JP4217431B2 - 記憶媒体収納用ソケット及び情報処理装置 - Google Patents

記憶媒体収納用ソケット及び情報処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶媒体収納用ソケットに関し、特に、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を収納し、駆動源からの駆動力又は手動による力によって記憶媒体を排出する記憶媒体収納用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にコンピュータ等の電子機器の拡張性を高めるために、必要に応じて各種の記憶媒体を外部記憶装置として電子機器に接続するための各種のソケットが開発されている。前記記憶媒体接続用のソケットとしては、例えばPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)ソケットがある。PCMCIAソケットとは、近年のノートパソコン等の電子機器が有するPCカードスロットルに規格の異なる記憶媒体を挿入する際に使用される拡張用ソケットである。また、電子機器の制御基板に実装し記憶媒体を直接電子機器に挿入できるようにし、記憶媒体の専用スロットルを構成するためのソケットもある。
【0003】
以上のようなソケットの中には、
▲1▼手動イジェクトボタンを押すことで、ソケット内に収納された記憶媒体をソケットの排出手段により押圧し排出するものや、
▲2▼特願平7−154653号公報のように、駆動源によってソケット内の記憶媒体を排出する、つまり電動排出が可能であるものや、
▲3▼特願平7−41040号公報のように、ソケットにスロットルを二つ有し記憶媒体を二個挿入できるといった特徴を有するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題があった。上記▲1▼においては、もともとソケットは手動による取り出しにしか対応していないため、新たに駆動源を追加し電動排出を実現しようとしても対応することができない、又は電動排出の実現が非常に困難であった。上記▲2▼においては、駆動源とソケットが分離不可能で駆動源を収納できる大きさの外装となっているため、手動排出しか行わない際に、ソケットから駆動源を取り払っても外装が大きいままであり、無駄なスペースをとる。上記▲3▼においては、二つのスロットルを形成する各ソケットが分割不可能な構成になっており、また駆動源が各ソケットにそれぞれ必要であった。
【0005】
本発明は、上述した点に鑑みなされたものであり、手動排出及び電動排出を選択的に選べるようにすることでフレキシビリティーを高くし、電動排出が可能なソケットを小さいスペースで構成することでスペース効率を良くし、二段重ねのソケット本体において一つの駆動源を共有することでコストを下げることを可能とした記憶媒体収納用ソケットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、記憶媒体を収納する記憶媒体収納用ソケットであって、伝達部材と、前記伝達部材と一体に形成され手動で前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出するための手動イジェクトボタンと、前記伝達部材と係合して回転する回転板金と、前記回転板金の回転力によってスライドして前記記憶媒体収納用ソケット内の前記記憶媒体を押圧するスライド板金とを有する手動排出手段と、前記手動排出手段に着脱可能に配置され、モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するギアとを有し、前記モータの回転により前記ギアを介して回転駆動力を供給する電動回転手段と、被伝達部と、前記被伝達部に回転可能に支持されたローラとを有する駆動伝達手段と、前記電動回転手段のギアに噛合するギアとカムが一体となったカム付きギアから構成され、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲の場合、前記駆動伝達手段に前記電動回転手段からの回転駆動力を伝達する伝達制御手段と、を具備してなり、前記記憶媒体を手動排出する時は、前記手動排出手段の前記手動イジェクトボタンの押圧に応じて前記伝達部材を動かすことで前記回転板金を回転させ、前記回転板金の回転力によって前記スライド板金をスライドさせることで、前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出し、前記記憶媒体を電動排出する時は、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲になり、前記電動回転手段の回転駆動力が前記伝達制御手段により前記駆動伝達手段の前記ローラに伝達され、前記ローラに伝達した力が前記駆動伝達手段の前記被伝達部から前記手動排出手段の前記伝達部材に伝わることで、前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
[第1の実施の形態]
<記憶媒体収納用ソケットの構成>
先ず、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は第1の実施の形態に係る記憶媒体収納用ソケットを構成する記憶媒体1006及びソケット本体A2を上面側から見た場合の斜視図、図2は記憶媒体1006及びソケット本体A2を背面側から見た場合の斜視図である。以下では記憶媒体1006及びソケット本体A2の詳細構成を図1、図2を用いて説明する。記憶媒体収納用ソケットは、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置の外部記憶媒体として使用されるものである。尚、情報処理装置の構成は図8で後述する。記憶媒体1006は、筐体の内部に電子部品を内蔵し、筐体の前面(挿入側)には該電子部品と電気的に接続された第一のコネクタ1006bを有する。
【0011】
一方、ソケット本体A2は、挿入口を介して記憶媒体1006を着脱自在に収納することができ、記憶媒体1006を完全に収納した状態で、記憶媒体1006の第一のコネクタ1006bと嵌合する第二のコネクタ1003を有する。ソケット本体A2の第二のコネクタ1003は、ソケット本体A2の子基板1043上に半田で実装されている。子基板1043は、第二のコネクタ1003と変形自在のフレキシブルケーブル1002を導通させ、更に、フレキシブルケーブル1002は、外部接続用のコネクタ1001と導通されている。コネクタ1001を例えば情報処理装置(図8参照)等の他の電子機器に接続すれば、ソケット本体A2に収納され且つ第一のコネクタ1006bを介して第二のコネクタ1003と嵌合した記憶媒体1006は、該電子機器とデータの授受が可能となる。
【0012】
ソケット本体A2は、ソケット本体内に収納した記憶媒体1006を図中−X方向に排出するための排出機構を有する。排出機構は、外部から駆動力を取りこむための伝達部材1014と、前記伝達部材1014と一体に形成され手動で記憶媒体1006を排出するための手動イジェクトボタン1015と、伝達部材1014と係合して回転する回転板金1008と、その回転力によってスライドするスライド板金1019から構成される。手動イジェクトボタン1015を押すと、図1に示すように、伝達部材1014は、ガイド1021a、1021b、1021c、1021dにより二側面を挟まれた状態で案内され、伝達部材1014の一部に一体になって曲げ起こされた曲げ部1035とソケット本体A2側のボス1036との間に張設したバネ1007による−X方向の付勢力に逆らってX方向に動く。
【0013】
図2に示すように、伝達部材1014は、コの字状の係合部1024a、1024bを有する。係合部1024aは、ソケット本体A2のボス1025を中心として回転する回転板金1008の係合部1037を押圧し回転力を伝達する。更に、回転板金1008の曲線状の第二の係合部1038は、ガイド部1022によって案内され、X、−X方向に平行移動可能なスライド板金1019のコの字状に曲げ起こされた係合部1039を押圧し-X方向に変位させる。図1に示すように、スライド板金1019には、記憶媒体1006がソケット本体A2に収納された際に記憶媒体1006の第一のコネクタ1006bの一側面と接する位置に設けられた左右対の曲げ部1023a、1023bが配設されている。曲げ部1023a、1023bは、スライド板金1019が−X方向にスライドすると共に第一のコネクタ1006bを押圧することで記憶媒体1006を−X方向に押し出す。
【0014】
以上のようにソケット本体A2から記憶媒体1006の排出を終え手動イジェクトボタン1015を離すと、バネ1007の付勢力によって伝達部材1014が−X方向に変位し、係合部1024bが回転板金1008の係合部1037を係合部1024aとは反対側から押圧し回転させることで、回転板金1008は元の状態に戻る。スライド板金1019は特にバネ等によって付勢されていないので元には戻らず、再び記憶媒体1006が進入してきたときに押し戻される。
【0015】
<記憶媒体収納用ソケットの駆動源>
上記ではソケット本体A2から記憶媒体1006を手動で排出する場合に関しての例を示したが、ソケット本体A2の排出機構は、ソケット本体A2の側面に装着される駆動源A1(図3)によって駆動させることもできる。
【0016】
次に、駆動源A1による排出機構の駆動及び駆動源A1のソケット本体A2への機械的、電気的着脱方法について図3、図4、図5、及び図6を用いて説明する。図3は駆動源A1の構成を示す斜視図、図4は駆動源A1がソケット本体A2に装着されたときの様子を示す斜視図、図5(A)、図5(B)は駆動源A1のソケット本体A2への機械的、電気的着脱状態を示す概略図、図6(A)はソケット本体A2に記憶媒体1006が収納されたときの様子を示す斜視図、図6(B)はソケット本体A2が記憶媒体1006を排出したときの様子を示す斜視図である。
【0017】
図3に示すように、駆動源A1のパルスモータ1013は、軸1030a、1030bが加締められている固定板金1027にネジ(図示略)止め固定されている。パルスモータ1013の回転軸にはウォームギア1025が圧入されており、ウォームギア1025は、前記回転軸と一体となって回転する。ウォームギア1025は、上段の平歯車1026bと下段のウォームホイール1026aが一体になって構成されており、軸1030aを回転軸として回転する中間歯車1026のウォームホイール1026aに回転力を伝達する。更に、ウォームホイール1026aに伝達された回転力によって上段の平歯車1026bが回転する。カム付きギア1028は、上段のカム1028bと中段の平歯車1028aと下段のカム1028cが一体となって構成されており、軸1030bを回転軸として回転する。平歯車1026bは、カム付きギア1028の平歯車1028aと噛合し、駆動力を伝える。これにより、カム1028b及びカム1028cが回転する。
【0018】
また、駆動源A1は、図4に示すように、ソケット本体A2の側面に装着される(詳細は後述する)ので、駆動源A1がソケット本体A2に装着された状態で上記のようにカム1028bが回転すると、カム1028bの形状で決まるある位置範囲において、ソケット本体A2の伝達部材1014の被伝達部1018に圧入固定された軸1030に回転可能に支持されたローラ1033に力を伝達する。ローラ1033に伝達した力は、被伝達部1018そして伝達部材1014に伝わり、手動イジェクトボタン1015が押された場合と同様に、伝達部材1014が図4中のX方向に変位し記憶媒体1006をソケット本体A2から排出する。
【0019】
また、手動イジェクトボタン1015が押されて伝達部材1014がX方向に変位すると、ローラ1033はカム1028bから離れる方向に変位するため、駆動源A1がソケット本体A2に装着された状態でも手動にて伝達部材1014を独立して変位させることもできる。手動イジェクトボタン1015を用いた、ソケット本体A2からの記憶媒体1006の手動排出は、カム1028bの位置によらず常に行うことができるので、何らかの原因で駆動源A1が故障し記憶媒体1006をソケット本体A2から取り出せなくなったときの緊急イジェクト用に使用する。
【0020】
次に、駆動源A1のソケット本体A2への電機的及び機械的な着脱方法について図5(A)、図5(B)を用いて説明する。図5(A)、図5(B)はソケット本体A2が情報処理装置等の電子機器のメインボード1037に装着及び離脱された様子を示す概略図である。ただし、電子機器は説明の便宜上メインボード1037のみを示した。図5(A)において、ソケット本体A2の子基板1043に実装されたコネクタ1044がフレキシブルケーブル1002及びコネクタ1001と導通され、コネクタ1001がメインボード1037上に実装されたコネクタ1038と嵌合すると、ソケット本体A2に収納された記憶媒体1006は、メインボード1037と電気的に接続され、電子機器との間のデータの授受、及び電子機器からの電力の供給、電気的制御を受ける。
【0021】
一方、ソケット本体A2のコネクタ1044は、記憶媒体1006の第一のコネクタ1006bと嵌合する第二のコネクタ1003が実装された子基板1043上に実装されており、第二のコネクタ1003と電気的接続を行う。更に、子基板1043上には、コネクタ1039が実装されており、同じくコネクタ1044及び第二のコネクタ1003と接続される。
【0022】
図5(A)は駆動源A1がソケット本体A2に装着された状態を表している。上述しなかったが、駆動源A1は、電気的にソケット本体A2または子基板1043またはメインボード1037と接続するために、子基板1043上のコネクタ1039と嵌合するコネクタ1040を有する。駆動源A1のコネクタ1040は、駆動源A1内のパルスモータ1013及びマイクロスイッチ1029とケーブルを介して電気的に接続されている。ソケット本体A2の子基板1043のコネクタ1039は、図5(A)では、ソケット本体A2の第二のコネクタ1003と同じ側に実装されているが、駆動源A1のコネクタ1040と接続したケーブルが変形自在で且つ十分な長さがあれば、子基板1043上のどこに有っても構わない。
【0023】
また、駆動源A1は、ソケット本体A2の筐体に一体に形成されタップ穴の空いたボス1042a及びボス1042bに駆動源A1側のネジ1041a及び1041bが入ることで、駆動源A1の固定板金1027を挟むようにネジ止め固定されている。駆動源A1におけるマイクロスイッチ1029及びパルスモータ1013は、上述の通り、ソケット本体A2の子基板1039を経由してメインボード1037と接続される。従って、メインボード1037は、駆動源A1のマイクロスイッチ1029による検出情報に基づきパルスモータ1013を制御することができる。
【0024】
また、駆動源A1におけるマイクロスイッチ1029及びパルスモータ1013は、ソケット本体A2の子基板1043を介して記憶媒体1006とも接続されているため、例えば、記憶媒体1006がCPUを搭載するなどして情報処理能力を有する場合は、記憶媒体1006からの制御により駆動源A1を駆動することも可能である。その場合、メインボード1037からソケット本体A2内の記憶媒体1006へ電流が供給され、更に、ソケット本体A2内の記憶媒体1006が駆動源A1へ電流を供給する。
【0025】
図5(B)は駆動源A1がソケット本体A2から分離された時の様子を表している。ソケット本体A2から駆動源A1を分離する際には、まず、ソケット本体A2のコネクタ1039から駆動源A1のコネクタ1040を分離する。この状態で、駆動源A1はソケット本体A2及びメインボード1037と電気的に切り離される。その後、駆動源A1のネジ1041a、1041bを緩める方向に回すことで、駆動源A1はソケット本体A2と完全に分離される。上記のように、駆動源A1は電気的及び機械的にソケット本体A2に着脱自在となっている。以上のように、駆動源A1はソケット本体A2に装着され、ソケット本体A2を駆動し記憶媒体1006の排出を行う。
【0026】
次に、ソケット本体A2からの記憶媒体1006の排出に関して図6(A)、図6(B)を用いて詳細に説明する。尚、両図では上述の駆動源A1のコネクタ1040及び配線に関しては説明の便宜上示していない。図6(B)に示すように、駆動源A1のローラ1033をX方向に押圧する位置範囲でカム1028bが停止してしまうと、記憶媒体1006をソケット本体A2に挿入しても伝達部材1014がX方向に変位した位置で停止してしまい、スライド板金1019(図4参照)が戻ることができず、記憶媒体1006をソケット本体A2に収納できなくなる。そのため、ソケット本体A2から排出した記憶媒体1006を再びソケット本体A2に挿入するときには、図6(A)に示すように、カム1028bがローラ1033と干渉しない位置で停止するよう制御する。
【0027】
上記図3及び図4を用いて説明すると、駆動源A1のパルスモータ1013が始動し、カム1028bが回転を始め、やがてローラ1033を押圧し、記憶媒体1006をソケット本体A2から押し出す。その後、カム1028cがマクロスイッチ1029を押しマイクロスイッチ1029がONになる。そのままカム1028cが回り続けて、マイクロスイッチ1029が再びONになる。その後、カム1028cを所定の角度回転した位置、つまりカム1028bの始動前の位置で停止させる。このようにカム1028bを制御することで、ソケット本体A2からの記憶媒体1006の排出動作を完了でき、且つ再び記憶媒体1006をソケット本体A2に挿入できる状態を維持できる。
【0028】
尚、カム1028bとカム1028cは一体となっているため、カム1028cがマイクロスイッチ1029によって検出された位置から何度回転すれば、カム1028bと初期位置のローラ1033の可動範囲が干渉しない位置にあたるかは自動的に定まる。従って、本実施の形態のように駆動源A1にパルスモータ1013を用いれば、パルスモータ1013に送るパルス数を変えるだけの簡単な操作でカム1028bの停止位置を制御できるので、カム1028bとカム1028cの回転方向の相対的位置は任意でも構わない。つまり、本実施の形態における制御においては、マイクロスイッチ1029の2度目の位置検出から何度回転させてカム1028bを停止するかが変わるだけである。
【0029】
また、駆動源A1のパルスモータ1013の制御はマイクロスイッチ1029を用いなくても実現することができる。これは、ソケット本体A2の第二のコネクタ1003と記憶媒体1006の第一のコネクタ1006bが嵌合しているのか、嵌合していないのかという有り無し検知ができる場合に可能となる。ソケット本体A2の第二のコネクタ1003は、前記有り無し検知及びその検知した情報に基づきパルスモータ1013を制御することが可能な図5に示すような電子機器のメインボード1037のコネクタ1038に接続されている。
【0030】
<カム線図>
図7は上記図4における駆動源A1のカム1028bのカム線図を示す概略図である。以下では図7、及び図4、図5、図9を用いて説明を行う。図7の横軸は、カム1028bの軸1030に垂直な断面におけるカム1028bの回転中心とローラ1033の回転中心を結んだ線分と、カム1028bを前記断面で切断したときカム1028bの稜線上の一点とカム1028bの回転中心を結んだ線分が成す角(度)を表している。図7の縦軸は、前記成す角に対するカム1028bのローラ1033への図4X方向への押出し量(mm)を表している。成す角0度の時には、ローラ1033とカム1028bは接するかまたは干渉せず、押出し量は0mmである。また、成す角がY度の時は、カム1028bはローラ1033をX方向に最大変位Zmmを与えている時である。
【0031】
図7のS1は、ソケット本体A2から記憶媒体1006の排出を行う際の排出動作角度範囲、及び、電子機器においてそのメインボード1037と記憶媒体1006が電気的に接続を断った状態の嵌合終了検知角度範囲を表している。図7のS2は、駆動源A1のカム1028bを前記嵌合終了位置からホームポジションへ遷移させるカム1028cの所定量回転角度範囲を表している。図7のS3は、カム1028bがローラ1033に変位を与えていないホームポジション角度範囲を表している。
【0032】
駆動源A1における制御を具体的に説明すると、カム1028bが図7のS3の範囲において排出命令を受けた駆動源A1のパルスモータ1013は所定の方向に回転を開始する。すると、カム1028bが回転を開始する。回転方向は図7において角度が増加する方向である。ソケット本体A2から記憶媒体1006の排出動作が完了するまでの図7のS1内で、ソケット本体A2の第二のコネクタ1003及びそれと接続したコネクタ1038を有するメインボード1037にて嵌合終了の検出を行う。その後、図7のS2においてメインボード1037は駆動源A1のパルスモータ1013に所定のパルス数を送り、カム1028bの位置制御を行う。この所定パルス数というのは、嵌合終了位置、つまりカム1028bとローラ1033が干渉している位置から、確実にカム1028bがホームポジションに遷移するのに十分な角度を与えるパルス数である。また、前記所定パルス数は、カム1028bが再びローラ1033と干渉しないようなパルス数である。
【0033】
本実施の形態では、駆動源A1のカム1028bのホームポジションは約150度程度に設定してあり、嵌合終了検出を図7のS1(90度以内)内で確実に行うことができるので、その後、パルスモータ1013を正確に所定パルス分回転させることにより、カム1028bをホームポジションに確実に停止させることができる。
【0034】
<記憶媒体収納用ソケットが着脱される情報処理装置>
次に、上述した記憶媒体収納用ソケットの記憶媒体を外部記憶媒体として使用する情報処理装置の構成を説明する。図8は情報処理装置1500の概略構成を示すブロック図である。情報処理装置1500は、情報処理装置各部の制御を司る中央処理装置1501、中央処理装置1501が実行するプログラム及び固定データを格納したROM1502、中央処理装置1501の作業領域及び一時記憶領域として使用されるRAM1503、外部記憶媒体の接続及びインタフェースを司る接続部1504、キーボード、ポインティングデバイス等の操作部1505、ディスプレイ等の表示部1506を備えている。
【0035】
ソケット本体A2に記憶媒体1006を収納した外部記憶媒体としての記憶媒体収納用ソケット1600のコネクタ1001(図1参照)は、上記図5に示したような構成により、情報処理装置1500の接続部1504に着脱自在に接続される。情報処理装置1500の中央処理装置1501は、接続部1504を介して、記憶媒体収納用ソケット1600のソケット本体A2及び記憶媒体1006に対する電力の供給、電気的制御、記憶媒体1006に対するデータの書き込み・読み出しを行う。ソケット本体A2に収納された記憶媒体1006は、必要に応じて上述した排出動作によりソケット本体A2から排出し、別の記憶媒体と交換することができる。
【0036】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ソケット本体A2に駆動源A1を装着することで、ソケット本体A2からの記憶媒体1006の手動排出及び電動排出を選択的に選べるようにすることができ、フレキシビリティーを高くすることができる。また、駆動源とソケット本体が分離不可能で駆動源を収納できる大きさの外装となっている従来構造と比較し、記憶媒体の電動排出が可能なソケット本体A1を小さいスペースで構成することが可能となり、スペース効率を向上させることができる。
【0037】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、二つのソケット本体の駆動源として一つの駆動源を共有する場合の例である。図9はソケット本体A2にソケット本体A2’を積み重ね固定したときの様子を示す斜視図である。ソケット本体A2とソケット本体A2’は全く同じ形状及び構成を有するものであり、また、ソケット本体A2とソケット本体A2’の駆動源は共通の駆動源B1を使用するものである。説明の便宜上、1段目のソケット本体の上段に新たに積み重ねられたソケット本体に’を付けて区別するものとする。また、記憶媒体1006と記憶媒体1006’も同一形状で同じ構成であるが、ソケット本体A2’に挿入される記憶媒体を1006’とし、ソケット本体A2に挿入される記憶媒体を1006として区別するものとする。
【0038】
更に、ソケット本体A2とソケット本体A2’は同じ形状であるので、構造についてはソケット本体A2についてのみ説明をする。また、ソケット本体A2はソケット本体A2’に固定している時は一体とみなせるし、ソケット本体A2をソケット本体A2’に固定しないで分離可能にしておけば別体とみなすこともできる。
【0039】
図9において、駆動源B1は、上記第1の実施の形態の駆動源A1におけるカム付きギア1028を取り除き、新たに二段カム2028に置き換え、軸1030bを二段カム2028の幅に応じて伸ばした構成になっている。駆動源B1における前記以外の部品は駆動源A1と同じである。二段カム2028の下段を構成するカム2028bはソケット本体A2の排出機構を駆動し、二段カム2028の上段を構成するカム2028cはソケット本体A2’の排出機構を駆動する。図9の状態で、カム2028b及びカム2028cは、各々対応する各ソケット本体A2、A2’のローラとは干渉していない位置で停止している。その位置をホームポジションと呼ぶ(ローラについては第1の実施の形態のソケット本体のものと同じであるので説明は省略する)。
【0040】
二段カム2028における片方のカムが該カムに対応する排出機構に駆動力を伝達しているとき、二段カム2028におけるもう片方のカムは該カムに対応する排出機構に駆動力を伝達しないように構成されている。従って、ある角度範囲で二段カム2028が図9のCW方向またはCCW方向に回転すると、ソケット本体A2及びソケット本体A2’に選択的に駆動力を伝達し、ソケット本体A2及びソケット本体A2’に各々収納された記憶媒体1006、1006’を排出することができる。具体的には、二段カム2028が図9のCW方向に所定の角度回転すると、ソケット本体A2に収納された記憶媒体1006の排出を行い、二段カム2028が図9のCCW方向に所定の角度回転すると、ソケット本体A2’に収納された記憶媒体1006’の排出を行う。
【0041】
また、CW方向、CCW方向のどちらでも構わないが、二段カム2028が360度回転すると、双方のソケット本体A2、A2’に駆動力を伝達し、双方の記憶媒体1006、1006’とも排出する。更に、二段カム2028の回転方向であるCW方向またはCCW方向を選択的に切り替えれば、二つの記憶媒体1006、1006’の排出順序を替えることも可能である。
【0042】
上記で説明したように各ソケット本体A2、A2’から記憶媒体1006、1006’を各々排出したら、直ちに二段カム2028をホームポジションに戻すことによって、各ソケット本体A2、A2’は再び記憶媒体1006、1006’を各々収納できる状態を保つことができる。
【0043】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ソケット本体A2に同一形状の別のソケット本体A2’を積み重ねて使用する場合、双方のソケット本体A2、A2’の駆動源として一つの駆動源B1を共有することができ、およそ駆動源一つ分のコストを下げることができ経済的である。また、どちらのソケット本体に関しても手動排出及び電動排出を行うことができ、更に、片方のソケット本体を手動排出専用に、もう片方のソケット本体を電動排出にすることもでき、使い勝手を向上させることができる。
【0044】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態における二段カム2028がカム2028bとカム2028cに分割できる場合の例である。図10は駆動源B1における二段カム2008を分解したときの様子を示す斜視図である。上記第2の実施の形態では、ソケット本体A2の上段に別のソケット本体を積み重ねずにソケット本体A2を単独で使用するとき、駆動源B1の二段カム2028及び軸1030bがソケット本体A2の上面よりも出っ張ってしまい余計なスペースをとる。それを改良したのが第3の実施の形態である。
【0045】
図10において、二段カム2028を構成する上段のカム2028cはピン2001a、2001bを有し、二段カム2028を構成する下段のカム2028bは穴2002a、2002bを有する。カム2028cのピン2001aをカム2028bの穴2002aに、カム2028cのピン2001bをカム2028bの穴2002bにそれぞれ挿入して位置決めすることで、カム2028cとカム2028bを図10の矢印方向に結合することができる。カム2028cとカム2028bを結合すると、見かけ上、上記第2の実施の形態の二段カム2028と同じ形状をなす。
【0046】
また、図10に示すように、軸2006に予めネジ穴2005をあけておき、軸2007に一体に形成されたネジ2004をネジ穴2005に嵌合させ、カム2028cの回転軸を形成する。また、軸2007は溝を有しており、軸2007にEリングを装着することで、二段カム2028を構成するカム2028b及びカム2028cの結合方向の抜け止めとなる。このように、カム2028b及びカム2028cは一体となり、カム2028bが回転するとカム2028cは連れ回りする。
【0047】
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、ソケット本体A2を単体で使うときには、二段カム2028を構成する下段のカム2028b及び軸2006を使用し、ソケット本体A2の上部にソケット本体A2’を増設して使用するときには、二段カム2028を構成する上段のカム2028cを軸2007により下段のカム2028bに結合すれば良い。こうすることによって、ソケット本体A2の状態に応じて駆動源B1の幅を自在に調節することができ、駆動源B1を装着した際のソケット本体A2を含めた大きさを最小限にとどめることができる。
【0048】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。第4の実施の形態は、上記第2の実施の形態における二段カム2028を別の構造とした場合の例である。図11は上記図9で示した二段カム2028の他の実施形態であるところの二段カム3007の構成を示す断面図である。図示のものは軸3005の軸方向に沿う縦断面である。尚、図11の二段カム及び該二段カムの構成部品の符号は説明の都合上、上記図9の二段カム及び該二段カムの構成部品の符号とは変えてある。
【0049】
二段カム3007を構成するカム3004は、上記図9における駆動源B1に用いられ、ソケット本体A2の排出機構を駆動し、二段カム3007を構成するカム3003は、ソケット本体A2’の排出機構を駆動する。カム3004及びカム3003には、それぞれワンウェイクラッチ3002、3001が圧入固定されている。ワンウェイクラッチ3002、3001は、例えば特開平09−089509号公報で提案されているものと同様であり、回転軸の回転トルクを一方向に伝達または遮断するものである(空転する際でも多少のトルクが伝達することがあるが、無視できるほどであるのでここでは考えないことにする)。
【0050】
回転軸3008及びギア3004は、一体となって軸3005を回転軸として回転する。更に、回転軸3008の円筒部の外面は、ワンウェイクラッチ3002及びワンウェイクラッチ3001の回転軸となっている。ワンウェイクラッチ3002及びワンウェイクラッチ3001は、ギア3004と一体に形成された円筒状の回転軸3008のある方向の回転に対しては噛合し連れ回りをし、回転軸3008のもう一方の回転方向に対しては空転する。
【0051】
ワンウェイクラッチ3002及びワンウェイクラッチ3001の回転力の伝達方向は逆にしてあるので、回転軸3008の任意の回転方向に対してワンウェイクラッチ3002またはワンウェイクラッチ3001のどちらか一方が回転軸3008と連れ回りし回転する。更に、どちらかのワンウェイクラッチが回転すると、ワンウェイクラッチに一体となった上記カムが回転する。従って、ギア3004から伝達された回転力の回転方向に応じて、カム3003またはカム3004に対する駆動力の伝達を切り替えることができる。
【0052】
第4の実施の形態の駆動源B1では、上記図3で示したようなマイクロスイッチ1029は不要である。なぜなら、駆動源B1のギア3004の回転方向が一定ならばどちらか一方のカムしか回転しないので、カムの角度制御によって駆動力の伝達を切り替える必要はないからである。従って、駆動源B1のギア3004をどちらかの回転方向に少なくとも1回転させるという簡単な制御で、各ソケット本体A2、A2’に選択的に駆動力を伝えることができるようになる。
【0053】
また、上記図10の駆動源B1においては、位置制御がしやすいようにパルスモータ(ステッピングモータ)1013を用いたが、第4の実施の形態のように駆動源B1のギア3004により各ソケット本体A2、A2’に対する駆動力を切り替えることができるので、DCモータ、超音波モータ、プランジャなど他の動力供給源であっても、ギア3004の回転方向を自在に変えることができ且つ各方向に少なくとも一回転以上させられるものであれば、選択的にソケット本体A2、A2’を駆動できることとなる。
【0054】
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、駆動源B1のギア3004をどちらかの回転方向に少なくとも1回転させるという簡単な制御で、各ソケット本体A2、A2’に選択的に駆動力を伝えることができる。
【0055】
[他の実施の形態]
第1の実施の形態では、本発明の記憶媒体収納用ソケットを着脱自在に装着する情報処理装置の例を図8に示したが、記憶媒体収納用ソケットを着脱自在に装着する情報処理装置の種類は特定のものに限定されるものではなく、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータなど各種の情報処理装置に適用することが可能である。
【0056】
第2乃至第4の実施の形態では、2つのソケット本体A2、A2’を単一の駆動原B1によって駆動する時の例を示したが、ソケット本体が二つのスロットルを有すると共に各スロットル毎に排出機構を有し、各排出機構を単一の駆動源で駆動するように構成することも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記憶媒体収納用ソケットからの記憶媒体の手動排出及び電動排出を選択的に選べるようにすることができ、フレキシビリティーを高くすることができる。また、駆動源とソケット本体が分離不可能で駆動源を収納できる大きさの外装となっている従来構造と比較し、記憶媒体収納用ソケットを小さいスペースで構成することが可能となり、スペース効率を向上させることができる
【0058】
また、本発明によれば、記憶媒体収納用ソケットに同一形状の別の記憶媒体収納用ソケットを積み重ねて使用する場合でも、駆動源が一つで済むため、二段重ねの記憶媒体収納用ソケットにおいて一つの駆動源を共有することができ、およそ駆動源一つ分のコストを下げることができ経済的である。また、どちらの記憶媒体収納用ソケットに関しても手動排出及び電動排出を行うことができ、更に、片方の記憶媒体収納用ソケットを手動排出専用に、もう片方の記憶媒体収納用ソケットを電動排出にすることもでき、使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る記憶媒体収納用ソケットを構成する記憶媒体及びソケット本体A2を上面側から見た場合の斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る記憶媒体及びソケット本体A2を背面側から見た場合の斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る駆動源A1の構成を示す斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係る駆動源A1がソケット本体A2に装着されたときの様子を示す斜視図である。
【図5】第1の実施の形態に係る駆動源A1のソケット本体A2への機械的、電気的着脱の様子を示す概略図であり、(A)は駆動源A1がソケット本体A2に装着された状態、(B)は駆動源A1がソケット本体A2から分離された状態である。
【図6】第1の実施の形態に係る記憶媒体のソケット本体A2への着脱の様子を示す斜視図であり、(A)はソケット本体A2に記憶媒体が収納されたときの状態、(B)はソケット本体A2が記憶媒体を排出したときの状態である。
【図7】第1の実施の形態に係る駆動源A1が備えるカムのカム線図を示す概略図である。
【図8】第1の実施の形態に係る情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る駆動源B1を装着したソケット本体A2の上にソケット本体A2’を重ねたときの様子を示す斜視図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る駆動源B1の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る駆動源B1の二段カムの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1003 第二のコネク
1006、1006’ 記憶媒体
1006b 第一のコネク
1008 回転板
1013 パルスモー
1014 伝達部
1015 手動イジェクトボタン
1018 被伝達部
1019 スライド板
1028 カム付きギ
1028b カム
1029 マイクロスイッ
1033 ローラ
1039 コネクタ
1040 コネク
1043 子基板
1042a、1042b ボス
1041a、1041b ネ
1500 情報処理装置
1501 中央処理装置
1502 接続
1600 記憶媒体収納用ソケット
2028 二段カム
2028c、2028b カム
3001、3002 ワンウェイクラッ
3003、3004 カム
3007 二段カム
A1、A1’、B1 駆動源
A2、A2’ ソケット本体

Claims (3)

  1. 記憶媒体を収納する記憶媒体収納用ソケットであって、
    伝達部材と、前記伝達部材と一体に形成され手動で前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出するための手動イジェクトボタンと、前記伝達部材と係合して回転する回転板金と、前記回転板金の回転力によってスライドして前記記憶媒体収納用ソケット内の前記記憶媒体を押圧するスライド板金とを有する手動排出手段と、
    前記手動排出手段に着脱可能に配置され、モータと、前記モータの回転駆動力を伝達するギアとを有し、前記モータの回転により前記ギアを介して回転駆動力を供給する電動回転手段と、
    被伝達部と、前記被伝達部に回転可能に支持されたローラとを有する駆動伝達手段と、
    前記電動回転手段のギアに噛合するギアとカムが一体となったカム付きギアから構成され、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲の場合、前記駆動伝達手段に前記電動回転手段からの回転駆動力を伝達する伝達制御手段と、を具備してなり、
    前記記憶媒体を手動排出する時は、前記手動排出手段の前記手動イジェクトボタンの押圧に応じて前記伝達部材を動かすことで前記回転板金を回転させ、前記回転板金の回転力によって前記スライド板金をスライドさせることで、前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出し、
    前記記憶媒体を電動排出する時は、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲になり、前記電動回転手段の回転駆動力が前記伝達制御手段により前記駆動伝達手段の前記ローラに伝達され、前記ローラに伝達した力が前記駆動伝達手段の前記被伝達部から前記手動排出手段の前記伝達部材に伝わることで、前記記憶媒体を前記記憶媒体収納用ソケットから排出することを特徴とする記憶媒体収納用ソケット。
  2. 前記伝達制御手段は、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲の場合、前記カム凸部が前記駆動伝達手段の前記ローラに接触することにより、前記電動回転手段の回転駆動力前記駆動伝達手段に伝達することを特徴とする請求項1に記載の記憶媒体収納用ソケット。
  3. 前記記憶媒体収納用ソケットは、同一形状で同じ構成の記憶媒体がそれぞれ収納される同じ形状及び構成を有する二つのソケット本体を積み重ねた構造であり、
    前記伝達制御手段は、一方のソケット本体に対応する上段のカムと、他方のソケット本体に対応する下段のカムとを有する二段カムから構成され、
    前記伝達制御手段は、前記電動回転手段の回転角度が所定の範囲の場合、選択的に、一方のカムの凸部が前記駆動伝達手段の前記ローラに接触することにより、一方の記憶媒体に駆動力を伝達することを特徴とする請求項1に記載の記憶媒体収納用ソケット。
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