JP4220194B2 - 円筒状容器用の包装箱 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、瓶、缶、ペットボトルなどの円筒状容器を集合包装する包装箱に関し、詳しくは複数の円筒状容器を収納したまま、例えば、冷蔵庫内に入れて冷やし、その容器を1個ずつ取り出せるようにした包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、缶等の容器に入った飲料を包装箱のまま、購入することが増大しており、これらの飲料容器を包装箱のまま、冷蔵庫で保存し、飲料時に1本づつ取り出したいという要望が強い。
飲料容器を複数本束ねて包装する厚紙製の包装箱としては、従来からマルチパックとダンボール箱が主流である。マルチパックとは缶や瓶などの容器を複数本単位で梱包したものの総称で、その素材としては厚紙、シュリンクフィルム、プラスチックなどがあり、特に缶の場合には、厚紙を用いたスリーブタイプのものやフルエンクローズタイプのものがよく知られている。マルチパックもダンボールも容器を取り出すには、包装箱を一部、あるいは全部を解体して手で取出して冷蔵庫保存するのが通常である。冷蔵庫に飲料容器を入れる際、消費者の多くは、次の様に包装箱を取り扱っている。すなわち、マルチパックの場合では、冷蔵庫に入れる前に包装箱を全部解体して、飲料容器を取り出し冷蔵庫中に入れるようにし、ダンボール箱の場合では、一部(多くはフラップ部分)を解体して、必要数の飲料容器を取り出して冷蔵庫中に入れるようにしている。これらは、いずれも包装箱の解体および飲料容器の取り出しに手間がかかり、包装箱のまま、冷蔵庫に入れ、飲用時に1本づつ取り出したいという上記の要望は満たさない。
【0003】
一方、飲料用缶を取り出しやすくした包装箱として以下のものが開示されている。自動販売機に缶を投入するために、連続して短時間に効率的に投入できるという包装箱(特開平11-171264号)が開示されている。その包装箱は、図8に全体を100で示すように、飲料用缶101の側面に対向する側面103に開口部105を設け、この開口部105を通じて収納されている飲料用缶101を取出せるものである。しかし、この包装箱は飲料用缶101を連続的に排出するためのものであり、包装箱100を水平に置いた状態で確実に1つずつ取出すことを意図したものではなかった。また、包装箱100の奥に位置する飲料用缶107を取出すには、手を開口部105、又は、コの字形状の開口部106から差し込む、もしくは、包装箱100を人為的に傾ける必要があった。
【0004】
実開昭55-153325号の包装箱には、ダンボール箱のフラップ面に缶が横向きに転がってくる開口部を設けて連続的に缶を自動販売機のカラムに投入することが記載されている。
実公平1-13071号の包装箱では、実開昭55-153325号に開示された包装箱の不具合点、つまり、輸送中に切込みが破れることを防ぐために切込みを上下フラップとは不連続な面に入れて改良したものであり、内フラップを折り曲げて外に向けることにより段差を防ぎ、転がりやすくしている。
特開平11-171264号で開示された包装箱は、実開昭55-153325号の包装箱の不具合点、つまり、開口部で缶が詰まることを防ぐ為に手で缶を整列させることができる手挿入口を設けているところや転がりやすくするために開口部付近にローラーを付けているのが特徴である。実開平3-108676号で開示されている包装箱は、実開昭55-153325号の包装箱の発明に付け加えて、ダンボールの内部に缶の転がり案内板をつけてスムーズに転がる様にしている。
しかし、これらの包装箱は飲料用缶を連続的に自動販売機に投入するための包装箱であり、飲料時に包装箱から1本づつ取り出すという本願発明の課題を解決するものではない。
【0005】
他方のダンボール箱から缶を取り出すために重力を用いて缶を開口部付近に導くという包装箱(特開平10-230929号、実公平3-129224号、実開昭64-29121号、実用新案第2527584号)は存在するが、あくまで垂直落下であり、転がりながら出て行く構造ではない。
特開平10-230929号で開示されている包装箱では、ダンボール箱から缶を取り出しやすくして、内部の缶の上面または、下面のダンボール面の一部を開口部として缶を横向きでかつ長手方向に1つ〜2つずつ引っ張り出すもので、重力により上の缶が落ちてくる構造である。
実開平3-129224号で開示されている包装箱では、缶を横向きでかつ長手方向に1つずつ引っ張り出すものであり、重力により上の缶が落ちてくるところは、特開平10-230929号の包装箱と同じである。しかし、収納されている缶の上面または下面のダンボール面の角のところに、角部を2分する様な切り取り線が入れてあり、開口部の形状が異なる構造を特徴とする。
実開昭64-29121号で開示されている包装箱でも、缶を横向きでかつ長手方向に1つずつ引っ張り出すもので、重力により上の缶が落ちてくる。重力落下を利用するところは特開平10-230929号や実開平3-129224号の包装箱と同じであるが、内部の缶の上面または下面のダンボール面の角のところに切り取り線が入れてある開口部の形状が異なっている。
特開平10-230929号や実開平3-129224号や実開昭64-29121号の包装箱では、開口部に指を入れる隙間が小さく取出しにくかった。そこで、上記不具合を解消するために実用新案第2527584号で開示されている包装箱では、切り起こし部をつけたところに特徴があり、これにより、取り出した上にある缶は、一旦、この切り起こし部にひっかかって止まるので指を入れる空間が確保できるのと同時に落ちてきた缶で手をケガすることを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記各公報に記載されたものはいずれも包装箱ごと、例えば、冷蔵庫中に入れて、容器内の飲料等を冷やし、冷えた容器を1個ずつ取り出すようにしたものではない。
本発明者は複数の容器を包装箱に装填された包装箱について鋭意研究を重ねた結果、包装箱の一端にストッパ付き開口部を設けると共にその包装箱を開口部が低くなるように傾斜させて容器を重力により移動させる方法が最適であるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、円筒状の容器を複数個まとめて収容できしかも傾斜させて開口部から1個ずつ取り出せるようにした包装箱を提供することである。
本発明の他の目的は、包装箱の一部を変形して突起部を形成できるようにし、その突起部により包装箱を傾斜可能にした包装箱を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本願発明の包装箱は次の構成を採用する。
すなわち、本発明は、シート状箱材によって形成され、円筒状容器を横向きに積み重ねて収納する、円筒状容器用の包装箱において、
前記円筒状容器の側面に対向する、前記包装箱の一面を底壁とし、前記底壁の両端と隣接する端壁を第1の端壁、及び、第2の端壁とし、
前記第1の端壁の下部には、前記箱材の一部を該包装箱から切り離すことによって、収納されている円筒状容器を横向きに取り出せる開口部を形成する開口部形成手段を設け、
前記開口部形成手段によって形成される開口部の一部には、連続的に円筒状容器が排出されるのを防止するためのストッパー部を設け、
前記底壁には、前記底壁の前記第2の端壁側を前記第1の端壁側より高くする突起部を形成可能な突起部形成手段を設けて構成されている。
このように包装箱の底面に傾斜をつける傾斜形成手段により、利用者が開口部に留まっている円筒状容器を掴んで引き出すと、重力の作用で包装箱の中の円筒状容器は開口部に移動する。そして、移動した円筒状容器は連続して開口部から排出されるのではなく、前記開口部に設けたストッパー部により、その連続的な排出が抑止される。このようにして利用者は、円筒状容器を包装箱から1つずつ確実かつ容易に取り出せる。
【0008】
円筒状容器は瓶、缶、ペットボトル等、円筒状の容器であれば何でもよい。
この容器の内容物は飲料に限られないが、本願発明の包装箱はそのまま、冷蔵庫内に設置できることから、ビール、水割りウイスキー、清涼飲料水などの冷却して飲用するものが好適である。 箱材は、厚紙、ダンボール紙等が好ましいが、特に、切り取り線(ミシン目)を手で破れるように施工してあれば何でもよい。厚紙の特性は収納する円筒状容器の重さや、そのサイズを考慮して決定すれば足りる。レギュラーサイズ(350ml)の飲料用缶を収納する包装箱の場合、その実施には、6缶詰めで18ポイントで8缶詰めで20ポイントの厚紙を用いることが好ましく、ロングサイズ(500ml)の飲料用缶を収納する包装箱の場合、6缶詰めで20ポイントで、8缶詰めで24ポイントの厚紙を用いることが好ましい。更に、円筒状容器が、350m1缶や500m1缶で、かつ8缶の包装箱の場合、18〜24ポイントの印刷や防水にも適したアクアコート紙を用いるのがよい。6缶の包装箱の場合は、円筒状容器の重量が多少小さいので、厚紙の厚さは18〜20ポイントでもよい。
本願発明の包装箱は、様々な容量の円筒状容器に適用できるが、特に、冷蔵庫の中に入れやすい350×6〜10つ程度が望ましく、350ml×8つが最適である。250m1や500m1程度の容量で4つから24つまでは十分に適用することが可能であるが、上記の態様に限るものではない。
【0009】
上記円筒状容器用の包装箱において、前記底壁の箱材を裏部材と表部材とからなる二重にし、前記表部材の一部を切り離して前記突起部に形成可能になっていてもよい。
底面を二重構造とし、かつ、その表部材と裏部材を利用して、簡単な構造で突起部を形成することが可能となる。
この場合、前記突起部が三角形状の台形をしており、前記表部材には前記三角形の2辺を画定する折り目と、前記2辺から所望の距離隔てられていて前記2辺に沿って伸びる切り取り線と、前記三角形の他の1辺を画定する折り目が形成され、前記切り取り線に沿って前記表部材を切り取って前記突起部を形成するようにしてもよく、或いは、前記突起部が多角形状の突起であり、前記表部材には四角形の3辺に沿って伸びる切り取り線が形成され、四角形の他の一辺には折り目が形成され、前記切り取り線に沿って前記表部材を切り取って突起部を形成するようにしてもよい。
また、上記包装箱において、前記開口部形成手段が前記第1の端壁と、前記第1の端壁とその端壁に隣接する側壁との境界部とに形成されたミシン目状の切り取り線によって形成されていてもよく、或いは前記開口部形成手段が前記第1の端壁と、前記第1の端壁に隣接する側壁とに形成されたミシン目状の切り取り線によって形成されて、円筒状容器の上下の端面を手で把持できるように様に、開口部の側辺を側壁に広げ得るようにしてもよい。
更にまた、上記円筒状容器の包装箱において、底壁に、把手用孔を設けてもよい。これにより、本願発明の包装箱の持ち運びが容易となる。
特に、本願発明の望ましい実施形態は、前記表部材と裏部材とを貫通する二重構造とした底面に把手用孔を設ける形態である。
このように、二重構造とした底面に突起部のみならず把手用孔を形成することにより、強固な突起部と把手用孔を簡易な構成で成形することができる。また、包装箱の簡略化、軽量化、製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本願発明の包装箱の実施形態について、箱材として厚紙を使用した場合につき、図面に基づき以下で説明する。図1は、開口部13を形成するために側壁(第1の側壁10)からその一部を取り除いた状態を示す図面である。図2及び図3は、包装箱1の第1の端壁10に設けられた開口部形成手段11を示す図面である。図4は、突起部形成手段51、及び、この傾斜形成手段51により形成された突起部55の構成を示す図面である。図5は、本願発明において、円筒状容器3が一つずつ、取出される様子を示す図面である。図6及び図7は、突起部形成手段51による突起部55のその他の実施形態を示す図面である(実施形態その1、及びその2)。図8は、従来における包装箱の形態を示す図である。
【0011】
(包装箱1)
本実施形態の包装箱1は、従来と同様に各種の厚紙を折り曲げて形成され、その全体構成は直方体であり、その内部には円筒状容器3を横向きに(容器の側面同士が接する態様)積み重ねて収納する。円筒状容器3を収容する様を図3に示す。容器の側面とは、図3に示すように、円周方向の側面5をいう。また、包装箱1の全体図を図1に示す。なお、包装箱1の展開図は省略する。
図1に示す包装箱1において、収納する円筒状容器3の側面5に対向する面のうち、その一面を底壁とし、図中符号50として示す。同様に、前記側面5に対向する面であって、前記底壁50の両端と隣接する端壁を第1の端壁10及び第2の端壁40として示す。その他、前記底壁50に隣接するその他の壁を第1の側壁70及び第2の側壁80、前記底壁50に対向する面を頂壁90として示す。
【0012】
この実施形態では、第1の端壁10の下部に、厚紙の一部を包装箱1から切り離すことによって、収納されている円筒状容器3を横向きに取出せる開口部を形成する開口部形成手段11を設けてある。また、底壁50には、底壁50を下向きにして設置した状態で(図1、図5に示す状態)、底壁の第2の端壁40側が第1の端壁10側より高くなるように傾斜させる突起部を形成する突起部形成手段(図4に示す符号51)を設けてある。
【0013】
(開口部形成手段11)
開口部形成手段11は、第1の端壁10の下部(底面50側)に設けられている。開口部13の形成手段としては、第1の端壁10を構成する厚紙の切り離しが容易となるようミシン目(切り取り線)を適宜に設け、このミシン目に沿って利用者が厚紙を切って離脱部21を他の部分から切り離し、離脱部及び底面フラップ53を手前に倒して開口部13を形成する。
【0014】
第1の端壁10を図2及び図3に基づき説明する。図2は、第1の端壁10を構成する各部材を示す。頂壁90には、この頂壁90と一体に形成され折り曲げ形成可能な頂壁フラップ91を設ける。また、底壁50には底面フラップ53を、第1の側壁70には第1フラップ71を、第2の側壁80には第2フラップ81をそれぞれ折り曲げ可能に設けてある。
前記頂壁フラップ91の高さH1と、底壁フラップ53の高さH2とは略同一のサイズとし、かつ、その間には、包装箱1の外側から利用者が指を挿入できる程度の適宜な間隔Dを設けてある。
頂壁フラップ91と底面フラップ53の両端には、図3に示されるように、略同一長さの糊付け部N1,N2を設け、この糊付け部で、側壁に対して略直角に曲げられた第1及び第2フラップ71、81と、同じく頂壁及び底壁に対してそれぞれ略直角に曲げられた頂壁フラップ91及び底壁フラップ53とを適宜な強度で接着し、第1の端壁を構成している。
【0015】
第1及び第2フラップ71、81の略中央には、連結部73、83からその先端に向けて切り取り線としてミシン目75、85を設けてある。ミシン目75、85の位置は収納する円筒状容器3の直径により適宜に決定する。ミシン目75において、第1フラップ71の略中央に底壁50方向に向けての下方に突出する凸部76を設けてある。更に、ミシン目75の先端側すなわち第1フラップ71の端縁側には、頂壁90方向に向けて凸となる凸部77を設けてある。
この凸部76は、上記ミシン目75が切り離されるとストッパー部17を形成する部分であり(図1参照)、その凸部の高さH3は、円筒状容器3の側面5と接触して円筒状容器3が開口部13から連続的に排出されるのを防止可能な大きさとする。その一例として、H3は3mm〜8mm程度の高さとする。また、上方凸部77は、利用者がこのミシン目75に沿って厚紙を切り裂く際に、指を挿入するための部分であり、利用者の指の大きさに応じた大きさとする。その一例として、H4は12mm〜20mm程度の高さとする。
【0016】
この第1フラップに連続する第1の側壁70には、このミシン目75に繋がる形態で、前記連結部73から第2の端壁方向に向けて凸状に湾曲する側部ミシン目78を設けてある。この側部ミシン目78も切り取り線を構成する。前記ミシン目75とこの側部ミシン目78で囲まれた部分が、利用者により切り離される部分であり、この部分を離脱部21aとする。
これら下方凸部、上方凸部、側部ミシン目、離脱部は、第2フラップにも同様に形成されており、それらを下方凸部86、上方凸部87、離脱部21bとして示す(なお切り取り線すなわち側部ミシン目の図示は省略)。ミシン目75、85及び、上方凸部77、87は、前記頂部フラップ91と底壁フラップ53との間の隙間D上に配置されている。なお、図中では、円筒状容器の段数は2段のものを記載しているが、1〜4段のものでもよい。しかし、2段が最適と言える。
【0017】
開口部13を形成する場合、利用者は図3に示す前記上方凸部(77、87)により形成される指挿入部79、89( 図中の斜線部)に指を差し込む。この指挿入部79、89の裏側は、上記した通り、隙間Dであるため、ミシン目75、85が切り離されると同時に、この指挿入部79、89付近の前記上方凸部(77、78)は内側に折れ曲がる。これを手がかりに利用者は残りのミシン目75、85と、このミシン目75、85に連続する側部ミシン目78、88を切り離し、離脱部21を切り離すことができる。この実施形態において、左右の離脱部21a、21bは共に底壁フラップ53に糊で接着されている。よって、この底壁フラップ53を手前に倒すことにより、開口部13が形成される。そして、開口部13の上縁には、上記した下方凸部76、86によりストッパー部17a、17bが形成される。なお、離脱部を切り離した後、第1及び第2フラップ71及び81によって形成される離脱部21a及び21bを底壁フラップ53から引き剥がして使用してもよい。
なお、上記実施形態では開口部形成手段を構成する切り取り線すなわちミシン目が、第1の端壁を構成する第1及び第2フラップに形成されたミシン目75、85と、それらのフラップと連続する第1の側壁及び第2の側壁に形成された湾曲状の側部ミシン目とで構成されている場合に付いて説明したが、側部ミシン目を側壁とその側壁に連続するフラップとの境界部に直線状に形成してもよい。更に、第2の端壁は開口部を形成する手段が設けられていない点を除けば上記第1の端壁10と同じ構造になっているので、その詳細な説明は省略する。
【0018】
(突起部形成手段51)図4において説明する。この実施形態において、突起部形成手段51は、前記底壁の第2の端壁40側に近接した位置に突起部55を形成し、この突起部55により底壁50を傾かせる。その突起部55は、底壁50の厚紙を裏部材57と表部材59の二重構造とし、この表部材59の一部をミシン目に沿って切り離し、これを裏部材59に設けた差込部52に差し込んで形成する。
突起部55を形成する底面50を図4(a)に示す。図4(a)は、手前が第1の端壁側であり、奥が第2の端壁40側である。また、底壁50を構成する部材のうち、上側が表部材59であり、下側が裏部材57である。図4(b)は、形成された突起部55の拡大図である。
【0019】
突起部形成手段51により形成される突起部55の構成を以下説明する。
表部材59の中央線60を中心に(略対称に)、第2の端壁に向けて凸型の三角形となるよう突起の二つの上端縁61(三角形の2辺)を画定する折り曲げ線を設けてあり、その外側には、前記上端縁61と所定の間隔を備えた突起の支持縁63を画定する切り取り線を設けてある。この支持縁63と上端縁61との間隔は、第2の端壁40の方向に向けて、徐々に拡大させてある。拡大させる程度は、包装箱1を傾斜させても円筒状容器が入った包装箱の重さでつぶれない程度によって適宜に決定する。更に、この突起の支持縁63の先端側に凸状の差込部65を画定する切り取り線を設けてある。これらの切り取り線は表部材59にミシン目として形成され、これによりこの突起部を周囲から切り離し可能としている。なお、突起上端縁61における上記三角形状の突起部の他の上端縁(三角形の他の1辺)69aを画定する線及び支持縁69bを画定する線は、ミシン目とせず、屈曲が容易となる屈曲線となっている。
【0020】
裏部材57には、差込部65に対応した位置に長孔状又はスリット状の受け部52を一対設けてある。この一対の受け部52における先端が成す角βは、上記上端縁61の先端が成す角度αと略同一となっている。
なお、突起の上端縁61の形状は三角形にかぎられず、台形、矩形などでも実施可能である。また、突起部のミシン目の切り離しを容易とすべく、表部材59には、この支持縁63の外側に、半円状の孔62を左右に、そして、支持縁67の外側には五角形状の孔68を切り取ってある。
【0021】
突起部55の形成を、突起部55を拡大した図4(b)を参照し以下説明する。
まず、上記した突起の支持縁63、差込部65、辺67を画定する切り取り線(ミシン目加工により形成されている)を切り離し、突起部55を構成する部分を表部材59から分離する。なお、前記三角形の底辺に該当する上端縁69a及び支持縁69bは、切り離さない。
前記分離した突起部55の構成部材において、上端縁61に沿って、支持縁63を折り曲げ、突起の側面64を形成する。また、上端縁61の底辺に位置する屈曲線として形成されている上端縁及び支持縁69a及び69bを適宜に折り曲げ、突起上面66を形成する。
突起側面64の先端に位置する差込部65は、上記裏部材57の受け部52に差し込まれる。二つの差込部65が当接して成す角度α’は、上端縁61の先端が成す角度αと同じである。そのため、この角度α’と受け部52の先端の角度βとは同じ角度であり、この受け部52に差し込まれた差込部65は(捩れたり、すぼまったりすることなく)安定して保持される。これにより、突起部55の突起側面64が安定し、突起部55が底壁50に形成される。
【0022】
上述した開口部13と突起部55を形成した包装箱1を、上記底壁50を下向きに設置した状態を図5に示す。図5は、開口部13を設けた第1の端壁10を左側に示す。
前記したように、支持縁63と上端縁61と間隔は、第2の端壁40の方向に向けて、徐々に拡大させているため、この突起の上面66は第2の端壁40側が高くなっており、設置面7に対して、包装箱1が傾斜した場合であっても、その突起の上面66の一部は、円筒状容器の重量によって設置面7とほぼ平行に配置されることが可能となる。
【0023】
利用者により、開口部13側の先頭に位置する円筒状容器3が取出されると、その後ろに位置する円筒状容器3’は、底面50の傾きγにより、重力にしたがって開口部13側に転がり移動する。そして、その開口部13におけるストッパー部17と、円筒状容器3の上側が当接し、その転がり移動が抑止されることで、開口部13から円筒状容器3が連続的に排出されることは防止される。
開口部13の側面に設けられた側部ミシン目88により、円筒状容器3の端面(底面又は蓋面)6の一部が利用者側に現れる。利用者は、円筒状容器3の上下の端面6を把持することで、その取出しを容易に行うことが可能となる。
【0024】
包装箱1は、突起部55が設置面7に当接するため、設置面7に対して角度γだけ傾く。この包装箱の傾きγの値は厚紙の強度と、収納する円筒状容器3の重量によって適宜に決定する。この傾きγがあまりに大きいと、円筒状容器3の重量により突起部55がつぶれてしまう。一方、この傾きγがあまりに小さいと、円筒状容器3が開口部13に転がってこない不都合が生じやすくなる。そこで、250mlや350ml用の包装箱1の場合、この傾きγの値は1°〜5°程度が望ましく、1°〜3°の範囲が最適といえる。もしくは、この突起部55の高さH5は、4mm〜20mm程度が望ましいが、より好ましくは4mm〜10mm程度である。
【0025】
また、本願発明の望ましい構成は、上記底面に包装箱の持ち運びを容易とする把手用孔を設けてある。図4に、この把手用孔31を示す。この実施形態では、前記表部材59と裏部材57とを貫通する形態で把手用孔31を設けるものである。
この把手用孔31は、中心線60の両側に略対称に、孔を設ける。表部材59には、左把手用孔33aと右把手用孔35aを設け、裏部材57には、左把手用孔33bと右把手用孔35bを設けてある。これらの孔33、35はすべて同じ形状とし、表部材59と裏部材57を重ね合せたときに同じ位置となるよう配置する。望ましい把手用孔31のサイズSは、利用者の人差し指から小指までの4本が挿入できる程度の大きさであり、具体的には、6cm〜9cm程度が望ましい。しかし、梱包する円筒状容器の本数が少ない場合には、円形孔1つ又は2つを有する構造のフィンガーホールタイプでもよい。
このように、二重構造による底面に把手用孔31を設けることで、特段の補強をすることなく強固な把手用孔31を形成することが可能となる。
なお、左把手用孔33と右把手用孔35とは同じ形状、サイズである必要はなく、包装箱1の用途に応じて適宜設定すれば足りる。
【0026】
(突起部形成手段のその他の実施形態)
本願発明における傾斜形成手段について、その他の実施形態を図6及び図7に示す。
図6(a)に示す形態は、突起部55’を山型の形状にしたものである。具体的には、屈曲線501を除き、略コの字状に表部材59’の一部を切り抜き、その部分を、屈曲線501、502で折り曲げる。この切り抜かれた部分の先端には、図6(b)に示されるように、凸部503を設けておく。
裏部材57’には、受け部として、上記屈曲線501に平行な形態で溝504を設ける。そして、前記凸部503を溝504に差し込むことで、突起部55’を形成する。強度補強の観点からは表部材59’は円筒状容器の重量に耐える厚さを選べばよい。
図6(c)に示す形態は、上記山型の突起部55’を、中心線60に対して左右対称に二つ(55’aと55’b)設けた実施形態である。各突起部55’aと55’bの構造は前記突起部55’の構造と同じであるから詳細な説明は省略する
【0027】
図7に示す形態は、突起部55”として、表部材59”の一部を巻き取り、これにより、突起部55”を形成する形態である。この実施形態では、裏部材57”に差込部を設けていない。
この形態では、底壁50”の両側辺510a、510bと平行に、ミシン目512a、512bを設ける。このミシン目512は、第1の端壁10側から第2の端壁40に向けて配置する。その長さは、第1の端壁10側から第2の端壁40まで全部でもよいし、第1の端壁10側から第2の端壁40の途中まででもよい。上記ミシン目512aと512bとの間には、屈曲が容易となる屈曲線515を、所定の間隔で複数本設けてある。そして、上記ミシン目512に沿って、表部材59”の一部を切り離し、更に、上記屈曲線515に沿って、上記部材を折り曲げて、上記部材を巻き取る。表部材59の一部を巻き取り、これを固定した状態を図7(b)に示す。
【0028】
【発明の効果】
(1) 本願発明は、底面に傾斜をつける突起部を形成する突起部形成手段、及び、開口部にストッパー部を設けたので、包装箱から円筒状容器を1つずつ確実かつ容易に取り出せる。
(2)収納する円筒状容器の本数を適宜本数とすることで、冷蔵庫の中にそのまま包装箱ごと入れて保冷でき、取出す際にはスムーズに手で1つずつ円筒状容器を取出せる。
(3)包装箱は、冷蔵庫中の棚の間などの狭いスペースにも、奥に長い形態で設置でき、かつ、その状態で円筒状容器を取出せる利点がある。
(4) また、底面を二重構造とし、かつ、その表部材と裏部材を利用して突起部を形成することにより、簡易な構造で突起部を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】開口部を形成するために右の側壁(第1の側壁、第2の側壁)から離脱部を取り除いた状態を示す本実施形態の円筒状容器用の包装箱の斜視図面である。
【図2】包装箱の第1の端壁に設けられた開口部形成手段を示す斜視図面であって、第1及び第2フラップを展開した状態で示す図である。
【図3】包装箱の第1の端壁に設けられた開口部形成手段を示す斜視図面であって、第1及び第2フラップを頂壁フラップ及び底壁フラップに接合して第1の端壁を形成した状態を示す図である。
【図4】(a)は突起部形成手段を示す包装箱の部分展開図であり、(b)はこの突起部形成手段により形成された突起部の構成を示す斜視図である。
【図5】本願発明において、円筒状容器が一つずつ取出される様子を示す図面である。
【図6】(a)は突起部形成手段による突起部のその他の実施形態を示す斜視図であり、(b)は突起部の拡大断面図であり、(c)は更に別の実施形態の突起部を示す斜視図である。
【図7】突起部形成手段による突起部の更に別の実施形態を示す図面であって、(a)突起部を形成する前の包装箱の斜視図で、(b)は突起部を形成した場合の斜視図である。
【図8】従来における包装箱の形態を示す図である。
【符号の説明】
1 包装箱 3 円筒状容器
5 円筒状容器の側面 10 第1の端壁
11 開口部形成手段 17 ストッパー部
31 把手用孔 40 第2の端壁
50 底壁 51 突起部形成手段
52 差込部 55 突起部
57 裏部材 59 表部材
Claims (4)
- シート状の箱材によって形成され、円筒状容器を横向きに積み重ねて収納する、円筒状容器用の包装箱において、
前記円筒状容器の側面に対向する、前記包装箱の一面を底壁とし、前記底壁の両端と隣接する端壁を第1の端壁、及び、第2の端壁とし、
前記第1の端壁の下部には、前記箱材の一部を該包装箱から切り離すことによって、収納されている円筒状容器を横向きに取り出せる開口部を形成する開口部形成手段を設け、
前記開口部形成手段によって形成される開口部の一部には、連続的に円筒状容器が排出されるのを防止するためのストッパー部を設け、
前記底壁には、前記底壁の前記第2の端壁側を前記第1の端壁側より高くする突起部を形成可能な突起部形成手段を設け、
前記底壁の箱材を裏部材と表部材とからなる二重にし、前記表部材の一部を切り離して前記突起部として形成可能となっており、前記突起部の一部に形成された差込部が前記裏部材に形成された受け部に差し込まれるようになっており、
前記突起部は三角形状をしており、前記表部材には前記三角形の2辺を画定する折り目と、前記2辺から三角形の外側に所望の距離隔てられていて前記2辺に沿って伸びる切り取り線と、前記三角形の他の1辺を画定する折り目と、この他の折り目の1辺から三角形の外側に所望の距離隔てられていて前記1辺に沿って伸びる折り目とが形成され、前記切り取り線に沿って前記表部材を切り取って前記突起部を形成することを特徴とする円筒状容器用の包装箱。 - 前記開口部形成手段が前記第1の端壁と、前記第1の端壁とその端壁に隣接する側壁との境界部とに形成されたミシン目状の切り取り線によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の円筒状容器用の包装箱。
- 前記開口部形成手段が前記第1の端壁と、前記第1の端壁に隣接する側壁とに形成されたミシン目状の切り取り線によって形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の円筒状容器用の包装箱。
- 円筒状容器の包装箱であって、前記底壁に、前記表部材と裏部材とを貫通する把手用孔を設けた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の円筒状容器の包装箱。
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