JP4220063B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、ワーク(製品)の生産工程において、上流搬送路から複数のワークを一旦集合させ、一対の下流搬送路にワークを振り分けて搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ワークの生産工程では、ワークの製造から梱包までの多数の工程を強制搬送路によって搬送しながら行うことが多い。また、このような生産工程においては、通常並設された複数の搬送路によってワークを複数列で搬送しながら作業を行っている。一方、このような生産工程においては、通常生産設備等のメンテナンスが定期的に行われており、また、不具合が発生することにより一時的に作業が停止することがある。
【0003】
上記のように複数並設された搬送路によって作業を行う生産工程においては、各搬送路をそれぞれ独立した形態とすると、ある搬送路がメンテナンス等により停止した場合、その搬送路上のすべての生産設備の稼働も停止するため、生産性向上の面からは好ましくない。従って、このような生産工程においては、所定の箇所において上流の搬送路から一旦ワークを集合させてある程度ワークを蓄積しておき、再度ワークを下流の搬送路に振り分けて搬送することが行われている。これにより、搬送路のある箇所がメンテナンス等により停止した場合であっても、前記集合箇所よりも下流の搬送路においては、その上流のメンテナンスを行っていない搬送路により搬送されるワークと共に前記集合箇所に蓄積されたワークが供給されるため、引き続き複数の搬送路によりワークを搬送しながら作業を行うことができる。
【0004】
ところで、最近では上記のような生産工程において、各搬送路で搬送されるワークの数量を略同数にすることが求められる場合がある。しかしながら、従来の搬送装置においては、例えば、一旦集合させたワークを1本の搬送路から2本の下流搬送路に単に分岐させていただけなので、集合したワークの密集状態によっては、各下流搬送路に分岐される際に偏りが生じ、搬送されるワークの数量が各下流搬送路間で大きく相違するという事態が生じるおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、搬送装置の改良を目的とし、さらに詳しくは、並設された複数の搬送路によって作業が行われる生産工程において、一旦集合されたワークを複数の下流搬送路に振り分けて搬送する際に各下流搬送路においてワークの数量を略同数にすることができる搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の搬送装置は、上流搬送路から搬送される複数のワークを集合させて下流に搬送する集積コンベアと、該集積コンベアの下流に接続され該集積コンベアによって集合された複数のワークを集合状態で搬送する一対の並設された分離コンベアと、該分離コンベアに接続されて下流に向かって延設されると共に下流端が下流搬送路に接続され、前記分離コンベアとの接続部から下流搬送路との接続部に向かって次第に搬送速度を増加させる一対の調速コンベアと、前記一対の分離コンベア同士の境界から前記調速コンベアの下流端部に向かって延設され、前記分離コンベアから前記調速コンベアにワークを案内すると共に各分離コンベアにより搬送される複数のワークを下流側に向かって次第に一列に整列させる案内部材と、前記各調速コンベアから前記各下流搬送路に搬送されるワークの数量をそれぞれ検出する計数手段と、前記計数手段が接続され、前記集積コンベアと前記分離コンベアと前記調速コンベアの搬送速度を調節する搬送制御手段とを備え、前記搬送制御手段は、前記各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に略同数となるように前記各分離コンベアの搬送速度をそれぞれ独立して調節自在としたことを特徴とする。
【0007】
本発明の搬送装置によれば、上流搬送路から搬送される複数のワークは前記集積コンベアにより一旦集合されて下流に搬送される。次に、ワークは並設された一対の分離コンベアにより集合状態のまま下流に搬送される。次に、一対の分離コンベアで搬送されたワークは、該分離コンベア同士の境界から前記調速コンベアの下流端部に向かって延設された案内部材により案内されて分離し、前記各調速コンベアにそれぞれ搬送される。この調速コンベア上では、ワークは前記案内部材に案内され、次第に一列に整列されて前記下流搬送路に搬送される。また、調速コンベアでは、前記分離コンベアから搬送される複数のワークを前記下流搬送路に一列にして導出するために搬送速度を次第に増加させている。
【0008】
次に、ワークは前記調速コンベアから前記下流搬送路に搬送されるが、このときに前記計数手段によって各下流搬送路に搬送されるワークの数量が計数される。本発明の搬送装置は、前記分離コンベアの搬送速度をそれぞれ独立して調節自在に構成しているため、該分離コンベアにより前記各計数手段により検出されるワークの数量を前記各下流搬送路毎に略同数となるようにすることができる。具体的には、各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に異なっているときに、ワークの数量が多くなっている下流搬送路に対応する分離コンベアの搬送速度を減少させ、あるいはワークの数量が少なくなっている下流搬送路に対応する分離コンベアの搬送速度を増加させる。また、各分離コンベアの搬送速度の一方を増加させると共に他方を減少させてもよい。
【0009】
本発明の搬送装置においては、前記計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に略同数であるときは、前記集積コンベアと前記各分離コンベアと前記各調速コンベアの搬送速度を同期させて略最大とし、前記各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に異なっているときは、前記計数手段により検出されるワークの数量が多くなっている下流搬送路に対応する分離コンベアの搬送速度を減少させることが好ましい。
【0010】
本発明の搬送装置によれば、前記各コンベアの搬送速度を同期させて略最大とすることで、ワークの搬送量を増大させることができる。また、前記計数手段により検出されるワークの数量が多くなっている下流搬送路に対応する分離コンベアの搬送速度を減少させることにより、その下流の調速コンベア及び下流搬送路に搬送されるワークの数量を減少させ、前記各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に略同数となるようにすることができる。
【0011】
また、このように分離コンベアの搬送速度を減少させる場合は、前記集積コンベアの搬送速度がそのままであっても、ワークの数量が調節されている時間は前記分離コンベアとの接続部近傍の前記集積コンベア上に密集して蓄積されていくことになるが、集積コンベアはワークを蓄積しつつ搬送するものであるので特に問題は生じない。従って、上記制御では前記集積コンベアの搬送速度を変化させる必要がないため、各コンベアの制御が容易となる。
【0012】
尚、前記各計数手段により検出されるワークの数量を略同数とする際には、各下流搬送路に搬送されるワークの総数、即ち累積数を略同数としてもよく、単位時間当たりに搬送されるワークの数量を略同数としてもよい。
【0013】
また、前記分離コンベアの搬送速度を減少させたときは、同時に前記調速コンベアの搬送速度も減少させることが好ましい。前記調速コンベア上には、通常ある程度ワークが蓄積されて搬送されているため、前記分離コンベアのみならず前記調速コンベアの搬送速度も減少させることにより、素早くその下流に接続される下流搬送路へ搬送されるワークの数量を減少させることができる。
【0014】
本発明の搬送装置においては、前記各分離コンベアを前記集積コンベアに接続される上流側と前記調速コンベアに接続される下流側とにそれぞれ分割し、下流側の分離コンベアの搬送速度を上流側の分離コンベアの搬送速度よりも若干増加させることが好ましい。
【0015】
一対の分離コンベア上を搬送されるワークは、前記案内部材に当接して分離され各下流搬送路に案内されるため、あまりワークが密集して搬送されると、前記案内部材にワークが当接したときにワーク同士がさらに密集するため、各調速コンベアに円滑にワークを分離搬送することができない。従って、本発明の搬送装置においては、前記分離コンベアを上流側と下流側とにそれぞれ分割し、前記下流側の分離コンベアの搬送速度を前記上流側の分離コンベアの搬送速度よりも若干増加させている。これにより、上流側の分離コンベアでワークが密集していても下流側の分離コンベアに搬送される際にその密集状態が解除されるため、各下流搬送路に円滑にワークを分離して搬送することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の搬送装置の実施形態の一例について、いわゆるPETボトルに内容物を充填して梱包を行う生産工程を例にとって図1乃至図6を参照して説明する。図1は本実施形態の搬送装置が設置される生産工程を示す説明図、図2は本実施形態の搬送装置を示す説明図、図3は本実施形態の搬送装置の機能的構成を示す説明図、図4は本実施形態の搬送装置の作動を示すフローチャート、図5及び図6は本発明の他の実施形態の作動を示すフローチャートである。
【0017】
本実施形態の搬送装置1は、図1に示すように、ワーク(PETボトル)Wに内容物を充填して梱包までを行う生産ラインの一部として設けられている。この生産ラインにおいては、内容物充填装置AによりワークW内に内容物が充填されて2列に並設された上流搬送路2a,2bに分配され、各上流搬送路2a,2b上でラベリングあるいは滅菌等を行う装置Bによりラベルの添付や内容物の滅菌等がなされる。次に、本実施形態の搬送装置1によって一旦ワークWが集合された後に再び2列に並設された下流搬送路3a,3bに分配され、各下流搬送路3a,3b上でワークWが整列装置Cにより整列され、梱包装置Dによって下流搬送路3a,3bから供給されるワークWをひとまとめにして梱包している。尚、内容物充填装置A、ラベリングあるいは滅菌等を行う装置B、整列装置C及び梱包装置Dは公知の装置であるため、詳細な説明は省略する。また、本実施形態では、ワークWの生産効率の向上を図るために、上流搬送路2a,2b、搬送装置1及び下流搬送路3a,3bでは、搬送速度が略最大になるようにワークWが搬送されている。
【0018】
本実施形態の搬送装置1は、図2に示すように、2列の上流搬送路2a,2bから搬送されるワークWを導入するベルトコンベアである導入コンベア4と、導入コンベア4の側面に接続される集積コンベア5と、集積コンベア5の下流側に接続される2列の第1コンベア(上流側の分離コンベア)6a,6bと、各第1コンベア6a,6bの下流側に接続される2列の第2コンベア(下流側の分離コンベア)7a,7bと、各第2コンベア7a,7bの外側面にそれぞれ平行して接続される第3コンベア(調速コンベア)8a,8bとを備えており、第3コンベア8a,8bはそれぞれ下流搬送路3a,3bに接続されている。また、各下流搬送路3a,3bには、下流搬送路3a,3bを通過するワークWの数量を計数するカウンタ9a,9bが設けられている。また、これらの各コンベア及びカウンタは、後述するように搬送制御手段10に電気的に接続されている。
【0019】
導入コンベア4は、一対の上流搬送路2a,2bから搬送されるワークWを下流側の集積コンベア5に搬送するものである。ここで、集積コンベア5でのワークの搬送速度は、上流搬送路2a,2bでのワークの搬送速度よりも遅くなっており、本実施形態では集積コンベア5の搬送速度は各上流搬送路2a,2bの搬送速度の約1/6に設定されている。従って、この導入コンベア4では、この速度差によりワークWが転倒しないように、複数の細いコンベアにより形成して上流側から下流側にかけて徐々にコンベアの搬送速度を減少させている。また、導入コンベア4上には、上流搬送路2aからのワークWを集積コンベア5に案内する導入案内部材4aと、上流搬送路2bからのワークWを集積コンベア5に案内する導入案内部材4bとが設けられている。これら導入案内部材4a,4bによって、上流搬送路2a,2bから搬送されるワークWを偏りなく集積コンベア5に搬送している。
【0020】
集積コンベア5は、導入コンベア4から搬送されたワークWを複数列に集積して下流側の第1コンベア6にワークWを搬送する。この集積コンベア5は、ある程度の数量のワークWを蓄積できるような幅と長さに形成されている。
【0021】
第1コンベア6は、2本のコンベア6a及び6bから形成されており、搬送制御手段10によりそれぞれ独立して搬送速度が制御される。第2コンベア7も同様に2本のコンベア7a及び7bから形成されており、搬送制御手段10によりそれぞれ独立して搬送速度が制御される。この第1コンベア6a,6b及び第2コンベア7a,7bは、それぞれその幅方向にワークWを6列で整列できるように形成されており、第1コンベア6及び第2コンベア7全体ではそれぞれ幅方向に12列で整列できるように形成されている。
【0022】
また、第2コンベア7の下流端部近傍には、2列の第2コンベア7a,7b同士の境界から左右方向に湾曲して広がり、第3コンベア8a,8b上をその終端部、即ち下流搬送路3a,3bの入口まで延設され、第2コンベア7a,7bから第3コンベア8a,8bを介して下流搬送路3a,3bまでワークWを下流側に向かって次第に一列に整列させる案内部材11が設けられている。
【0023】
第3コンベア8a,8bは、第2コンベア7a,7bの側面からそれぞれ外側及び下流に向かって延設された複数の細いコンベアにより形成されている。また、第3コンベア8a,8bの下流端には下流搬送路3a,3bが接続されている。この第3コンベア8a,8bは、第2コンベア7a,7bとの接続部から下流搬送路3a,3bとの接続部に向かって、次第に搬送速度を増加させている。
【0024】
次に、図3を参照して本実施形態の機能的構成について説明する。搬送制御手段10は、各コンベアの搬送速度を制御する速度制御手段12と、カウンタ9a,9bからの信号により下流搬送路3a,3bに搬送されるワークWの数量を比較する比較手段13とにより構成されている。また、速度制御手段12には、導入コンベア4と、集積コンベア5と、第1コンベア6a,6bと、第2コンベア7a,7bと、第3コンベア8a,8bとがそれぞれ接続されている。また、比較手段13にはカウンタ9a,9bが接続されている。
【0025】
次に、本実施形態の搬送装置1の作動について図4を参照して説明する。まず、生産ラインの稼働前に、下流搬送路3a,3bを停止させた状態で集積コンベア5、第1コンベア6a,6b及び第2コンベア7a,7bを運転し、各コンベアにワークWを充填する(STEP1)。このワークWは、内容物充填装置Aによって内容物が充填され、ラベリングあるいは滅菌等を行う装置Bによりラベルの添付や内容物の滅菌等がなされたPETボトルである。
【0026】
生産ラインが稼働を開始すると(STEP2)、上流搬送路2a,2bから搬送されてきたワークWが導入コンベア4を介して集積コンベア5に供給され、集積コンベア5において最大12列に整列されて搬送される。この集積コンベア5の終点に搬送されたワークWは、次に第1コンベア6a,6bによって下流側に搬送されるが、生産ラインの稼働開始時はカウンタ9a,9bにより計数されるワークWの数は略同一であるため、各カウンタ9a,9bの差の絶対値は50本以下となっている(STEP3においてYES)。このため、搬送制御手段10において、比較手段13から速度制御手段12に信号が送信され、速度制御手段12によって集積コンベア5及び第1コンベア6a,6bは略最高の搬送速度で運転される(STEP4)。
【0027】
また、ワークWは集積コンベア5により搬送された状態のまま密集した状態で第1コンベア6a,6b上を搬送され、第1コンベア6a,6bの終点に搬送されたワークWは第2コンベア7a,7bによって下流側に搬送される。本実施形態においては、速度制御手段12によって、第2コンベア7a,7bはそれぞれ第1コンベア6a,6bよりも搬送速度が若干速くなるように制御されるため、ワークWの密集状態が解消された状態で第2コンベア7a,7b上を搬送される。
【0028】
第2コンベア7a,7bの下流側に搬送されたワークWは、案内部材11の先端部によって左右に振り分けられて第3コンベア8a,8b12a,12bに搬送される。このとき、第2コンベア7a,7bの境界線上を搬送されてきたワークWは、案内部材11の先端部に当接して左右どちらかの第3コンベア8の方向に搬送される。また、第2コンベア7a上を搬送されてきたワークWはそのまま案内部材11に案内されて第3コンベア8aに搬送され、第2コンベア7b上を搬送されてきたワークWはそのまま案内部材11に案内されて第3コンベア8bに搬送される。このように、ワークWは案内部材11によって左右に振り分けられるが、ワークWは第2コンベア7a,7bによって密集状態が解消されているので、円滑に第3コンベア8a,8bに振り分けられる。
【0029】
第3コンベア8a,8bに搬送されたワークWは、第2コンベア7a,7bとの接続部から下流搬送路3a,3bとの接続部に搬送されるに従って次第に搬送速度が速くなるように搬送される。次に、ワークWは搬送速度が速くなった状態で一列となって各下流搬送路3a,3bに搬送される。そして、ワークWは下流搬送路3a,3b上に設置されている整列装置Cにより複数列に整列され、梱包装置Dによりひとまとめにされて梱包される。本実施形態においては、このようにワークWが搬送され、生産ラインでの作業が終了するまで上記作動が行われる(STEP5)。
【0030】
一方、集積コンベア5に供給されるワークWの状態によっては、第1コンベア6a,6b及び第2コンベア7a,7b上で搬送されるワークWの数量に偏りが生じる場合がある。各第2コンベア7a,7bにより搬送されるワークWの数量が異なっている場合は、それぞれ接続される第3コンベア8a,8bに供給されるワークWの数量も異なってくるので、カウンタ9a,9bによって計数されるワークWの数量が異なるようになる。そして、カウンタ9a,9bの差の絶対値が50本を越えた場合は(STEP3においてNO)、比較手段13によってどちらのカウンタの値が多くなっているかを比較する(STEP6)。
【0031】
カウンタ9aの方が多くなっている場合は(STEP6においてYES)、速度制御手段12は、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度を減少させる。本実施形態では、搬送速度の減少幅をそのコンベアの最高搬送速度の約1/2としている。一方、集積コンベア5、第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bは搬送速度を変化させずにそのままの搬送速度で制御を行う。これにより、集積コンベア5から搬送されるワークWが第1コンベア6a,6bに移動したときは、第1コンベア6aで搬送されるワークWの数量が第1コンベア6bの約半数となる。同様に、第2コンベア7a,7bにおいても、第2コンベア7aで搬送されるワークの数量が第2コンベア7bの約半数となる。
【0032】
一方、第3コンベア8aから下流搬送路3aに搬送されるワークWの数量が減少するのに対して、第3コンベア8bから下流搬送路3bに搬送されるワークWの数量は若干増加する。これは、各コンベア6a,7aと6b,7bとの境界にあるワークWが搬送速度の速いコンベア6a,7aに多く流れるようになるためである。このような状態で各コンベアの搬送速度が制御されると、カウンタ9a,9bの値の差が減少する。そして、各カウンタ9a,9bの数量の差の絶対値が50本以下となった場合は(STEP3においてYES)、比較手段13から速度制御手段12に信号が送られ、速度制御手段12により第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aは、それぞれ搬送速度が元に戻されて制御される(STEP4)。
【0033】
一方、カウンタ9a,9bの数量の差の絶対値が50本を越える場合に、カウンタ9bの方が多くなっている場合は(STEP6においてNO)、速度制御手段12は第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bの搬送速度を減少させることにより、下流搬送路3a,3bに搬送されるワークWの数量の調節を行う(STEP8)。
【0034】
本実施形態の搬送装置1においては、上記のように各コンベアの搬送速度が制御されるため、並設された複数の搬送路によって作業が行われる生産ラインにおいて、上流搬送路2a,2bから一旦集合された複数のワークWを複数の下流搬送路3a,3bに振り分けて搬送する際に、各下流搬送路3a,3bにおいてワークWの数量を略同数にすることができる。
【0035】
このように、下流搬送路3a,3b上に設けられている一対の整列装置Cには、常に略同数のワークWが搬送される。また、その下流に設けられている梱包装置Dにおいては、一対の整列装置Cから常に略同数のワークWが整列されて搬送される。従って、これらをまとめて梱包する際に一方から搬送されるワークWの数量が足りなくなる等の不都合が生じないので、円滑に作業を行うことができる。
【0036】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態では、上流搬送路2a,2b、搬送装置1、及び下流搬送路3a,3bがそれぞれ最高の搬送速度よりも低い搬送速度でワークWが搬送されている。ワークWの生産ラインにおいては、生産調整等のために各搬送路を最高の搬送速度よりも低い状態で運転する場合がある。このような場合は、以下のように各コンベア6,7及び8の制御を行う。
【0037】
まず、図5に示すように、上記実施形態と同様に、生産ラインの稼働前に各コンベアにワークWを充填し(STEP11)、生産ラインが稼働させる(STEP12)。そして、各カウンタ9a,9bによって計数されるワークWの数量の差が50本以内であれば(STEP13においてYES)、搬送制御手段10において、比較手段13から速度制御手段12に信号が送信され、速度制御手段12によって集積コンベア5、第1コンベア6a,6b、第2コンベア7a,7b及び第3コンベア8a,8bは所定の搬送速度で運転される(STEP14)。
【0038】
そして、カウンタ9a,9bの差の絶対値が50本を越えた場合は(STEP13においてNO)、比較手段13によってどちらのカウンタの値が多くなっているかを比較する(STEP16)。カウンタ9aの方が少なくなっている場合は(STEP16においてYES)、速度制御手段12は、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度を上昇させる(STEP17)。具体的には、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度を略最高速度に上昇させている。これに対し、第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bの搬送速度は変化させない。
【0039】
このように一方の各コンベア6a,7a,及び8aの搬送速度を上昇させると、各コンベア上のワークWが他方の各コンベア6b,7b,及び8bよりも速く下流搬送路3aに搬送される。また、各コンベア6a,7aと6b,7bとの境界にあるワークWが搬送速度の速いコンベア6a,7aに多く流れるようになる。このため、カウンタ9a,9bの値の差が減少する。そして、各カウンタ9a,9bの数量の差の絶対値が50本以下となった場合は(STEP13においてYES)、比較手段13から速度制御手段12に信号が送られ、速度制御手段12により各コンベア6a,7a,及び8aは、それぞれ搬送速度が元に戻されて制御される(STEP14)。
【0040】
一方、カウンタ9bの方が少なくなっている場合は(STEP16においてNO)、速度制御手段12は、第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bの搬送速度を上昇させ(STEP18)、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度は変化させない。このように、各コンベアの搬送速度を制御することにより、各カウンタ9a,9bの値を略同数にして各下流搬送路3a,3bに搬送されるワークWの数量を略同数にしている。
【0041】
次に、本発明の搬送装置1の他の実施形態について説明する。本実施形態においても、上記他の実施形態と同様に、上流搬送路2a,2b、搬送装置1、及び下流搬送路3a,3bがそれぞれ最高の搬送速度よりも低い搬送速度でワークWが搬送されている。
【0042】
本実施形態では、図6に示すように、上記実施形態と同様に、生産ラインの稼働前に各コンベアにワークWを充填し(STEP21)、生産ラインを稼働させる(STEP22)。そして、各カウンタ9a,9bによって計数されるワークWの数量の差が50本以内であれば(STEP23においてYES)、搬送制御手段10において、比較手段13から速度制御手段12に信号が送信され、速度制御手段12によって集積コンベア5、第1コンベア6a,6b、第2コンベア7a,7b及び第3コンベア8a,8bは所定の搬送速度で運転される(STEP24)。
【0043】
そして、カウンタ9a,9bの差の絶対値が50本を越えた場合は(STEP23においてNO)、比較手段13によってどちらのカウンタの値が多くなっているかを比較する(STEP26)。カウンタ9aの方が少なくなっている場合は(STEP26においてYES)、速度制御手段12は、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度を上昇させると共に、第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bの搬送速度を減少させる(STEP27)。一方、カウンタ9bの方が少なくなっている場合は(STEP26においてNO)、速度制御手段12は、第1コンベア6b、第2コンベア7b及び第3コンベア8bの搬送速度を上昇させると共に、第1コンベア6a、第2コンベア7a及び第3コンベア8aの搬送速度を減少させる(STEP28)。本実施形態では、このように各コンベアの搬送速度を制御することによって、各カウンタ9a,9bの値を略同数にして各下流搬送路3a,3bに搬送されるワークWの数量を略同数にしている。
【0044】
尚、本実施形態においては、下流搬送路3a,3bに搬送されるワークWの数量を略同数にするため、各搬送路の差の絶対値を50本以下として制御しているが、これに限らず、下流搬送路3a,3bに設けられる装置が要求する精度により、両者の差を任意に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の搬送装置が設けられた生産工程を示す説明図。
【図2】 本発明の搬送装置の実施形態の一例を示す説明図。
【図3】 本実施形態の搬送装置の機能的構成を示す説明図。
【図4】 本実施形態の搬送装置の作動を示すフローチャート。
【図5】 本発明の他の実施形態の搬送装置の作動を示すフローチャート。
【図6】 本発明の他の実施形態の搬送装置の作動を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…搬送装置、2a,2b…上流搬送路、3a,3b…下流搬送路、5…集積コンベア、6a,6b…第1コンベア(上流側の分離コンベア)、7a,7b…第2コンベア(下流側の分離コンベア)、8a,8b…第3コンベア(調速コンベア)、9a,9b…カウンタ(計数手段)、11…案内部材、W…ワーク。

Claims (4)

  1. 上流搬送路から搬送される複数のワークを集合させて下流に搬送する集積コンベアと、
    該集積コンベアの下流に接続され該集積コンベアによって集合された複数のワークを集合状態で搬送する一対の並設された分離コンベアと、
    該分離コンベアに接続されて下流に向かって延設されると共に下流端が下流搬送路に接続され、前記分離コンベアとの接続部から下流搬送路との接続部に向かって次第に搬送速度を増加させる一対の調速コンベアと、
    前記一対の分離コンベア同士の境界から前記調速コンベアの下流端部に向かって延設され、前記分離コンベアから前記調速コンベアにワークを案内すると共に各分離コンベアにより搬送される複数のワークを下流側に向かって次第に一列に整列させる案内部材と、
    前記各調速コンベアから前記各下流搬送路に搬送されるワークの数量をそれぞれ検出する計数手段と
    前記計数手段が接続され、前記集積コンベアと前記分離コンベアと前記調速コンベアの搬送速度を調節する搬送制御手段とを備え、
    前記搬送制御手段は、前記各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に略同数となるように前記各分離コンベアの搬送速度をそれぞれ独立して調節自在としたことを特徴とする搬送装置。
  2. 前記計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に略同数であるときは、前記集積コンベアと前記各分離コンベアと前記各調速コンベアの搬送速度を同期させて略最大とし、前記各計数手段により検出されるワークの数量が前記各下流搬送路毎に異なっているときは、前記計数手段により検出されるワークの数量が多くなっている下流搬送路に対応する分離コンベアの搬送速度を減少させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記分離コンベアの搬送速度を減少させたときは、同時に前記調速コンベアの搬送速度も減少させることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記各分離コンベアを前記集積コンベアに接続される上流側と前記調速コンベアに接続される下流側とにそれぞれ分割し、下流側の分離コンベアの搬送速度を上流側の分離コンベアの搬送速度よりも若干増加させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送装置。
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