JP4218889B2 - 工作機械の主軸装置 - Google Patents

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本発明は、工作機械の主軸装置に関し、さらに詳しくはラインバーを支持するフローティング機構を備えた主軸装置に関するものである。
一般に、工作機械において、例えばシリンダブロックのクランクシャフト用の複数のジャーナル部を同時に仕上げ加工する場合には、工作機械の主軸装置の主軸にフローティング機構を介して複数の工具を備えたラインバーを支持する。そして、前記ラインバーをシリンダブロックのクランクシャフト穴に挿入し、ラインバーに設けた工具によって複数のジャーナル部の仕上げ加工を同時に行うようになっている。加工内容により前記ラインバーの内部には複数の工具をラインバー本体内より軸線に対して直角方向に移動させて切削を行うための切削送り機構が設けられている。その場合、主軸装置の主軸の内部には前記工具の切削送り機構を作動するための作動ロッドが主軸の軸線方向の往復動可能に挿入され、この作動ロッドの内部には前記切削送り機構の摺動部に潤滑油を供給するための潤滑油供給経路を形成する必要がある。
又、前記潤滑油供給経路とは別に、シリンダブロックの加工作業中に加工部の冷却を行うための冷却用流体としてのクーラントを供給するクーラント供給経路も必要となる。ラインバー基端部よりフローティング機構を介して工具に複数の流体を供給するのは難しいため、前記ラインバーの先端に開口部を設けて、前記開口部よりクーラント供給ノズルの先端部が連結され、そこから前記クーラント供給ノズルにクーラントが供給されるようになっている。(特許文献1にはラインバーを用いた工作機械が開示されている。)
特開昭62−4504号公報
ところが、上記従来のクーラント供給機構は、主軸装置と反対側のラインバーの先端部に継手を介してクーラント供給ノズルの先端部を接続する構成をとっている。このため、クーラント供給機構を構成する部品の点数が多くなって、その構成が複雑になり、製造作業が面倒でコストの低減を図ることができないばかりでなく、クーラント供給機構専用の広い設置スペースが必要になるという問題があった。又、ラインバーの先端開口部に例えば切粉等の付着物がある場合には、ラインバーとクーラント供給ノズルの接続部のシール性が低下するので、クーラントの供給作業中においてクーラントが漏出するという問題もあった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、冷却用流体あるいは潤滑油の供給機構の構成を簡素化してコストの低減を図ることができるとともに、設置スペースを低減することができ、さらに冷却用流体あるいは潤滑油の漏出を防止することができる工作機械の主軸装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングの内部に主軸を回転可能に支持し、該主軸の先端部に対しラインバーを連結するためのフローティング機構を設け、前記主軸の中心穴に対しラインバーに設けた工具を主軸の軸線に対し直角方向に作動させるための作動ロッドを主軸の軸線方向の往復動可能に挿入した工作機械の主軸装置において、前記作動ロッド又は主軸とフローティング機構に対し、前記ラインバーに設けられた工具の切削送り機構に潤滑油を供給するための潤滑油供給経路を設け、前記主軸又は主軸とフローティング機構に対し、工具先端よりワークの加工部に冷却用流体を供給するための冷却用流体供給経路を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記主軸の前端面と前記フローティング機構を持つフローティングホルダの後端面との間には、潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路の一部を構成する変形可能な連通管が介在されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記フローティングホルダの前端面には、潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路の先端開口が露出され、この開口はラインバーの基端部に形成された潤滑油通路及び/又は冷却用流体通路の入口に連通されるようにしたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、作動ロッドには前記潤滑油供給経路が設けられ、主軸とフローティング機構には冷却用流体供給経路が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記主軸とフローティング機構には潤滑油供給経路及び冷却用流体供給経路が設けられていることを要旨とする。
請求項1〜4記載の発明によれば、前記作動ロッド又は主軸とフローティング機構に対し、前記ラインバー側の工具の切削送り機構の摺動部に潤滑油を供給するための潤滑油供給経路を設け、前記主軸又は主軸とフローティング機構に対し、工具によるワークの加工部にクーラント又はエア等の冷却用流体を供給するための冷却用流体供給経路を設けた。このため、ラインバーの基端部から潤滑油と冷却用流体の供給を行うことができ、冷却用流体供給機構の専用の部品点数を低減して、その構成を簡素化しコストの低減を図ることができる。又、冷却用流体供給機構の設置スペースを低減することができる。さらに、フローティング機構とラインバーの接続部のシール性を向上して、冷却用流体の漏出を防止することができる。
請求項2に記載の発明は、主軸の前端面とフローティング機構のフローティングホルダの後端面との間における潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路の分断部を低コストの連通管によって連通することができる。
請求項3記載の発明は、フローティングホルダの前端面にラインバーの基端部を連結する作業によりラインバー側の潤滑油通路及び/又は冷却用流体通路がフローティングホルダ側の潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路と連通されるので、連通作業専用の作業を省略することができる。
請求項4記載の発明は、作動ロッドには潤滑油供給経路が設けられ、主軸とフローティング機構には冷却用流体供給経路が設けられているので、既存の潤滑油供給経路の設計変更をすることなく、冷却用流体供給経路を形成することができる。
請求項5記載の発明は、主軸とフローティング機構に潤滑油供給経路及び冷却用流体供給経路が設けられているので、作動ロッドと、ラインバー側に設けた工具の切削送り機構に対し潤滑油供給経路及びその接続機構を設けなくてもよい。このため、潤滑油供給機構の構成を簡素化することができる。
以下、本発明を具体化した工作機械の主軸装置の一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、主軸装置のハウジング12には主軸13が複数のベアリング14を介して所定位置において回転可能に支持されている。前記主軸13の前端面(図1の右端面)には後述するフローティング機構21を介してラインバー22が取り外し可能に連結されるようになっている。このラインバー22は図8に示すようにラインバーサポート機構を構成する一対のラインバー支持体23, 24によって支持され、ラインバー支持体23,24の間に介在された例えばシリンダブロック等のワークWの複数カ所の穴仕上げ加工作業を行うようようになっている。
前記ラインバー22は横円筒状のラインバー本体25と、ラインバー本体25の外表面に対して例えばバイト等の複数の工具26a及び特殊な部位の加工を目的とし、出没可能に装着された工具26bと、前記工具26bをラインバー本体25の外周面から出没可能に動作させるための工具の切削送り機構(図示略)を作動する操作ロッド27と、この操作ロッド27の基端部に連結された継手28とによって構成されている。
前記継手28及び操作ロッド27の中心部には、ラインバー本体25の内部に操作ロッド27及び切削送り機構(図示略)に潤滑油を供給するための潤滑油通路28a,27aが形成されている。又、前記ラインバー本体25の基端部には、前記主軸13の前端面に連結されるフランジ部25aが一体に形成されている。ラインバー本体25にはフランジ部25aから前記工具26a,26bに対してワークWの加工作業中に冷却用流体としてのクーラントを供給するための冷却用流体通路としてのクーラント通路25b,25cが二カ所に形成されている。
前記ラインバー22は図示しない前後方向の移動機構によって、前記ラインバー支持体23,24から離隔された退避位置と、ラインバー支持体23,24に支持された作動位置に切り換えられるようになっている。
次に、前記主軸13の前端面に装着され、かつ前記ラインバー22を連結するようにしたフローティング機構21の構成を図1〜図7に基づいて詳述する。
図1及び図3に示すように、前記主軸13の前端面には、中心穴31aを有する取付台座31がボルト32によって締め付け固定されている。前記取付台座31の前面にはハウジング33がボルト(図示略)によって締め付け固定されている。このハウジング33の内部には中心穴34aを有するフローティングホルダ34が収容されている。前記ハウジング33の前端面にはボルト36によって位置規制リング37が締め付け固定されている。フローティングホルダ34の外周面に一体形成されたフランジ部34bと、前記ハウジング33の内周面に形成された段差部33a及び位置規制リング37との間には、前後一対のスラストベアリング35が介在されている。前記取付台座31の前面とフローティングホルダ34の後面との間には中心穴38aを有する案内リング38が介在されている。
図1に示すように、前記取付台座31の本体31bの片側(前面)にはボス部31cが一体に形成され、このボス部31cの前面には図7に示すように二カ所に案内溝31d,31eが半径方向に形成されている。前記案内リング38のリング本体38bの片面(後面)には、前記案内溝31d,31eに沿って案内される一対の案内突条38c,38dが半径方向に一体に形成されている。前記リング本体38bの他面(前面)には、前記フローティングホルダ34の後端面に形成された一対の案内溝34c,34dに沿って案内される案内突条38e,38fが図6に示すように半径方向に一体に形成されている。前記案内リング38のリング本体38bには挿通孔38gが形成され、この挿通孔38gにボルト39の軸部が緩く挿通され、先端に形成された小径の雄ネジ部39aが前記取付台座31の案内溝31eの底部に形成されたネジ孔31jに螺合されている。このボルト39によって取付台座31と案内リング38が分離しないようになっている。
図1,3,4に示すように、前記フローティングホルダ34の前端面には前記ラインバー22のラインバー本体25のフランジ部25aが複数のボルト40によって連結されるようになっている。
従って、前記主軸13の中心軸線とラインバー22の中心軸線とが偏心していても、それに追従してフローティングホルダ34が前記案内リング38の案内作用によって主軸13の中心軸線と直交する方向に変位され、ラインバー支持体23,24に対するラインバー22の支持が適正に行われる。
次に、主軸装置側に設けられ、かつ前記ラインバー22の操作ロッド27を操作して工具26bの切削送り機構を動作させるための作動機構について説明する。
図1に示すように前記主軸13の中心穴には、作動ロッド41が該主軸13と一体回転可能に、かつ軸方向への往復動可能に挿入されている。該作動ロッド41の先端部はフローティング機構21の取付台座31の中心穴31a及び案内リング38の中心穴38aを貫通してフローティングホルダ34の中心穴34aに挿入され、前記ラインバー22側の前記継手28に連結されるようになっている。そして、作動ロッド41が後退されると、操作ロッド27が後方に押動され、工具26bがラインバー本体25より突出する方向に動作を行う。反対に、作動ロッド41が前進されると、工具26bが没入する方向に動作を行う。
次に、前記継手28の潤滑油通路28a及びラインバー本体25のクーラント通路25b,25cに、潤滑油とクーラントをそれぞれ供給するための潤滑油供給機構及び冷却用流体供給機構としてのクーラント供給機構について説明する。
前記作動ロッド41に設けた潤滑油供給経路C1を構成する潤滑油通路41aの先端は、前記継手28に形成された潤滑油通路28aに連通されるようになっている。
図1に示すように、前記フローティング機構21の取付台座31には、前記主軸13のクーラント通路13b,13cに連通されるクーラント通路31f,31gが形成されている。又、前記フローティングホルダ34には前記クーラント通路31f,31gと対応するように2つのクーラント通路34e,34fが図1,2,4に示すように前記作動ロッド41の軸線と平行に形成されている。このクーラント通路34e,34fの前端開口部は、前記ラインバー本体25のフランジ部25aに形成されたクーラント通路25b,25cに連通されるようになっている。
前記取付台座31とフローティングホルダ34の間には、図4に示すようにクーラント通路31f,31gと対応して弾性変形可能な横円筒状をなすクーラント通路65aを有する連通管65がそれぞれ介在されている。これらの連通管65の一端部は前記取付台座31に前記クーラント通路31f,31gと対応して形成された係合孔31h,31iの内周面にシールリング66をもって嵌入されている。前記連通管65の他端部は前記フローティングホルダ34のクーラント通路34e,34fの後端側の開口部と対応して形成された係合穴34g,34hの内周面にシールリング66をもって嵌入されている。なお、前記リング本体38bには前記連通管65を緩く挿通するための挿通孔38h,38iが形成されている。
この実施形態では、主軸13のクーラント通路13b,13c、取付台座31のクーラント通路31f,31g、連通管65のクーラント通路65a及びフローティングホルダ34のクーラント通路34e,34f等によって、図示しない主軸後部のクーラント供給源からクーラントをラインバー本体25のクーラント通路25b,25cに供給するための冷却用流体供給経路としてのクーラント供給経路C2が形成されている。
次に、前記のように構成した工作機械の主軸装置の動作について説明する。
図1は、フローティング機構21のフローティングホルダ34の前端面に対しラインバー22のラインバー本体25のフランジ部25aが連結され、作動ロッド41の先端部がラインバー22側の継手28に連結された状態を示す。又、図8に示すようにラインバー22がワークWの複数の下穴を貫通した状態でラインバー支持体23,24に支持され、工具26bは鎖線で示す突出位置から没入した位置に保持されている。
この状態で、図示しない主軸回転機構が作動されて、前記主軸13及び作動ロッド41が回転されると、フローティング機構21を介してラインバー22が回転される。このため工具26aによって、クランクシャフトの複数のジャーナルを支持するためのワークWの下穴Whが仕上げ加工される。前記ベッド11が主軸13の軸線方向に移動されることにより、下穴Wh全体が仕上げ加工される。又、図8の位置において主軸回転時に作動ロッド41に連結された図示しない前後進機構により作動ロッド41が後方(図1の左方)に移動されると、操作ロッド27が後方へ移動され、工具26bが没入位置から突出動作することにより下穴Wh近傍の垂直面Wvの仕上げ加工が行われる。
上記のワークWの加工動作中においては、図示しない潤滑油供給源から供給される潤滑油は、前記潤滑油供給経路C1を通して前記ラインバー22側の継手28の潤滑油通路28aへ供給され、操作ロッド27の潤滑油通路27aからラインバー本体25の内部に供給される。このため、工具26bの切削送り機構(図示略)の潤滑が行われる。又、図示しないクーラント源から供給されるクーラントは、前記クーラント供給経路C2を通して前記ラインバー本体25のクーラント通路25b,25cに供給され、ワークWの工具26a及び工具26bによる加工部の冷却と潤滑が行われる。
上記実施形態の工作機械の主軸装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、主軸装置の主軸13とフローティング機構21のフローティングホルダ34に対してクーラントを供給するためのクーラント供給経路C2を設け、このクーラント供給経路C2によって、ラインバー本体25のクーラント通路25b,25cにクーラントを供給するようにした。このため、ラインバー本体25の先端部側にクーラントを供給するための複雑なクーラント供給機構を設ける必要がないので、部品点数を低減して製造を容易に行いコストの低減を図ることができる。又、クーラント供給機構の設置スペースを小さくでき、装置の小型化を図ることができる。さらに、ラインバー本体25の先端部に対してクーラント供給機構のノズルをドッキングする必要もないので、接続部のシール面に切粉などが噛み込まれて高圧のクーラントの漏出を未然に防止することができる。
(2)上記実施形態では、フローティング機構21の取付台座31に設けたクーラント通路31f,31gと、フローティングホルダ34に設けたクーラント通路34e,35fとの間に弾性変形可能な連通管65を介在した。又、連通管65の両端外周部をシールリング66を介して係合孔31h,31iと、係合穴34g,34hとに嵌入するようにした。このため、フローティングホルダが若干揺動してもクーラント通路31f,31gとクーラント通路34e,34fとの連通状態を高いシール性をもって保持することができる。
(3)上記実施形態では、フローティングホルダ34の前端面に対しラインバー本体25の基端フランジ部25aを連結する際にフローティングホルダ34のクーラント通路34e,34fと、ラインバー本体25側のクーラント通路25b,25cとが容易に連通される。このためラインバー22の取付作業と同時にクーラント通路34e,34fとクーラント通路25b,25cの接続を確実かつ容易に行うことができる。
(4)上記実施形態では、作動ロッド41には潤滑油通路41aが設けられ、主軸13とフローティング機構21にはクーラント供給経路C2が設けられている。このため、主軸13とフローティング機構21の設計変更のみによって、クーラント供給経路C2を容易に形成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 前述した実施形態ではクーラント供給経路C2を2系統に設けたが、これを1系統にしてもよい。
○ 前記主軸13とフローティング機構21に対して潤滑油供給経路C1及びクーラント供給経路C2を設けてもよい。この場合には、主軸13とフローティング機構21の設計変更を行うのみで、両方の供給経路C1,C2の形成を容易に行うことができる。
○ 図示しないが、作動ロッド41側に潤滑油供給経路C1及びクーラント供給経路C2を設けるようにしてもよい。この場合には、作動ロッド41の先端とラインバー22に設けた工具26bの切削送り機構の操作ロッド27とに潤滑油供給経路及びその接続機構を設けなくてもよい。このため、潤滑油供給機構の構成を簡素化することができる。
○ クーラントに代えて、エア等の冷却用流体を用いてもよい。
この発明を具体化した一実施形態を示す主軸装置のフローティング機構の縦断面図。 フローティング機構の軸線方向から見た正面図。 フローティング機構の縦断面図。 フローティング機構の縦断面図。 図1のA−A線相当の断面図。 図1のB−B線相当の断面図。 図1のC−C線相当の断面図。 ラインバーの使用状態を示す平断面図。
符号の説明
W…ワーク、C1…潤滑油供給経路、C2…冷却用流体供給経路としてのクーラント供給経路、13…主軸、13b,13c,31f,31g,34e,34f,35f,65a…冷却用流体供給経路を構成するクーラント通路、25b,25c…冷却用流体通路としてのクーラント通路、21…フローティング機構、22…ラインバー、26a,26b…工具、27a,28a,41a…潤滑油通路、31a,34a,38a…中心穴、34…フローティングホルダ、41…作動ロッド、65…連通管。

Claims (5)

  1. ハウジングの内部に主軸を回転可能に支持し、該主軸の先端部に対しラインバーを連結するためのフローティング機構を設け、前記主軸の中心穴に対しラインバーに設けた工具を主軸の軸線に対し直角方向に作動させるための作動ロッドを主軸の軸線方向の往復動可能に挿入した工作機械の主軸装置において、
    前記作動ロッド又は主軸とフローティング機構に対し、前記ラインバーに設けられた工具の切削送り機構に潤滑油を供給するための潤滑油供給経路を設け、前記主軸又は主軸とフローティング機構に対し、工具先端よりワークの加工部に冷却用流体を供給するための冷却用流体供給経路を設けたことを特徴とする工作機械の主軸装置。
  2. 請求項1において、前記主軸の前端面と前記フローティング機構を持つフローティングホルダの後端面との間には、潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路の一部を構成する変形可能な連通管が介在されていることを特徴とする工作機械の主軸装置。
  3. 請求項2において、前記フローティングホルダの前端面には、潤滑油供給経路及び/又は冷却用流体供給経路の先端開口が露出され、この開口はラインバーの基端部に形成された潤滑油通路及び/又は冷却用流体通路の入口に連通されるようにしたことを特徴とする工作機械の主軸装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、作動ロッドには前記潤滑油供給経路が設けられ、主軸とフローティング機構には冷却用流体供給経路が設けられていることを特徴とする工作機械の主軸装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記主軸とフローティング機構には潤滑油供給経路及び冷却用流体供給経路が設けられていることを特徴とする工作機械の主軸装置。
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