JP4219883B2 - 転送レート制御装置、及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、AVデータを転送する際にその転送レートを制御する転送レート制御装置、及び記録媒体に関するものである。
MPEG画像データに対して、早送り再生(Cue)、巻き戻し再生(Review)などの特殊再生を行う場合、通常MPEG画像からIピクチャ(イントラ符号化画像)のみを抜き出し、抜き出したIピクチャが特殊再生用データとして用いられる。
MPEG画像はIピクチャの他にPピクチャ(Predictive符号化画像)、Bピクチャ(Bidirectionally predictive符号化画像)なども含んでいる。
ところが、特殊再生用データでは、PピクチャやBピクチャを含まずIピクチャのみから構成される。そして、BピクチャやPピクチャに較べてIピクチャの画像サイズは大きい。従って、特殊再生画像を再生する場合、通常再生に較べて復号器に対してより多くのビット量が転送される。
このため、復号器への特殊再生画像を一時的に蓄積する一時待機バッファへの転送量も増え、一時待機バッファがオーバーフローしないように制御する必要がある。
図3に、特殊再生の際、一時待機バッファがオーバーフローしないように制御する従来の再生装置25を示す。
再生装置25は、記録手段5、再生処理手段18、画像データ読み出し手段19、読み出し制御手段20、一時待機バッファ21、入出力監視手段22、バッファ制御手段23、復号器11から構成される。また、再生装置25には、モニタ4が接続されている。
記録手段5は、MPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを記録する手段であり、例えば、ハードディスク装置などのランダムアクセス可能な記録装置やVCRなどのシーケンシャルアクセスする記録装置である。以下ハードディスク装置などのランダムアクセス可能な装置であるとして説明する。
再生処理手段18は、記録手段5に記録されているAVデータを再生する手段であり、通常の再生の場合、再生したAVデータを画像データ読み出し手段19からの要求に応じてPES(Packetized Elementary Stream)として出力する手段である。また、特殊再生の際は、再生したAVデータから特殊再生に用いるIピクチャを抜き出して、特殊再生用データ作成し、画像データ読み出し手段19からの要求に応じてPESとして出力する手段である。
画像データ読み出し手段19は、読み出し制御手段20の制御に従って再生処理手段18からPESを読み出して、一時待機バッファ21に読み出したPESパケットをPES26として出力する手段である。
読み出し制御手段20は、入出力監視手段22から通知される一時待機バッファ21の入出力状態に基づき、画像データ読み出し手段19がPES26を出力する量を制御する手段である。
一時待機バッファ21は、画像データ読み出し手段19から出力されたPES26を一時的に格納し、格納しているPESを復号器11に出力する手段である。
入出力監視手段22は、一時待機バッファ21の入力量と出力量を監視し、一時待機バッファ21の入出力状態を読み出し制御手段20とバッファ制御手段23に通知する手段である。
バッファ制御手段23は、一時待機バッファ21の出力量を調節する手段である。
復号器11は、一時待機バッファ21から送られてくるPESを復号し、アナログ信号に変換する手段である。
モニタ4は、復号器11からのアナログ信号を入力し映像をモニタ4に表示する手段である。
次に、このような従来の再生装置25が特殊再生する際の動作を説明する。
再生処理手段18は、記録手段5に記録されているMPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを読み出し、特殊再生に用いるIピクチャを抜き出しす。そして、抜き出したIピクチャをPESに変換する。
画像データ読み出し手段19は、読み出し制御手段20の制御により、そのPESを読み出し、PES26として一時待機バッファ21に出力する。
一時待機バッファ21は、PES26を一時的に格納する。そして、バッファ制御手段23の制御に従って、復号器11に1ピクチャ毎に格納しているPESを出力する。
復号器11は、1ピクチャ毎にPESを入力し、復号してアナログ信号に変換する。
モニタ4は、アナログ信号を入力し、映像を表示する。
一方、入出力監視手段22は、一時待機バッファ21に入力されたデータ量と、一時待機バッファ21から復号器11に出力されたデータ量とを監視している。
そして、一時待機バッファ21の入出力の状態を、読み出し制御手段20とバッファ制御手段23に通知する。
読み出し制御手段20は、バッファ監視手段22からの情報を常時モニタしており、一時待機バッファ21が復号器11にデータを出力したタイミングで、画像データ読み出し手段19が特殊再生用のPES形式のデータを読み出すよう制御している。そして、画像データ読み出し手段19は読み出したデータを一時待機バッファ21に格納する。
さらに、バッファ制御手段23は、バッファ監視手段22からの情報を常時モニタしており、一時待機バッファ21に1ピクチャ分のデータが格納されたタイミングで、復号器11に1ピクチャ分のデータを出力するように制御している。
このように、読み出し制御手段20とバッファ制御手段23が、入出力監視手段22から送られてくる一時待機バッファ21の入出力状態に応じて、一時待機バッファ21に対するPESの入出力を制御する。
従って、一時待機バッファ21へのデータの入力と一時待機バッファ21からのデータの出力が同期して制御されるので、一時蓄積バッファ21は、オーバーフローしない。
ところで、AVデータを再生する機能と再生したAVデータを復号する機能を別々の装置として実現し、再生装置で再生したAVデータをMPEGトランスポートストリームとして、復号装置に転送するシステムについて考えてみる。
図4にこのようなシステムを示す。
再生装置27は、AVデータを再生して、MPEGトランスポートストリームとして出力する装置である。また、復号装置28は、MPEGトランスポートストリームとして送られてきたAVデータを復号して、モニタ4にその映像を表示する装置である。
再生装置27と復号装置28は、例えばIEEE1394バスで接続されている。
再生装置27は、記録手段5、再生処理手段6、画像データ読み出し手段7、読み出し制御手段20から構成される。
また、復号装置28は、変換手段29、一時待機バッファ9、復号器11、入出力監視手段22、バッファ制御手段23から構成される。
再生装置27を構成する記録手段5、読み出し制御手段20は、図3と同一である。
また、再生処理手段6は、図3の再生処理手段18と異なり、作成した特殊再生用データをMPEGトランスポートストリームとして出力する手段である。
画像データ読み出し手段7は、図3の画像データ読み出し手段19と異なり、MPEGトランスポートストリームを読み出して、MPEG−TS(MPEGトランスポートストリーム)12として出力する手段である。
復号装置28を構成する入出力監視手段22、バッファ制御手段23、一時待機バッファ21、復号器11は、図3と同一である。
また、変換手段29は、送られてきたMPEGトランスポートストリームを入力して、PESに変換して出力する手段である。
次に、このような再生装置27と復号装置28が特殊再生する際の動作を説明する。
再生処理手段6は、記録手段5に記録されているMPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを読み出し、特殊再生に用いるIピクチャを抜き出す。そして、抜き出したIピクチャをMPEGトランスポートストリームとして出力する。
画像データ読み出し手段7は、MPEGトランスポートストリームを読み出し、MPEG−TS12としてIEEE1394バスを介して、変換手段29に出力する。
変換手段29は、再生装置27から送られてきたMPEG−TS12をPESに変換して、一時待機バッファ9に出力する。
一時待機バッファ9は、PESを一時的に格納する。そして、バッファ制御手段23の制御に従って、復号器11に1ピクチャ毎に格納しているPESを出力する。
復号器11は、1ピクチャ毎にPESを入力し、復号してアナログ信号に変換する。
モニタ4は、アナログ信号を入力し、映像を表示する。
一方、入出力監視手段22は、一時待機バッファ9に入力されたPES形式のデータ量と、一時待機バッファ9から復号器11に出力されたPES形式のデータ量とを監視している。
一方、入出力監視手段22は、一時待機バッファ21の入出力の状態を、バッファ制御手段23に通知する。
ところが、再生装置27と復号装置28はIEEE1394バスなどで接続されているので、図3の場合とは異なり、入出力制御手段22は、読み出し制御手段20にバッファ21の入出力の状態のような細かな情報を遅延なく通知することが出来ない。
また、画像読み出し手段7は、MPEGトランスポートストリーム形式でAVデータを出力するので、その出力量を自由に変更することが出来ない。
従って、図4のような場合、特殊再生する場合、一時待機バッファ9の入力量と出力量を同期させることが出来なくなり、一時待機バッファ9がオーバーフローする可能性がある。
このように、AVデータの読み出し側と読み出したAVデータを復号する側を別々の機器として構成すると、復号器へのデータを一時的に格納するバッファの状態を、読み出し側が知ることが困難になる。
また、仮に上記バッファの状態を読み出し側が知ることが出来たとしても、読み出し側から復号側にAVデータをMPEGトランスポートストリームとして転送すると、転送量を自由に調整することができない。このため、上記バッファがオーバーフローしてしまう可能性がある。
すなわち、AVデータの読み出し側と読み出したAVデータを復号する側を別別の機器として構成すると、特殊再生時に復号器へのデータを一時的に格納するバッファがオーバーフローするという課題がある。
本発明は、上記課題を考慮し、AVデータの読み出し側と読み出したAVデータを復号する側が別々の機器として構成されている場合、特殊再生時に復号器へのデータを一時的に格納するバッファがオーバーフローしない転送レート制御装置、及び記録媒体を提供することを目的とするものである。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、それぞれ複数のパケットにより構成され複数のフレームを有し、且つ各フレームのデータの大きさが異なる映像または音声ストリームをISO/IEC13818−1の規格で定められた形式で入力する入力手段と、
前記映像または音声ストリームが、予め定められた速度とは異なる速度で再生する場合、前記入力されてくるストリームの各フレームに属するパケット間の出力間隔を予め定められた速度になるように調整し、予め定めらフレーム間時間よりも大きなフレーム間隔で全てのフレームを一定速度で転送することによって、伝送帯域に制限のあるネットワークに、予め定められた再生速度時の伝送帯域よりも大きな伝送帯域を使わないように前記映像または音声ストリームの出力レートを調整する転送レート調整手段
前記パケットレート調整手段から出力された前記ストリームを、伝送帯域に制限があり、前記転送レートを制御することができない復号装置が接続可能なネットワークに出力する出力手段とを備えた転送レート制御装置である。
また、第2の本発明は、前記転送レート調整手段は、前記入力されてくるストリームの各フレームのうち、Iピクチャのフレームデータを抜き出すことにより、前記出力レートを調整する、第1の本発明の転送レート制御装置である。
また、第の本発明は、前記ストリームは、複数のデータが多重されている、第1又は第2の本発明の転送レート制御装置である。
また、第の本発明は、前記ストリームは、データが多重されていない、第1又は第2の本発明の転送レート制御装置である。
また、第の本発明は、前記ストリームは、MPEGトランスポートストリームであり、前記パケットはトランスポートパケットである、第1〜第4のいずれかの本発明の転送レート制御装置である。
また、第の本発明は、前記出力手段から出力されるストリームが入力される前記復号装置のバッファがオーバーフローする可能性があることを前記復号装置から警告された場合、前記パケットレート調整手段は前記警告に応じて転送レートを制御する、第1〜第4のいずれかの本発明の転送レート制御装置である。
また、第の本発明は、前記復号装置は、前記出力手段から出力されるストリームを一時記憶するバッファと、前記バッファがオーバーフローする可能性があることを示す警告を前記転送レート制御手段に発するバッファ量監視手段とを有し、
前記転送レート制御手段は前記警告に応じて、パケット出力間隔を大きくする、又はフレーム間隔を大きくすることにより前記転送レートを制御する、第1〜第6のいずれかの本発明の転送レート制御装置。
である。
また、第9の本発明は、第1〜第8のいずれかの本発明の転送レート制御装置の、前記映像または音声ストリームが、予め定められた速度とは異なる速度で再生する場合、前記入力されてくるストリームの各フレームに属するパケット間の出力間隔を予め定められた速度になるように調整し、予め定められたフレーム間隔の時間よりも大きなフレーム間隔で全てのフレームを一定速度で転送することによって、伝送帯域に制限のあるネットワークに、予め定められた再生速度時の伝送帯域よりも大きな伝送帯域を使わないように前記映像または音声ストリームの出力レートを調整する前記パケットレート調整手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録した記録媒体である。
本発明は、AVデータの読み出し側と読み出したAVデータを復号する側が別々の機器として構成されている場合、特殊再生時に復号器へのデータを一時的に格納するバッファがオーバーフローしない転送レート制御装置、及び記録媒体を提供することが出来る。
以下に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、本実施の形態の転送レート制御装置1、復号装置3を含むシステムの構成を示す。転送レート制御装置1は、再生装置2に組み込まれている。
また、再生装置2と復号装置3はIEEE1394バスなどで接続されており、復号装置3にはモニタ4が接続されている。
再生装置2は、AVデータを再生して、MPEGトランスポートストリームとして出力する装置である。また、復号装置3は、MPEGトランスポートストリームとして送られてきたAVデータを復号して、モニタ4にその映像を表示する装置である。また、転送レート制御装置1は、特殊再生用のMPEGトランスポートストリームの転送レートを制御する装置である。
再生装置2は、記録手段5、再生処理手段6、転送レート制御装置1から構成される。
また、転送レート制御装置1は、画像データ読み出し手段7、出力レート制御手段8から構成される。
また、復号装置3は、変換手段29、一時待機バッファ9、復号器11、バッファ量監視手段10から構成される。
記録手段5は、MPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを記録する手段であり、例えば、ハードディスク装置である。
再生処理手段6は、記録手段5に記録されているAVデータを再生する手段であり、通常の再生の場合、再生したAVデータを画像データ読み出し手段7からの要求に応じて読み出し、MPEGトランスポートストリームとして出力する手段である。また、特殊再生の際は、再生したAVデータから特殊再生に用いるIピクチャを抜き出して、特殊再生用データ作成し、画像データ読み出し手段7からの要求に応じて特殊再生用のMPEGトランスポートストリームを出力する手段である。
転送レート制御装置1を構成する画像データ読み出し手段7は、出力レート制御手段8の制御に従って再生処理手段6からMPEGトランスポートストリームを読み出して、IEEE1394バスに出力する手段である。
出力レート制御手段8は、バッファ量監視手段10からの警告に基づき、画像データ読み出し手段7がMPEGトランスポートストリームをMPEG−TS12として出力する際の転送レートを制御する手段である。
また、復号装置3を構成する変換手段29は、再生装置2から送られてきたMPEGトランスポートストリームであるMPEG−TS12をPESに変換する手段である。
一時待機バッファ9は、変換手段29からのPESを一時的に格納し、PESを復号器11に出力する手段である。
バッファ量監視手段10は、一時待機バッファ9の空き容量を監視し、空き容量が少なくなった場合、出力レート制御手段8に警告を発する手段である。
復号器11は、一時待機バッファ9から送られてくるPESを復号し、アナログ信号に変換する手段である。
モニタ4は、復号器11からのアナログ信号を入力し映像を表示する手段である。
なお、本実施の形態の出力レート制御手段8は本発明のパケットレート調整手段の例であり、本実施の形態の画像データ読み出し手段7は本発明の入力手段の例であり、本実施の形態の画像データ読み出し手段7は本発明の出力手段も兼ねている。また、本実施の形態の一時待機バッファ9は本発明のバッファの例であり、本実施の形態の復号器11は本発明の復号手段の例である。また、本実施の形態のオーバーフロー警告信号は本発明の警告の例である。
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
記録手段5に記録されているMPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを特殊再生する場合の動作を説明する。
再生処理手段6は、記録手段5に記録されているMPEGトランスポートストリーム形式のAVデータを読み出し、特殊再生に用いるIピクチャを抜き出す。そして、抜き出したIピクチャから特殊再生用のMPEGトランスポートストリームを作成する。
画像データ読み出し手段7は、出力レート制御手段8の制御に従って、MPEGトランスポートストリームを読み出してMPEGトランスポートストリームであるMPEG−TS12として、IEEE1394バスに転送する。
一方復号装置3の変換手段29は、再生装置2から送られてくるMPEG−TS12を入力し、PESに変換して、一時待機バッファ9に変換する。
一時待機バッファ9は、変換手段29からのPESを一時的に格納する。
復号器11は、一時待機バッファ9から、1ピクチャ毎にPESを入力し、復号してアナログ信号に変換する。
モニタ4は、アナログ信号を入力し、映像を表示する。
一方、バッファ量監視手段10は、一時待機バッファ9の空き容量を監視している。
そして、一時待機バッファ9の空き容量が、残り少なくなった場合、一時待機バッファ9がオーバーフローする前に、出力レート制御手段8にオーバーフロー警告信号を発する。
出力レート制御手段8は、バッファ量監視手段10からのオーバーフロー警告信号を受け取ると、その警告を受け取ったタイミングで、出力するトランスポートパケットの間隔を広くする。
図2に、出力レート制御手段8が、オーバーフロー警告信号16を受け取った場合にどのようにして出力するトランスポートパケットの間隔を広くするかを示すタイムチャートを示す。
図2では、紙面に向かって左側から右側に向かって時刻が過去から未来へと経過する。
オーバーフロー警告信号16は、バッファ量監視手段10から送られてきたオーバーフロー警告の信号であり、一時待機バッファ9の空き容量が残り少なくなってきたことを知らせる信号である。
フレーム間隔13は、一つのピクチャの出力が開始されてから次のピクチャの出力が開始されるまでの時間である。
パケット転送時間14は、バッファ量監視手段10から仮にオーバーフロー警告信号16が送られてこなかったとした場合に、1ピクチャを構成するパケットを出力するのに要する時間である。
パケット転送時間15は、バッファ量監視手段10からオーバーフロー警告信号16が送られてきた場合に、1ピクチャを構成するパケットを出力するのに要する時間である。
オーバーフロー警告信号16を受け取ったタイミングで、出力レート制御手段8は、パケット転送時間15に示すようにトランスポートパケット17を出力する時間間隔を広くする。
すなわち、出力レート制御手段8は、オーバーフロー警告信号16を受け取った後のトランスポートパケットの出力時間間隔を次の数1の出力間隔のようにする。
Figure 0004219883
従って、出力レート制御手段8は、同じパケット数をオーバーフロー警告信号16を受け取ることによって、より長い時間をかけて出力するので、一時待機バッファ9が入力するPESの転送レートが少なくなる。従って、一時待機バッファ9のオーバーフローが起こりにくくなる。
さらに、バッファ量監視手段10は、一時待機バッファ9の空き容量が急激になくなっていく場合には、オーバーフロー警告信号16の値を変えて、出力レート制御手段8に通知する。
オーバーフロー警告信号が、緊急のものであることを示す場合、出力レート制御手段8は、特殊再生用のMPEGトランスポートストリームのうち出力するピクチャを間引く。すなわち、画像データ読み出し手段7は、間引かれたピクチャを構成するトランスポートパケットを復号装置3に出力しないようにする。どの程度の間隔でピクチャを間引くかは、オーバーフロー警告信号16が表す緊急度に応じて決定する。
さらに、バッファ量監視手段10からのオーバーフロー警告信号16は、従来の技術で説明したような一時待機バッファ9の入出力状態よりははるかに発行する頻度が少ない。従って、オーバーフロー警告信号は、異なる装置間でも十分転送することが出来る。
以上のように、本実施の形態によれば、再生装置2と復号装置3が別々の機器であり、再生装置2から復号装置3へMPEGトランスポートストリームとして特殊再生用データが転送されても、一時待機バッファ9のオーバーフローがおこりにくくなる。
なお、本実施の形態では、オーバーフロー警告信号16が送られてきた場合に、その緊急度に応じて、トランスポートパケットの間隔を広げたり、また、出力するピクチャを間引くとして説明したが、これに限らない。オーバーフロー警告信号16の緊急度に応じて、出力するピクチャを間引くとともに、間引かれなかったピクチャを構成するトランスポートパケットの間隔を広げても構わない。さらに、ピクチャを間引く代わりに、ピクチャを間引かず、ピクチャの時間間隔を長くしても構わない。さらにピクチャの時間間隔を長くした場合、ピクチャを構成するトランスポートパケット間の時間間隔を長くしても構わないし、長くしなくても構わない。
さらに、本実施の形態では、記録手段5はハードディスク装置であるとして説明したが、これに限らない。光磁気ディスク装置、VCRなどのテープ媒体に記録する装置などでも構わない。ただし、VCRの場合は、ハードディスク装置の場合とは異なり、AVデータを記録する際に特殊再生用データを作成して、テープ媒体に設けられた特殊再生用データを格納する領域に作成した特殊再生用データを格納する。従って、この場合、再生処理手段6は、特殊再生時に、特殊再生用データを作成する必要はない。要するに、ランダムアクセス可能な記録装置またはシーケンシャルアクセス可能な記録装置でありさえすればよい。
さらに、本実施の形態では、転送レート制御装置1が再生装置2に組み込まれているとして説明したがこれに限らない。転送レート制御装置1は、ネットワークなどの伝送媒体から送られてくる特殊再生用データを読み出し、上述したように転送レートを制御して出力するものでも構わない。
さらに、本実施の形態の転送レート制御装置1または復号装置3の全部または一部の手段の全部または一部の機能をソフトウェア的に実現しても構わないし、ハードウェア的に実現しても構わない。
さらに、本発明の転送レート制御装置または復号装置の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び/またはデータを担持した媒体であって、コンピュータにより処理可能なことを特徴とする媒体も本発明に属する。
さらに、本発明のデータとは、データ構造、データフォーマット、データの種類などを含む。また、本発明の媒体とは、ROM等の記録媒体、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等の伝送媒体を含む。また、本発明の担持した媒体とは、例えば、プログラム及び/またはデータを記録した記録媒体、やプログラム及び/またはデータを伝送する伝送媒体等を含む。また、コンピュータにより処理可能とは、例えば、ROMなどの記録媒体の場合であれば、コンピュータにより読みとり可能であることであり、伝送媒体の場合であれば、伝送対象となるプログラム及び/またはデータが伝送の結果として、コンピュータにより取り扱えることであることを含む。
さらに、上記実施の形態の転送レート制御装置1または復号装置3の全部または一部の手段の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム及び/またはデータを記録したプログラム記録媒体は、コンピュータにより読み取り可能であり、読み取られた前記プログラム及び/またはデータが前記コンピュータと協動して前記機能を実行するプログラム記録媒体であっても良い。
さらに、本発明の特殊再生用データ作成装置から出力されたMPEGトランスポートストリームを記録したことを特徴とする記録媒体も本発明に属する。
本発明に係る転送レート制御装置、及び記録媒体は、AVデータの読み出し側と読み出したAVデータを復号する側が別々の機器として構成されている場合、特殊再生時に復号器へのデータを一時的に格納するバッファがオーバーフローしないという効果を有し、AVデータを転送する際にその転送レートを制御する転送レート制御装置、及び記録媒体等に有用である。
本発明の第1の実施の形態における転送レート制御装置を含むシステムの構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態における転送レート制御装置の転送レート制御を説明する図 従来の再生装置の構成を示すブロック図 再生装置と復号装置が別々の装置から構成されている場合のブロック図
符号の説明
1 転送レート制御装置
2 再生装置
3 復号装置
4 モニタ
5 記録手段
6 再生処手段
7 画像データ読み出し手段
8 出力レート制御手段
9 一時待機バッファ
10 バッファ量監視手段
11 復号器
12 MPEG−TS
13 フレーム間隔
14 パケット転送時間
15 パケット転送時間
16 オーバーフロー警告信号16
17 トランスポートパケット

Claims (8)

  1. それぞれ複数のパケットにより構成され複数のフレームを有し、且つ各フレームのデータの大きさが異なる映像または音声ストリームをISO/IEC13818−1の規格で定められた形式で入力する入力手段と、
    前記映像または音声ストリームが、予め定められた速度とは異なる速度で再生する場合、前記入力されてくるストリームの各フレームに属するパケット間の出力間隔を予め定められた速度になるように調整し、予め定めらフレーム間時間よりも大きなフレーム間隔で全てのフレームを一定速度で転送することによって、伝送帯域に制限のあるネットワークに、予め定められた再生速度時の伝送帯域よりも大きな伝送帯域を使わないように前記映像または音声ストリームの出力レートを調整する転送レート調整手段
    前記パケットレート調整手段から出力された前記ストリームを、伝送帯域に制限があり、前記転送レートを制御することができない復号装置が接続可能なネットワークに出力する出力手段とを備えた転送レート制御装置。
  2. 前記転送レート調整手段は、前記入力されてくるストリームの各フレームのうち、Iピクチャのフレームデータを抜き出すことにより、前記出力レートを調整する、請求項1記載の転送レート制御装置。
  3. 前記ストリームは、複数のデータが多重されている、請求項1または2に記載の転送レート制御装置。
  4. 前記ストリームは、データが多重されていない、請求項1または2に記載の転送レート制御装置。
  5. 前記ストリームは、MPEGトランスポートストリームであり、前記パケットはトランスポートパケットである、請求項1〜のいずれかに記載の転送レート制御装置。
  6. (7)
    前記出力手段から出力されるストリームが入力される前記復号装置のバッファがオーバーフローする可能性があることを前記復号装置から警告された場合、前記パケットレート調整手段は前記警告に応じて転送レートを制御する、請求項1〜のいずれかに記載の転送レート制御装置。
  7. 前記復号装置は、前記出力手段から出力されるストリームを一時記憶するバッファと、前記バッファがオーバーフローする可能性があることを示す警告を前記転送レート制御手段に発するバッファ量監視手段とを有し、
    前記転送レート制御手段は前記警告に応じて、パケット出力間隔を大きくする、又はフレーム間隔を大きくすることにより前記転送レートを制御する、請求項1〜6のいずれかに記載の転送レート制御装置。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の転送レート制御装置の、前記映像または音声ストリームが、予め定められた速度とは異なる速度で再生する場合、前記入力されてくるストリームの各フレームに属するパケット間の出力間隔を予め定められた速度になるように調整し、予め定められたフレーム間隔の時間よりも大きなフレーム間隔で全てのフレームを一定速度で転送することによって、伝送帯域に制限のあるネットワークに、予め定められた再生速度時の伝送帯域よりも大きな伝送帯域を使わないように前記映像または音声ストリームの出力レートを調整する前記パケットレート調整手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。
JP2004313015A 2004-10-27 2004-10-27 転送レート制御装置、及び記録媒体 Expired - Fee Related JP4219883B2 (ja)

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