JP4207412B2 - ノード離脱管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のノードが通信回線に接続されたネットワークシステムにおいて、ノード間で順次移譲されるデータの送信権の保有ノードを監視することによって前記ノードの離脱を検出するようにしたノード離脱管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のノードが通信回線に接続され、データを送信するための送信権の移譲を、トークンを用いて行うようにしたネットワークシステムにおいて、トークンフレームの送信元のノードを監視することによって、他のノードの、通信回線からの離脱を検出する方法が知られている。
【0003】
すなわち、トークンフレームを送信する際に、これにトークンフレームの送信元ノード及び送信先ノードを特定する情報を付加してブロードキャストによって送信し、各ノードにおいて、自ノード宛のトークンフレームでない場合であってもこのトークンフレームを参照し、トークンフレームの送信元ノード及び送信先ノードを参照することによって、データの送信権がどの送信元ノードから送信先ノードに移譲されたかを認識するようになっている。また、送信先ノードとして自ノードが特定されているときには、自ノードが送信権を獲得したと認識するようになっている。そして、送信するデータがあればこれを送信する等の処理を行った後、送信元ノードを自ノードとして設定し、また、自ノードの次に送信権を移譲すべきノードとして予め設定されたノードを送信先ノードとして指定し、トークンフレームをブロードキャストによって送信するようになっている。
【0004】
例えば、図1に示すネットワークシステムにおいて、ノード“2”からノード“3”に送信権を移譲する場合には、送信元ノードとしてノード“2”が設定されノード“2”からトークンフレームがブロードキャストによって送信される。各ノード10では、トークンフレームの送信元ノード情報を参照し、送信元ノードが“2”送信先ノードが“3”であることから送信権がノード“2”から“3”に移譲されたことを認識する。
【0005】
ここで、送信権を獲得したノード“3”に故障等が発生している場合、ノード“3”では、ノード“3”からノード“4”宛のトークンフレームを送信することができない。このため、予め設定した既定時間が経過した時点で、例えばノード“4”が、ノード“3”に不具合が発生しトークンが紛失したと認識し、ノード“4”がトークンを発行して、ノード“5”宛のトークンフレームを送信するようになっている。これによって、再度トークンフレームが発行され、送信権が各ノード10に順に移譲されることによって、データの授受が引き続き行われるようになっている。また、各ノードでは、送信元ノードがノード“3”ではなく、ノード“4”のトークンフレームを受信したことから、ノード“3”を、送信権を獲得せずトークンフレームを送信しなかった未送信ノードであると認識する。
【0006】
そして、同様にしてノード“5”からノード“6”宛、ノード“6”からノード“7”宛に順次送信権が移譲され、再度、ノード“2”から“3”へ移譲されたときに、ノード“3”がノード“4”宛にトークンを送信することができないと、同様に既定時間が経過した時点で、ノード“4”がトークンを再発行し、各ノードでは、ノード“3”は未送信ノードであると認識する。
【0007】
そして、この処理を繰り返し行い、ノード“3”が所定回数、例えば3回連続して未送信ノードであると判定され且つこの間ノード“3”がトークンフレームを送信しなかったとき、各ノード10では、ノード“3”は通信回線Lから離脱したと判定し、ノード“2”では、送信権の移譲順にしたがって、ノード“3”に替えてノード“4”宛にトークンを送信する。これによって、離脱したノード“3”が、送信権の移譲順から削除されて、離脱したノード“3”を除いた各ノード間での送信権の移譲が継続して行われることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように、所定回数連続して未送信ノードであると判定された場合に、このノードが離脱したと判定する方法では、何らかの要因によって、トークンフレームの送信元のノードにおいてトークンフレームを送信するタイミングが遅れ、次のノードがトークンフレームを再発行してしまった場合に問題が生じる場合がある。
【0009】
例えば、図1に示すネットワークシステムにおいて、ノードを識別するための識別番号の昇順に、送信権を移譲するものとすると、図4に示すように、送信権は、時点t1でノード“1”からノード“2”に移譲され、時点t2でノード“2”からノード“3”に移譲される。そして、時点t3で、送信権を保持しているノード“3”が、処理過重等の要因によって、トークンフレームを送信するタイミングが遅れたとする。
【0010】
このノード“3”の次に、送信権が移譲されるノード“4”では、本来ならばノード“3”から自ノード宛のトークンフレームが送信されるはずであるのに、既定時間を経過してもトークンフレームを受信しないことから、トークンフレームが紛失したものと判定し、新たにトークンを発行し、時点t4でノード“4”からノード“5”宛のトークンフレームを送信する。
【0011】
このとき、各ノードにおいては、図4に示すように、時点t2での前回の送信元ノードはノード“2”であり、時点t4の今回の送信元ノードは“4”であることから、ノード“3”を未送信ノードと認識する。
そして、この後、トークンが二重に存在する状態となり、時点t5でノード“5”からノード“6”宛にトークンフレームが送信された後、時点t6で、トークンフレームの送信が遅れていたノード“3”がトークンフレームを送信すると、ノード“3”では、ノード“3”からノード“4”宛にトークンフレームを送信するから、各ノードにおいては、時点t5での送信元ノードが“5”であり、時点t6での送信元ノードが“3”であることから、送信権が、ノード“5”からノード“3”に移譲されたものと認識し、送信権の移譲順にしたがって、ノード“6”、“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”を未送信ノードとして認識する。
【0012】
そして、時点t7で、ノード“4”が再発行したトークンがノード“6”から“7”宛に送信されると、送信元ノードが“3”から“6”に変化したことから、送信権の移譲順にしたがって、ノード“4”及び“5”を未送信ノードと認識する。続いて時点t8で、今度は、ノード“4”がノード“5”宛にトークンフレームを送信すると、各ノードではノード“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”、“3”を未送信ノードとして認識し、同様に時点t9でノード“7”がノード“8”宛にトークンフレームを送信すると、ノード“5”及び“6”が未送信ノードとして認識され、時点t10でノード“5”がノード“6”宛のトークンを送信すると、ノード“8”、“9”、“10”、“1”、“2”、“3”、“4”が未送信ノードとして認識される。
【0013】
このとき、ノード“8”、“9”、“10”、“1”、“2”は、3回未送信ノードとして認識され、これらノードは、時点t6から時点t10の間に、トークンフレームを送信していない。よって、所定回数この場合3回、連続して未送信ノードと認識されたことから、ノード“8”、“9”、“10”、“1”、“2”は、通信回線Lから離脱したと誤認識されてしまう。
【0014】
この結果、時点t11で、ノード“6”がノード“7”宛にトークンフレームを送信した後、時点t12で、ノード“7”が、移譲順にしたがって次のノード宛にトークンフレームを送信するが、ノード“7”では、ノード“8”が通信回線Lから離脱していると認識しており、同様に、ノード“9”、“10”、“1”、“2”も離脱していると認識しているから、ノード“7”はノード“3”宛にトークンフレームを送信することになる。
【0015】
したがって、実際には離脱していないのにも関わらず、ノード“8”、“9”、“10”、“1”、“2”は離脱しているものとしてこれらノードにトークンフレームが送信されない状態となり、すなわち、これらノードに送信権が与えられず、正常な通信を行うことができない場合がある。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、ノードの離脱をより的確に検出することの可能なノード離脱管理方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るノード離脱管理方法は、通信回線で接続された複数のノード間でトークンを巡回させることによってデータの送信権を予め設定した順に各ノードに移譲し、各ノード毎に前記送信権を保有する送信権保有ノードを検出し、前記ノードのうちその送信権の移譲順が、前記送信権保有ノードの前回のノードと今回のノードとの間に含まれるノードを未送信ノードとして検出し、この未送信ノードに基づいて前記通信回線から離脱した離脱ノードを検出するようにしたノード離脱管理方法において、前記未送信ノードに自ノードが含まれる場合には、前記未送信ノードのうち自ノード及び前記送信権の移譲順が自ノード以後のノードを除去した残りを前記未送信ノードとして検出するようになっていることを特徴としている。
【0017】
この発明では、データの送信権が予め設定された順に各ノードに移譲され、各ノードでは、送信権を保有している送信権保有ノードを監視し、この送信権保有ノードに基づいて、離脱ノードを検出している。
つまり、ノードが離脱していない場合には、送信権の移譲順に送信権が移譲され、前回の送信権保有ノードと今回の送信権保有ノードとは移譲順にしたがって隣り合うノードとなるから、前回の送信権保有ノードと今回の送信権保有ノードとが移譲順にしたがって隣り合うノードでない場合には、移譲順が前回の送信権保有ノードと今回の送信権保有ノードとの間にあるノードには送信権が移譲されておらず、つまり離脱した可能性があるとみなすことができる。
【0018】
しかしながら、例えばトークンが二重に存在する状況等においては、二種類の送信権が譲渡されるため、各ノードで認識する前回の送信権保有ノードと今回の送信権保有ノードとは同一の送信権を保有するノードを意味していない場合がある。このため、送信権保有ノードに基づいて未送信ノードを検出すると、実際に送信権が移譲されていないノードについても未送信ノードとして判定してしまう場合がある。
【0019】
このとき、未送信ノードの中に、自ノードが含まれる場合には、少なくとも自ノードは離脱しておらず、また、自ノード以降のノードは、自ノードに送信権が移譲されていないから当然これらノードにも送信権が移譲されることはなく、離脱した可能性があるとみなすことはできない。したがって、未送信ノードの中に自ノードが含まれる場合には、未送信ノードのうち、自ノード以降のノードを除去することによって、的確に未送信ノードを検出することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明におけるノード離脱管理方法を適用したネットワークシステムの一例を示す構成図であって、通信回線Lに、ノード10が複数設けられ、これらノード10には、それぞれ固有の識別番号、例えば“1”〜“10”が付与されている。
【0021】
各ノード10では、公知のトークンパッシング方式にしたがってデータ授受を行っており、ネットワークに参加しているノードをノード管理テーブルによって管理し、ネットワークに参加しているノード10に対し、予め設定された送信権の移譲順、例えば前記識別番号の昇順に、次のノードに送信権を移譲するためのトークンフレームをブロードキャストによって送信し、送信権の移譲先として自ノードが設定されたトークンフレームを受信したノードが通信回線Lへのデータの送信権を獲得するようになっている。また、送信権の移譲順が自ノードの一つ前のノードであり且つ送信権を保有すると認識しているノードから、送信権の移譲先が自ノードであるトークンフレームを既定時間が経過しても受信しない場合には、トークンフレームが紛失したと判定し、トークンフレームを再発行する。また、前記トークンフレームには、少なくとも当該トークンフレームの送信元のノードを特定するための送信元ノード情報と、送信権の移譲先のノードを特定するための送信先ノード情報とが付加されている。そして、ノード10では、公知の手順にしたがって、トークンフレームを受信すると、これに付加されている送信先ノード情報を参照し、送信先として自ノードが設定されている場合には、自ノードが送信権を獲得したと認識し、必要に応じてデータ送信を行う。また、送信先ノード情報として自ノードが設定されている場合及び設定されていない場合に関わらず、送信先ノード情報及び送信元ノード情報を参照し、送信元ノード情報で特定されるノードから送信先ノード情報で特定されるノードに送信権が移譲されたことを認識する。また、送信元及び送信先ノード情報に基づいて、ネットワークに参加しているノードのネットワークからの離脱を検出するための離脱ノード検出処理を行う。
【0022】
この離脱ノード検出処理は、図2のフローチャートにしたがって行われ、まず、ステップS1でトークンフレームの送信元ノード情報を参照してトークンフレームの送信元ノードを特定し、これを送信権保有ノードとして認識する。そして、ステップS2に移行し、ステップS1で特定した、今回受信したトークンフレームの送信元ノードと、予め所定の記憶領域に格納しておいた前回受信したトークンフレームの送信元ノードと、予め設定されている送信権の移譲順とに基づいて、送信権の移譲が行われなかったと予測されるノードを未送信ノード候補として検出する。
【0023】
つまり、ネットワークに参加していると認識しているノード10がトークンフレームの移譲を正常に行っている場合には、送信権の移譲は予め設定された移譲順、この場合識別番号の昇順に行われるから、自ノードで、ネットワークに参加していると認識しているノード10を識別番号の昇順に並べたときに、前回受信したトークンフレームの送信元ノードの次に位置するノードが、今回受信したトークンフレームの送信元ノードとなるはずである。したがって、前回受信したトークンフレームの送信元ノードの次に位置するノードが、今回受信したトークンフレームの送信元ノードとは異なるときには、自ノードでネットワークに参加していると認識しているノード10を移譲順に並べたときに、前回受信したトークンフレームの送信元ノードから今回受信したトークンフレームの送信元ノードまでの間に含まれるノードには、送信権が移譲されなかったとみなすことができる。
【0024】
したがって、送信権の移譲順が、前回受信したトークンフレームの送信元ノードから今回受信したトークンフレームの送信元ノードまでの間に含まれるノードを未送信ノード候補として検出する。
次いで、ステップS3に移行し、ステップS2で検出した未送信ノード候補の中から、未送信ノードを特定する。
【0025】
具体的には、前記未送信ノード候補の中に、自ノードが含まれるかどうかを判定し、自ノードが含まれない場合にはステップS2で検出した未送信ノード候補をそのまま未送信ノードとして設定する。
一方、自ノードが含まれる場合には、未送信ノード候補のうち、自ノード及び移譲順が自ノード以後のものを除去し、その残りのノード、つまり、移譲順が自ノードよりも前のノードを、トークンフレームを送信しなかった未送信フレームとして特定する。
【0026】
次いで、ステップS4に移行し、ステップS3で未送信ノードとして特定されたノードのうち、所定回数、例えば3回、連続して未送信ノードと特定されたもの、つまり、未送信ノードとして所定回数特定され、且つ、この間に、送信元ノードに基づいてトークンフレームの送信を行っていないとみなすことの可能なノードを検出する。そして、該当するノードがある場合に、これを離脱ノードと判定し、ステップS5に移行して、ノード管理テーブル等の更新を行い、以後、この離脱ノードへのトークンフレームの送信を行わない等といった、公知のノード離脱時の処理を行う。一方、ステップS4の処理で、離脱ノードに該当するノードがない場合には、そのまま処理を終了する。
【0027】
次に、上記実施の形態の動作を説明する。
今、図1に示すネットワークシステムにおいて、識別番号の昇順にトークンを移譲させるものとする。また、各ノード10では、識別番号が“1”から“10”までの全てのノード10がネットワークに参加していると認識しているものとする。
【0028】
図3に示すように、例えば、時点t1でノード“1”がノード“2”へ送信権を移譲するための送信先としてノード“2”が指定されたトークンフレームを送信すると、各ノード10が通信回線Lを伝送されるこのトークンフレームを参照し、その送信元ノード及び送信先ノードから、送信権の移譲状況を認識する。つまり、送信元ノードを送信権保有ノードとして認識し、送信元ノードで特定されノード、この場合ノード“1”から、送信先ノードで特定されるノード、この場合ノード“2”に送信権が移譲されたことを認識する。また、ノード“2”では、送信先として自ノードが指定されているから、自ノードが送信権を獲得したと認識し必要に応じてデータ送信を行う。
【0029】
続いて、時点t2で、ノード“2”がノード“3”宛にトークンフレームを送信すると、各ノードでは、送信権がノード“3”に移譲されたことを認識する(ステップS1)。
このとき、時点t1でのトークンフレームの送信元ノードは“1”であり時点t2でのトークンフレームの送信元フレームは“2”であり、各ノードで認識しているノードの識別番号の昇順の並びの順に送信元ノードが並んでいるから、ステップS2からステップS3、ステップS4を経てそのまま処理を終了する。
【0030】
そして、時点t3で処理過重等によってノード“3”がトークンフレームを次ノードに送信するタイミングが遅くなり、送信権の移譲順がノード“3”の次であるノード“4”がトークンフレームが紛失したとして、ノード“4”がトークンフレームを発行し、時点t4でノード“4”がノード“5”宛のトークンフレームを発行すると、各ノード10においては、トークンフレームの送信元が、前回はノード“2”であり今回はノード“4”であることから、ノード“3”を未送信ノード候補として検出する(ステップS2)。このとき、ノード“3”においては、自ノードが未送信ノード候補として検出されているため、未送信ノード候補から自ノードを削除し、未送信ノードはないものと認識する。一方、ノード“3”以外のノードは、自ノードが未送信ノード候補に含まれないから、未送信ノードはないものと認識する(ステップS3)。
【0031】
そして時点t5で、ノード“5”がノード“6”宛のトークンフレームを送信すると、この場合、時点t4での送信元フレームは“4”であり時点t5での送信元フレームは“5”であり、識別番号の昇順にしたがっているから、未送信ノードはないものと判定する。
続いて、時点t6で、処理過重のためにトークンフレームを送信することのできなかったノード“3”がノード“4”宛のトークンフレームを送信すると、各ノード10においては、時点t5での送信元ノードが“5”であり、今回の送信元ノードが“3”であることから、ステップS2の処理で、移譲順にしたがってノード“6”、“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”を未送信ノード候補として認識する。
【0032】
そして、未送信ノード候補として自ノードが含まれるノード“6”、“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”においては、自ノード及びこれ以後のノードは未送信ノードとして特定しないから、ノード“6”では、未送信ノードはないものと判定し、ノード“7”ではノード“6”を、ノード“8”ではノード“6”及び“7”を、ノード“9”ではノード“6”から“8”を、ノード“10”ではノード“6”〜“9”を、未送信ノードであると判定する。同様に、ノード“1”〜ノード“5”でもそれぞれ自ノードよりも移譲順が前のノードを、未送信ノードであると認識する。そして、未送信ノード候補の中に自ノードが含まれないノード“3”〜ノード“5”では、未送信ノード候補を未送信ノードと認識する(ステップS3)。
【0033】
このトークンフレームが二重に存在している状態で、時点t7でノード“6”がノード“7”宛にトークンフレームを送信すると、時点t6での送信元ノードは“3”、今回はノード“6”であることから、各ノード10では、ノード“4”及び“5”を未送信ノード候補として検出するが、ノード“4”及びノード“5”では、自ノードが含まれるから、ノード“4”では未送信ノードはないものと判定し、ノード“5”では、ノード“4”が未送信ノードであると認識する。ノード“6”〜“3”では、未送信ノード候補を未送信ノードと認識する。
【0034】
続いて、時点t8で、今度はノード“4”が、ノード“5”宛のトークンフレームを送信すると、送信元ノードが前回はノード“6”、今回はノード“4”となることから、各ノード10では、ノード“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”、“3”を未送信ノード候補として検出するが(ステップS2)、ノード“7”、“8”、“9”、“10”、“1”、“2”、“3”では、自ノードが含まれるから、未送信ノード候補から自ノード及び移譲順が自ノード以後のノードを除去し残りを未送信ノードとする。つまり、ノード“7”では未送信ノードはないと判定し、ノード“8”ではノード“7”が未送信ノードであると判定する。また、例えばノード“3”では、ノード“7”〜“2”が未送信ノードであると判定し、ノード“4”〜ノード“6”では、ノード“7”〜“3”が未送信ノードであると判定する。また、ノード“4”〜ノード“6”では、未送信ノード候補を未送信ノードと認識する(ステップS3)。
【0035】
続いて時点t9でノード“7”がノード“8”宛にトークンフレームを送信すると、各ノード10では、ノード“5”及び“6”を未送信ノード候補として検出するが(ステップS2)、自ノードが含まれるノード“5”では未送信ノードはないと判定し、ノード“6”ではノード“5”が未送信ノードであると判定し、他のノードではノード“5”及び“6”を未送信ノードと判定する(ステップS3)。
【0036】
そして、時点t10でノード“5”がノード“6”宛のトークンフレームを送信すると、各ノード10では、ノード“8”〜“4”を未送信ノード候補とし、自ノードが含まれるノード“8”からノード“4”では、自ノード及びこれ以後のノードを除くノードを未送信ノードとして特定する(ステップS3、S4)。
例えばノード“1”では、ノード“8”〜“10”が未送信ノードであると判定する。ここで、ノード“1”では、時点t6、t8、t10の計3回、ノード“8”から“10”が未送信ノードであると判定しており、この間、ノード“8”〜“10”はトークンフレームを送信しておらず、連続して未送信ノードであると判定されているから、ノード“8”〜“10”を離脱ノードとして認識する(ステップS4)。同様に、ノード“2”では、ノード“8”〜“1”が未送信ノードであると判定し、ノード“2”でも、時点t6、t8、“10”の計3回、ノード“8”〜“1”が未送信ノードであると判定しており且つこの間、ノード“8”〜“1”はトークンフレームを送信していないから、連続して未送信ノードであると判定されてノード“8”〜“1”を離脱ノードと認識する。
【0037】
同様にして、ノード“3”では、ノード“8”から“2”を離脱ノード、ノード“4”及びノード“5”ではノード“8”から“2”を離脱ノードと認識し、さらに、ノード“9”ではノード“8”を、ノード“10”ではノード“8”及び“9”を離脱ノードとして認識する(ステップS4)。
したがって、ステップS5に移行し、ノード管理テーブルからこれらを削除する等のノード離脱時の処理を行う。これによって、ノード“9”からノード“5”において、実際には、ノードが離脱していないのにも関わらず、離脱として認識することになる。
【0038】
しかしながら、続いて、時点t11でノード“6”がトークンフレームの送信を行うと、このとき、ノード“6”では、離脱ノードを検出していないから、移譲順にしたがって、ノード“7”宛にトークンフレームを送信し、この場合、移譲順どおりであるから各ノードでは未送信ノードを検出しない。そして、時点t12でノード“7”がトークンフレームの送信を行うと、このとき、時点t10の時点で、ノード“9”からノード“5”では、ノード“8”を離脱ノードと判定しているが、ノード“7”では、ノード“8”を離脱ノードと判定していないため、ノード“8”宛にトークンフレームを送信する。
【0039】
続いて時点t13でノード“8”からトークンフレームを送信するが、ノード“8”では、ノード“9”を離脱ノードとして判定していないから、ノード“9”宛にトークンフレームを送信する。これによって、各ノードでは、トークンフレームの送信元ノードが“8”であることから、ノード“8”が新たにネットワークに加入したものとして再度ノード管理テーブルへの登録を行う等の公知の処理を行う。
【0040】
そして、時点t14でノード“9”がトークンフレームを送信し、この場合、ノード“9”では、ノード“10”を離脱ノードとして認識していないから、ノード“10”宛にトークンフレームを送信し、これを受けて各ノードでは、ノード“9”を離脱ノードではないと認識する。以後、同様の処理となる。
そして、何れかのノードでトークンが二重に発行されていることが検出された時には、何れかのトークンが削除されるから、以後、正常なノードが未送信ノードとして誤認識されることはない。
【0041】
一方、この状態で、何れかのノードが実際に故障した場合等には、実際にこの故障の発生したノード宛にトークンフレームが送信されたときに、このノードからトークンフレームが発行されない。したがって、これを監視することによって、異常が生じたノードを検出し、離脱を検出することができる。
このように、各ノード10では、未送信ノード候補の中に、自ノードが含まれる場合には、自ノード及びこれ以後のノードを未送信ノードと認識しないようにしている。
【0042】
ここで、上述のように、複数のトークンフレームが存在する場合、送信権を有するノード10それぞれがトークンフレームを次のノード宛に送信するため、トークンフレームの送信元ノードに基づいて未送信ノード候補を検出した場合、誤った未送信ノード候補が検出されることになる。通常自ノードが正常である場合には、自ノードが未送信ノード候補として検出されることはないから、自ノードが未送信ノード候補として含まれるということは誤判断がなされているとみなすことができる。また、未送信ノード候補の中に自ノードよりも移譲順が後のノードが存在するということは、自ノードからトークンフレームを送信しなかったということになるが、自ノードは正常であるから、移譲順が自ノード以後のノードについても誤判断がなされているとみなすことができる。
【0043】
したがって、未送信ノード候補の中に自ノードが含まれる場合には、移譲順が自ノード以後のノードについては未送信ノードとして認識しないようにすることによって、トークンが複数存在することに起因して、未送信ノードとして誤ったノードが検出されることを抑制することができ、未送信ノードの検出精度を向上させることができる。
【0044】
したがって、実際には、未送信ノードではないにも関わらず、未送信ノードであると誤判断し、これに基づいて離脱判断を行うことによって、実際には、離脱していないにも関わらず離脱ノードとして誤認識されるノード数を低減することができる。よって、ネットワークに参加している一部のノードが不具合であることに起因して、離脱ノードとして誤認識されるノード数を低減することができ、ネットワークに参加しているノードに対し、より的確にトークンフレームを送信することができ、送信権をより確実に各ノードに移譲させることができる。よって、ネットワークシステムの安定性をより向上させることができる。
【0045】
なお、上記実施の形態においては、ノード“3”にトークンフレームの送信の遅延が遅れた場合について説明したが、他の状況においても上記と同様の作用効果を得ることができることはいうまでもない。
また、上記実施の形態においては、10個のノードが接続されたネットワークシシテムに適用した場合について説明したが、これに限るものではない。また、トークンパッシング方式のネットワークシステムに適用した場合について説明しているが、トークンパッシングリング方式或いはトークンパッシングバス方式のいずれであっても適用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るノード離脱管理方法によれば、送信権の移譲順が、前回の送信権保有ノードと今回の送信権保有ノードとの間に含まれるノードを未送信ノードとして検出し、且つこのとき、未送信ノードの中に、自ノードが含まれる場合には、未送信ノードから、自ノード及び移譲順が自ノード以降のノードを除去し、残りのノードを未送信ノードとして検出するようにしたから、トークンが複数存在することに起因して未送信ノードとして誤検出されるノードを削減することができ、離脱ノードの検出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの一例を示す構成図である。
【図2】ノード離脱検出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の動作説明に供する説明図である。
【図4】従来の動作説明に供する説明図である。
【符号の説明】
10 ノード
L 通信回線

Claims (1)

  1. 通信回線で接続された複数のノード間でトークンを巡回させることによってデータの送信権を予め設定した順に各ノードに移譲し、
    各ノード毎に前記送信権を保有する送信権保有ノードを検出し、前記ノードのうちその送信権の移譲順が、前記送信権保有ノードの前回のノードと今回のノードとの間に含まれるノードを未送信ノードとして検出し、この未送信ノードに基づいて前記通信回線から離脱した離脱ノードを検出するようにしたノード離脱管理方法において、
    前記未送信ノードに自ノードが含まれる場合には、前記未送信ノードのうち自ノード及び前記送信権の移譲順が自ノード以後のノードを除去した残りを前記未送信ノードとして検出するようになっていることを特徴とするノード離脱管理方法。
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