JP4217562B2 - 無端搬送ベルト基材 - Google Patents

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Description

本発明は電磁誘導加熱用発熱体に関し、特に電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置等に使用される無端搬送ベルト基材に関する。
従来、無端搬送ベルトを用いた熱処理装置の加熱源として使用されてきたガス、電熱等に代えて電磁誘導加熱機構を組み込んだ電磁誘導加熱方式の熱処理装置が開発されてきており、例えば、特開2002−373770には、下記の熱処理方式が開示されている。
(1)図8に示すように、2つのロール1a,1bに無端搬送ベルト2を支持し、電磁誘導加熱装置3により誘導発熱可能な金属板やカーボン板等の発熱体4を介して間接的に前記ベルト2を加熱して、そのベルト上で熱処理を行う方式。
(2)図9に示すように、電磁誘導加熱装置3によりフッ素樹脂をコーティングした直接誘導発熱可能なスチールベルト5を加熱し、そのベルト5上で熱処理する方式。
特開2002−373770(段落番号[0007]〜[0011]及び図1〜図4)
しかしながら、前記(1)の発熱体を介して間接的にベルトを加熱し、ベルト上で熱処理を行う方式では、ベルトが通常耐熱性プラスチックであり、素材自体が断熱材であることから、熱効率が悪い。また、(2)の直接ベルト自体が誘導発熱するスチール等の金属ベルトでは、切断時の作業者の安全性、ベルト走行中の騒音、柔軟性を欠くことから使用する小プーリー径では使用できない等の問題がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な金属の溶射層と、その片面もしくは両面の溶射層上に形成されたふっ素樹脂層とを具備した構成とすることにより、熱効率,柔軟性に優れるとともに、電磁誘導加熱機構によりそれ自体が発熱し得る無端搬送ベルト基材を提供することを目的とする。
また、本発明は、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の両面に形成された第1のふっ素樹脂層と、その片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な金属薄板層と、その片面もしくは両面の金属薄板層上に形成された第2のふっ素樹脂層とを具備した構成とすることにより、上記と同様、熱効率,柔軟性に優れるとともに、電磁誘導加熱機構によりそれ自体が発熱し得る無端搬送ベルト基材を提供することを目的とする。
本発明の無端搬送ベルト基材は、電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置に使用される無端搬送ベルト基材において、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み75〜175μmの金属の溶射層と、その片面もしくは両面の溶射層上に形成されたふっ素樹脂層とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無端搬送ベルト基材は、電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置に使用される無端搬送ベルト基材において、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の両面に形成された第1のふっ素樹脂層と、その片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み5〜200μmの金属薄板層と、その片面もしくは両面の金属薄板層上に形成された第2のふっ素樹脂層とを具備することを特徴とする。
以上詳述した如く、本発明によれば、電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置に使用される無端搬送ベルト基材において、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み75〜175μmの金属の溶射層と、その片面もしくは両面の溶射層上に形成されたふっ素樹脂層とを具備した構成とすることにより、熱効率,柔軟性に優れるとともに、電磁誘導加熱機構によりそれ自体が発熱し得る無端搬送ベルト基材を提供できる。
また、本発明によれば、耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の両面に形成された第1のふっ素樹脂層と、その片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み5〜200μmの金属薄板層と、その片面もしくは両面の金属薄板層上に形成された第2のふっ素樹脂層とを具備した構成とすることにより、上記と同様、熱効率,柔軟性に優れるとともに、電磁誘導加熱機構によりそれ自体が発熱し得る電磁誘導加熱用発熱体を提供できる。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
本発明に使用される耐熱性繊維としては、ガラス繊維等のように市販されている耐熱性繊維を使用することができる。耐熱性繊維の具体例としては、例えばガラス繊維、カーボン繊維及びアルミナ繊維を挙げることができる。限定するわけではないが、取り扱いが容易である点、種類が豊富であることから、ガラス繊維布を用いるのが一般的である。
本発明において使用される溶射層の金属材料としては、例えばアルミニウム、亜鉛−アルミニウム合金、ニッケルが挙げられ、各材料単体或いはそれらを組み合わせて使用出来る。前記溶射層の厚みは、50〜200μm、好ましくは75〜175μmの範囲である。ここで、溶射層の厚みが50μmより薄いと充分な発熱が得られず、200μmを超えると得られるベルトの柔軟性が損なわれる。
本発明において使用される金属薄板層の材質として、例えばアルミニウム、ステンレス鋼、銅が挙げられる。金属薄板層の厚みは、5〜200μm、好ましくは5〜175μmの範囲である。ここで、金属薄板層の厚みが5μmより薄いと、発熱体をベルトとして使用する場合のベルトの加工性が悪くなり、200μmを超えると得られるベルトの柔軟性が損なわれる。
本発明において使用されるふっ素樹脂のコーティング層に使用されるふっ素樹脂としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)が挙げられる。また、ふっ素樹脂フィルム層としては、FEP樹脂フィルム及びPFA樹脂フィルムが使用可能である。
本発明において、前記ふっ素樹脂層としては、ふっ素樹脂のコーティング層あるいはふっ素樹脂フィルム層のいずれかが挙げられる。
本発明において、前記第1のふっ素樹脂層と金属薄板層間には両者をより強固に接着させる目的で接着層を配置することが好ましい。
(実施例1)
図1を参照する。図中の符番11は、300mm×300mmサイズのガラス繊維布(有沢製作所社製の商品名:H−250)である。このガラス繊維布11の片面(上面)には、厚み150μmのアルミニウム溶射層12が夫々形成されている。前記アルミニウム溶射層12の外側面及びガラス繊維布11の下面には、PTFE樹脂のコーティング層13が夫々形成されている。こうした構成の電磁誘導加熱用発熱体10の総厚みは450μmである。
次に、係る発熱体の製作方法について説明する。
まず、厚み250μmの上記ガラス繊維布11にテンションを付加した状態で、ガラス繊維布11の片側端部のマイクロメーターにより厚みを4点測定した。つづいて、ガスのワイヤーガン(熱源2800℃)でアルミニウムを片側表面に溶射し、テンションを付加した状態で溶射されたガラス繊維布11の片側端部をマイクロメーターで4点測定した。次に、溶射前後の4点厚みの平均値の差を目安にし、所定の厚みになるまで上記操作を繰返して、ガラス繊維布11の上面に厚さ150μmのアルミニウム溶射層12を形成させた。更に、これらをPTFEディスバージョン(三井デュポンフロロケミカル社製、商品名T−30J)中に浸漬乾燥後、電気炉中にてPTFE樹脂の融点(327℃)以上の温度で焼成し、両面にPTFE樹脂のコーティング層13を形成した。この浸漬、乾燥及び焼成の操作をコーティング層13の厚みが両面合計で50μmになるまで繰り返し、総厚み450μmの発熱体10を製作した。
上記したように、実施例1に係る電磁誘導加熱用発熱体10は、図1に示すように、ガラス繊維布11の上面にアルミニウム溶射層12を設け、このアルミニウム溶射層12の上面及び前記ガラス繊維布11の下面に夫々コーティング層13を設けた構成となっている。
(実施例2)
図2を参照する。但し、図1と同部材は同符番を付して説明を省略する。本実施例2では、実施例1と比べ、溶射材料が亜鉛−アルミニウム合金である以外は実施例1と同じ操作で、厚み150μmの亜鉛−アルミニウム合金溶射層14を有する総厚み450μmの発熱体10’を製作した。
実施例2に係る電磁誘導加熱用発熱体10’は、図2に示すように、ガラス繊維布11の上面に亜鉛−アルミニウム合金溶射層14を設け、この亜鉛−アルミニウム合金溶射層14の上面及び前記ガラス繊維布11の下面に夫々コーティング層13を設けた構成となっている。
(実施例3)
図3を参照する。但し、図1と同部材は同符番を付して説明を省略する。ガラス繊維布11の一方の面には、厚み50μmの亜鉛−アルミニウム溶射層21、厚み30μmのアルミニウム溶射層22、厚み70μmのニッケル溶射層23が順次形成されている。ここで、前記亜鉛−アルミニウム溶射層21、アルミニウム溶射層22及びニッケル溶射層23を総称して溶射層24と呼ぶ。前記溶射層24の上面及び前記ガラス繊維布11の他方の面には夫々厚さ50μmのPTFE樹脂コーティング層13が夫々形成されている。こうした構成の電磁誘導加熱用発熱体20の総厚みは450μmである。
次に、図2に係る発熱体の製作方法について説明する。
まず、300mm×300mmサイズのガラス繊維布(有沢製作所社製、商品名H−250、厚み250μm)11にテンションを付加した状態でガラス繊維布の片側端部のマイクロメーターにより厚みを4点測定した。次に、ガスのワイヤーガン(熱源約2800℃)で亜鉛−アルミニウム合金をガラス繊維布11の片側表面に溶射した。そして、テンションを付加した状態で溶射されたガラス繊維11の片側端部をマイクロメーターで4点測定し、溶射前後の4点厚みの平均値の差を目安にして、所定の厚みになるまで上記操作を繰返し、50μmの亜鉛−アルミニウム溶射層21を形成した。次いで、その亜鉛−アルミニウム溶射層21上に、同じ操作で30μmのアルミニウム溶射層22を形成した。
次に、そのアルミニウム溶射層22上に、アークのワイヤーガン(熱源約5000℃)を使用すること以外は亜鉛−アルミニウム合金、アルミニウム溶射と同じ操作で70μmのニッケル溶射層23を形成し、亜鉛−アルミニウム溶射層21、アルミニウム溶射層22及びニッケル溶射層23からなる溶射層24を形成した。次いで、前記実施例1と同じ操作で、溶射層24の上面及びガラス繊維布11の他方の面に厚さ50μmのPTFEコーティング層13を夫々形成し、総厚み450μmの発熱体20を製作した。
実施例3に係る電磁誘導加熱用発熱体20は、図3に示すように、ガラス繊維布11の上面に亜鉛アルミニウム溶射層21、アルミニウム溶射層22及びニッケル溶射層23からなる溶射層24を設け、この溶射層24の上面及び前記ガラス繊維布11の下面に夫々コーティング層13を設けた構成となっている。
(実施例4)
図4を参照する。図中の符番31は、300mm×300mmサイズのPTFE被覆ガラス繊維布(中興化成工業社製FGF500-10、厚み:約240μm)を示す。ここで、PTFE被覆ガラス繊維布31は、耐熱性繊維布としてのガラス繊維布32と該ガラス繊維布32の両面に塗布された第1のふっ素樹脂層33とから構成されている。前記PTFE被覆ガラス繊維布31の片面(上面)には、接着層として機能する厚み100μmのPFAフィルム層34、厚さ18μmの銅箔(金属薄板層)35、及び厚さ50μmのPFAフィルム層(第2のふっ素樹脂層)36が順次形成されている。
次に、図4に係る発熱体の製作方法について説明する。
まず、ガラス繊維布32と第1のふっ素樹脂層33とから前記PTFE被覆ガラス繊維布31を形成した後、このPTFE被覆ガラス繊維布31の片面側に、前記PFAフィルム層34、銅箔35及びPFAフィルム層36を順次重ね合わせ積層体とした。つづいて、この積層体を図示しない熱プレス盤面間に配置し、温度380℃、圧力1MPaで圧着させて総厚み458μmの図4に示す構成の発熱体30を作製した。
実施例4に係る電磁誘導加熱用発熱体30は、図4に示すように、ガラス繊維布32と第1のふっ素樹脂層33とから構成されるガラス繊維布31上面に、PFAフィルム層34、銅箔35及びPFAフィルム層36を順次設けた構成となっている。
(比較例)
図5に示すように、それ自体は電磁誘導によって発熱しない比較材料として300mm×300mmサイズのPTFE被覆ガラス繊維布(中興化成工業社製FGF500-6)41a,41bを、熱プレスにて温度380℃、圧力1Mpaで積層し、厚み約240μmの積層体41を製作した。
以上の実施例1〜4及び比較例の材料を使用し、実施例1〜4の発熱体を図10の状態で、比較例の積層体を図11に示す状態で発熱状態(材料表面温度の上昇速度)を測定した。なお、図10において、符番51は電磁誘導加熱装置であり、この電磁誘導加熱装置51上に本発明に係る発熱体52が配置される。また、符番53は発熱体52の温度を測定する温度センサー、符番54はこの温度センサー53に接続された温度記録装置を示す。一方、図11においては、比較例に係る積層体41は、それ自体が発熱しないので、電磁誘導加熱装置51上に厚み6mmのカーボン板(発熱体)55を介して配置される。その結果を以下の表1に示す。
Figure 0004217562
表1より、基材自体が発熱する実施例1〜4の発明品の方が、カーボン板(発熱体)を通して間接的に加熱される比較例に比べて基材表面温度の上昇速度が速く、基材上で効率よく熱処理を行いうることが確認できた。
なお、上記実施例1,2ではガラス繊維布の片面のみにアルミニウム溶射層(又は亜鉛−アルミニウム合金溶射層)を形成し、実施例3ではガラス繊維布片面のみに3層構造の溶射層を形成した場合について述べたが、これに限らず、例えば図6、図7に示すようにガラス繊維布の両面に前記溶射層を形成してもよい。また、上記実施例4では、PTFE被覆ガラス繊維布の片面のみにPFAフィルム層及び銅箔(金属薄板層)を順次形成した場合について述べたが、これに限らず、ガラス繊維布の両面にPFAフィルム層及び銅箔を夫々形成してよいし、PFAフィルム層が介在しない場合も含まれる。
(実施例5)
本実施例5は図示しないがエンドレスベルトの例であり、同エンドレスベルトの基材の基本構成は、上述した図4と同様である。
まず、ガラス繊維布として厚さ0.18mm、幅200mm、長さ1200mの袋織シームレスクロス((株)有沢製作所製)を使用し、その両面にPTFE樹脂水性分散液(旭硝子フロロポリマー社製の商品名:AD912)を含浸、乾燥、焼付ける工程を繰り返すことで、袋織シームレスクロスの上下面にPTFE樹脂を280g/cm塗布したPTFE被覆シームレスガラス繊維布を製作した。
次に、幅200mm、長さ1200mm、厚み100μmのPFAフィルムを2枚、幅200mm、長さ1200mm、厚み18μmの銅箔を切り出し、PFAフィルム、銅箔、PFAフィルムの順に重ねた。つづいて、これらを前記PTFE被覆シームレスガラス繊維布上に配置し、その積層体を250mm幅×400mm長さの盤面を有する加熱プレスで順次盤面長さ(400mm)ピッチでその積層体を進めながら、3回PTFE樹脂の融点以上の温度で熱融着し、前記PFAフィルム/銅箔/PFAフィルム(積層体)の端部は突き合わせた状態でエンドレスベルトを製作した。
こうして得られたエンドレスベルトを図9に示す状態で走行させ、表面の温度上昇が実施例4の場合の表面温度上昇と同等であることを確認した。
また、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施例1に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 本発明の実施例2に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 本発明の実施例3に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 本発明の実施例4に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 比較例に係るPTFE被覆ガラス繊維布の積層体の断面図 本発明の他の実施例に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 本発明の更に他の実施例に係る電磁誘導加熱用発熱体の断面図。 発熱体を電磁誘導加熱装置により間接的に加熱する場合の説明図。 発熱体を電磁誘導加熱装置により直接的に加熱する場合の説明図。 本発明に係る電磁誘導加熱用発熱体の表面温度を測定するための概略説明図。 従来に係る積層体の表面温度を測定するための概略説明図。
符号の説明
10,10’,20,30…電磁誘導加熱用発熱体、
11,32…ガラス繊維布、 12,22…アルミニウム溶射層、
13…PTFE樹脂のコーティング層、
14…亜鉛−アルミニウム合金溶射層、 21…亜鉛−アルミニウム溶射層、
23…ニッケル溶射層、 31…PTFE被覆ガラス繊維布、
33…第1のふっ素樹脂層、 35…銅箔(金属薄板層)、
34,36…PFAフィルム層。

Claims (5)

  1. 電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置に使用される無端搬送ベルト基材において、
    耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み75〜175μmの金属の溶射層と、その片面もしくは両面の溶射層上に形成されたふっ素樹脂層とを具備することを特徴とする無端搬送ベルト基材。
  2. 前記ふっ素樹脂層は、ふっ素樹脂のコーティング層あるいはふっ素樹脂フィルム層のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の無端搬送ベルト基材。
  3. 電磁誘導加熱を利用した食品の熱処理装置に使用される無端搬送ベルト基材において、
    耐熱性繊維布と、この耐熱性繊維布の両面に形成された第1のふっ素樹脂層と、その片面もしくは両面に形成された,電磁誘導により発熱可能な厚み5〜200μmの金属薄板層と、その片面もしくは両面の金属薄板層上に形成された第2のふっ素樹脂層とを具備することを特徴とする無端搬送ベルト基材。
  4. 前記第1のふっ素樹脂層と金属薄板層間に接着層が配置されることを特徴とする請求項3記載の無端搬送ベルト基材。
  5. 前記第2のふっ素樹脂層は、ふっ素樹脂のコーティング層あるいはふっ素樹脂フィルム層のいずれかであることを特徴とする請求項3記載の無端搬送ベルト基材。
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