JP4206005B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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本発明は、電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリセルをマトリクス状に複数配列してなるメモリアレイと、前記メモリアレイ以外の記憶領域であって記憶したデータを外部に出力可能な補助記憶領域を備えてなる不揮発性半導体記憶装置に関し、特に、前記メモリアレイにプログラムコードとデータの両方を記憶して使用する情報処理装置の拡張記憶装置に関する。
プログラムコード格納用のコードストレージ型メモリとしては、NOR型と称されるメモリアレイ構造を持つフラッシュメモリが全盛である。NOR型フラッシュメモリのバス構成は汎用のSRAMと同構成であるため、プロセッサはフラッシュメモリ上より直接インストラクションコード(プログラムコード)を取り込みながら、処理を実行することができる。フラッシュメモリが不揮発性で電気的にデータ書き換え可能という特性を有していることから、記憶内容の修正が困難であるマスクROMに代わり、急速に浸透していった。
コードストレージ用メモリでは、プロセッサの要求するタイミングで常にプログラムコードにアクセスできることが要求される。フラッシュメモリをROMとして使用する限り、この点については全く問題がない。しかしながら、フラッシュメモリの書き換え機能を利用して、データストレージとしての機能を併せ持たせようとするニーズが存在し、この場合には以下の問題が発生する。
第一に、フラッシュメモリの書き換え動作はSRAMやDRAMに比べて非常に長いレイテンシを必要とする。第二に、書き換え動作中は内部のステータスレジスタの内容が出力されるため、メモリアレイを参照することができない。このため書き換えを前提としたシステムでは、1)フラッシュメモリ上のメモリアレイに対して、書き換え中に読み出しを発生させてはならない、2)書き換え用のプログラムコードを含め、書き換え中に実行しなければならないプログラムは該フラッシュメモリに配置してはならない、等の制約を受ける。1)は書き換え時にシステムが外部からの要求に長時間非応答となる問題が生じ、2)はシステム設計の自由度を著しく損なうという問題が生じる。
上記制約を緩和する方法として、ハードウェア・デュアルワーク機能を持ったフラッシュメモリの利用が考えられる。ハードウェア・デュアルワーク機能を使うと、メモリアレイを複数のバンクに分割し、プログラムコードの存在するバンクとデータの書き換えを行うバンクとを互いに独立して動作させることで、データの書き換えと読み出しの同時性を保証する。データの書き換えによるアクセス不能となるメモリアレイは該バンク内のメモリアレイにのみ限定され、別のバンクからは任意にデータの読み出しが可能となる。バンク構成に合わせてプログラムコードとデータの配置を切り分ければ、データ書き換えに際してプログラムコードのフェッチが阻害されることは決して無い。このハードウェア・デュアルワーク機能によるデータ読み出し方式の一例は、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
図11に、従来のハードウェア・デュアルワーク機能を有したフラッシュメモリのブロック構成図を示す。当該フラッシュメモリは、データを保持するメモリアレイ10と、アドレス信号及び制御信号の遷移を検出するアドレス遷移検出回路11と、コマンドをデコードするコマンドデコーダ12と、出力モードを保持する出力モードレジスタ13と、メモリアレイ10へのデータの書き換え動作を所定の処理手順に従って制御するライトステートマシン14、そのライトステートマシ14のステータスを示す状態データを保持するステータスレジスタ15と、出力モードに応じてメモリアレイ10またはステータスレジスタ15の何れかのデータを選択して出力するデータ出力手段16を有している。
次に、図12に示す読み出しタイミング図を用いて、図11に例示する従来のフラッシュメモリにおける読み出しタイミングについて説明する。
1)アドレス信号及び制御信号が入力されるとアドレス遷移検出回路11が動作し、アドレス遷移検出信号を発生する。2)データ出力手段16は、出力モードがメモリアレイ読み出しモードの場合はメモリアレイ10からアドレス信号で指定されたデータを読み出し、出力モードがステータス読み出しモードの場合はステータスレジスタ15内の状態データを読み出し、アレイデータまたは状態データを外部に出力する。尚、コマンドデコーダ12は、外部からの出力モード設定コマンドに応じて、出力モードレジスタのモード設定を変更させる機能を有している。例えば、コマンド1が入力されると出力モードレジスタをメモリアレイ出力モードに変更し、コマンド2が入力されるとステータスレジスタ出力モードに変更する機能を有している。
図13に、従来のフラッシュメモリのインストラクションコード(プログラムコード)の読み出しタイミング図を示す。
メモリアレイ内に設定されたコードストレージ用バンクに対し、予め出力モードをメモリアレイ読み出しモードに設定しておくことで、CPU(プロセッサ)がプログラムコードをフェッチしようとした時に、I/Oにアレイデータが出力されるのでのアレイデータの取り込みが可能となる。
図14に、従来のフラッシュメモリのデータ(プログラムコードでない単なるデータ)の読み出しタイミング図を示す。
メモリアレイ内に設定されたデータストレージ用バンクに対しては、データを読み出す前に出力モードを読み出すデータに応じてアレイ読み出しモード或いはステータス読み出しモードの何れかを設定しておくことで、CPUがデータを取り込もうとした時に、I/Oにアレイデータまたは状態データが出力されるので必要なデータの取り込みが可能となる。
特開平6−180999号公報
しかしながら、上記ハードウェア・デュアルワーク機能を有したフラッシュメモリによる読み出し方式にも、以下に述べるような問題がある。ハードウェア・デュアルワーク機能を有したフラッシュメモリであっても、バンクサイズの設定が固定されていて変更できない場合や、たとえ変更可能な場合であっても、限定されたバンクサイズの中から選択することでしか変更できないという制約がある。このため、コードストレージ用のバンクの一部にデータストレージ領域を設定する、或いは、データストレージ用バンクの一部にコードストレージ領域を設定することが必要になる場合が生じる。従って、かかる場合に、一つのバンクにコードストレージ領域とデータストレージ領域が混在することになる。
かかる場合、ハードウェア・デュアルワーク機能を有したフラッシュメモリであっても、同一バンク内でステータスレジスタ出力モードが設定されていると、当該出力モードを変更しない限りアレイデータを読み出すことは不可能であるため、プログラムコードを常時読み出すことは不可能になってしまう。
結果として、コードストレージ領域とデータストレージ領域が同一バンク内に存在してしまい、ハードウェア・デュアルワーク機能が働かなくなったり、コードストレージ領域とデータストレージ領域を別のバンクに設定するため、大きな容量のフラッシュメモリを使わざるを得なくなったりすることが起こる。また、プログラム実行中に、プログラムコードの自己書き換えを行おうことも、ハードウェア・デュアルワーク機能では実現することが不可能であった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、プログラムコードの常時読み出しを簡便・確実に実行可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリセルをマトリクス状に複数配列してなるメモリアレイと、前記メモリアレイ以外の記憶領域であって前記メモリアレイ内のアドレス入力信号により指定されるアドレス領域とは別領域に設けられた、記憶したデータを外部に出力可能な補助記憶領域と、を備えてなる不揮発性半導体記憶装置であって、第一のタイミングを決定する第一タイミング信号を発生する第一タイミング発生手段を備え、1つの読み出しサイクル中において、前記補助記憶領域に記憶されている補助データを出力する場合、前記メモリアレイ内のアドレス入力信号により指定されたアドレス領域に記憶されている主データと前記補助データの内の一方のデータを先に選択して出力してから、前記第1のタイミングで他方のデータに選択を切り替えて出力する出力選択手段を備えていることを第1の特徴とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1の特徴に加えて、前記出力選択手段は、前記主データを先に選択して出力することを第2の特徴とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、第1または第2の特徴に加えて、前記読み出しサイクル中において、前記出力選択手段は、前記補助データを出力しない場合、前記第1のタイミングの前後両側で前記主データを選択して出力することを第3の特徴とする。
上記何れかの特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、前記補助記憶領域に記憶されている補助データを出力するように出力モードが設定されていても、第一タイミング発生手段により決定される第1のタイミングの前後の何れかの読み出し期間で必ずメモリアレイ内の主データを読み出すことができるため、当該読み出し期間をプログラムコードのフェッチタイミングに合わせることで、外部のCPUはメモリアレイから常時プログラムコードを取り込むことができ、プログラムコードの実行が中断されることなく実行できる。
更に、第1のタイミングが第1タイミング発生手段の発生する第1タイミング信号により規定されるため、この第1タイミング信号の発生時期を調整することで、CPU側に合わせたタイミング設定を行うことができる。
また、上記第2の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、主データの読み出しタイミングをアドレス入力から有効データ出力までの遅延時間で規定されるアドレスアクセスタイムで規定することができ、特別なタイミング信号がなくても通常のメモリアレイからの主データの読み出しとして扱うことができ、従来の不揮発性半導体記憶装置に対して大幅な設計変更を加えずとも本発明に係る不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記第3の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、補助データを出力しない場合に、第1のタイミングの前後両側で主データを出力するので、補助データの出力を予定している読み出し期間をメモリアレイからのプログラムコード以外のデータの読み出しに割り当て、他方の読み出し期間をプログラムコードのフェッチに割り当てることができる。そして、CPU側のプログラムコードのフェッチタイミングを、データの読み出しがメモリアレイと補助記憶領域の何れからかに拘わらず固定でき、更に、データ読み出しタイミングを当該フェッチタイミングと異ならせて設定できる。つまり、或るアドレスサイクルにおいて、CPUがプログラムコードのフェッチを行う場合には、上記フェッチタイミングで本発明に係る不揮発性半導体記憶装置から出力されるデータを取り込めばよく、また、データの取り込みを行う場合は、上記データ読み出しタイミングで本発明に係る不揮発性半導体記憶装置から出力されるデータを取り込めば、その時の出力モード(メモリアレイと補助記憶領域の何れのデータを出力するかの区別)に従ったデータの取り込みができる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、上記何れかの特徴に加えて、前記第1タイミング発生手段は、前記第1のタイミング設定用の1または2以上のボンディングパッドのボンディング状態に応じて前記第1タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを第4の特徴とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、上記何れかの特徴に加えて、外部から入力される第1タイミング設定コマンドを受け付けて記憶する第1タイミングレジスタを備え、前記第1タイミング発生手段は、前記第1タイミングレジスタに記憶された前記第1タイミング設定コマンドの値に応じて前記第1タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを第5の特徴とする。
上記第4の特徴によれば、同じ半導体製造工程の前半工程(ウェハ段階での製造)で作製された本発明に係る不揮発性半導体記憶装置を、後半工程(半導体チップのパッケージへのアセンブリ)におけるワイヤボンディング時の処理で第1の読み出しタイミングの変更が可能となり、プログラムコードのフェッチタイミングやデータの読み込みタイミングの異なるシステムへの広範な対応が可能となる。更に、第5の特徴によれば、アセンブリ済みのデバイスに対してもシステムに組み込んだ状態で、当該システムのCPUのタイミングに合致した第1の読み出しタイミングの設定を行うことができる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、上記何れかの特徴に加えて、1つの読み出しサイクル内における前記第1のタイミングに先行する第2のタイミングを決定する第2タイミング信号を発生する第2タイミング発生手段を備え、前記出力選択手段は、前記第2タイミング発生手段が発生する前記第2タイミング信号に同期して前記主データと前記補助データの何れか一方を選択して出力することを第6の特徴とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、第6の特徴に加えて、前記第2タイミング発生手段は、前記第2のタイミング設定用の1または2以上のボンディングパッドのボンディング状態に応じて前記第2タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを第7の特徴とする。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、第6の特徴に加えて、外部から入力される第2タイミング設定コマンドを受け付けて記憶する第2タイミングレジスタを備え、前記第2タイミング発生手段は、前記第2タイミングレジスタに記憶された前記第2タイミング設定コマンドの値に応じて前記第2タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを第8の特徴とする。
上記第6、第7または第8の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、先ず、第1のタイミングの前にプログラムコードとしての主データを読み出す設定であれば、第2のタイミングの後で、プログラムコードとしての主データを選択して読み出すことができ、また、第1のタイミングの後にプログラムコードとしての主データを読み出す設定であれば、第2のタイミングで、補助データを出力する場合には補助データを選択して、補助データを出力しない場合には主データを選択して出力してデータの読み込みができ、しかも第1のタイミングの後にプログラムコードとしての主データを選択して読み出すことができる。従って、基本的に、上記第1〜第3の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置と同様の効果を奏する。
更に、第1のタイミングに先行する第2の読み出しタイミングが第2タイミング発生手段の発生する第2タイミング信号により規定されるため、この第2タイミング信号の発生時期を調整することで、CPU側に合わせたタイミング設定を行うことができる。特に、第7の特徴によれば、同じ半導体製造工程の前半工程(ウェハ段階での製造)で作製された本発明に係る不揮発性半導体記憶装置を、後半工程(半導体チップのパッケージへのアセンブリ)におけるワイヤボンディング時の処理で第1の読み出しタイミングの変更が可能となり、プログラムコードのフェッチタイミングやデータの読み込みタイミングの異なるシステムへの広範な対応が可能となる。更に、第8の特徴によれば、アセンブリ済みのデバイスに対してもシステムに組み込んだ状態で、当該システムのCPUのタイミングに合致した第2の読み出しタイミングの設定を行うことができる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、上記何れかの特徴に加えて、前記メモリアレイに対するデータの書き換え動作を制御する書き換え制御手段を備え、前記補助記憶領域は、前記書き換え制御手段による書き換え動作に係る内部状態を記憶する状態レジスタであることを第9の特徴とする。
上記第9の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、プログラムコードをメモリアレイから読み出すタイミングとは異なるタイミングで、書き換え動作中の内部状態を状態レジスタから読み出すことができる。例えば、メモリアレイが複数のバンク或いはブロックに分割され、一のバンクが書き換え動作中であって、その内部状態が状態レジスタに保持されている状況では、一般のフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置では、当該状態レジスタの状態データがデフォルトで出力されるため、他のバンクに格納したプログラムコードが読み出せないが、本特徴によれば、状態データとプログラムコードの両方を別々に読み出すことができる。また、従来のハードウェア・デュアルワーク機能を有したフラッシュメモリであっても、状態レジスタとメモリアレイの読み出しタイミングが夫々独立して規定されていないため、1つの読み出しサイクルで両方のデータを読み出そうとすると、状態レジスタまたはメモリアレイの読み出しに出力モードを変更するコマンド入力が必要であったが、本特徴によれば、かかるCPU側の負担を軽減することができる。更に、デュアルポート型の不揮発性メモリで、一のバンクが書き換え動作中でも当該バンクからのデータ読み出しが可能なメモリアレイ構造であっても、その内部状態が状態レジスタに保持されている状況で、当該状態レジスタの状態データがデフォルトで出力されていれば、他の従来技術と同様に状態データとプログラムコードを同時に読み出すことは不可能であり、それぞれのデータを読み出す前に、状態レジスタまたはメモリアレイの読み出しに出力モードを変更するコマンド入力が必要であったが、本特徴によれば、かかるCPU側の負担を軽減することができる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、更に、上記何れかの特徴に加えて、外部から入力される出力選択コマンドを受け付けて記憶する出力モードレジスタを備え、前記出力選択手段は、前記出力モードレジスタに保持されている前記出力選択コマンドの値に応じて、前記補助データを出力するかしないかを判定することを第10の特徴とする。
上記第10の特徴を備えた本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、CPU側から出力選択コマンドを入力することで、データ読み出しタイミングで読み出すデータを主データと補助データの間で切り替えることができる。従って、例えば、上記第9の特徴も併せ持つことで、書き換え動作中はその状況をモニタでき、読み出し動作モードでは、メモリアレイからデータの読み出しをすることができる。
以上詳細に説明したように、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、プログラムコードの常時読み出しを簡便・確実に実行可能な不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置(以下、適宜「本発明装置」という。)の一実施の形態につき、図面に基づいて説明する。尚、以下の説明で用いる図面では、図11に例示した従来のハードウェア・デュアルワーク機能を持ったフラッシュメモリ(従来の不揮発性半導体記憶装置の一例)と同一の機能ブロックには重複して同じ符号を用いる。また、複数の実施形態に亘って共通する機能ブロックにも共通の符号を使用している。以下、本発明装置としてNOR型のフラッシュメモリを想定して説明する。
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態における本発明装置1の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図1に示すように、本発明装置1は、データを保持するメモリアレイ10と、アドレス信号及び制御信号の遷移を検出するアドレス遷移検出回路11と、コマンドをデコードするコマンドデコーダ12と、出力モードを保持する出力モードレジスタ13と、メモリアレイ10へのデータの書き換え動作を所定の処理手順と処理条件に従って制御するライトステートマシン14(メモリアレイ10に対するデータの書き換え動作を制御する書き換え制御手段の一例)、そのライトステートマシ14のステータスを示す状態データを保持するステータスレジスタ15(メモリアレイ以外の記憶領域であって記憶したデータを外部に出力可能な補助記憶領域の一例)と、後述する第1データと第2データを生成するとともに、1つの読み出しサイクル中において、第1のタイミングの前と後に設定された2つの読み出し期間(第1期間と第2期間)に、第1データと第2データを各別に選択して順番に出力する出力選択手段17と、アドレス遷移検出回路11が発生するアドレス遷移検出信号SAに基づき前記第1のタイミングを決定する第1タイミング信号ST1を発生する第1タイミング発生手段21を備えて構成される。
更に、出力選択手段17は、メモリアレイ10内に記憶された主データを第1データとして生成する第1データ生成部18と、出力モードレジスタ13内に保持されている出力モードに応じて主データとステータスレジスタ15内に保持された状態データ(補助データの一例)の何れかの一方を選択して第2データとする第2データ生成部19と、第1タイミング発生手段21から第1タイミング信号ST1を受信するまで第1データを選択して出力し、第1タイミング発生手段21から第1タイミング信号ST1を受信すると第1データから第2データに切り替えて出力する出力切替部20とから構成される。
メモリアレイ10は図示しないが、複数のバンクに分割され、夫々独立してデータの読み出し及び書き換えが可能な構成、所謂ハードウェア・デュアルワーク機能を備えた構成となっている。
尚、図1では、アドレス入力信号、データ入力信号、制御信号等の入力回路、及び、アドレス入力信号のデコーダ回路、データの読み出し動作、書き換え動作(書き込み動作と消去動作)のためのセンスアンプや高電圧発生回路等の周辺回路の詳細は、公知のフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置と同様であるため、その記載を省略してある。
次に、図2に示すタイミング図を用いて、第1実施形態における読み出しタイミングを説明する。尚、図2中のA〜Gと、以下の説明のA〜Gが夫々対応する。
A アドレス信号及び制御信号が入力されるとアドレス遷移検出回路11が動作し、アドレス遷移検出信号SAを発生する。
B 第1タイミング発生手段21は、アドレス遷移検出信号SAを受信すると第1タイミング信号ST1を“L”にリセットし、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δtの後、第1タイミング信号ST1を“H”にセットする(“L”及び“H”はディジタル信号における論理レベルとしての低レベルと高レベルを意味する。)。
C 出力選択手段17の第1データ生成部18は、メモリアレイ10のデータ(主データ)を読み出し、第1データとして出力切替部20に出力する。
D 出力選択手段17の第2データ生成部19は、出力モードがメモリアレイ読み出しモードの場合はメモリアレイ10の主データを読み出し、出力モードがステータス読み出しモードの場合はステータスレジスタ15に保持されている状態データを読み出し、主データまたは状態データを第2データとして出力切替部20に出力する。尚、コマンドデコーダ12は、外部からの出力モード設定コマンドに応じて、出力モードレジスタのモード設定を変更させる機能を有している。例えば、コマンド1が入力されると出力モードレジスタをメモリアレイ出力モードに変更し、コマンド2が入力されるとステータスレジスタ出力モードに変更する機能を有している。
E 出力選択手段17の出力切替部20は、第1タイミング信号ST1が“L”の期間(第1期間)に、第1データ(主データ)を出力し、第1タイミング信号ST1が“H”の期間(第2期間)に、第2データ(主データまたは状態データ)を出力するように、第1のタイミングで第1タイミング信号ST1が“H”に遷移するとデータ出力を切り替える。
CPUでは、プログラムコードのフェッチタイミング(F)を、第1期間内の第1データ(主データ)が出力されているタイミングに設定し、データ取り込みタイミング(G)を、第2期間内の第2データ(主データまたは状態データ)が出力されているタイミングに設定する。
この結果、CPUがプログラムコードをフェッチしようとした場合、図3に示すようにプログラムコードのフェッチタイミング(F)でデータバス上のデータを取り込むので、メモリアレイ10に格納されている主データを取り込むことになり、その時のアドレス信号入力で指定されたメモリアレイ10のアドレス領域に格納されているプログラムの実行が可能になる。
また、CPUがデータを取り込もうとした場合、図4に示すように、データ取り込みタイミング(G)でデータバス上のデータを取り込むので、その時の出力モードに応じて主データまたは状態データの読み込みが可能になる。
〈第2実施形態〉
図5は、第2実施形態における本発明装置2の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図5に示すように、本発明装置2は、第1実施形態における本発明装置1にワイヤボンディング回路22を追加した構成となっている。
ワイヤボンディング回路22は、1または複数のボンディングパッドを備え、各ボンディングパッドのボンディング状態、例えば、ワイヤボンディングの有無またはワイヤボンディングによって設定される電圧レベル(例えば、電源レベル、グランドレベル等)の違いによって、予め設定された複数の第1のタイミングの中から1つのタイミングを選択するための1ビットまたは2ビット以上の選択信号SS1を第1タイミング発生手段21に出力する。第1タイミング発生手段21は選択信号SS1に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1が“H”に遷移するまでの遅延時間を調整する。例えば、当該遅延時間を生成するための遅延回路において、複数のアドレス遷移検出信号SAの入力箇所または複数の第1タイミング信号ST1の出力箇所を用意しておき、選択信号SS1に従って当該入力箇所または出力箇所を切り替えることで、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1が“H”に遷移するまでの遅延時間を切り替えて調整する。従って、ワイヤボンディング回路22でのワイヤボンディングの仕方を変更することにより、第1のタイミングを変更することができる。
〈第3実施形態〉
図6は、第3実施形態における本発明装置3の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図6に示すように、本発明装置3は、第1実施形態における本発明装置1にタイミングレジスタ23を追加した構成となっている。
コマンドデコーダ12は、第1実施形態の機能に加え、外部からのタイミングレジスタ設定コマンドに応じて、タイミングレジスタ23のタイミング設定を変更させる機能を有している。例えば、コマンド3が入力されるとタイミングレジスタ23を設定1に変更し、コマンド4が入力されると設定2に変更する機能を有している。
第1タイミング発生手段21はタイミングレジスタ23に保持されているタイミング設定データDS1に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1が“H”に遷移するまでの遅延時間を調整する。例えば、当該遅延時間を生成するための遅延回路において、複数のアドレス遷移検出信号SAの入力箇所または複数の第1タイミング信号ST1の出力箇所を用意しておき、タイミング設定データDS1に従って当該入力箇所または出力箇所を切り替えることで、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1が“H”に遷移するまでの遅延時間を切り替えて調整する。従って、外部からのコマンド入力(タイミングレジスタ設定コマンド)により、第1のタイミングを変更することができる。
〈第4実施形態〉
図7は、第4実施形態における本発明装置4の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図1に示すように、本発明装置4は、データを保持するメモリアレイ10と、アドレス信号及び制御信号の遷移を検出するアドレス遷移検出回路11と、コマンドをデコードするコマンドデコーダ12と、出力モードを保持する出力モードレジスタ13と、メモリアレイ10へのデータの書き換え動作を所定の処理手順に従って制御するライトステートマシン14と、そのライトステートマシ14のステータスを示す状態データを保持するステータスレジスタ15と、第1データと第2データを生成するとともに、1つの読み出しサイクル中において、第2のタイミングで開始する2つの読み出し期間(第1期間)と第1のタイミングで開始する読み出し期間(第2期間)に、第1データと第2データを各別に選択して順番に出力する出力選択手段17’と、アドレス遷移検出回路11が発生するアドレス遷移検出信号SAに基づき前記第1のタイミングを決定する第1タイミング信号ST1を発生する第1タイミング発生手段21と、アドレス遷移検出回路11が発生するアドレス遷移検出信号SAに基づき前記第2のタイミングを決定する第2タイミング信号ST2を発生する第2タイミング発生手段24を備えて構成される。
更に、出力選択手段17’は、メモリアレイ10内に記憶された主データを第1データとして生成する第1データ生成部18と、出力モードレジスタ13内に保持されている出力モードに応じて主データとステータスレジスタ15内に保持された状態データ(補助データの一例)の何れかの一方を選択して第2データとする第2データ生成部19と、第2タイミング発生手段24から第2タイミング信号ST2を受信すると第1データを選択して出力し、第1タイミング発生手段21から第1タイミング信号ST1を受信すると第1データから第2データに切り替えて出力する出力切替部20’とから構成される。
尚、図7では、アドレス入力信号、データ入力信号、制御信号等の入力回路、及び、アドレス入力信号のデコーダ回路、データの読み出し動作、書き換え動作(書き込み動作と消去動作)のためのセンスアンプや高電圧発生回路等の周辺回路の詳細は、公知のフラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置と同様であるため、その記載を省略してある。
図7に示す第4実施形態の構成と、図1に示す第1実施形態の構成との相違点は、第4実施形態では、第1タイミング発生手段21に加えて、第2タイミング発生手段24を設けてある点と、出力切替部20’が第1タイミング信号ST1に加えて第2タイミング信号ST2も受信し、第2タイミング信号ST2の受信に基づいて、最初の読み出し期間(第1期間)に第1データ(主データ)を選択して出力する点と、第1及び第2タイミング信号ST1、ST2が夫々第1及び第2のタイミングで立ち上がるパルス信号である点である。第1実施形態では、アドレス信号入力からのアクセスタイム経過後に主データである第1データが出力されるのに対し、第4実施形態では、第2タイミング信号ST2に同期して、つまり、アクセスタイムのバラツキを排除して一定のタイミングで第1データが出力される。
次に、図8に示すタイミング図を用いて、第4実施形態における読み出しタイミングを説明する。尚、図8中のA〜Gと、以下の説明のA〜Gが夫々対応する。
A アドレス信号及び制御信号が入力されるとアドレス遷移検出回路11が動作し、アドレス遷移検出信号SAを発生する。
B’ 第2タイミング発生手段24は、アドレス遷移検出信号SAを受信すると、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δt2の後、所定のパルス幅で立ち上がる第2タイミング信号ST2を出力する。
B” 第1タイミング発生手段21は、アドレス遷移検出信号SAを受信すると、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δt1(第1実施形態の遅延時間Δtに同じ)の後、所定のパルス幅で立ち上がる第1タイミング信号ST1を出力する。
C 出力選択手段17’の第1データ生成部18は、メモリアレイ10のデータ(主データ)を読み出し、第1データとして出力切替部20’に出力する。
D 出力選択手段17’の第2データ生成部19は、出力モードがメモリアレイ読み出しモードの場合はメモリアレイ10の主データを読み出し、出力モードがステータス読み出しモードの場合はステータスレジスタ15に保持されている状態データを読み出し、主データまたは状態データを第2データとして出力切替部20’に出力する。尚、コマンドデコーダ12は、外部からの出力モード設定コマンドに応じて、出力モードレジスタのモード設定を変更させる機能を有している。例えば、コマンド1が入力されると出力モードレジスタをメモリアレイ出力モードに変更し、コマンド2が入力されるとステータスレジスタ出力モードに変更する機能を有している。
E 出力選択手段17’の出力切替部20’は、第2タイミング信号ST2を受信した後(第1期間)に、第1データ(主データ)を出力し、第1タイミング信号ST1を受信した後(第2期間)に、第2データ(主データまたは状態データ)を出力するように、第1のタイミングで第1タイミング信号ST1を受信するとデータ出力を切り替える。
CPUでは、第1実施形態と同様に、プログラムコードのフェッチタイミング(F)を、第1期間内の第1データ(主データ)が出力されているタイミングに設定し、データ取り込みタイミング(G)を、第2期間内の第2データ(主データまたは状態データ)が出力されているタイミングに設定する。
この結果、CPUがプログラムコードをフェッチしようとした場合、図3に示すようにプログラムコードのフェッチタイミング(F)でデータバス上のデータを取り込むので、メモリアレイ10に格納されている主データを取り込むことになり、その時のアドレス信号入力で指定されたメモリアレイ10のアドレス領域に格納されているプログラムの実行が可能になる。
また、CPUがデータを取り込もうとした場合、図4に示すように、データ取り込みタイミング(G)でデータバス上のデータを取り込むので、その時の出力モードに応じて主データまたは状態データの読み込みが可能になる。
〈第5実施形態〉
図9は、第5実施形態における本発明装置5の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図9に示すように、本発明装置5は、第4実施形態における本発明装置4に第1ワイヤボンディング回路22と第2ワイヤボンディング回路25を追加した構成となっている。
第1及び第2ワイヤボンディング回路22、25は、第1実施形態のワイヤボンディング回路22と同じ構成である。第1ワイヤボンディング回路22は、ボンディングパッドのボンディング状態によって、予め設定された複数の第1のタイミングの中から1つのタイミングを選択するための1ビットまたは2ビット以上の第1選択信号SS1を第1タイミング発生手段21に出力する。第2ワイヤボンディング回路25は、ボンディングパッドのボンディング状態によって、予め設定された複数の第2のタイミングの中から1つのタイミングを選択するための1ビットまたは2ビット以上の第2選択信号SS2を第2タイミング発生手段24に出力する。
第1タイミング発生手段21は第1選択信号SS1に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1を出力するまでの遅延時間を調整する。同様に、第2タイミング発生手段24は第2選択信号SS2に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第2タイミング信号ST2を出力するまでの遅延時間を調整する。例えば、当該遅延時間を生成するための遅延回路において、複数のアドレス遷移検出信号SAの入力箇所または複数の第1または第2タイミング信号ST1、ST2の出力箇所を用意しておき、第1または第2選択信号SS1、SS2に従って当該入力箇所または出力箇所を切り替えることで、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1または第2タイミング信号ST1、ST2を出力するまでの遅延時間を切り替えて調整する。従って、第1ワイヤボンディング回路22と第2ワイヤボンディング回路25でのワイヤボンディングの仕方を変更することにより、第1及び第2のタイミングを各別に変更することができる。
〈第6実施形態〉
図10は、第6実施形態における本発明装置6の機能的な概略構成を示すブロック構成図である。図10に示すように、本発明装置6は、第4実施形態における本発明装置4に第1タイミングレジスタ23と第2タイミングレジスタ26を追加した構成となっている。
コマンドデコーダ12は、第4実施形態の機能に加え、外部からのタイミングレジスタ設定コマンドに応じて、第1及び第2タイミングレジスタ23、26のタイミング設定を変更させる機能を有している。例えば、コマンド3が入力されると第1タイミングレジスタ23を設定1に変更し、コマンド4が入力されると設定2に変更し、コマンド5が入力されると第2タイミングレジスタ26を設定3に変更し、コマンド6が入力されると設定4に変更する機能を有している。
第1及び第2タイミングレジスタ23、26は、第1実施形態のタイミングレジスタ23と同じ構成である。
第1タイミング発生手段21は第1タイミングレジスタ23に保持されている第1タイミング設定データDS1に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1タイミング信号ST1を出力するまでの遅延時間を調整する。同様に、第2タイミング発生手段24は第2タイミングレジスタ26に保持されている第2タイミング設定データDS2に従って、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第2タイミング信号ST2を出力するまでの遅延時間を調整する。例えば、当該遅延時間を生成するための遅延回路において、複数のアドレス遷移検出信号SAの入力箇所または複数の第1または第2タイミング信号ST1、ST2の出力箇所を用意しておき、第1または第2タイミング設定データDS1、DS2に従って当該入力箇所または出力箇所を切り替えることで、アドレス遷移検出信号SAを受信してから第1または第2タイミング信号ST1、ST2を出力するまでの遅延時間を切り替えて調整する。従って、外部からのコマンド入力(タイミングレジスタ設定コマンド)により、第1及び第2のタイミングを各別に変更することができる。
次に、本発明装置1〜6の別実施の形態につき説明する。
〈1〉上記各実施形態では、補助記憶領域の一例としてステータスレジスタ15を用いた場合を説明したが、補助記憶領域はステータスレジスタに限定されるものではない。
〈2〉上記各実施形態では、本発明装置1〜6は、ハードウェア・デュアルワーク機能を備えた構成を想定したが、例えば、メモリアレイ10が複数のブロックに分割され、その一部がOTP(1回のみプログラム可能)領域に設定されているフラッシュメモリ等にも応用できる。つまり、そのOTP領域のプログラム中にステータスレジスタの状態データの読み出しを行いながら、他のメモリアレイ領域からプログラムコードを読み出すようなケースにも、本発明装置1〜6の構成は適用可能である。更に、本発明装置1〜6のメモリアレイ10が、1または複数のバンクを有し、同じバンク内でもデータの書き換えと読み出しが同時に行えるデュアルポート型のメモリアレイ構成にも当然に適用可能である。
〈3〉上記各実施形態では、第1期間(第1のタイミングの前)に第1データ(プログラムコードである主データ)を出力し、第2期間(第1のタイミングの後)に第2データ(主データまたは状態データ)を出力する場合を説明したが、第1期間に第2データを選択して出力し、第2期間に第1データを選択して出力するように構成しても構わない。
〈4〉上記第1〜第3実施形態では、第1タイミング信号ST1は、アドレス遷移検出信号SAの立ち上がりで“L”にリセットし、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δtの後に“H”にセットする信号であったが、これに代えて、上記第4〜第6実施形態の第1タイミング信号ST1のように、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δtの後に所定のパルス幅で立ち上がるパルス信号であっても構わない。この場合、例えば、出力選択手段17の出力切替部20は第1タイミング信号ST1のレベルで第1期間と第2期間を判定するのではなく、アドレス遷移検出信号SAを受信して第1期間にセットし、第1タイミング信号ST1を受信して第2期間をセットするようにすればよい。つまり、アドレス遷移検出信号SAを第4〜第6実施形態の第2タイミング信号ST2の代わりに利用する。
〈5〉上記第4〜第6実施形態では、第1及び第2タイミング信号ST1、ST2は、夫々、アドレス遷移検出信号SAを受信すると、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δt1とΔt2の経過後に、所定のパルス幅で立ち上がるパルス信号であったが、これに代えて、上記第1〜第3実施形態の第1タイミング信号ST1のように、アドレス遷移検出信号SAの立ち上がりで“L”にリセットし、アドレス遷移検出信号SAが入ってから予め定められた遅延時間Δt1とΔt2の経過後に“H”にセットする信号であっても構わない。
〈6〉上記各実施形態では、メモリアレイ10に対するデータの書き換え動作を制御する書き換え制御手段の一例として、書き換え動作を所定の処理手順と処理手順に従って制御するステートマシンを応用したライトステートマシン14を想定したが、当該書き換え制御手段は、ライトステートマシンに限定されるものではない。
〈7〉上記各実施形態では、本発明装置1〜6としてNOR型のフラッシュメモリを想定したが、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置はフラッシュメモリに限定されるものではない。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態における読み出しタイミング図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態におけるCPUのプログラムコードの読み出しタイミング図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第1実施形態におけるCPUのデータ読み出しタイミング図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第2実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第3実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第4実施形態における読み出しタイミング図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第5実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の第6実施形態における機能的なブロック構成の概略を示すブロック構成図。 従来のフラッシュメモリの機能的なブロック構成の一例を示すブロック構成図。 従来のフラッシュメモリの読み出しタイミング図。 従来のCPUのフラッシュメモリに対するプログラムコードの読み出しタイミング図。 従来のCPUのフラッシュメモリに対するデータ読み出しタイミング図。
符号の説明
1〜6:本発明に係る不揮発性半導体記憶装置
10 :メモリアレイ
11 :アドレス遷移検出回路
12 :コマンドデコーダ
13 :出力モードレジスタ
14 :ライトステートマシン(書き換え制御手段)
15 :ステータスレジスタ(補助記憶領域)
16 :データ出力手段
17 :出力選択手段
17’:出力選択手段
18 :第1データ生成部
19 :第2データ生成部
20 :出力切替部
20’:出力切替部
21 :第1タイミング発生手段
22 :ワイヤボンディング回路(第1ワイヤボンディング回路)
23 :タイミングレジスタ(第1タイミングレジスタ)
24 :第2タイミング発生手段
25 :第2ワイヤボンディング回路
26 :第2タイミングレジスタ
SA :アドレス遷移検出信号
ST1:第1タイミング信号
ST2:第2タイミング信号
SS1:選択信号(第1選択信号)
SS2:第2選択信号
DS1:タイミング設定データ(第1タイミング設定データ)
DS2:第2タイミング設定データ

Claims (10)

  1. 電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリセルをマトリクス状に複数配列してなるメモリアレイと、前記メモリアレイ以外の記憶領域であって前記メモリアレイ内のアドレス入力信号により指定されるアドレス領域とは別領域に設けられた、記憶したデータを外部に出力可能な補助記憶領域と、を備えてなる不揮発性半導体記憶装置であって、
    第一のタイミングを決定する第一タイミング信号を発生する第一タイミング発生手段を備え、
    1つの読み出しサイクル中において、前記補助記憶領域に記憶されている補助データを出力する場合、前記メモリアレイ内のアドレス入力信号により指定されたアドレス領域に記憶されている主データと前記補助データの内の一方のデータを先に選択して出力してから、前記第1のタイミングで他方のデータに選択を切り替えて出力する出力選択手段を備えていることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記出力選択手段は、前記主データを先に選択して出力することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記読み出しサイクル中において、前記出力選択手段は、前記補助データを出力しない場合、前記第1のタイミングの前後両側で前記主データを選択して出力することを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1タイミング発生手段は、前記第1のタイミング設定用の1または2以上のボンディングパッドのボンディング状態に応じて前記第1タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 外部から入力される第1タイミング設定コマンドを受け付けて記憶する第1タイミングレジスタを備え、
    前記第1タイミング発生手段は、前記第1タイミングレジスタに記憶された前記第1タイミング設定コマンドの値に応じて前記第1タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 1つの読み出しサイクル内における前記第1のタイミングに先行する第2のタイミングを決定する第2タイミング信号を発生する第2タイミング発生手段を備え、
    前記出力選択手段は、前記第2タイミング発生手段が発生する前記第2タイミング信号に同期して前記主データと前記補助データの何れか一方を選択して出力することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記第2タイミング発生手段は、前記第2のタイミング設定用の1または2以上のボンディングパッドのボンディング状態に応じて前記第2タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 外部から入力される第2タイミング設定コマンドを受け付けて記憶する第2タイミングレジスタを備え、
    前記第2タイミング発生手段は、前記第2タイミングレジスタに記憶された前記第2タイミング設定コマンドの値に応じて前記第2タイミング信号の発生タイミングを変更可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 前記メモリアレイに対するデータの書き換え動作を制御する書き換え制御手段を備え、
    前記補助記憶領域は、前記書き換え制御手段による書き換え動作に係る内部状態を記憶する状態レジスタであることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 外部から入力される出力選択コマンドを受け付けて記憶する出力モードレジスタを備え、
    前記出力選択手段は、前記出力モードレジスタに保持されている前記出力選択コマンドの値に応じて、前記補助データを出力するかしないかを判定することを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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