JP4208978B2 - イミドのアルキル化法 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、イミドのアルキル化法に関する。
特に、本発明は、イミドを炭酸のジアルキルエステルと反応させる方法に関する。
イミドは、通常は相当するアルカリ金属塩と、ハロゲン化アルキル、硫酸ジアルキルまたはアルキルトシレートと反応させることによってアルキル化されることは周知である。
例えば、アミンのGabriel 合成で用いられる試薬であるフタル酸カリウムは、溶媒としてのジメチルホルムアミド中(Sheehanら, J. Am. Chem. Soc. 72, 2786, 1950; Chem. Int. Ed. Engl. 7, 919-930, 1968)で、またはトルエン中で相間移動触媒の存在下にて(Soai ら, Chem. Soc. Jpn., 55, 1671, 1982; Landiら, Synthesis, 389, 1976) 、ヨウ化または臭化アルキルを用いてアルキル化される。
もう一つの例としては、ペリレンテトラカルボン酸3−4−9−10のN−N′ジアルキルイミドが挙げられる。これらのイミドは、ペリレン−イミドのアルカリ塩の硫酸ジアルキルまたはハロゲン化アルキルまたはアルキルトシレートによるアルキル化によって得られ、染色工業において有機顔料として用いられる。
【0002】
西ドイツ特許第1963728号明細書および米国特許第3673192号明細書には、ペリレンジ−イミドを、過剰の水酸化ナトリウムの存在下にてエチレングリコールを溶媒として用いて90〜100℃の温度で過剰の硫酸ジアルキルと反応させる方法が記載されている。
西ドイツ特許第2727484号明細書および西ドイツ特許第2726682号明細書には、水性媒体中、過剰の水酸化ナトリウムの存在下、100℃の温度でのペリレンジ−イミドのハロゲン化アルキルによるアルキル化方法が記載されている。
更に、西ドイツ特許第2726682号明細書には、第四アンモニウム塩を反応混合物に添加すると、それ以上処理を行なわなくとも高純度で良好な顔料特性を有する生成物が得られることが開示されている。
日本国特許第48020007号明細書によれば、ペリレンジ−イミドのカリウム塩のアルキル化が、水性媒体中でトルエンスルホン化したアルキル−pをアルキル化剤として用いることによって行なわれる。
【0003】
文献に記載の総てのイミドのアルキル化法に共通する問題点は、これらの方法が極めて毒性の高いアルキル化剤を用い、塩分含量の高い副生成物を生成することである。
例えば、ジオメチルスルフェートは、吸入または吸収のいずれの場合にも極めて有毒であり、ラットのLD50は440mg/kgであり、その使用により、精製させようとするN−メチルイミドに対して化学量論的量の硫酸ナトリウムまたはカリウムも生成される。汚染を防止するため、次に、廃水を処理することが必要になり、その結果として製造コストが増加する。
塩化および臭化メチルも同じ問題を提供する。これらは実際には気体であり、中枢神経系に有毒な作用を行ない、マウスに対する臭化メチルのLD50は200mg/kgであり、この気体は副生成物としてハロゲン化ナトリウムおよびカリウムを生成する。
メチルトシレートは有毒であるだけでなく、これは極めて不安定な試薬でもある。
【0004】
毒性があまり高くなくかつ熱的に安定な試薬である炭酸ジアルキルをアルキル化試薬として用いるので、これらの周知の問題を解決するイミドのアルキル化法を見いだした。
更に、この方法を用いると、塩分含量が無視し得る程度の副生成物を生成する。実際、炭酸ジアルキルを用いるアルキル化では、アルキル性アルコールおよび二酸化炭素を副生成物として生成する。
それ故、本発明は、イミドのアルキル化法であって、式
【化2】
Figure 0004208978
(上記式中、Rは1価の基であり、Aは30個までの炭素原子を含みかつ酸素、窒素および硫黄原子、およびハロゲンを含むこともできる有機基であり、式Iのイミドは環状または非環状であることができ、環状であるときには、nは1または2でありかつAは2価または4価の有機基であり、非環状であるときには、nは1でありかつAは2個の1価の有機基からなる)に従って、塩基性触媒および場合によっては第四アンモニウム塩の存在下、式Iのアミドと式IIの炭酸ジアルキルとを液体状態で、100℃〜250℃の温度および0〜60気圧の圧力にて反応させることを特徴とする方法に関する。
【0005】
上記の基Rは1〜16個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を含むアルキル基、7〜20個の炭素原子を含むアリールアルキル基、例えばベンジル基、5〜10個の炭素原子を含むシクロアルキル基、例えばシクロヘキシル基、3〜6個の炭素原子を含むα,β−不飽和アルケン基、例えばアリル基であることができる。
イミドのアルキル化に好ましい有機炭酸エステルは炭酸ジメチルおよびジエチルであり、炭酸ジメチルが一層好ましい。
上記の2価の有機基の例としては、通常は1〜8個の炭素原子を含む線状または分岐アルキレン基、通常は6〜30個の炭素原子を含むホモ環式または複素環式、単環式または多環式のアリーレン基が挙げられる。
4価の基の例としては、通常は30個までの炭素原子を含む多環式、ホモ環式または複素環式炭化水素から誘導される基、例えばペリレン基が挙げられる。
【0006】
イミドが非環状であるときには、これは式III (式中、Aは、同一または異なる2個の1価の基R1およびR2からなる)を有する。
【化3】
Figure 0004208978
上記の1価の有機基の例としては、通常は1〜10個の炭素原子を含む線状または分岐アルキル基、通常は1〜10個の炭素原子を含む線状または分岐アルキレン基、通常は6〜30個の炭素原子を含むホモ環式または複素環式、単環式または多環式のアリール基、通常は7〜20個の炭素原子を含むアリールアルキル基、および5〜10個の炭素原子を含むシクロアルキル基が挙げられる。
イミドと炭酸ジアルキルとの反応は、通常は液体状態で行なわれる。
反応は、反応混合物中のイミドおよび触媒の溶解度を増加することができる不活性溶媒の存在下で行なうことができ、または炭酸ジアルキル自身が反応溶媒として作用することができる。
炭酸ジアルキルと初期のイミド(存在するイミド基に関して)とのモル比は、1.1:1〜100:1の範囲、好ましくは2:1〜50:1の範囲で変えることができる。
【0007】
好適な溶媒の例としては、アルコール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、および塩素を含む溶媒、例えば塩化メチル、クロロホルムおよびクロロベンゼンが挙げられる。
溶媒がアルコールであるときには、用いられる炭酸エステルに含まれる基Rに相当するアルコールを用いるのが好ましい。
しかしながら、各種の溶媒の毒性、およびN−メチルイミドおよび触媒がそれらに溶解できる程度を考慮すれば、アルコール溶媒、ジメチルホルムアミド、アセトニトリルおよびジオキサンが好ましいものである。
用いられる不活性溶媒の量は変動し得る。
一般的には、イミドを反応温度で溶解するのに十分な溶媒がなければならない。
溶媒を使用するときには、溶媒のイミドの初期量に対する重量比は、0.5:1〜50:1の範囲内、好ましくは1:1〜10:1の範囲で変えることができる。
【0008】
反応を行なう温度は、100℃〜250℃の範囲で変化することができる。
好ましい温度は、140℃〜200℃の範囲である。
反応を行なう圧力は広い範囲内で変えることができ、これはまた用いる操作法によっても変わり得る。
通常は、0〜60気圧の範囲内の大気圧以上の圧力が用いられる。自己発生圧力を用いることも多い。
反応は、塩基性触媒の存在下にて行なわれる。
用いることができる触媒の例としては、塩基性であるアルカリ金属またはアルカリ土類化合物、例えば炭酸塩、酸化物、水酸化物、アルコキシドまたは塩基性硝酸塩化合物、例えばトリエチルアミンが挙げられる。
好ましい触媒は、炭酸カリウムである。
触媒の初期イミド窒素に対するモル比は、通常は0.005:1〜0.2:1の範囲、好ましくは0.01:1〜0.1:1の範囲で変えることができる。
【0009】
反応は、促進剤としての第四アンモニウム塩の存在下にて行なうことができるが、多くの場合には、この存在は必須のものではない。
用いることができる第四アンモニウム塩の例としては、窒素に直接結合した同じまたは異なる有機基を含むものが挙げられる。これらの有機基としては、1〜18個の炭素原子を含むアルキル基、7〜20個の炭素原子を含むアリールアルキル基、例えばベンジル基、6〜10個の炭素原子を含むアリール基、例えばフェニル基が挙げられる。
これらの塩は、通常はハロゲン化物または炭酸塩の形態である。
一般的に好ましいアンモニウム塩は、臭化トリメチルセチルアンモニウム、塩化トリメチルセチルアンモニウム、塩化トリメチルベンジルアンモニウム、塩化ヘキサデシトリメチルアンモニウムである。
第四アンモニウム塩の初期イミド窒素に対するモル比は、0.005:1〜0.2:1の範囲、好ましくは0.01:1〜0.1:1の範囲で変えることができる。
反応が完結したならば、過剰の炭酸ジアルキル、アルコール副生成物および不活性溶媒を回収し、メチル化したイミドを、抽出、蒸留および結晶化のような通常の方法を用いて単離し、精製する。
下記の実施例は、単なる説明のためのものであり、本発明を限定するものではない。
これらの実施例において、アルキル化反応は、マグネティックスターラー、マノメーターおよび弁の付いたサンプリング装置を備えたステンレス鋼製オートクレーブ中で行なわれる。これは油浴中で加熱される。
【0010】
実施例1
上記のものを備えた250ml容量のステンレス鋼製オートクレーブに、フタルイミド15g、炭酸ジメチル92.5g、メタノール33g、および炭酸カリウム0.35gを加える。攪拌装置のスイッチを入れ、オートクレーブを恒温油浴で反応装置内部の温度が170℃に達するまで加熱する。
反応が進行するに従って、COが生成し、内圧が25.5気圧の最大値まで上昇する。
170℃の温度で反応を約1時間行なうと、99%を上回る量のフタルイミドが転化され、N−メチルフタルイミドの選択性は完全である。
オートクレーブを環境温度まで冷却させ、混合物をフラスコに移し、形成されたメタノールを過剰の炭酸ジメチルと共に大気圧で蒸溜して回収する。
残渣を炭酸ジメチル250mlで処理し、濾過して、触媒を除去する。
溶媒を留去して、N−メチルフタルイミド16.4gを得る(収率=99%)。
【0011】
実施例2
上記の装置を備えた250ml容量のステンレス鋼製オートクレーブに、スクシンイミド11g、炭酸ジメチル100g、メタノール35.5g、および炭酸カリウム0.38gを加える。
攪拌装置のスイッチを入れ、オートクレーブを恒温油浴で反応装置内部の温度が170℃に達するまで加熱する。
反応中にCOが生成し、反応装置の内圧が25.5気圧の最大値まで上昇する。
170℃の温度で反応を約50分間行なうと、フタルイミドの99.5%が転化され、N−メチルフタルイミドの選択性は95%である。
反応時間が終了したならば、オートクレーブを環境温度まで冷却させ、メタノールおよび炭酸ジメチルを留去する。
残渣を炭酸ジメチル60mlで処理し、濾過を行なって、触媒を除去する。
溶媒を留去し、ガスクロマトグラフィ強度が94%のN−メチルスクシンイミド12.5gが得られ、これをクロロホルム−ヘキサン混合物から再結晶によって精製する。
【0012】
実施例3
上記の装置を備えた100ml容量のステンレス鋼製オートクレーブに、テトラカルボキシルペリレン酸3,4,9,10のジイミド5.4g、炭酸ジメチル25g、N,N−ジメチルホルムアミド20g、塩化トリメチルセチルアンモニウム0.27g、および炭酸カリウム0.21gを加える。
攪拌装置のスイッチを入れ、オートクレーブを恒温油浴で反応装置内部の温度が170℃に達するまで加熱する。
反応が進行するに従って、COが生成し、反応装置の内圧が18気圧の最大値まで上昇する。
反応を7時間行なった後、オートクレーブを環境温度まで冷却し、混合物をフラスコに移し、メタノールと炭酸ジメチルを大気圧で110℃で留去する。次いで、内圧が低下したならば、ジメチルホルムアミドを留去する。
残渣を蒸留水100mlに懸濁し、濾過して、蒸留水50mlずつで2回洗浄し、100℃の温度で乾燥する。
乾燥した後、テトラカルボキシルペリレン酸3,4,9,10のN,N′−ジメチルイミド5.4gが得られる。
生成物の純度をDRIFT−FT IRおよび13C−CP−MAS−NMR法を用いてチェックして、既知純度の市販生成物と比較した。
【0013】
実施例4
上記の装置を備えた250ml容量のステンレス鋼製オートクレーブに、フタルイミド12g、炭酸ジエチル58g、N,N−ジメチルホルムアミド84g、および炭酸カリウム0.284gを加える。
攪拌装置のスイッチを入れ、オートクレーブを恒温油浴で反応装置内部の温度が200℃に達するまで加熱する。
反応が進行するに従って、COが生成し、内圧が15気圧の最大値まで上昇する。200℃の温度で約2時間反応を行なった後、フタルイミドの99%を上回る量が転化し、N−エチルフタルイミドの収率は98%であり、N−メチルフタルイミドの選択性は99%を上回る。
反応時間が完了したならば、オートクレーブを環境温度まで冷却し、エタノール、炭酸ジエチルおよびジメチルホルムアミドを減圧留去する。
残渣を塩化メチル150mlに溶解し、蒸留水で洗浄して、硫酸ナトリウム上で乾燥して、濾過する。溶媒を蒸発させることによってN−エチルフタルイミド13gが得られ、これは、クロロホルム−ヘキサンの混合物からの結晶化によって更に精製することができる。

Claims (12)

  1. 下記式
    Figure 0004208978
    (上記式中、Rは、1〜16個の炭素原子を含むアルキル基、7〜20個の炭素原子を含むアリールアルキル基、5〜10個の炭素原子を含むシクロアルキル基、3〜6個の炭素原子を含むα,β−不飽和アルケン基であり、式Iのイミドは環状または非環状であることができ、
    環状であるときには、nは1または2でありかつAは、1〜8個の炭素原子を含む線状または分岐アルキレン基、および6〜30個の炭素原子を含むホモ環式もしくは複素環式の単環式または多環式のアリーレン基、から選択される2価の有機基、または、30個までの炭素原子を含む多環式、ホモ環式もしくは複素環式炭化水素から選択される4価の有機基であり、
    非環状であるときには、nは1でありかつAは同一または異なる2個の1価の基R1およびR2からなる下記式III:
    Figure 0004208978
    (式中、R1およびR2は、1〜10個の炭素原子を含む線状または分岐アルキル基、6〜30個の炭素原子を含むホモ環式もしくは複素環式の単環式または多環式のアリール基、7〜20個の炭素原子を含むアリールアルキル基、および5〜10個の炭素原子を含むシクロアルキル基からなる群から選択されるものである。)で表される。)
    に従って、塩基性触媒の存在下、式Iのイミドと式IIの炭酸ジアルキルとを液体状態で、100℃〜250℃の温度および0〜60気圧の圧力にて反応させることを特徴とする、イミドのアルキル化方法。
  2. 式IIの有機炭酸エステルが炭酸ジメチルまたは炭酸ジエチルである、請求項1に記載の方法。
  3. 式IIの炭酸ジアルキルを式Iのイミドと、存在するイミド基に対して1.1:1〜100:1の範囲内のモル比で反応させる、請求項1または2に記載の方法。
  4. 反応を140℃〜200℃の温度で行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 触媒が炭酸カリウムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 触媒の初期イミド窒素に対するモル比が0.005:1〜0.2:1の範囲内にある、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 反応を第四アンモニウム塩の存在下にて行う、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 第四アンモニウム塩が臭化トリメチルセチルアンモニウムである、請求項7に記載の方法。
  9. 第四アンモニウム塩の初期イミド窒素に対するモル比が0.005:1〜0.2:1の範囲内にある、請求項7または8に記載の方法。
  10. 反応を不活性溶媒の存在下にて行う、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 溶媒がジメチルホルムアミドまたはメタノールである、請求項10に記載の方法。
  12. 溶媒の初期イミドに対する重量比が0.5:1〜50:1の範囲内にある、請求項10または11に記載の方法。
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