JP4218158B2 - 携帯型電子機器 - Google Patents
携帯型電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4218158B2 JP4218158B2 JP33229599A JP33229599A JP4218158B2 JP 4218158 B2 JP4218158 B2 JP 4218158B2 JP 33229599 A JP33229599 A JP 33229599A JP 33229599 A JP33229599 A JP 33229599A JP 4218158 B2 JP4218158 B2 JP 4218158B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pointing device
- palm rest
- rest member
- portable electronic
- upper housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はノートパソコンのような携帯型電子機器に関し、詳しくは、小雨程度の環境下で使用するフィールドサービス等に対応した耐防水性を向上させた携帯型電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ノートパソコンのような携帯型電子機器において、フィールドサービス等で小雨程度の環境下でも使用を可能とする要望が増加してきた。このため、上方からの雨水などを電子機器内部に漏水させないよう、特に電子機器の上面に配置されるキーボードやポインティングデバイスなどの手動入力部などに防水対策のための構造がとられている。
【0003】
以下、従来の携帯型電子機器について図を用いて説明する。
【0004】
図3は従来の携帯型電子機器であるノートパソコンのポインティングデバイス部分の構成図で、図3(a)は外観斜視図、図3(b)は断面図である。図において、11は上筐体、12は下筐体、13は上筐体11と下筐体12とを締結するためのネジである。14は平面状のポインティングデバイスで、上筐体11のパームレスト部11aに配置される。15は弾性材で形成された防水シール、16はポインティングデバイス14を取り付けるためのポインティングデバイス取付金具である。ポインティングデバイス取付金具16もネジ17により上筐体11にネジ止めされる。また、18はキーボードであり、上筐体11上で、ポインティングデバイスの後方に配置されている。
【0005】
以上のように構成された従来の携帯型電子機器の防水構造について説明する。キーボード18は上筐体11の上面に載置され、ネジ(図示せず)により、下筐体12の下からネジ止めされており、キーボード18と本体内部の電気回路基板とを接続するケーブルが通る部分のみに防水パッキンが取り付けられている(以上の構成は図示していない)。また、ポインティングデバイス14はポインティングデバイス取付金具16をネジ17で上筐体11にネジ止めすることにより、上筐体11と取付金具16との間に挟みこみ、そして、このポインティングデバイス14とともに挟みこまれた防水シール15によって防水される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の携帯型電子機器では、ポインティングデバイスを、ポインティングデバイス取付金具をネジ止めすることで挟みこんでいるため、ポインティングデバイスを繰り返し押えることにより上筐体と防水シールとの間に隙間ができやすく、防水不良の原因ともなっていた。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、容易に組立てができ、防水性を向上させることのできる携帯型電子機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の電子機器は、ポインティングデバイスを電子機器の上筐体の上面に設けた凹部に載置し、さらにそれを上から覆うように配置されるパームレスト部材にポインティングデバイスを露出する開口を設けるとともにリブによって形成された凹部を設け、前記パームレスト部材の凹部に弾性体からなる口形状の防水シール材を取り付け、前記上筐体の上にパームレスト部材をそのパームレスト部材の開口部の近傍でネジにより締結することにより、パームレスト部材に取り付けられた前記口形状の防水シール材によってポインティングデバイスの周囲を前記上筐体の凹部載置面に押し付け密着させるようにしたものである。
【0009】
上記構成とすることにより、携帯型電子機器の上面より小雨程度の水がポインティングデバイス部分に多少降注いでも、パームレスト部材と上筐体との間に配置されているポインティングデバイスは防水シール材により上筐体に押し付けられ密閉されるため、雨水などが浸入しないという効果を得ることができる。そしてポインティングデバイスを押えても上筐体の凹部載置面により下には移動せず、したがって、ポインティングデバイスを繰り返し押えても隙間ができることはなく、防水性能が落ちることがないものである。
また、ポインティングデバイスの位置決めは上筐体の上面に設けた凹部に嵌め込むだけで極めて簡単であるため、組み立てが容易であり、さらに、パームレスト部材を樹脂などの材料とすることにより、電子機器筐体が金属などの熱伝導性材料であった場合にパームレストの感触がよくなるとともに、電子機器内部から放熱された熱がパームレストに伝熱され低温やけどなどを起こす恐れがなくなるという効果も得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、電子機器の上筐体の上面に、キーボードとポインティングデバイスが配置され、かつ、前記ポインティングデバイスを露出させる開口を有し前記上筐体を上から覆うように配置されるパームレスト部材を備えた携帯型電子機器に関する。
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態の携帯型電子機器であるノートパソコンのポインティングデバイス部分の構成図で、図1(a)は外観斜視図、図1(b)は断面図である。また、図2はパームレスト部材の裏面図である。図において、1は上筐体で下筐体(図示せず)とネジにより締結される。2は矩形平面形状のポインティングデバイスで、上筐体1の前部に設けられた凹部1aに載置される。3はパームレスト部材で、ポインティングデバイス2を露出するための開口部3aがパームレスト部3bに設けられている。パームレスト部材3は端部の複数箇所に爪部3cが設けられ、上筐体1の対向する位置に設けられた溝部1bにそれぞれ引っ掛けられるとともに、開口部3aの近傍に設けられたボス3dをネジ4により上筐体1に締結することによって取り付けられる。パームレスト部材3には、弾性材で形成されたロ形状のシール材5がリブ3eで形成された凹部に圧入されている。また、6はキーボードであり、ポインティングデバイス2の後方に配置されている。
【0013】
以上のように構成された本発明の携帯型電子機器の防水構造について説明する。
【0014】
キーボード6は従来例と同様、上筐体1の上面に載置され、ネジ(図示せず)により、下筐体の下からネジ止めされており、キーボード6と本体内部の電気回路基板とを接続するケーブルが通る部分のみに防水パッキンが取り付けられている(以上の構成は図示していない)。そして、ポインティングデバイス2は上筐体1の前部に設けられた凹部1aに載置され、凹部1aに嵌め込まれることにより位置決めされる。その上からパームレスト部材3を覆うように上筐体1に取り付けることにより、パームレスト部材3に嵌め込まれたシール材5がポインティングデバイスを押え、上筐体1に密着させる。これにより、ポインティングデバイス2が載置された凹部1aから雨水などの浸入は防止される。
【0015】
このように、パームレスト部材を取り付けることにより、手を載せたときの感触をよくするというパームレストの機能だけでなく、ポインティングデバイスの保持も兼ねさせることができる。そして、上筐体1に設けた凹部1aに直接ポインティングデバイスが載置されるため、ポインティングデバイスを押えても凹部の載置面により下には移動せず防水性能が落ちることはない。
【0016】
また、ポインティングデバイスは上筐体の凹部に載置するだけで位置決めが可能で、パームレスト部材にシール材を保持した状態で上筐体を覆うように取り付けることができ、さらに上筐体への固定はポインティングデバイスの外周近傍のネジの締結でもって、防水性をも同時に確立できるものである。
【0017】
また、パームレスト部材を樹脂などの材料とすることにより、パームレストの感触がよくなるとともに、電子機器筐体が金属などの熱伝導性材料であった場合に、電子機器内部から放熱された熱がパームレストに伝熱され低温やけどなどを起こす恐れがなくなる。
【0018】
また、パームレスト部材をキーボードの周囲にまで拡張しキーボードも同時に押えるようにすれば、ネジによるキーボードの筐体への締結を不用にすることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、携帯型電子機器の上面より小雨程度の水がポインティングデバイス部分に降注いでも、パームレスト部材と上筐体との間に配置されているポインティングデバイスの周囲は防水シール材によりその上筐体に押し付けられ密閉されるため、雨水などが内部に浸入しないという効果を得ることができる。そして、ポインティングデバイスを押えても上筐体の凹部載置面により下には移動せず、したがって、ポインティングデバイスを繰り返し押えても隙間ができることはなく、防水性能が落ちることがないものである。
また、ポインティングデバイスの位置決めは、これを上筐体の上面に設けた凹部に嵌め込むだけであるため、極めて簡単であり、組み立てが容易であるという有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の携帯型電子機器のポインティングデバイス部分の構成図
【図2】 本発明の一実施の形態の携帯型電子機器のパームレスト部材の裏面図
【図3】 従来の携帯型電子機器のポインティングデバイス部分の構成図
【符号の説明】
1 上筐体
1a 凹部
2 ポインティングデバイス
3 パームレスト部材
3c 爪部
5 シール材
6 キーボード
Claims (1)
- キーボードが上面に配置された電子機器の上筐体の上面に凹部を設け、前記凹部にポインティングデバイスを嵌め込んで載置し、前記上筐体の上面を覆うように配置されるパームレスト部材に前記ポインティングデバイスを露出する開口を設けるとともにリブによって形成された凹部を設け、前記パームレスト部材の凹部に弾性体からなる口形状の防水シール材を取り付け、前記上筐体の上にパームレスト部材をそのパームレスト部材の開口部の近傍でネジにより締結することにより、パームレスト部材に取り付けられた上記口形状の防水シール材によってポインティングデバイスの周囲を前記上筐体の凹部載置面に押し付け密着させたことを特徴とする携帯型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33229599A JP4218158B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 携帯型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33229599A JP4218158B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 携帯型電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147741A JP2001147741A (ja) | 2001-05-29 |
JP4218158B2 true JP4218158B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=18253377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33229599A Expired - Fee Related JP4218158B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 携帯型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4218158B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100630957B1 (ko) | 2004-09-14 | 2006-10-02 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 컴퓨터 |
JP4653586B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-03-16 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
JP2008009904A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Toshiba Corp | 電子機器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1091329A (ja) * | 1996-09-19 | 1998-04-10 | Sony Corp | 情報処理装置および情報入力方法 |
JP3138648B2 (ja) * | 1996-11-05 | 2001-02-26 | 米沢日本電気株式会社 | ノート型情報処理装置 |
JP3347009B2 (ja) * | 1997-01-28 | 2002-11-20 | エヌイーシーアクセステクニカ株式会社 | 携帯用電子機器のタッチパネルの固定方法 |
JPH10335849A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-18 | Fujitsu Ltd | 電子装置筐体の封止構造 |
JPH11288326A (ja) * | 1998-04-01 | 1999-10-19 | Canon Inc | 電子機器の筐体 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33229599A patent/JP4218158B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001147741A (ja) | 2001-05-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4424445B1 (ja) | 電子機器 | |
JP5574420B2 (ja) | 携帯型電子機器 | |
CN105225872B (zh) | 一种按键结构及电子设备 | |
CN108135104B (zh) | 一种电子设备及其装配方法 | |
US20090323266A1 (en) | Electronic apparatus | |
JP4218158B2 (ja) | 携帯型電子機器 | |
US20090321235A1 (en) | Electronic apparatus | |
CA2665992C (en) | Ruggedized housing and components for a handheld device | |
JP2000196977A (ja) | プラズマディスプレイ装置のシ―ルド構造 | |
JP2007143909A (ja) | 情報処理装置の指紋センサモジュールの取り付け装置 | |
CN214675830U (zh) | 一种防水型电路印刷板 | |
CN102088837B (zh) | 散热件及具有该散热件的便携式电子装置 | |
JP3680362B2 (ja) | 電子部品ユニット | |
JPH10144275A (ja) | 電子機器の端子取付構造 | |
KR20010041980A (ko) | 탈착 가능하게 고정된 키보드를 구비한 노트북 컴퓨터 | |
CN218805234U (zh) | 一种液晶显示仪表总成 | |
CN220984403U (zh) | 一种用于航控计算机的加固防水按键设备 | |
JP2008009904A (ja) | 電子機器 | |
CN213965123U (zh) | 一种可暖手的游戏机 | |
CN208258210U (zh) | 户外便携终端设备 | |
CN212115963U (zh) | 一种防水控制器 | |
CN211017649U (zh) | 具有隐藏式天线的智能控件 | |
JPH07273522A (ja) | アンテナ取付け装置 | |
CN213338839U (zh) | 门禁装置 | |
CN220156809U (zh) | 上盖总成安装结构及盖章机 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060516 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080729 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080925 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081021 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081103 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121121 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141121 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |