JP4212837B2

JP4212837B2 - License plate mounting structure

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Publication number: JP4212837B2
Application number: JP2002182761A
Authority: JP
Inventors: 正愛世安
Original assignee: Faltec Co Ltd
Current assignee: Faltec Co Ltd
Priority date: 2002-06-24
Filing date: 2002-06-24
Publication date: 2009-01-21
Anticipated expiration: 2022-06-24
Also published as: JP2004025947A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などの車両のフロントバンパーに設定されるライセンスプレートの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の故障時や燃料切れの際に、他車に牽引してもらうため、故障車の前部の所定の位置に牽引用索条を取り付ける場合がある。このため、フロントバンパーに透孔や開口部を形成し、フロントバンパーの裏側のリーンホースメント等にリングや雌ネジ部品などを固設して、牽引用索条を直接または、脱着式牽引ボルト等を介してリーンホースメント等に取り付け可能とした構造が知られている。
この透孔や開口部を通常運転時に塞ぐため、例えば特開２０００−１８５６０８号公報に記載されているように、脱着可能なカバー部品を取り付けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、カバー部品の色彩や質感をいかに改善しても、牽引用索条を不使用の時には、カバー部品とフロントバンパーとの境界線が目立ち、意匠の点で違和感を来たし、美観を損ねている。また、牽引用索条を取り付けるためにカバー部品を取り外してしまうと、そのカバー部品を収納するのに適当な収納スペースがないことから、カバー部品を紛失してしまうことがある。
【０００４】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、牽引用索条を取り付けるための透孔や開口部を外観良く塞ぐことができるとともに、透孔や開口部を塞ぐ部品を紛失することがない構造を提供することを課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るライセンスプレートの取付構造は、フロントバンパーの所定の位置にライセンスブラケットを介してライセンスプレートを取り付けるライセンスプレートの取付構造であって、前記ライセンスブラケットは、車体側に牽引用索条を取り付けるための透孔または開口部と、ライセンスプレートを前記透孔または開口部を隠蔽する第１の取付位置に取り付けるための第１の取付部と、ライセンスプレートを前記透孔または開口部を露呈する第２の取付位置に取り付けるための第２の取付部と、フロントバンパーに取り付けられて前記第１の取付部を備えるブラケット本体と、このブラケット本体に連結設されて前記第２の取付部を備える延長部と、を有し、前記延長部は、所定の動作により前記ブラケット本体内への収納およびブラケット本体からの取り出しが自在であり、しかも、ブラケット本体から取り出された状態では、前記第２の取付部がライセンスプレートの第２の取付位置にあることを特徴とする。
これにより、ライセンスプレートを透孔または開口部のカバーとして使用することができるので、美観を損ねたり、紛失したりするおそれがない。また、ライセンスプレートは、牽引用索条を取り付けた時にも、車両前面に固定された状態とするので、交通法規を満足することができる。
【０００６】
これにより、牽引用索条の取り付け位置がブラケット本体の下方にある場合にも、延長部をブラケット本体から出して、ライセンスプレートを第２の取付位置に取り付けることができる。また、牽引用索条の不使用時には、延長部をブラケット本体内に収納できるので、美観を損ねない。
【０００７】
前記ブラケット本体と前記延長部を、ヒンジを介して連結し、このヒンジを中心とする回転により、延長部のブラケット本体内の所定の位置への収納およびこの収納位置からの取り出しが自在に行えるようにすることが好ましい。これにより、延長部の収納および取り出しが容易になり、牽引用索条の取付けや片付けに要する作業の手間が一層軽減される。
【０００８】
さらに、前記延長部を前記第２の取付位置に移動したときに、前記ブラケット本体と延長部と脱着可能に係合して、前記ブラケット本体に対する前記延長部の揺動を抑制する補強部材を備えることが好ましい。これにより、延長部の揺動を抑制し、ライセンスプレートのぐらつきを抑制することができる。
【０００９】
前記ブラケット本体には、前記補強部材が取り出し可能に収納される収納凹所が該ブラケット本体前面から窪んだ形状に形成されていることが好ましい。これにより、牽引用索条を使用しないときには、補強部材をブラケット本体内の収納凹所に収納することができるので、補強部材の紛失が防止される。
【００１０】
また、前記第１および第２の取付部は、取付部材とＪナットを用いてライセンスプレートを取り付けられるようになっており、前記延長部の第２の取付部の周囲には、前記Ｊナットを保持するためのリブが突設されていることが好ましい。これにより、ライセンスプレートを締結するまでの間、Ｊナットをリブで仮保持することができ、取り付け作業が容易になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図１は、本発明のライセンスプレートの取付構造の参考例を示す分解斜視図である。図１において、符号１は、フロントバンパーであり、符号２は、フロントバンパーリーンホースメントである。
フロントバンパー１は、アクリロニトリル―ブタジエン―スチレン樹脂（ＡＢＳ）やポリプロピレン（ＰＰ）などの合成樹脂からなる。また、フロントバンパーリーンホースメント２は、シャシの一部であり、スチールなどの剛性が高い材料からなり、フロントバンパー１を補強するためにフロントバンパー１の裏面に配置されている。フロントバンパー１には、通常絞りが設けられており、前方から向かって中央部近傍は、左右両側よりも前方に幾分突出している。
【００１２】
フロントバンパー１の前面には、ライセンスプレート３を取り付けるためのライセンスブラケット４が固定されている。ライセンスブラケット４をフロントバンパー１に固定する位置は特に限定されるものではなく、ライセンスプレート３の取付位置に合わせて決められるが、一般には車幅方向の中央である。
フロントバンパー１とライセンスブラケット４との固定は、フロントバンパー１側に水平方向に沿って設けられた一対の固定部５のそれぞれに、雌ネジ部を有するグロメット６を装着し、ライセンスブラケット４側に水平方向に沿って設けられた一対の固定部７に、ライセンスブラケット４の前面側からボルトなどの固定部材８を挿入して、この固定部材８をグロメット６の雌ネジ部に締め込むことにより行われる。
なお、固定部材８がボルトの代わりにセルフタッピングスクリューを用いた場合、グロメット６としては未使用状態で雌ネジ部を有しないものを用い、グロメット６にネジ切りを行いながら締め込んでもよい。
フロントバンパー１側の固定部５は四角孔となっており、かつ、グロメット６中、固定部５に装着する部分は略四角柱状となっている。これは、グロメット６をフロントバンパー１側の固定部５に装着し、固定部材８を螺着する際にグロメット６が共回りすることを防いでいる。
【００１３】
フロントバンパーリーンホースメント２には、牽引ボルト取付部材１０が溶接などにより固着されている。この牽引ボルト取付部材１０は、車両前方に向かって開口する雌ネジ部１０ａを有している。また、フロントバンパー１およびライセンスブラケット４の中央部付近には、牽引ボルト取付部材１０の前方の対応箇所に連通して、それぞれ透孔１１ａ、１２ａが穿設されている。これにより、牽引ボルト１３をライセンスブラケット４の透孔１２ａおよびフロントバンパー１の透孔１１ａに挿通し、牽引ボルト取付部材１０の雌ネジ部１０ａと牽引ボルト１３の柄の表面に切られた雄ネジ部１３ａを螺合することにより、牽引ボルト１３を牽引ボルト取付部材１０に固定することができる。そして、牽引用索条１４の一端に設けられたホルダ部１４ａを牽引ボルト１３のループ部１３ｂに引っ掛けることにより、牽引用索条１４を車体に取り付けることができる。
【００１４】
ライセンスプレート３は、上部側にのみ、水平方向に沿う一対の取付孔２０を有している。ライセンスブラケット４の前面上方には、水平方向に沿う一対の第１の取付部２１が、また、前面下方には、水平方向に沿う一対の第２の取付部２２が設けられている。ライセンスプレート３の取付孔２０を、ライセンスブラケット４の第１の取付部２１と、第２の取付部２２とのいずれかと連通させて、取付部材２３により螺着することにより、ライセンスプレート３をライセンスブラケット４の前面に固定することができる。
【００１５】
本参考例の取付構造においては、ライセンスブラケット４の透孔１２ａは、第１の取付部２１の高さと、第２の取付部２２の高さの間の高さに開設されている。図２および図３に示すように、ライセンスプレート３を第１の取付部２１に取り付けたときには、透孔１２ａがライセンスプレート３の裏側になって隠蔽される第１の取付位置に配置される。
【００１６】
また、図４に示すように、ライセンスプレート３を第２の取付部２２に取り付けたときには、ライセンスプレート３は、第２の取付部２２から下方に垂下するようになるので、透孔１２ａが露呈される第２の取付位置に配置される。そこで、図５および図６に示すように、牽引ボルト取付部材１０は、透孔１２ａ、１１ａを介して前方に臨むようになるので、牽引ボルト取付部材１０に牽引ボルト１３を固定して、牽引用索条１４を係着することができる。
【００１７】
このように、本参考例の取付構造によれば、ライセンスプレート３の取付位置を、透孔１２ａが隠蔽されるような第１の取付位置と、透孔１２ａが露呈されるような第２の取付位置との間を、容易に移動することができるので、通常時には、ライセンスプレート３を第１の取付部２１に取り付けることにより、透孔１２ａをライセンスプレート３の裏側に隠蔽し、外観良く塞ぐことができる。また、牽引用索条１４を取り付けるときには、ライセンスプレート３を第１の取付部２１から取り外し、第２の取付部２２に付け直すことにより、透孔１２ａが外方に露呈され、牽引ボルト１３を牽引ボルト取付部材１０に螺着して、牽引用索条１４を取り付けることができる。
さらに、牽引を終了した後には、牽引ボルト１３を取り外し、ライセンスプレート３を第１の取付部２１に付け直すことにより、再び透孔１２ａをライセンスプレート３の裏側に隠蔽することができる。
すなわち、ライセンスプレート３を第１の取付位置から第２の取付位置に、または、第２の取付位置から第１の取付位置に移動するには、取付部材２３の付け外しだけでよく、ライセンスブラケット４を取り外す必要はなく、車両に標準的に搭載されている工具により行うことができるので、作業は非常に簡単であり、手間も少ない。
【００１８】
このように、ライセンスプレート３を透孔１２ａのカバーとして用いるので、別のカバーを設定する必要がない。通常時と、牽引用索条１４を取り付けた後の状態とでは、牽引ボルト１３以外に部品の増減はなく、取付部材２３も、第１の取付部２１と第２の取付部２２とに共通に使用することができるので、部品を紛失するおそれがない。
また、ライセンスプレート３を第１の取付位置に取り付けた場合と、第２の取付位置に取り付けた場合とでは、車長方向の変位が無く、実質的な車長を殆ど増大させないことから、操縦性を損ねない。
【００１９】
また、ライセンスブラケット４をフロントバンパー１の前面の車幅方向中央に設けた場合、透孔１２ａは、車両前縁の最も突出した箇所に設置されることになり、牽引ボルト１３を牽引ボルト取付部材１０に螺着するため、牽引ボルト１３のループ部１３ｂに棒状の工具を挿入して回転させるとき、工具がフロントバンパー１にぶつからず、工具を挿し替えることなく、一度に数回転させて牽引ボルト１３を螺着することができ、取付けの手間が軽減される。また、牽引ボルト１３が車幅方向の中央に位置することにより、被牽引車の重量のバランスが左右で均等になり、ハンドルが取られにくく、操縦性が向上する。
【００２０】
次に、本発明のライセンスプレートの取付構造の第１の実施の形態を説明する。図７は、本実施の形態を示す分解斜視図である。図７において、符号１は、フロントバンパーであり、符号２は、フロントバンパーリーンホースメントである。フロントバンパー１の前面には、ライセンスプレート３を取り付けるためのライセンスブラケット４が固定されている。ライセンスブラケット４をフロントバンパー１に固定する位置は特に限定されるものではなく、ライセンスプレート３の取付位置に合わせて決められ、例えば車幅方向の中央とすることができる。
【００２１】
フロントバンパー１とライセンスブラケット４との固定は、参考例と同様に、フロントバンパー１側の水平方向に沿って形成された一対の固定部５のそれぞれに、雌ネジ部を有するグロメット６を装着し、ライセンスブラケット４側の水平方向に沿って形成された一対の固定部７に、ライセンスブラケット４の前面側から固定部材８を挿入して、グロメット６の雌ネジ部に締め込むことにより行われる（図１４参照）。
なお、固定部材８がボルトの代わりにセルフタッピングスクリューを用いた場合、グロメット６としては未使用状態で雌ネジ部を有しないものを用い、グロメット６にネジ切りを行いながら締め込んでもよい。
【００２２】
フロントバンパーリーンホースメント２の下端には、前方に向かって開口する雌ネジ部１０ａを有する牽引ボルト取付部材１０が、溶接などにより固着されている。フロントバンパー１およびライセンスブラケット４の下端には、牽引ボルト取付部材１０の前方の対応箇所に、それぞれ、円弧状の切欠となった開口部１１ｂ、１２ｂが形成されている。牽引ボルト１３の柄の表面に切られた雄ネジ部１３ａを、牽引ボルト取付部材１０の雌ネジ部１０ａと螺合させることにより、牽引ボルト１３を車両前方に突出するように取り付けることができる。
【００２３】
ライセンスブラケット４は、ブラケット本体３０と、このブラケット本体３０の下端に垂設された一対の延長部３１とからなる。これらは、ヒンジ３２を介して連結している。本実施の形態においては、ライセンスブラケット４（３０、３１、３２）は、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いて、一体に射出成型により形成されており、ヒンジ３２は薄肉ヒンジとなっている。なお、ライセンスブラケット４を金属製とした場合、ブラケット本体３０と延長部３１とを別部材として形成し、ヒンジ３２をピンヒンジとして、組み立てにより、ライセンスブラケット４を形成してもよい。
なお、延長部３１を２個設けているのは、ライセンスプレート３の取付孔２０の個数が２個と規定されているので、この数に合わせて第２の取付部２２の個数を決めているためであり、ライセンスプレート３の構造によっては、必ずしもこれに限定されるものではない。
【００２４】
ブラケット本体３０の下部の、ヒンジ３２を介して延長部３１と対向する部位には、延長部収納凹部３３が形成されている。延長部収納凹部３３の正面からの形状は、延長部３１の正面からの形状とほぼ相似し、延長部収納凹部３３の縦横の寸法は、延長部３１の縦横の寸法よりやや大きくなっている。また、延長部収納凹部３３の深さは、延長部３１の厚さ程度である。そして、ヒンジ３２を折り曲げて、延長部３１の先端の係止爪３４を延長部収納凹部３３の上端の係止爪３５に嵌合させることにより、延長部３１を延長部収納凹部３３に収納できるようになっている（図１４参照）。
【００２５】
ライセンスブラケット４の前面上方には、水平方向に沿う二対の第１の取付部２１（２１ａ、２１ｂ）が穿設されている。これらの第１の取付部２１のうち、一方（２１ａ）は、他方（２１ｂ）より間隔が広くなっており、ライセンスプレート３の一対の取付孔２０の間隔に合わせて適宜選択される。具体的には、幅狭の第１の取付部２１ａは北米車仕様であり、幅広の第２の取付部２１ｂは日本車仕様である。幅狭の第１の取付部２１ａの周囲は、嵌合凹部２４ａとなっており、図８および図１３に示すように、この嵌合凹部２４ａに透孔２５ａからＪナット２６を嵌合させて取付け、取付部材２３を介してライセンスプレート３を取付けられるようになっている。幅広の第１の取付部２１ｂの周囲も同様に、嵌合凹部２４ｂとなっており、第１の取付部２１ｂの内側下方に延在して形成された透孔２５ｂからＪナット２６を嵌合させて取付け、取付部材２３を介してライセンスプレート３を取付けられるようになっている。幅狭の第１の取付部２１ａの周囲の嵌合凹部２４ａと、幅広の第２の取付部２１ｂの周囲の嵌合凹部２４ｂとは、同形状となっており、同一のＪナット２６を共通に使用することができるようになっている。
なお、本実施の形態においては、第１の取付部２１および第２の取付部２２のそれぞれを２対設け、２種類の取付孔２０の幅に対応できるようにしたが、特にこれに限定されるものではなく、これらの数を３対以上として、３種類以上の取付孔２０の幅に対応できるようにしてもよい。
【００２６】
さらに、ライセンスブラケット４の延長部３１には水平方向に沿う二対の第２の取付部２２が穿設されている。これらの第２の取付部２２（２２ａ、２２ｂ）も、第１の取付部２１（２１ａ、２１ｂ）と同様に、ライセンスプレート３の取付孔２０の間隔に合わせて、一方の対（２２ａ）は、他方の対（２２ｂ）より間隔が狭くなっている。
図１２に示すように、幅狭の第１の取付部２１ａの間隔と、幅狭の第２の取付部２２ａとの間隔は実質的に等しく（図１２中、Ｗ₁と表した）、また、幅広の第１の取付部２１ｂの間隔と、幅広の第２の取付部２２ｂとの間隔は実質的に等しい（図１２中、Ｗ₂と表した）。
【００２７】
第２の取付部２２ａ、２２ｂの周囲には、図９に示すように、リブ２７が立設されている。リブ２７は、各第２の取付部２２ａ、２２ｂの各取付孔の上下に一対づつ形成されており、これにより、第２の取付部２２ａ、２２ｂにＪナット２６を取り付ける際、Ｊナット２６が滑り落下することを防ぎ、仮保持ができるようになっている。
なお、Ｊナット２６は、一つの取付構造につき、２個用意され、ライセンスプレート３の仕様（左右の取付孔２０の間隔）に応じて、幅狭の第１および第２の取付部２１ａ、２２ａか、幅広の第１および第２の取付部２１ｂ、２２ｂかのいずれかに取り付けられる。
【００２８】
また、この取付構造には、ヒンジ３２を補強するための一対の補強部材４０が設けられている。補強部材４０は、図１０（ａ）に示すように、略短桿状の補強部材本体４１と、この両端に形成された第１および第２の係合部４２ａ、４２ｂからなる。
第１の係合部４２ａは、取付け時にライセンスブラケット４の下方に位置する側（Ａ側）に、第１の突壁４３ａを介して比較的長い係合爪４４ａが延設されてなる。また、第２の係合部４２ｂは、ライセンスブラケット４の上方に位置する側（Ｂ側）に、第２の突壁４３ｂを介して比較的短い係合爪４４ｂが延設されてなる。補強部材４０は、合成樹脂などからなり、適度な弾性と剛性を有する一体の部材であり、補強部材本体４１のＡ側および第１の係合部４２ａは、補強部材本体４１のＢ側および第２の係合部４２ｂより若干幅狭になっている。
補強部材４０の第１の係合爪４４ａは、第２の係合爪４４ｂより長くなっている。これは、延長部３１がヒンジ３２を軸にして揺動すると、第１の係合部４２ａが前後に振動することになるので、補強部材４０を抜けにくくするためである。
【００２９】
図１０（ｂ）に示すように、ブラケット本体３０の延長部収納凹部３３の底壁および延長部３１には、補強部材４０の第１および第２の係合部４２ａ、４２ｂと係合するための第１および第２の係合孔４５ａ、４５ｂが穿設されている。第１の係合孔４５ａの幅は第２の係合孔４５ｂより幾分幅狭になっており、第１の係合孔４５ａに補強部材４０の第２の係合部４２ｂを、あるいは第２の係合孔４５ｂに第１の係合部４２ａを、誤って嵌合することがないようになっている。
【００３０】
また、ブラケット本体３０の前面には、補強部材４０を収納するための一対の収納凹所４６が凹設されている。この収納凹所４６の底壁には、補強部材４０の第１および第２の係合部４２ａ、４２ｂと係合するための第３および第４の係合孔４７ａ、４７ｂが穿設されている。第３の係合孔４７ａの幅は、第４の係合孔４７ｂより幾分幅狭になっており、第３の係合孔４７ａに補強部材４０の第２の係合部４２ｂを、あるいは第４の係合孔４７ｂに第１の係合部４２ａを、誤って嵌合することがないようになっている。
【００３１】
次に、本実施の形態の取付構造を車両に取り付ける手順について説明する。この作業は、通常、車両の組み立て時に行われ、車両のユーザーが行うものではない。以下の説明では、ライセンスプレート３の取付孔２０の間隔は、幅狭の第１および第２の取付部２１ａ、２２ａの間隔（Ｗ₁）に等しい場合について説明するが、以下の説明は、ライセンスプレート３の取付孔２０の間隔が幅広の第１および第２の取付部２１ｂ、２２ｂの間隔（Ｗ₂）に等しい場合についても同様に成立することは言うまでもない。
【００３２】
まず、ライセンスブラケット４を、グロメット６と固定部材８とにより、フロントバンパー１の前面に固定する。次いで、図１１、図１４に示すように、ヒンジ３２を折り畳み、延長部３１先端の係止爪３４と、延長部収納凹部３３上端の係止爪３５とを互いに係止させることにより、延長部３１をブラケット本体３０内に収納する。
【００３３】
次いで、図１５に示すように、それぞれ、補強部材４０の第１および第２の係合部４２、４２ｂを、ブラケット本体３０の収納凹所４６の第３および第４の係合孔４７ａ、４７ｂに係合させることにより、補強部材４０を収納凹所４６内に収納する。
また、図８、図１３に示すように、第１の取付部２１ａの周囲の嵌合凹部２４ａにＪナット２６を挟持させ、取付部材２３により共締めに締結することにより、ライセンスプレート３をライセンスブラケット４の前面に取り付ける。
【００３４】
次に、牽引用索条１４を取り付けるため、牽引ボルト１３を牽引ボルト取付部材１０に取り付ける手順を、図１６〜１８を参照しながら、説明する。この作業は、車両のユーザーが必要に応じて行うものである。
まず、図１６に示すように、取付部材２３を緩めて、ライセンスプレート３を第１の取付部２１ａから取り外したのち、ヒンジ３２を開いて両方の延長部３１を垂下させる。
補強部材４０を収納凹所４６から取り外して、延長部３１の第１の係合孔４５ａおよび延長部収納凹部３３の第２の係合孔４５ｂに係合させて取り付ける。補強部材４０の第１の係合部４２ａは、第２の係合部４２ｂより長いので、先に第１の係合部４２ａを第１の係合孔４５ａに係合させたのち、補強部材本体４１を、第１の係合部４２ａと第２の係合部４２ｂとの距離が縮まる方向に押し撓めて、第２の係合部４２ｂを第２の係合孔４５ｂに係合させる。
【００３５】
次いで、Ｊナット２６を第１の取付部２１ａの周囲の嵌合凹部２４ａから取り外して、第２の取付部２２ａの周囲のリブ２７の間に装着する。次いで、取付部材２３を用いて、第２の取付部２２ａにライセンスプレート３を取付ける。
さらに、牽引ボルト１３を開口部１１ｂ、１２ｂに挿通して、牽引ボルト取付部材１０に螺着し、牽引ボルト１３に牽引用索条１４を取り付けることにより、車両の牽引を行うことができる。
【００３６】
車両の牽引が終わり、牽引ボルト１３を取り外した後には、ライセンスプレート３を第２の取付部２２ａから取り外すとともに、補強部材４０を第１および第２の係合孔４５ａ、４５ｂから取り外して、収納凹所４６内に収納する。次いで、ヒンジ３２を折り畳んで、延長部３１先端の係止爪３４と、延長部収納凹部３３上端の係止爪３５とを互いに係止させることにより、延長部３１をブラケット本体３０内に収納する。そして、ライセンスプレート３を第１の取付部２１ａに付け直すことにより、ライセンスプレート３を第１の取付位置に取り付けることができる。
【００３７】
本実施の形態によれば、上述の参考例のものと同様に、牽引用索条１４を使用するために必要な操作はユーザーが容易に行えるものであり、特殊な工具を必要としない。ブラケット本体３０は、ライセンスプレート３を第１の取付位置から第２の取付位置に、あるいは、第２の取付位置から第１の取付位置に移動する際には、取り外したり移動したりする必要がない。
さらに、ヒンジ３２を介してブラケット本体３０の下端から延長部３１を垂設し、第２の取付部２２ａ、２２ｂを延長部３１に形成するようにしたので、牽引ボルト取付部材１０を露呈するための開口部１２ｂがブラケット本体３０の下端にあっても、ライセンスプレート３を牽引ボルト１３とぶつかることなく、第２の取付部２２ａ、２２ｂに取り付けることができる。
【００３８】
また、ヒンジ３２の両側に第１および第２の係合孔４５ａ、４５ｂを設け、ヒンジ３２を開いた時には、これに補強部材４０を係合させることができるようにしたので、延長部３１の揺動によるライセンスプレート３のぐらつきが抑制される。延長部３１および補強部材４０は、牽引用索条１４の不使用時には、それぞれ、延長部収納凹部３３および収納凹所４６内に収納され、さらにライセンスプレート３により覆蓋できるようになっているので、延長部３１や補強部材４０がライセンスブラケット４から脱落するおそれがない。
【００３９】
ライセンスプレート３を第１の取付位置に取り付けたときにも、第２の取付位置に取り付けたときにも、該ライセンスプレート３がライセンスブラケット４から車長方向に突出しないので、実質的な車長を殆ど増大させないことから、操縦性を損ねることがなく、車庫入れ等の際に、物などにライセンスプレート３を衝突させて該ライセンスプレート３を破損したり、物などを傷つけたりすることが抑制される。
また、オーバーハング量が変わらないので、牽引時であっても、急勾配の坂の下などで、オーバーハング量を原因とする路面とライセンスプレート３との接触状況が、非牽引状態の通常走行時と変わらない長所がある。
【００４０】
ライセンスブラケット４を合成樹脂から射出成型により形成することにより、種々の意匠に対応することが容易になるとともに、ブラケット本体３０と延長部３１とヒンジ３２とを一体に成形することができるようになり、部品数を削減することができる。また、車両の軽量化になり、操縦性を向上させることができるとともに、ブラケット本体３０をフロントバンパー１に当接させたときに該フロントバンパー１の表面を傷めるおそれがない。
【００４１】
次に、本発明のライセンスプレートの取付構造の第２の実施の形態を説明する。図１９は、本発明の第２の実施の形態の要部を示す部分斜視図である。本実施の形態においては、延長部３１は、ヒンジ３２を介してブラケット本体３０に接続されている一対の側部３１ａと、両側部３１ａをヒンジ３２に対して反対の端において連結する連結部３１ｂとを有してコの字状に形成されている。
【００４２】
延長部３１の側部３１ａには、水平方向に沿う第２の取付部２２ａ、２２ｂが穿設されている。本実施の形態においては、第１の実施の形態と同様に、第２の取付部２２ａ、２２ｂを２対設けて、２種類のライセンスプレート３の取付孔２０の幅に対応できるようにしてある。また、第２の取付部２２ａ、２２ｂの周囲には、Ｊナット２６を仮保持するためのリブ２７が突設されている。
【００４３】
ブラケット本体３０の下部には、ヒンジ３２を介して延長部３１と対抗する部位に、延長部収納凹部３３が形成されている。この延長部収納凹部３３の形状は、延長部３１の形状に合わせて、コの字状とされている。
延長部３１の連結部３１ｂには、ヒンジ３２から遠い側の縁部に係止爪３４が形成されており、ヒンジ３２を折りたたんだとき、延長部収納凹部３３上端の係止爪３５と互いに係止させることにより、延長部３１を延長部収納凹部３３内に収容することができるようになっている。
なお、ブラケット本体３０の他の部分の構成は、第１の実施の形態の場合と同様である。
【００４４】
本実施の形態によれば、第１の実施の形態と同様に、牽引用索条１４を使用するときには、第２の取付部２２ａ、２２ｂがライセンスプレート３の第２の取付位置にあるように延長部３１を移動して、ライセンスプレート３を第２の取付位置に取り付け、牽引ボルト１３を露呈された開口部１２ｂに挿通して、牽引ボルト取付部材１０に螺着して固定することができる。また、牽引用索条１４を使用する必要がなくなったときには、牽引ボルト１３を取り外したのち、延長部３１を、ブラケット本体３０内に収納して、ライセンスプレート３を第１の取付位置に取り付け、開口部１２ｂをライセンスプレート３の裏側に隠蔽することができる。この際、ブラケット本体３０は、取り外したり移動したりする必要はない。しかも、延長部３１が一体に形成されているので、一箇所の係止爪３４、３５を取り外すだけで、第２の取付部２２のすべてを第２の取付位置に配置するようにできる。
【００４５】
図２０は、本発明の第３の実施の形態の要部を示す部分斜視図である。本実施の形態においては、第２の取付部２２を備える延長部３１は略半円板状に形成され、ブラケット本体３０にピンヒンジ３６を介してブラケット本体３０の表面に沿って（表面に垂直な軸の周りに）自在に回転できるように設けられている。ピンヒンジ３６は金属などからなり、これを延長部３１およびブラケット本体３０およびに穿設された孔３７、３８に挿通して、両端をカシメて広げることにより、延長部３１がブラケット本体３０から外れないように取り付けることができる。
【００４６】
ブラケット本体３０の下部には、ピンヒンジ３６を介して延長部３１と対抗する部位に、延長部収納凹部３３が形成されている。この延長部収納凹部３３の形状は、延長部３１の形状に合わせて、略半円状とされている。
延長部３１には、水平方向に沿う第２の取付部２２が穿設されている。本実施の形態においては、第２の取付部２２は１対設けられている。また、第２の取付部２２の周囲には、Ｊナット２６を仮保持するための各一対のリブ２７が突設されている。
【００４７】
ピンヒンジ３６を回転させて、図２１（ａ）に示すように、延長部３１を上寄りに配置させたとき、延長部３１は、延長部収納凹部３３内に収納されるようになっている。また、図２１（ｂ）に示すように、延長部３１を下寄りに配置させたとき、第２の取付部２２をライセンスプレート３の第２の取付位置に配置することができるようになっている。
なお、延長部収納凹部３３には、図示しないが、延長部３１を上寄りに配置させたときにピンヒンジ３６の回転を規制するための機構が設けられている。この機構は、特に制限されるものではないが、例えば、延長部収納凹部３３の底面に、延長部３１を上寄りに配置させたときに、第２の取付部２２となる孔と係合するような突起や、スプリングワッシャ―組み込み型ピンヒンジにより付勢を摩擦に変換する機構などが挙げられる。
【００４８】
本実施の形態によれば、第１の実施の形態と同様に、牽引用索条１４を使用するときには、第２の取付部２２がライセンスプレート３の第２の取付位置にあるように延長部３１を移動して、ライセンスプレート３を第２の取付位置に取り付け、牽引ボルト１３を露呈された開口部１２ｂに挿通して、牽引ボルト取付部材１０に螺着して固定することができる。また、牽引用索条１４を使用する必要がなくなったときには、牽引ボルト１３を取り外したのち、延長部３１を、ブラケット本体３０内に収納して、ライセンスプレート３を第１の取付位置に取り付け、開口部１２ｂをライセンスプレート３の裏に隠蔽することができる。この際、ブラケット本体３０は、取り外したり移動したりする必要はない。
しかも、延長部３１の回転中心となるピンヒンジ３６は、正面視でブラケット本体３０の下端縁より上にあるので、延長部３１を下寄りに配置したときのブラケット本体３０の下端縁からの突出量がより小さくなり、ライセンスプレート３の下端を地面に擦りにくくなる。
【００４９】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、上記実施の形態では、第１の取付部２１は、第２の取付部２２より上方に配置したが、これは、ライセンスプレート３の取付孔２０が該ライセンスプレート３の上側にのみ穿設されているからである。例えば、ライセンスプレート３の取付孔２０が、該ライセンスプレート３の上側および下側の４点に設けられているならば、牽引用索条１４の不使用時には、この４点を用いてライセンスプレート３を固定し、牽引用索条１４使用時には、ライセンスプレート３の下側の２点を用いてライセンスプレート３を固定するということも可能になるであろう。
【００５０】
また、開口部１２ｂを露呈するためのライセンスプレート３の第２の取付位置は、上記実施の形態では、一箇所に設定したが、これに限定されるものではなく、必要に応じて、第２の取付部２２を２対以上設けて、第２の取付位置を２箇所以上に設定し、第２の取付位置を選択できるようにしてもよい。具体的には、例えば、図１に示す参考例において、第２の取付部２２を２対以上設ける構成が考えられる。
これによれば、ライセンスブラケット４周辺の構造によって、ライセンスプレート３の第２の取付位置のうちのある１つにライセンスプレート３を配置することができない場合、第２の取付位置の他のものにライセンスプレート３を配置することができるようになるので、本発明を一層適用しやすくなる。
【００５１】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のライセンスプレートの取付構造によれば、ライセンスブラケットに、ライセンスプレートを取り付けるための取付部を２組設け、牽引ボルトや牽引用索条を取り付けるための透孔または開口部が、ライセンスプレートを第１の取付部に取り付けたときにはライセンスプレートにより隠蔽され、ライセンスプレートを第２の取付部に取り付けたときには露呈されるようにしたので、ライセンスプレートを透孔または開口部のカバーとして使用することができ、車両前面の美観を損ねたり、透孔または開口部のカバーを紛失したりするおそれがない。また、ライセンスプレートは、牽引用索条の使用時にも、車両前面に固定された状態とするので、交通法規を満足することができる。
このように、ライセンスプレートを透孔または開口部のカバーとして用いるので、別のカバーを設定する必要がない。牽引用索条を取り付ける前と取り付けた後とでは、牽引ボルト以外に部品の増減はなく、取付部材も第１の取付部と第２の取付部とに共通に使用することができるので、部品を紛失するおそれがない。
【００５２】
ブラケット本体は、ライセンスプレートを第１の取付位置から第２の取付位置に、あるいは、第２の取付位置から第１の取付位置に移動する際には、取り外したり移動したりする必要がなく、作業は容易に実施できる。
また、ライセンスプレートの取付位置を第１の取付位置としても、第２の取付位置としても、該ライセンスプレートがライセンスブラケットから車長方向に突出しないので、実質的な車長を殆ど増大させないことから、操縦性を損ねることがなく、車庫入れ等の際に、物などにライセンスプレートを衝突させて該ライセンスプレートを破損したり、物などを傷つけたりすることが抑制される。
また、オーバーハング量が変わらないので、牽引時であっても、急勾配の坂の下などで、オーバーハング量を原因とする路面とライセンスプレートとの接触状況が、非牽引状態の通常走行時と変わらない長所がある。
【００５３】
さらに、ライセンスブラケットを、ブラケット本体と、前記ブラケット本体からヒンジを介して延設された延長部とからなり、この延長部は、前記第２の取付部を備えており、この第２の取付部は、前記ヒンジを折り畳むことにより、前記ブラケット本体内に収納されるようにすることにより、牽引用索条の取り付け位置がブラケット本体の下部にある場合にも、ヒンジを伸ばすことにより延長部をブラケット本体の下方に垂下させ、ライセンスプレートを取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】参考例を示す分解斜視図である。
【図２】参考例において、ライセンスプレートを第１の取付位置に取り付けた状態を示す正面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】参考例において、ライセンスプレートを第２の取付位置に取り付けた状態を示す正面図である。
【図５】図４のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】図４のＣ−Ｃ線に沿う断面図である。
【図７】第１の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図８】第１の実施の形態において、Ｊナットを第１の取付部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図９】第１の実施の形態において、Ｊナットを第２の取付部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図１０】（ａ）第１の実施の形態における補強部材を示す斜視図である。（ｂ）補強部材を第１および第２の係合部に取り付ける状態を示す斜視図である。
【図１１】第１の実施の形態において、ライセンスプレートを第１の取付位置に取り付けた状態を示す分解斜視図である。
【図１２】第１の実施の形態において、ライセンスプレートを第１の取付位置に取り付けた状態を示す正面図である。
【図１３】図１２のＤ−Ｄ線に沿う断面図である。
【図１４】図１２のＥ−Ｅ線に沿う断面図である。
【図１５】図１２のＦ−Ｆ線に沿う断面図である。
【図１６】第１の実施の形態において、ライセンスプレートを第２の取付位置に取り付けた状態を示す正面図である。
【図１７】第１の実施の形態において、ライセンスプレートを第２の取付位置に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図１８】図１７のＧ−Ｇ線に沿う断面図である。
【図１９】第２の実施の形態の要部を示す分解斜視図である。
【図２０】第３の実施の形態の要部を示す分解斜視図である。
【図２１】図２０のＨ−Ｈ線に沿う断面図である。
【符号の説明】
１…フロントバンパー、３…ライセンスプレート、４…ライセンスブラケット、１２ａ…ライセンスブラケットの透孔、１２ｂ…ライセンスブラケットの開口部、１４…牽引用索条、２１…第１の取付部、２２…第２の取付部、２３…取付部材、２６…Ｊナット、２７…リブ、３０…ブラケット本体、３１…延長部、３２…ヒンジ、３３…延長部収納凹部、３６…ピンヒンジ、４０…補強部材、４６…収納凹所[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a license plate mounting structure set on a front bumper of a vehicle such as an automobile.
[0002]
[Prior art]
In some cases, a tow rope is attached to a predetermined position in front of the broken vehicle in order to have the other vehicle tow when the vehicle breaks down or when the fuel runs out. For this reason, a through hole or opening is formed in the front bumper, a ring or a female screw part is fixed to the lean reinforcement on the back side of the front bumper, and the towing rope is directly or via a removable towing bolt. A structure that can be attached to a lean reinforcement or the like is known.
In order to block these through holes and openings during normal operation, a detachable cover component is attached as described in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-185608.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, no matter how much the color and texture of the cover parts are improved, the boundary line between the cover parts and the front bumper is noticeable when the tow rope is not used, and the design is uncomfortable and the aesthetics are impaired. Further, if the cover part is removed in order to attach the tow rope, the cover part may be lost because there is no storage space suitable for storing the cover part.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can close a through hole and an opening for attaching a tow rope with a good appearance, and can lose a part that closes the through hole and the opening. It is an object to provide a structure without any problem.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the problem, The mounting structure of the license plate according to the present invention is as follows: A license plate mounting structure in which a license plate is attached to a predetermined position of a front bumper via a license bracket. The license bracket includes a through hole or an opening for mounting a tow rope on a vehicle body side, and a license plate. A first mounting portion for mounting at a first mounting position that conceals the through hole or opening, and a second mounting for mounting the license plate at a second mounting position that exposes the through hole or opening. Part A bracket body attached to the front bumper and provided with the first attachment portion, and an extension portion connected to the bracket body and provided with the second attachment portion, the extension portion having a predetermined It can be freely stored in the bracket body and removed from the bracket body by operation, and when it is removed from the bracket body, the second mounting portion is at the second mounting position of the license plate. It is characterized by that.
Thereby, since the license plate can be used as a cover for the through hole or the opening, there is no possibility that the aesthetic appearance is lost or lost. Moreover, since the license plate is fixed to the front surface of the vehicle even when the tow rope is attached, traffic regulations can be satisfied.
[0006]
Thereby, even when the attachment position of the tow rope is below the bracket body, the extension plate can be taken out from the bracket body and the license plate can be attached to the second attachment position. Further, when the tow rope is not used, the extension portion can be stored in the bracket body, so that the aesthetic appearance is not impaired.
[0007]
The bracket body and the extension part are connected via a hinge, and by rotating around the hinge, the extension part can be stored in a predetermined position in the bracket body and taken out from the storage position. It is preferable to make it. As a result, the extension portion can be easily stored and taken out, and the labor required for attaching and cleaning the tow rope is further reduced.
[0008]
And a reinforcing member that removably engages the bracket body and the extension when the extension is moved to the second attachment position, and suppresses swinging of the extension with respect to the bracket body. It is preferable. Thereby, the swing of the extension part can be suppressed and the wobbling of the license plate can be suppressed.
[0009]
It is preferable that the bracket body is formed with a storage recess in which the reinforcing member is removably stored so as to be recessed from the front surface of the bracket body. As a result, when the tow rope is not used, the reinforcing member can be stored in the storage recess in the bracket body, so that the reinforcing member can be prevented from being lost.
[0010]
In addition, the first and second attachment portions can be attached with a license plate using an attachment member and a J nut, and the J nut is disposed around the second attachment portion of the extension portion. It is preferable that a rib for holding the projection is provided. This makes it possible to temporarily hold the J nut with the ribs until the license plate is fastened, thereby facilitating the mounting operation.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on embodiments.
FIG. 1 shows a structure for mounting a license plate according to the present invention. Reference example FIG. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a front bumper, and reference numeral 2 denotes a front bumper lean reinforcement.
The front bumper 1 is made of a synthetic resin such as acrylonitrile-butadiene-styrene resin (ABS) or polypropylene (PP). The front bumper lean reinforcement 2 is a part of the chassis, is made of a material having high rigidity such as steel, and is disposed on the back surface of the front bumper 1 to reinforce the front bumper 1. The front bumper 1 is usually provided with a diaphragm, and the vicinity of the center portion from the front protrudes somewhat forward from the left and right sides.
[0012]
A license bracket 4 for attaching the license plate 3 is fixed to the front surface of the front bumper 1. The position where the license bracket 4 is fixed to the front bumper 1 is not particularly limited, and is determined according to the mounting position of the license plate 3, but is generally the center in the vehicle width direction.
The front bumper 1 and the license bracket 4 are fixed by attaching a grommet 6 having an internal thread portion to each of a pair of fixing portions 5 provided in the horizontal direction on the front bumper 1 side, and horizontally on the license bracket 4 side. A fixing member 8 such as a bolt is inserted into the pair of fixing portions 7 provided along the front side of the license bracket 4, and the fixing member 8 is tightened into the female screw portion of the grommet 6.
When the fixing member 8 uses a self-tapping screw instead of a bolt, a grommet 6 that is not used and does not have a female thread portion may be used, and the grommet 6 may be tightened while being threaded.
The fixing portion 5 on the front bumper 1 side is a square hole, and a portion of the grommet 6 to be attached to the fixing portion 5 has a substantially quadrangular prism shape. This prevents the grommet 6 from rotating together when the grommet 6 is attached to the fixing portion 5 on the front bumper 1 side and the fixing member 8 is screwed.
[0013]
A traction bolt mounting member 10 is fixed to the front bumper lean reinforcement 2 by welding or the like. The pulling bolt mounting member 10 has a female screw portion 10a that opens toward the front of the vehicle. In addition, through holes 11 a and 12 a are formed near the center of the front bumper 1 and the license bracket 4 so as to communicate with corresponding portions in front of the traction bolt mounting member 10. Thus, the traction bolt 13 is inserted into the through hole 12a of the license bracket 4 and the through hole 11a of the front bumper 1, and the male screw portion 10a of the traction bolt mounting member 10 and the male screw portion cut on the surface of the handle of the traction bolt 13 are cut. The traction bolt 13 can be fixed to the traction bolt mounting member 10 by screwing 13a. Then, the tow rope 14 can be attached to the vehicle body by hooking the holder portion 14 a provided at one end of the tow rope 14 to the loop portion 13 b of the tow bolt 13.
[0014]
The license plate 3 has a pair of mounting holes 20 along the horizontal direction only on the upper side. A pair of first attachment portions 21 along the horizontal direction is provided above the front surface of the license bracket 4, and a pair of second attachment portions 22 along the horizontal direction are provided below the front surface. The license plate 3 is licensed by making the mounting hole 20 of the license plate 3 communicate with either the first mounting portion 21 or the second mounting portion 22 of the license bracket 4 and screwed by the mounting member 23. It can be fixed to the front surface of the bracket 4.
[0015]
Book Reference example In the mounting structure, the through hole 12 a of the license bracket 4 is opened at a height between the height of the first mounting portion 21 and the height of the second mounting portion 22. As shown in FIGS. 2 and 3, when the license plate 3 is attached to the first attachment portion 21, the through hole 12 a is arranged at the first attachment position that is hidden behind the license plate 3.
[0016]
Further, as shown in FIG. 4, when the license plate 3 is attached to the second attachment portion 22, the license plate 3 hangs downward from the second attachment portion 22, so that the through hole 12a is exposed. Arranged at the second mounting position. Therefore, as shown in FIGS. 5 and 6, the traction bolt mounting member 10 faces forward through the through holes 12a and 11a, so that the traction bolt 13 is fixed to the traction bolt mounting member 10 to The rope 14 can be attached.
[0017]
Like this Reference example According to the mounting structure, the mounting position of the license plate 3 is between the first mounting position where the through hole 12a is concealed and the second mounting position where the through hole 12a is exposed, Since it can move easily, normally, by attaching the license plate 3 to the first attachment portion 21, the through hole 12a can be concealed on the back side of the license plate 3 and can be closed with a good appearance. Further, when attaching the traction cable 14, the license plate 3 is removed from the first attachment part 21 and attached to the second attachment part 22, so that the through hole 12 a is exposed to the outside, and the traction bolt 13 is attached. The rope 14 for traction can be attached by screwing to the traction bolt attachment member 10.
Further, after the traction is completed, the through hole 12a can be hidden again on the back side of the license plate 3 by removing the traction bolt 13 and reattaching the license plate 3 to the first mounting portion 21.
That is, in order to move the license plate 3 from the first mounting position to the second mounting position, or from the second mounting position to the first mounting position, it is only necessary to attach or detach the mounting member 23. Since it is not necessary to remove 4 and it can carry out with the tool normally mounted in the vehicle, the operation | work is very simple and there is little effort.
[0018]
Thus, since the license plate 3 is used as a cover for the through hole 12a, it is not necessary to set another cover. There is no increase / decrease in parts other than the traction bolt 13 in the normal state and the state after the traction rope 14 is attached, and the attachment member 23 is also common to the first attachment portion 21 and the second attachment portion 22. Because it can be used in the future, there is no risk of losing parts.
Further, there is no displacement in the vehicle length direction when the license plate 3 is attached at the first attachment position and when the license plate 3 is attached at the second attachment position, and the substantial vehicle length is hardly increased. Does not spoil the sex.
[0019]
Further, when the license bracket 4 is provided in the center in the vehicle width direction on the front surface of the front bumper 1, the through hole 12a is installed at the most protruding portion of the vehicle front edge, and the traction bolt 13 is attached to the traction bolt mounting member 10. When the rod-shaped tool is inserted into the loop portion 13b of the traction bolt 13 and rotated, the tool does not hit the front bumper 1, and the traction bolt 13 is rotated several times at a time without changing the tool. Since it can be screwed, the labor of installation is reduced. Further, since the tow bolt 13 is positioned in the center in the vehicle width direction, the balance of the weight of the towed vehicle becomes equal on the left and right, the handle is difficult to be taken, and the maneuverability is improved.
[0020]
Next, the license plate mounting structure of the present invention First An embodiment will be described. FIG. 7 is an exploded perspective view showing the present embodiment. In FIG. 7, reference numeral 1 is a front bumper, and reference numeral 2 is a front bumper lean reinforcement. A license bracket 4 for attaching the license plate 3 is fixed to the front surface of the front bumper 1. The position where the license bracket 4 is fixed to the front bumper 1 is not particularly limited, and is determined according to the mounting position of the license plate 3, and can be, for example, the center in the vehicle width direction.
[0021]
Fixing the front bumper 1 and the license bracket 4 Reference example Similarly to the above, a pair of fixing portions 5 formed along the horizontal direction on the front bumper 1 side is fitted with a grommet 6 having a female screw portion, and a pair formed along the horizontal direction on the license bracket 4 side. The fixing member 8 is inserted into the fixing portion 7 from the front side of the license bracket 4 and tightened into the female screw portion of the grommet 6 (see FIG. 14).
When the fixing member 8 uses a self-tapping screw instead of a bolt, a grommet 6 that is not used and does not have a female thread portion may be used, and the grommet 6 may be tightened while being threaded.
[0022]
At the lower end of the front bumper lean reinforcement 2, a traction bolt mounting member 10 having a female screw portion 10a opening forward is fixed by welding or the like. At the lower ends of the front bumper 1 and the license bracket 4, openings 11 b and 12 b that are arc-shaped cutouts are formed at corresponding positions in front of the traction bolt mounting member 10, respectively. By screwing the male screw portion 13a cut on the surface of the handle of the pulling bolt 13 with the female screw portion 10a of the pulling bolt mounting member 10, the pulling bolt 13 can be mounted so as to protrude forward of the vehicle.
[0023]
The license bracket 4 includes a bracket body 30 and a pair of extending portions 31 that are suspended from the lower end of the bracket body 30. These are connected via a hinge 32. In the present embodiment, the license bracket 4 (30, 31, 32) is integrally formed by injection molding using a synthetic resin such as polypropylene, and the hinge 32 is a thin hinge. When the license bracket 4 is made of metal, the license bracket 4 may be formed by assembling with the bracket body 30 and the extension 31 as separate members and the hinge 32 as a pin hinge.
The two extension portions 31 are provided because the number of the mounting holes 20 of the license plate 3 is defined as two, and the number of the second mounting portions 22 is determined according to this number. For this reason, the structure of the license plate 3 is not necessarily limited to this.
[0024]
An extension storage recess 33 is formed at a portion of the lower portion of the bracket body 30 that faces the extension 31 via the hinge 32. The shape of the extension portion storage recess 33 from the front is substantially similar to the shape of the extension portion 31 from the front, and the vertical and horizontal dimensions of the extension portion storage recess 33 are slightly larger than the vertical and horizontal dimensions of the extension portion 31. Further, the depth of the extension portion storage recess 33 is about the thickness of the extension portion 31. The extension 31 can be stored in the extension storage recess 33 by bending the hinge 32 and fitting the locking claw 34 at the tip of the extension 31 with the locking claw 35 at the upper end of the extension storage recess 33. (See FIG. 14).
[0025]
Two pairs of first mounting portions 21 (21a, 21b) extending in the horizontal direction are formed above the front surface of the license bracket 4. Of these first mounting portions 21, one (21 a) has a wider interval than the other (21 b) and is appropriately selected according to the interval between the pair of mounting holes 20 of the license plate 3. Specifically, the narrow first mounting portion 21a has North American specification, and the wide second mounting portion 21b has Japanese vehicle specification. The periphery of the narrow first mounting portion 21a is a fitting recess 24a. As shown in FIGS. 8 and 13, the J nut 26 is fitted into the fitting recess 24a from the through hole 25a. The license plate 3 can be attached via the attachment and attachment member 23. Similarly, the periphery of the wide first mounting portion 21b is also a fitting recess 24b, and the J nut 26 is fitted through a through hole 25b formed to extend inward and downward of the first mounting portion 21b. The license plate 3 can be attached via the attachment member 23. The fitting recess 24a around the narrow first mounting portion 21a and the fitting recess 24b around the wide second mounting portion 21b have the same shape and share the same J-nut 26. Can be used for.
In the present embodiment, two pairs of the first mounting portion 21 and the second mounting portion 22 are provided so as to correspond to the widths of the two types of mounting holes 20, but the present invention is particularly limited to this. However, the number of the attachment holes 20 may be three or more so that the widths of the three or more types of mounting holes 20 can be accommodated.
[0026]
Further, two pairs of second attachment portions 22 extending in the horizontal direction are formed in the extension portion 31 of the license bracket 4. Similarly to the first mounting portion 21 (21a, 21b), one pair (22a) of these second mounting portions 22 (22a, 22b) is matched to the interval between the mounting holes 20 of the license plate 3. The interval is narrower than the other pair (22b).
As shown in FIG. 12, the distance between the narrow first attachment portions 21a and the distance between the narrow second attachment portions 22a are substantially equal (in FIG. 12, W ₁ In addition, the interval between the wide first attachment portions 21b and the interval between the wide second attachment portions 22b are substantially equal (W in FIG. 12). ₂ Expressed).
[0027]
As shown in FIG. 9, ribs 27 are erected around the second attachment portions 22a and 22b. The ribs 27 are formed in pairs above and below the mounting holes of the second mounting portions 22a and 22b, so that when the J nut 26 is mounted on the second mounting portions 22a and 22b, It prevents sliding and falling, and can be temporarily held.
Two J nuts 26 are prepared for one mounting structure, and the first and second mounting portions 21a and 22a having a narrow width are provided according to the specifications of the license plate 3 (the interval between the left and right mounting holes 20). Or it is attached to either the wide first and second attachment portions 21b, 22b.
[0028]
The mounting structure is provided with a pair of reinforcing members 40 for reinforcing the hinge 32. As shown in FIG. 10A, the reinforcing member 40 is composed of a substantially short reinforcing member main body 41 and first and second engaging portions 42a and 42b formed at both ends thereof.
The first engaging portion 42a is formed by extending a relatively long engaging claw 44a via a first projecting wall 43a on the side (A side) located below the license bracket 4 when attached. The second engaging portion 42b is formed by extending a relatively short engaging claw 44b on the side (B side) located above the license bracket 4 via the second protruding wall 43b. The reinforcing member 40 is made of a synthetic resin or the like and is an integral member having appropriate elasticity and rigidity. The A side of the reinforcing member main body 41 and the first engaging portion 42a are connected to the B side of the reinforcing member main body 41 and 2 is slightly narrower than the engaging portion 42b.
The first engaging claw 44a of the reinforcing member 40 is longer than the second engaging claw 44b. This is because when the extension portion 31 swings around the hinge 32, the first engagement portion 42a vibrates back and forth, so that it is difficult to remove the reinforcing member 40.
[0029]
As shown in FIG. 10B, the bottom wall and the extension 31 of the extension housing recess 33 of the bracket body 30 are engaged with the first and second engaging portions 42a and 42b of the reinforcing member 40. The first and second engagement holes 45a and 45b are formed. The width of the first engagement hole 45a is somewhat narrower than that of the second engagement hole 45b, and the second engagement portion 42b of the reinforcing member 40 is inserted into the first engagement hole 45a or the first engagement hole 45a. The first engagement portion 42a is not erroneously fitted into the second engagement hole 45b.
[0030]
In addition, a pair of storage recesses 46 for storing the reinforcing member 40 are formed in the front surface of the bracket body 30. Third and fourth engagement holes 47a and 47b for engaging with the first and second engagement portions 42a and 42b of the reinforcing member 40 are formed in the bottom wall of the storage recess 46. Yes. The width of the third engagement hole 47a is somewhat narrower than that of the fourth engagement hole 47b, and the second engagement portion 42b of the reinforcing member 40 is inserted into the third engagement hole 47a, or The first engagement portion 42a is not erroneously fitted into the fourth engagement hole 47b.
[0031]
Next, a procedure for attaching the attachment structure of the present embodiment to a vehicle will be described. This operation is usually performed when the vehicle is assembled and is not performed by the vehicle user. In the following description, the distance between the mounting holes 20 of the license plate 3 is the distance between the narrow first and second mounting portions 21a and 22a (W ₁ In the following description, the distance between the mounting holes 20 of the license plate 3 and the distance between the first and second mounting portions 21b, 22b (W ₂ It goes without saying that the same holds true for cases equal to).
[0032]
First, the license bracket 4 is fixed to the front surface of the front bumper 1 by the grommet 6 and the fixing member 8. Next, as shown in FIGS. 11 and 14, the hinge 32 is folded, and the locking claw 34 at the tip of the extension 31 and the locking claw 35 at the top of the extension housing recess 33 are locked to each other, thereby extending the extension. 31 is housed in the bracket body 30.
[0033]
Next, as shown in FIG. 15, the first and second engaging portions 42 and 42 b of the reinforcing member 40 are respectively connected to the third and fourth engaging holes 47 a and 47 b of the housing recess 46 of the bracket body 30. The reinforcing member 40 is stored in the storage recess 46 by engaging with the storage recess 46.
Further, as shown in FIGS. 8 and 13, the license plate 3 is licensed by holding the J nut 26 in the fitting recess 24 a around the first mounting portion 21 a and fastening it together with the mounting member 23. Attach to the front of the bracket 4.
[0034]
Next, a procedure for attaching the traction bolt 13 to the traction bolt attachment member 10 in order to attach the traction rope 14 will be described with reference to FIGS. This work is performed by the user of the vehicle as needed.
First, as shown in FIG. 16, after the attachment member 23 is loosened and the license plate 3 is removed from the first attachment portion 21a, the hinge 32 is opened and both the extension portions 31 are suspended.
The reinforcing member 40 is removed from the storage recess 46 and is engaged with and attached to the first engagement hole 45 a of the extension 31 and the second engagement hole 45 b of the extension storage recess 33. Since the first engaging portion 42a of the reinforcing member 40 is longer than the second engaging portion 42b, the first engaging portion 42a is first engaged with the first engaging hole 45a, and then the reinforcing member is engaged. The main body 41 is pushed and bent in a direction in which the distance between the first engagement portion 42a and the second engagement portion 42b is reduced, and the second engagement portion 42b is engaged with the second engagement hole 45b. .
[0035]
Next, the J nut 26 is removed from the fitting recess 24a around the first attachment portion 21a and mounted between the ribs 27 around the second attachment portion 22a. Next, the license plate 3 is attached to the second attachment portion 22 a using the attachment member 23.
Further, the traction bolt 13 is inserted into the openings 11 b and 12 b, screwed to the traction bolt mounting member 10, and the traction rope 14 is attached to the traction bolt 13, whereby the vehicle can be pulled.
[0036]
After the traction of the vehicle is finished and the traction bolt 13 is removed, the license plate 3 is removed from the second attachment portion 22a, and the reinforcing member 40 is removed from the first and second engagement holes 45a, 45b and stored. It is stored in the recess 46. Next, the extension 32 is stored in the bracket body 30 by folding the hinge 32 and locking the locking claw 34 at the tip of the extension 31 and the locking claw 35 at the upper end of the extension storage recess 33. . Then, the license plate 3 can be attached to the first attachment position by reattaching the license plate 3 to the first attachment portion 21a.
[0037]
According to this embodiment, the above-mentioned Reference example Similar to the above, the operation necessary to use the tow rope 14 can be easily performed by the user, and no special tool is required. The bracket body 30 needs to be removed or moved when the license plate 3 is moved from the first attachment position to the second attachment position or from the second attachment position to the first attachment position. Absent.
Furthermore, since the extension part 31 is suspended from the lower end of the bracket body 30 via the hinge 32 and the second attachment parts 22a and 22b are formed in the extension part 31, the traction bolt attachment member 10 is exposed. Even if the opening portion 12b is at the lower end of the bracket body 30, the license plate 3 can be attached to the second attachment portions 22a and 22b without colliding with the traction bolt 13.
[0038]
Further, the first and second engagement holes 45a and 45b are provided on both sides of the hinge 32 so that when the hinge 32 is opened, the reinforcing member 40 can be engaged therewith. The wobbling of the license plate 3 due to the swinging is suppressed. Since the extension 31 and the reinforcing member 40 are stored in the extension storage recess 33 and the storage recess 46, respectively, when the tow rope 14 is not used, and can be covered with the license plate 3, There is no possibility that the extension part 31 and the reinforcing member 40 will fall off the license bracket 4.
[0039]
Since the license plate 3 does not protrude from the license bracket 4 in the vehicle length direction when the license plate 3 is attached to the first attachment position or the second attachment position, the substantial vehicle length Since the control plate is hardly increased, controllability is not impaired, and it is possible to prevent the license plate 3 from colliding with an object or the like and damaging the object or the like when entering a garage. Is done.
Also, since the amount of overhang does not change, even during towing, the contact state between the road surface and the license plate 3 caused by the amount of overhang, such as under a steep hill, There are advantages that do not change.
[0040]
By forming the license bracket 4 from synthetic resin by injection molding, it becomes easy to cope with various designs, and the bracket body 30, the extension portion 31, and the hinge 32 can be formed integrally. The number of parts can be reduced. In addition, the weight of the vehicle can be reduced, the maneuverability can be improved, and there is no possibility of damaging the surface of the front bumper 1 when the bracket body 30 is brought into contact with the front bumper 1.
[0041]
Next, the license plate mounting structure of the present invention Second An embodiment will be described. FIG. 19 illustrates the present invention. Second It is a fragmentary perspective view which shows the principal part of embodiment. In the present embodiment, the extension portion 31 includes a pair of side portions 31a connected to the bracket body 30 via a hinge 32, and a connecting portion 31b that connects the side portions 31a to the hinge 32 at opposite ends. Are formed in a U-shape.
[0042]
In the side portion 31a of the extension portion 31, second mounting portions 22a and 22b are formed along the horizontal direction. In this embodiment, First Similarly to the embodiment, two pairs of second mounting portions 22a and 22b are provided so as to correspond to the widths of the mounting holes 20 of the two types of license plates 3. Further, a rib 27 for temporarily holding the J nut 26 is provided around the second mounting portions 22a and 22b.
[0043]
In the lower part of the bracket main body 30, an extension storage recess 33 is formed at a portion facing the extension 31 via the hinge 32. The extension storage recess 33 has a U-shape corresponding to the shape of the extension 31.
The connecting portion 31b of the extension portion 31 is formed with a locking claw 34 at the edge far from the hinge 32. When the hinge 32 is folded, the locking claw 35 is engaged with the locking claw 35 at the upper end of the extension portion receiving recess 33. By stopping, the extension part 31 can be accommodated in the extension part accommodating recess 33.
In addition, the structure of the other part of the bracket main body 30 is as follows. First This is the same as in the case of the embodiment.
[0044]
According to this embodiment, First Similarly to the embodiment, when the tow rope 14 is used, the extension portion 31 is moved so that the second attachment portions 22a and 22b are at the second attachment position of the license plate 3, and the license plate 3 is moved. Can be attached to the second attachment position, and the traction bolt 13 can be inserted into the exposed opening 12b and screwed to the traction bolt attachment member 10 to be fixed. Further, when it is no longer necessary to use the tow rope 14, after removing the tow bolt 13, the extension 31 is housed in the bracket body 30, and the license plate 3 is attached to the first attachment position, The opening 12 b can be concealed behind the license plate 3. At this time, the bracket body 30 does not need to be removed or moved. And since the extension part 31 is integrally formed, all the 2nd attaching parts 22 can be arrange | positioned in a 2nd attachment position only by removing the latching claws 34 and 35 of one place.
[0045]
FIG. 20 illustrates the present invention. Third It is a fragmentary perspective view which shows the principal part of embodiment. In the present embodiment, the extension portion 31 including the second attachment portion 22 is formed in a substantially semi-disc shape, and is formed on the bracket body 30 via the pin hinge 36 along the surface of the bracket body 30 (perpendicular to the surface). It is provided so that it can rotate freely (around the axis). The pin hinge 36 is made of metal or the like, and is inserted into the holes 37 and 38 formed in the extension portion 31 and the bracket body 30 and squeezed at both ends so that the extension portion 31 is not detached from the bracket body 30. Can be attached.
[0046]
In the lower part of the bracket main body 30, an extension storage recess 33 is formed at a portion facing the extension 31 via the pin hinge 36. The extension storage recess 33 has a substantially semicircular shape according to the shape of the extension 31.
The extension portion 31 is provided with a second attachment portion 22 extending in the horizontal direction. In the present embodiment, a pair of second mounting portions 22 is provided. In addition, a pair of ribs 27 for temporarily holding the J nut 26 are provided around the second mounting portion 22.
[0047]
When the pin hinge 36 is rotated and the extension portion 31 is disposed on the upper side as shown in FIG. 21A, the extension portion 31 is accommodated in the extension portion accommodating recess 33. Further, as shown in FIG. 21 (b), when the extension portion 31 is disposed on the lower side, the second attachment portion 22 can be disposed at the second attachment position of the license plate 3. Yes.
Although not shown in the drawings, the extension housing recess 33 is provided with a mechanism for restricting the rotation of the pin hinge 36 when the extension 31 is disposed on the upper side. Although this mechanism is not particularly limited, for example, when the extension portion 31 is disposed on the bottom surface of the extension portion accommodating recess 33, the mechanism engages with the hole serving as the second attachment portion 22. And a mechanism that converts the bias to friction by a spring washer and a built-in pin hinge.
[0048]
According to this embodiment, First Similar to the embodiment, when the tow rope 14 is used, the extension portion 31 is moved so that the second attachment portion 22 is at the second attachment position of the license plate 3, and the license plate 3 is moved to the second position. The traction bolt 13 can be inserted into the exposed opening 12b and screwed to the traction bolt mounting member 10 to be fixed. Further, when it is no longer necessary to use the tow rope 14, after removing the tow bolt 13, the extension 31 is housed in the bracket body 30, and the license plate 3 is attached to the first attachment position, The opening 12b can be concealed behind the license plate 3. At this time, the bracket body 30 does not need to be removed or moved.
In addition, since the pin hinge 36 serving as the rotation center of the extension 31 is above the lower end edge of the bracket body 30 in a front view, the amount of protrusion from the lower end edge of the bracket body 30 when the extension 31 is disposed on the lower side. Becomes smaller and it becomes difficult to rub the lower end of the license plate 3 against the ground.
[0049]
Although the present invention has been described based on the preferred embodiment, the present invention is not limited to this embodiment, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
For example, in the above embodiment, the first attachment portion 21 is disposed above the second attachment portion 22, but this is because the attachment hole 20 of the license plate 3 is formed only above the license plate 3. Because it is. For example, if the mounting holes 20 of the license plate 3 are provided at four points on the upper side and the lower side of the license plate 3, the license plate 3 is used by using these four points when the traction cable 14 is not used. When the tow rope 14 is used, it will be possible to fix the license plate 3 using the two lower points of the license plate 3.
[0050]
Moreover, although the 2nd attachment position of the license plate 3 for exposing the opening part 12b was set to one place in the said embodiment, it is not limited to this, The 2nd is as needed. Two or more pairs of attachment portions 22 may be provided, the second attachment positions may be set at two or more locations, and the second attachment positions can be selected. Specifically, for example, as shown in FIG. Reference example In this case, a configuration in which two or more pairs of the second attachment portions 22 are provided can be considered.
According to this, when the license plate 3 cannot be arranged at one of the second mounting positions of the license plate 3 due to the structure around the license bracket 4, the other of the second mounting positions is changed. Since the license plate 3 can be disposed, the present invention can be more easily applied.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, according to the license plate mounting structure of the present invention, the license bracket is provided with two sets of mounting portions for mounting the license plate, and through holes or openings for mounting the traction bolts and traction cables. The portion is concealed by the license plate when the license plate is attached to the first attachment portion, and is exposed when the license plate is attached to the second attachment portion. It can be used as a cover, and there is no risk of losing the appearance of the front of the vehicle or losing the cover of the through hole or opening. Further, since the license plate is fixed to the front surface of the vehicle even when the tow rope is used, traffic regulations can be satisfied.
Thus, since the license plate is used as a cover for the through hole or the opening, it is not necessary to set another cover. There is no increase / decrease in parts other than the traction bolts before and after the tow rope is attached, and the attachment member can be used in common for the first attachment part and the second attachment part. There is no risk of losing.
[0052]
The bracket body does not need to be removed or moved when the license plate is moved from the first attachment position to the second attachment position or from the second attachment position to the first attachment position. The work can be carried out easily.
Moreover, since the license plate does not protrude from the license bracket in the vehicle length direction even when the license plate is attached to the first attachment position or the second attachment position, the substantial vehicle length is hardly increased. The controllability is not impaired, and it is possible to prevent the license plate from being damaged by damaging the license plate by hitting the license plate against an object or the like when entering the garage.
Also, since the amount of overhang does not change, even when towing, the contact state between the road surface and the license plate due to the amount of overhang is different from that during normal driving in the non-towing state, such as under a steep slope. There are no advantages.
[0053]
Further, the license bracket includes a bracket body and an extension portion extending from the bracket body via a hinge. The extension portion includes the second attachment portion, and the second attachment portion. By folding the hinge so that it is housed in the bracket body, the extension portion can be bracketed by extending the hinge even when the attachment position of the tow rope is at the lower part of the bracket body. The license plate can be attached by hanging down below the main body.
[Brief description of the drawings]
[Figure 1] Reference example FIG.
[Figure 2] Reference example FIG. 3 is a front view showing a state where the license plate is attached to the first attachment position.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
[Fig. 4] Reference example FIG. 3 is a front view showing a state where the license plate is attached to the second attachment position.
5 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
6 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
[Fig. 7] First It is a disassembled perspective view which shows embodiment.
[Fig. 8] First In embodiment, it is a perspective view which shows the state which attached J nut to the 1st attaching part.
FIG. 9 First In embodiment, it is a perspective view which shows the state which attached the J nut to the 2nd attachment part.
FIG. 10 (a) First It is a perspective view which shows the reinforcement member in embodiment. (B) It is a perspective view which shows the state which attaches a reinforcement member to the 1st and 2nd engaging part.
FIG. 11 First In embodiment, it is an exploded perspective view which shows the state which attached the license plate to the 1st attachment position.
FIG. First In embodiment, it is a front view which shows the state which attached the license plate to the 1st attachment position.
13 is a cross-sectional view taken along the line DD of FIG.
14 is a cross-sectional view taken along the line EE of FIG.
15 is a cross-sectional view taken along line FF in FIG.
FIG. 16 First In embodiment, it is a front view which shows the state which attached the license plate to the 2nd attachment position.
FIG. 17 First In embodiment, it is a perspective view which shows the state which attached the license plate to the 2nd attachment position.
18 is a cross-sectional view taken along the line GG in FIG.
FIG. 19 Second It is a disassembled perspective view which shows the principal part of embodiment.
FIG. 20 Third It is a disassembled perspective view which shows the principal part of embodiment.
21 is a cross-sectional view taken along line HH in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Front bumper, 3 ... License plate, 4 ... License bracket, 12a ... Through-hole of license bracket, 12b ... Opening part of license bracket, 14 ... Strip for towing, 21 ... First attachment part, 22 ... Second Mounting part, 23 ... Mounting member, 26 ... J nut, 27 ... Rib, 30 ... Bracket main body, 31 ... Extension part, 32 ... Hinge, 33 ... Extension part storage recess, 36 ... Pin hinge, 40 ... Reinforcement member, 46 ... Storage Recess

Claims

A license plate mounting structure for attaching a license plate to a predetermined position of a front bumper via a license bracket,
The license bracket is
A through-hole or opening for attaching a tow rope on the vehicle body side,
A first attachment portion for attaching a license plate to a first attachment position that conceals the through hole or opening;
A second attachment portion for attaching the license plate to a second attachment position that exposes the through hole or opening ;
A bracket body attached to a front bumper and provided with the first attachment portion;
An extension portion connected to the bracket body and provided with the second attachment portion;
Have
The extension portion can be freely housed in the bracket body and taken out from the bracket body by a predetermined operation, and when the extension portion is taken out from the bracket body, the second mounting portion is the second of the license plate. The mounting structure of the license plate, characterized in that it is in the mounting position .

The bracket body and the extension part are connected via a hinge, and the extension part can be stored in a predetermined position in the bracket body and taken out from the storage position by rotation about the hinge. The structure for mounting a license plate according to claim 1 , wherein:

And a reinforcing member that removably engages the bracket body and the extension when the extension is moved to the second attachment position, and suppresses swinging of the extension with respect to the bracket body. The license plate mounting structure according to claim 2 , wherein:

The mounting structure for a license plate according to claim 3 , wherein a storage recess in which the reinforcing member is detachably stored is formed in the bracket body so as to be recessed from the front surface of the bracket body.

The first and second attachment portions can be attached with a license plate using an attachment member and a J nut, and the J nut is held around the second attachment portion of the extension portion. mounting structure of the license plate according to any of claims 1 to 4 ribs, characterized in that it is projected for.