JP4215271B1 - 室内緊急避難装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の家屋に傷を付けずに設置でき、避難スペースを無用に空けておかなくても緊急避難時には直ちに避難スペースを確保でき、家屋が倒壊時にも装置が破壊されにくく、装置が倒れても避難スペースを確保できる、室内緊急避難装置を提供する。
【解決手段】家屋内のコ−ナ−部に設置できる全体が直角二等辺三角柱形状のフレームFを備えた装置本体の上部に、天井を押さえて設置を行う押圧装置Pを設ける。主回転テレビ置き台12は、装置本体内に位置しテレビTを置くことができる状態から軸柱の周りに回転水平移動して装置本体外へ引き出された状態になる。主回転テレビ置き台12が、下から押された際に、軸柱13を折らないように、根本から容易に屈曲する安全装置SFを有する。装置本体の上面に設けられ、内側からの弱い力で開く天井脱出用板35と、前記装置本体のフレームには前記直角二等辺三角の斜辺の部分に、台形状の張出部Bを形成し、この張出部の各辺に対応して設ける、主回転装置扉15、副回転扉16、および副回転扉補助扉20と、を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、室内に設けられ、地震などの際に内部に人間が逃げ込むことで、家屋の倒壊から人命を守る緊急避難装置に関する。
一般に地震が発生したら避難方法として、机やテ−ブルの下に潜って落下物から身を守るよう言われているが、一般に使用されている机やテ−ブルは強度、避難用スペ−スが十分では無く、安心して避難出来る緊急用避難スペ−スが望まれている。
東海地震 東京直下型地震が近い将来来るであろうと予想されている現在では、古い建物などに耐震修理工事が進められているが、費用などの件でまだほんの一部しか実行されていない。倒壊した木造建物の下敷きになっても最低限命だけでも助かるよう望んでいるのが現状である。地震緊急避難放送が実施されている現在、事前に安心して避難出来るスペ−スが望まれている。
下記特許文献1に記載の緊急避難用構造体は、本来壊れにくい家屋内のコ−ナ−部に、複数の壁部材と直角二等辺をした天井部材と床部材を、ボルトやワイヤ−を用いて壁面に取り付ける構造である。
この緊急避難用構造体によれば、人間は座ったりせずに立ったままの姿勢で逃げ込む事が出来る。また、壁面に沿ってそれぞれの立設される複数の壁部材と、これらの壁部材と連接して配置された天井部材とから成る簡素な構造である為、邪魔になりにくく、日常生活に支障を来す事も少ない。さらに、壁材、天井部材、床部材、扉によって包囲された構造と成る為、避難用空間の強度がさらに大幅に向上する。また、前面に蝶番を用いてドアを付け、なおかつドアに鍵を付けて有るので、地震発生時の避難場所としての他、強盗などが侵入した時に身を隠す為の避難場所としても利用可能となる。そして、ドアには覗き窓が付いているので、外部の様子が見ることが出来る。さらに、扉の外部の鍵穴に所定の鍵を差し込んで回す事により解錠する事が出来る。
特開2007−2619
しかしながら前記特許文献1は、以下の課題を有する
(1)装置を設置するために、家屋の既存の壁にボルトで取り付けたり、ワイヤ−を張るネジ等の穴により壁などに穴を空けたりする必要があるので、壁に傷を付け、家屋の売却、引っ越し等取り外す場合など、損傷部分を元に戻す為に費用や時間等を必要とし、賃貸の場合は設置出来ない事もある。
(2)前記特許文献1の緊急避難用構造体が設置される家屋のコ−ナ−部は、通常、日常用品等物を置く習慣になっており、長年の慣れの間に、緊急避難用構造体の中や前や隣に物を置かれる事も想定される。このため、いざ地震P波関知機器、又は緊急避難放送を聞いて、緊急避難用構造体に入る時に物品等が障害となり、ドアが全開せずスム−ズに中に入れない事も予想される。
(3)また、強度の地震で緊急避難用構造体が家屋と一緒に倒壊した場合、衝撃で割れたり折れたりする恐れがある。
(4)何よりも家屋が倒壊し緊急避難用構造体が横倒しになった時に、二等辺三角形のドア部分が下向きに倒れる事が十分考えられ、この脱出用のドアが開かず、外部の力を借りないと脱出不可能の事態が考えられる。最悪の場合には、その後の火災などにより命が脅かされる危険も考えられる。
この発明は、以上の問題点を解決するために、(1)既存の家屋に傷を付けずに設置でき、(2)避難スペースを無用に空けておかなくても緊急避難時には直ちに避難スペースを確保でき、(3)家屋が倒壊時にも装置が破壊されにくく、(4)装置が倒れても避難スペースを確保できる、室内緊急避難装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、家屋内のコ−ナ−部に設置できる全体が直角二等辺三角柱形状のフレームを備えた装置本体と、この装置本体の上部に設けられ天井を押さえて設置を行う押圧装置と、前記装置本体内に収納されテレビを置くことができる状態から軸柱の周りに回転水平移動して前記装置本体外へ引き出された状態になる主回転テレビ置き台と、を有することを特徴とする室内緊急避難装置である。
また、第二発明は、さらに、引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、下から押された際に、前記軸柱を折らないように、根本から容易に屈曲する安全装置を有することを特徴とする室内緊急避難装置である。
また、第三発明は、さらに、前記装置本体の上面に設けられ、内側からの弱い力で開く天井脱出用板と、前記装置本体のフレームには前記直角二等辺三角の斜辺の部分に、台形状の張出部を形成し、この張出部の各辺に対応して設ける、主回転装置扉、副回転扉、および副回転扉補助扉と、を有することを特徴とする室内緊急避難装置である。
第一、第二、又は第三発明によれば、家屋内のコ−ナ−部にぴったりと設置できる直角二等辺三角柱形状の装置本体と、天井を押さえて設置を行う押圧装置と、により、既存の家屋に傷を付けずに設置できる。
また、装置本体内に収納された状態の主回転テレビ置き台に、通常は、テレビなどを置くことで、避難スペースを普段から無用に空けておかなくても済む。そして、緊急避難時には、この主回転テレビ置き台を、テレビなどを置いた状態のまま、軸柱の周りに回転水平移動して、装置本体外へ引き出した状態にすれば、装置本体内部に直ちに避難スペースを確保できる。
第二、又は第三発明によれば、さらに、装置本体が倒れる場合には、引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、床などにより下から押されると、安全装置により根本から容易に屈曲する。よって、引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、軸柱を折ることがなく、装置本体が破壊されるリスクを小さくできる。
第三発明によれば、さらに、装置が倒れても、天井脱出用板、主回転装置扉、副回転扉、または副回転扉補助扉により、避難スペースを確保できる。
この発明の実施形態を、図1から図12に示す。
[概略全体]
図1,図2に示すように、この室内緊急避難装置Sの概略全体の形状は、直角二等辺三角柱形状を有する。すなわち、図4,図5に示すように、この装置本体のフレームFは、家屋内のドア59(図1)を避けた位置で、壁54、床56、天井55に囲まれたコ−ナ−部に設置できるように、全体が直角二等辺三角柱形状をなす。フレームFは、所定の強度を保つ構成を有する。このフレームFの回りは、化粧木材で覆う。
この装置本体の上部には、押圧装置Pが設けられ、天井55を押さえて装置本体の設置を行う。また、装置本体内には主回転テレビ置き台12が設けられ、通常は装置本体内に収納され、テレビT(図3)を置くことができる状態となる。この状態の主回転テレビ置き台12は、通常状態ロック装置R1(図1,図9)でロックされる。
緊急避難時には、主回転テレビ置き台12は、軸柱13の周りに回転水平移動して、装置本体外へ引き出された状態になる。引き出された状態で、主回転テレビ置き台12が不安定にならないように、下部自動ロック装置R2および上部自動ロック装置R3が設けられる(図2、図10、図11)。
さらに、引き出された状態になる主回転テレビ置き台12が、建物の倒壊時などには、床56によって下から押される。その際に、軸柱13を折らないように、根本から容易に屈曲する安全装置SF(図2、図7)を有する。
主回転テレビ置き台12が装置本体外へ引き出され、装置本体内部にできた避難空間65の中に入った人間(図3)は、副回転扉16(図2)を手動で閉める。これらの主回転装置扉15および副回転扉16は、内側から取り外せる脱出用取り外し鋼板窓36(図2)を有して構成される。
また、装置本体の上面には天井脱出用板35が設けられ、内側からの弱い力で開く。さらに、装置本体のフレームFには、上下方向の2カ所において、直角二等辺三角の斜辺の部分に、台形状の張出部Bが形成される。この張出部Bの各辺に対応して、前述した主回転装置扉15、副回転扉16、および副回転扉補助扉20と、を設け、脱出のためのスペースを確保する。
[強度構成]
室内緊急避難装置Sは、倒壊した木造家屋の重量にも耐えられるように、フレームF(図4,図5)を肉厚のH鋼2や柱角パイ1を使用し、溶接も高強度の衝撃、引張荷重に耐えられる高強度溶接をする。H鋼連結材9も高強度の衝撃、引張荷重に耐えるよう鋼板、ボルト等を使用し組み立てる。重要コ−ナ−の内角は、筋交角パイ5や筋交い鋼板7で筋交をし高強度溶接する。
壁54に面する二面は、特に強度を強める為、角鋼材のクロス筋交角パイ8をクロスにして取り付け、筋交い鋼板7を溶接し、また、分解出来るようクロス筋交角パイ8をクロス筋交固定ボルト6で取り付ける。
なお、以上のような金属製のフレームF回りは、化粧木材を使用して美的なデザイン(図1,図2)とする。
[押圧装置P]
室内緊急避難装置Sは、転倒防止用天井押さえ台10と天井押え調整ボルト11で、下から天井(代表図55)に押しつける押圧装置Pを有し、転倒しにくい設置構造とする。このため、壁54、床56、天井55には、クギ1本等打たないので、室内緊急避難装置Sの撤去後に傷が付かない。
[主回転テレビ置き台12]
主回転テレビ置き台12は、底面を主テレビ置台骨材61および2本の円柱H鋼柱連結材62に支えられる。主テレビ置台骨材61および2本の円柱H鋼柱連結材62は直角三角形を形成し、その直角の位置で円柱軸柱13に固定される。
そして、作動テコ21を手前に引くだけで、主回転テレビ置き台12が惰性でロック位置まで移動し、自動ロックH鋼柱3が固定位置で上下で自動ロックされる。惰性による移動は、例えば、円柱軸柱13の回転軸の角度を傾けておくことで、行われる。この移動により、いわばワンタッチで避難空間65(図5)を作る。同時に、この動きにより、図示しないスイッチが入り、自動点灯ライト58(図1)も自動点灯する。
テレビ等置き台12には、自動ロックH鋼柱3と主回転装置扉15が一体に設けられ、上下で自動ロックを行う自動ロック装置R2,R3(図10,図11)も組込まれる。それらの重量が円柱軸柱13に集中するので、円柱軸柱13の軸受には、重量に耐えられる太さのベアリング30、円柱軸柱軸ボルト31(図7)が用いられる。
[通常状態ロック装置R1]
通常状態ロック装置R1は、図9(A)に示すように、主回転テレビ置き台12の上に一体的に設けられた作動用円柱22の頂部に、蝶番24を介して作動テコ21が設けられる。この作動テコ21に一端が取り付けられたロック解除ワイヤー23は、他端がフック25に取り付けられる。フック25はスプリング27により、ロック解除ワイヤー23から引っ張られる方向とは反対方向へ、付勢される。
そして、図9(B)に示すように、作動テコ21を手前に引くと、蝶番24を軸に作動テコ21が持ち上がり、ロック解除ワイヤー23で、フック25がフック受け26から外れ、ロックが解除される。
[地震P波感知機器]
市販の地震P波感知機器は室内の振動の無い所に取り付ける。
[テレビ置き台の安全装置SF]
この室内緊急避難装置Sは、木造家屋が倒壊した時は同時に倒れるが、主回転テレビ置き台12は、装置の外部に突出しており、破壊されやすい。この破壊が、避難装置の内部のスペースに悪影響を与えないように安全装置SF(図7)が備えられる。
すなわち、家屋の倒壊などにより、この室内緊急避難装置Sが倒れかけ、床などにより主回転テレビ置き台12が下から押され、主回転テレビ置き台12の骨材61が円柱軸柱13を折って、円柱軸柱13が避難スペ−ス65(図5)の中に折れ曲がらないようにする。
すなわち、図7に示すように、フレームFの下部を構成するH鋼2の上に、円柱軸柱軸ボルト31によって取り付けられるベアリング30に対し、ベアリング受鋼板29を介して、円柱軸柱13が回転自在に載置される。この円柱軸柱13に対して、連結ボルト28によりテレビ受け台連結鋼板32が固定され、この鋼板32に対して、円柱軸柱破損防止軸ボルト33および弱い木クギ34並びに鋼板32の一部により、主テレビ置台骨材61が固定される。そして主テレビ置台骨材61により主回転テレビ置き台12が底面を支持される。
平面図である図12に示すように、円柱軸柱13に対して連結ボルト28によりテレビ受け台連結鋼板32が固定される。このテレビ受け台連結鋼板32に保持された主テレビ置台骨材61が、他の連結ボルト28により固定される。そして主テレビ置台骨材61により主回転テレビ置き台12が底面を支持される。
そして、図7(B)に示すように、床などにより主回転テレビ置き台12が下から押されると、主回転テレビ置き台12は金属製の軸ボルト33を軸に回転し、木クギ34は避難装置本体の重さ等により引きちぎれ、主テレビ置台骨材61の根本が容易に屈曲して移動し、円柱軸柱13が折れることはない。
[主回転装置扉15および副回転扉16]
避難空間65の中に人間(図3)が入り、主回転装置扉15は主回転テレビ置台12と一体になって移動し、人間が副回転扉16(図2)を手動で閉める。また、副回転扉16は副回転扉円柱18周りに開閉でき、後から入って来る人の為に、内外から自由に副回転手動ロックレバー19で開け閉め出来る。副回転扉16のロックは手動式の副回転手動ロックレバー19とする。
図5に示すように主回転装置扉15および副回転扉16は、内側から取り外せる脱出用取り外し鋼板窓36を有して構成され、これらの脱出用取り外し鋼板窓36(4カ所)は、この避難装置が倒れ障害物に当たって内側に外れて怪我をするのを防ぐ為に、外側のみに外れる構造とし、外した後には、斜めにする事により内側に引き込んで取り外せるようにする。
[操作方法]
図1に示すように、平常時は、副回転扉16、主回転装置扉15と一体になっている主回転テレビ置台12は、所定の場所に収納、固定ロックされている。
操作は、同時に設置される地震P波関知装置の警報、又は緊急地震放送などからの警報を関知したら、行う。
まず、図9(B)に示すように、通常状態ロック装置R1の作動テコ21を手前に引くと、蝶番24を軸に作動テコ21が持ち上がり、ロック解除ワイヤー23で、フック25がフック受け26から外れ、ロックが解除される。図2に示すように、このロックが解除された主回転テレビ置き台12は、円柱軸柱13を軸に、惰性で回転装置ストッパー14まで回転水平移動し、同時に上下自動ロックされ即、中に避難出来る。
そのままでも十分安全は確保出来るが、念の為、副回転扉16を、副回転手動ロックレバ−19にて、図2の状態に閉め、固定定位置でレバ−19を離せば上下ロックされ、より安全が確保される。
[脱出のためのスペース]
副回転扉16に付いている補助扉20(図5)は状況により開け閉めする。開けることで、非常脱出空間60を確保できる。
本体は転倒防止用天井押さえ台10を、天井押さえ調整ボルト11にて天井55に押し上げ固定しているので、地震で転倒しないが、万一建物が倒壊してその中に本体が転倒埋もれても、次に、列挙する脱出のためのスペースより脱出出来る。すなわち、副回転扉補助扉20(図5)、副回転扉16(図2)、天井脱出用円板35(図1)、脱出用取り外し鋼板窓36(図5、4カ所)、壁面二面ではクロス筋交角パイ8の間、である。
天井脱出用円板35は、2つ割円板で、内側からの弱い力で割れ、開くものにする。
[下部自動ロック装置R2]
下部自動ロック装置の説明を行う。
主回転テレビ置き台12は、通常、図1の位置に固定、収納されている。
上述したように、図9(B)に示すように、作動テコ21を手前に引くと、蝶番24を軸に作動テコ21が持ち上がり、ロック解除ワイヤー23で、フック25がフック受け26から外れ、ロックが解除される。図2に示すように、このロックが解除された主回転テレビ置き台12は、円柱軸柱13を軸に、惰性で回転装置ストッパー14まで回転水平移動する。
そして、図10に示すように、ロック操作板40に一体に設けられたロック受け板41が、が回転装置ストッパ−14(図1参照)に当たると、ロック操作板40が惰性で移動し、ロック棒39が自重で、ロック棒受け42の下部に落下して固定される。このロック装置は、ほぼ同じ場所左右に2本セットされており(図3参照)同時に2本自動固定される。
下部自動ロック装置を解除する場合には、図10に示すワイヤ−44を持ち上げるとロック操板40のロック受け板41が、スプリングの力でロック棒39の下まで移動し、ロック棒39が落ちなくなるので、ロックが解除される。
[上部自動ロック装置R3]
上部自動ロック装置の説明を行う。
図1,図2に示すように、主回転テレビ置き台12とともに回転水平移動する自動ロックH鋼柱3が、回転装置ストッパ−14に当たると同時に、図11に示すように、自動ロックH鋼柱3に付いている操作板作動指示材53が、ロック操作板48に当たり、惰性でロック操作板48が移動する。同時にロック棒46が案内筒47の下部まで自重落下して自動固定される。
上部自動ロック装置を解除する場合には、ロック解除棒50を図11(B)の位置まで指で引き上げると、操作板48が、スプリング止め64に一端が止められたスプリング63の力で、ロック棒46の下まで移動するので、ロック棒46が落下しなくなり解除される。ロック解除棒50は、ロック解除棒支持材49、51に開けられたガイド孔により上下方向にガイドされ、下方のロック解除棒受け板52により荷担を支持される。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)家屋内のコ−ナ−部にぴったりと設置できる直角二等辺三角柱形状の装置本体と、天井を押さえて設置を行う押圧装置と、により、既存の家屋に傷を付けずに設置できる。すなわち、室内緊急避難装置は分解して部屋に搬入出来、壁、床、天井等にクギ1本打たず、穴、傷等一切つけずに設置出来る。また、押圧装置により、地震等で装置本体が転倒しにくい。
(2)また、装置本体内に収納された状態の主回転テレビ置き台に、通常は、テレビなどを置くことで、避難スペースを普段から無用に空けておかなくても済む。そして、緊急避難時には、この主回転テレビ置き台を、テレビなどを置いた状態のまま、軸柱の周りに回転水平移動して、装置本体外へ引き出した状態にすれば、装置本体内部に直ちに避難スペースを確保できる。
すなわち、換言すれば、この室内緊急避難装置は、従来からテレビなどを置く、家屋のコーナー部を利用できるので、新たに置くスペ−スを必要としない。よって、室内緊急避難装置を設置しても、その分部屋が狭くなるということがない。部屋のコ−ナ−等に置くべきテレビ(その他の用品等)も、この室内緊急避難装置の位置に置ける。大型の薄型テレビ等も置ける。室内緊急避難装置が、テレビ置台等として用いられるので、装置の前に物を置かれる事が無い。
(3)さらに、装置本体が倒れる場合には、引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、床などにより下から押されると、安全装置により根本から容易に屈曲する。よって、引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、軸柱を折ることがなく、装置本体が破壊されるリスクを小さくできる。
(4)さらに、装置が倒れても、天井脱出用板、主回転装置扉、副回転扉、または副回転扉補助扉により、避難スペースを確保できる。すなわち、万一、家屋と装置が一緒に倒れても、装置は壊れず、又どの方向に倒れても障害物が有っても、装置本体の各部から安全に脱出できる。
(5)装置自体が十分な構造強度を有することで、強度の地震等で木造家屋が倒壊し、室内緊急避難装置が倒壊家屋に埋もれても、室内緊急避難装置は破損されず、その中に居る人命が怪我をせず、安全に脱出出来る。室内緊急避難装置は、角鋼材及びH鋼鋼材を使用し、衝撃、引張強度に強い溶接、ボルト繋ぎをするので、倒壊時に破壊されにくい。
(6)この室内緊急避難装置は、分解して室内に持ち込みボルトナットで組み立てる。
(7)サイズやデザインも現場に合わせて製作出来、撤去も簡単に出来る。
(8)テレビ等置き台は、回転し、普段は収納されているH鋼柱付き扉が、ワンタッチで手前に引かれた動作により置き台と共に所定の位置に自動ロックされる。そして、ライト点灯と共に避難スペ−スが確保される。そして、避難スペ−スに入った人間が副扉を閉める事により安全なスペ−スを確保出来、後から入ってくる人間57(子供も含めて)(図3参照)も簡単に出入り出来る。このため女、子供でもワンタッチの操作で避難スペ−スを確保し、その避難スペ−スへは立ったままの姿勢で逃げ込める。避難スペ−スは、最低親子4〜5人が同時に避難出来る。
(9)自動ロックは簡単に解除でき 平常時に避難の練習が簡単に出来る。
(10)室内緊急避難装置は市販のP波感知機器を備え緊急避難放送と合わせて事前に避難出来る。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、主回転テレビ置き台12の回転移動の中心となる円柱軸柱13は、装置のフレーム7を構成する上部のH鋼2と下部のH鋼2との間に、1本ものとして実体的に配置されるものであったが、他の実施形態では、図8に示すように、上下に分割されて部分的に配置されるものでもよい。
すなわち、主回転テレビ置き台12の一部を構成する自動ロックH柱鋼3に対して、アングル74を設ける。このアングル74の上部を、フレーム7上部のH鋼2に対し、補強材67を介して回転軸ボルト72により回動可能に取付ける。また、アングル74の下部を、フレーム7下部のH鋼2に対し、短い回転軸装置SCにより回動可能に取付ける。
回転軸装置SCは、アングル74の下部に対し所定の間隔を開けて、2カ所に一対の円鉄板カット軸受け材66、更に補強材67が取付けられる。両円鉄板カット軸受け材66の間にカット軸受材補強筒71が固定される。また、上部のH鋼2と下部の間に設けられる柱角パイ1に設けた軸受け材65と、下部のH鋼2に設けた軸受け材との間に、上記円鉄板カット軸受け材66、更に補強材67を、挟み込む。そして、これら軸受け材65、軸受け材、円鉄板カット軸受け材66、補強材67に開けられたボルト孔を介して、カット軸受材補強筒71及びベアリング73へ軸ツナギボルト68が貫通され、ナット69によって固定される。
この回転軸装置SCの軸である軸ツナギボルト68は、回転軸ボルト72の軸と同心であり、これにより、仮想的な軸柱の上下端を部分的に構成する。
この発明の一実施形態に係る室内緊急避難装置の通常使用時の全体図である。 図1の緊急避難時の全体図である。 (A)は図1の要部を示す水平断面図、(B)は図2の要部を示す水平断面図である。 図1のフレーム全体図である。 図2のフレーム全体図である。 図4の要部を示す水平断面図である。 (A)は図2の主回転テレビ置き台の根本に設けられ、容易に屈曲する安全装置を示す側面図、(B)は(A)の安全装置が機能した状態を示す図である。 他の実施形態において図2の主回転テレビ置き台の根本の回転機構を示す図である。 図1の主回転テレビ置き台が装置本体内に収納された通常の状態をロックする通常状態ロック装置を示すもので、(A)はロック状態の側面図、(B)はロックが解除された状態の側面図である。 図2の引き出された状態の主回転テレビ置き台をロックする下部自動ロック装置を示すもので、(A)はロック状態の側面図、(B)はロックが解除された状態の図である。 図2の引き出された状態の主回転テレビ置き台をロックする上部自動ロック装置を示すもので、(A)はロック状態の側面図、(B)はロックが解除された状態の側面図、(C)は(B)の平面図である。 図7(A)の安全装置の平面図である。
符号の説明
S 室内緊急避難装置 F フレーム P 押圧装置 T テレビ
R1 通常状態ロック装置 R2 下部自動ロック装置 R3 上部自動ロック装置SF 安全装置 B 張出部
1柱角パイ 2 H鋼 3 自動ロックH鋼柱
5 筋交角パイ 6 クロス筋交固定ボルト 7 筋交い鋼板
8 クロス筋交角パイ 9 H鋼連結材 10 転倒防止用天井押さえ台
11 天井押さえ調整ボルト 12 主回転テレビ置き台
13 円柱軸柱 14 回転装置ストッパー 15 主回転装置扉
16 副回転扉 18 副回転扉円柱 19 副回転手動ロックレバー
20 副回転扉補助扉 21 作動テコ 22 作動用円柱
23 ロック解除ワイヤー 24 蝶番 25 フック
26 フック受け 27 スプリング 28 連結ボルト
29 ベアリング受鋼板 30 ベアリング 31 円柱軸柱軸ボルト
32 テレビ受け台連結鋼板 33 円柱軸柱破損防止軸ボルト
34 木クギ 35 天井脱出用円板 36 脱出用取り外し鋼板窓
39 口ツク棒 40 ロック操作板 41 ロック受け板
42 ロック棒受け案内筒 43 スプリング 44 ワイヤ−
46 ロック棒 47 ロック棒案内筒 48 口ツク操作板
49、51 ロック棒支持材 50 ロック解除棒
52 ロック解除棒受け板 53 操作板作動指示材 54 壁
55 天井 56 床 57 人間 58 自動点灯ライト
59 ドア 60 非常脱出空間 61 主テレビ置台骨材
62 円柱H鋼柱連結材 63 スプリング 64 スプリング止め
65 避難空間 66 円鉄板カット軸受け材
67 補強材 68 軸ツナギボルト 69 ナット
70 ワッシヤ 71 カット軸受材補強筒 72 回転軸ボルト
73 ベアリング 74 アングル 75 ボルトナット

Claims (3)

  1. 家屋内のコ−ナ−部に設置できる全体が直角二等辺三角柱形状のフレームを備えた装置本体と、この装置本体の上部に設けられ天井を押さえて設置を行う押圧装置と、前記装置本体内に収納されテレビを置くことができる状態から軸柱の周りに回転水平移動して前記装置本体外へ引き出された状態になる主回転テレビ置き台と、を有することを特徴とする室内緊急避難装置。
  2. 前記引き出された状態になる主回転テレビ置き台が、下から押された際に、前記軸柱を折らないように、根本から容易に屈曲する安全装置を有することを特徴とする請求項1に記載の室内緊急避難装置。
  3. 前記装置本体の上面に設けられ、内側からの弱い力で開く天井脱出用板と、前記装置本体のフレームには前記直角二等辺三角の斜辺の部分に、台形状の張出部を形成し、この張出部の各辺に対応して設ける、主回転装置扉、副回転扉、および副回転扉補助扉と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の室内緊急避難装置である。
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