JP4210778B2 - 縦横デットボルト錠 - Google Patents

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縦方向と横方向を同時に施錠する錠に関する。
近年、住居の窓で洋風の両開き窓が増えている。
その窓の防犯の為に掛け金等を設け、窓毎にツマミを操作する等して戸締りしている。
しかしガラスを割られ、室内側に手を入れてツマミを操作して解錠される心配が有る。開き窓に対しても合鍵を使って施錠のできる錠が求められる。
型開きの窓の場合は開き扉用の小型の鍵の使用が考えられる。
両開きの窓の場合は2個の錠を使い、扉毎に下枠に施錠する事が考えられる。
あるいは窓の子扉側をフランス落しや掛け金で固定し、親扉を子扉に対して施錠する事が考えられる。
従来の扉錠でグレモン締り錠がある。この錠は扉に機密性や防音性が要求される時に使用する。
大型のハンドルを回すと、デットボルトが錠受けに対して扉の閉じる方法に圧力を掛けながら横方向に突き出すと同時に、上下方向にロッド棒が同様に圧力を掛けながら突き出す。
次に合鍵を回して突き出したデットボルトとロッド棒を固定する。
このグレモン錠も縦方向と横方向を同時に施錠する事ができる。
しかし小型で薄い両開き窓に使うにはあまりに大きく、そして重すぎる。
小型の窓では大型のハンドルは必要無く、強力な圧力も必要無い。
特開2003−227258
両開き窓から侵入する犯罪の防止に必要な、1個の錠で両側の扉を施錠できる錠を作る事が課題である。
グレモン錠のようなロッド棒を持たず、ハンドル操作も必要の無い錠で、合鍵で操作ができて、1個の錠の施錠操作で両方の扉が簡単に効果的に施錠できる錠を作る事が課題である。
1個の錠に、突き出す方向を90度変えた2個のデットボルトを設け、合鍵の操作で2個のデットボルトが同時に突き出し、引込む錠を作った。
両扉の片側を親扉、片側を子扉として説明する。
親扉に発明の錠を取り付け、1個のデットボルトで親扉を下枠に固定する。
同時にもう1個のデットボルトで子扉を親扉に固定する。
発明の縦横デットボルト錠の施錠原理を図1、2に基づいて説明する。
図2が縦デットボルト(11)と横デットボルト(12)を持つ縦横デットボルト錠である。この錠を図1のように両開き窓の親扉下框(2)の戸先下部に取り付け、子扉下框(5)の戸先下部には横デットボルトを受ける横受け(9)を取り付ける。縦デットボルト位置の下枠(1)に縦受け(10)を取り付ける。
図1は錠ケース(8)に組み付けたシリンダー(26)を合鍵で操作して、縦横両デットボルトを突き出し、縦デットボルト(11)で親扉を下枠に対して固定すると同時に、突き出した横デットボルト(12)で子扉を親扉に対して固定する。
1個の錠の1回の合鍵操作で、両開き窓の両扉の施解錠を行うのが本発明の錠の特徴である。
発明の縦横デットボルト錠の仕組みを図3、図4で説明する。
シリンダーはシリンダーダルマ(17)に組み付ける。
図6のようにシリンダーダルマにサムターン(35)を組み付けても良い。
また、図6のように窓の室外側にシリンダー(33)を組み付ければ室外側からも施解錠操作ができる。図3、4ではシリンダーダルマ(17)とカム軸(21)を分けたが、カム軸上にシリンダーダルマを設け、カム軸上にシリンダーを組み付けても良い。
その場合はシリンダーの錠ケースからの突き出し寸法が大きくなる。
図3は縦横デットボルトを引込めた解錠状態を示す。
カム軸(21)に縦デットボルト(11)を動かす縦カム(27)と、横デットボルト(12)を動かす横カム(22)を設け、カム軸を回す事で縦横両デットボルトを動かす。縦デットボルトと横デットボルトが重ならないように縦横デットボルト位置をずらして有る。
図3Aは横デットボルトの中心位置の断面であり、図3Bは縦デットボルトの中心位置の断面である。
図4は縦横デットボルトを突き出した施錠状態を示す。
カム軸(21)とギアで連結したシリンダーダルマ(17)に組み付けたシリンダーを、合鍵で操作する事で縦横デットボルトの両方を同時に出し入れする。
図5A、図6はシリンダーやサムターンの組み付け構造を説明するものだが、シリンダーやサムターンの組み付け方法は従来から有る方法で良く、この場での詳しい説明は省く。
図3Cは請求項3記載のカム構造を示す。
カム軸(21)に縦デットボルトを出し入れする縦カム(27)と、横デットボルトを出し入れする横カム(22)の、2個のカムを回転面を離して設け、両カム間に90度の角度差(28)を設けた構造である。
90度の角度差を設けた事で、2個のデットボルトを縦と横に90度の角度差を持って出し入れする事ができる。
図1、2、3、4、5、6、7は、錠を扉の室内側面に面付けして取り付ける面付け型の錠である。
開き窓の厚さは一般のゲートに使う開き窓と比べると薄く、強度も弱いものである。その扉の戸先下部に錠を掘り込んで取り付けようとすると大きく扉の強度を低下させる。その為に面付け型の方が良いと考える。
面付け型にした場合の問題として、施錠した状態の横受け(9)を外されてしまう事が考えられる。それを解決したのが請求項2記載の面付け横受けである。
図7に基づいて面付け横受けを説明する。
錠受けの表面(40)にネジ通し穴(37)を設け、座板(41)を取り付けネジ(38)で扉に固定するもので、施錠時にデットボルト(12)が座板と表面の間の受け穴(36)に入り、受け穴を満たす事でデットボルトによってネジ通し穴が塞がれ、取り付けネジが外せなくなるものである。
図7Aが解錠状態で、ネジ通し穴(37)から取り付けネジ(38)やドライバーを入れる事ができる。図7
Bが施錠状態で、デットボルトによってネジ通し穴(37)が塞がれ、ドライバーを差し込む事ができない。
図8、9、10で示したのが請求項4記載のカム構造である。1個のシリンダーダルマ(52)の同一回転面上に、縦デットボルトを出し入れする縦カム(54)と横デットボルトを出し入れする横カム(53)の2個のカムを、90度の角度差(63)を持たせて設けたものである。90度の角度差を設けた事で2個のデットボルトを縦と横に90度の角度差を持って出し入れする事ができる。
図8、9は縦横デットボルト錠を親扉戸先(3)の下部に掘り込んで取り付けた状態を示す。
開き窓の多くは戸先框と下框をこの角で組み合わせてある。その為にこの位置に扉を掘り込む事は扉の強度を大きく落とす事となり、好ましくない。
図8、9は縦横デットボルト錠が、必要とあれば掘り込み型でも作れる事を示す為のものである。
引違い窓を合鍵で施錠する金具は、従来から鍵付きクレセントやファスナーロックが有る。
しかし両開きの窓を合鍵で施錠する金具は見られなかった。
合鍵で施錠する意味は、ガラスや扉に工具を使って穴を開け、その穴から道具や指、手を差し込んで解錠するのを防止する為である。
鍵で施錠してあれば、泥棒はガラスや扉に自分の体が通るだけの大きさの穴を開けるか、錠を破壊しないと屋内に侵入する事はできない。
本錠は錠の強度を確保し易い構造であり、開き窓の防犯に大きく貢献できるものである。
発明の縦横デットボルト錠は、両開きの窓の室内側に図1のように取り付けて使用するのが最も効果がある。
親扉戸先下部室内側面に面付けして取り付ける事で、扉の強度を低下させる心配が無い。
シリンダー(26)に合鍵を差し込んで施錠側に回すと縦デットボルトと横デットボルトの2個のデットボルトが突き出し、縦デットボルトが下枠に設けた縦受けに入り、親扉を下枠に対して固定する。
同時に、横デットボルトが子扉の戸先下部室内側面に設けた横受けに入り、子扉を親扉に対して固定する。
発明の縦横デットボルト錠は、両開き窓を繁止する為に従来から使用されている掛け金と合わせて使用する事でより窓が使い易くなる。
従来から使用されている掛け金は施錠するものでは無い。ゲートの扉を施錠する錠で言えば、扉を繁止するラッチボルトのようなものである。それと合わせてデットボルトの役割をする本錠を設ける事で、両開き窓の必要な防犯を確保する事ができる。
両開き窓に対して掛け金で扉を閉じ、発明の縦横デットボルト錠一個で両扉の施錠を行う事で、両扉の施錠が1回の操作で行える。
掛け金は無くても施錠はできるが、掛け金は扉を開いた位置で止め置く働きも有り、本錠とは別の機能を持つものであり、合わせて使った方が良い。
発明の縦横デットボルト錠を両開き窓に取り付けて施錠した斜視図である。 縦横デットボルト錠の斜視図である。 A.図2のAA断面で解錠状態を示す。 B.図2のBB断面で解錠状態を示す。 C.請求項3記載のカム構造を示す。 A.図2のAA断面で施錠状態を示す。 B.図2のBB断面で施錠状態を示す。 A.図3のC位置断面を示す。 B.図3のD位置断面を示す。 C.図3のE位置断面を示す。 図5Aにあたる図で、シリンダーとサムターンを組み付けた変形例を示す。 A.横受けの解錠時の斜視図である。 B.施錠時の斜視図である。 請求項4記載のカム構造を使った縦横デットボルト錠である。 図8のF位置断面を示す。 請求項4記載のカム構造を示す。
符号の説明
1 下枠
2 親扉下框
3 親扉戸先
4 ガラス
5 子扉下框
6 子扉戸先
7 ガラス
8 錠ケース
9 横受け
10 縦受け
11 縦デットボルト
12 横デットボルト
13 シリンダーホルダ
14 固定溝
15 ネジ
16 取り付けネジ穴
17 シリンダーダルマ
18 シリンダー軸受け
19 ギア
20 カムダルマ
21 カム軸
22 横カム
23 ギア
24 ロッキングバー
25 ロッキングピン
26 シリンダー
27 縦カム
28 90度の角度差
29 ロッキングピン
30 底板
31 シリンダー軸
32 シリンダー固定ネジ
33 シリンダー
34 サムターン筒
35 サムターン
36 受け穴
37 ネジ通し穴
38 取り付けネジ
39 従来型取り付けネジ
40 表面
41 座板
51 錠ケース
52 シリンダーダルマ
53 横カム
54 縦カム
55 横デットボルト
56 縦デットボルト
57 ロッキングバー
58 シリンダー固定ネジ
59 横受け
60 縦受け
61 シリンダー軸受け
62 シリンダー
63 90度の角度差

Claims (4)

  1. 1個の錠ケース(8)に、解錠時に錠ケース内に収納される縦デットボルト(11)と横デットボルト(12)を有し、錠ケースに組みつけたシリンダー(26)の合鍵やサムターン(35)を回すと、縦デットボルトが縦方向に突き出すと同時に、横デットボルトが水平方向に突き出し、縦方向と横方向を同時に施錠する事を特徴とする縦横デットボルト錠。
  2. 縦横デットボルト錠の、横デットボルト(12)を受ける錠受けである横受け(図7)で、横受けの表面(40)に、横受けを取り付ける為の、取り付けネジ(38)とドライバーを通す為のネジ通し穴(37)を設け、横受けの座板(41)に、取り付けネジで止める為の座ぐり穴を設け、解錠状態で、ネジ通し穴(37)から取り付けネジ(38)とドライバーを差し込み、取り付けネジで座板を相手側扉の表面にネジ止めする事で、施錠状態では横受けの受け穴(36)に入った横デットボルト(12)がネジ通し穴(37)を塞ぎ、取り付けネジ(38)を外せなくして、横受けを外せなくした事を特徴とする、面付けの横受け(図7)と請求項1記載の錠からなる縦横デットボルト錠構造
  3. 1個のカム軸(21)に、縦デットボルト(11)を出し入れする縦カム(27)と、横デットボルト(12)を出し入れする横カム(22)の、2個のカムを90度の角度差を持たせて組みつけた事で、90度の角度差を持って2個のデットボルトを同時に出し入れする事を特徴とする、請求項1記載の縦横デットボルト錠
  4. 1個のシリンダーダルマ(52)に、縦デットボルト(56)を出し入れする縦カム(54)と、横デットボルト(55)を出し入れする横カム(53)を、90度の角度差を持たせて組みつけた事で、90度の角度差を持って2個のデットボルトを同時に出し入れする、請求項1記載の縦横デットボルト錠

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