JP4210865B2 - 集塵具 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート・石材等の天井・壁・床面等にドリルに取り付けた穿孔ビットで穿孔作業(アンカー打ち等)を行う際、粉塵の飛散を防ぐ集塵具に関するものである。
一般に、天井面での穿孔作業(アンカー打ち)の場合、脚立などを使用して不安定な高所での作業が多く、身長・体力のある人は体を避けて作業もできるが、非力な人は頭上での作業になりがちで、弱者の人ほど粉塵を浴びやすい作業になる。現在も集塵具の価格面とか、小作業で集塵具を装備するわずらわしさ等から、集塵具を使用して作業している人は少ない。
現在の集塵方式は、強制ファンによる集塵装置を持つ方式と、被加工部を覆いながら自然落下でカップに集塵する方式の2つが主流である。強制ファンによる方式は、外部に集塵機を設置する方式と、ドリルの内部に集塵機を装備する方式がある。外部の方式は、掃除機のような集塵機とドリルを蛇腹のホースで接続し、粉塵を吸引するため大きいな集塵力が得られる。しかし、天井面での作業では、ホースが長くなるとドリル自体が重くなることや、ホースが作業者にまとわりつくことで作業性が悪く、また作業箇所が上下の階に点在する場合など、集塵装置を移動するのに大きな労力を要する。
内部の方式は、ドリル自体のモーターを利用した集塵ファンをドリルの内部に装備することで、外部の方式に比べコンパクトで取り扱いが容易になるが、ドリルが大型化し重くなってしまう。しかし、ドリルは小型で軽量の構造を優先するため、ダストボックスも小さくて粉塵を多く保持できず、微細な粉塵のためダストボックス内のフィルターも詰まりやすく、清掃を怠ると集塵力が落ちることで、まめに掃除の必要などの問題がある。
そこで、粉塵を自然落下で受け止め、軽量で取り扱いの簡単な集塵具が特開昭48−24379号公報に記載されている。ゴムで形成された円筒形のカップの中央に穿孔ビットを挿通し、ゴムの弾力で穿孔ビットに取着し、穿孔作業での粉塵を受け止める集塵の方式がある。
また、実開平6−85771号公報・特開2001−54837公報に記載されているものは、蛇腹の形状で得る弾性力を利用し、カバーの基部に摺動体を取付け、被加工部に接しながら穿孔作業を行う。作業による粉塵は、弾性力を利用している蛇腹形状の円筒形のカバーを集塵カップにして粉塵を受け止める。この方式は、チャックを含むドリルに取付ける方式と穿孔ビットに取付ける方式がある。
特開昭48−24379号公報 実開平6−85771号公報 特開2001−54837公報
ゴムで形成されたカップを穿孔ビットに取付ける方式は、カップと穿孔ビットはゴムの弾力の取着力により固定され、穿孔ビットが回転するとカップも回転し、被加工部にカップが接した状態で使用すると、カップの磨耗・破損が起こってしまう。この集塵具は、被加工部とカップは接しない状態で使用するため、飛散した粉塵を全てカップに受けて止めることができない。また使用していくうちに、ゴムの弾力による取着力が弱まり、穿孔ビットの径が変わるとカップの取着力も変わってしまい、穿孔ビット径に応じてカップを準備しなければならない問題がある。
ドリルに取付ける集塵具は、穿孔ビットの穿孔径などの交換の場合、集塵具の装備に関係なく穿孔ビットの交換が行えるが、ドリルの装備で他の機種のドリルには装備できず、もし装備しようとすると機種に応じたアダプターを製作しなければならない問題がある。このようなアダプターを使用しないで集塵具を装備するには、ドリルの共通品として使用する穿孔ビットに集塵具を装備すればよいが、穿孔ビットに集塵具を取付けるのに工具を用いることで、作業前の集塵具の装備・ビットの交換など、集塵具の着脱の不便さなどの問題がある。
集塵カップと被加工部の接触面においては、被加工部が梁とスラブとの境目付近、あるいはスラブ等の扁平でない箇所(凹凸の鋼板にコンクリートで施工した工法)等で穿孔作業を行う場合、集塵カップを装備すると該カップが被加工部の凸部とか傾斜部分に当たり、蛇腹状のカバーが屈曲して被加工部を確実に覆うことができず、上記、境目付近の垂直な穿孔作業を困難にしている。
また深い穿孔作業を行う場合、集塵カップは蛇腹形状の軟質カバーで穿孔ビットを覆うことにより集塵できるが、該カバーを長くしての深い穿孔作業になると蛇腹状のカバーが蛇行し、ビットに接して蛇腹が破損する問題がある。
本発明は上記問題点を鑑みて、ドリルの機種や穿孔ビット径の変更、被加工部に凹凸がある場合等の境目付近での集塵、あるいは深い穿孔作業に対応できる集塵具を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1の集塵具は、被加工部に接する集塵カップと、ドリルのチャックに接しカップの開口を集塵カップの方にするベースカップと、これら集塵カップとベースカップを連結する弾性体とを穿孔ビットに挿通し、該ベースカップと弾性体の端部とは摺動するようにしたことを特徴としている。穿孔ビットに挿通するベースカップは、ドリルのチャックへの粉塵の混入を防ぎ、また穿孔ビットに挿通する集塵カップは、弾性体により被加工部を覆い粉塵を受け止める。この2つの集塵部を穿孔ビットに挿通することで粉塵を確実に集塵できるようにしたものである。
本発明は請求項2の集塵具は、弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸にリングを設けることを特徴とする。
本発明は請求項3の集塵具は、弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸に凸部を設けることを特徴とする。
本発明は請求項4の集塵具は、弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸に凹部を設けることを特徴とする。
本発明の請求項5の集塵具は、集塵カップと被加工部が接する面にプレートを設けることを特徴とする。
本発明の請求項6の集塵具は、集塵カップの中央にゴムワッシャを設けることを特徴とする。
本発明の請求項7の集塵具は、集塵カップのカップ部にスリットカバーを設けることを特徴とする。
本発明の請求項8の集塵具は、集塵カップのカップ部の一部に蛇腹を設けることを特徴とする。
本発明の請求項9の集塵具は、集塵カップの底面の中央部より穿孔ビットを挿通した時に集塵カップの縁部と穿孔ビットが接触しない、円弧の一部を直線的に変形させた半円形状の集塵カップであることを特徴とする。
本発明の請求項10の集塵具は、集塵カップのカップ部にスカートを設けることを特徴とする。
本発明の請求項11の集塵具は、弾性体同士が継手を介して連結していることを特徴とする。
本発明の請求項12の集塵具は、弾性体の継手に補助カップを設けることを特徴とする。
本発明の請求項13の集塵具は、弾性体連結体は継手を介して連結していることを特徴とする。
本発明の請求項14の集塵具は、ドリルとベースカップとの間に干渉体を設けることを特徴とする。
穿孔ビットに集塵具を挿通することで装備できるため、従来から使用している穿孔工具に集塵具を取付けることができ、ドリルの穿孔ビットを着脱することで集塵具の着脱が行え、工具による取付けのわずらわしい作業がなく速やかに作業が行える。
集塵カップにスリットカバーを設けることで、被加工部と集塵カップが接している面がスポンジ・ゴム等では密着できないような凹凸の場合とか、屈折した付近の箇所で被加工部と集塵カップの間に隙間ができる場合でも、被加工部と集塵カップを密着できる効果がある。
傾斜している被加工部では、集塵カップが被加工部に接した状態で穿孔作業を行うと、被加工部に対して直角な穿孔作業になってしまうが、集塵カップに蛇腹を設けることで、集塵カップは被加工部に接した状態で、傾斜している被加工部であっても垂直な穿孔作業を行える効果がある。
また、集塵カップはほぼ半円形・蛇腹・スリットカバー等を組み合わせることで、被加工部が凹凸のある場合でも、その境目付近の穿孔作業等あらゆる被加工部の形状に対応できる効果がある。
集塵カップは硬質な材質で作られ、被加工部に接する面にプレートを取付けることにより、被加工部との摩擦力を大きくしているが、このプレートを集塵カップの内面に取付けることで、被加工部が滑りやすく摩擦力の少ない材質の場合等に、集塵カップが回転しても粉塵の飛散を防止しすることができる。
また、プレートにより被加工部との接触面が多く、内面にプレートを取付けることで集塵カップを横向きに使用しても粉塵を集塵カップに保持することができ、天井面だけでなく壁面にも効果がある。
弾性体の交換が容易にできるため、作業箇所に応じた弾性力を選ぶことができる。天井面での作業の場合、弾性力を小さくすることで押し当て力を軽減し、壁面では弾性力を大きくすることで、集塵部と被加工部の密着力を増やして集塵効果を上げる。また、被加工部の材質に合った弾性力に変えることで、集塵具と被加工部の接触部分で部材の損傷などを防ぐ効果がある。
従来では、長い穿孔ビットに集塵具が取り付けできないが、集塵カップが穿孔ビットに沿って可動する構造のため、分割した弾性体を穿孔ビットの長さに合わせて取付けることで、被加工部の中空層(吸音材・断熱材など)や貫通作業などの穿孔作業に対応できる。
ビットの長さに応じて分割した弾性体を連結して、深孔の穿孔作業を行う場合、孔が深くなるに連れ押し当て力が大きくなるが、穿孔作業を中断して少しずつ弾性体を外して行くことで押し当て力が軽減できる効果がある。
本発明による集塵具について図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明による集塵具を示す断面側面図である。同図において、1は集塵具で、該集塵具1はベースカップ2、集塵カップ3、及び弾性材4とで構成されている。上記、集塵カップ3と集塵カップ3に取付けた弾性体4は、ドリル20に摺動自在に取付けられ、集塵カップ3は弾性体4によりベースカップ2に弾性的に取付けられている。上記弾性体4は、コイルスプリングで形成されたもので、該弾性体4はベースカップ2と集塵カップ3との間の伸縮を吸収するものである。本実施例では、弾性体4をコイルスプリングで形成したものを示したが、蛇腹状に形成した塩化ビニール等で形成しても良い。
上記、集塵具1の動作方法は次の通りである。ドリル20に装着した集塵具1をコンクリート・石材等の天井・壁・床面等の被加工部に押し当てる時、ビット21より少し飛び出している集塵カップ3が先に被加工部に接する。穿孔作業が進むに連れて弾性体4の反発力が大きくなり、集塵カップ3が被加工部に密着し集塵を行う。
ドリル20の穿孔操作で、チャック20aと該チャック20aに取付けられたビット21は共に回転する。ビット21に挿通した集塵具1は、チャック20aにベースカップ2が接していることで、チャック20a・ビット21・ベースカップ2は同回転することになる。集塵カップ3に固定された軸受け7とビット21との間にはクリアランスを設けることで、集塵カップ3はビット21の回転力を直接受けないが、軸受け7とビット21間で摺動させているため少しの回転力は受けることになる。回転するベースカップ2に対して、集塵カップ3は回転しない状態を作るため、集塵カップ3は被加工部と接する面で摩擦による制動をかけ、集塵カップ3に取付けた弾性体4の端部4aと、ベースカップ2に取付けた座金5との間で摺動し集塵カップ3の回転を抑えている。
図2は、集塵具1を装備する詳細図を示す。穿孔ビット21は、一般に多く使用されているSDS型のビットを使用している。このビット21は、穿孔径が変わってもチャック20aの挿通径は同じで、ドリル20のチャック20aに挿通しロックすることで取付けることができる。集塵具1の装着の方法は、穿孔ビット21に集塵カップ3と弾性体4、次にベースカップ2の順に挿通し、この穿孔ビット21をドリル20のチャック20aに取付けることで集塵具1が装着できる。また取り外しも同様で、ビット21を取り外すことで集塵具1は取り外すことができる。
但し、穿孔ビット21の穿孔径がチャック20aの挿通径より小さい場合は、ドリル20に穿孔ビット21を取付けし、ベースカップ2・集塵カップ3の順に装備する。
図3は、ベースカップ2の断面図を示し、ベースカップ2の必要性は次の通りである。ベースカップ2が無い場合では、弾性体4の端部4aとチャック20aの間で摺動させることになり、チャック20aの表面にゴム等でカバーされている場合には、チャック20aのカバーに破損が生じてしまう。弾性体4の端部4aがチャック20aに接しないようにするため、ベースカップ2に磨耗防止の座金5を取付け、座金5と端部4aの間で互いに摺動し、チャック20aの破損を防止している。また座金5と合わせて使用する材質に潤滑・耐熱に優れたテフロン(登録商標)・吸油金属等を使用することで、この部分の磨耗が押さえられより良くなる。
またベースカップ2は、もう一つの必要性がある。穿孔ビット21は、粉塵をかき出すためのラセン状の溝を設ける構造で、この部分を集塵カップ3は穿孔ビット21に沿って可動するため、集塵カップ3の軸受け7とビット21の隙間から粉塵の漏れが起こる。この粉塵の漏れをベースカップ2で受け止め、チャック20aへの粉塵の混入を防止している。
図4は、集塵カップ3の断面図を示す。集塵カップ3は、カップ3a・ストッパー3b・軸受け7を一体的に形成したカップ部31にゴムワッシャ6を介して、プレート3c・ゴムワッシャガイド3d・固定具3eで一体的形成したプレート部32を嵌め込むことにより構成されている。そのために、集塵カップ3に取付けた軸受け7に挿通しているビット21が、回転することでビット21への磨耗が考えられる。軸受け7の材質をビット21より柔らかい材質を使用し、ビット21と軸受け7の間のクリアランスをゴムワッシャ6で保つことでビット21の磨耗を抑えている。
集塵カップ3のプレート面の必要性は、プレート3cが被加工部の面と接することで摩擦力を増やし、滑りやすい被加工部においても集塵カップ3に制動をかけることと、プレート3cを集塵カップ3の内面に取付けることで、摩擦力が少なく集塵カップ3が回転した場合にも、遠心力による粉塵の飛散を防止することができる。プレート3cは、被加工部と密着して摩擦力が大きく磨耗の少ないウレタンやゴム等を使用する方法や、被加工部と接する部分に板状のスポンジ等を貼ることで密着を良くし、その部分が磨耗すると貼り換えるようにすればより良くなる。また、プレート3cにゴムとかスポンジ等の使用のほかに、被加工部の材質によって金属等の使用でもかまわない。
集塵カップ3の中ほどに位置するゴムワッシャ6は、ゴムワッシャガイド3dと軸受け7に囲まれ、フリーな状態にあり回転と上下動に対応する。ビット21の交換に際し、ビット21の穿孔径は軸受け7の内径の範囲内で行え、ビット21の穿孔径が小さくなると、軸受け7とビット21のクリアランスが大きくなる。この場合、軸受け7の部分から粉塵の漏れが多くなることと、ビット21の回転による集塵カップ3のブレが出てくるため、集塵カップ3のカップ部31からプレート部32を外し、ビット21に合ったゴムワッシャ6に交換することで、軸受け7から漏れる粉塵のシール効果と集塵カップ3のブレを抑えることができる。
図5は、コイルスプリングで形成した弾性体4を示す側面図である。弾性体4の端部4aは、チャック20aにビット21を挿通する径に絞って、弾性体4とビット21のブレを防止している。弾性体4の集塵カップ3の取付け端部4bは、コイルスプリングを密にして右巻きで集塵カップ3に取付ける。このように形成することで、弾性体4がビット21に巻き込みが発生した場合に、ドリルの回転とコイルスプリングの巻方向が同じ右回転のため、集塵カップ3の取付け端部4bにゆるみが発生し、集塵カップ3と集塵カップ3の取付け端部4bが摺動し、集塵具1の破損などを防ぐようにしたものである。
図6は、穿孔作業中の断面図である。穿孔個所を集塵カップ3で覆い、ビット21に沿って移動し粉塵を集塵カップ3に受け止める。集塵カップ3の可動範囲が最大になると、ストッパー3bがベースカップ2に接して弾性体4のヘタリを防止する。また、ストッパー3bの長さを決めることで、被加工部の深さを一定にすることができる。
図7は、穿孔径の異なる穿孔ビット21と、穿孔ビット21にゴムワッシャ6を取付けた側面図で、図7Aは穿孔径21aが大きい穿孔ビット21、図7Bは穿孔径21aが小さい穿孔ビット21を示す。図7Cは、穿孔ビット21にゴムワッシャ6取付けた状態を示すものである。穿孔作業による粉塵の排出は、集塵具1を装備したドリルを逆さにして粉塵の排出を行う。その場合、集塵具1を挿通することで装備しているため、穿孔ビット21から集塵具1の脱落が考えられる。しかし、チャック20aの挿通部21bの径に絞った弾性体4の端部4aの弾性力で、穿孔ビット21に取着し脱落を防止している。
また、ドリルを振るなどの衝撃を与えて粉塵を排出した場合、図7Aの穿孔ビット21は、穿孔径21aがチャック20aの挿通部21bの径より大きいため、挿通部21bの径に絞った弾性体4の端部4aにより、集塵具1の脱落は起こらない。図7Bの穿孔ビット21は、穿孔径21aがチャック20aの挿通部21bの径より小さく、穿孔ビット21から集塵具1の脱落が起こり得る。このような脱落の防止のため、穿孔ビット21に合ったゴムワッシャ6をフリーな状態に設けてあることで、粉塵の排出の時に穿孔ビット21の先端の超鋼チップ21cが、図7Cに示すようにゴムワッシャ6に引っかかり集塵具1の脱落を防止している。
図8は、集塵具1と穿孔ビット21を係合するために、該穿孔ビット21に加工等を施したものを示す側面図である。図8Aは、穿孔ビット21にリング16を取付けた側面図、図8Bは穿孔ビット21に凸部17、図8Cは凹部18を設けた側面図である。
本実施例は、穿孔ビット21に固定することなく該集塵具1を係合することを特徴とするもので、穿孔ビット21から集塵具1の脱落を防止するものである。
図8Aでは、ベースカップ2の座金5と弾性体4の端部4aが摺動する箇所に、弾性的なリング16を穿孔ビット21の軸に取着することで、該リング16と弾性体4の端部4aとが係合し、弾性体4がベースカップ2と上記リング16との間に保持され、集塵具1の脱落を防止することができる。
図8Bでは、穿孔ビット21の軸に凸部17をベースカップ2の座金5と弾性体4の端部4aが摺動する箇所に設けることで、上記リング16を取付けた場合と同じ様に、弾性体4をベースカップ2と凸部17との間に係合し、集塵具1を保持することができる。
また、穿孔ビット21の穿孔径に関係なく凸部17を取付けることで、弾性体4の端部4aをベースカップ2と穿孔ビット21の凸部17の範囲に配置することで、より安定した位置に集塵具1を装備できる。
図8Cでは、穿孔ビット21の軸に凹部18をベースカップ2の座金5と弾性体4の端部4aが摺動する箇所に設けることにより、集塵具1を弾性体4の弾性的な端部4aを凹部18の範囲内に位置することができ、集塵具1の脱落の防止ができる。
また、凹部18を穿孔ビット21の軸に細い凹部18を複数に設け、リング16と組み合わせることで弾性体4の端部4aを任意の範囲に位置することもできる。
図9は、ベースカップ2を集塵カップ3に収納する断面詳細図、図9Aは収納の方法で、図9Bは収納の完了を示したものである。作業完了後にドリル20から集塵具1を外した時、集塵カップ3の集塵口の個所にベースカップ2を収納することができる。図9Aで、ベースカップ2の表面の縁部には凸部2aと中央部に凸部2bを設けてあり、凸部2aはベースカップ2を集塵カップ3から取り出す場合、作業者が手袋等をしていても取り出しやすくするために取付けられている。また、凸部2bはベースカップ2を集塵カップ3に収める場合に、奥行きは固定具3eまで収まり、プレート3cの内側3c−1と凸部2bが係合することでベースカップ2は収納でき、図9Bのように、集塵具1が一体化することで部品の紛失を防ぐことができる。
図10は、被加工部が凹凸のあるスラブ(凹凸の鋼板の上にコンクリートで施工する工法)等の扁平でない被加工部で、屈折した境目付近の穿孔作業の実施例を示す図である。図10Aは、集塵カップ3にスリットカバー19と蛇腹22を取付けた状態を示す側面図、図10Bは該集塵カップ3を装備したドリル20による穿孔作業中の断面側面図である。
図10Aの集塵カップ3で、カップ部31の被加工部と接する部分に、弾性的なゴム板等にスリットを入れることで屈曲可能にしたスリットカバー19を取付ける。このスリットカバー19は、集塵カップ3を被加工部に押し当てた時に、カバーがカップの中に巻き込まれないように先端を広げ、スリット部が重ならないよう積層して取付ける。
また、集塵カップ3で穿孔ビット21を挿通する軸受け7が自在に動くように、集塵カップ3のカップ部31の一部に蛇腹22を設けている。
上記の集塵カップ3を使用する図10Bの穿孔作業で、屈折した被加工部に集塵カップ3が接し、蛇腹22を介して取付けられている軸受け7は自在に動き、垂直な穿孔作業することができる。この場合、被加工部が屈折している箇所と集塵カップ3の隙間からの粉塵の漏れは、スリットカバー19が覆い、粉塵の飛散を防止できる。
なお、上記ではスリットカバー19と蛇腹22とを取付けた実施例を示したが、いずれか一方のみであっても良いことは言うまでもない。
図11は、梁とスラブの境目付近の穿孔作業に対応する実施例を示す図で、図11Aは半円形の集塵カップ3を設けた状態を示す断面側面図、図11Bは被加工部と接する面の集塵カップ3の正面図、図11Cは該集塵カップ3を装備したドリル20による穿孔作業中の断面側面図である。
図11Aに示す集塵カップ3は、集塵カップ3の形状を半円形にし、集塵カップ3の変形した縁部と穿孔ビット21の位置する長さを短くした形状にしたものである。
図11Bは、被加工部と集塵カップ3と接する面の図を示し、同図示のとおり集塵カップ3の中央部に軸受け7を配置して、穿孔ビット21を挿通した時に集塵カップ3の縁部と穿孔ビット21が接触しない、円弧の一部を直線状に変形し半円形状の集塵カップ3にしてある。
図11Cは、穿孔作業中を示す図で、被加工部が梁等に近い付近での穿孔作業では、集塵カップ3の一片の変形箇所を梁側に当てることで、梁等に近い付近の穿孔作業ができる。
また、穿孔作業をする場合、被加工部に穿孔箇所を墨付けして作業を行うが、円形等の集塵カップ3を被加工部に当てるときには、集塵カップ3が死角を作り被加工部の穿孔箇所の墨が見えなくなる。このように穿孔箇所が死角になると、集塵カップ3を片手で下げ墨を確認しながら穿孔ビット21の先端を穿孔箇所に当てることになる。そこで、集塵カップ3を半円形にすることで、ドリル20を水平の状態から被加工部の穿孔箇所に当てると、集塵カップ3の重心の位置から穿孔ビット21に近い一片が上向きなり、集塵カップ3を被加工部に当てる時に死角にならず、穿孔箇所の墨の位置に集塵カップ3を当てることがでる。
図12は、風等の影響で粉塵の飛散に対応する実施例を示す図で、図12Aは集塵カップ3のカップ部31にスカート3fを設けた状態を示す図、図12Bは該集塵カップ3を装備したドリル20による穿孔作業中の断面側面図、図12Cはスカート3fにブラシ26を取付けた断面側面図である。
図12Aで、弾性体4の伸縮幅が穿孔の深さとなり、弾性体4の伸縮幅を確保しながら風等の影響を受けなくするため、集塵カップ3のカップ部31にスカート3fを設ける。
そして、その上にストップゲージ23設け、集塵カップ3とスカート3fの部分に凹状の目盛り24を取付ける。目盛り24は、穿孔の深さを認識するため、またストップゲージ23はベースカップ2に当接することにより一定深さの穿孔作業を行うためのものである。
なお、上記目盛り24は、本実施例の場合凹状で示したが、凸状であっても良い。
図12Bに示す穿孔作業中の図で、穿孔ビット21が被加工部と接する時に、スカート3fはベースカップ2と重なりあう状態に位置する。そして、穿孔作業中はベースカップ2にスカート3fでフタをした状態にすることで、軸受け7から漏れてくる粉塵は、風等の影響があってもベースカップ2に受け止めることができる。
また、図12Cに示した図で、ベースカップ2とスカート3fが重なり合う箇所の隙間については、スカート3fに毛足の細いブラシ26を設けることで、ベースカップ2とスカート3fの隙間のシールを良くすることができる。
粉塵の排出については、ドリル20に集塵具1を装備した状態で逆さにし、粉塵の排出を行うが、スカート3fに粉塵が入らないようにスカート3fの端部を内曲げにして、ベースカップ2からの粉塵の混入を防いでいる。それと、スカート3fの端部を内曲げにすることで、ベースカップ2との重なりもスムーズに行える効果もある。
図13は、ビット21が長い場合の実施例を示す側面図で、図13Aは継手で連結するもの、図13Bは補助カップで連結するもの、図13Cは筒状連結体で連結したものを示す。
図13Aに示すものは、弾性体4を継手12で連結したものであり、弾性体4の端部に凸部12aと凹部12bを形成するとともに、ベースカップ2側の弾性体4と集塵カップ3に取付ける弾性体4にも、それぞれ継手部の凸部12a・凹部12bを取付け、これら凸部12aを凹部12bとを互いに係合することにより、長尺のビット21に適用するものである。ビット21が長くなると、連結用の弾性体4をビット21に集塵具1を装備した長さに連結することで、長いビット21に対応することができる。
図13Bは、ビット21が長くなるとベースカップ2と集塵カップ3の間が長くなり、軸受け7の隙間から漏れる粉塵をベースカップ2で受け止める効果が落ちるため、集塵カップ3の下部の継手12に集塵カップ3に取付けた弾性体4の隙間から漏れる粉塵は補助カップ13を取付けることで、より良い集塵効果が得られる。
図13Cは、長いビット21の場合、弾性体4を連結することで対応できるが、一度に深い穿孔を必要としない場合は、連結用の弾性体4の代わりに連結体14を取付けすることで代用できる。連結体14は、伸縮しない筒状の物で、両端には連結用の弾性体4と同様の継手12の凸部12a・凹部12bを取付け、集塵具を装備したビットの長さに連結することで作業を行うこともできる。連結体14で深孔作業の場合、ストッパー3bで集塵カップ3の可動範囲が最大に達すると、可動範囲の長さの連結体14を取り外して、穿孔作業を行うことで深孔の穿孔作業も行える。
また深孔の穿孔作業の必要が無く、天井面の穿孔作業で脚立の使用ができない場合、脚立を使用しても天井面の被加工部にビット21が届かない時などに、長軸のビット21を使用する場合がある。この場合、連結体14集塵具1の装備した状態のビット21の長さに合わせて穿孔ビット21が挿通可能でクリアランスに余裕のある径のパイプを切断し、両端に継手12を取付け装備する。このように弾性体4と連結体14を組み合わせて使用することで、あらゆるビット21の長さに対応できる。
図14は、弾性体4の他の実施例を示すものである。図14Aは、弾性体4の材質に軟質の樹脂をジャバラ状に形成して弾性体4として使用したものを示したものである。図14Bは、コイルスプリングと樹脂・ゴム等のカバーとを合わせることで、弾性体4の耐久性・強度などを上げる方法を示したものである。図14Cは、布状の材質をコイルスプリングに皮膜したものを示したものである。このように形成することにより、風の影響などで粉塵の飛散が起こる作業場所では、弾性体4にカバーを取付け粉塵の飛散を防止することができる。
図15は、ドリル20と集塵具1との間に摺動体15を設けた断面側面図の実施例を示すものである。
被加工部に凹凸があり、集塵カップ3が接している面からの粉塵の漏れがある場合、ベースカップ2を大きくすることで広い範囲で粉塵を受け止めることができる。その場合、大径のベースカップ2を回転させることは、ベースカップ2の回転力や遠心力が大きく成り過ぎて粉塵の飛散の可能性がある。そこで、ドリル20のチャック20aとベースカップ2の間に摺動体15を設け、集塵カップ3とベースカップ2の回転を抑えることで、ベースカップ2が大径にでき、粉塵の保持量や集塵面積の範囲を増やすことができる。
また、地下等のピット内で被加工部が濡れて水滴等がある場合、被加工部を振動して穿孔するため、被加工部の水滴をドリル20に浴びることになる。このような場合、水滴等からドリル20を守るため、ベースカップ2を大きくすることでドリル20を水滴から保護することができる。そして、粉塵を保持するベースカップ2の部分を2重の形状にし、ベースカップ2の中央部2dは軸受け7からの粉塵を受け止め、外側部2eは被加工部の集塵カップ3外から落ちる粉塵や水滴等を保持する。この様にベースカップ2を2重の形状にすることで、外側部2eに保持した液体を穿孔ビット21から伝ってくるのを防止しすることができ、ドリル20の漏電や腐食等を防止することができる。
図16は、ドリル20と集塵具1との間に干渉体8を設けた断面側面図の実施例を示すものである。
ドリル20が旧型または大型のタイプで、チャック20aと穿孔ビット21が共に振動する方式があり、この場合、チャック20aに接するベースカップ2が直接振動を受けることで、ベースカップ2の破損やカップからの粉塵の飛散が起こることがある。この振動をベースカップ2に伝えないために、ベースカップ2は同図に示すようにコイルスプリングの干渉体8を介して磁石9を取付け、磁石9の磁力によりチャック20aに取着させ、チャック20aが振動してもベースカップ2はガタ付かず、干渉体8が振動を吸収してベースカップ2を安定に保つことができる。
図17は、集塵カップ3の軸受け7の固定についての他の実施例を示す図で、集塵カップ3の取付け部に複数のスリット25を設け、弾性体4により締め付けることにより、軸受け7の交換を容易にしたものである。図17Aは、集塵具1の断面側面図、図17Bは集塵カップ3の軸受け7の固定方法の側面図である。図17Cは、ベースカップ2の中に集塵カップ3を収納する断面側面図、図17Dはベースカップ2の中に集塵カップ3を収納した斜視図である。
図17Aは、集塵カップ3の製作を簡素化にすることで、軸受け7は穿孔ビット21とのクリアランスの分だけ軸受けからの粉塵量が増えてくる。その粉塵量を防ぐために、穿孔ビット21に適した軸受け7に容易に交換できることで、軸受け7からの粉塵の漏れを少なくすることができる。
また、ベースカップ2を大きくすることで粉塵を多く保持し、ベースカップ2と集塵カップ3が当接することによる弾性体4のヘタリを防止するため、ベースカップ2の端部2a−2と集塵カップ3の端部3gが当接することで弾性体4のヘタリを防止する。
そのベースカップ2は、座金5も耐摩耗性のゴムシート5aを使い、ベースカップ2をベースカップ2aとベースカップ2bに分割して係合する時に取着することで、ゴムシート5aの固定とベースカップ2の分割部分のシール効果も得ることができる。そして、ベースカップ2のゴムシート5aと弾性体4の端部4aの間で摺動させるが、ゴムシート5aはゴムの性質から摩擦力が大きくなる。しかし、軸受け7からの微細な粉塵がベースカップ2に入ることで、ゴムシート5aと弾性体4の端部4aの部分では粉塵により、摩擦力を軽減する効果を得ることになる。この粉塵を潤滑剤に利用することで、ゴムシート5aと弾性体4の端部4aは滑らかな摺動が得られる。
図17Bは、集塵カップ3の軸受け7の取着方法で、集塵カップ3に弾性体4を取付けることで、軸受け7を取着する。その取着方法は、集塵カップ3に弾性体4の取付け部3hにスリット25を数本設け、その中に軸受け7を挿通し、集塵カップ3の取付け部3hの径より、少し小さい内径の弾性体4の密巻き部4bを取付け、弾性体4の密巻き部4bによる3hの締め付けにより軸受け7を取着し、軸受け7の交換を容易したものである。その軸受け7は、穿孔ビット21の径に合わせるため、軸受け7の端部を絞り加工にし、外径は一定で内径は穿孔ビット21の径に合わせ、軸受け7からの粉塵の漏れを少なくすると共に、軸受け7と穿孔ビット21のクリアランスが大きくなることによるブレを防止する。
図17Cは、ベースカップ2を大きくしたことで、ベースカップ2の中に集塵カップ3を収納することが出来る。ベースカップ2をベースカップ2aとベースカップ2bに分離し、その中に集塵カップ3を入れ、ベースカップ2a−1の部分とベースカップ2b−1の部分で係合することで、図17Dのように集塵カップ3をベースカップ2の中に収納することが出来る。
なお、この実施例8は、これまでに記述した全ての実施例に対応するものである。
本発明による集塵具をドリルに装備した断面側面図である。 本発明による集塵具の装着方法を示す展開図である。 本発明による集塵具のベースカップの断面側面図である。 本発明による集塵具の集塵カップの断面側面図である。 本発明による集塵具の弾性体の側面図である。 本発明による集塵具を装着したドリルにて穿孔作業中の状態を示す要部拡大断面図である。 穿孔径の異なる穿孔ビットと穿孔ビットにゴムワッシャの取付けを示す図で、図7Aは穿孔径が大きい穿孔ビットの側面図、図7Bは穿孔径の小さい穿孔ビットの側面図、図7Cは穿孔ビットにゴムワッシャを取付けた状態の拡大側面図である。 穿孔ビットに加工等を施したものを示した側面図で、図8Aはリングを設けた側面図、図8Bは凸部を設けた側面図、図8Cは凹部を設けた側面図である。 集塵具の収納状態を示す要部拡大図で、図9Aは集塵カップにベースカップが収まる位置の断面側面図、図9Bは収納した状態を示す斜視図である。 屈折した被加工部に対応できる集塵具を示した図で、図10Aはスリットカバーと蛇腹を設けた側面図、図10Bはスリットカバーと蛇腹を設けた集塵カップで穿孔作業中の断面側面図である。 梁などの接近した付近に対応できる集塵具を示した図で、図11Aは半円形の集塵カップを装備した側面図、図11Bは被加工部と接する部分の図、図11Cは半円形の集塵カップで穿孔作業中の断面側面図である。 風等で粉塵の飛散を防止できる集塵具を示した図で、図12Aは集塵カップにスカートを設けた側面図、図12Bはスカートを設けた集塵カップで穿孔作業中の断面側面図である。 ビットが長い場合の集塵具の装着を示した図で、図13Aは弾性体を連結した側面図、図13Bは弾性体の継手に補助カップを取付けた側面図、図13Cは弾性体と連結体を組み合わせた状態の側面図である。 他の弾性体実施例を示した図で、図14Aはジャバラ状に形成した弾性体の断面側面図、図14Bはジャバラ状に形成した弾性体とコイルスプリングを組み合わせた断面側面図、図14Cはコイルスプリングに皮膜を施した断面側面図である。 ベースカップとドリルとの間に摺動体を取付けた断面側面図である。 ベースカップとドリルとの間に干渉体を取付けた断面側面図である。 集塵具を簡素化するための実施例で、集塵カップの軸受けの取着方法、集塵具の収納方法を示した図である。図17Aは、簡素化した集塵具の断面側面図、図17Bは軸受けを取着する方法の側面図である。図17Cは、ベースカップの中に集塵カップを収納する場合の断面側面図、図17Dはベースカップの中に集塵カップを収納した斜視図である。
符号の説明
1 集塵具
2 ベースカップ
3 集塵カップ
31 カップ部
32 プレート部
3c プレート
3f スカート
4 弾性体
6 ゴムワッシャ
8 干渉体
12 継手
13 補助カップ
14 連結体
15 摺動体
16 リング
17 凸部
18 凹部
19 スリットカバー
20 ドリル
20aチャック
21 穿孔ビット
22 蛇腹

Claims (14)

  1. コンクリート・石材等の天井・壁・床面等にドリルに取り付けた穿孔ビットで穿孔作業を行う際に粉塵の飛散を防ぐ集塵具において、被加工部と接する集塵カップと、ドリルのチャックに接しカップの開口を集塵カップの方にするベースカップと、これら集塵カップとベースカップとを連結する弾性体とを穿孔ビットに挿通し、該ベースカップと弾性体の端部とは摺動するようにしたことを特徴とする集塵具。
  2. 上記、弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸にリングを設けることを特徴とする請求項1記載の集塵具。
  3. 弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸に凸部を設けることを特徴とする請求項1記載の集塵具。
  4. 弾性体の端部を穿孔ビットの軸に保持するため、ベースカップと弾性体の端部が摺動する部分の穿孔ビットの軸に凹部を設けることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の集塵具。
  5. 集塵カップと被加工部が接する面にプレートを設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の集塵具。
  6. 集塵カップの中央にゴムワッシャを設けることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の集塵具。
  7. 集塵カップのカップ部にスリットカバーを設けることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の集塵具。
  8. 集塵カップのカップ部の一部に蛇腹を設けることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の集塵具。
  9. 集塵カップの底面の中央部より穿孔ビットを挿通した時に集塵カップの縁部と穿孔ビットが接触しない、円弧の一部を直線状に変形させた半円形状の集塵カップであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の集塵具。
  10. 集塵カップのカップ部にスカートを設けることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の集塵具。
  11. 弾性体同士が継手を介して連結していることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の集塵具。
  12. 弾性体の継手に補助カップを設けることを特徴とする請求項11記載の集塵具。
  13. 弾性体連結体は継手を介して連結していることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の集塵具。
  14. ドリルとベースカップとの間に干渉体を設けることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の集塵具。
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