JP4209960B2 - 給油径路の油流検知装置 - Google Patents

給油径路の油流検知装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリスや潤滑油などのオイルが流される給油径路に設けられオイルが流れたことを検知する給油径路の油流検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図5に示すように、この種の給油径路の油流検知装置Sとしては、オイルが流される給油径路に設けられオイルの入口1及び出口2を備えたブロック状のケース体3と、入口1と出口2との間のオイルの流路空間4に設けられオイルの非流れ時に該流路空間4の入口側を接触によって塞ぎオイルの流れ時にオイルの流れによって移動させられて該流路空間4を開放してオイルを流すピストン5と、ピストン5を流路空間4の入口側を塞ぐ方向に付勢するコイルスプリング6と、ピストン5の出口側端部に対向してケース体3に設けられピストン5の移動を検知するセンサ7とを備えて構成されたものがある。センサ7は、接触型のセンサであって、ピストン5の出口側端部に設けた電極8が接触したときオン動作して検知信号を送出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の給油径路の油流検知装置Sにあっては、ピストン5は流路空間4の入口側を接触によって塞いでいるので、オイルが流れたときすぐ離間してしまい、そのため、ピストン5のストロークが短いことから、例えば、微細なごみの影響やエアが流れる等の影響で、オイルが流れなくてもピストン5が移動してこれを検知してしまうという欠点がある。即ち、ピストン5が過敏に動くので、誤検知し易く、信頼性に劣るという問題があった。
また、ピストン5の電極8がセンサ7に接触したとき検知信号を送出するようにしていることから、接触不良が生じたときには、オイルが流れてもこれを検知しないので、この点でも信頼性に劣るという問題があった。更に、センサ7がオイルに晒されるので、寿命が短くなり易く耐久性に劣るという問題もあった。
【0004】
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、オイルの流れの検知を確実に行なうことができるようにして、装置の信頼性の向上を図った給油径路の油流検知装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するための本発明の技術的手段は、オイルが流される給油径路に設けられオイルの入口及び出口を備えたケース体と、該ケース体に設けられ入口から出口に向けてオイルが流れたとき該オイルの流れによって移動させられるピストンと、該ピストンの移動を検知するセンサとを備えた給油径路の油流検知装置において、上記ピストンにオイルが流入する流入口及びオイルが流出する流出口を有した通路を設け、上記ケース体内に上記入口に通孔を介して連通する入口室及び上記出口に連通孔を介して連通する出口室を設け、該入口室及び出口室間を連通する挿通孔を設け、上記ピストンをオイルの非流れ時に上記入口室に突出する突出位置及びオイルの流れ時に出口室に没入する没入位置に移動可能になるように上記挿通孔に摺動可能に挿通し、上記ピストンを突出位置側に付勢するスプリングを設け、上記入口室にオイルの非流れ時に該入口室の通孔の開口を塞ぐとともにオイルの流れ時に上記ピストンの通路の流入口を塞いで該ピストンとともに移動する弁体を設け、上記入口室側に上記ピストンの没入位置側への移動途中で該ピストンの移動を許容し上記弁体の移動を停止させて該ピストンの流入口からオイルを該ピストンの通路へ流入させるストッパ部を設け、上記弁体がストッパ部で停止させられたときオイルを該ピストンの通路の流出口から上記出口に流すようにした構成としている。
【0006】
この構成により、弁体がストッパ部で停止させられたときオイルの流れによってピストンを更に移動させるとともに、オイルをピストンの通路の流入口から流出口に流して出口から流すようにしたので、弁体がストッパ部で停止させられるまでは、ピストンを移動させることができ、そのため、ピストンのストロークを長くとることができる。その結果、ピストンの移動距離を長くすることができるので、充分な距離を移動したところで、センサによってこのピストンの移動を検知することができ、そのため、ピストンの僅かな動きを検知しないようにすることができることから、微細なごみの影響やエアが流れる等の影響で、ピストンが僅かに動いたことを検知する誤検知が防止され、信頼性が向上させられる。
【0007】
そして、必要に応じ、上記出口室を外部に開放する開口を有してケース体に形成し、該出口室の開口から該出口室に上記連通孔を連通状態にして嵌挿され底壁部に上記センサが収納されるセンサ収納部を有したキャップ状のセンサ保持体を設けた構成としている。
これにより、センサを収納したセンサ保持体を出口室の開口から嵌挿して組立てることができるので、組立作業が容易で、作業効率が極めて良いものになる。
また、必要に応じ、上記出口室に上記ピストンが収納されるピストン収納体を設け、該ピストン収納体内に上記挿通孔を形成するとともに上記ストッパ部を形成した構成としている。
これにより、ピストン収納体内に挿通孔及びストッパ部を形成するので、挿通孔やストッパ部の加工が容易に行なわれるとともに、ピストンをピストン収納体内に収納してケース体に組み付ければ良く、組立作業が容易で、作業効率が極めて良いものになる。
【0008】
そしてまた、必要に応じ、上記ケース体をブロック状に形成し、上記出口室を上記入口室より大径に形成するとともに該入口室と同軸に一方を入口室に連通させ他方を外部に開放させて形成し、
上記出口室の開口から該出口室に上記連通孔を連通状態にして嵌挿され底壁部に上記センサが収納されるセンサ収納部を有したキャップ状のセンサ保持体を設け、該出口室の開口に該開口を塞ぐ蓋を設け、
上記出口室のセンサ保持体内に、該センサ保持体よりも小径のキャップ状のピストン収納体を、その底壁部が上記入口室と出口室との段差面に当接し開放端が上記センサ保持体の底壁の内側面に当接して上記蓋によって上記段差面と上記センサ保持体の底壁の内側面との間に挾持されるように内装し、
該ピストン収納体に、上記ピストン収納体の外周面と該センサ保持体の内周面との隙間を通って上記連通孔に連通するオイルの通路を形成し、
上記ピストン収納体の底壁部に、上記入口室及び出口室に連通する挿通孔を形成し、
上記ピストンを、上記入口室側にあって上記挿通孔に摺動可能に挿通されるロッド部と、上記出口室側の上記ロッド部より大径の頭部とを一体に有して構成し、上記ロッド部の先端部にオイルが流入する流入口を形成し、上記頭部にオイルが流出する流出口を形成し、
上記スプリングをコイルスプリングで構成して上記ピストンを突出位置側に付勢するように上記センサ保持体の底壁の内側面とピストンとの間に圧縮状態で介装し、
上記ピストン収納体の挿通孔の入口室側に上記弁体のストッパ部を形成した構成としている。
【0009】
この場合、上記ストッパ部を、上記挿通孔の開口周縁から一体に突出したリング状の凸部と、該凸部に設けられ上記挿通孔に連通するすり割とから構成し、上記弁体を上記凸部に当接させた状態ですり割からオイルを挿通孔側へ流入可能にして上記ピストンのロッド部をオイルによって移動させ、該ピストンの流入口からオイルを通路へ流入させることを可能にしたことが有効である。加工が容易で、弁体を容易に停止させることができる。
【0010】
また、必要に応じ、上記センサを無接点センサで構成している。
これにより、ピストンを非接触で検知することができ、従来の接触型に比較して、接触不良が生じることがなく、そのため、確実に検知することができるので、信頼性が大幅に向上させられる。また、センサがオイルに晒されることもないので、寿命を長くすることができ、耐久性が向上させられる。
この場合、上記無接点センサをマグネットの近接によってオン作動する磁気センサで構成し、上記ピストンに上記磁気センサをオン作動させるマグネットを取付けたことが有効である。
磁気センサで構成したので、コンパクトでコストも安くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る給油径路の油流検知装置について説明する。
図1乃至図4に示すように、実施の形態に係る給油径路の油流検知装置Sの基本的構成は、オイルが流される給油径路に設けられオイルの入口11及び出口12を備えたケース体10と、ケース体10に設けられ入口11から出口12に向けてオイルが流れたときオイルの流れによって移動させられるピストン40と、ピストン40の移動を検知するセンサ70とを備えている。
【0012】
詳しくは、ケース体10は、アルミニウム等の非磁性金属で矩形ブロック状に形成されており、オイルの入口11及び出口12が互いに同軸(P1 )上かつ互いに反対側に開口して設けられている。入口11及び出口12には、配管に接続するためのアダプタ13が接続される雌ネジ14が形成されている。15はアダプタに設けられたフィルタである。
このケース体10において、入口11及び出口12の軸(P1 )の中間に直交する軸(P2 )上には、入口室16が形成され、この入口室16と入口11とは上記軸(P2 )上に形成した通孔17で連通させられている。
また、入口室16と同軸(P2 )であって一方を入口室16に連通させ他方を外部に開放させた入口室16より大径の出口室18が形成されている。この出口室18と出口12とは連通孔19で連通させられている。
【0013】
出口室18にはキャップ状のセンサ保持体20が嵌挿されている。このセンサ保持体20は、出口室18の開口18aから連通孔19を連通状態にして出口室18に嵌挿され、底壁21の外側にセンサ70が収納されるセンサ収納部22が切欠き形成されている。センサ70は、このセンサ収納部22に収納されて、例えば、エポキシ樹脂等で固定される。ケース体10には、このセンサ70に接続される電気配線27が挿通される配線挿通孔23が形成されている。また、ケース体10の開口18aには雌ネジ24が形成されており、この雌ネジ24に雄ネジ25を有した蓋26がねじ込まれてセンサ保持体20がケース体10内に収納される。28はセンサ70と電気配線27との接続部である。29はセンサ保持体20の外側に設けられ出口室18の内側面とのシールをするOリングである。
【0014】
また、出口室18のセンサ保持体20内には、センサ保持体20よりも小径のキャップ状のピストン収納体30が内装されている。このピストン収納体30は、その底壁部31が入口室16と出口室18との段差面32に当接し、開放端33がセンサ保持体20の底壁21の内側面21aに当接し、上記蓋26のねじ込みによって、段差面32とセンサ保持体20の底壁21の内側面21aとの間に挾持されている。ピストン収納体30の開放端33には、ピストン収納体30の外周面とセンサ保持体20の内周面との隙間Cを通って連通孔19に連通するオイルの切欠き通路34が形成されている。
【0015】
ピストン40は、入口室16側のロッド部41と、出口室18側のロッド部41より大径の頭部42とを一体に有し、ロッド部41の先端部にオイルが流入する流入口43が形成され、頭部42にロッド部41に直交する方向に開設されオイルが流出する流出口44が形成され、流入口43及び流出口44を連通する通路45を有して構成されている。頭部42の端部には、センサをオンオフするためのマグネット46が設けられる凹所47が形成されており、この凹所47にマグネット46が入れられて接着剤等で固着されている。
また、上記ピストン収納体30の底壁部31には、入口室16及び出口室18に連通する挿通孔48が形成されている。そして、ピストン40のロッド部41は、オイルの非流れ時に入口室16に突出する突出位置A(図1)及びオイルの流れ時に出口室18に没入する没入位置B(図4(b))に移動可能になるようにこの挿通孔48に摺動可能に挿通されている。
更に、出口室18のピストン収納体30内には、ピストン40を突出位置A側に付勢するコイルスプリング50が設けられている。ピストン40の頭部42のロッド部41側にはコイルスプリング50を受けピストン収納体30の内径より小径のフランジ51が一体に突出形成されている。そして、コイルスプリング50は、このフランジ51とセンサ保持体20の底壁21の内側面21aとの間に圧縮状態で介装され、ピストン40を突出位置A側に付勢している。
【0016】
入口室16には、オイルの非流れ時に入口室16の通孔17を塞ぐ一方、オイルの流れ時にピストン40の通路45の流入口43を塞いでピストン40とともに移動する弁体60が設けられている。この弁体60は、ボールで構成されている。詳しくは、この弁体60は、オイルの非流れ時に、コイルスプリング50で突出位置A側に付勢されたピストン40によって通孔17を塞ぐ。
また、ピストン収納体30の挿通孔48の入口室16側には、オイルの流れ時でピストン40の没入位置B側への移動途中でピストン40の移動を許容し弁体60の移動を停止させてピストン40の流入口43からオイルを通路45へ流入させるストッパ部61が一体に形成されている。このストッパ部61は、図3に示すように、挿通孔48の開口周縁から一体に突出し弁体60を受けるリング状の凸部62と、該凸部62に設けられ挿通孔48に連通するすり割63とから構成され、弁体60を凸部62に当接させた状態ですり割63からオイルを挿通孔48側へ流入可能にしてピストン40のロッド部41をオイルによって移動させ、ピストン40の流入口43からオイルを通路45へ流入させることを可能にしている。
【0017】
センサ70は、無接点センサ70で構成されている。詳しくは、センサ70は、マグネット46の近接によってオン作動する磁気センサで構成されている。そして、上述したように、ピストン40には、磁気センサをオン作動させるマグネット46が取付けられている。
磁気センサは、マグネット46の近接により磁場が加わると、ホール電流を生じてこの電流により検知を行なう所謂ホール効果を応用したセンサであって、無接点,無接触のセンサである。ホール効果を奏するホール素子の材料としては、例えば、InSb,GaAs,Si等が使用されている。
この磁気センサは、コンパクトで、比較的コストも安い。
【0018】
従って、この実施の形態に係る給油径路の油流検知装置Sを組立てるときは、図1及び図2に示すように、先ず、弁体60をケース体10の入口室16に入れ、ピストン収納体30を出口室18に入れ、このピストン収納体30の挿通孔48にピストン40を挿通し、コイルスプリング50をピストン40のフランジ51に受けさせ、予めセンサ70をセンサ収納部22に収納して固着したセンサ保持体20を出口室18に嵌挿する。この状態で、ケース体10の配線挿通孔23から電気配線27を挿通し、センサ70に接続する。電気配線27はエポキシ樹脂等で配線挿通孔23に固定する。そして、蓋26を出口室18の開口18aにねじ込んで締め付ける。これにより組立が完了する。この場合、予めセンサ70を取付けたセンサ保持体20を嵌挿して、蓋26をねじ込むだけで組立てることができるので、組立作業が容易で、作業効率が極めて良いものになる。
【0019】
次に、この実施の形態に係る給油径路の油流検知装置Sの作動について説明する。油流検知装置Sは、例えば、間欠給油を行なう給油径路に設けられる。図4(a)に示すように、オイルが入口11から流入すると、通孔17の弁体60を押すので、スプリング50の付勢力に抗して弁体60及びピストン40が突出位置Aから没入位置Bへ向けて移動する。そして、このピストン40の没入位置B側への移動途中で、弁体60がストッパ部61の凸部62に当接して停止させられる。これにより、弁体60が凸部62に当接させられた状態ですり割63からオイルが挿通孔48側へ流入していくので、図4(b)に示すように、ピストン40のロッド部41がオイルによって更に移動させられる。そのため、ピストン40の流入口43が弁体60から離間するので、ピストン40の流入口43からオイルが通路45へ流入し、流出口44から流出して、ピストン収納体30の開放端33の切欠き通路34,ピストン収納体30の外周面とセンサ保持体20の内周面との隙間C,連通孔19を通って、出口12から流出していく。
【0020】
この際、ピストン40が移動すると、ピストン40に設けたマグネット46がセンサ70に近接するので、センサ70がオン動作し、オイルが流れたことが検知される。
この場合、弁体60がストッパ部61で停止させられるまでは、ピストン40を移動させることができるので、それだけ、ピストン40のストロークを長くとることができる。そのため、ピストン40の移動距離を長くすることができるので、充分な距離を移動したところで、センサ70によってピストン40の移動を検知することができ、このため、ピストン40の僅かな動きを検知しないようにすることができる。その結果、例えば、微細なごみの影響やエアが流れる等の影響で、オイルが流れなくてもピストン40が移動してこれを検知してしまうという事態が防止され、誤検知しにくくなり、信頼性が大幅に向上させられる。
【0021】
また、センサ70をマグネット46の近接によってオン作動するが磁気センサで構成したので、非接触で検知することができ、従来の接触型に比較して、接触不良が生じることがなく、そのため、確実に検知することができることから、信頼性が大幅に向上させられる。また、センサ70がオイルに晒されることもないので、寿命を長くすることができ、耐久性が向上させられる。
そして、オイルの流れが停止すると、図1に示すように、スプリング50の付勢力によってピストン40が弁体60とともに突出位置Aに位置させられる。
【0022】
尚、上記実施の形態においては、弁体60をボールで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、笠型弁で構成する等、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態においては、センサ70を磁気センサで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、他の非接触型のセンサであればどのようなセンサであっても良い。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の給油径路の油流検知装置によれば、弁体がストッパ部で停止させられたときオイルの流れによってピストンを更に移動させるとともにオイルをピストンの通路の流入口から流出口に流して出口から流すようにしたので、弁体がストッパ部で停止させられるまでは、ピストンを移動させることができ、そのため、ピストンのストロークを長くとることができる。その結果、ピストンの移動距離を長くすることができるので、充分な距離を移動したところで、センサによってこのピストンの移動を検知することができ、そのため、ピストンの僅かな動きを検知しないようにすることができることから、例えば、微細なごみの影響やエアが流れる等の影響で、オイルが流れなくてもピストンが移動してこれを検知してしまうという事態を防止することができ、誤検知しにくくなり、信頼性を大幅に向上させることができる。
【0024】
また、出口室を外部に開放する開口を有してケース体に形成し、この出口室にセンサが収納されるセンサ収納部を有したキャップ状のセンサ保持体を設けた場合には、センサを収納したセンサ保持体を出口室の開口から嵌挿して組立てることができるので、組立作業が容易で、作業効率を極めて良いものにすることができる。
更に、出口室にピストンが収納されるピストン収納体を設け、このピストン収納体内に挿通孔を形成するとともにストッパ部を形成した場合には、ピストン収納体内に挿通孔及びストッパ部を形成するので、挿通孔やストッパ部の加工を容易に行なうことができるとともに、ピストンをピストン収納体内に収納してケース体に組み付ければ良く、組立作業が容易で、作業効率を極めて良いものにすることができる。
【0025】
また、センサを無接点センサで構成した場合には、ピストンを非接触で検知することができ、従来の接触型に比較して、接触不良が生じることがなく、そのため、確実に検知することができることから、信頼性を大幅に向上させることができる。また、センサがオイルに晒されることもないので、寿命を長くすることができ、耐久性を向上させることができる。
更に、無接点センサをマグネットの近接によってオン作動するが磁気センサで構成した場合には、磁気センサで構成したので、コンパクトでコストも安くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る給油径路の油流検知装置をピストンの突出位置での状態で示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る給油径路の油流検知装置を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る給油径路の油流検知装置のピストン収納体を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る給油径路の油流検知装置の作動を示す断面図であり、(a)はピストンの移動過程を示す図、(b)はピストンの没入位置での状態を示す図である。
【図5】従来の給油径路の油流検知装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
S 油流検知装置
10 ケース体
11 入口
12 出口
13 アダプタ
15 フィルタ
P1 入口及び出口の軸
P2 軸P1 に直交する軸
16 入口室
17 通孔
18 出口室
19 連通孔
20 センサ保持体
21 底壁
21a 内側面
22 センサ収納部
23 配線挿通孔
26 蓋
27 電気配線
30 ピストン収納体
31 底壁部
32 段差面
33 開放端
34 切欠き通路
40 ピストン
41 ロッド部
42 頭部
43 流入口
44 流出口
45 通路
46 マグネット
47 凹所
48 挿通孔
A 突出位置
B 没入位置
50 コイルスプリング
51 フランジ
60 弁体
61 ストッパ部
62 凸部
63 すり割
70 センサ

Claims (4)

  1. オイルが流される給油径路に設けられオイルの入口及び出口を備えたケース体と、該ケース体に設けられ入口から出口に向けてオイルが流れたとき該オイルの流れによって移動させられるピストンと、該ピストンの移動を検知するセンサとを備えた給油径路の油流検知装置において、
    上記ピストンにオイルが流入する流入口及びオイルが流出する流出口を有した通路を設け、上記ケース体内に上記入口に通孔を介して連通する入口室及び上記出口に連通孔を介して連通する出口室を設け、該入口室及び出口室間を連通する挿通孔を設け、上記ピストンをオイルの非流れ時に上記入口室に突出する突出位置及びオイルの流れ時に出口室に没入する没入位置に移動可能になるように上記挿通孔に摺動可能に挿通し、上記ピストンを突出位置側に付勢するスプリングを設け、上記入口室にオイルの非流れ時に該入口室の通孔の開口を塞ぐとともにオイルの流れ時に上記ピストンの通路の流入口を塞いで該ピストンとともに移動する弁体を設け、上記入口室側に上記ピストンの没入位置側への移動途中で該ピストンの移動を許容し上記弁体の移動を停止させて該ピストンの流入口からオイルを該ピストンの通路へ流入させるストッパ部を設け、上記弁体がストッパ部で停止させられたときオイルを該ピストンの通路の流出口から上記出口に流すようにし
    上記ケース体をブロック状に形成し、上記出口室を上記入口室より大径に形成するとともに該入口室と同軸に一方を入口室に連通させ他方を外部に開放させて形成し、
    上記出口室の開口から該出口室に上記連通孔を連通状態にして嵌挿され底壁部に上記センサが収納されるセンサ収納部を有したキャップ状のセンサ保持体を設け、該出口室の開口に該開口を塞ぐ蓋を設け、
    上記出口室のセンサ保持体内に、該センサ保持体よりも小径のキャップ状のピストン収納体を、その底壁部が上記入口室と出口室との段差面に当接し開放端が上記センサ保持体の底壁の内側面に当接して上記蓋によって上記段差面と上記センサ保持体の底壁の内側面との間に挾持されるように内装し、
    該ピストン収納体に、上記ピストン収納体の外周面と該センサ保持体の内周面との隙間を通って上記連通孔に連通するオイルの通路を形成し、
    上記ピストン収納体の底壁部に、上記入口室及び出口室に連通する挿通孔を形成し、
    上記ピストンを、上記入口室側にあって上記挿通孔に摺動可能に挿通されるロッド部と、上記出口室側の上記ロッド部より大径の頭部とを一体に有して構成し、上記ロッド部の先端部にオイルが流入する流入口を形成し、上記頭部にオイルが流出する流出口を形成し、
    上記スプリングをコイルスプリングで構成して上記ピストンを突出位置側に付勢するように上記センサ保持体の底壁の内側面とピストンとの間に圧縮状態で介装し、
    上記ピストン収納体の挿通孔の入口室側に上記弁体のストッパ部を形成したことを特徴とする給油径路の油流検知装置。
  2. 上記ストッパ部を、上記挿通孔の開口周縁から一体に突出し弁体を受けるリング状の凸部と、該凸部に設けられ上記挿通孔に連通するすり割とから構成し、上記弁体を上記凸部に当接させた状態ですり割からオイルを挿通孔側へ流入可能にして上記ピストンのロッド部をオイルによって移動させ、該ピストンの流入口からオイルを通路へ流入させることを可能にしたことを特徴とする請求項1記載の給油径路の油流検知装置。
  3. 記センサを無接点センサで構成したことを特徴とする請求項1または2記載の給油径路の油流検知装置。
  4. 上記無接点センサをマグネットの近接によってオン作動する磁気センサで構成し、上記ピストンに上記磁気センサをオン作動させるマグネットを取付けたことを特徴とする請求項3記載の給油径路の油流検知装置。
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