JP4216166B2 - 未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置 - Google Patents
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Description
未加硫ゴム成形体の表面に対して、噴霧液を噴霧するための少なくとも一つのノズルを備え、前記ノズルが、未加硫ゴム成形体の全面に対して噴霧液を均一に噴霧できるように、未加硫ゴム成形体に対して、移動可能に配置されていることを特徴としている。
未加硫ゴム成形体の表面に対して、噴霧液を噴霧するための複数のノズルを備え、
前記複数のノズルが、未加硫ゴム成形体の全面に対して噴霧液を均一に噴霧できるよう
な位置に離間して配置されていることを特徴としている。
ム補強剤、無機充填剤、軟化剤、老化防止剤、加工助剤、加硫促進剤、発泡剤、発泡助剤、着色剤、分散剤、難燃剤等の従来公知の添加剤を、本発明の目的を損なわない範囲で配合した未加硫ゴム組成物であってもよい。
は硫黄化合物と水との懸濁液、その他公知のゴム用配合剤の乳化液などが挙げられる。
られ使用されるが、これらのうちゴム用配合剤の懸濁液を用いる場合には、内容物が沈殿しないよう、噴霧液タンク6に攪拌機を備え付けておくことが好ましい。
ルの数は適宜決定することができる。これによって、噴霧液の液滴が、噴霧されている状態あるいは未加硫ゴム成形体13に付着した状態で過度に成長することがなく、未加硫ゴム成形体13の全面で噴霧液の液溜まりの形成や垂れ落ちを防止することができる。
に位置がずれるように配置されている。なお、図6中、未加硫ゴム成形体13は便宜上単純なフィルム形状として示したが、本発明の表面処理装置の効果は、たとえば、図8に示したように入り組んだ断面形状を有している未加硫ゴム成形体に対してより好適に発揮される。
<未加硫ゴム組成物の製造>
エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体(三井化学(株)製;EPT4095)100重量部、ステアリン酸1重量部、酸化亜鉛5重量部、カーボンブラック(旭カーボン(株)製;旭#60G)85重量部、パラフィン系オイル(出光興産(株)製;ダイアナプロセスPW−380)50重量部の配合組成で、BB4型バンバリーミキサー(日本ロール(株)製)に投入して、5分間混練し、冷却後、14インチオープンロール(日本ロール(株)製)に巻きつけ、加硫剤(サンセラーM(三新化学工業(株)製)2.0重量部、サンセラーTT(三新化学工業(株)製)0.3重量部、サンセラーTET(三新化学工業(株))1.4重量部、サンセラーPz(三新化学工業(株))0.5重量部、サンセラーBz(三新化学工業(株))2.0重量部、粉末硫黄1.5重量部)を分散させ、未加硫ゴム組成物を得た。
図8に示した断面形状の凹部XYZの頂点からの距離0〜5mmの範囲の部分に対する噴霧状態をそれぞれ目視により評価した。
2:噴霧されているが斑があるように見える
3:均一に噴霧されており、噴霧液の薄膜が形成されているように見える
(2)Z部の噴霧状態の均一性評価
評点1:噴霧液が著しく溜まっている
2:噴霧液が若干溜まっている
3:噴霧液の液溜まりはなく、均一に噴霧され噴霧液の薄膜が形成されているよ
うに見える
(3)P面の噴霧状態の評価
評点1:噴霧液が下側に行くほど厚くなっている
2:噴霧状態に斑があるように見える
3:噴霧液の垂れはなく、均一に噴霧され噴霧液の薄膜が形成されているように見
える
(4)未加硫ゴム成形体の変形
評点1:噴霧によりAあるいはBリップとCリップとからなる角度が5%以上変化する
2:噴霧によりAあるいはBリップとCリップとからなる角度が1%以上5%未満
変化する
3:噴霧によりAあるいはBリップとCリップとからなる角度の変化は1%未満で
あり、実質的に変化しない
結果を表1に示す。
使用したノズルの個数を4つに増やし、各ノズルの噴霧口の方向が図8のa、b、c、dの方向となるように固定して、かつ、未加硫ゴム成形体13の長手方向に対する配置位置をすべて図9のαの地点にしたほかは実施例1と同様にして噴霧処理を行った。
4:スプレーブース
5、5a、5b、5c:ノズル
6:噴霧液タンク
12:ゴム用押し出し成形機
13:未加硫ゴム成形体
17:マイクロ波加硫装置
18:熱空気加硫槽
20:連続加硫成形装置
Claims (15)
- 押し出し成形により成形された未加硫ゴム成形体の表面を噴霧処理するための表面処理装置であって、
未加硫ゴム成形体の表面に対して、噴霧液を噴霧するための少なくとも一つのノズルを備え、
前記ノズルが、未加硫ゴム成形体の全面に対して噴霧液を均一に噴霧できるように、未加硫ゴム成形体に対して、移動可能に配置されていることを特徴とする未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。 - 前記ノズルが、その噴霧口が常に未加硫ゴム成形体の方を向くように、未加硫ゴム成形体の長手方向の軸心を中心として、その周囲を移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、未加硫ゴム成形体の長手方向の軸心を中心として、その周囲を移動開始位置から0度を超えて360度までの範囲で移動可能に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、複数のノズルから構成されており、前記複数のノズルの各ノズルから噴霧した噴霧液の液滴が実質的に干渉しあわないような位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記複数のノズルは、少なくとも隣り合わせに位置する各ノズルの噴霧方向軸が、未加硫ゴム成形体の長手方向に位置がずれるように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、複数のノズルから構成されており、前記複数のノズルが、さらに、未加硫ゴム成形体の全面に対して噴霧液を均一に噴霧できるような位置に離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、その噴霧口が常に未加硫ゴム成形体の方を向くように、未加硫ゴム成形体の長手方向の軸心を中心として、その周囲を一定角度離間して配置されていることを特徴とする請求項6に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記複数のノズルの各ノズルから噴霧した噴霧液の液滴が実質的に干渉しあわないような位置に配置されていることを特徴とする請求項6または7に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記複数のノズルは、少なくとも隣り合わせに位置する各ノズルの噴霧方向軸が、未加硫ゴム成形体の長手方向に位置がずれるように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、オシレーティング可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルの噴霧口直径が0.05〜1mmの範囲であり、かつ、前記ノズルからの噴霧粒子の平均粒子径が1〜100μmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルが、噴霧により壁面に付着した液滴が未加硫ゴム成形体に垂れ落ちることを防止する手段を備えたスプレーブース内に配置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記垂れ落ち防止手段が、スプレーブースの天井に傾斜を持たせて、スプレーブースの天井の傾斜面に沿って、噴霧液の付着液を流下させるように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記スプレーブースが、外気圧と比較してその内部を減圧とするような排気装置を備えていることを特徴とする請求項12または13に記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
- 前記ノズルから、ゴム用配合剤の懸濁液または乳化液、あるいはオイルが噴霧されることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の未加硫ゴム押し出し成形体の表面処理装置。
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JP2005133090A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-05-26 | Mitsui Chemicals Inc | 加硫ゴム成形体、その製造方法および成形体の用途 |
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