JP4221930B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【技術の分野】
本発明は、圧力室に圧力を与えて、インクを噴射するインクジエットヘッドに関し、特に、圧力室へのインク再充填速度を向上するためのインクジエットヘッドに関する。
【0002】
【背景技術】
インクジットヘッドは、記録媒体に、インク滴を噴射して、記録を行うものであり、小型のプリンタとして、広く利用されている。図21、図22は、従来のインクジェットヘッドの構成図である。このヘッド10は、駆動素子として、振動板102に、ピエゾ素子101を積層したバイモルフ・アクチュエータの適用例を示している。
【0003】
このヘッド10では、インクタンク108からヘッド10へインクが供給され、更にヘッド10内では共通インク路107およびインク供給路110を通って各圧力室104とノズル106にインクが供給される。
【0004】
駆動回路から駆動信号を、ピエゾ101上の個別電極(各ノズルに対応する電極)に与えると、ピエゾ101の圧電効果により、振動板102が圧力室104内に向けて撓み、ノズル106よりインクを噴射する。このインクが印字媒体上でドットを形成し、所望の画像を形成する。
【0005】
このように、マルチノズルヘッド10では、各圧力室104は、共通インク路(室)107に、各インク供給路110を介し接続され、共通インク路107から圧力室104にインクが供給される。従って、ノズル106からインクを噴出後、共通インク室107からインク供給路110を介し圧力室104に、インクが再充填される。共通インク室107には、各圧力室104の圧力変動を吸収し、緩和するため、音響容量部109が設けられている。
【0006】
この構成のヘッドの音響等価回路は、図23で表される。そして、インク噴射時は、図24に示すような等価回路に、インク再充填時は、図25に示すような等価回路に近似できる。即ち、インク噴射時は、ピエゾ101により、圧力室104が動作するため、ピエゾ101と圧力室104の音響容量C2が付加され、インク再充填時は、ノズル106と供給路110の音響抵抗R1,イナータンスL1,ノズルのメニスカスの音響容量C1のLCRの二次遅れ系で表される。
【0007】
メニスカスの音響容量C1は、ピエゾと圧力室の音響容量に比べて桁違いに大きいため、インクの噴射の固有周波数は、数十〜百数十KHzであり、10マイクロ秒オーダーに高速化できるのに対し、噴射されたインクの再充填の固有周波数は、数〜数十KHzであり、100マイクロ秒オーダーである。従って、インクジットヘッドの動作周波数は、インクの再充填周波数で制限され、十数KHz以上に向上するのが困難である。
【0008】
このことは、図26に示す図25の近似等価回路の電荷流の周波数特性からも明らかである。即ち、図25のLCRの二次遅れ系の固有周波数をω0とし、ω/ω0を横軸にとり、縦軸に、正規化された電荷流をとる。この電荷流は、インクジエットヘッドの場合に、インクの体積変位に相当する。パラメータのダンピングファクタδは、下記式で定義される。
【0009】
δ=0.5*(Rn+Rc+Rs)*√(Cn/(Ln+Lc+Ls))
従って、通常最適値とされるダンピングファクタδ=0.5では、ω/ω0が、「1」を越えると、急激に電荷流が小さくなり、即ち、インクの体積変位が小さくなるため、固有周波数ω0以上での周波数での使用は、インクの供給不足を招き、インク噴出量が大幅に少なくなる。例えば、ノズル径20ミクロンで、2.0plのインク粒を噴射する実施例のヘッドの場合には、インク噴射の固有周波数は、111.9KHzであるが、インク再充填の固有周波数は、34.5KHzであり、後者の固有周期は、前者のそれの3.2倍もかかる。このため、インク噴射の能力を生かして、高速印字を行うことが困難である。又、高速に印字を行うには、インクの噴射を行うノズル数を増加(例えば、数百以上に)する必要があり、装置価格が上昇する要因となっていた。
【0010】
【発明の開示】
本発明の目的は、インク再充填の動作周波数を向上して、高速印刷を可能とするためのインクジットヘッドを提供することにある。
【0011】
又、本発明の他の目的は、コスト高の能動素子等を使用せずに、インク再充填速度を高め、安価に高速印刷を実現するためのインクジットヘッドを提供することにある。
【0012】
本発明の更に他の目的は、簡単な構成により、インク再充填の動作周波数を向上するためインクジエットヘッドを提供することにある。
【0013】
この目的の達成のため、本発明のインクジェットヘッドは、ノズルからインクを噴出するインクジェットヘッドにおいて、前記ノズルの各々に個別に連通する圧力室と、前記圧力室にインク噴射エネルギーを付与するエネルギー生成部と、前記圧力室の各々に連通するインク室と、前記インク室に接続される前記圧力室の各々に個別に設けられ、前記インク室から前記圧力室の各々にインクを供給する供給路とを有し、前記供給路は、個別ダンパと、前記個別ダンパと前記圧力室を接続する第1のインク供給路と、前記個別ダンパと前記インク室を接続する第2のインク供給路とを有し、個別ダンパの音響容量Cd、ノズルのメニスカスの音響容量の最小値Cn、第2のインク供給路のイナータンスLs2、ノズルのイナータンスLn、第1のインク供給路のイナータンスLs1、第2のインク供給路の音響抵抗R2’、ノズルの音響抵抗Rn、ノズル及び第1のインク供給路の音響抵抗R1’、第1のインク供給路の音響抵抗Rs1とするとき、
Cd=k1・Cnであって1≦k1≦√2
Ls2=Ln+Ls1
R2’=k3√(Ls2/Cd)であって0.5≦k3≦1
R1’=k4・(Rn+Rs1)であって0<k4≦0.1
の条件を満たすことを特徴とする。
【0014】
本発明では、インク供給路に、個別ダンパを設け、インク供給路に音響容量を持たせた。このため、圧力室とインク供給路に相互作用を生じ、インク再充填動作を励振できる。従って、インク供給路に能動素子を設けることなく、インク再充填周波数を、約√3倍に拡大でき、インク噴射速度を向上できる。
【0015】
又、本発明のインクジットヘッドでは、前記個別ダンパは、前記ノズルのメニスカスとほぼ等しい音響容量を有することにより、個別ダンパの構成により、インク再充填周波数を向上できる。
【0016】
又、本発明のインクジットヘッドでは、前記個別ダンパの音響容量Cdは,前記メニスカスの音響容量の最小値Cnの1倍から√2倍の範囲に設定されたことにより、容易に実現できる。
【0017】
更に、本発明のインクジットヘッドでは、前記ノズルのメニスカスの音響容量の変化が、2倍以内になるように、前記ノズルを構成することにより、ノズルの音響容量の変化が、インク再充填周波数に影響するのを防止できる。
【0018】
又、本発明のインクジットヘッドでは、インクの流動方向に垂直な断面の面積に関して、前記第1のインク供給路の断面積は、前記圧力室と前記個別ダンパの断面積よりも小さく、前記第2のインク供給路の断面積は、前記インク室と前記個別ダンパの断面積よりも小さいことにより、インクの流体抵抗の影響を防止できる。
【0019】
更に、本発明のインクジットヘッドでは、前記個別ダンパは、可撓性部材で覆われた構造を有することにより、小さな室でも大きな音響容量を実現でき、ヘッドの大型化を防止する。
【0020】
又、本発明のインクジットヘッドでは、前記個別ダンパは、メニスカス形成部で構成されたことにより、ノズルメニスカスの音響容量を、インク供給路に簡単に実現できる。
【0021】
更に、本発明のインクジェットヘッドでは、前記エネルギー生成部は、圧電素子を含むことにより、圧電型ヘッドの高速性を生かすことができる。
【0022】
更に、本発明のインクジェットヘッドでは、前記第1のインク供給路は、並行する複数の流路から構成することができる。又、本発明のインクジェットヘッドでは、前記第2のインク供給路は、並行する複数の流路から構成することができる。
【0023】
本発明の他の目的、形態は、以下の図面及び実施の形態からあきらかとなる。
【0024】
【発明を実施するための最良の形態】
図1は、本発明の一実施の形態のマルチノズルインクジットヘッドの上面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、インク再充填時の音響等価回路図、図4は、その周波数特性図、図5は、図1のヘッドの音響等価回路図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、このヘッド1では、インクタンク2からヘッド1のインク共通路15へインクが供給される。更に、ヘッド1内では、共通インク路15と各圧力室16とノズル17とが、インク供給路18を介し接続される。このインク供給路18は、個別ダンパ(音響容量素子)13と、個別ダンパ13と圧力室16とを接続する第1の供給路12と、個別ダンパ13と共通インク室15とを接続する第2の供給路14とで構成されている。圧力室16上には、ピエゾ(圧電素子)11、個別電極、振動板が設けられている。
【0026】
駆動回路から駆動信号を、ピエゾ11上の個別電極(各ノズルに対応する電極)に与えると、ピエゾ11の圧電効果により、振動板が圧力室16内に向けて撓み、ノズル17よりインクを噴射する。このインクが印字媒体上でドットを形成し、所望の画像を形成する。ノズル17からインクを噴出後、共通インク室15からインク供給路18を介し圧力室16に、インクが再充填される。共通インク室15には、各圧力室16の圧力変動を吸収し、緩和するため、音響容量部19が設けられている。
【0027】
本発明の特徴的な点は、共通インク路15と各圧力室16を接続するインク供給路18に、個別ダンパ13を設けた点にある。この個別ダンパ13は、音響容量素子で構成される。従って、図1及び図2のヘッドの音響等価回路は、図5に示すようになる。即ち、図23の回路に、個別ダンパ13の音響容量Cdを2つの供給路12,14の間に、設けたものとなる。
【0028】
この構成のヘッドでは、インク噴射時は、個別ダンパ13が作用しないため、図5の等価回路は、図23の等価回路と同一であり、インク噴射時の近似等価回路は、図24で示したものに等しい。即ち、インク噴射には、個別ダンパ13は、影響しない。一方、インク再充填時の近似等価回路は、図3に示すように、図25の回路に対し、個別ダンパ13の音響容量Cd(C2)を2つの供給路12,14の間に、設けたものとなる。
【0029】
この図3の近似等価回路は、入力側に、コンデンサを並列接続した回路に相当し、動作周波数を高めることができる。即ち、アナログ電話機の分野においては、図25のようなLCRからなる二次遅れ系の伝送周波数帯域を広げるため、入力側に、コンデンサを並列接続することが知られている(例えば、早川、吉川;音響振動論 第196ページから第197ページ、丸善)。
【0030】
この方法によれば、図3の回路において、C1=C2,L2’=L1,R2’=√(L2’/C2)、R1’=0の関係に選ぶことにより、電荷流は、破線で示すLCRの二次遅れ系(図26のδ=0.5の場合で説明する)に比べ、感度を少しも減じることなく、平坦な周波数特性を√3倍に拡大できる。
【0031】
この理論をインクジエットヘッドに適用することにより、インク再充填速度、即ち、固有振動数を√3倍に拡大できる。図3のヘッドの等価回路に戻り、前述の条件のヘッドへの適用を検討する。
【0032】
図3のヘッドの等価回路において、図5を参照すると、C2は、個別ダンパ13の音響容量Cdであり、C1は、ノズル17の音響容量Cnである。従って、前記理論の第1の条件に従って、個別ダンパ13の音響容量Cdをノズル17の音響容量Cnと等しくすれば良い。
【0033】
また、L1は、ノズル17と第1の供給路12のイナータンスであるため、前記理論の第2の条件に従い、第2の供給路14のイナータンスL2’(Ls2)を、(Ln+Ls1)に等しくすれば良い。
【0034】
更に、第3の条件に従い、第2の供給路14の音響抵抗R2’は、√(L2’/Cd)と等しくすれば良い。第4の条件に従うと、R1’は、ノズル17と第1の供給路12の音響抵抗の和(Rn+Rs1)をゼロにする。
【0035】
これらの条件を満たせば、前述のように、√3倍の周波数帯域が得られ、インク再充填速度を向上できる。しかし、これらの条件をヘッドの構造(ノズル、圧力室、供給路の構造)で実現するには、困難な点があり、実現容易な構成を検討する。
【0036】
第1に、ノズル17の音響容量Cnは、インクメニスカスの音響容量であり、非線形であり、且つピエゾ11の音響容量に対し、2桁以上も大きな値である。このため、従来のインク噴射の音響回路解析(線形解析)においては、短絡とみなし、インク再充填動作については、音響回路以外の方法で非線形解析を行い、一次遅れ系で近似せざる得なかった(例えば、USP4,443,807)。
【0037】
しかし、本発明者等の検討では、前述のメニスカスの音響容量Cnの非線形性を、大幅に低減できる手法を見出した。そして、メニスカスの音響容量Cdの非線形性を素子値変動とみなし、素子値の変動許容値を極大化することにより、線形のままで図3(図5)の回路素子の最適値が計算できる。即ち、第1の条件を、ヘッドの構造に具体化できる。図6乃至図9により説明する。
【0038】
図6は、ノズル17におけるメニスカス17−1の状態を示し、ノズル17の半径をrnで示し、接触角をΘで示してある。図7は、横軸に接触角をとり、縦軸に、接触角Θが90度の場合の音響容量を「1」とした時の、各接触角における音響容量の比をとったものである。図7は、前述のノズル17の半径rnが、10μmの計算値である。図7に示すように、ノズルの音響容量は非線形に大きく変化していることがわかる。
【0039】
図8は、各接触角におけるメニスカスの位置と、メニスカスの体積の変位を示す。尚、接触角が90度の場合のメニスカスの位置、体積の変位をゼロとしており、メニスカスの後退に従い、体積変位が増加する。又、図8では、前述のノズル17の半径rnが、10μmで、2μmのインク粒を噴射する場合の計算値である。
【0040】
通常の設計では、インク再充填時のメニスカスの後退量の最大の適正値は、メニスカスの体積の変位が、インク粒子の体積の約30パーセント程度の変位の時の後退量であるとされている。従来の600dpiのヘッドでは、約20plのインク粒子を、直径30μm程度のノズルから噴射する設計であり、メニスカスの後退時に、接触角の変化する範囲は、90度から20度と広い。従って、図の特性からも理解されるように、メニスカスの音響容量の変化は、接触角90度の値を基準に、最大6倍程度である。
【0041】
これに対し、噴出粒子量に対し、大きな直径のノズルでは、図8から明らかなように、前述の体積変位が30パーセントの範囲は、接触角の変化が90度から45度と狭くなる。図7から、この接触角の範囲での、音響容量の変化は、接触角90度の値(これを最小値とする)を基準に、2倍以内の範囲である。このように、2plのインク粒子を、直径20μmの比較的大きな直径のノズル17から噴射するヘッドを設計することにより、メニスカスの後退時の体積変位が小さくなり、接触角の変化の範囲が、90度から45度までと小さくして、音響容量の変化を2倍以内と、従来の約3分の1に小さくできる。
【0042】
ここまで、変動幅を減らすことにより、メニスカスの音響容量の非線形性を素子値の変動とみなすことができる。この素子値の変動許容値を極大化するように、各素子の設計を行う。図9は、個別ダンパ13の音響容量C1(Cd)に対するヘッドの電荷流の周波数特性図である。即ち、個別ダンパ13の音響容量を、メニスカスの音響容量Cnの1.0倍(ケースa),0.408倍(ケースb)、1/√2倍(0.707倍)(ケースc),√2倍(1.414倍)(ケースd)、2.449倍(ケースe)に設定した各場合での周波数特性を計算したものである。
【0043】
図9からも、音響容量が2倍の範囲内では、即ち、ケースcからケースdの範囲内では、ケースaの場合に比較して、全体的に電荷流の変化が、30パーセント以内であり、カットオフ周波数(ω/ω0=√3)での電荷流は、殆ど変化していない。このカットオフ周波数でのインク再充填は、可能である。従って、メニスカス17−1の最大音響容量をkb・Cnとすると、前述の音響容量2倍以内の範囲、即ち、kb≦2の範囲内において、kb/√2Cn≦Cd≦√2Cnの関係が成立する。
【0044】
ここで、Cd=k1・Cnとおくと、前述の式より、kb/√2≦k1≦√2の関係が成立する。kb≦2であるから、1≦k1≦√2となる。このような条件により、インク再充填周波数の広帯域化が可能となる。
【0045】
第2に、室温(0度〜40度程度の範囲)の変化により、インクの粘度は、常温の0.5〜2倍程度に変化する。このため、室温の変化により、前述の図3の回路素子R2’(第2の供給路14の音響抵抗)の条件(√(L2’/Cd)と等しい)は、特定の温度でしか成立しない。このインク粘度の変化によるR2’の変動により、周波数特性は変化する。これによるインク再充填への影響について検討する。
【0046】
図10は、回路素子R2’を、標準値R2の1倍、0.5倍、0.25倍、0.125倍とした場合の図3の等価回路の電荷流の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。尚、回路素子R1は、前述の第4の条件に従い、「0」に設定している。
図10から、明らかなように、R2’の変動により、電荷流の周波数特性は大きく変動する。しかし、各ケースa,b,c,dとも、カットオフ周波数(ω/ω0=√3)での電荷流は、殆ど変化していない。このカットオフ周波数でのインク再充填は、可能である。従って、R2’=k3√(L2’/C2)の関係式において、k3=1である必要はなく、0<k3≦1であればよい。又、図10の結果から、好ましくは、0.5≦k3≦1であると、電荷流の変動が小さく、なお良い。
【0047】
第3に、前述の条件4では、図3の回路素子R1’の値は、ゼロである。しかし、インクジットヘッドでは、回路素子R1’は、ノズル及び第1の供給路の流体抵抗に相当し、これをゼロに出来ない。この音響抵抗R1’がどの程度の値を持てば、前述の広帯域化が可能であるかを検討する。
【0048】
図11は、回路素子R1を、標準値R1の0倍、0.100倍、0.178倍、0.316倍、0.562倍、1.000倍とした場合の図3の等価回路の電荷流の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。
【0049】
図11から、明らかなように、R1の変動により、電荷流の周波数特性は変動し、カットオフ周波数(ω/ω0=√3)での電荷流の値は、R1’/R1が大きい程小さくなる。しかし、R1’/R1が、0.1倍以内(ケースb)であれば、電荷流の減少は、約7パーセント以内である。この範囲では、カットオフ周波数でのインク再充填は、十分可能である。
【0050】
従って、R1’=k4・(Rn+Rs1)の関係(図5参照)において、k4をゼロとする必要はなく、0<k4≦0.1の範囲であれば良い。即ち、ノズル17及び第1の供給路に前記範囲内で、音響抵抗を持たすことができる。従って、ノズル及び供給路の寸法により、ゼロでなくても、広帯域化が実現できる。又、前述の図25で説明したように、ダンピングファクタδを「0.5」と設定すると、最適な噴射特性が得られ、前述のダンピングファクタの計算式に代入すると、(Rn+Rs1)=k4・√(Ln+Lc+Ls1)/Cnが得られ、これによっても、ノズル及び第1の供給路の寸法を規定できる。
【0051】
図12は、これら要件を組み合わせた場合の、図3の等価回路の電荷流の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。図中、全ての場合に、前述の第1のノズルの音響容量の条件を満足している。aは、k4(=R1’/R1)=0、k3(=R2’/R2)=1の理想的条件の場合を示し、bは、k4(=R1’/R1)=0.1、k3(=R2’/R2)=1の条件の場合,cは、k4(=R1’/R1)=0.1、k3(=R2’/R2)=0.4の条件の場合を示す。
【0052】
ケースbの場合は、ケースaの理想的場合と殆ど変わりがなく、ケースbのように、ノズル及び供給路が流体抵抗を持つ場合でも、インク再充填周波数が広帯域化できる。更に、設計を容易にするため、インク粘度の温度変化を加味したケースcでも、カットオフ周波数(ω/ω0=√3)での電荷流は、ケースaの理想的場合と殆ど変化していない。従って、このカットオフ周波数でのインク再充填は、可能である。
【0053】
例えば、後述する2.0plのインク粒子を噴出するヘッドでは、カットオフ周波数(ω/ω0=√3)である59.8kHzでのインク粒子の体積は、1.8plであり、低周波数での2.0plの90パーセントであった。従って、インク粒子の変動幅は小さいため、この広帯域化された周波数での印字は、十分可能である。
【0054】
次に、このヘッドの構造の実施例を説明する。図13は、本発明の一実施例のマルチノズルインクジットヘッド(以下、ヘッドという)1の断面図、図14は、図13のヘッドの上面図、図15は、図13のヘッドのA−A断面図である。図14に示すように、ヘッド1は、複数のノズルを持つ。即ち、共通インク室15に対し、インク供給路18を介して、複数の圧力室16、複数の圧電素子(ピエゾ)11が設けられている。図13に示すように、駆動素子として、振動板20に、ピエゾ素子11を積層したバイモルフ・アクチュエータを用いている。このヘッドの作製方法は、図示しないMgO基板上にスパッタにて複数の個別電極21を形成し、更にピエゾ11を数μm厚積層、パターニング形成する。この後、共通電極兼振動板20となる金属(Cr等)を全面に渡って数μm形成して、バイモルフ構造体を形成する。
【0055】
これと別に用意した、圧力室形成部材(ドライフィルムレジスト)22とノズル形成部材23,24を、バイモルフ構造体の個別電極20に対応する位置に合わせて接合する。その後、MgO基板をエッチング除去して、マルチノズルヘッド板1が完成する。
【0056】
このヘッド1では、ドライフィルムレジスト22に、圧力室16と、第1のインク供給路12と、個別ダンパ室13と、第2のインク供給路14と、共通インク室15とが形成される。このヘッド1の動作は、図1のインクタンク2からヘッド1へインクが供給され、更にヘッド1内では、共通路15およびインク供給路18を通って各圧力室16とノズル17にインクが供給される。振動板20をグラウンドに接地し、駆動回路から駆動信号を個別電極(各ノズルに対応する電極)21に与えると、ピエゾ11の圧電効果により、振動板20が圧力室16内に向けて撓み、ノズル17よりインクを噴射する。このインクが印字媒体上でドットを形成し、所望の画像を形成する。
【0057】
又、個別ダンパ室13は、可撓性フィルム19で覆い、所定の音響容量を持たせている。即ち、個別ダンパ室13は、メニスカスの音響容量と同等の音響容量を持つ必要があるが、メニスカスの音響容量は極めて大きい。このため、個別ダンパ室13を大きくすれば良いが、そうするとヘッド1の大型化につながり、好ましくない。ここでは、小さな容積でも、大きな音響容量を持たせるため、可撓性フィルム19を使用している。例えば、ポリイミド(PI)が好適である。
【0058】
図16乃至図18は、本発明のヘッドの実施例の寸法を示したものであり、150dpiの圧電型ヘッドを示している。図16に示すように、圧電体11は、PZTを使用し、幅100μm,長さ700μm,厚さ2μmである。振動板20は、Crを使用し、幅100μm,長さ700μm,厚さ1.5μmである。
図17に示すように、ノズル径は、20μm,第1のインク供給路12は、幅71μm,長さ761μm,深さ73μmである。第2のインク供給路14は、幅16μm,長さ34μm,深さ17μmである。圧力室16は、幅100μm,長さ700μm,深さ123μmである。
【0059】
図18に示すように、個別ダンパ13は、幅100μm,長さ268μm,深さは圧力室と同じ123μmであり、厚み3.5μmのポリイミド19で覆った。この構成のヘッド1に、図19の特性のインクを使用し、図17に示すように、印加電圧10.0V,インク粒子体積2.0pl,粒子飛翔速度8.0m/sの性能を持たせた。
【0060】
この条件で、周知の音響計算式により、図3の各回路素子の値を計算すると、Cd=1.18e−19,C1=8.36e−20〜16.72e−20,L1=2.54e8,R1’=8.07e12,C2=1.18e−19,L2’=1.27e8,R2’=3.38e13であった。
【0061】
この条件で、図3の回路の周波数帯域幅を計算すると、59.8kHzであり、従来の1.73倍に高速化できることを確認した。
【0062】
図20は、本発明の他の実施の形態の個別ダンパ13の構成を示す。個別ダンパ13は、ノズルと同一の形状のメニスカス形成部13−1で構成してある。これによれば、直接的にノズルと同一の音響容量を実現できる。但し、目詰まりの可能性がある。
【0063】
又、オンデマンド型ヘッドで説明したが、インクを常時噴出するコンテニュアス型にも適用できる。更に、水性インクを使用したが、油性インクにも同様に適用可能である。しかも、常温で固体のソリッドインクにも適用できる。ソリッドインクでは、インク通路及び圧力室がヒータで一定温度に加熱されるため、インク粘度は、室温によらず一定である。このため、インク粘度変化に対する考慮が不要のため、各素子値の設計はより容易となる。
【0064】
更に、圧電型に限らず、発熱素子を用いたヘッドにも適用できる。
以上、本発明を実施例により、説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲内から排除するものではない。
【0065】
【産業上の利用性】
本発明では、インク供給路に、個別ダンパを設け、インク供給路に音響容量を持たせたため、圧力室とインク供給路に相互作用を生じ、インク再充填動作を励振できる。従って、インク供給路に能動素子を設けることなく、インク再充填周波数を、約√3倍に拡大でき、インク噴射速度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態のインクジットヘッドの構成図である。
【図2】図2は、本発明の一実施の形態のヘッドの断面図である。
【図3】図3は、図2のヘッドのインク再充填時の近似等価回路図である。
【図4】図4は、図3の回路の周波数特性図である。
【図5】図5は、図2のヘッドの音響等価回路図である。
【図6】図6は、図2のヘッドのメニスカスの説明図である。
【図7】図7は、メニスカスの接触角と音響容量の関係図である。
【図8】図8は、メニスカスの接触角と体積変位、位置の関係図である。
【図9】図9は、図7のメニスカスの音響容量における周波数特性図である。
【図10】図10は、図2のヘッドの音響抵抗における周波数特性図である。
【図11】図11は、図2のヘッドの音響抵抗比における周波数特性図である。
【図12】図12は、本発明の一実施の形態の周波数特性図である。
【図13】図13は、本発明の一実施例のヘッドの断面図である。
【図14】図14は、本発明の一実施例のヘッドの上面図である。
【図15】図15は、本発明の一実施例のヘッドのA−A断面図である。
【図16】図16は、本発明の一実施例のヘッドの圧電体のサイズの説明図である。
【図17】図17は、本発明の一実施例のヘッドのサイズの説明図である。
【図18】図18は、本発明の一実施例のヘッドの個別ダンパのサイズの説明図である。
【図19】図19は、本発明の一実施例のヘッドに用いるインクの物性値の説明図である。
【図20】図20は、本発明の他の実施例のヘッドの断面図である。
【図21】図21は、従来のマルチノズルインクジットヘッドの構成図である。
【図22】図22は、従来技術のヘッドの断面図である。
【図23】図23は、従来のマルチノズルインクジットヘッドの音響等価回路図である。
【図24】図24は、従来技術のヘッドのインク噴射時の近似等価回路図である。
【図25】図25は、従来のマルチノズルインクジットヘッドのインク再充填時の近似音響等価回路図である。
【図26】図26は、従来技術のヘッドのインク再充填時の周波数特性図である。

Claims (7)

  1. ノズルからインクを噴出するインクジェットヘッドにおいて、
    前記ノズルの各々に個別に連通する圧力室と、
    前記圧力室にインク噴射エネルギーを付与するエネルギー生成部と、
    前記圧力室の各々に連通するインク室と、
    前記インク室に接続される前記圧力室の各々に個別に設けられ、前記インク室から前記圧力室の各々にインクを供給する供給路とを有し、
    前記供給路は、
    個別ダンパと、
    前記個別ダンパと前記圧力室を接続する第1のインク供給路と、
    前記個別ダンパと前記インク室を接続する第2のインク供給路とを有し、
    個別ダンパの音響容量Cd、ノズルのメニスカスの音響容量の最小値Cn、第2のインク供給路のイナータンスLs2、ノズルのイナータンスLn、第1のインク供給路のイナータンスLs1、第2のインク供給路の音響抵抗R2’、ノズルの音響抵抗Rn、ノズル及び第1のインク供給路の音響抵抗R1’、第1のインク供給路の音響抵抗Rs1とするとき、
    Cd=k1・Cnであって1≦k1≦√2
    Ls2=Ln+Ls1
    R2’=k3√(Ls2/Cd)であって0.5≦k3≦1
    R1’=k4・(Rn+Rs1)であって0<k4≦0.1
    の条件を満たすことを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求の範囲項記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記ノズルのメニスカスの音響容量の変化が、2倍以内になるように、前記ノズルを構成したことを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求の範囲1項記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記個別ダンパは、可撓性部材で覆われた構造を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求の範囲1項記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記個別ダンパは、メニスカス形成部で構成されたことを特徴とするインクジェットヘッド。
  5. 請求の範囲1項記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記エネルギー生成部は、圧電素子を含むことを特徴とするインクジェットヘッド。
  6. 請求の範囲1項乃至項の何れか1項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記第1のインク供給路は、並行する複数の流路から構成されることを特徴とするインクジェットヘッド。
  7. 請求の範囲1項乃至項の何れか1項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記第2のインク供給路は、並行する複数の流路から構成されることを特徴とするインクジェットヘッド。
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