JP4207949B2 - 通信方法および通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固定された場所に設置された基地局と、移動する車両に設置された
車載通信装置との間で、無線により通信を行う路車間通信システムに係わり、特
に基地局と移動局間で双方向の通信を行うための通信方式、およびその装置に関
する。
安全性の向上、輸送効率の向上、および快適性の向上を目指したサービスを実
現するため、道路と車両を一体のシステムとした高度道路交通システム(ITS
:Intelligent Transport Systems)の開発が進
められている。このシステムでは、路上に設置する基地局と車両に搭載する移動
局との間で行う路車間通信、移動局間で行う車車間通信により、これらのサービ
スを実現しようとしている。
この高度道路交通システムにおける通信方式の一例としては、社団法人 電波
産業会にて定められた標準規格「有料道路自動料金収受システム標準規格ARI
B STD−T55 1.0版」(平成9年11月27日策定)(非特許文献1参照)が知られている。
前記標準規格は通信領域を限定したスポット通信による路車間通信方式を定め
たものであり、基地局から移動局への通信(以下、下り通信)と移動局から基地
局への通信(以下、上り通信)に異なる周波数を用いる全二重通信(路側通信装
置)とし、通信フレームをスロットと呼ばれる固定長の区間に時分割した同期式
時分割通信方式であるアダプティブスロッテドアロハ方式を採用している。通信
は一つの基地局と、複数の移動局との間で行われる。
アダプティブスロッテドアロハ方式の通信フレームを図2に示す。通信スロッ
トには複数の移動局との交信が可能なように、路車間でのデータ交換を行うため
のメッセージデータスロット(MDS:Message Data Slot)
が複数配置される。また、基地局が送信する通信フレームの構成情報、通信スロ
ットの使用状況などを格納するフレームコントロールメッセージスロット(FC
MS: Frame Control Message Slot)と、移動局
が基地局に通信スロットの割当てを要求するためのアクチベーションスロット(
ACTS:Activation Slot)が配置される。同図は路車間の通
信を、1フレームを3スロットで構成した場合の例である。同図の構成の場合、
前記路車間通信方式によって、スロット1の下りチャネルはフレーム制御スロッ
ト(FCMS)に、スロット3の上りチャネルはリンク要求スロット(ACTS
)に、スロット2はデータ交換のための通信スロット(MDS)に利用されてい
る。また上りチャネルと、くだりチャネルにはそれぞれ異なる無線周波数が用い
られている。
上記の通信フレームを使って路車間通信を行う移動局は、自局に割当てられた
通信スロットの位置を判別するために、基地局が送信する通信フレームとの同期
が必要になる。このために前記路車間通信方式では、フレーム制御スロットのフ
レーム制御信号FCMC(Frame Control Message Ch
annel)には他のスロットに配置される信号MDC(Message Da
ta Channel)、ACKC(Acknowledge Channel
)、ACTC(Activation Channel)とは異なる同期信号パ
ターンを多重し、通信フレームの時間基準としてフレーム制御スロットの位置が
識別できるようにしている。
フレーム制御信号FCMCは、基地局のみが送信し、その他のMDCやACT
CはFCMCを時間基準として送受信する。またFCMCには、基地局が運用す
る無線チャネル、フレーム周期、自局に割当てられたスロット位置などのフレー
ム構成情報が多重されているので、移動局は通信フレームの再生が可能になる。
図3はFCMCの詳細を示す図である。同図において301はプリアンブル(
PR)、302はFCMCに固有のビットパタンであるユニークワード(UW1
)、303はFCMCチャネルの制御情報を含む伝送チャネル制御情報(SIG
)、304は基地局の識別を行うための識別番号(FID)、305はフレーム
の構成情報を含むフレーム構成情報(FSI)、306は基地局が車載装置のリ
ンク要求を制限するためのリリースタイマ情報(RLT)、307は基地局が提
供するサービス情報を含むサービスアプリケーション情報(SC)、308は各
スロットの割り当て情報(SCI)、309はエラー検出の為のコード(CRC
)である。移動局はユニークワード302を検出することによって、受信した内
容がFCMCであることを知ることが出来る。
さらに、スロットの割り当て情報SCI308の詳細を図4に示す。同図にお
いて、401、404、407はスロット割り当て情報SCI、402、405
、408は各スロット毎の制御情報(CI)、403、406、407はスロッ
ト割付けの対象となる移動局の識別番号(LID)である。例えばSCI(1)
は図2に示す通信スロット(1)に、SCI(2)は通信スロット(2)の情報
を示すというように、SCIは各通信スロット毎に割り当てられている。図2に
示した例では、通信スロットは2つの場合であるため、このような場合にはSC
I(3)からSCI(8)の内容は無効となる。
同図に示されるように、スロット割り当て情報SCIは制御情報CIと識別番
号LIDから構成され、基地局が交信する移動局の指定ならびに通信方向、割り
付けたスロットの種類等を指定する。
つまり制御情報CIにて、指定したスロットにおいて基地局から移動局への通
信(下り)か、あるいは移動局から基地局への通信(上り)かの指定、ならびに
そのスロットがメッセージデータスロットMDCなのか、あるいはアクチベーシ
ョンスロットACTSなのか指定を行う。さらに識別番号LIDにて、基地局が
交信する相手となる移動局を指定する。
一方FCMCを受信した移動局では、スロットの割り当て情報SCI中に自局
の識別番号LIDと一致するLIDがあれば、そのスロットは自局に割り当てら
れたものとして、送信あるいは受信をおこなう。その際に、制御情報CIからそ
のスロットにて上り通信を行うのか、下り通信を行うのかを判別する。
識別番号LIDは、移動局が基地局の通信領域への進入時に、リンク要求を行
うためのアクチベーションチャネルACTCに載せて送信する。ACTCは移動
局が基地局との通信開始に先立って、基地局に対してリンク接続を要求するチャ
ネルである。図5にACTCの詳細を示す。同図において501はプリアンブル
(PR)、502はACTCであることを示すユニークワード(UW2)、50
3はリンクを要求する相手先基地局の識別番号(FID)、504は移動局自身
の識別番号(LID)、505はリンク要求にあたって自局の情報を基地局に通
知するためのリンク要求情報(LRI)、506はエラー検出の為のコード(C
RC)である。
基地局はACTCを受信することによって、進入してきた移動局のLIDを知
ることが出来るので、以降はLIDを指定することによって、移動局に対して通
信スロットの割付が可能となる。
社団法人電波産業会 標準規格「有料道路自動料金収受システム標準規格ARIB STD−T55 1.0版」
上記従来技術によれば、移動局への通信スロットの割付は、基地局がFCMC
にて指定する。つまり、基地局から送信があれば移動局はそれを受信し、上り送
信を割り付けられた場合には移動局は前回の受信に対する応答を送信する。すな
わち、基地局によって上り送信を割り当てられない限り、移動局側からは自発的
に送信を行うことができないのである。
そのため基地局から移動局への送信と、移動局からその応答を返すというパタ
ーンのみの場合には支障はないものの、移動局側から自発的に基地局に対して何
らかの情報を発信したいという場合には、それができないという問題がある。
このため、双方向の通信のための通信方式が必要となるが、周波数資源の有効
利用、通信装置のコストなどを考慮すると、無線回路などの共用が可能なように
、通信制御の方式などを上記の方式と同一とすることが望ましい。
本発明の目的は、上記の通信方式を踏襲しつつ、移動局からの自発的な送信を
可能とし、円滑な双方向通信を行うための通信方式および通信装置を提供するこ
とにある。
請求項1の発明によれば、基地局側から移動局に対して送信の有無を問い合わ
せるため、それに対する応答として移動局側からの送信が可能となり、基地局が
移動局に対して上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的
な送信が可能となる。
請求項2の発明によれば、基地局側から移動局に対して送信の有無を問い合わ
せるための双方向通信制御手段を設けたため、基地局が移動局に対して上り送信
を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的な送信が可能な移動局の
通信装置を提供できる。
請求項3の発明によれば、基地局側から移動局に対する送信の有無を問い合わ
せに対する応答として移動局側からの送信を行う双方向通信制御手段を設けたた
め、基地局が移動局に対して上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局
からの自発的な送信が可能な移動局通信装置を提供できる。
請求項4の発明によれば、移動局は基地局に対して送信要求信号を送信し、基
地局によって上り送信のスロットを割り付けてもらうことで、移動局からの送信
が可能となり、基地局が移動局に対して上り送信を割り付ける通信方式において
も、移動局からの自発的な送信が可能となる。
請求項5の発明によれば、移動局からの送信要求信号を受信し、基地局が上り
送信のスロットを割り付る通信プロトコル処理手段を設けたため、基地局が移動
局に対して上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的な送
信が可能な、基地局の通信装置を提供できる。
請求項6の発明によれば、移動局は基地局に対して送信要求信号を送信する通
信プロトコル処理手段を設けたため、基地局によって上り送信のスロットを割り
付けてもらうことで、移動局からの送信が可能となり、基地局が移動局に対して
上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的な送信が可能な
移動局の通信装置を提供できる。
請求項7の発明によれば、基地局と移動局のリンクが確立した後は、基地局が
移動局に対しフレーム毎に上り送信スロットを割り付けるため、移動局は上り送
信の要求があれば割り付けられたスロットにて送信が可能となり、基地局が移動
局に対して上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的な送
信が可能となる。
請求項8の発明によれば、基地局と移動局のリンクが確立した後は、基地局が
移動局に対しフレーム毎に上り送信スロットを割り付ける通信プロトコル処理手
段を設けたため、基地局は移動局からの上り送信の受信が可能となり、基地局が
移動局に対して上り送信を割り付ける通信方式においても、移動局からの自発的
な送信が可能な、基地局の通信装置を提供できる。
請求項9の発明によれば、基地局が運用するプロトコルを通信フレーム毎に切
替えるため、同一の基地局装置で、運用プロトコルの異なる移動局との通信が可
能となる。
さらに、請求項10の発明によれば、基地局が運用するプロトコルを通信フレ
ーム毎に切替える通信プロトコル処理手段を備えたため、同一の基地局装置で、
運用プロトコルの異なる移動局との通信が可能な基地局の通信装置を提供できる。
本発明によれば、移動局に対するスロットの割付を基地局のみが行う通信方式
においても、移動局からの自発的な送信を可能な通信方式を提供でき、従来方式
の装置からの変更を極力抑えた上で、移動局からの自発的な送信を可能な通信方
式及び通信装置を実現できる。
以下、本発明の車車間通信方式および通信装置の一実施例を図を参照しながら
説明する。本発明の車載通信装置と路側装置が通信するための通信プロトコルに
ついては図2、図3、図4、および図5にてあらかじめ説明した通りである。
以下、この無線通信プロトコルに準じた場合を例にとって、本発明の一実施例
を図1に示す。同図において101は基地局無線装置、105は移動局通信装置
、102、106は無線プロトコル処理部、103、107は双方向通信を実現
するための双方向通信制御部、104、108は無線通信によって送受信される
データを処理しアプリケーションを実現するデータ処理部である。プロトコル処
理部102、106では図2、図3、図4、および図5にて説明した通信プロト
コルを実現するものである。 したがって、スロットの割付、FCMCの送信、
MDCの送受信等の処理は基地局のプロトコル処理部102にて行う。また、移
動局におけるFCMCの受信、スロット割付の判別ならびにMDCの送受信処理
はプロトコル処理部106にて行うものである。
本実施例では、従来の通信方式に対して、データ処理部とプロトコル処理部の
間に、双方向通信実現のための双方向通信制御部103、107を設けた点が異
なる。基地局の双方向通信制御部103では、データ処理部104から移動局1
05に対して下り送信の要求が無い場合には、移動局105に対して送信の有無
を問い合わせる要求を発行し、その応答を待つ。一方受信した移動局の双方向通
信制御部107では、データ処理部108から送信の要求があれば、その内容を
基地局からの要求に対する応答として返信する。また、データ処理部108から
送信要求が無い場合には、送信する内容が無い旨を応答として返信する。
まず、双方向通信制御部のデータフォーマットを図8に示す。同図において8
01はデータの先頭に付加するヘッダ、802はデータ処理部と送受信するメッ
セージ、803はデータの終端に付加するフッタである。双方向通信制御部がデ
ータ処理部と送受信するのはメッセージ802の部分である。双方向通信制御部
ではその処理のためにヘッダ801、フッダ803を付加して、プロトコル処理
部との間でデータを送受信する。
ヘッダ801あるいはフッダ803の示す内容として、データの内容が基地局
から移動局への送信の問い合せを行うものか、それに対する応答か、あるいはデ
ータ処理部からのメッセージが含まれているか否かの情報が含まれる。
次に図6を用いて、図1の基地局通信装置101および移動局通信装置105
における双方向通信制御部103、および107の動作についてさらに説明する。同図は移動局のデータ処理部から自発的に送信を行う場合の処理の流れを示した図である。
まず、基地局の双方向通信制御部103は、データ処理部104からの送信要
求が無い場合に、プロトコル処理部102に対して、移動局からの送信があるか
否かを問い合わせるメッセージを送信する(処理601)。プロトコル処理部1
02は、受信したメッセージを移動局に対してMDCを送信する、と同時に次の
フレームで移動局からの上り送信を割り付けておく(処理602)。一方、移動
局側では、プロトコル処理部106が基地局からのMDCを受信し、双方向通信
制御部に対して受信内容を通知する(処理603)。この時点では、双方向通信
制御部107がデータ処理部108からメッセージの送信要求を受けていないと
する。その場合、双方向通信制御部107は、送信があるか否かの問い合わせに
対して移動局のデータ処理部108からの送信は無いという内容のメッセージを
基地局の双方向通信制御部に宛てて応答を返信する(処理604)。それを受け
た、プロトコル処理部106は基地局にMDCを送信する(処理605)。受信
した基地局のプロトコル処理部102では、移動局からの応答を双方向通信制御
部103に渡す(処理606)。双方向通信制御部103では移動局からの応答
を受け取り、移動局のデータ処理部108から基地局のデータ処理部104への
メッセージが無いことを知る。またデータ処理部108に対しても何ら通知しな
い。
上記のシーケンスでは移動局からの送信が無い場合であったので、引き続き移
動局からの送信がある場合について説明をする。上記の説明と同様に、基地局の
双方向通信制御部103は、プロトコル処理部102に対して、移動局からの送
信があるか否かを問い合わせるメッセージを送信する(処理607)。プロトコ
ル処理部102は、受信したメッセージを移動局に対してMDCを送信する、と
同時に次のフレームで移動局からの上り送信を割り付けておく(処理608)。
一方、移動局側では、プロトコル処理部106が基地局からのMDCを受信し、
双方向通信制御部に対して受信内容を通知する(処理609)。この時点では、
双方向通信制御部107がデータ処理部108からメッセージの送信要求を既に
受け付けており、その内容を保持している。この場合、双方向通信制御部107
は、送信があるか否かの問い合わせに対する応答として、基地局のデータ処理部
104宛てのメッセージとそれ存在することを示す内容のメッセージを返信する
(処理611)。それを受けた、プロトコル処理部106は基地局にMDCを送
信する(処理612)。受信した基地局のプロトコル処理部102では、移動局
からの応答を双方向通信制御部103に渡す(処理613)。双方向通信制御部
103では移動局からの応答を受け取り、移動局のデータ処理部108から基地
局のデータ処理部104へのメッセージがあることを知り、データ処理部104
に移動局からのメッセージを受信したことを通知するとともにその内容を渡す(
処理614)。以上が、移動局のデータ処理部から自発的に送信を行う場合の、
本発明の双方向通信制御部の動作である。基地局は移動局からの受信後、移動局
に対して下り送信がなければ、上記の移動局に対する問い合せを再度繰り返す。
続いて、基地局から移動局に対して送信する場合についても図7を用いて説明
する。まず、基地局のデータ処理部104は、双方向通信制御部に対して移動局
への送信を要求する(処理701)。双方向通信制御部103は、プロトコル処
理部102にメッセージを渡す(処理702)。プロトコル処理部102は、受
信したメッセージを移動局に向けてMDC送信する(処理703)。一方、移動
局側では、プロトコル処理部106が基地局からのMDCを受信し、双方向通信
制御部に対して受信内容を渡す(処理704)。双方向通信制御部107は、受
信したメッセージがデータ処理部宛てのものである場合には、データ処理部10
8に基地局からのメッセージをデータ処理部108に渡す(処理705)。
さらに、図14において図11に示した基地局通信装置、および移動局通信装
置の詳細な構成の一例を示す。同図において109は無線部の送受信部、110
は受信した信号の復調部、111は送信信号の変調部、112はフレーム制御情
報の生成部、113は無線プロトコルの処理を行うための制御部、114は移動
局からの上り受信時の双方向制御情報の判別手段、115は移動局への下り送信
時の双方向制御情報の付加手段、116は双方向制御手段の制御部、117は移
動局の無線部の送受信部、118は受信信号の復調部、119は送信信号の変調
部、120はフレーム制御情報のを受信し情報を再生する再生部、121は無線
プロトコルの処理を行うための制御部、122は基地局からの下り受信時の双方
向制御情報の判別手段、123は基地局への上り送信時の双方向制御情報の付加
手段、124は双方向制御手段の制御部である。そのほか、図1に示すものと同
様の動作をするものについては、同一の番号を伏してある。
基地局のプロトコル処理部102では、フレーム生成部112においてフレー
ム制御情報を生成し、変調部111、送受信部109を介してFCM信号を送信
する。移動局への下り送信の場合には、双方向制御部103からの送信要求によ
って、制御部113がフレーム生成部112に対して下りのメッセージデータス
ロットの割り付けを指示し、割り付けたスロットにてメッセージデータチャネル
MDCを、変調部111、送受信部109を介して送信する。移動局からの上り
受信の場合には、制御部113からフレーム生成部112に対して上りのメッセ
ージデータスロットMDSの割り付けを指示し、割り付けたスロットにてメッセ
ージデータチャネルMDCを、変調部111、送受信部109を介して受信し、
双方向制御部103にデータを渡す。
一方移動局のプロトコル処理部106では、フレーム再生部120にて基地局
からのフレーム制御情報FCMを送受信部117、復調部118を介して受信し
再生し、自局へのスロットの割り付けの有無を判別する。基地局から下り送信が
あった場合、フレーム再生部120にて自局への下りメッセージデータスロット
のあることを判別すると、割り付けのあったスロットにて、メッセージデータチ
ャネルMDCを、送受信部117、復調部118を介して受信し、双方向通信制
御部107にデータを渡す。基地局への上り送信の場合には、フレーム再生部1
20にて自局への上りメッセージデータスロットのあることを判別すると、割り
付けのあったスロットにて、メッセージデータチャネルMDCを、変調部119、送受信部117を介して送信する。
基地局の双方向制御部107における移動局への下り送信の場合には、制御情
報付加手段115によって、移動局のアプリケーションデータ処理部へのデータ
であるのか、あるいは移動局への送信有無の問い合せであるかを示す情報を付加
して、プロトコル処理部102に送信する。付加する情報は図8に示すようにア
プリケーションデータ処理部のメッセージにヘッダ801、フッダ803を付加
することで行う。また、移動局からの上り受信の場合には、制御情報判別手段1
14にて制御情報を判別することによって、アプリケションデータ処理部104
へ送るデータの場合には、アプリケーションデータ処理部のメッセージを抽出し
、アプリケーション処理部にデータを送信する。また、制御情報の判別の結果、
移動局への送信有無の問い合せの結果として送信が無い旨の応答であった場合に
は、そのデータは破棄する。
また、移動局の双方向制御部107における下り受信の場合には、制御情報判
別手段122にて制御情報を判別することによって、アプリケションデータ処理
部104へ送るデータの場合には、アプリケーションデータ処理部のメッセージ
を抽出し、アプリケーション処理部108にデータを送信する。制御情報の判別
の結果、移動局への送信有無の問い合せの場合には、アプリケーションデータ処
理部108からの送信要求あれば、制御情報付加手段123にて送信データに基
地局へアプリケーションデータ処理部へのデータであることを示す制御情報を付
加する。アプリケーションデータ処理部108からの送信要求無ければ、制御情
報付加手段123にて移動局から送信すべき内容が無い旨の制御情報のみを、プ
ロトコル処理部106に送信する。
上記した図14の基地局、移動局の通信装置の動作については、既に図6、図
7にて説明したとおりである。
上記の説明の通り本発明の通信方式では、基地局からの送信が無い場合には、
基地局側から移動局の送信の有無を問い合わせを行う。また移動局の双方向通信
制御部では、送信有無の問い合せに対し応答を返し、送信メッセージのある場合
にはその応答と同時にメッセージを返す。この基地局からの移動局への問い合せ
と、それに対する応答を返すことによって移動局からの送信が可能となり、円滑
な双方向通信が出来る。
次に、本発明の他の実施例を図9に示す。同図において901は基地局無線装
置、904は移動局通信装置、902、905は無線プロトコル処理部、903
、906は無線通信によって送受信されるデータを処理しアプリケーションを実
現するデータ処理部である。図9に示す実施例では、プロトコル処理部902、
905において移動局側からの自発的な送信を可能とした点が異なる。
既に図5において説明した通り、移動局は基地局の通信領域への進入時にアク
チベーションチャネルACTCを送信し、基地局に対してリンク接続を要求する。接続を確立後は移動局からACTCを再度送信することは無いが、通常は他の移動局の接続要求を待ち受けるため、アクチベーションチャネル用のリンク要求スロットACTSは割り付けられて存在している。
そこで移動局は、自局への上り送信スロットの割り付けの無い場合には、リン
ク要求スロットACTSにて、移動局からの上り送信を要求するチャネルを送信
し、基地局は要求があったフレーム以降のフレームにて、移動局に対して上り送
信のメッセージデータスロットMDSを要求のあった移動局に対して割り付ける。移動局は割付のあったMDSにてメッセージデータチャネルMDCを送信する。
図10に送信要求チャネルの詳細を示す。同図におい1001はプリアンブル
(PR)、1002は送信要求チャネルであることを示すユニークワード(UW
2a)、1003はリンクを要求する相手先基地局の識別番号(FID)、10
04は移動局自身の識別番号(LID)、1005は送信要求にあたって自局の
情報を基地局に通知するためのリンク要求情報(LRIa)、1006はエラー
検出の為のコード(CRC)である。同図に示すごとく、図5に示したACTC
とほぼ同一のフォーマットであるが、ユニークワード1002のピットパタンを
ACTCのビットパタン502とは異なるビットパタンに設定している。そのた
め受信した基地局では、受信したチャネルが、リンク要求チャネルなのか送信要
求チャネルなのかを判別できる。
さらに、図15において図9に示した基地局通信装置、および移動局通信装置
の詳細な構成の一例を示す。同図において907は無線部の送受信部、908は
受信した信号の復調部、909は送信信号の変調部、910はフレーム制御情報
の生成部、911は送信要求信号の検出手段、912は無線プロトコルの処理を
行うための制御部、913は移動局の無線部の送受信部、914は受信信号の復
調部、915は送信信号の変調部、916はフレーム制御情報を受信し情報を再
生する再生部、917は送信要求信号を送出するための送信要求送出手段、91
8は無線プロトコルの処理を行うための制御部である。そのほか、図9に示すも
のと同様の動作をするものについては、同一の番号を伏してある。
基地局のプロトコル処理部902、及び移動局のプロトコル処理部905の構
成は、既に説明した図14のプロトコル処理部102、106とほぼ同様の構成
であるが、送信要求検出手段911、送信要求送出手段917を付加した点が異
なる。移動局のプロトコル処理部905の制御部918は、アプリケーション処
理手段からデータを受信した場合に、フレーム再生部916にて自局への上りメ
ッセージデータスロット無いことを判別すると、送信要求送出段917にリンク
要求スロットにて送信要求信号を送出するよう制御し、送出手段917は変調部
915、無線送受信部913を介して送信する。
一方基地局のプロトコル制御手段902の制御部912では、移動局からの送
信要求信号を送信要求検出手段911にて検出すると、次のフレーム生成時にフ
レーム生成部911に対して移動局に対して上りのメッセージデータスロットを
割り付けるように制御し、移動局から上りメッセージデータチャネルMDCの受
信を待つ。
次に図11を用いて図9、図15に示したプロトコル処理部902、905に
よる双方向通信の処理を説明する。同図は時間の経過とチャネルの送信の様子を
示したものである。まず、移動局が基地局に進入の際にリンク要求のためACT
C1102を送信する。基地局はリンク要求を受け付けると、移動局に対してリ
ンク接続を受け付けた旨のメッセージデータチャネルMDC1104を送信し、
移動局はメッセージを正しく受信した確認のためアクノレッジチャネルACKC
1105を送信する。基地局はリンク確立後も、リンク要求スロットを割り付け
続ける。
さて、移動局から送信を行いたい場合には、移動局からリンク要求スロットに
て、送信要求チャネル1106を送信する。送信要求チャネルを受信した基地局
では、送信要求チャネル内の移動局の識別番号を参照して次フレームで送信を要
求した移動局に対して、上りのスロットを割り付ける。基地局の通信する移動局
が複数あり、次フレームにてスロットの割り付けができない場合には、それ以降
のフレームで割り付けを行う。次フレーム以降にて移動局は割り付けられたスロ
ットでMDC1108を送信する。基地局はメッセージを正しく受信した確認の
ためアクノレッジチャネルACKC1109を送信する。
上記説明したごとく、移動局からの送信要求チャネルを送信し、基地局に上り
スロットを割り付けてもらうことで、移動局からの自発的な送信が可能となる。
上記した実施例では、送信要求チャネルのフォーマットとして、リンク要求チャ
ネルに準じたフォーマットとし、ユニークワードにてリンク要求か送信要求かを
判別することとしたが、必ず時もチャネルフォーマットはこれに限定されるもの
ではなく、例えばユニークワード1002はリンク要求チャネルと同じビットパ
タンとし、送信要求情報1005にリンク要求か送信要求かを示すフラグ等を配
置しても良い。
また、全く異なるフォーマットであっても移動局の識別番号と、送信要求であ
ることを示す情報が含まれるものであれば良い。ただし、上記の実施例のごとく
リンク要求チャネルに準じたフォーマットとした場合には、リンク要求の受信と
ほぼ同様にして送信要求チャネルの受信が可能となるため、既存の装置へ改造変
更等が容易となるメリットがある。 さらに、上記した実施例では、送信要求チ
ャネルをリンク要求スロットにて送信するとしたが、送信要求用の専用スロット
を設けてもかまわない。リンク要求スロットにて送信要求チャネルを送信する場
合には、送信要求用の専用スロットが必要ないためスロットの効率的に活用でき
る。
次に、本発明の他の実施例を図12に示す。同図は図9に示した通信装置のプ
ロトコル処理部の、他の実施例の動作を示す図である。本実施例では、リンクを
確立後は、基地局からの送信が無い場合にプロトコル処理部が、移動局からの要
求の有無によらず上りのメッセージデータスロットMDSを割り付けておく。移
動局では、上り送信がある場合にのみ、割付られたMDSでメッセージデータチ
ャネルを送信する。上り送信する必要の無い場合には、MDSの割付があっても、何も送信しない。
続いて、図12を用いて図9に示したプロトコル処理部902、905による
双方向通信の処理を説明する。同図は時間の経過とチャネルの送信の模様を示し
たものである。移動局からのリンク要求の送信等は終え、既にリンクが確立した
後の状態を示している。基地局はFCMC1201にて移動局に対して上り送信
のスロットMDS1202を割り付ける。だが、移動局からの送信はないので、
何も送信されない。基地局は次のフレームにおいても、前フレームと同様にFC
MC1203にてMDSを割り付ける。移動局は上りの送信があるためメッセー
ジデータチャネルMDC1204を送信する。基地局はMDCの受信確認ACK
C1205を返信する。以降のフレームにおいても同様に、基地局は移動局に対
して上りのスロットを割付け、移動局側で送信があれば、割り付けられたスロッ
トにてデータを送信する。
基地局側からの下り送信の場合には、基地局自らFCMCにて下り送信スロッ
トの割付を行い、割り付けたスロットにて下り送信を行うのは言うまでもない。
上記した実施例では、移動局からの要求の有無によらず上りのメッセージデー
タスロットMDSを割り付けておくため、移動局側に上り送信の要求があればそ
の時点で割り付けられたスロットでメッセージデータチャネルの送信ができる。
次に、本発明の他の実施例を図13に示す。同図は従来の通信方式による通信
と、図11に示した本発明の双方向通信方式による通信とを混在して運用する場
合の例を示した図である。本実施例は、従来の通信方式と、本発明の双方向通信
方式とを、フレーム毎に交互に使い分けるものである。従来の通信方式による通
信フレームでは従来通信方式の移動局と通信し、本発明の双方向通信方式による
通信フレームでは双方向通信方式に対応した移動局と通信することによって、同
一の基地局にて通信方式の異なる移動局との通信が可能となる。
図12において、通信フレーム1301、1303は従来の通信方式(通信プ
ロトコルb)、通信フレーム1302、1304は双方向通信方式(通信プロト
コルa)による通信フレームである。また、移動局aは従来の通信方式(通信プ
ロトコルa)に対応した通信装置、移動局bは双方向通信方式(通信プロトコル
b)に対応した通信装置である。同図は、移動局aは基地局とのリンクは未接続、移動局bは既にリンクが確立後であって上り送信を行う場合の状態の例を示している。基地局の送信するFCMCには、運用する通信方式を示す情報が含まれており、受信した移動局にて通信フレームにて運用される通信方式が判別可能となっている。
移動局aは基地局の送信するFCMC1305を受信し、そのFCMC内の情
報より通信フレームの運用プロトコルがプロトコルaであること検知し、自局の
対応する通信プロトコルと一致するため、リンク要求信号ACTCを送信する。
次の通信フレームのFCMC1307は通信プロトコルが一致しないため、移動
局aは通信フレーム1302では交信しない。更に次の通信フレーム1303に
て、基地局からメッセージデータチャネルMDC1310を受信し、受信確認A
CKC1311を送信する。
一方移動局bは、FCM1305を受信した場合、自局の対応する通信プロト
コルと一致しないため、通信フレーム1301では交信しない。通信フレーム1
302において、受信したFCM1307より運用プロトコルがプロトコルbで
あること検知し、自局の対応する通信プロトコルと一致したため、送信要求チャ
ネル1308を送信する。次の通信フレーム1303では通信プロトコルが一致
しないため、移動局bは交信しない。更に次の通信フレーム1304にて、基地
局がFCMC1312にて移動局bに対して上り送信のスロットを割り付ける。
移動局bは割り付けられたスロットにてMDC1313を送信する。基地局はM
DC1313を受信後、受信確認ACKC1314を送信する。
上記した実施例では、通信フレーム毎の運用する通信方式を示す情報をFCM
C内の情報として含めるとしたが、ユニークワードを互いに異なるビットパタン
としてもよい。この場合には、ユニークワードが異なるため、移動局側では受信
した信号をFCMCとして認識することが無い。そのため、通信方式によってF
CMCのフォーマットが違ったとしても、非対応の移動局が誤って動作すること
が無い。
また、上記実施例ではフレーム毎に交互に異なる通信方式にて運用したが、こ
れは必ずしも交互である必要はなく、複数フレーム毎に入れ替わるものであって
も良く、またそれぞれの通信方式にて運用するフレーム数の比率が同じである必
要も無い。さらに、通信方式として3種類以上であってもかまわない。
さらに、移動局が複数のプロトコルに対応する場合、あるいは移動局の対応す
るプロトコルが他のプロトコルと互換性がある場合には、移動局の対応する複数
の通信プロトコルにて基地局との交信が可能である。つまり上記実施例にて、移
動局bがプロトコルaとプロトコルbの両方に対応していた場合には、基地局が
交互に送信する両方の通信フレームにて通信が可能である。またプロトコルbが
プロトコルaに対して上位互換性を持ったプロトコルの場合もまた、移動局bは
基地局が交互に送信する両方の通信フレームにて通信が可能である。
本実施例では、異なる通信方式の通信フレームを、同一の基地局にて運用出来
るため、基地局の有効利用が可能である。
本発明によれば、移動局に対するスロットの割付を基地局のみが行う通信方式
においても、移動局からの自発的な送信を可能な通信方式を提供でき、従来方式
の装置からの変更を極力抑えた上で、移動局からの自発的な送信を可能な通信方
式及び通信装置を実現できる。
本発明の通信装置の一実施例を示す図である。 従来の路車間通信方式通信フレームを示す図である。 フレーム制御信号FCMCのフォーマットを示す図である。 フレーム制御信号FCMC中のスロットの割り当て情報SCIのフォーマットを示す図である。 アクチベーションチャネルACTCのフォーマットを示す図である。 本発明の通信方式による通信処理の説明図である。 本発明の通信方式による通信処理の説明図である。 本発明の双方向制御部の通信フォーマットを示す図である。 本発明の通信装置の一実施例を示す図である。 本発明の通信方式による送信要求信号のフォーマットを示す図である。 本発明の通信方式による通信手順の説明図である。 本発明の通信方式による通信手順の説明図である。 本発明の通信方式による通信手順の説明図である。 本発明の通信装置の一実施例を示す図である。 本発明の通信装置の一実施例を示す図である。
符号の説明
101…基地局通信装置、
102…基地局プロトコル処理部、
103…基地局双方向通信制御部、
104、108…データ処理部、
105…移動局通信装置、
106…移動局プロトコル処理部、
107…移動局双方向制御部。

Claims (4)

  1. 通信フレームを複数のタイムスロットに時分割し、時分割されたタイムスロットに、通信に必要なフレーム制御情報を配信するためのフレーム制御スロットと、これに後続してメッセージデータ交換用の通信スロットとを配置する形式の通信フレームを用いて、
    前記通信スロットにおける、基地局との通信対象となる移動局の指定および、基地局から移動局への下り通信かあるいは移動局から基地局への上り通信かの何れの通信方向であるかの指定を、フレーム制御情報にて行い、
    かつフレーム制御情報の送信を基地局のみが行い、移動局は前記フレーム制御情報に従って、当該移動局に対して割り付けられた上り通信スロットにおいて基地局へのデータ送信を行う通信方法において、
    基地局は移動局に対して上り送信が有るか無いかの問い合せを行い、移動局は基地局からの問い合せに対する応答として、上り送信すべきデータがあればその内容をメッセージデータにて送信し、なければ送信すべきデータの無い旨の応答メッセージデータを送信する双方向通信制御手順を備え、
    基地局は少なくとも、前記双方向通信制御手順の実施の有無を、任意のフレーム毎に切り替え、当該実施の有無を示す識別情報をフレーム制御情報と共に基地局から送信する
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 通信フレームを複数のタイムスロットに時分割し、時分割されたタイムスロットに、通信に必要なフレーム制御情報を配信するためのフレーム制御スロットと、これに後続してメッセージデータ交換用の通信スロットとを配置する形式の通信フレームを用いて、前記通信スロットにおける、基地局との通信対象となる移動局の指定および、基地局から移動局への下り通信かあるいは移動局から基地局への上り通信かの何れの通信方向であるかの指定を、フレーム制御情報にて行い、
    かつフレーム制御情報の送信を基地局のみが行い、移動局は前記フレーム制御情報に従って、当該移動局に対して割り付けられた上り通信スロットにおいて基地局へのデータ送信を行う通信方法に準じた基地局の通信装置において、
    前記通信方法に従い、フレーム制御情報の送信、移動局へのメッセージデータの送信あるいは受信を行うプロトコル処理手段と、
    プロトコル処理手段を介して移動局とデータを送受信しアプリケーション処理を実現するアプリケーションデータ処理手段と、
    アプリケーションデータ処理手段とプロトコル処理手段の中間に配置され、プロトコル処理手段を制御しデータの中継を行い、移動局に対して上り送信の有無を問い合わせる内容の送信を行い、送信後に移動局からの応答を待ち受ける双方向通信制御手段とを備え、
    少なくとも、前記双方向通信制御手段による制御処理の実施の有無を、任意のフレーム毎に切り替え
    当該実施の有無を示す識別情報をフレーム制御情報と共に基地局から送信する通信プロトコルの処理手段を備えた
    ことを特徴とする基地局の通信装置。
  3. 請求項1記載の通信方法において、前記双方向通信制御手順の実施の有無を通信フレーム毎に切替えることを特徴とする通信方法。
  4. 請求項2記載の基地局の通信装置において、前記双方向通信制御手段による制御処理の実施の有無を通信フレーム毎に切替えることを特徴とする基地局の通信装置。
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