JP4222188B2 - 通信端末および通信ネットワーク - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信端末によって構成されるアドホックネットワーク等の通信ネットワーク、およびこの通信ネットワークを構成する通信端末に関し、特に通信ネットワークにおいてのルーティング技術に関する。
アドホックネットワークでは、ネットワーク内のそれぞれの端末がルータ機能を有し、ソース端末とデスティネーション端末の間の適当な端末(中継端末)によって通信経路(パス)が形成され、このような中継端末がソース端末から送信されたパケットをデスティネーション端末に中継することで、ソース端末とデスティネーション端末の通信がなされる。このようなアドホックネットワークにおいての通信技術には、1つの通信経路(シングルパス)を形成して通信するシングルパス技術(例えば非特許文献1参照)と、複数の通信経路(マルチパス)を形成して通信するマルチパス技術(例えば非特許文献2参照)とがある。
「Ad hoc On-Demand Distance Vector(AODV) Routing」,インターネットURL:<http://www.ietf.org/rfc/rfc3561.txt>([平成15年10月16日検索]) 「On-demand Multipath Distance Vector Routing in AD Hoc Networks」,インターネットURL:<http://www.cs.sunysb.edu/~samir/Pubs/icnp-01.pdf>([平成15年10月16日検索])
しかしながら、上記アドホックネットワークにおいてのシングルパス技術を用いた通信では、中継端末の移動により、通信が切断されたり、不安定になりやすいという課題があった。また、マルチパス技術を用いた通信では、通信は途切れにくくなるが、ソース端末の周辺およびデスティネーション端末の周辺に形成されるマルチパスには偏りがあり、電波干渉による影響を回避でないという課題があった。さらに、通信が安定な場合にも、マルチパス技術を用いることは、ネットワーク資源の無駄使いとなるが、シングルパス技術とマルチパス技術の切り換えをするには、制御が複雑になるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、通信を安定化させることができ、電波干渉による影響を回避でき、ネットワーク資源を有効活用できる通信端末および通信ネットワークを提供することを目的とする。
本発明の通信端末は、
通信ネットワークを構成する他の通信端末との間でパケットの送受信をする通信手段と、
他のそれぞれの通信端末と自端末との間のホップ数を保持するホップ数保持手段と、
自端末がデスティネーション端末にパケットを送信するソース端末であるときに、上記ホップ数保持手段に保持されている上記デスティネーション端末と自端末との間のホップ数をもとに、上記デスティネーション端末と自端末との間の最短パスのホップ数以上の数を、ルーティングするホップ範囲数として設定するルーティング設定手段と、
上記ルーティングするホップ範囲数を付加したパケットを生成し、このパケットを上記通信手段から送信させるパケット生成手段と、
通信の途絶に基づいて通信の不安定さを検出する検出手段とを備え、
上記ルーティング設定手段は、上記ルーティングするホップ範囲数の初期値を上記ホップ数保持手段に保持されている上記デスティネーション端末と自端末との間のホップ数に設定し、通信が不安定であることが検出されたら、上記ルーティングするホップ範囲数をより大きな値に再設定し、上記ルーティングするホップ範囲数をより大きな値に再設定した後にも、通信がなおも不安定であることが検出されたら、上記ルーティングするホップ範囲数をさらにより大きな値に再設定し、
上記ルーティング設定手段は中継端末にその中継端末を用いたパスの優先度を判定させるための優先制御条件を更に設定し、
上記パケット生成手段は、上記ルーティングホップ範囲数及び上記優先制御条件を付加したパケットを生成し、
自端末が中継端末であるときに上記通信手段で受信されたパケットを解析し、上記自端末を用いたパスのホップ数が上記ルーティングホップ範囲数以下である場合に、自端末を用いたパスが上記優先制御条件を満たせば、上記パケットを中継送信させ、自端末を用いたパスが上記優先制御条件を満たさなければ、上記パケットを破棄する解析手段をさらに備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、通信を安定化させることができ、電波干渉による影響を回避でき、ネットワーク資源を有効活用できるという効果がある。
実施の形態1
以下に説明する本発明の実施の形態1は、ソース端末とデスティネーション端末とが通信する場合に、ソース端末とデスティネーション端末の間でマルチパスを形成する手法の1つとして、ネットワーク内のそれぞれの端末がソース端末から自端末までのホップ数およびデスティネーション端末から自端末までのホップ数(=自端末からデスティネーション端末までのホップ数)を保持しており、ソース端末からのホップ数とデスティネーション端末からのホップ数の合計のホップ数(=自端末を用いたパスのホップ数)を基準として、ルーティングをするか否かを判定することにより、中継端末の存在するエリアを偏りがないものにすることを特徴とする。
この実施の形態1では、ソース端末とデスティネーション端末とが通信するにあたり、以下の1)〜4)の手順でマルチパスが構築される。
1)ソース端末とデスティネーション端末とが通信可能なことを確認するために、ソース端末は、フラッディングにより、自端末の位置を広告し、デスティネーション端末との通信を要求する。これにより、ネットワーク内のそれぞれの端末は、ソース端末から自端末までの(最短の)ホップ数sを取得する。
2)ソース端末からのフラッディングを受信したデスティネーション端末は、フラッディングにより、自端末の位置を広告し、ソース端末に返答する。これにより、ネットワーク内のそれぞれの端末は、デスティネーション端末から自端末までの(最短の)ホップ数dを取得する。
3)上記フラッディングの送受信動作により、ソース端末とデスティネーション端末は、それぞれ通信が可能であることを確認するとともに、ソース端末とデスティネーション端末との間の(最短の)ホップ数nを取得する。また、ネットワーク内のそれぞれの端末は、上記1),2)の手順により、ソース端末までのホップ数sとデスティネーション端末までのホップ数dの合計のホップ数s+dを、自端末を用いたパスのホップ数hとしてを取得する。なお、このとき、自端末を用いたパスのホップ数h=nである端末は、ソース端末とデスティネーション端末との間の最短パス(最適パス)を構成する端末である。
4)ソース端末は、ネットワーク内で、パスのホップ数hがn+a以下である端末(h≦n+aを満たす端末)のみにソース端末とデスティネーション端末の通信の中継をして欲しいという要求を出す。つまり、ルーティングするホップ範囲数をn+aに設定して、中継の要求を出す。ここで、aは、整数αを上限値として、0,1,2,…,αの内のいずれかの整数である。
以上の1)〜4)の手順により、自端末を用いたパスのホップ数hがソース端末で設定されたホップ範囲数n+a以下である中継端末によってマルチパスが形成される。
このように、ソース端末とデスティネーション端末がそれぞれフラッディングをすることで、ネットワーク内のそれぞれの端末は、ソース端末からのホップ数sとデスティネーション端末からのホップ数dを知ることができるので、ネットワーク内のそれぞれの端末は、自端末を用いたパスのホップ数h(=s+d)を求めることができ、この自端末を用いたパスのホップ数hとソース端末で設定されたルーティングするホップ範囲数n+aとを用いたルーティング制御が可能となる。
図1は本発明の実施の形態1の無線通信端末の構成図である。この実施の形態1の端末は、通信部1と、パケット解析部2Aと、パケット生成部3と、ホップ数保持部4と、DV(Distance Vector)保持部5とを備えて構成されている。
[通信部1]
通信部1は、ネットワーク内の他の端末と無線通信して、これら他の端末との間でパケットの送受信をする。
[パケット解析部2A]
パケット解析部2Aは、通信部1で受信されたパケットを解析する。このパケット解析部2Aは、さらに以下のa)〜d)の4つの解析処理をする。
a)通信部1で受信されたパケットから、ソースアドレスと、ソースアドレスから自端末までのホップ数(経由端末数)とを解析し、上記ソースアドレスをそのソースアドレスの端末のID(IPアドレスやMACアドレス等、端末を特定できる情報)とし、上記ホップ数を上記ソースアドレスの端末から自端末までのホップ数とし、ホップ数保持部4に送る。上記解析されてホップ数保持部4に送られた端末IDおよびそのホップ数は、ホップ数保持部4に一定時間保持される。
b)通信部1で受信されたパケットから、ソースアドレスと、このパケットを送ってきた隣接端末のIDと、そのパケットのID(シーケンスナンバー等、上記パケットを特定できる情報)とを解析し、上記ソースアドレスをデスティネーション端末のIDとし、上記隣接端末IDをDV(Distance Vector)の端末のIDとして、これらデスティネーション端末ID,DV端末ID,パケットIDをDV保持部5に送る。上記解析されてDV保持部5に送られた端末IDおよびパケットIDは、DV保持部5に一定時間保持される。
c)自端末がソース端末として他の端末と通信するためにパケットを生成送信するときに、デスティネーション端末までのホップ数nをホップ数保持部4に問い合わせ、デスティネーション端末までのホップ数n以上のルーティングするホップ範囲数n+aを設定し、パケット生成部3に送る。
d)通信部1で受信されたパケットから、ソースアドレスと、デスティネーションアドレスと、ルーティングするホップ範囲数n+aとを解析する。さらに、解析したソースアドレスをソース端末のIDとし、解析したデスティネーションアドレスをデスティネーション端末のIDとして、これらソース端末IDおよびデスティネーション端末IDについてのホップ数をホップ数保持部4に問い合わせ、ホップ数保持部4から応答されたソース端末から自端末までのホップ数sとデスティネーション端末から自端末までのホップ数dとを加算して、自端末を用いたパスのホップ数h(=s+d)を求める。そして、h≦n+aであるか否かを判別し、h≦n+aを満たす場合には、上記パケットおよび上記デスティネーション端末IDをパケット生成部3に送り、h≦n+aを満たさない場合には、上記パケットを破棄する。なお、他方式との互換性を確保するために、ルーティングするホップ範囲数n+aが含まれていないパケットについては、全てをパケット生成部3に送るようにすることも可能である。
[ホップ数保持部4]
ホップ数保持部4は、パケット解析部2Aから渡された端末IDとホップ数とを一定期間保持する。また、パケット解析部2Aから、端末IDについてのホップ数の問い合わせがあった場合は、その端末IDに該当するホップ数を返す。このホップ数保持部4は、例えば図2のように構成されており、端末IDおよびそのホップ数と保持時間とを一組にして保持している。保持時間は初期値から徐々に減少していき、保持時間が0になると、その組の端末IDとホップ数は削除される。
[DV保持部5]
DV保持部5は、パケット解析部2Aから渡された1つのデスティネーション端末IDと1つ以上のDV端末IDと1つのパケットIDとを一定期間保持する。また、パケット生成部3から、デスティネーション端末IDについてのDV端末IDの問い合わせがあった場合は、そのデスティネーション端末IDに該当する全てのDV端末IDを返す。このDV保持部5は、例えば図3のように構成されており、1つのデスティネーション端末IDおよび1つ以上のDV端末IDならびに1つのパケットIDと保持時間とを一組にして保持している。保持時間は初期値から徐々に減少していき、保持時間が0になると、その組の端末IDとパケットIDは削除される。デスティネーション端末IDおよび保持時間は、パケット解析部2Aから渡されたパケットIDをもとに更新される。例えば、すでに保持している組と同じパケットIDおよびその組に保持されていないDV端末IDがパケット解析部2Aから渡された場合には、その組のDV末IDに、パケット解析部2Aから渡されたDV端末IDを追記し、その組の保持時間を初期値に更新する。
[パケット生成部3]
パケット生成部3は、パケットを生成して、通信部1を用いて送信する。このパケット生成部3は、さらに以下のA)〜C)の3つの処理をする。
A)通信要求のパケットを生成して送信し、受信された通信要求パケットについての返答パケットを生成して送信する。
B)自端末がソース端末として他の端末と通信するためにパケットを生成送信するときに、従来通りに生成したパケットに、パケット解析部2Aから送られてきたルーティングするホップ範囲数n+aを付加し、このホップ範囲数n+aを付加したパケットを通信部1を用いて送信する。
C)自端末が中継端末として受信したパケットを中継送信するときに、パケット解析部2Aから送られてきたパケットのデスティネーション端末IDについてのDV端末IDをDV保持部5に問い合わせる。そして、問い合わせたデスティネーション端末IDに該当するDV端末IDがDV保持部5に1つ以上存在しており、その1つ以上のDV端末IDがDV保持部5から応答されれば、それぞれのDV端末IDに対して中継を依頼するように上記パケットを作り直し、その作り直したパケットを通信部1を用いて送信する。また、問い合わせたデスティネーション端末IDに該当するDV端末IDがDV保持部5に1つも存在しなければ、上記パケットを破棄する。
実施の形態1の端末で構成したアドホックネットワークの動作を以下に説明する。
まず、ソース端末がデスティネーション端末と通信をしようとして、フラッディングでデスティネーション端末に問い合わせる。
このフラッディングパケットを受信した端末は、パケット解析部2Aでパケットを解析し、ホップ数保持部4に、ソース端末IDおよびソース端末から自端末までのホップ数sを保存し、DV保持部5に、ディスティネーション端末ID、DV端末ID、およびパケットIDを保存する。
また、上記ソース端末からのフラッディングパケットを受信したデスティネーション端末は、自端末に通信を要求するパケットであることを知って、さらにフラッディングによってソース端末に返答する。
この返答のフラッディングパケットを受信した端末は、パケット解析部2Aでパケットを解析し、デスティネーション端末の端末IDおよびデスティネーション端末から自端末までのホップ数dを保存し、DV保持部5に、ディスティネーション端末ID、DV端末ID、およびパケットIDを保存する。
デスティネーション端末からの返答のフラッディングパケットを受信したソース端末は、デスティネーション端末からソース端末までのホップ数(=ソース端末からデスティネーション端末までのホップ数)nを知る。以上で、下準備が完了する。
ソース端末は、デスティネーション端末からのホップ数(=デスティネーション端末までのホップ数)nを上記の下準備によって知っているため、デスティネーション端末に送りたいパケットにルーティングするホップ範囲数n+aを付加し、このパケットを通信部1を用いて送信する。ソース端末のホップ数保持部4には、上記の下準備によってデスティネーション端末からのホップ数nが保存されており、ソース端末のパケット解析部2Aは、デスティネーション端末からのホップ数nをホップ数保持部4に問い合わせ、ルーティングするホップ範囲数n+aを設定し、ソース端末のパケット生成部3は、上記ルーティングするホップ範囲数n+aをデスティネーション端末に送りたいパケットに付加する。ここで、ルーティングするホップ範囲数を下限値n(a=0)とすることは、最短パスを通じてルーティングすることを意味する。この最短パスは、少なくとも1つ存在する(厳密には、上記下準備の段階では存在していた)。なお、上記ルーティングするホップ範囲数n+aをあらかじめネットワーク内のそれぞれの端末に設定しておくことも可能であり、その場合にはソース端末において上記ルーティングするホップ範囲数n+aを設定する必要およびパケットに付加する必要はない。
図4は本発明の実施の形態1の端末においての中継手順を説明するフローチャートである。
中継端末は、ソース端末からのホップ範囲数n+aが付加されたパケットを受信すると(ステップS1)、パケット解析部2Aにおいて、ソースアドレス(ソース端末のID)と、ソース端末から自端末までのホップ数sと、隣接端末IDと、パケットIDと、デスティネーションアドレス(デスティネーション端末のID)と、ルーティングするホップ範囲数n+aとを解析し(ステップS2)、ホップ数保持部4およびDV保持部5を更新する。
さらに、中継端末は、パケット解析部2Aにおいて、ソース端末から自端末までのホップ数sとデスティネーション端末から自端末までのホップ数dとをホップ数保持部4から得て、自端末を用いたパスのホップ数h(=s+d)を求め、h≦n+aであるか否かを判別する(ステップS3)。
そして、h≦n+aであれば、上記パケットおよび上記デスティネーション端末IDをパケット生成部3に送る。
また、h≦n+aでなければ、上記パケットを破棄する(ステップS4)。
上記パケットおよび上記デスティネーション端末IDをパケット解析部2Aから送られたパケット生成部3では、デスティネーション端末IDについてのDV端末IDをDV保持部5に問い合わせる(ステップS5)。
そして、問い合わせたデスティネーション端末IDに該当するDV端末IDがDV保持部5に1つも存在しなければ、上記パケットを破棄する(ステップS4)。
また、問い合わせたデスティネーション端末IDに該当するDV端末IDがDV保持部5に1つ以上存在していれば、DV保持部5から応答された1つ以上のDV端末IDのそれぞれに対して中継を依頼するようにパケットを作り直し、通信部1を用いて中継送信する(ステップS6)。
それぞれの中継端末において上記の処理がなされることで、ソース端末から送信されたパケットがデスティネーション端末に配信され、ソース端末とデスティネーション端末の通信が可能となる。
図5は従来の手法と本発明の手法の相違を説明する図であって、(a)は従来の手法、(b)は本発明の手法である。図5において、Sの○は上記の端末Sを表し、Dの○は上記の端末Dを表している。図5(a)の従来の手法では、端末Sと端末Dを通る小さな楕円領域内の端末により偏ったマルチパスが形成されるが、図5(b)の本発明の手法では、端末Sと端末Dを焦点とする大きな楕円領域内の端末により偏りのないマルチパスが形成できる。
図6および図7において、○はそれぞれ端末を表し、Sの○は上記の端末Sを表し、Dの○は上記の端末Dを表している。また、図6において、○の中の数字はその端末を用いたパスのホップ数(上記のホップ数h)を表している。また、図7において、p1は図6のホップ数h=5の端末によって端末Sと端末Dの間に形成されるパスを表し、p2は図6のホップ数h=6の端末によって端末Sと端末Dの間に形成されるパスを表し、p3は図6のホップ数h=7の端末によって端末Sと端末Dの間に形成されるパスを表し、p4は、図6のホップ数h=8の端末によって端末Sと端末Dの間に形成されるパスを表している。
図6において、端末Sと端末Dの間の最短のホップ数n=5である。a=2として、ルーティングするホップ範囲数n+a=7に設定し、h≦7を満たす端末のみで中継する場合は、h=5,6,7の端末により中継がなされる。これにより、図7において、3つのパスp1,p2,p3で中継がなされる。
また、図6において、a=3として、ルーティングするホップ範囲数n+a=8に設定し、h≦8を満たす端末のみで中継する場合は、h=5,6,7,8の端末により中継がなされる。これにより、図7において、4つのパスp1,p2,p3,p4で中継がなされる。
以上のように実施の形態1によれば、自端末を用いたパスのホップ数hを基準として、中継動作をするか否かを判定することにより、最短パスのみを形成できるので(a=0のとき)、ネットワーク資源を有効に活用でき、ソース端末およびデスティネーション端末を回り込むパスを生成可能であり、偏りがないマルチパスを形成できるので(a≧1のとき)、電波干渉による影響を回避できる。
実施の形態2
以下に説明する本発明の実施の形態2は、上記実施の形態1において、アドホックネットネットワークの状況(例えば、通信の不安定さ)に応じて、ソース端末(端末S)が生成するパケットのルーティングするホップ範囲数を下限値n(nは最短パスのホップ数)から上限値n+αの間で可変制御し、これにより中継端末の領域を可変制御することにより、アドホックネットワークにおいての通信の不安定さを解消し、通信を安定化させることを特徴とする。
本発明では、ソース端末およびデスティネーション端末を回り込むパスを生成可能であり、図5のようにソース端末およびデスティネーション端末の周りに、広くて偏りのないマルチパスを形成できるので、優先制御を導入して、干渉の起こりにくいマルチパスの形成が可能である。
図8は本発明の実施の形態2の無線通信端末の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。この実施の形態2の端末は、通信部1と、パケット解析部2Bと、パケット生成部3と、ホップ数保持部4と、DV保持部5とを備えて構成されている。つまり、実施の形態2の端末は、上記実施の形態1の端末(図1参照)において、パケット解析部2Aをパケット解析部2Bとした構成である。
この実施の形態2では、パケット解析部2Bは、通信の初期には、ルーティングするホップ範囲数を下限値nに設定し、例えば通信の途絶の有無をもとに通信の不安定さを検出し、通信が途絶して不安定な場合には、適宜、ルーティングするホップ範囲数をn+1,n+2,…n+αと大きくしていき、これにより中継端末の領域を広げていき、冗長パスを増やして、通信を安定化させる。
ここで、ルーティングするホップ範囲数が大き過ぎるとネットワーク全体に与える負荷が大きくなるため、ルーティングするホップ範囲数の上限値n+α(aの上限値α)は、ネットワーク全体の負荷が顕著に増大しない範囲の小さな値(例えば1,2,3のいずれか)とすることが望ましい。ルーティングするホップ範囲数を上限値n+αに設定しても通信が途絶する場合には、例えば通信が可能か否かを再確認する。
例えば、ルーティングするホップ範囲数n+aを構成するaの上限値α=2とし、通信が安定なときには、ルーティングするホップ範囲数をnに設定し、通信が少し不安定なときには、ルーティングするホップ範囲数をn+1に設定し、通信がさらに不安定なときには、ルーティングするホップ範囲数をn+2に設定し、ルーティングするホップ範囲数をn+2に設定しても通信が途絶する場合には、通信が可能か否かを再確認する。
図9は本発明の実施の形態2のソース端末においてのルーティングするホップ範囲数n+aの制御手順を説明するフローチャートである。
まず、ソース端末のパケット解析部2Bは、ルーティングするホップ範囲数を下限値nに設定し、ソース端末のパケット生成部3は、このルーティングするホップ範囲数nを付加したパケットを通信部1を用いて送信する(ステップS11)。
次に、ソース端末のパケット解析部2Bは、送信先からのACK(通信できていることの応答信号)が受信できているか否かを確認し、ACKが受信できていれば、通信の途絶なしと判定し、ACKが受信できていなければ、通信の途絶ありと判定する(ステップS12)。
そして、通信の途絶がない場合は、ルーティングするホップ範囲数をそのままにして、通信を継続する(ステップS13)。
また、通信の途絶がある場合は、ルーティングするホップ範囲数を1つ増やして再設定し、この再設定したルーティングするホップ範囲数を付加してパケットを再送信する(ステップS14)。
ルーティングするホップ範囲数を再設定した場合には、その再設定したルーティングするホップ範囲数が、上限値n+α以下であるか否かを判別する(ステップS15)。
そして、再設定したルーティングするホップ範囲数がn+α以下であれば、送信先からのACKが受信できているか否かを確認する(ステップS12)。
また、再設定したルーティングするホップ範囲数がn+α以下でなければ、通信が可能か否かを再度確認する(ステップS16)。
以上のように実施の形態2によれば、通信が確立できない場合に、ルーティングするホップ範囲数を適宜増やしてやることにより、冗長経路を増やして、通信を安定化させることができる。
実施の形態3
以下に説明する本発明の実施の形態3は、上記実施の形態1または2において、自端末を用いたパスのホップ数hがルーティングするホップ範囲数n+aについてh≦n+aを満たす場合に、自端末を用いたパスの優先度を判定し、この優先度を用いてルーティング制御をすることにより、干渉を抑えたマルチパスを形成することを特徴とする。
この実施の形態3では、自端末を用いたホップ数hが、ルーティングするホップ範囲数n+aについてh≦n+aを満たし、かつh%2=0またはh%2=1あるいはh%3=0またはh%3=1またはh%3=2を満たす端末のみが中継をする制御方式を導入することにより、干渉を抑えたマルチパスを形成する。ここで、上記の演算「h%2」は、自端末を用いたホップ数hを2で除算したときの整数の余りである。同様に、上記の演算「h%3」は、自端末を用いたホップ数hを3で除算したときの整数の余りである。
図10は本発明の実施の形態3の無線通信端末の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。この実施の形態3の端末は、通信部1と、パケット解析部2Cと、パケット生成部3Cと、ホップ数保持部4と、DV保持部5とを備えて構成されている。つまり、実施の形態3の端末は、上記実施の形態1の端末(図1参照)において、パケット解析部2Aをパケット解析部2Cとした構成である。
ソース端末のパケット解析部2Cは、ルーティングするホップ範囲数n+aに加え、「h%2=1を満たす端末のみが中継をする」等の優先制御条件についてのメッセージを生成し、上記ルーティングするホップ範囲数n+aおよび上記優先制御条件についてのメッセージをパケット生成部3に送り、送信パケットに付加させる。なお、上記優先制御条件をあらかじめネットワーク内のそれぞれの端末に設定しておくことも可能であり、その場合にはソース端末において上記優先制御条件をパケットに付加する必要はない。
中継端末のパケット解析部2Cは、受信した上記パケットから、上記優先制御条件を解析し、自端末を用いたホップ数hが、h≦n+aを満たし、かつ上記優先制御条件を満たすか否かを判別し、両条件を満たせば、上記パケットをパケット生成部3に送り、両条件を満たさなければ、上記パケットを破棄する。
図6において、端末Sと端末Dの間の最短のホップ数n=5である。a=2として、ルーティングするホップ範囲数n+a=7に設定し、h≦7を満たす端末の内、さらにh%2=1を満たす端末のみで中継する場合は、h=5,7の端末により中継がなされ、h=6の端末では中継がなされない。これにより、図7において、h≦7を満たす端末で構成される3つのパスp1,p2,p3の内、h=5,7の端末で構成される2つのパスp1,p3で中継がなされる。
また、図6において、a=3として、ルーティングするホップ範囲数n+a=8に設定し、h≦8を満たす端末の内、さらにh%3=1を満たす端末のみで中継する場合は、h=7の端末により中継がなされ、h=5,6の端末では中継がなされない。これにより、図7において、h≦7を満たす端末で構成される3つのパスp1,p2,p3の内、h=7の端末で構成される1つのパスp3で中継がなされる。
しかしながら、図6において、a=3として、h≦8の端末の内、さらにh%3=2を満たす端末のみで中継する場合には、h=5,8の端末で中継されることとなるが、h=7の端末が中継をしないため、実質的には、h=8の端末は中継ができず、h=5の端末のみでの中継となり、方式が破綻する。
このような方式の破綻をなくすためには、端末Sから送信されたパケットがh=8の端末のいずれかに届き、h=8の端末を経由した上記パケットがいずれかh=8の端末から端末Dに届く必要がある。
そこで、ソース端末(端末S)およびデスティネーション端末(端末D)の周りの端末では、迂回処理(無条件に中継)がなされるようにルーティング制御をする。
図6において、a=3として、h≦8の端末の内、さらにh%3=2を満たす端末のみで中継する上記の場合には、例えば、ソース端末またはデスティネーション端末からm=a−1=2ホップ以内の端末で迂回処理がなされるようにルーティング制御をする。
上記迂回処理(無条件に中継)をするために、ソース端末(端末S)のパケット解析部3は、ルーティングするホップ範囲数n+aおよび優先制御条件のメッセージに加え、ソース端末(端末S)からのホップ数sまたはデスティネーション端末(端末D)からのホップ数dがm以下の端末は無条件で中継をする」等の迂回処理についてのメッセージをパケットに付加して送信させる。例えば、最短パスのホップ数nが8〜12の場合に、mは3〜5とする。なお、上記迂回処理条件のメッセージに代えて、パケットのヘッダに迂回処理フラグおよび上記mの値を付加することも可能である。
中継端末のパケット解析部2Cは、受信した上記パケットに、上記迂回処理条件が付加されているか否かを解析し、迂回処理条件が付加されていれば、端末Sから自端末までのホップ数sまたは端末Dから自端末までのホップ数dが、s≦mまたはd≦mを満たすか否かを判別する。そして、s≦mまたはd≦mを満たす場合は、無条件に(自端末を用いたホップ数hに関する条件を判別せずに)上記パケットをパケット生成部3に送って中継させる。また、s≦mまたはd≦mを満たさない場合は、ホップ数hに関する条件を判別し、このホップ数hに関する条件を満たせば、上記パケットをパケット生成部3に送って中継させ、ホップ数hに関する条件を満たさなければ、上記パケットを破棄する。
以上のように実施の形態3によれば、干渉を抑えたマルチパスを形成することができる。
実施の形態4
以下に説明する本発明の実施の形態4は、上記実施の形態1または2において、最短パスのホップ数nと自端末を用いたパスのホップ数hから自端末を用いたパスの優先度を判定し、この優先度を用いてルーティング制御をすることにより、干渉を抑えたマルチパスを形成して、ネットワーク資源を有効活用し、マルチパス間の電波干渉によるパケットロスや遅延を削減することを特徴とする。
この実施の形態4では、最短パスのホップ数nと自端末を用いたパスのホップ数hとの差h−nを、自端末を用いたパスの上記最短パスからの離れ度合として求め、この離れ度合h−nに従って複数のパスのそれぞれに優先順位を設け、最も優先順位の高い最短パスを構成する端末(自端末を用いたパスのホップ数h=nであって上記の離れ度合=0の端末)は、すぐにパケットを中継し、それよりも優先順位の低いパスを構成する端末は、パケットの送出を待機して、自端末が構成するパスよりも優先順位の高いパスを構成する他の端末によって中継送信がなされたか否かを監視し、一定時間内に上記他の端末による中継送信を検出できれば、自端末に待機させたパケットを破棄し、上記一定時間内に上記他の端末による中継送信を検出できなければ、自端末に待機させたパケットを中継する。
上記他の端末によって中継送信がなされたか否かは、待機させているパケットと同じパケットを上記一定時間内に受信したか否かによって判定する。待機させているパケットと同じパケットを時間内に受信した場合には、上記他の端末によって中継送信がなされたと判断して、両パケットを破棄し、待機させているパケットと同じパケットを時間内に受信しできなかった場合には、上記他の端末によって中継送信がなされなかったと判断して、待機させていたパケットを中継送信する。
例えば、ルーティングするホップ範囲数がn+3のときに、離れ度合h−n=0の中継端末は、受信したパケットをすぐに中継する。また、離れ度合h−n=1の中継端末は、受信したパケットを自端末に待機させて他の端末によるパケットの中継を監視し、時間A以内に、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できれば、待機させたパケットを破棄し、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できなければ、待機させたパケットを中継する。また、離れ度合h−n=2の中継端末は、受信したパケットを自端末に待機させて他の端末によるパケットの中継を監視し、時間B(>A)以内に、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できれば、待機させたパケットを破棄し、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できなければ、待機させたパケットを中継する。また、離れ度合h−n=3の中継端末は、受信したパケットを自端末に待機させて他の端末によるパケットの中継を監視し、時間C(>B)以内に、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できれば、待機させたパケットを破棄し、いずれか他の端末によるパケットの中継を検出できなければ、待機させたパケットを中継する。
図11は本発明の実施の形態4の無線通信端末の構成図であり、図1と同様のものには同じ符号を付してある。この実施の形態4の端末は、通信部1と、パケット解析部2Dと、パケット生成部3と、ホップ数保持部4と、DV保持部5と、パケット監視部6と、時間をずらす装置7とを備えて構成されている。つまり、実施の形態4の端末は、上記実施の形態1の端末(図1参照)において、パケット監視部6および時間をずらす装置7を設け、パケット解析部2Aをパケット解析部2Dとした構成である。
ソース端末のパケット解析部2Dは、ルーティングするホップ範囲数n+aに加え、最短パスのホップ数nをパケット生成部3に送り、送信パケットに付加させる。
中継端末のパケット解析部2Dは、受信した上記パケットから、上記最短パスのホップ数nを解析し、この最短パスのホップ数nと自端末を用いたパスのホップ数hから自端末を用いたパスの上記最短パスからの離れ度合h−nを求める。そして、自端末を用いたホップ数hがh≦n+aを満たし、かつ離れ度合h−n=0であれば、自端末は最優先のパス(=最短パス)を構成する端末であると判断して、上記パケットをパケット生成部3に送り、通信部を用いて直ちに中継送信させる。また、自端末を用いたホップ数hがh≦n+aを満たし、かつ離れ度合h−n≧1であれば、自端末は最優先のパスよりも優先順位の低いパスを構成する端末であると判断して、上記パケットおよび離れ度合h−nをパケット監視部6に送り、時間をずらす装置7によって設定された保持時間、待機させる。また、自端末を用いたホップ数hがh≦n+aを満たさなければ、上記パケットを破棄する。
[パケット監視部6]
パケット監視部6は、パケット解析部2Dから渡されたパケットを、時間をずらす装置7によって離れ度合h−nに応じて設定された保持時間、保持する。そして、その保持時間内に、保持しているパケットと同じパケットをパケット解析部2Dから渡された場合、そのパケットについては自端末よりも優先順位が高い他の端末が正しく中継したと判断して、保持しているパケットおよび渡された同じパケットをともに破棄する。また、上記保持時間を経過したら、その保持しているパケットについては自端末よりも優先順位が高い他の端末が正しく中継できなかったと判断して、保持しているパケットをパケット生成部3に送り、通信部1を用いて中継送信させる。
[時間をずらす装置7]
時間をずらす装置7は、パケット監視部6がパケットを保持しておく保持時間を、離れ度合h−nが大きいほど長い時間に設定する。例えば、離れ度合h−n=1であれば、保持時間を時間Aに設定し、離れ度合h−n=2であれば、保持時間を時間B(>A)に設定する。
以上のように実施の形態4によれば、上記実施の形態3と同様に、干渉を抑えたマルチパスを形成することができる。
本発明の実施の形態1の無線通信端末の構成図である。 図1の端末においてのホップ数保持部の構成図である。 図1の端末においてのDV保持部の構成図である。 図1の端末においての中継手順を説明するフローチャートである。 従来の手法と本発明の手法の相違を説明する図である。 本発明の無線通信端末で構成したアドホックネットワークの動作を説明する図である。 図6のアドホックネットワークにおいて形成されるマルチパスを説明する図である。 本発明の実施の形態2の無線通信端末の構成図である。 図8のソース端末においてのルーティングするホップ範囲数の制御手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3の無線通信端末の構成図である。 本発明の実施の形態4の無線通信端末の構成図である。
符号の説明
1 通信部
2A,2B,2C,2D パケット解析部
3 パケット生成部
4 ホップ数保持部
5 DV保持部
6 パケット監視部
7 時間をずらす装置

Claims (3)

  1. 通信ネットワークを構成する他の通信端末との間でパケットの送受信をする通信手段と、
    他のそれぞれの通信端末と自端末との間のホップ数を保持するホップ数保持手段と、
    自端末がデスティネーション端末にパケットを送信するソース端末であるときに、上記ホップ数保持手段に保持されている上記デスティネーション端末と自端末との間のホップ数をもとに、上記デスティネーション端末と自端末との間の最短パスのホップ数以上の数を、ルーティングするホップ範囲数として設定するルーティング設定手段と、
    上記ルーティングするホップ範囲数を付加したパケットを生成し、このパケットを上記通信手段から送信させるパケット生成手段と、
    通信の途絶に基づいて通信の不安定さを検出する検出手段とを備え、
    上記ルーティング設定手段は、上記ルーティングするホップ範囲数の初期値を上記ホップ数保持手段に保持されている上記デスティネーション端末と自端末との間のホップ数に設定し、通信が不安定であることが検出されたら、上記ルーティングするホップ範囲数をより大きな値に再設定し、上記ルーティングするホップ範囲数をより大きな値に再設定した後にも、通信がなおも不安定であることが検出されたら、上記ルーティングするホップ範囲数をさらにより大きな値に再設定し、
    上記ルーティング設定手段は中継端末にその中継端末を用いたパスの優先度を判定させるための優先制御条件を更に設定し、
    上記パケット生成手段は、上記ルーティングホップ範囲数及び上記優先制御条件を付加したパケットを生成し、
    自端末が中継端末であるときに上記通信手段で受信されたパケットを解析し、上記自端末を用いたパスのホップ数が上記ルーティングホップ範囲数以下である場合に、自端末を用いたパスが上記優先制御条件を満たせば、上記パケットを中継送信させ、自端末を用いたパスが上記優先制御条件を満たさなければ、上記パケットを破棄する解析手段をさらに備える
    ことを特徴とする通信端末。
  2. 上記ホップ数保持手段は、他のそれぞれの通信端末から自端末までの最短のホップ数を保持する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 複数の請求項1に記載の通信端末によって構成されたことを特徴とする通信ネットワーク。
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