JP4215880B2 - ネギ育苗用培地及びその製造法 - Google Patents

ネギ育苗用培地及びその製造法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネギの育苗用培地に関する。更に詳しくはペーパーポット、セル成形苗に使用する培地およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネギの育苗には春播きと秋播きがあり、他の野菜に比べ育苗期間が3ヶ月〜4ヶ月と特に長いのが特徴である。最近は土地利用率向上や作業の軽減化のため、ペーパーポットやセルを使う育苗が行われる場面が多くなり、これに適したネギ育苗用培地が求められている。
またネギの育苗は他の野菜と比べて長期に渡り、更にセルやペーパーポットを用いた場合、苗1株当たりの培地量が制限されているため、肥効を充分に持続させ、保水性を高めることが課題となっている。ネギの培養土に関しては、特開平9−65758号公報に、保水性、透水性を維持しながら、保肥能を高めるためゼオライトを50重量%〜90重量%加える方法が記載されている。しかし、この方法に用いられているゼオライトは比較的値段の高い資材であるためコスト面での問題がある。
浄水場発生土及び浄水場発生土の農業利用については、日本土壌肥料学会編(博友社)“浄水処理ケーキ:特性と農業利用上の問題点”に詳細に記載されている。浄水場発生土は産業廃棄物として処分されているが有機性の肥料分を多く含んでいるため、農業、園芸等に多く利用されている。
野菜、花卉などの植物育成培地への浄水場発生土の利用に関しては、植物栽培用培地への利用方法について特開平10−88137号公報、特開平5−207816号公報、特開平7−264933号公報、特開平7−222997号公報等に各種の方法が記載されてはいるが、セルやペーパーポット等用に粒径を細かく加工したものが無く、また、長期の育苗に適した肥料を添加したものがないため、ネギの特殊な条件に必ずしも適しているとは言えない。ネギ育苗用培地に浄水場発生土を利用するには、素材の均質化と共に、肥効の持続性、保水性を付与することが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、浄水場発生土を用い、
▲1▼ 肥効の持続性
▲2▼ 保水性及び透水性
▲3▼ 粒径のバラツキ
が改善されたネギ育苗用培地を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、得られる培地に対して40容量%以上60容量%以下となる量の浄水場発生土に、ゼオライト、植物質資材、緩効性窒素及び燐肥料を添加して得られるネギ育苗用培地に関する。
望ましくは、浄水場発生土は、その含水率が40%以上60%以下、望ましくは50%以上55%以下に調整されており、その構成は、粒径が、開口2mmの篩を通過するもの(以後、粒径2mm以下と記載することもある。)が40容量%以上60容量%以下、開口4mmの篩を通過し開口2mmの篩に残るもの(以後、粒径2mm以上4mm以下と記載することもある。)が40容量%以上60容量%以下の割合で構成される。
望ましいネギ育苗用培地の構成は、上記浄水場発生土を培地に対して40容量%以上60容量%以下、ゼオライトを培地に対して10容量%以上30容量%以下、植物質資材を培地に対して20容量%以上60容量%以下の量で含有する構成である。
望ましくは、緩効性窒素肥料は、得られる培地1リットルあたり窒素成分として600mg以上1000mg以下となる量、緩効性燐酸肥料は、得られる培地1リットルあたりリン酸として1500mg以上4000mg以下となる量を添加する。緩効性窒素肥料としては、被覆尿素系肥料を用いることが、望ましい。
該被覆尿素系肥料は少なくとも100日以上の肥効を持ち、特に温度による溶出特性を有するものが良く、粒径は2mm以下と細かいものが望ましい。
本発明では、さらにVA菌根菌を添加することが望ましい。
本発明のネギ育苗用培地は、望ましくは、浄水場発生土を4mmと2mmで篩別し粒径により割合を調整した後、ゼオライト、植物質資材、緩効性窒素肥料及び緩効性燐肥料を添加し、さらに、4mmで篩別することによって製造される。
また本発明のネギ育苗用培地は、望ましくは、浄水場発生土を40〜60容量部、ゼオライトを10〜30容量部及び植物資材を20〜60容量部を混合し、次いで、緩効性窒素肥料を、得られる培地1リットルあたり窒素成分として600mg以上1000mg以下となる量及び緩効性燐酸肥料を、得られる培地1リットルあたりリン酸として1500mg以上4000mg以下となる量で添加することによって製造される。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のネギ育苗用培地は浄水場発生土を用いる。本発明で用いる浄水場発生土は上水道又は工業用水の浄水処理過程で発生する沈積泥土(浄水汚泥)を濃縮脱水したものが望ましい。また、本発明で用いる浄水場発生土は無薬注処理法により沈殿処理され、凝集剤としてポリ塩化アルミニウムや硫酸アルミニウムを添加し、加圧法により脱水処理されたものが望ましい。
本発明のネギ育苗用培地として利用するために望ましくは浄水場発生土は、
▲1▼ 含水率が40%以上60%以下、望ましくは50%以上55%以下に調整され、粒径2mm以下が40容量%以上60容量%以下、粒径4mm以下が40容量%以上60容量以下の構成を有するのが望ましく、
▲2▼ 浄水場発生土は、本発明のネギ育苗用培地に対して40容量%以上60容量%以下、望ましくは40容量%以上50容量%以下含まれる。
【0006】
本発明では、浄水場発生土に対して、ゼオライトを添加する。ゼオライトは土壌改良材として政令指定された市販のものであればいずれのものでも良いが望ましくはクリノプチロライトが望ましい。ゼオライトは主にアナルサイム、モルデナイト、クリノプチノライトの3種類があり、特にモルデナイトとクリノプチノライトは陽イオン交換容量が高く、交換性陽イオン含量が高くアンモニウムイオンを選択的に吸着する性質を持っており、さらに砂質土壌等保水性の低い土壌において保水性を高める働きがあることから農業用として広く使われている。
本発明で用いるゼオライトは、
▲1▼ 農業用として優れた効果を持つクリノプチロライトが最も望ましく、
▲2▼ 粒径は4mm以下が望ましく、さらに望ましくは2mm未満が60容量%以上80容量%以下、2mm以上4mm以下が20%以上40%以下のものであり、
▲3▼ ネギ育苗用培地への添加量は該培地全体に対し10容量%以上30容量%以下が望ましく、さらに望ましくは20容量%以上30容量%以下である。
【0007】
本発明では、浄水場発生土に対して、植物質資材を添加する。植物質資材はバーク堆肥、ピートモス、ココピート、籾殻燻炭等の資材のうち単独あるいは複数の資材を添加する。上記植物質資材が撥水性を有する場合、界面活性剤を該培地1立方メートル当たり50mlから100ml添加することが望ましい。界面活性剤は物質間の界面において、低濃度で表面張力の著しい低下を与えるものであり、土壌の水分保持力を向上させる効果がある。界面活性剤としては非イオン界面活性剤が好ましい。
上記植物質資材の粒径は6mm以下が望ましく、4mm以下のものがさらに望ましい。添加量は本発明のネギ育苗用培地に対して20容量%以上60容量%以下となる量が望ましく、さらに望ましくは40容量%以上50容量%以下となる量である。
【0008】
本発明では、肥料成分として緩効性窒素肥料及び緩効性燐酸肥料を添加する。緩効性窒素肥料とは速効性窒素肥料より分解が遅く、窒素肥効の持続性を高めることを目的とした肥料であり、尿素とアルデヒド類を低縮合されたものが考えられ、アルデヒド類としてはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、イソブチルアルデヒドが使用される(1991,肥料要覧P126:、農林水産省肥料機械課監修)。緩効性窒素肥料としては、被覆系尿素肥料が好ましい。
本発明ではネギが長期の育苗期間を必要とするため、本発明の肥料成分は、少なくとも100日以上の肥効を持ち、特に温度による溶出特性を有するものが良く、粒径は2mm以下と細かいものが好適である。緩効性窒素肥料の施肥量は窒素成分で培地1リットルあたり600〜1000mgとなる量、より望ましくは600〜800mgとなる量である。
緩効性燐酸肥料としては、リンスターが好ましい。燐肥料はネギの初期の生長促進に強く影響する。緩効性燐酸肥料の施用量はリン酸として培地1リットルあたり1500mg〜4000mgとなる量が望ましい。リン酸は長期の肥効が必要であるから水溶性とク溶性が約50重量%ずつ程度含まれるものが良い。
【0009】
本発明では、VA菌根菌を添加する。VA菌根菌は藻菌類に属するカビの一種であり、多くの植物にVA菌根を形成する菌であり、VA菌根菌は土壌中から燐酸やミネラルを吸収して植物体に供給する一方で、植物は菌の生育に必要な炭水化物やアミノ酸などを提供してお互いに共生関係を維持する絶対共生菌である。VA菌根菌は様々な植物に感染しその植物の生育を促進したり、植物の罹病性を向上させることが一般的に知られている。その効果の一つに土壌中に固定された燐酸を植物に供給することが挙げられる(「農業及び園芸」第62巻、第8号、P.930−937、1987年)。ユリ科に属するネギは野菜の中でもVA菌根菌が感染しやすい類とされている。一方、ネギは播種から収穫までの期間が長く、生育促進による育苗期間の短縮化および定植後の生育促進が求められており、特にVA菌根菌の活用が求められている。
本発明で用いるVA菌根菌としては、具体的には、スカテロスポラ(Scutellospora)属、グロムス(Glomus)属、ギガスポラ(Gigaspora)属、アカウロスポラ(Acaulospora)属、スクレロシスティス(Sclerocystis)属、エントロフォスポラ(Entrophospora)属等に属するVA菌根菌を例示することができる。上記のVA菌根菌の中でもギガスポラ(Gigaspora)属に属するVA菌根菌が適している。中でも、グロムス(Glomus)属とギガスポラ(Gigaspora)属に属する微生物が望ましく、特に、グロムス・モセアエ(Glomus mosseae)、グロムス・ファシキュレータム(Glomus fasciculatum)、グロムス・カレドニウム(Glomus caledonium)とギガスポラ・ラミスポロホラ(Gigaspora ramisporophora)、ギガスポラ・マルガリータ(Gigaspora Margarita)が望ましい。
これらのVA菌根菌は天然界から収集するほか、栄養薄膜培養法(特開昭55−118390号公報)や器官培養した根を使用する方法(特公昭62−49037号公報)等により培養したものでもよく、また、一般に市販されているものでもよい。また、浄水場発生土を用いてVA菌根菌を培養したもの(特開平9−255462号公報)を用いてもよい。
一方、ネギは播種から収穫までの期間が長く、生育促進による育苗期間の短縮化および定植後の生育促進が求められており、特にVA菌根菌の活用が有功である。
感染時期については育苗期に行うのが
▲1▼ 添加する菌量が少なくても全体に感染する、
▲2▼ 本圃での確実な感染が期待できる、
等の理由から最も有効である。
VA菌根菌の添加量は本発明の培地1リットル当たり胞子が2〜3個以上含まれる量である。また、本発明では有機物を多く含む浄水場発生土を使っているため、VA菌根菌の感染率を高めることができる。
【0010】
本発明のネギ育苗用培地は、予め2mm及び4mmで篩別した浄水場発生土に、ゼオライト、植物質資材、緩効性窒素肥料及び緩効性燐酸肥料を添加し、更に4mmで篩別することによって好ましく製造される。
本発明のネギ育苗用培地は有機物を多く含む浄水場発生土、ゼオライト、植物質資材、緩効性窒素肥料及び緩効性燐酸肥料を篩別しネギの育苗に好適な物理・化学性に加工されて得ることができるものであり、特にペーパーポット、セル成形苗に使用するのに好ましい。
【0011】
【実施例】
次に実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何等制限されるものではない。
【0012】
実施例1 篩別方法のデータ
(1)方法
2mm、4mm、6mm以下に篩別した粒径の構成が異なる3種類の浄水場発生土を用いネギ育苗用培地を作成し、市販のペーパーポットに詰める際の作業性及び均一性について評価した。作業性はポットに詰める際にかかる時間と詰め易さを評価したものであり、均一性はポットに詰める際の偏り、およびポット表面に見られる粒径の偏りの度合いを肉眼で評価したものである。
本実施例のネギ育苗用培地の組成は浄水場発生土50容量%、バーク堆肥10容量%、ピートモス25容量%、ゼオライト15容量%とした。
(2)結果
結果は表1に示した。
【0013】
【表1】
Figure 0004215880
【0014】
表1より本発明のネギ育苗用培地は粒径が4mm以下の浄水場発生土を用いた場合が作業性、均一性および育苗期の生育が良く、4mm〜6mmでは全体のネギ育苗用培地量に対し50容量%混合が育苗期のネギ生体重が高いものの、作業性、均一性ともに評価が低かった。
浄水場発生土の粒径別組成については2mm未満が40容量%以上、2mm以上4mm以下が60容量%以下で作業性、均一性が良く、粒径が2mm未満が50容量%以上75容量%以下、及び2mm以上4mm以下が25容量%以上50容量%以下の粒径で生育が最も良かった。
上記の結果から浄水場発生土を用いたネギ育苗用培地には浄水場発生土の粒径が2mm未満が40容量%以上60容量%以下、2mm以上4mm以下が40容量%以上60容量%以下である組成が最も有効であることがわかる。
【0015】
実施例2 窒素肥料比較に関する試験
(1)方法
本実施例では肥効日数の異なる肥効調節型緩効性窒素肥料A、B、C、Dの4種類を用い、さらに対照区としてCDU、IB窒素(尿素とイソブチルアルデヒドからなり加水分解によって窒素が溶出する特性を持つ。)及び硝安を加え計7処理区でネギの生育試験を行い、育苗条件に好適な窒素肥料の種類を検討した。培地としては、表2に示す組成の培地を用いた。
【0016】
【表2】
Figure 0004215880
【0017】
(2)結果
結果は表3に示した。
【0018】
【表3】
Figure 0004215880
【0019】
表3より、緩効性窒素肥料がネギの生育に適しており、特に肥効日数が100日以上のものが望ましいことがわかる。
【0020】
実施例3 窒素及び燐酸肥料添加量の比較試験
(1)方法
窒素肥料添加量に関する試験について、窒素肥料は実施例2の緩効性窒素肥料Cを用い、個々の処理区の窒素施用量相当を添加した。対照区は窒素含有量が720mg/リットル、燐酸が1600mg/リットルである。燐酸肥料は緩効性燐酸肥料(リンスター)を用い、個々の処理区の燐酸施用量相当を添加した。リンスターはリン酸が30%含まれる。
培地としては、表4に示す組成の培地を用いた。
【0021】
【表4】
Figure 0004215880
【0022】
(2)結果
結果は表5及び表6に示した。
【0023】
【表5】
Figure 0004215880
【0024】
【表6】
Figure 0004215880
【0025】
本試験の結果より窒素肥料の施用量は窒素成分で培地1リットルあたり600〜1000mg、望ましくは600〜800mgが望ましい。また燐酸肥料はリン酸で培地1リットルあたり1500mg以上4000mg以下が望ましいことがわかる。
【0026】
実施例4 VA菌根菌に関する試験
(1)方法
実施例4では本発明の培地を市販培地A、B、Cと比較すると共に、VA菌根菌の添加効果について調査した。供試したVA菌根菌はギガスポラ属のマルガリータ種とした。実施した本発明の培地の組成は浄水場発生土50%、ゼオライト15%、バーク堆肥10%、ピートモス25%を混合したものとした。
培地としては、表4に示す組成の培地を用いた。
(2)結果
結果は表7に示した。
【0027】
【表7】
Figure 0004215880
市販培地A:主成分 ピートモス、ゼオライト、バーミキュライト、パーライト肥料分 窒素(N)560mg/l 燐酸(P2 5 )1300mg/ l カリ(K)510mg/l
市販培地B:主成分 粒状焼成土
肥料分 窒素(N)400mg/l 燐酸(P2 5 )1900mg/ l カリ(K)600mg/l
市販培地C 主成分 赤土、ピートモス、バーク堆肥、ゼオライト
肥料分 窒素(N)500mg/l 燐酸(P2 5 )1000mg/ l カリ(K)400mg/l
【0028】
【発明の効果】
以上の結果から判るように、本発明の培地は市販培地に比べ、ネギの育苗期、定植後の生育が高まり、本発明の培地がネギの生育にとって適切であった。
また、本発明の培地はネギに対するVA菌根菌の感染率を高め、定植後の生育も効率的に高める。

Claims (5)

  1. 得られる培地に対して40容量%以上60容量%以下となる量の浄水場発生土であって、その含水率が40%以上60%以下に調整されており、その構成は、粒径が、開口2mmの篩を通過するものが40容量%以上60容量%以下、開口4mmの篩を通過し開口2mmの篩に残るものが40容量%以上60容量%以下で構成される浄水場発生土に、ゼオライト、植物質資材、緩効性窒素肥料及び緩効性燐酸肥料を添加して得られる、ペーパーポットまたはセル成形苗に使用するネギ育苗用培地であって、緩効性窒素肥料として肥効期間が100日以上の被覆尿素系肥料を、得られる培地1リットルあたり窒素成分として600mg以上1000mg以下となる量、緩効性燐酸肥料を、得られる培地1リットルあたりリン酸として1500mg以上4000mg以下となる量で添加して得られる、ペーパーポットまたはセル成形苗に使用するネギ育苗用培地。
  2. 浄水場発生土を培地に対して40容量%以上60容量%以下、ゼオライトを培地に対して10容量%以上30容量%以下、及び植物質資材を培地に対して20容量%以上60容量%以下の量で含有する請求項1記載のネギ育苗用培地。
  3. 更にVA菌根菌を添加する請求項1または2記載のネギ育苗用培地。
  4. 含水率が40%以上60%以下に調整された浄水場発生土を4mmと2mmで篩別して、粒径が、開口2mmの篩を通過するものが40容量%以上60容量%以下、開口4mmの篩を通過し開口2mmの篩に残るものが40容量%以上60容量%以下で構成される浄水場発生土を調製し、得られる培地に対して40容量%以上60容量%以下となる量の、調製された浄水場発生土に、ゼオライト、植物質資材、更に、緩効性窒素肥料として肥効期間が100日以上の被覆尿素系肥料を、得られるれる培地1リットルあたり窒素成分として600mg以上1000mg以下となる量及び緩効性燐酸肥料を、得られる培地1リットルあたりリン酸として1500mg以上4000mg以上となる量を添加し、更に4mmで篩別することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のペーパーポットまたはセル成形苗に使用するネギ育苗用培地の製造法。
  5. 浄水場発生土を40〜60容量部、ゼオライトを10〜30容量部及び植物資材を20〜60容量部を混合し、次いで緩効性窒素肥料を、得られる培地1リットルあたり窒素成分として600mg以上1000mg以下となる量及び緩効性燐酸肥料を、得られる培地1リットルあたりリン酸として1500mg以上4000mg以下となる量で添加する請求項4に記載のネギ育苗用培地の製造法。
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