JP4207561B2 - 栽培施設 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、栽培施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術は、温室には通路に交叉する方向に並列して栽培ベッドを設け、平面視で相互の栽培ベッド間に暖房用の温水を流すパイプレールを配置し、このパイプレールを通路の反対側から通路側に向けて温水の流れる往行程部と逆に通路の反対側に向けて温水の流れる復行程部で構成し、パイプレールの往行程部から復行程部へ移行する折り返し行程部を通路側部に臨ませて構成していた。(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−269064号公報(第4、第6図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術は、平面視で相互の栽培ベッド間に暖房用の温水の流れるパイプレールを配置し、このパイプレールを通路の反対側から通路側に向けて温水の流れる往行程部と逆に通路の反対側に向けて温水の流れる復行程部で構成し、パイプレールの往行程部から復行程部へ移行する折り返し行程部を通路側部に臨ませた構成であるので、通路側部にパイプレールの折り返し行程部が露出し、通路側部にはパイプレールにより凸部が形成される。
【0005】
栽培施設で身障者が車イスで作業をする場合には、パイプレールの凸部が邪魔になり、車イスが円滑に通路を走行できないという不具合があった。そこで、この発明はこのような不具合を解消し、車イスにより通路や栽培ベッド間を円滑に走行できるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記課題を解決するために、次のような技術的手段を講じた。
請求項1の発明は、温室(1)の通路(2)に交叉する方向に並列して栽培ベッド(11)を温室(1)の天井枠体(9)から左右の支持棒(18)を介して吊り下げて設け、平面視で前記栽培ベッド(11)の相互間には、暖房用の温水又は栽培用養液を流す供給パイプ(6)を温室(1)の地面上に配置し、この供給パイプ(6)を、通路(2)の反対側から通路(2)側に向けて温水や栽培用養液の流れる往行程部と、逆に通路(2)の反対側に向けて流れる復行程部とにより構成して、高所作業車(13)を供給パイプ(6)の往行程部と復行程部とに沿って走行させる構成とし、前記往行程部から復行程部間へ移行する折り返し行程部(6a)を地下に埋設し、前記供給パイプ(6)の往行程部と復行程部との間を作業者が移動できる作業スペースとし通路(2)に接続したことを特徴とする栽培施設とする。
【0007】
前記構成によると、温室1の通路2に交叉する方向に並列されている栽培ベッド11,…間には、暖房用の温水又は栽培用養液の流れる供給パイプ6が配置されていて、供給パイプ6の往行程部では地面上で通路2の反対側から通路2側に向けて温水や栽培用養液が流され、次いで、地下に埋設された折り返し行程部を経て復行程部を経て、更に、復行程部では地面上で通路2の反対側に向けて流れる。また、高所作業車13を供給パイプ6の往行程部と復行程部とに沿って走行させ、作業できる。また、通路2に対応する供給パイプ6の往行程部と復行程部間の折り返し行程部を埋設したので、通路2と供給パイプ6との接続部を作業者が移動できる平面状の作業スペースとすることができる。
【0008】
また、請求項2の発明は、栽培ベッド(11)を温室(1)の天井枠体(9)から左右の支持棒(18)を介して吊り下げて設け、左右方向に延びる横棒部(14a)と該横棒部(14a)の左右両端で上向きに屈曲する屈曲部(14b)と横棒部(14a)から下向きに設けた左右の係止片(14c)とを備える茎部支持装置(14)を設け、前記係止片(14c)を前記支持棒(18)に係止し、温室(1)を複数の区画に区分けし、各々の区画に設けた細霧管(23)により区画別に細霧冷房制御を実行する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の栽培施設とした。
【0009】
【発明の効果】
この発明は、前述のごとく構成したので、請求項1の発明では、通路2と作業スペースとの間の地面上にパイプが露出しないので、作業者及び車イスが容易に移動することができる。また、高所作業車13を供給パイプ6の往行程部と復行程部とに沿って走行させ、作業できる。
【0010】
更に、請求項2の発明によると、茎部支持装置14を簡単な構成としながら、栽培ベッド11の上側から茎部支持装置14を取り付けることができ、施工を楽にすることができ、栽培ベッド11の広がりも防止し、栽培ベッドの耐久性を高めることができる。また、温室1における各区画の温度及び湿度を略均等に制御することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下この発明について図面に示す実施例の一形態について説明する。
図1〜図4に基づき栽培施設について説明する。この実施例は、車イスを利用した身障者が容易に作業のできるような栽培施設を提供しようとするものである。
【0012】
温室1には、図2に示すように前後一側に、あるいは、図4に示すように前後方向中央部に、左右方向の通路2を構成し、通路2の左右両端部に対向する入口にドアー3,3を設けている。温室1の前・後側壁1a,1b及び右側壁1cに沿わせて温湯供給パイプ4及び温湯還流パイプ5を設け、温室1の地面上には温湯の循環する所定幅の供給パイプ6,…を多数設置し、供給パイプ6,…の始端側を温湯供給パイプ4に接続し、終端側を温湯還流パイプ5に接続し、ボイラ7の給湯側を温湯供給パイプ4の中途部に接続し、温湯還流パイプ5の中途部をボイラ7の還流側に接続している。しかして、ボイラ7からの温湯は温湯供給パイプ4、供給パイプ6,…、温湯還流パイプ5を経て、ボイラ7に還流される。
【0013】
そして、前記供給パイプ6を、通路2の反対側から通路2側に向けて温水の流れる往行程部と、逆に通路2の反対側に向けて温水の流れる復行程部とにより構成し、この往行程部と復行程部との間を作業者が移動できる作業スペースとしている。また、往行程部と復行程部とを接続する折り返し行程部6aを通路2に対向させ、この折り返し行程部6aを地下に埋設している。
【0014】
しかして、通路2の左右両側に位置する供給パイプ6,…の折り返し行程部6aは地下に埋設しているので、通路2及び通路2の側方を平面状にして例えば850ミリメートルと広く構成することができ、車イス7の左・右主輪7a,7a、左・右前輪7b,7b及び左・右後輪7c,7が楽に通路2を走行できると共に方向変換もでき、供給パイプ6の往行程部と復行程部との間を車イス7で走行することができる。
【0015】
また、温室1の天井枠体9には吊下ワイヤ10,…を介して栽培ベッド11,…を吊り下げ、前記供給パイプ6の往行程部と復行程部との幅を例えば85cmとして、隣接する供給パイプ6,…の中間部に栽培ベッド11を沿うように配置している。そして、栽培ベッド11を吊り下げ配置するにあたり、栽培ベッド11の栽培作物12の根圏部12aを、例えば、地上60〜115cm付近の高さになるように設置している。
【0016】
このように、栽培ベッド11を吊り下げ配置することにより、栽培ベッド11の下方に空間部が形成され、車イス7による通路2の移動及び方向変換、並びに、前記供給パイプ6の往行程部と復行程部と間の車イス7の移動及び方向変換が容易となり、車イス7での身障者による栽培ベッド11への栽培床(例えば、ロックウ−ル製のマット)の設置、仮移植、定移植、誘引ひも巻き付け、葉欠き、収穫等の作業を楽にすることができる。
【0017】
また、温室内の作業をするにあたり、低い位置での作業を車イス7による身障者が担当し、高い位置での作業を高所作業車13による健常者が担当する共同作業とすることができ、身障者の社会進出を促進することができる。
【0018】
次に、図5〜図7に基づき高所作業車13について説明する。
高所作業車13は、走行車台13a、昇降調節自在の左・右前輪13b,13b、左・右後輪13c,13c、走行車台13aを左右方向に移動させる左右の前転輪13d,13d及び後転輪13e,13e、前フレーム13f、前フレーム13fの上方に設けた操作パネル13g、前フレーム13fに昇降自在に取り付けられている作業台13h、手すり13i、走行車台13a後部に設けたステップ13j等により構成されている。
【0019】
そして、この左・右前輪13b,13b、及び、左・右後輪13c,13cの間隔を前記供給パイプ6,…の往行程部と復行程部との幅と同じに構成し、高所作業車13の左・右前輪13b,13b、左・右後輪13c,13cを供給パイプ6,…に乗せ、供給パイプ6,6に沿って走行できるように構成している。また、走行車台13aの後部にステップ13jを設けたので、前フレーム13f及び操作パネル13gが邪魔にならず、作業者は楽に作業台13hへの乗り降りをすることができる。
【0020】
次に、図8に基づき栽培作物12の茎部支持装置14について説明する。
この実施例は、茎部支持装置14の構成を簡素化し、栽培ベッド11の上側左右両側から茎部支持装置14を栽培ベッド11に挟み込むようにして取り付け、装着の効率化を図ろうとするものである。
【0021】
横断面U型の栽培ベッド11及び栽培ベッド11の左右両側上部の係止部11a,11aにより栽培容器を構成し、栽培ベッド11内に載置台15を介して例えばロックウール製のマット16を敷き、その上に例えばロックウール製の植付キューブ17,…を所定間隔置きに載置し、植付キューブ17,…に栽培作物を植え付けるものである。そして、吊下ワイヤ10により支持されている左・右支持棒18,18を介して、栽培ベッド11を吊り下げ支持する。
【0022】
栽培ベッド11の溝部中央には長手方向の凹溝部11bを形成し、凹溝部11bに養液の圧送される養液供給パイプ19を配置し、養液供給パイプ19から分配供給パイプ20,…を経て植付キューブ17,…に養液を供給し、植付キューブ17,…からの排液を栽培ベッド11を経由して排液回収タンク(図示省略)に回収するように構成している。
【0023】
次に、栽培ベッド11に装着支持する茎部支持装置14について説明する。
この茎部支持装置14は、例えば合成樹脂製の丸棒により主要部が構成されていて、栽培ベッド11の上部左右両端に接触して左右方向に支持される横棒部14aと、横棒部14aの左右両端部を上向きに屈曲している左・右屈曲部14b,14bと、横棒部14aの左右側部から下向きに設けられている左・右係止片14c,14cにより構成されている。
【0024】
しかして、栽培ベッド11における植付キューブ17,…の栽培作物12の対応位置に、茎部支持装置14の横棒部14aを載置し、左・右係止片14c,14cを外側に広げ横棒部14aを屈曲させながら左・右支持棒18,18に左・右係止片14c,14cを嵌合装着する。
【0025】
従来の茎部支持装置として、例えば、特開2001−286220号発明がある。この従来装置は、温室の床面に打ち込んだ左・右支柱の棚枠により栽培ベッドを支持し、左右横方向の茎部支持部材と上下方向の左・右支持脚とにより正面視門型の茎部支持装置を構成し、茎部支持装置の左・右支柱の上端部に茎部支持装置の左・右支持脚を嵌合載置する構成である。
【0026】
このような構成であると、地面に支柱を打ち込むので施工に時間がかかり、栽培ベッドの傾斜に沿わせて支柱を設置する煩わしさもあり、また、構成部材も大型化しコスト高ともなり、また、一度敷設すると外しにくいという不具合もあった。
【0027】
しかし、この実施例では、茎部支持装置14を前記のように構成したので、簡素な構成としながら、栽培ベッド11の上側から茎部支持装置14を取り付けることができ、施工を楽にすることができ、栽培ベッド11の広がりも防止し、栽培ベッドの耐久性を高めることができる。
【0028】
次に、茎部支持装置14の変形例について説明する。横棒部14aに左・右係止片14c,14cを構成するにあたり、横棒部14aの左右一側に偏位した部位に左・右係止片14c,14cを構成してもよい。栽培ベッド11は前後方向に長いので、作物栽培中に左右に傾斜することがある。このような場合には、栽培ベッド11の上向きに傾斜している側に、左・右係止片14c,14cから長く突出している横棒部14a部が位置するように装着すると、栽培ベッド11の偏りを修正することができる。また、栽培ベッド11の左右一方側に栽培施設の柱等の構造物が近接する場合、その構造物がある側に左・右係止片14c,14cから長く突出している横棒部14a部が位置するように装着すると、構造物がある側の茎の誘引作業において茎部支持装置14に容易に茎を支持させることができる。尚、左・右係止片14c,14cから短い側の横棒部14a部にバランスウエイトを装着し、栽培ベッド11に対する茎部支持装置14の左右重量バランスの均一化を図るようにしてもよい。
【0029】
次に、図9〜図11に基づき温室の細霧冷房装置の制御方法について説明する。
この実施例は、温室の細霧冷房装置において、温室1を複数の区画に区分して細霧冷房を順次実行して、温室1の温度及び湿度の調整をするもので、細霧ポンプ21の容量を小さいものとしながら、比較的大きな温室1全体の細霧冷房制御をしようとするものである。
【0030】
温室1を例えば第1区画室1a及び第2区画室1bに区分し、第1・第2区画室1a,1bの左右方向一側に換気ファン22,22を夫れ夫れ設けると共に一側部には吸気口を形成し、換気ファン22,22の運転により第1・第2区画室1a,1b内に夫れ夫れ気流を発生させ強制換気するように構成している。
【0031】
温室1の床面には例えば支柱(図示省略)に栽培ベッド(図示省略)を載置し、栽培ベッドに所定形態の栽培床を載置して、養液供給ライン(図示省略)から栽培床に養液を供給し、各栽培床から排出された排液を栽培ベッドを経由して排液回収タンク(図示省略)に回収するように構成している。
【0032】
第1・第2区画室1a,1bの例えば天井部下方には、原水を細霧状に噴射する噴射ノズルの多数設けられている細霧管23,…を配置している。細霧ポンプ21から給水管24を経由して、第1・第2区画室1a,1bの細霧管23,…に原水が夫れ夫れ供給される。すると、細霧管23,…の噴射ノズルから第1・第2区画室1a,1bを流れる気流に向けて原水が噴射され、細霧が蒸発する際の気化熱により空気を冷却し室内を冷却する。
【0033】
図10に示すように、制御部25の入力側には、入力インターフェイスを介して、1回当たりの細霧冷房時間を設定する細霧冷房設定タイマ26、1回当たりの細霧冷房休止時間を設定する細霧冷房休止設定タイマ27、例えば第1区画室1a内の温度を測定する室内温度センサ28、温室1外に設置されている外気温度センサ29、例えば第1区画室1a内の湿度を測定する室内湿度センサ30、温室1外に設置されている外気湿度センサ31、温室1内の目標温度を設定する室内温度設定ダイヤル32、温室1内の目標湿度を設定する室内湿度設定ダイヤル33、及びON・OFFスイッチ34が、夫れ夫れ接続されている。
【0034】
また、制御部25の出力側には、出力インターフェイスを介して、細霧ポンプ21駆動用の細霧モータ35、換気ファン22,22駆動用のファンモータ36,36、第1区画室1aの第1供給弁37駆動用の第1弁駆動手段38、第2区画室1bの第2供給弁39駆動用の第2弁駆動手段40、第1区画室1aの第1逃し弁41を駆動する第1逃し弁駆動手段42、第2区画室1bの第2逃し弁43を駆動する第2逃し弁駆動手段44が、夫れ夫れ接続されている。
【0035】
細霧冷房を開始するにあたり、オペレータは室内温度設定ダイヤル32及び室内湿度設定ダイヤル33により室内の温度及び湿度を設定し、細霧冷房設定タイマ26で1回当たりの細霧冷房時間を設定し、細霧冷房休止設定タイマ27により1回当たりの細霧冷房休止時間を設定し、ON・OFFスイッチ34をONすることにより、温室内の細霧冷房制御が開始される。
【0036】
細霧冷房の運転制御が開始されると、図11の制御フローに基づき細霧冷房の制御がなされる。室内温度センサ28の検出温度及び室内湿度センサ30の検出湿度が制御部25に入力され、検出温度が設定温度より高いか否かの判定、及び、検出湿度が設定湿度より低いか否かの判定がなされる。そして、室内検出温度が設定温度より高い(且つ、または、検出湿度が設定湿度より低い)場合には、細霧冷房が開始される。すると、初めに、第1区画室1aの細霧冷房運転指令が出され、第1供給弁37が開調節、第1・第2逃し弁41,43が閉調節され、第1区画室1aの細霧冷房が開始される。次いで、設定細霧冷房運転時間が終了すると、第1供給弁37が閉調節されて第1区画室1aの細霧冷房運転が終了する。
【0037】
次いで、第2区画室1bの細霧冷房運転指令が出される。すると、第2供給弁39が開調節、第1・第2逃し弁41,43が閉調節され、第2区画室1bの細霧冷房が開始される。次いで、設定細霧冷房運転時間が終了すると、第2供給弁39が閉調節、第1・第2逃し弁41,43が開調節されて第2区画室1bの細霧冷房運転が終了する。なお、このようにして、第1・第2区画室1a,1bの細霧冷房運転が終了すると、制御フローの初めに復帰し、同様の制御がなされる。
【0038】
なお、図12は細霧ポンプ21、第1供給弁37、第2供給弁39、第1逃し弁41、第2逃し弁43、室内温度センサ28、室内湿度センサ30の作動状態を示すタイムチャートである。
【0039】
細霧冷房制御の従来技術として、例えば特開平11−155389号公報の発明がある。この発明は、温室全体を細霧冷房したり細霧冷房の中止をするもので、比較的大容量の細霧ポンプを必要とし、コスト高となる。
【0040】
しかし、この実施例の細霧冷房制御は、前記のように温室1を複数の区画に区分し順次細霧冷房制御を実行するので、細霧ポンプ21の容量を区画室に合わせて比較的小さくすることができ、また、室内温度センサ28、室内湿度センサ30を区画室の何れか一つに設置しその数を少なくすることができ、また、簡単な制御方法により温室1における第1・第2区画室1a,1bの温度及び湿度を略均等に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】温室の切断正面図、要部の平面図である。
【図2】温室の切断平面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】温室の他の実施例を示す切断平面図である。
【図5】要部の側面図である。
【図6】要部の正面図である。
【図7】要部の側面図、平面図である。
【図8】要部の切断正面図、斜視図である。
【図9】温室の切断平面図である。
【図10】制御ブロック図である。
【図11】フローチャートである。
【図12】タイムチャートである。
【符号の説明】
1 温室
2 通路
4 温湯供給パイプ
5 温湯還流パイプ
6 供給パイプ
6a 折り返し行程部
7 ボイラ
9 天井枠体
11 栽培ベッド
14 茎部支持装置
14a 横棒部
14b 左・右屈曲部
14c 左・右係止片
18 左・右支持棒
23 細霧管
Claims (2)
- 温室(1)の通路(2)に交叉する方向に並列して栽培ベッド(11)を温室(1)の天井枠体(9)から左右の支持棒(18)を介して吊り下げて設け、平面視で前記栽培ベッド(11)の相互間には、暖房用の温水又は栽培用養液を流す供給パイプ(6)を温室(1)の地面上に配置し、この供給パイプ(6)を、通路(2)の反対側から通路(2)側に向けて温水や栽培用養液の流れる往行程部と、逆に通路(2)の反対側に向けて流れる復行程部とにより構成して、高所作業車(13)を供給パイプ(6)の往行程部と復行程部とに沿って走行させる構成とし、前記往行程部から復行程部間へ移行する折り返し行程部(6a)を地下に埋設し、前記供給パイプ(6)の往行程部と復行程部との間を作業者が移動できる作業スペースとし通路(2)に接続したことを特徴とする栽培施設。
- 左右方向に延びる横棒部(14a)と該横棒部(14a)の左右両端で上向きに屈曲する屈曲部(14b)と横棒部(14a)から下向きに設けた左右の係止片(14c)とを備える茎部支持装置(14)を設け、前記係止片(14c)を前記支持棒(18)に係止し、温室(1)を複数の区画に区分けし、各々の区画に設けた細霧管(23)により区画別に細霧冷房制御を実行する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の栽培施設。
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