知装置を容器19と120に含むことができる。
装置がマイクロ機械加工のために使用される場合、図1の導管1に対する加圧されたキャリア流体の流れは、理想的には2つの整相されたプランジャポンプによって提供される。ここで説明するプランジャポンプは、マイクロ研磨材ウォータージェット装置に一体化された場合、特殊な利点を有する。
図17を参照すると、プランジャ201は軸受203を支えるポンプ本体202内を往復し、この軸受上を往復シリンダ204が移動する。プランジャ201はシリンダ204によって保持され、駆動される。シリンダ204に装着されているのがピストン205であり、これは端プレート207と208を有する固定されたシリンダ206内を移動する。端プレート207はポンプ本体202からのスラスト荷重を支え、固定シリンダ206内にポンプ本体を同軸的に位置付ける。往復シリンダ204は端プレート208を貫通して伸びる。逆止アッセンブリ、アイテム208〜214はポンプ本体202に接続されるか、または離れて置かれ、導管によってポンプ本体202に接続される。
導管215に印加される駆動流体は、プランジャ201を支える往復シリンダ204を収縮させ、出口逆止209を閉じ、導管216から入口逆止212を通して流体を引き込むようにする。導管217に印加される駆動流体は、ピストン205と往復シリンダ204がポンプ201を駆動し、入口逆止212を閉じ、出口逆止209を開いて、加圧流体を導管218に送るようにする。
ポンプ本体202内のシール219は加圧流体を駆動流体から分離する。シール219は、やはりプランジャ201用のガイドである、ブシュ220によって保持される。ブシュ220は保持器221によって保持される。シール210を通る加圧流体の限定された漏出はシールを潤滑するために望ましい。加圧流体または加圧流体内への駆動流体の漏れによる駆動流体の汚染を最小にしなければならない場合、付加的なシール227を使用し、シール219と227間の空間を換気する。
シール225と226は周囲環境から駆動流体をシールする。シール225、226は好ましくは、往復シリンダ204に重大な副荷重を付与することなく、固定シリンダ206の中心線からの往復シリンダ204とポンプ本体202の転置を収容することができるリップシールである。これはポンプ本体202を固定シリンダ206内に位置付ける際の実質的な公差を許す。
シール222は往復シリンダの駆動流体をピストン205と固定シリンダの端プレート207間の空間から分離する。
プランジャ201用の好ましい配置は、接着剤または他の公知の手段により取付けられたカラー223を有する、高度に艶出しされた金属棒またはセラミック材料である。カラー223は引っ込めストローク中に、往復シリンダ204からプランジャ201へと荷重を伝える。保持器224がパワーストローク中に往復シリンダ204からプランジャ201へと荷重を伝える。保持器224は他の成分を取り外すことなく、プランジャ201を挿入/引っ込めできるようにする。
好ましい配置は、パワーストローク中に駆動流体によってピストン205がフランジ229に対して保持され、引っ込めストローク中にシール225と固定シリンダ206間の摩擦力によってフランジ229に対して保持されることである。好ましい配置は、ピストンを往復シリンダ204上へと押し退けることにより、シールと位置検出用の磁石を含む、専有権のあるピストンアッセンブリを備えた従来の空気式シリンダピストンを使用できるようにする。1つの代替案は、往復シリンダ204の一体的な部品としてピストン205を作成すること、あるいは公知の技術を使用して、そのピストンを往復シリンダ204に取付けることである。
逆止アッセンブリ、アイテム208〜214は公知の原則に基づいている。導管216からポンプに入る流体用の入口接続部214が本体213内へとねじ込まれ、シート212をシールし、それが本体213をシールする。入口非復帰ボール211がポンプ配送ストローク中にシート212をシールする。出口ボール219はポンプ復帰ストローク中にシート210上に着座する。シート210は接続部208によって保持され、配送導管218に接続される。逆止、アイテム208〜214の配置は機能性を達成するために最低数のアイテムを含み、高度に信頼できるシーリングを提供するために、成分間に金属と金属の接触を使用する。図17に示した配置の代わりに、逆止用の他の公知の配置も使用できるであろう。
パワーストローク後に往復シリンダ204とプランジャ201を復帰させるために、往復シリンダ204と固定シリンダの端プレート207間にばねを有するために増強装置ポンプを配置することができる。別の配置は新しい配送ストローク用に往復シリンダ204とプランジャ201を復帰させるために、導管228を通して印加される駆動流体を有する。
50μm(ミクロン)ノズルに電力を供給するための発明の実装例は、700バールで1時間あたり約2リットルの水を配送する二相増強装置ポンプであり、圧力脈動は5%未満である。適当なポンププランジャの直径は6ミリメートル、プランジャストローク長は45ミリメートル、往復シリンダ内径は24ミリメートル、外径が32ミリメートル、及び固定シリンダのボアは80ミリメートルである。定常状態で操作する空気圧は約5.5バールであり、ストローク頻度は各々のポンプに対して1分当たり約15ストロークであろう。研磨材保管容器用の適当なサイズは50mmの内径であり、それは250mlの体積のカートリッジを収める。カートリッジ内の研磨材含有量は10重量%の研磨材濃度で、1時間を超える切断時間を提供するであろう。
Claims (14)
- 機械加工目的のために、キャリア流体内の研磨材粒子のノズルへの供給を提供するための装置であって、該装置は研磨材粒子用の第1の保管容器と、加圧されたキャリア流体源と、前記入ってくるキャリア流体の少なくとも大部分をノズルに運ぶための第一の導管手段と、前記キャリア流体源を前記第1の保管容器の入口に接続するための第二の導管手段と、前記第1の保管容器の出口を前記ノズルに接続するための第三の導管手段と、前記入ってくるキャリア流体のほんの一部が前記第二の導管手段を通って前記第1の保管容器に流れるようにして、前記第三の導管手段内のキャリア流体の研磨材粒子流を作り出すことができるようにするか、あるいは全ての前記キャリア流体を前記第一の導管手段を通るように仕向けることができるようにするために、選択的に機能的に作用するスイッチング手段と、を備え、前記スイッチング手段は更に、全ての前記キャリア流体を前記第一の導管手段を通るようにした際に、前記第二と第三の導管手段内に逆流を生じさせ、それによってノズルへの研磨材粒子流を停止させる手段を備えることを特徴とする装置。
- スイッチング手段は流体流が前記第二の導管手段を通れるように開放でき、また全ての流れが前記第一の導管手段を通過するようにするために閉じることができる弁を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- 逆流を生じさせる手段は、全てのキャリア流体が第一の導管手段を通るように向けられたとき、前記第二の導管からの流体が前記第一の導管手段へと同伴され、それによって逆流を開始させるように、前記第一の導管手段に隣接して置かれるジェットポンプ手段を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
- 前記スイッチング手段は、前記第一の導管手段が前記第二の導管手段に接続される部分に隣接して、前記ジェットポンプ手段を通る流体流を遮り偏向させるために活性化できるそらせ板手段を備えることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
- 前記第三の導管手段から研磨材粒子が取り除かれたとき、前記第二と第三の導管手段内の逆流を停止させるための弁手段を備えることを特徴とする、前記請求項1ないし4のいずれか1項に記載の装置。
- 研磨材粒子用の前記第1の保管容器は、加圧されたキャリア流体のない状態で粒子を充填することができ、前記第二と第三の導管手段に接続することができることを特徴とする、前記請求項1ないし5のいずれか1項に記載の装置。
- 前記装置は、また、加圧されたキャリア流体のない状態で充填することができる研磨材粒子用の第2の保管容器を備え、前記第2の保管容器は、前記キャリア流体の圧力下にその中味が前記第1の保管容器に移されるようにするために開放できる出口を有することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
- 前記第1の保管容器は研磨材粒子のコンテナと、前記コンテナ用のハウジングを備え、前記ハウジングは、閉じられたとき、前記容器が前記第二と第三の導管手段に接続されるような接続手段を備えることを特徴とする、前記請求項1ないし7のいずれか1項に記載の装置。
- 前記接続手段は前記接続手段内に前記第二と第三の導管手段に対するシーリング手段と、前記第三の導管手段内で逆流を停止させる手段とを備えることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
- 前記第二と第三の導管手段と接続するように適合される、初期には密閉されており、それらに接続されたときに開くことができるコネクタ手段を備えることを特徴とする、請求項8または9に記載の装置と共に使用される、研磨材粒子のコンテナ。
- 請求項1ないし9のいずれか1項記載の機械加工目的のためにキャリア流体内の研磨材粒子のノズルへの供給を提供する装置に利用される方法であって、研磨材粒子用の第1の保管容器を提供するステップ、加圧されたキャリア流体源を提供するステップ、前記加圧されたキャリア流体の少なくとも大部分をノズルに運ぶステップ、及び前記入ってくる流体の流れを選択的に切り替えて、前記ノズルへの研磨材粒子を合わせて、前記入ってくるキャリア流体のほんの一部が前記第1の保管容器に流れるようにするか、あるいは前記第二の導管手段からの流体が同伴されることで、前記第1の保管容器において逆流を開始させるような方法で、前記キャリア流体の全てを直接ノズルに向けるようにするステップを備えることを特徴とする方法。
- 作業片を機械加工する方法であって、ノズルから出て、請求項1から9のいずれかに記載の装置により供給されるキャリア流体内の研磨材のジェットを前記作業片上に向けることを備え、1つのモードから他のモードへのスイッチング手段の操作が、キャリア流体のみを備えるジェットか、あるいはキャリア流体プラス研磨材粒子のジェットを生じさせ、その切り替えは瞬間的かつ完全に行われることを特徴とする方法。
- 請求項1から9のいずれかに記載の装置と共に使用される増強装置ポンプであって、該ポンプは固定された第一のシリンダと、その中で動くことができるように駆動流体による作用を受けるように適合される可動の第一のピストンと、前記可動の第一のピストンに接続され、それと共に動くことができる可動の第二の往復シリンダと、前記往復シリンダと共に操作できる固定された第二のピストンと、前記固定ピストン内の円筒形ボアに沿って作用するように前記往復シリンダの閉鎖端によって支えられ、前記第一のピストンが駆動流体による作用を受けるとき、前記キャリア流体用の加圧源を提供するポンププランジャとを備えることを特徴とする増強装置ポンプ。
- 駆動流体は前記第一のシリンダと第一のピストンに、また前記第二の往復シリンダと固定された第二のピストンに交互に供給されることを特徴とする、請求項13に記載の増強装置ポンプ。
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