JP4207946B2 - キー接点用基板及びその製造方法、キー接点用スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば無線携帯端末のキーなどに用いて最適な基板及びその製造方法、その基板を用いたキー接点用スイッチに関する。
最近、無線携帯端末の高機能化が進み、それに相応して無線携帯端末の小型化・薄型化も進んでいる。
従来の無線携帯端末に用いられているスイッチの一例を図9及び図10に示す。図9及び図10に示すように、従来のスイッチは、中央接点21が絶縁基板27の表面に形成され、その中央接点21を取囲むように外周接点22が形成されている。また、外周接点22から外部回路に接続するための引出線23が絶縁基板27上に形成されている。中央接点21から引出される引出線24は、中央接点21を取囲む外周接点22と交差する位置関係になるため、スルーホール25が中央接点21の略中央部に絶縁基板27の表裏両面に通じて形成されている。したがって、中央接点21から引出される引出線24は、スルーホール25を通して絶縁基板27の裏面側に引出され、絶縁基板27の裏面側に沿って引出されている。また、外周接点22を取囲んでカバーレイ26が接着剤29により絶縁基板27上に接着されている。
図には示していないが、前記中央接点21と前記外周接点22との間には、外力を受けて撓んで中央接点に電気的に接触する可動接点が設けられている。
しかしながら、図9及び図10に示す従来のスイッチは、中央接点21からの引出線24と、外周接点22からの引出線23が絶縁基板27の表面と裏面を使って引出されている構造であるため、スイッチの基板厚み方向の寸法が必要以上に拡大されという問題があった。
そこで、特許文献1には、中央接点21からの引出線24と、外周接点22からの引出線23を絶縁基板27の表面のみを使って引出した構造を開示している。
特開2003−132754号公報
特許文献1に示されたスイッチは、可動接点が、中高形状に形成され、その周縁部が外周接点に電気的に接続され、中高部が内側に撓んで中央接点に電気的に接触するドーム構造に構成されている。
ところで、特許文献1は、外周絶縁材の接着剤はみ出しによるドーム構造の中高部が中央接点と電気的な接触不良を生じるのを回避することを意図したものである。その具体的な対策として、切欠き部がパターンに設けられ、接着剤の漏出を防止している。
しかしながら、特許文献1のように可動接点がドーム構造に構成されている場合、中央接点からの引出線上で可動接点のドーム周縁部を支える高さ位置と、その引出線以外の領域でドーム周縁部を支える高さ位置がずれてしまい、可動接点が中央接点に対して斜めに傾斜した姿勢で対峙することとなる。
可動接点と中央接点が斜めの関係で対峙すると、可動接点が必要なストロークで撓んでも、可動接点が中央接点に電気的に接触せず、接触不良を引き起してしますという問題がある。可動接点が撓むストロークを拡大すれば、この問題は解決するが、無線携帯端末のキー構造の小型化・薄型化を実現する関係上、可動接点の撓みストロークを長くするには限界がある。したがって、可動接点を支える構造を根本的に改良する必要がある。
本発明の目的は、例えば無線携帯端末のキーに用いられるスイッチの小型化・薄型化を損うことなく、可動接点と中央接点との電気的接触不良を回避するキー接点用基板及びその製造方法、その基板を用いたキー接点用スイッチを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るキー接点用基板は、相互間が電気的に絶縁された中央接点パターン及び外周接点パターンと、相互間が電気的に絶縁されて同一面内に形成され前記中央接点及び前記外周接点から引出された引出線パターンを有し、
前記外周接点パターンはドーム接点の外周部に接続されて電気接点となり、前記中央接点パターンは前記ドーム接点の中央部に接触して電気接点となるものであり、
前記中央接点パターンの引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の間の段差が調整されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、中央接点パターンと外周接点パターンから引出された引出線パターンは同一面内に形成され、前記中央接点パターンの引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の段差が調整されているため、前記ドーム接点を支える位置の高さがほぼ揃えられることとなる。そのため、ドーム接点の撓み量の範囲のストロークでもって前記ドーム接点の中央部を前記中央接点パターンに接触させることが可能となり、ドーム接点と中央接点パターンの電気的接触不良が回避されることとなる。
前記中央接点パターンの引出線パターンと前記外周接点パターンの厚みが変更されて前記段差が調整された構成であってもよいものである。この場合、前記中央接点パターンの引出線パターンの厚みを前記外周接点パターンの厚みより薄くする、或いは前記外周接点パターンの厚みを前記中央接点パターンの厚みより厚くすることにより、前記段差を調整する。
この構成によれば、前記段差を調整する要素が前記パターンの厚みのみであるため、比較的容易に前記段差の調整を行うことが可能となる。
また、前記ドーム接点の外周を支えるカバーレイを前記中央接点パターンの引出線パターン部分に接合する接着剤の厚みを変更して前記段差を調整する構成としてもよいものである。前記接着剤の厚みを変更するには、前記中央接点パターンからの引出線パターンの幅を変更する、或いは余剰な接着剤を受入れて前記接着剤の厚みを変更するスリットを有する構成のいずれを採用してもよいものである。
この構成によれば、引出線パターンの幅を変更することにより、単位面積当りの加圧接着力を大きくすることが可能となり、その加圧接着力により接着剤の厚みを実質的に薄くして、前記段差を調整することが可能となる。また、余剰の接着剤をスリットに受入れることにより、接着剤の厚みを薄くすることが可能となり、前記段差を調整することが可能となる。
本発明に係るキー接点用基板の製造方法は、ドーム接点の外周部に接続されて電気接点となる外周接点パターンと、前記ドーム接点の中央部に接触して電気接点となる中央接点パターンとを有するキー接点用基板を製造する方法において、
相互間を電気的に絶縁して同一面上で前記外周接点パターンと前記中央接点パターンに連なる引出線パターンをそれぞれ引出して形成する引出線形成ステップと、前記中央接点パターンの引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の間の段差を調整する調整ステップを実行することを特徴とするものである。
この構成によれば、前記中央接点の引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の間の段差は、可及的に小さい範囲に収めることが可能となる。
さらに、本発明に係るキー接点用基板を用いたキー接点用スイッチは、相互間が電気的に絶縁されて基板上に形成された中央接点パターン及び外周接点パターンと、相互間が電気的に絶縁されて前記基板の同一面内に形成されて前記中央接点パターン及び前記外周接点パターンから引出された引出線パターンと、外周部が前記外周接点パターンに接続され、中央部が前記中央接点パターンに接触して回路を形成するドーム接点を有し、
前記中央接点パターンの引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の間の段差が調整されて、前記ドーム接点が前記外周接点パターンと前記中央接点パターンの間に跨って保持されて構成として構築される。
この構成によれば、前記中央接点パターンの引出線パターン部分で前記ドーム接点を支える位置と、前記外周接点パターンが前記ドーム接点を支える位置の間の段差が調整されて、前記ドーム接点が前記外周接点と前記中央接点の間に跨って保持されるため、ドーム接点の撓み量の範囲のストロークでもって前記ドーム接点の中央部を前記中央接点パターンに接触させることが可能となり、ドーム接点と中央接点パターンの電気的接触不良が回避されることとなる。
以上説明したように本発明によれば、中央接点パターンの引出線パターン部分でドーム接点を支える位置と、外周接点パターンがドーム接点を支える位置の間の段差が調整されているため、スイッチ構造に組付けた場合に、前記ドーム接点が前記外周接点と前記中央接点の間に跨って保持される姿勢において、ドーム接点の撓み量の範囲のストロークでもって前記ドーム接点の中央部を前記中央接点パターンに接触させることが可能となり、ドーム接点と中央接点パターンの電気的接触不良を回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るキー接点用基板は基本的構成として、相互間が電気的に絶縁された中央接点パターン11及び外周接点パターン12と、相互間が電気的に絶縁されて同一面内に形成され前記中央接点パターン11及び前記外周接点パターン12から引出された引出線パターン13,14を有し、前記外周接点パターン12はドーム接点19の外周部に接続されて電気接点となり、前記中央接点パターン11は前記ドーム接点19の中央部に接触して電気接点となるものであり、前記中央接点パターン11の引出線パターン14部分で前記ドーム接点19を支える位置と、前記外周接点パターン12が前記ドーム接点19を支える位置の間の段差が調整されていることを特徴とするものである。
(実施形態1)
前記ドーム接点19として、中高形状に成形され、その外周部19aが前記外周接点12に電気的に接続されるとともに、中高部19bが内側に撓んで中央接点パターン11に電気的に接触するドーム構造のものを用いたものを本発明の実施形態1として説明する。また、キー接点用基板としてフレキシブル配線基板を用いているが、これに限られるものでなく、要は、キー接点用基板は、キー接点に必要な素子を搭載し、それらの素子の機能を発揮させるものであれば、いずれのものであってもよい。
図1及び図4に示すように、中央接点パターン11がフレキシブル配線基板のベースフィルム18上に形成されている。実施形態では、前記中央接点パターン11は円形に形成されているが、その形状はいずれのものであってもよいものである。さらに、外周接点パターン12が前記中央接点パターン12の周囲を取囲み、かつ前記中央接点パターン12との間にスペースS1を設けて電気的に絶縁されてベースフィルム18上に形成されている。実施形態の外周接点12と中央接点パターン11の間にスペースS1を設けて、これらの接点パターン11,12間を電気的に絶縁したが、スペースS1以外の構造にて電気的に絶縁してもよいものである。
さらに、引出線パターン13が外周接点パターン12から引出され、引出線パターン14が中央接点パターン11から引出線パターン13と交差しない方向に引出されている。図1に示す例では引出線パターン13と引出線パターン14を略直角方向に引出しているが、引出線パターン13と引出線パターン14が電気的に絶縁される方向であれば、いずれの方向であってもよいものである。
図1に示すように、引出線パターン14は、外周接点パターン12で囲まれた中央接点パターン11から引出されるため、外周接点パターン12が完全なリング状に形成されていると、引出線パターン14は、外周接点パターン12と電気的に接続されてしまう。そこで、本発明の実施形態では図1に示すように、外周接点パターン12の一部を切欠き、その外周接点パターン12の切欠き部12aに通して、中央接点パターン11の引出線パターン14をベースフィルム18上に形成している。これにより、中央接点パターン11の引出線パターン14と外周接点パターン12の間を電気的に絶縁している。
図1及び図2に示すように、カバーレイ15がベースフィルム18上に取付けられている。前記カバーレイ15は、組立てる際に加圧された状態で接着剤17によりベースフィルム18上に接着される。カバーレイ15は、予め整形されたシート状の絶縁材から構成されている。また接着剤17は、予め整形されたシート状の接着剤として構成され、加熱処理によって接着効果を発揮するように形成されている。
前記カバーレイ15は、外周接点パターン12の外周縁との間にスペースS2を開けて外周接点パターン12の外周を取囲んでベースフィルム18上に接着されている。前記カバーレイ15は、その一部に接点保護部16を有しており、この接点保護部16は、外周パターン12の切欠き部12a内に突出た状態であって、かつ中央接点パターン11の引出線パターン14を覆う状態でベースフィルム18に接着されている。
図5に示すように、ドーム接点19は、外周部19aの一部が外周接点12に支えられると共に、外周部19aの一部が中央接点パターン11の引出線パターン14部分に支えられる。ドーム接点19の外周部19aが中央接点パターン11の引出線パターン14部分に支えられる構造について具体的に説明すると、中央接点パターン11の引出線パターン14上に接着剤17によりカバーレイ15が貼付けられ、そのカバーレイ15によりドーム接点19の外周が支えられている。図3から明らかなように、接着剤17の厚みが図2に示す本発明の実施形態と比較して厚い場合には、ドーム接点19の中央部19bを外力にて撓ませた場合、図6に点線で示すように前記ドーム接点19の中央部19bの撓み量に基づくストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触することが不可能になる。
そこで、中央接点パターン11の引出線パターン14部分でドーム接点19を支える位置と、外周接点パターン12がドーム接点19を支える位置の段差を調整する必要がある。この段差を調整する手段として種々の構造が考えられる。これらの段差を調整する構造について順次説明する。
図2は本発明の実施形態を適用したキー接点用基板であり、図3は本発明の実施形態を適用しないキー接点用基板である。図3に示す中央接点パターン11からの引出線パターン14aの幅yは、図2に示す引出線パターン14の幅xよりも広い(y>x)。カバーレイ15を加圧接着する際に、引出線パターン14aの接着剤貼付面における単位面積当りの加圧接着力は、引出線パターンのパターン幅に反比例の関係にある。したがって、図3に示すように、引出線パターン14aの幅yが広い場合は単位面積当りの加圧接着力が小さくなり、引出線パターン14aとカバーレイ15の間における接着剤17の厚みT2は厚くなる。これに対して、図2に示すように、引出線パターン14の幅xが狭い場合は単位面積当りの加圧接着力が大きくなり、引出線パターン14とカバーレイ15の間における接着剤17の厚みT1は薄くなる(T2>T1)。
上述したように、接着剤17の厚みが薄くなれば、中央接点パターン11の引出線パターン14部分でドーム接点19を支える位置と、外周接点パターン12がドーム接点19を支える位置の段差が可及的に小さくなると、ドーム接点19の中央部19bを外力にて撓ませた場合、図6に実線で示すようにドーム接点19の中央部19bの撓み量に基づくストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触することが可能になる。
そこで、図1及び図2に示すように、本発明の実施形態では、中央接点パターン14の引出線パターン14のパターン幅xを、図3に示す引出線パターン14aのパターン幅yより狭く設定して、中央接点パターンに連なる引出線パターン14をベースフィルム18上にパターン形成している。なお、引出線パターン14のパターン幅xの最小限幅は、配線の直流抵抗分によりキーの機能が障害を受けない最小限度の範囲に設定する。
次に、キー接点用基板にカバーレイ15及びドーム接点19を組付ける場合について説明する。図3から明らかなように、接着剤17の厚みT2が図2に示す本発明の実施形態と比較して厚い場合(T2>T1)には、ドーム接点19の中央部19bを外力にて撓ませた場合、図6に点線で示すように前記ドーム接点19の中央部19bの撓み量に基づくストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触することが不可能になる。
本発明の実施形態では、中央接点パターン11からの引出線パターン14のパターン幅xが図3に示す引出線パターン14aのパターン幅yよりも狭く設定して、引出線パターン14が形成されている。前記中央接点パターン14には、接着剤17によりカバーレイ15の一部をなす接点保護部16が貼付される。この場合、接点保護部16と外周接点パターン12の切欠き部12a及び中央接点パターン11の間にスペースS3が確保されている。
中央接点パターン11の引出線パターン14上にカバーレイ15を接着する際に、接着剤17を加熱しながらカバーレイ15上から加圧接着力を接着剤17に加えると、図2に示すように引出線パターン14のパターン幅xが図3のパターン幅yと比較して狭くなっているため、引出線パターン14に加わる単位面積当りの加圧接着力が大きくなる。引出線パターン14とカバーレイ15の間に介在する余剰な接着剤17が、引出線パターン14とカバーレイ15の間から前記加圧接着力を受けて漏出され、引出線パターン14とカバーレイ15の間に存在する接着剤17の厚みが薄くなる。なお、前記漏出した余剰な接着剤17は、前記スペースS3に受入れられる。
したがって、外周接点パターン12がドーム接点19の外周部19aを支える位置と、中央接点パターン11の引出線パターン14部分(すなわち引出線パターン14+接着剤17+カバーレイ15)でドーム接点19の外周部19aを支える位置の間の段差を調整する、すなわち段差を極力小さくすることができる。前記段差を極力小さくする度合は、ドーム接点19が傾いてもドーム接点19の中央部の撓み量のストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触する範囲において適宜設定する。
前記段差が極力小さくなれば、ドーム接点19の傾き角が極力小さく抑えられ、ドーム接点19の中央部19bを外力にて撓ませた場合、図6に実線で示すようにドーム接点19の中央部19bの撓み量に基づくストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触することができることとなる。このため、中央接点パターン11の引出線パターン14と外周接点パターン12の引出線パターン13を基板の同一面に形成したことにより、欠点を排除することができる。
以上のように本発明の実施形態によれば、中央接点パターンの引出線パターン部分でドーム接点を支える位置と、外周接点パターンがドーム接点を支える位置の間の段差が調整されているため、スイッチ構造に組付けた場合に、前記ドーム接点が前記外周接点と前記中央接点の間に跨って保持される姿勢において、ドーム接点の撓み量の範囲のストロークでもって前記ドーム接点の中央部を前記中央接点パターンに接触させることが可能となり、ドーム接点と中央接点パターンの電気的接触不良を回避することができる。
さらに、キー接点用基板に引出線パターンの片面配線化を行うことができるため、例えば携帯端末のキー接点部分の薄型化を実現することができる。また、前記段差を調整する構成を新たに追加する必要がなく、キー接点用基板の低コスト化を図ることができ、しかもキー接点用基板の製造日程の短縮を図ることができる。
以上の説明では、段差を調整するにあたって、接着剤17の厚みを薄くするという手法を採用したが、これに限られるものではない。ドーム接点19の外周部19aを支える外周接点パターン12の厚みを厚くすることにより、前記段差を調整するようにしてもよいものである。この場合、中央接点パターン11をマスキングし、外周接点パターン12に銅などのメッキを施して外周接点パターン12を隆起させて厚みを増すようにすればよい。
なお、外周接点パターン12の厚みを増して前記段差を調整するにあたっても、中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン幅を狭くして接着剤17の厚みを薄くする手法と組合せれば、さらに前記段差を調整する度合を増すことができる。
段差を調整するにあたって、ドーム接点19の外周部19aを支える外周接点パターン12の厚みを厚くする手法について説明したが、これに限られるものではない。ドーム接点19の外周部19aを支える外周接点パターン12の厚みより、中央接点パターン11の引出線パターン14の厚みを薄くする手法を採用してもよいものである。この場合、外周接点パターン12をマスキングし、引出線パターン14にエッチング処理を施して引出線パターン14の厚みを薄くするようにすればよい。
なお、引出線パターン14の厚みを薄くして前記段差を調整するにあたっても、中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン幅を狭くして接着剤17の厚みを薄くする手法と組合せれば、さらに前記段差を調整する度合を増すことができる。
本発明の実施形態は、外周接点パターン12におけるドーム接点の外周部を支える部分の厚さに対し、中央接点パターン11から引出される引出線パターン14の厚さの方が薄い、あるいは同じ、あるいは同等(厚いが、カバーレイ15が破れるほど厚くないという意味)であることに特徴を有している。
その場合、外周接点パターン12のパターン厚−(中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン厚+接着剤17の厚み+カバーレイ15の厚み)>0、
或いは、
外周接点パターン12のパターン厚−(中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン厚+接着剤17の厚み+カバーレイ15の厚み)≒0
に設定し、段差を調整する。
なお、(中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン厚+接着剤17の厚み+カバーレイ15の厚み)−外周接点パターン12のパターン厚=ドーム接点の動作により絶縁層としてのカバーレイ15に大きなダメージを与えない段差に設定する必要がある。絶縁層としてカバーレイ15を用いたが、カバーレイ15以外のものを用いてもよいものである。その絶縁層の厚さは、容易に破れないように必要厚を確保する。
さらに、本発明の実施形態では、中央接点パターン11の引出線パターン14のパターン幅xを所定幅以下に形成することにより、中央接点パターン11の引出線パターン14とカバーレイ15とを接着剤17を挟んで加圧プレスにて接着する際、単位面積あたりの加圧力が大きくなり、接着剤17が幅方向にはみ出し、接着剤17部分の厚さが薄く形成される点にある。接着剤17は、薄くなりすぎてその層が一部なくなってしまうのでない限り、薄くすることにより通常接着強度は劣化しないし、増すこともある。すなわち、カバーレイ15自体を薄くすると強度が劣化する(破れる)おそれがあるため、これを実行せず、引出線パターンを細くすることで、(熱硬化型)接着剤17を接着時の加圧で薄くすることを実現している。
(実施形態2)
図7及び図8は、本発明の実施形態2を示す図である。本発明の実施形態は、中央接点パターン11から引出された引出線パターン14にスリット14bを形成している。このスリット14bにより引出線パターン14のパターン幅を狭くし、引出線パターン14における接着剤17の塗布面積を狭小にし、接着剤を加圧接着する際に引出線パターン14に加わる単位面積当りの加圧接着力を増加させている。
実施形態2によれば、中央接点パターン11の引出線パターン14上にカバーレイ15を接着する際に、接着剤17を加熱しながらカバーレイ15上から加圧接着力を接着剤17に加えると、引出線パターン14に形成したスリット14bにより、引出線パターンのパターン幅が実質的に狭くなっているため、引出線パターン14に加わる単位面積当りの加圧接着力が大きくなる。引出線パターン14とカバーレイ15の間に介在する余剰な接着剤17が、引出線パターン14とカバーレイ15の間から前記加圧接着力を受けて漏出され、引出線パターン14とカバーレイ15の間に存在する接着剤17の厚みが薄くなる。なお、前記漏出した余剰な接着剤17は、引出線パターン14に形成したスリット14b及び前記スペースS3に受入れられる。
したがって、外周接点パターン12がドーム接点19の外周部19aを支える位置と、中央接点パターン11の引出線パターン14部分(すなわち引出線パターン14+接着剤17+カバーレイ15)でドーム接点19の外周部19aを支える位置の間の段差を調整する、すなわち段差を極力小さくすることができる。前記段差を極力小さくする度合は、ドーム接点19が傾いてもドーム接点19の中央部の撓み量のストロークをもって中央接点パターン11に電気的に接触する範囲において適宜設定する。
実施形態2によれば、余剰な接着剤17は、スリット14b及びスペースS3内に受入れられるため、接着剤17の幅方向流れ量も増加させることができ、ひいては引出線パターン14部分での接着剤17の厚みを極力薄くして前記段差を極力小さくすることができる。また、引出線パターン14にスリット14bを形成しているため、配線の直流抵抗も小さくすることができる。
なお、実施形態2では、スリット14aを引出線パターン14に形成して引出線パターン14に加わる加圧接着力を増加させているが、これに実施形態1で説明した段差を調整する手法を組合せて併用することは勿論可能である。また、実施形態2におけるその他の構成は、実施形態1と同様であり、上記した効果に加えて実施形態1と同様の効果を得るとができるものである。
以上説明した本発明の実施形態に係るキー接点用基板を用いてキー接点用スイッチを構築すると、図4及び図5に示すように、相互間が電気的に絶縁されて基板(フレキシブル配線基板の場合にはベースフィルム)上に形成された中央接点パターン11及び外周接点パターン12と、相互間が電気的に絶縁されて前記基板の同一面内に形成されて前記中央接点パターン11及び前記外周接点パターン12から引出された引出線パターン14,13と、外周部19aが前記外周接点パターン12に接続され、中央部19bが前記中央接点パターン11に接触して回路を形成するドーム接点19を有し、前記中央接点パターン11の引出線パターン14部分で前記ドーム接点19を支える位置と、前記外周接点パターン12が前記ドーム接点19を支える位置の間の段差が調整されて、前記ドーム接点19が前記外周接点パターン12と前記中央接点パターン11の間に跨って保持された構成として構築される。
ドーム接点19は同心円形状が望ましく、例えば、球面形状であっても良い。ドーム接点19の外周部19aが外周接点パターン12に接続し、ドーム接点の中央部19b(厳密に中央部でなくとも良く、外周部に対して、少なくとも内側であれば良い)の押下によってドーム接点19の中央部19bが内側に凹み(撓み)、凹んだ中央部19bが中央接点パターン11に接触することにより、電気的接続ON/OFFを行うキーを構成するキー接点用スイッチとして構成される。ドーム接点19は、電気的導体である材料(例えば、金属、銅、など)からなる構成される。また、ドーム接点19は図5に示すように、その外周部19aが外周接点パターン12及び引出線パターン14部分に支えられ、カバーレイ15とは別のシート状の部材15aにより覆われている。このシート状部材15aは、キー接点用基板の全体を覆って前記基板に貼付けられる。
本発明の実施形態に係るスイッチは、中央接点パターン11の引出線パターン14部分でドーム接点19を支える位置と、外周接点パターン12がドーム接点19を支える位置の間の段差が調整されて、ドーム接点19が外周接点パターン12と中央接点パターン11の間に跨って保持された構成として構築されるため、ドーム接点19がキー接点用基板へ傾いて接触することがなく、安定した電気的接続を得ることができる。
以上説明したように本発明によれば、中央接点パターンの引出線パターン部分でドーム接点を支える位置と、外周接点パターンがドーム接点を支える位置の間の段差が調整されているため、スイッチ構造に組付けた場合に、前記ドーム接点が前記外周接点と前記中央接点の間に跨って保持される姿勢において、ドーム接点の撓み量の範囲のストロークでもって前記ドーム接点の中央部を前記中央接点パターンに接触させることが可能となり、ドーム接点と中央接点パターンの電気的接触不良を回避することができる。
本発明の実施形態1に係るキー接点用基板を示す平面図であって、カバーレイの領域を斜線で示した図である。 本発明の実施形態を適用した図1のA−A´線に沿う断面図である。 本発明の実施形態を適用しない図1のA−A´線に沿う断面図である。 本発明の実施形態1に係るキー接点用基板を示す平面図であって、カバーレイの領域を斜線で示し、ドーム接点を追加した図である。 本発明の実施形態を適用した図4のB−B´線に沿う断面図である。 本発明の実施形態を適用した図4のB−B´線に沿う断面図であって、ドーム接点を押下した状態を示す図である。 本発明の実施形態2に係るキー接点用基板を示す平面図であって、カバーレイの領域を斜線で示した図である。 本発明の実施形態を適用した図7のA−A´線に沿う断面図である。 従来例に係るキー接点用基板を示す平面図であって、カバーレイの領域を斜線で示した図である。 図9のB―B´線に沿う断面図である。
符号の説明
11 中央接点パターン
12 外周接点パターン
13,14 引出線パターン
17 接着剤
18 基板のベースフィルム
19 ドーム接点

Claims (12)

  1. 相互間が電気的に絶縁された中央接点パターン及び外周接点パターンと、
    相互間が電気的に絶縁されて同一面内に形成され前記中央接点及び前記外周接点から引出された引出線パターンと、
    前記外周接点パターンの周囲から前記中央接点パターンの引出線パターンにかけて接着剤で接着されたカバーレイと、
    前記外周接点パターンと前記カバーレイとに支えられたドーム接点とを有し、
    前記外周接点パターンと前記カバーレイとが前記ドーム接点を支える位置の間の段差を、前記ドーム接点の中央部の撓み量に基づくストロークで前記中央接点パターンに電気的に接触する範囲に設定したことを特徴とするキー接点用基板。
  2. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンの幅を狭くして前記カバーレイを接着する接着剤の厚みを薄くしたことを特徴とする請求項1に記載のキー接点用基板。
  3. 前記ドーム接点を支える前記外周接点パターンの厚みを厚くしたことを特徴とする請求項1に記載のキー接点用基板。
  4. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンの厚みを前記外周点パターンの厚みより薄くしたことを特徴とする請求項1に記載のキー接点用基板。
  5. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンにスリットを有することを特徴とする請求項1に記載のキー接点用基板。
  6. 外周接点パターンと、中央接点パターンと、これらを電気的に接続するドーム接点とをキー接点に組み立てるキー接点用基板を製造する方法において、
    前記ドーム接点を支えるカバーレイを前記外周接点パターンの周囲から前記中央接点パターンの引出線パターンにかけて接着する際、前記外周接点パターンと前記カバーレイとが前記ドーム接点を支える位置の間の段差を、前記ドーム接点の中央部の撓み量に基づくストロークで前記中央接点パターンに電気的に接触する範囲に設定することを特徴とするキー接点用基板の製造方法。
  7. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンの幅を狭くして前記カバーレイを接着する接着剤の厚みを薄くすることを特徴とする請求項6に記載のキー接点用基板の製造方法。
  8. 前記ドーム接点を支える前記外周接点パターンの厚みを厚くすることを特徴とする請求項6に記載のキー接点用基板の製造方法。
  9. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンの厚みを前記外周点パターンの厚みより薄くすることを特徴とする請求項6に記載のキー接点用基板の製造方法。
  10. 前記カバーレイで覆われた前記中央接点パターンの引出線パターンにスリットを形成することを特徴とする請求項6に記載のキー接点用基板の製造方法。
  11. 前記ドーム接点の外周を支えるカバーレイと前記中央接点パターンの引出線パターンを接着剤を挟んで加圧接着力を加えて貼り合せることを特徴とする請求項6に記載のキー接点用基板の製造方法。
  12. 相互間が電気的に絶縁された中央接点パターン及び外周接点パターンと、
    相互間が電気的に絶縁されて同一面内に形成され前記中央接点及び前記外周接点から引出された引出線パターンと、
    前記外周接点パターンの周囲から前記中央接点パターンの引出線パターンにかけて接着剤で接着されたカバーレイと、
    前記外周接点パターンと前記カバーレイとに支えられたドーム接点とを有し、
    前記外周接点パターンと前記カバーレイとが前記ドーム接点を支える位置の間の段差を、前記ドーム接点の中央部の撓み量に基づくストロークで前記中央接点パターンに電気的に接触する範囲に設定して、前記ドーム接点前記外周接点パターンと前記中央接点パターンの間に跨って保持したことを特徴とするキー接点用スイッチ。
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