JP4213270B2 - デジタルデータを再生する再生装置、デジタルデータが記録された記録媒体、再生プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

デジタルデータを再生する再生装置、デジタルデータが記録された記録媒体、再生プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子的な商品発注における発注機能を有した再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品発注がコンピュータ・ネットワーク上でかわされる商品販売システム、いわゆるオンラインショッピングシステムは、発注する側の端末機と、発注を受け付ける側のサービス事業者側のサーバとがコンピュータ・ネットワーク上で発注用データの送受信を行うことにより実現される。
【0003】
オンライン・ショッピングを用いることにより操作者は、 商品を購入する際における署名・記名等の事務手続きに煩わされることなく、現金の持ち合わせがなくても欲しい商品を手に入れることができる。
オンライン・ショッピングの基本的概念は以上の通りであるが、近年、衛星放送システムと融合した新たな形態のオンライン・ショッピングが提案されつつある。
【0004】
図20は、衛星放送システムと融合したオンラインショッピングシステムの構成を示す図である。図20において、サービス事業者側から発信される放送電波1101には、商品の紹介のための映像や説明を行う音声などと共に、プログラム情報が送信される。本プログラム情報にはボタンデータが複数含まれている。各ボタンデータは、ボタンを描いたイメージデータと、各種情報とを含んでおり、操作者による押下操作の対象となる。放送電波はアンテナ1102により受信されてセットトップボックス1104に送られる。セットトップボックス1104は、受信した電波に含まれるデータから映像情報、音声情報及びプログラム情報などを分離し、各情報をデコードして外部に出力する。デコードされた映像はテレビ受像器1103に表示され、デコードされた音声はテレビ受像機1103に含まれるスピーカーにて再生される。
【0005】
図21は、テレビ受像器上に表示された商品発注用画面1202を示す図である。本図には商品を紹介するための文字や映像・値段などの情報が表示される。ここで、操作者がリモートコマンダー1105(以下リモコン)を操作して上下左右のカーソル移動を指示すると、この指示に従ってテレビ画面上の何れかのボタンが選択状態に遷移する。何れかのボタンが選択状態にある状態で操作者がリモコンのENTERボタンを押下すれば、ボタンに割り当てられたコマンドをセットトップボックス1104は実行する。
【0006】
ここで画面上に表示されるボタンには、画面の表示内容を切り替えるもの(図21における前頁ボタン1201a、次頁ボタン1201b)と、商品発注要求をセットトップボックスに送信させるものとがある(図21におけるボタン1201c)。前頁ボタン1201a、次頁ボタン1201bの押下に応じてセットトップボックスが画面切り換えを行うことにより、操作者は自分の趣味や嗜好に応じた商品を納得ゆくまで閲覧することができる。即ち、操作者の意思に係りなく一方的に放送されるTVコマーシャルと異なり、衛星放送に融合したオンライン・ショッピングは、あくまでも"雑誌感覚"であり、見るものの趣味や嗜好を尊重した映像表示が可能なのである。
【0007】
商品発注要求のためのボタンが押下された場合、セットトップボックスは前記放送電波中に含まれていたボタン情報中の商品識別番号などを参照して発注要求を作成する。
こうして作成された発注要求はセットトップボックスが内蔵しているモデム装置、公衆ネットワークを介してサービスの事業者側に送信される。
【0008】
サービス事業所内に設けられた発注受付用サーバ1107は、前記発注データを受け付けてデータベース1108に格納する。サービス事業者はデータベースに格納された発注データを元に、倉庫における商品在庫を確認し、商品運送会社に商品搬送を依頼する等の手続きを行う。このとき、発注された商品が品切れになっていた場合、その旨をセットトップボックス1104に通知する。
【0009】
商品が有体物である場合、上記のような商品搬送を行うが、商品が音楽ソフト等のデジタル化された著作物である場合、上記のような発注要求が送信された後に、発注権を有する者に課金を行う。その後、セットトップボックス1104は、サービス事業者用発注受付用サーバ1107に格納されているデジタル著作物のダウンロードを行い、デジタル著作物を入手する。
【0010】
このような形態のオンライン・ショッピングが第1に優れているのは、映像−音声を用いて商品のセールスポイントを極めて強力に操作者に印象付ける点である。第2に優れているのは、商品発注がボタンの押下という手軽な操作により行なえるので商品受注率が大きく向上する点である。即ち、映像−音声を用いたセールスポイントのアピールにより、商品の購買意欲を高揚させることができ、購買意欲が高揚した時点で商品発注用のボタン画像を表示すれば、消費者は商品を発注したいとの衝動にかられ、何の迷いもなく発注操作を行うと考えられる。このように衛星放送に融合したオンライン・ショッピングは消費者心理を巧みに刺激して商品の売り上げをより向上させることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記オンライン・ショッピングのように、商品の魅力を操作者に強くアピールして購買意欲をかきたてて、著しく簡易化された手続きにて商品発注を行なえば、発注権を有する者の意に反した発注も多発する可能性がある。
ここで発注権を有する者とは、本セットトップボックスにより商品発注が行われた場合に代金支払いの義務が生じる者をいい、衛星放送やネットワークの契約者、公衆ネットワークにおける電話名義人、セットトップボックス1104が設置された世帯における世帯主等がこれに該当する。発注権を有する者の意に反した発注は、発注権を有する者本人による誤操作や、発注権者本人以外の不正な操作、特に親の監督の及ばない範囲での未成年者の操作などが原因である。
【0012】
発注権を有する者の意に反した発注を防止するには、システムロックの手法をセットトップボックスに適用すればよい。即ち、システムが起動できない状態でセットトップボックスをロックしておき、発注権を有する者がロックを解除した場合のみ、セットトップボックスのシステム起動を可能とすればよい。
商店向けレジシステム等、業務用端末ではこのような手法は有効であるがセットトップボックスはあくまでも民生機器なので、上記のように発注権を有する者がシステムロックを解除しない限り映像を視聴できないのでは、衛星放送を視聴する機会が著しく制約されることになり、衛星放送の視聴率の減退を導きかねない。
【0013】
また、システム全体をロックするのでは無く、ボタン押下操作のみを禁止することも考えられる。しかし、衛星放送におけるデジタルデータには図21に示す前頁ボタン1201a、次頁ボタン1201bのように映像切り換え用のボタンがあり、セットトップボックスはこれらのボタン押下に基づいて対話的な映像表示を実現している場合が多い。複数ボタンの中に発注ボタンが含まれているといって、ボタン押下操作全般を禁止してしまうと、映像の対話性が損なわれてしまい、映像視聴の自由度が奪われてしまう。
【0014】
システムロックの手法を避けたいならば、商品発注を受け付ける際、操作者の正当性を検証する処理をより厳しくする方法が考えられる。即ち、商品発注を受け付ける際、セットトップボックスは発注商品に対する支払いに用いられるクレジットカードの番号等を操作者に入力させて、当該カード番号が正当に入力された場合のみ、発注要求を送信するのである。カード番号が正しく入力されない限り、商品発注は実行されないので発注権を有する者の意に反した発注を防止するには確かに効果的であるが、この方法では、安価な商品を購入する場合であってもいちいちカード番号を入力する必要がある。このようなカード番号は、約10桁程度の英数字である場合が多いので、発注権を有する者はその入力作業に煩わしさを感じてしまう。数値キーの押し間違い等により手間がかかると、その間に折角高揚していた商品の購買意欲が冷めてしまい、発注権を有する者は商品発注を途中でやめてしまうことも有り得る。即ち、購買意欲が冷めてしまうような発注権者の正当性の判定処理では、事業者は、本末転倒な状態に陥ってしまう。
【0015】
本発明の第1の目的は、映像視聴の自由度を奪うことなく、発注権を有する者の意に反した発注を禁止することができる再生装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、商品発注を簡易な操作で実現しつつも、発注権を有する者の意に反した発注については厳しく禁止することができる再生装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記第1、第2の目的は、デジタルデータに含まれる映像データを再生することで有効になる操作に、どれだけの重要度が割り当てられているかを示す実行レベルを、当該デジタルデータから取得する取得手段と、本装置に対する操作がどの程度まで許容されるかを示す許容度レベルを、記憶する記憶手段と、発注対象に関する映像データが再生されている状態で、ユーザにより発注に関する操作がなされた場合、記憶手段から許容度レベルを読み出し、その許容度レベルと、当該発注に関する操作に割り当てられた実行レベルとを比較することにより、ユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容度レベルに示される許容範囲にあるかどうかを判定する比較手段とを備えユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容範囲にあると判定された場合、事業者宛の発注要求を送信する再生装置により達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明に係る再生装置について図面を参照しながら説明する。
<デジタルデータのデータ構造>
最初に、再生装置により再生されるべきデジタルデータのデータ構造について説明する。
【0018】
図1はデジタルデータの構成を示す図である。本図に示すようにデジタルデータは、映像情報チャネル1,2・・・・n、音声情報チャネル1,2・・・・n、プログラム情報がフレーム単位に多重されて構成される。映像情報、音声情報、プログラム情報は、各フレームから取りだしてチャネル別に結合されることにより、チャネル単位の映像ストリーム、音声ストリーム、プログラムストリームが生成される。 結合により得られるそれぞれの映像ストリームは、MPEG2圧縮形式の動画像データを含む。図2は、当該動画像データにより表示される表示内容の一例を示す図である。本図において各動画像データには、メインメニュ−のメニュー映像71、スポーツニュース等のニュース映像72、パソコン、デジタルカメラ等の売れ筋家電商品を紹介するショッピング映像73、ショッピング映像74がある。これらの映像には、前頁の映像への切り換え操作を受け付ける前頁ボタン12a、次頁への映像切り換え操作を受け付ける次頁ボタン12b、商品発注を受け付ける発注ボタン12c、カタログ発注を受け付けるカタログ取寄ボタン12d、Aチャネル切換ボタン13a、Bチャネル切換ボタン13b、ショッピングチャネル切換ボタン13cがそれぞれ配置されている。これらのボタン画像は、プログラムストリームに含まれるイメージデータにより描画されるものである。
【0019】
図3は、プログラム及びボタンデータのデータ構造を示す図である。本図において第1段目はフレーム単位に多重化されているプログラム情報を示し、第2段目は、複数のプログラム情報が結合されることによりプログラムストリームが得られることを示す。第3段目は、そのプログラムストリームに複数のボタンデータが格納されている様子を示す。この第3段目において、例えば、図中の1-1,1-2,1-3・・・・1-nはボタンデータ1がn回繰り返して送信されていることを示す。同様に、2-1,2-2,2-3・・・・2-nは、ボタンデータ2がn回繰り返して送信されていることを示す。各ボタンデータをn回ずつ繰り返し送信するのは、ボタンデータ送信の途中から再生装置が受信処理を開始した場合、又は、ボタンデータ送信の途中で電波状態が悪化した場合に、受信したボタンデータの一部が欠落してしまうからである。このような欠落の可能性があっても、第3段目に示すように、同一のボタンデータを繰り返し送信すれば、複数回送信されるボタンデータのうち、少なくとも一つを完全な形で受信することができる。
【0020】
本実施形態においてボタンデータは、画面に配されるそれぞれのボタン画像と、1対1の比率で設けられている。
以下、ボタンデータのデータ構造について説明する。図3の第4段目はボタンデータのデータ構造を示す。第4段目に示すようにボタンデータは、ボタン番号と、ボタン画像用イメージデータと、ボタン表示x座標と、ボタン表示y座標と、ボタン幅と、ボタン高さと、ボタン表示時間と、制御コマンドと、実行条件情報とから構成される。
【0021】
『ボタン番号』は、各ボタンに付されるシリアルナンバーである。
『イメージデータ』は、ボタンを描画したコンピュ−タ・グラフィックスをランレングス符号化することにより得られたデータである。
『ボタン表示x座標・ボタン表示y座標』は、ボタン画像を示すイメージデータを画面上のどの位置に表示させればよいかを、画面左上端を原点(0,0)としたX-Y座標で表した情報である。
【0022】
『ボタン幅・ボタン高さ』は、ボタン画像を示すイメージデータの幅・高さを画面においてどのようなサイズに設定すればよいかを示す。
『ボタン表示時間』は、ボタン画像を、どれだけの時間表示させるべきかを示す。
『制御コマンド』は、ボタンの押下操作が検出された場合に、再生装置に実行させるべきコマンドを示す。
【0023】
図4は、図2の表示例に基づき設定されたボタンデータの一例を示す図である。本例では、LinkPrevPageコマンド、LinkNextPageコマンド、Sendコマンドという3つの制御コマンドがその一例として記載されている。本図においてLinkPrevPageは、映像情報を前頁に切り換えよと再生装置に命じる制御コマンドであり、LinkNextPageは、映像情報を次頁に切り換えよと再生装置に命じる制御コマンドである。
【0024】
図2に示すショッピング映像73上に配された前頁ボタン12aのボタンデータにおけるLinkPrevPageコマンドを再生装置が実行した場合、再生装置は表示内容を実線の矢印y4に示すように、ショッピング映像73からメニュー映像71に切り替える。一方、ショッピング映像73上に配された次頁ボタン12bのボタンデータにおけるLinkNextPageコマンドを実行した場合、再生装置は表示内容を実線の矢印y2に示すように、ショッピング映像73からショッピング映像74に切り替える。以下同様に、各ボタンデータに含まれているLinkPrevPageコマンド、LinkNextPageコマンドの実行により、実線の矢印y3,y4,y5,y6に示すように、動画像データ間の切り替えが行われる。
【0025】
Send "IDc"+"Server_TEL.NO"は、商品"パーソナルコンピュータ"の商品コードIDcと、発注権を有する者に割り当てられたUSER_IDとをServer_TEL.NO"宛に送信せよと再生装置に命じるコマンドであり、Send "IDd"+"Server_TEL.NO"は、商品カタログの取り寄せコードIDdと、発注権を有する者に割り当てられたUSER_IDとをServer_TEL.NO"宛に送信せよと再生装置に命じるコマンドである。ここでServer_TEL.NO"は、図7に示すサービス事業者発注受付サーバの電話番号なので、本Sendコマンドの送信により、上記カタログの商品コードとUSER_IDとがサービス事業者発注受付サーバに送られて発注が行われる。
【0026】
Sendコマンドにより送信されるUser_IDは、予め事業者に申請されているクレジットカード番号や銀行の口座番号などをデータベースから検索するために用いられる。即ち、Sendコマンドにより、これらのカード番号及び口座番号が事業者に通知されて商品代金が引き落とされる。
『実行条件情報』は、同ボタンデータに含まれている制御コマンドの実行が商品の発注行為、商取引上の契約行為等に該当し、発注権を有する者の利益を害する恐れがある場合、当該制御コマンドの実行に条件を課すための情報である。実行条件情報により実行条件が課された制御コマンドは、再生装置の内部状態がその条件を満たす場合のみ実行され、そうでない場合実行されない。
【0027】
条件の軽さ-重さをどのように表現するかであるが、本実施形態ではn段階の数字で表現されたパレンタルレベル("PL1"と略記する)を用いて条件の軽さ-重さを表現するものとする。
図5は、3ビットの実行条件情報とパレンタルレベルの対応を示す図である。ここで実行条件情報の軽さ-重さは、3ビット長のパレンタルレベルを用いて表現される。
【0028】
ここに記された3ビットの情報は、0〜7のパレンタルレベルに変換される。ここで、0はパレンタルレベルが設定されていないことを意味する。
発注権を有する者の意に反して制御コマンドが実行されたとしても、発注権を有する者が被る不利益が小さいボタンデータについては本パレンタルレベルを小さい値に設定する。
【0029】
逆に発注権を有する者の意に反してボタンデータに含まれている制御コマンドが実行された場合に、発注権を有する者が大きな不利益を被るボタンデータについては本パレンタルレベルを大きい値に設定する。
1〜7の数値は、制御コマンドにより発注される商品の価格帯に応じて設定するのが理想的である。即ち、より低額な商品を発注するボタンデータについてパレンタルレベルを低い数値に設定するのが望ましい。高額な商品を発注するボタンデータについてはパレンタルレベルを高い数値に設定するのが望ましい。その他、商品発注が法令,条令にて制限されており、発注権を有する者に法的な手続きが要求されるような発注については、パレンタルレベルを高い数値に設定するのが望ましい。
【0030】
ボタンデータの説明の締めくくりとして、図4における具体例がどのような意図で作成されているかを説明する。
前頁ボタン12aは、画面左上の座標(10,10)に位置しており、横幅が200、高さが50であるので、ボタンデータのボタン表示X座標、ボタン表示Y座標、ボタン幅、ボタン高さにはそれぞれ10,10,200,5が設定されている。また前頁ボタン12aが表示されている期間は10秒程なので、ボタン表示情報は10secと記述されており、映像情報を前頁に切り換える旨の制御コマンドが存在する。制御コマンドの内容が頁切り換えであり、本制御コマンドの実行は、発注権を有する者の同意がなくとも発注権を有する者の利益を害することはないので、実行条件情報は最も低い値"1"に設定されている。
【0031】
同様に頁を切り替えるボタンには次頁ボタン12bがある。次頁ボタン12bは映像情報を次頁に切り替えるボタン画像であり、制御コマンドの実行に関しては、発注権者の同意がなくとも発注権者の利益を害することはないので、実行条件情報は最も低い値"1"に設定されている。
商品発注に関するボタンデータとして本図には、発注ボタン12c、カタログ取寄ボタン12dがある。
【0032】
カタログ取寄ボタン12dに付随する制御コマンドは、カタログを発注する旨の事業者宛の発注要求を送信するものである。カタログ発注は無料であるが個人情報が業者に伝わる恐れがある。個人情報漏洩の恐れがある点で発注権を有する者の利益を害すると考えられ、発注権を有する者の同意が要求される。そのため実行条件情報は、"3"に設定される。
【0033】
発注ボタン12cは高額な商品を発注するボタンであり、これに付随した制御コマンドが実行されると高額な料金が発注権を有する者に課金される恐れがある。このような課金により、発注権者の利益は大きく害すると考えられるから、発注権を有する者の同意は不可欠である。そのため実行条件情報は、"5"に設定される。
【0034】
<再生装置の構成>
続いて上記のデータ構造を有するデジタルデータを再生する再生装置について説明する。図6は、再生装置を家庭内に設置した一例を示す図である。図6においてアンテナ20は放送電波を受信して、再生装置21に出力する。再生装置21は図2に示した映像、ボタン画像をテレビジョン受像器22に表示する。
【0035】
リモコン23は、何れかのボタンを選択状態に変更するためのカーソルキー、選択状態にあるボタンを確定するためのEnterキー、数値入力を受け付ける数値キー、後述する実行許可判断情報の変更入力を受け付けるための変更キー等を有し、これらのキーコードを示す赤外線信号を再生装置21に送信する。画面上に表示されたボタンの"押下"は、リモコンのカーソルキーの押下に従って、何れかのボタン画像を指定してから、当該リモコンキーのENTERキーを押下することで行われる。
【0036】
ここでカーソルキーにて指定されている状態において、各ボタンは、他のボタンとは異なる描画色にて表示される。描画色の変化により操作者の注目を集めているボタン画像の状態を選択状態といい、そのような変化がなされていないボタン画像の状態を通常状態という。
モデム24は、操作者が発注用ボタンに対して押下操作を行った場合に、発注要求信号をサービス事業者発注受付サーバ6宛に送信する。
【0037】
本図に示すように再生装置21は民生機器であり、A氏の自宅内に設置されているものとする。A氏はある事業者との関係において衛星放送の視聴契約を締結しており、再生装置21にて商品発注が行われた場合、A氏には代金支払いの義務が生じるので、A氏は"発注権を有する者"に相当する。自宅内に設置された再生装置21は、A氏以外の人物によって操作される場合がある。そのような人物としては、A氏の子息であるB君、A氏の知人であるC氏が該当する。
【0038】
次に本再生装置21について説明する。図7は第1実施形態における再生装置21の内部構成を示すブロック図である。
図7において再生装置21は、多重分離部1、再生出力部2、リモコン受信部3、不揮発メモリ4、制御部5、モデム24、及びデータバスから構成される。多重分離部1は、サービス事業者側から送信される放送電波から映像情報、音声情報、ボタンデータを分離する。
【0039】
再生出力部2は、画像デコーダ2a、音声デコーダ2bから構成され、多重分離部1が分離した映像情報、音声情報をそれぞれデコードする。画像デコーダ2aのデコード結果はテレビ受像機22の映像入力端子に出力され、音声デコーダ2bのデコード結果はテレビ受像機22の音声入力端子に出力される。
リモコン受信部3は、リモコン23における各種キーの押下を検出して、押下されたキーのキーコードを制御部5に出力する。
【0040】
不揮発メモリ4は、実行許可判断情報を保持する実行許可判断情報保持領域4a、ボタンデータを保持するボタンデータ保持領域4bを有する。
実行許可判断情報は、発注権を有する者が本装置に設定した許容度レベルを示す情報であり、本実施形態において当該許可レベルはn段階の数字であるパレンタルレベル("PL2"と略記する)を用いて表現される。
【0041】
図8(b)は、実行条件情報−実行許可判断情報の相互関係と、各関係の成立時における制御コマンドの許可-不許可の設定を示す図である。
実行条件情報として記述されているパレンタルレベルPL1が、実行許可判断情報として記述されているパレンタルレベルPL2よりも大きい場合には、再生装置21の内部状態は実行条件情報を満たさないと判定され、その実行条件情報と同一のボタンデータに含まれている制御コマンドの実行は不許可となる。実行条件情報として記述されているパレンタルレベルPL1が、実行許可判断情報として記述されているパレンタルレベルPL2より小さいまたは等しい場合には再生装置21の内部状態が上記実行条件情報を満たすと判断され、制御コマンドの実行は許可される。
【0042】
実行許可判断情報保持領域4aは、所定の暗証番号が再生装置に入力されている場合、書き換えが不可能な状態のままロックされる。このロック状態は暗証番号の正当な入力が次に行われるまで継続している。もし、暗証番号が正当に入力された場合、実行許可判断情報保持領域4aのロック状態は解除され、高低が変更されたパレンタルレベルPL2が書き込まれて、書込後、再度ロック状態に設定される。
【0043】
図8(a)は、実行許可判断情報の設定例を示す図である。
本図におけるケース1はA氏が在室中である場合の実行許可判断情報の設定を示す。ケース1においてA氏の責任の範囲で商品発注を行うことができるので、実行許可判断情報は最も高い値"7"に設定されていることがわかる。
本図におけるケース2はA氏が不在であり、B君が在室中である場合の実行許可判断情報の設定を示す。ケース2においてA氏の不在をいいことにB君が再生装置21を悪戯し、誤って商品が発注される恐れがある。そのため、A氏が不在であり、B君が在室中である場合、実行許可判断情報は最も低い値"2"に設定されていることがわかる。
【0044】
本図におけるケース3はA氏が不在であり、C氏が在室中である場合の実行許可判断情報の設定を示す。C氏がA氏の同意を得ずに商品を発注してしまう恐れがある。そのため、A氏が不在であり、C氏が在室中である場合、実行許可判断情報は低めの値"3"に設定されていることがわかる。
実行許可判断情報をこのように設定することにより、発注権を有する者であるA氏は自身の不在中に自分の意に反した発注がB君、C氏によりなされるのを防止することができる。
【0045】
モデム24は、公衆ネットワークを介して、サービス事業者発注受付サーバ6に発注要求を始めとする各種情報を送信する。
制御部5は、CPUと、制御プログラムを格納したROMと、当該制御プログラムのワークエリアとして用いられるRAMとから構成される。この制御プログラムにより再生装置は、
デジタルデータから映像情報、音声情報及びボタンデータを分離するデータ分離動作(1)と、
映像情報とボタンデータを入力として画像デコーダ2aを制御して、画像を再生する画像再生制御動作(2)と、
音声情報を入力として音声デコーダ2bを制御して、音声を再生する音声再生制御動作(3)と、
ボタンデータから制御コマンドと実行条件情報をボタンデータ保持領域4bに格納するボタンデータ保存動作(4)と、
ボタンが選択実行されれば、実行条件情報と実行許可判断情報を参照して、制御コマンドの実行を許可するか否かを判断する実行許可判断動作(5)と、
実行許可判断情報を正当な操作者のみが変更できるように確認を行うための、実行許可判断情報変更動作(6)と、
制御コマンドを参照して各構成ブロックを制御する制御コマンド実行動作(7)とを行う。
【0046】
<画像再生制御動作、音声再生制御動作>
次に、本再生装置21の動作について説明する。最初に画像再生制御動作、音声再生制御動作について説明する。
受信したデジタルデータから多重分離部1によって分離されたプログラムストリームからボタンデータを取り出して一旦不揮発メモリ4に保存する。この後、指定された表示時間内だけボタンデータに含まれている副映像をボタンとして表示するように画像デコーダ2aを制御する。
【0047】
指定された表示時間が終了すれば、制御部5は画像デコーダ2aを制御してボタンの表示を中止し、また同時に保存して置いたボタンデータを削除する。
また、デジタルデータから分離された映像情報を画像デコーダ2aへと出力する。画像デコーダ2aはMPEG2圧縮形式の動画データをデコードして、動画像を作成する。さらに、画像デコーダ2aは制御部5による制御に従って、作成した動画像にボタン画像を重ね合わせて最終的なNTSCビデオ信号を生成して前記テレビジョン受像器22へと出力する。テレビジョン受像器はNTSCビデオ信号を受け取って画面に映像を表示する。
【0048】
映像情報と同様に、デジタルデータから分離された音声情報中にはLPCM形式の音声が含まれており、音声デコーダへと送られる。音声デコーダはLPCM形式のデータを処理して、音声出力信号に変換し、これをテレビ受像機22のスピーカーへと出力する。スピーカーは、音声信号に従って音声出力を行う。
次に、再生装置の操作者がリモコンに対して操作を行った場合の制御部5の処理内容について図9、図10のフロ−チャ−トを参照しながら説明する。
【0049】
(メイン処理)
図9は、制御部5のメイン処理内容と、実行許可判断情報変更時の処理内容とを示すフローチャートである。ステップS203において制御部5は、操作者によるリモコン23のキー操作の監視を行っており、もしキー操作が行われると、ステップS205〜ステップS207において、操作されたキーがENTERキー、変更キー、カーソルキーの何れであるかを判定する。押下されたのがカーソルキーならば、ステップS208においてカーソルキーにより指示されたボタン画像を選択状態に変更した後、ステップS203に移行して、再度キー操作待ちとなる。ステップS208においてカーソルキーの押下と伴って各ボタン画像を選択状態に変更することにより、操作者はカーソルキーの押下により所望のボタン画像を選択状態に設定することができる。
【0050】
(実行許可判断情報変更時の処理内容)
ここで何れかのボタン画像が選択状態にあり、パレンタルレベルPL2の変更を受け付ける変更キーが押下された場合、ステップS206がYesとなり、ステップS209に移行する。ステップS209では、暗証番号の設定状態を確認する。暗証番号が設定されていない状態では、パレンタルレベルの変更は自由であり、ステップS212にて即座にパレンタルレベルを変更する。暗証番号が設定されている場合には、ステップS210において操作者に対して暗証番号の入力を求める。暗証番号の入力は前記リモコンの数値キーの操作により行われる。ステップS210にて暗証番号の入力を求めるのは、他人や子供によるパレンタルレベルの変更を禁止するためである。
【0051】
ステップS211では、入力された暗証番号と設定された暗証番号を比較して一致しているか否かを確認する。一致していた場合には、暗証番号が設定されていなかった場合と同様、ステップS212に移行してパレンタルレベルPL2の高低を変更する操作を受け付ける。パレンタルレベルPL2の変更が終わると、実行許可判断情報保持領域4aのロック状態を解除して、変更された実行許可判断情報を実行許可判断情報保持領域4aに書き込み、書込後、再度実行許可判断情報保持領域4aをロック状態に設定する。
【0052】
暗証番号が一致していなかった場合には、ステップS213にて操作者に対して暗証番号が異なっていた旨を表示する。間違った暗証番号の入力が複数回継続して行われれば、暗証番号入力を途中で中止して本フローチャートの処理を終える。
(ボタン選択時の処理内容)
図10は、選択状態にあるボタン画像に対して操作者がENTERキーを押下した場合の処理内容を示すフローチャートである。
【0053】
選択状態にあるボタン画像に対して操作者がENTERキーを押下した場合、ステップS801において選択状態にあるボタン画像に対応するボタンデータを読み出した後、ステップS802に移行し、選択されたボタンに対応する実行条件情報(=パレンタルレベル情報PL1)が存在するか否かを判定する。ここでパレンタルレベルPL1が零であり実行条件が特に規定されていない場合には、即座に対応する制御コマンドがステップS805で実行される。逆にパレンタルレベルPL1が非零であり何らかのパレンタルレベルが規定されていた場合には、ステップS803において不揮発メモリに実行許可判断情報(=パレンタルレベル情報PL2)が存在するか否かを調べる。
【0054】
実行許可判断情報保持領域4aに実行許可判断情報が存在しない場合には、即座に対応する制御コマンドが実行する。逆に何らかの実行許可判断情報が設定されていた場合には、前記実行条件情報と前記実行許可判断情報とを比較して、制御コマンドの実行を許可するか否かをステップS804にて判定する。この判定において実行条件情報として記述されているパレンタルレベルPL1と、実行許可判断情報として記述されているパレンタルレベルPL2とが比較され、PL1がPL2よりも大きい場合には、再生装置21が実行条件情報を満たさないと判定される。また、PL1がPL2より小さいまたは等しい場合には満たすと判断される。実行条件情報が満たされると判断された場合のみ、ステップS805にて対応する制御コマンドが実行される。
【0055】
制御コマンドは、制御部5にて実行されて、音声デコーダ2b、画像デコーダ2c、モデム24を制御する。特に、制御コマンドが発注要求である場合には、モデム装置によって発注用のデータが送出されることになる。送出された発注用のデータは電話回線を通じてサービス事業者側の発注受付サーバ6へと通知される。
【0056】
サービス事業者側では、受け取った情報を元にして商品の発送などの処理を行うとともに、事前に申請されている操作者のクレジットカード番号等を元に課金のための処理を行う。
尚、商品が音楽ソフト等のデジタル化された著作物である場合、上記のような発注要求が送信された後に、発注権を有する者に課金を行う。その後、再生装置21は、サービス事業者発注受付サーバ6に格納されているデジタル著作物のダウンロードを行い、デジタル著作物を入手する。
【0057】
<ボタン押下時の動作>
次に、本再生装置21におけるボタン押下時の動作について説明する。
図11(a)〜図11(d)は図8(a)に示したケース2において、B君がリモコン23を操作し、各種ボタンを押下している様子を示す図である。
図11(a)に示すように、メニュー映像71、Aチャネル切換ボタン13a、Bチャネル切換ボタン13b、ショッピングチャネル切換ボタン13cが表示され、B君が図11(b)に示すようにリモコン操作を行うことにより、ショッピングチャネル切換ボタン13cが押下されたものとする。ケース2では、実行許可判断情報は"2"に設定されているが、Aチャネル切換ボタン13a、Bチャネル切換ボタン13b、ショッピングチャネル切換ボタン13cに付随しているボタンデータの実行条件情報はパレンタルレベル"1"に設定されているので、これらのボタンデータにおける制御コマンドの実行は、実行許可判断情報"2"を逸脱することはない。従って、ショッピングチャネル切換ボタン13cのボタンデータに含まれている制御コマンドの実行は許可される。
【0058】
制御コマンドの実行が許可されたので、表示内容はメニュー映像71からショッピング映像73へと切り替えられ、図11(c)に示す表示内容が現れる。図11(c)に示すように、リモコン23にはショッピング映像73、前頁ボタン12a、次頁ボタン12b、発注ボタン12c、カタログ取寄ボタン12dが表示される。ここで図11(d)に示すリモコン操作により次頁ボタン12bが押下されると、表示内容はショッピング映像73からショッピング映像74へと切り替えられ、図11(e)に示す表示内容が現れる。
【0059】
図12(a)〜図12(c)は図8(a)に示したケース2において、B君がリモコン23を操作し、様々なボタンを押下している様子を示す図である。
図12(a)に示すようにショッピング映像73、前頁ボタン12a、次頁ボタン12b、発注ボタン12c、カタログ取寄ボタン12dが表示され、発注ボタン12cが選択状態に設定されているものとする。この状態において図12(b)に示すようにB君が発注ボタン12cを押下したものとする。
【0060】
ケース2では、実行許可判断情報は"2"であり、発注ボタン12cに付随しているボタンデータの実行条件情報はパレンタルレベル"7"に設定されているので、実行条件情報"7"のボタンデータにおける制御コマンドの実行は、実行許可判断情報"2"を逸脱すると判定され、制御コマンドの実行は禁止される。故に、再生装置21は図12(c)に示すように制御コマンドが不許可になった理由を表示する。
【0061】
図13(a)〜図13(c)は図8(a)に示したケース1において、A氏がリモコン23を操作し、商品発注ボタンを押下している様子を示す図である。
図13(a)に示すようにショッピングチャネル切換ボタン13cが選択状態になっており、図13(b)に示すようにA氏が確定操作を行ったものとする。この場合A氏は在室中なので、実行許可判断情報は図8(a)に示すように最も高いパレンタルレベル"7"に設定されているので、たとえボタンデータの実行条件情報が"7"であっても実行許可判断情報を逸脱しないと判定され、制御コマンドの実行により商品発注が行われて、図13(c)に示す画面が表示される。
【0062】
以上のように本実施形態によれば、ボタンデータに記述された制御コマンドを操作者の選択に応じて即座に実行するのではなく、前記ボタンデータに記述された実行条件情報と不揮発メモリ中に保持された制限情報とを参照して、制御部5が判断を行うので、他人による発注権を有する者の意に反した発注を防ぐことができる。
【0063】
(第2実施形態)
第1実施形態では、再生装置21の内部状態が実行条件情報を満たさなかった場合に操作者によりなされた商品発注指示を即座に不許可としていたが、第2実施形態は、そのような商品発注指示を発注権を有する者が追認できるようにしたものである。
【0064】
商品発注指示を可能とするように構成された再生装置21を図14に示す。図14に示す再生装置21が第1実施形態に示したものと比較して新規なのは、不揮発メモリ4中に実行指示情報保持領域4cを設けている点である。また、制御部5が、操作者がボタンを押下した場合に、図15に示すフローチャートに従った処理を行う点である。図15に示したフローチャートは、図10で示したフローチャートと比較して、新規にステップS1006が追加されている。図10に示したフローチャートでは、再生装置の内部状態が実行条件情報を満たさない場合、押下操作が検出されたボタンデータに含まれる制御コマンドは実行されなかったのに対して、図15に示すフローチャートは、ステップS1006において押下操作が検出されたボタンデータを"不許可とされた商品発注指示"として一旦不揮発メモリ中の実行指示情報保持領域4cに保持する。このように実行指示情報保持領域に保持しておくことで、発注権を有する者は、後日、保持されている制御コマンドによる商品発注を追認するかを判定することができる。
【0065】
また、第1実施形態では実行許可判断情報(パレンタルレベルPL2)の変更を行う際ステップS212にてパレンタルレベルPL2を変更した後、ステップS203に移行していたが、第2実施形態では、ステップS212の処理を行った後、図16に示すステップS301に移行する。図16は、制御コマンドの追認時における制御部5の処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【0066】
ステップS301では、変更前のパレンタルレベルPL2より大きいが、変更後のパレンタルレベルPL2より小さいパレンタルレベルPL1を有するボタンデータが実行指示情報保持領域4cに存在するかを判定する。ステップS302において制御部5は、変更後のパレンタルレベルPL2より小さいパレンタルレベルPL1を有する全てのボタンデータに含まれている制御コマンドに基づいて発注内容を示す発注指示文を複数作成し、縦方向に一覧表示する。その後制御部5は、ステップS303にてキー操作待ち状態となる。
【0067】
図17は、発注権を有する者により商品発注指示の追認が行われた場合の表示内容を示す図である。上記フローチャートにおいて制御部5の処理がステップS302に移行すると、再生装置はテレビ受像機22に『以下に示す時刻に発注指示がありました。この発注指示を追認しますか?』という文字列を実線の矢印j1に示すように表示し、実行指示情報保持領域4cに格納されているボタンデータと、それが実行されようとした日時を読み出す。ここで読み出されるボタンデータには、商品発注のためのSendコマンド『Send"IDc"+Server_TEL_NO.』が含まれており、商品コード"IDc"を有しているので、本商品コード"IDc"を商品名"パソコン"に変換して実線の矢印j2に示すように表示する。
【0068】
キー操作が行われたなら、押下されたキーがENTERキー、削除キー、STOPキー、カーソルキーの何れに対応するかをステップS305〜ステップS308の判定ステップ列にて判定する。押下されたのがカーソルキーならば、ステップS309においてカーソルキーにより指示された発注指示文を選択状態に変更した後、ステップS303に移行して、再度キー操作待ちとなる。ステップS309においてカーソルキーの押下と伴って各ボタン画像を選択状態に変更することにより、操作者はカーソルキーの押下により所望の発注指示文を選択状態に設定することができる。
【0069】
押下されたキーがENTERキーなら、ステップS305がYesとなってステップS304に移行して、選択状態にある発注指示文に対応する制御コマンドを実行する。
押下されたキーが削除キーなら、ステップS306がYesとなってステップS310に移行して、選択状態にある発注指示文に対応する制御コマンドを含むボタンデータを実行指示情報保持領域4cから削除する。
【0070】
押下されたキーがSTOPキーなら、ステップS307がYesとなって本フロ−チャ−トの処理を終了する。
図17の表示内容が表示されている状態でもしENTERキーが押下されれば、発注指示を追認するものとして上記Sendコマンドをサービス事業者発注受付サーバ6に送信する。削除キーが押下されたなら、発注指示を削除するものとして、上記Sendコマンドを削除する。
【0071】
以上のように本実施形態によれば、判断の結果制御コマンドの実行を許可されなかった場合に、一旦制御コマンドを保持した上で改めて判断を行わせることができるので、例えば子供が発注した商品に対して、親がこれを監視してその上で発注を追認するというような決済処理を行うことが可能である。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態は、放送波を通じてオンライン・ショッピングを行ったが、第3実施形態では、光ディスクを通じてオンライン・ショッピングを行う。図18は、第3実施形態における再生装置21の内部を示す図である。本図に示すように再生装置21は、図6に示したアンテナ20に代えて光ディスクを装填するためのディスクドライブ7と、現在時刻を計時する計時部8とを備えており、ディスクドライブ7は光ディスクに記録されているデジタルデータを光ピックアップを用いて読み出す。
【0072】
本光ディスクには、第1実施形態に示したデジタルデータの他に、時間情報が記録されている。この時間情報は、商品の販売期間を示すものであり、装置に搭載されている計時部8が計時する現在時刻と比較される。ここで計時部8が計時している現在日時が時間情報に示される期間外であれば、実行許可判断情報記憶保持領域4aが保持している実行許可判断情報の如何に拘らず、ボタンデータに対応する制御コマンドの実行許可は不許可と設定する。
【0073】
即ち、商品の販売期間中は実行許可判断情報と実行条件情報との比較によって制御コマンドの実行許可を判断すると共に、上記期間外なら無条件に全ての制御コマンドの実行を禁止させるのである。
以上のように本実施形態によれば、発注権を有する者が光ディスクを取得したのが販売期間の終了後であり、これに記録されているデジタルデータを再生させようとした場合に、商品発注のための映像が誤って表示されることを防止することができる。
【0074】
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態〜第2実施形態において各ボタンデータに設けられていた実行条件情報をボタンデータから排除する実施形態である。即ち、第4実施形態では、各ボタンデータに設けられた実行条件情報の代わりに、デジタルデータ毎に評価関数f(x)を割り当てている。図19は評価関数の一例を示すグラフである。図19においてx軸には、ボタン番号がプロットされており、y軸は、評価関数f(x)の出力値yを示している。本図において評価関数は単調増加関数であり、ボタン番号が大きいボタンデータ程、出力値が大きくなることがわかる。この出力値はパレンタルレベルPL1であり、y=aの直線は、実行許可判断情報として記憶されているパレンタルレベルPL2を示す。
【0075】
図19に示すように評価関数f(x)の出力値yがパレンタルレベルPL1に対応しているので、第4実施形態の制御部5は、ボタン押下を検出した際、制御部5は検出されたボタン番号をxとしてy=f(x)の演算を行う。演算を行った後、その演算結果である出力値yがパレンタルレベルPL2を上回るか否かを判定する。このような各ボタンデータのボタン番号をxとして評価関数f(x)を計算することにより、ボタンデータ毎に実行条件情報を設けることなく、制御コマンドの実行の許可、不許可を判定することができる。
【0076】
以上のように本実施形態によれば、デジタルデータに相当する評価関数を示す評価関数情報を送信しさえすれば、再生装置はこの評価関数の出力値を算出することにより、制御コマンドの実行許可・不許可を判定することができる。これにより、各デジタルデータ毎に実行条件情報を設けなくてすみ、放送すべきデータ量を削減することができる。また、評価関数を予め規定しておいて、評価関数の送信さえも省略してもよい。
【0077】
以上第1〜第4実施形態に基づいて説明してきたが、現状において最善の効果が期待できるシステム例として提示したに過ぎない。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で変更実施することができる。代表的な変更実施の形態として、以下(a)(b)(c)・・・・のものがある。
(a)実行許可判断情報保持領域4a、ボタンデータ保持領域4b、実行指示情報保持領域4cを不揮発メモリ上に設けたが、再生装置21に対する電力の供給が絶たれた際にも装置に保持されている情報を記録しつづけられればよく、EEPROMやHDD、DVD-RAMディスク及びドライブなどでも良い。
【0078】
(b)デジタルデータには映像情報、音声情報及びボタンデータが格納されるとしたが、これ以外にも制御用プログラムや文字情報が格納されていてもよい。ボタンデータは、それぞれのボタン画像について設けたが、複数のボタン画像につき1つのボタンデータを設けてもよい。
(c)ボタンデータとして表示時間、表示位置及び制御コマンド及び実行条件情報のみが格納されるとしたが、これ以外にボタン表面表示用画像やボタン配色情報、ボタン表示制御用プログラムなどが保存されても良い。
【0079】
(d)前記映像情報中にはMPEG2形式で動画像が保存されているとしたが、何らかの形式で商品の情報などを表示するために画像を記録できればよく、MPEG1形式などの他の動画像保存形式や、さらには、JPEG形式、GIF形式など任意の静止画像保存形式で保存されていてもよい。
また映像情報は、プレーンテキストやその他、エディタアプリケーションを用いて作成された文書データを表示用に変換したものを含んでいても良い。
【0080】
更にデジタルデータにおける映像情報の表示様式、ボタン画像の表示様式、映像表示に関連する制御コマンドの記述、商品発注を発行するための制御コマンドの記述にHTML,XML等のマークアップランゲージを用いても良い。
(e)前記音声情報中にはLPCM形式で音声が保存されているとしたが、商品の説明などに利用される音声が何らかの形式で保存されていればよく、MPEG-AUDIO形式やAC3形式など任意の音声保存形式で保存されていても良い。
【0081】
(f)デジタルデータを受信する手段として放送電波を利用するとしたが、データの送受信が可能な手段であればよく、ISDNやPSTN等の公衆ネットワークやイーサネットを用いて構築された構内ネットワークなどを利用してデジタルデータを受信しても良い。当然のことながら、これらのネットワークは、光ファイバー等の有線伝送路、無線伝送路を経由してデジタルデータを送受信していてもよい。
【0082】
(g)デジタルデータを書き込み可能型の記録媒体に記録し、更に受信部において受信したデジタルデータを用いて記録媒体に記録済みのデジタルデータを更新してもよい。これによって、販売期間を変更する際に時間情報を更新することができる。
(h)前記実行条件情報として8段階のパレンタルレベルを用いるとしたが、再生装置が保持する時間情報や操作履歴情報や地域コード情報、予め設定された使用上限金額、任意のプログラミング言語で記述されたプログラムを制限情報として利用しても良い。
【0083】
(i)前記制限情報の変更には暗証番号の入力を用いるとしたが、操作者本人であることが確認できる方式であれば良く、物理的な鍵の挿入や指紋認識などの手段を用いても良い。
(j)第3実施形態においてデジタルデータを記録する光ディスクは、CD-ROMディスク、DVD-ROMディスクやMOディスクなどでもよい。
【0084】
(k)最後に第1〜第4実施形態でフローチャートを参照して説明した制御部5の手順(図9、図10、図15、図16)等を機械語プログラムにより実現し、これを記録媒体に記録して流通・販売の対象にしても良い。このような記録媒体には、ICカードや光ディスク、フロッピーディスク等があるが、これらに記録された機械語プログラムは汎用コンピュータにインストールされることにより利用に供される。この汎用コンピュータは、インストールした機械語プログラムを逐次実行して、第1〜第4実施形態に示した再生装置の機能を実現するのである。
【0085】
【発明の効果】
上記目的を達成する再生装置によると、発注操作を受け付けた場合の発注要求の送信は、即座に行われるのではなく、操作に割り当てられた実行レベルと許容度レベルとを比較して、操作が許容範囲にあることが判定された場合に行われるので、発注権者以外の者により本再生装置が操作された場合でも、発注者の意に反した発注を避けることができる。
【0086】
ここで前記許容度レベルは、記憶手段における所定の記憶領域に書き込まれており、前記許容度レベルには、当該所定の記憶領域への書き込み時に認証情報が設定されており、当該所定の記憶領域は、認証情報を用いてユーザの正当性が認証されない限り、記憶内容が書き換え不能な状態のままロックされている領域であり、
前記再生装置は、さらに、ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから、認証情報の入力を受け付けて、受け付けた認証情報と、許容度レベルの書き込み時に設定された認証情報とを対比することによりユーザの正当性を判定する判定手段を備え、判定手段の認証により前記ユーザの正当性が肯定された場合、前記所定の記憶領域のロック状態は解除され、前記許容度レベルの変更が可能にしてもよい。
【0087】
許容度レベルを変更するに当たっては、暗証番号の入力など、発注権を有する者以外では行えない操作をユーザに求めるので、悪意ある他人や子供による許容度レベルの変更を防ぎ、不正操作を未然に防ぐ可能性を高めることができる。ここで発注対象に関する映像データとは、発注指示用のボタン画像が合成された映像データであり、前記デジタルデータは、前記映像データと、ボタン画像を再生させるためのボタンデータとを含み、前記発注に関する操作とは、発注指示用のボタン画像を確定する確定操作であり、前記実行レベルは、制御コマンドと共に、ボタン画像に対応するボタンデータに含まれており、前記取得手段は、発注指示用のボタン画像に対応するボタンデータから、映像データの再生中に有効となる発注操作についての実行レベルを取得し、前記比較手段による許容範囲かどうかの判定は、前記発注指示用のボタン画像を確定する確定操作がユーザによりなされた際、取得手段によって当該ボタン画像に対応するボタンデータから取得された実行レベルと、前記許容度レベルとを比較することでなされ、前記再生装置は、確定操作が許容度レベルに示される許容範囲にあると判定された場合、確定されたボタン画像に対応するボタンデータに含まれる制御コマンドを実行するようにしてもよい。
【0088】
本再生装置によれば、商品発注はボタン押下操作のみで行なえるので、発注のために必要な操作は極めて簡単である。そのため、商品紹介用の映像を視聴して高揚した購買意欲を冷ますことなく、発注権を有する者に商品発注を行わせることができ
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルデータの構成を示す図である。
【図2】 動画像データにより表示される表示内容の一例を示す図である。
【図3】 プログラムストリーム及びボタンデータのデータ構造を示す図である。
【図4】 図2の表示例に基づき設定されたボタンデータの一例を示す図である。
【図5】 3ビットの実行条件情報とパレンタルレベルの対応を示す図である。
【図6】再生装置を家庭内に設置した一例を示す図である。
【図7】 第1実施形態における再生装置21の内部構成を示すブロック図である。
【図8】(a) 実行許可判断情報の設定例を示す図である。(b) 実行条件情報−実行許可判断情報の相互関係と、各関係の成立時における制御コマンドの許可-不許可の設定を示す図である。
【図9】 制御部5のメイン処理の処理内容と、実行許可判断情報変更時の処理内容とを示すフローチャートである。
【図10】 選択状態にあるボタン画像に対して操作者がENTERキーを押下した場合の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】(a)〜(d) 図8(a)に示したケース2において、B君がリモコン23を操作し、各種ボタンを押下している様子を示す図である。
【図12】(a)〜(c) 図8(a)に示したケース2において、B君がリモコン23を操作し、様々なボタンを押下している様子を示す図である。
【図13】(a)〜(c) 図8(a)に示したケース1において、A氏がリモコン23を操作し、商品発注ボタンを押下している様子を示す図である。
【図14】第2実施形態における再生装置21の構成を示す図である。
【図15】第2実施形態における制御部5の処理内容を示すフローチャートである。
【図16】制御コマンドの追認時における制御部5の処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図17】 発注権を有する者により商品発注指示の追認が行われた場合の表示内容を示す図である。
【図18】第3実施形態における再生装置21の内部を示す図である。
【図19】 評価関数の一例を示すグラフである。
【図20】 衛星放送システムと融合したオンラインショッピングシステムの構成を示す図である。
【図21】 テレビ受像器上に表示された商品発注用画面1202を示す図である。
【符号の説明】
2 再生出力部
2a 画像デコーダ
2b 音声デコーダ
2c 画像デコーダ
3 リモコン受信部
4 不揮発メモリ
4a 実行許可判断情報保持領域
4b ボタンデータ保持領域
4c 実行指示情報保持領域
5 制御部
6 サービス事業者発注受付サーバ
7 ディスクドライブ
8 計時部
21 再生装置
22 テレビジョン受像器
22 テレビ受像機
23 リモコン

Claims (26)

  1. 事業者が提供したデジタルデータを再生すると共に、操作により事業者宛の発注要求を送信する再生装置であって、
    デジタルデータは、発注対象に関する映像データを少なくとも1つ含み、
    デジタルデータに含まれる映像データを再生することで有効になる操作に、どれだけの重要度が割り当てられているかを示す実行レベルを、当該デジタルデータから取得する取得手段と、
    本装置に対する操作がどの程度まで許容されるかを示す許容度レベルを、記憶する記憶手段と、
    発注対象に関する映像データが再生されている状態で、ユーザにより発注に関する操作がなされた場合、記憶手段から許容度レベルを読み出し、その許容度レベルと、当該発注に関する操作に割り当てられた実行レベルとを比較することにより、ユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容度レベルに示される許容範囲にあるかどうかを判定する比較手段とを備え
    ユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容範囲にあると判定された場合、事業者宛の発注要求を送信する
    ことを特徴とする再生装置。
  2. 前記許容度レベルは、記憶手段における所定の記憶領域に書き込まれており、前記許容度レベルには、当該所定の記憶領域への書き込み時に認証情報が設定されており、当該所定の記憶領域は、認証情報を用いてユーザの正当性が認証されない限り、記憶内容が書き換え不能な状態のままロックされている領域であり、
    前記再生装置は、さらに、
    ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから、認証情報の入力を受け付けて、受け付けた認証情報と、許容度レベルの書き込み時に設定された認証情報とを対比することによりユーザの正当性を判定する判定手段を備え、
    判定手段により前記ユーザの正当性が肯定された場合、前記所定の記憶領域のロック状態は解除され、前記許容度レベルの変更が可能になる、ことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 前記認証情報は暗証番号であり、
    前記再生装置は、さらに、
    前記許容度レベルを前記所定の記憶領域に書き込む際、ユーザにより設定された暗証番号を正当な認証情報として、保持しておく暗証番号保持手段を備え、
    前記判定手段は、ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから暗証番号の入力を受け付けて、受け付けた暗証番号と保持しておいた正当な暗証番号との同一性を判定し、 2 つの暗証番号に同一性が存在する場合、ユーザの正当性を肯定することを特徴とする請求項2記載の再生装置。
  4. 発注対象に関する映像データとは、発注指示用のボタン画像が合成された映像データであり、前記デジタルデータは、前記映像データと、ボタン画像を再生させるためのボタンデータとを含み、
    前記発注に関する操作とは、発注指示用のボタン画像を確定する確定操作であり、
    前記実行レベルは、制御コマンドと共に、ボタン画像に対応するボタンデータに含まれており、前記取得手段は、発注指示用のボタン画像に対応するボタンデータから、映像データの再生中に有効となる発注操作についての実行レベルを取得し、
    前記比較手段による許容範囲かどうかの判定は、
    前記発注指示用のボタン画像を確定する確定操作がユーザによりなされた際、取得手段によって当該ボタン画像に対応するボタンデータから取得された実行レベルと、前記許容 度レベルとを比較することでなされ
    前記再生装置は、確定操作が許容度レベルに示される許容範囲にあると判定された場合、確定されたボタン画像に対応するボタンデータに含まれる制御コマンドを実行する
    ことを特徴とする、請求項2記載の再生装置。
  5. 前記ボタン画像が合成された映像データの再生により有効となる操作には、映像データを切り換えよと再生装置に命じるものがあり、
    前記比較手段は、前記制御コマンドを包含しているボタンデータ内の実行レベルと、前記許容度レベルとを比較することで、映像データ切換え操作が許容度レベルに示される許容範囲にあるかどうかの判定を行い、許容範囲にあると判定された場合のみ、制御コマンドに基づいた映像データ切り換えを行うことを特徴とする請求項4記載の再生装置。
  6. 操作に割り当てられた実行レベルは、n段階(n≧2)のレベル値PL1にて表され、
    デジタルデータは、レベル値PL1を各ボタンデータ毎に対応させていて、
    前記許容度レベはn段階のレベル値PL2にて表されており、
    操作が許容範囲であるか否かの判定は
    確定操作により確定されたボタン画像に相当するボタンデータに含まれるレベル値 PL1 が、記憶領域に記憶されている許容度レベルのレベル値 PL2 を上回るか否かの判定でなされる
    ことを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  7. 前記操作に割り当てられる実行レベルは、評価関数 f(x) で表現され、評価関数 f(x) は、各ボタンデータの識別番号を x とした場合の出力値によって、当該操作がどの程度の重要度をもっているかを示し、
    前記許容度レベルは評価関数f(x)の出力値に対しての閾値であり、
    前記操作が許容範囲であるか否かの判定は、前記評価関数 f(x) の出力値 y が前記許容度レベルに示されている閾値を上回るか否かの判定でなされ、
    前記出力値 y は、確定操作を受け付けたボタンデータの識別番号を識別番号 x として評価関数に入力した場合に得られる値であることを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  8. 前記デジタルデータにおけるそれぞれのボタンデータは、ボタンデータの識別番号を評価関数に入力した場合に得られる出力値を含むことを特徴とする請求項7記載の再生装置。
  9. 前記再生装置は、ユーザによりなされた操作が許容範囲ではないと判定された場合、その確定操作により確定されたボタン画像に付随した制御コマンドを保持しておき
    前記判定手段は、
    ユーザによりなされた操作が許容範囲ではないと判定された後に、ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから、認証情報の入力を受け付けて、受け付けた認証情報と、許容度レベルの書き込み時に設定された認証情報とを対比することによりユーザの正当性を判定し、
    前記判定手段により前記ユーザの正当性が肯定された場合、前記所定の記憶領域のロック状態は解除され、前記許容度レベルの変更が可能になり、
    前記記憶手段における許容度レベルの書き換えにより、ユーザによりなされた操作が事後的に、許可範囲になった場合、前記再生装置は、保持しておいた制御コマンドを実行することで事業者宛の発注要求を送信する
    ことを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  10. 前記再生装置は、制御コマンドを削除させる旨の操作を受け付けた場合、保持手段が保持している制御コマンドを削除する削除手段備えることを特徴とする請求項9記載の再生装置。
  11. 前記デジタルデータは、事業者により放送波を用いて送信され、前記再生装置は放送波を受信して、デジタルデータのみを分離する受信手段を備え、受信手段により分離されたデジタルデータを再生することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  12. 前記デジタルデータは、事業者によりネットワーク上に送信され、前記再生装置はネットワーク上に送信されたデジタルデータをダウンロードするダウンロード手段を備え、ダウンロード手段がダウンロードしたデジタルデータを再生することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  13. 前記デジタルデータは、事業者により記録媒体に記録されて配布され、前記再生装置は、前記記録媒体を装填して、それに記録されたデジタルデータを読み出す読出手段を備え、読み出されたデジタルデータを再生することを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  14. 前記記録媒体には、デジタルデータの有効期間を示す期間を示す時間情報が記録されていて、
    前記再生装置は
    現在日時を計時する計時部を備え、
    前記比較手段は、記録媒体に記録されている時間情報を読み出して、それに示されている所定期間と計時部が計時している現在日時とを比較し、もし現在日時が前記所定期間外である場合、記憶手段に記憶されている許容度レベルに拘らず、発注に関する操作を不許可とする
    ことを特徴とする請求項13記載の再生装置。
  15. 発注対象に関する映像データとは、発注指示用のボタン画像が合成された映像データであり、前記デジタルデータは、前記映像データと、ボタン画像を再生させるためのボタンデータと、前記実行レベルとを含み、
    前記発注に関する操作とは、発注指示用のボタン画像を確定する確定操作であり、
    前記実行レベルは、制御コマンドと共に、ボタン画像に対応するボタンデータに関連づけられており、前記取得手段は、映像データの再生中に有効となる発注操作について、前記発注指示用のボタン画像に対応するボタンデータに関連づけられた実行レベルを取得し、
    前記比較手段による許容範囲かどうかの判定は、
    前記発注指示用のボタン画像を確定する確定操作がユーザによりなされた際、取得手段によって取得された前記実行レベルと、前記許容度レベルとを比較することでなされ
    前記再生装置は、確定操作が許容度レベルに示される許容範囲にあると判定された場合、確定されたボタン画像に対応するボタンデータに関連づけられた制御コマンドを実行する
    ことを特徴とする、請求項1記載の再生装置
  16. デジタルデータを記録した記録媒体であって、デジタルデータは、複
    数の映像と、各映像上に配置されるべき複数のボタン画像に対応したボタンデータとを含み、各ボタンデータは、当該ボタン画像の押下操作が検出された際に実行すべき制御コマンドと、当該制御コマンドを実行する際、再生装置の内部状態が満たすべき条件を示す実行条件情報とを対応づけており、複数の制御コマンドの何れかは、再生装置に事業者宛の発注要求を送信せよと命じるものがあり、その制御コマンド時に対応づけられている実行条件情報は、発注要求にて発注される内容の重要度に応じて、再生装置の内部状態が満たすべき条件を高く設定していることを特徴とする記録媒体。
  17. 事業者が提供したデジタルデータを再生すると共に、操作により事業者宛の発注要求を送信する再生プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、デジタルデータは、発注対象に関する映像データを少なくとも1つ含み、 前記再生プログラムを読み取るコンピュータは、当該コンピュータに対する操作がどの程度まで許容されるかを示す許容度レベルを、記憶する記憶手段を有しており、前記再生プログラムは、
    デジタルデータに含まれる映像データを再生することで有効になる操作に、どれだけの重要度が割り当てられているかを示す実行レベルを、当該デジタルデータから取得する取得ステップと、
    発注対象に関する映像データが再生されている状態で、ユーザにより発注に関する操作がなされた場合、記憶ステップから許容度レベルを読み出し、その許容度レベルと、当該発注に関する操作に割り当てられた実行レベルとを比較することにより、ユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容度レベルに示される許容範囲にあるかどうかを判定する比較ステップとをコンピュータに実行させ
    ユーザによりなされた操作に対応する発注が、許容範囲にあると判定された場合、事業者宛の発注要求を送信する処理をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする記録媒体。
  18. 前記許容度レベルは、記憶手段における所定の記憶領域に書き込まれており、前記許容度レベルには、当該所定の記憶領域への書き込み時に認証情報が設定されており、当該所定の記憶領域は、認証情報を用いてユーザの正当性が認証されない限り、記憶内容が書き換え不能な状態のままロックされている領域であり、
    前記プログラムは、さらに、
    ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから、認証情報の入力を受け付けて、受け付けた認証情報と、許容度レベルの書き込み時に設定された認証情報とを対比することによりユーザの正当性を判定する判定ステップをコンピュータに実行させ、
    判定ステップにより前記ユーザの正当性が肯定された場合、前記所定の記憶領域のロック状態は解除され、前記許容度レベルの変更が可能になる、ことを特徴とする請求項17記載の記録媒体。
  19. 前記認証情報は暗証番号であり、
    前記プログラムは、さらに、
    前記許容度レベルを前記所定の記憶領域に書き込む際、ユーザにより設定された暗証番号を正当な認証情報として、保持しておく暗証番号保持ステップをコンピュータに実行させ、
    前記判定ステップは、ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記指示を行ったユーザから暗証番号の入力を受け付けて、受け付けた暗証番号と保持しておいた正当な暗証番号との同一性を判定し、 2 つの暗証番号に同一性が存在する場合、ユーザの正当性を肯定することを特徴とする請求項18記載の記録媒体。
  20. 発注対象に関する映像データとは、発注指示用のボタン画像が合成された映像データであり、前記デジタルデータは、前記映像データと、ボタン画像を再生させるためのボタンデータとを含み、
    前記発注に関する操作とは、発注指示用のボタン画像を確定する確定操作であり、
    前記実行レベルは、制御コマンドと共に、ボタン画像に対応するボタンデータに含まれており、前記取得ステップは、発注指示用のボタン画像に対応するボタンデータから、映像データの再生中に有効となる発注操作についての実行レベルを取得し、
    前記比較ステップによる許容範囲かどうかの判定は、
    前記発注指示用のボタン画像を確定する確定操作がユーザによりなされた際、取得ステップによって当該ボタン画像に対応するボタンデータから取得された実行レベルと、前記 許容度レベルとを比較することでなされ
    前記プログラムは、確定操作が許容度レベルに示される許容範囲にあると判定された場合、確定されたボタン画像に対応するボタンデータに含まれる制御コマンドをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とする、請求項18記載の記録媒体。
  21. 前記ボタン画像が合成された映像データの再生により有効となる操作には、映像データを切り換えよとプログラムに命じるものがあり、
    前記比較ステップは、前記制御コマンドを包含しているボタンデータ内の実行レベルと、前記許容度レベルとを比較することで、映像データ切換え操作が許容度レベルに示される許容範囲にあるかどうかの判定を行い、許容範囲にあると判定された場合のみ、制御コマンドに基づいた映像データ切り換えをコンピュータに行わせることを特徴とする請求項20記載の記録媒体。
  22. 操作に割り当てられた実行レベルは、n段階(n≧2)のレベル値PL1にて表され、
    デジタルデータは、レベル値PL1を各ボタンデータ毎に対応させていて、
    前記許容度レベはn段階のレベル値PL2にて表されており、
    操作が許容範囲であるか否かの判定は
    確定操作により確定されたボタン画像に相当するボタンデータに含まれるレベル値 PL1 が、記憶領域に記憶されている許容度レベルのレベル値 PL2 を上回るか否かの判定でなされる
    ことを特徴とする請求項21記載の記録媒体。
  23. 前記操作に割り当てられる実行レベルは、評価関数 f(x) で表現され、評価関数 f(x) は、各ボタンデータの識別番号を x とした場合の出力値によって、当該操作がどの程度の重要度をもっているかを示し、
    前記許容度レベルは評価関数f(x)の出力値に対しての閾値であり、
    前記操作が許容範囲であるか否かの判定は、前記評価関数 f(x) の出力値 y が前記許容度レベルに示されている閾値を上回るか否かの判定でなされ、
    前記出力値yは、定操作を受け付けたボタンデータの識別番号を識別番号xとして評価関数に入力した場合に得られる値であることを特徴とする請求項21記載の記録媒体。
  24. 前記デジタルデータにおけるそれぞれのボタンデータは、ボタンデータの識別番号を評価関数に入力した場合に得られる出力値を含むことを特徴とする請求項23記載の記録媒体。
  25. 前記コンピュータは、ユーザによりなされた操作が許容範囲ではないと判定された場合、その確定操作により確定されたボタン画像に付随した制御コマンドを保持しておき
    前記判定ステップは、
    ユーザによりなされた操作が許容範囲ではないと判定された後に、ユーザが許容度レベルの変更のための操作を行った場合、前記操作を行ったユーザから、認証情報の入力を受け付けて、受け付けた認証情報と、許容度レベルの書き込み時に設定された認証情報とを対比することによりユーザの正当性を判定し、
    前記判定ステップにより前記ユーザの正当性が肯定された場合、前記所定の記憶領域のロック状態は解除され、前記許容度レベルの変更が可能になり、
    前記記憶手段における許容度レベルの書き換えにより、ユーザによりなされた操作が事後的に、許可範囲になった場合、前記再生装置は、保持しておいた制御コマンドを実行することで事業者宛の発注要求を送信する
    ことを特徴とする請求項21記載の記録媒体。
  26. 前記プログラムは、制御コマンドを削除させる旨の操作を受け付けた場合、保持ステップが保持している制御コマンドを削除する削除ステップ備えることを特徴とする請求項25記載の記録媒体。
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