JP4204356B2 - ミストクーラント装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミストクーラント装置に係り、特に、クーラント液の液だれを確実に防止できるようにしたミストクーラント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工作機械による切削加工では、切削工具の刃先の潤滑と冷却を兼ねてクーラントを供給している。このクーラントの供給方式には、主軸頭の端面に設けられたクーラントノズルから、刃先に向けてクーラント液を供給する外部供給方式や、主軸内部からツールホルダなどを通して供給する内部供給方式がある。
【0003】
クーラントを大量に使用する機械では、クーラントの一部が周囲に飛散し作業環境を悪くしたり、ワークにクーラントが付着したり、加工した溝に溜まってしまうことがあり、クーラントの廃液処理が問題となる。このため、近年ではクーラントを液体の状態で供給する替わりに、ミスト化したクーラントを供給する方式が普及しつつある。
【0004】
従来、クーラントをミスト化するには、エアを送り込んで液状のクーラントを霧化するミキシング部を設け、送り込んだエアといっしょにノズルからミスト化したクーラントを噴出させている。
【0005】
この種のミストクーラント装置で問題となるのは、加工を停止している間のクーラントの液漏れである。このようなクーラントの液漏れを防止する従来技術としては、例えば、切削液押出し手段をミスト発生装置の近傍に設け、切削液供給ラインを通しての切削液の供給が絶たれたときに、切削液に含まれる空気粒の影響を受けることなく直ちに弁通路を閉鎖することにより、液だれを防止するものがある(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−308947号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、クーラント液のミキシング部からの逆流を防止するために、クーラントの供給管には、逆止弁が設けられている。この逆止弁は、クーラント液の圧力の作用で開き、クーラント液がミキシング部への方向のみに流れるようになっている。
【0008】
ところが、立形の大型工作機械、例えば、門形工作機械では、この構造的な制約から、主軸先端側に向かって鉛直方向に延びるように、クーラント供給管が主軸頭に配管されている。
【0009】
したがって、クーラント液の供給ポンプが停止していても、逆止弁には、クーラント供給配管内にあるクーラント液の水頭圧が常に作用していることになる。そして、主軸頭が大型であれば、鉛直に延びる供給管の長さが長くなり、それに比例して水頭圧も増大する。逆止弁が水頭圧で僅かに開く結果として、クーラント液がクーラントノズルからたれ落ちることがあり、切削剤の無駄にし、作業環境を汚染する原因となる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、クーラント供給配管内に残留するクーラント液が逆止弁から漏れ出て、クーラントノズルからたれ落ちる現象を確実に防止することができるようにしたミストクーラント装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、クーラント液を圧縮エアで霧化させるミスト生成部と、クーラント液をミスト生成部に供給するクーラント液供給配管と、前記ミスト生成部にエアを供給するエア供給配管と、前記ミスト生成部で発生したミストクーラントを工作機械の切削工具に指向させて噴出するノズルと、を有するミストクーラント装置において、パイロット圧で開くパイロット付逆止め弁を前記ミスト生成部の上流で前記クーラント液供給配管に設けるとともに、前記エア供給配管からそのパイロット圧を取り込むようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
本発明によれば、エア供給配管へのエアの供給が止まっている状態では、パイロット圧のかかっていないパイロット付逆止め弁は、クーラント供給配管内にに残留しているクーラント液がミスト生成部へ漏出するのを確実に阻止する。
【0013】
また、本発明の好適な実施形態によれば、前記ノズルは、主軸の軸方向が鉛直方向と平行な立形工作機械の主軸頭に配置され、前記クーラント液供給配管が主軸頭に沿って鉛直方向に延びる鉛直配管部を有するようになっている。本発明のミストクーラント装置は、立形の工作機械に適用した場合にクーラント液漏出の防止効果が大きい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるミストクーラント装置の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態によるミストクーラント装置の系統図である。この実施形態は、門形工作機械のような立形の工作機械にミストクーラント装置を適用した実施の形態であり、参照符号10は、門形工作機械の主軸頭を示している。12a、12bは、ミストクーラント装置のノズルを示している。14は、圧縮エア供給源を示し、16は、クーラント液を貯留しているクーラントタンクを示している。
【0015】
圧縮エア供給源14から延びるエア供給配管には、クーラントタンク16に設けられたクーラント供給ポンプ15a、15bに動力のエアを供給するエア供給配管17と、ミスト生成部18a、18bにクーラント液を霧化させるためのエアを供給するエア供給配管19がある。
【0016】
エア供給配管17には、ノーマルクローズド形の第1のソレノイドバルブ21が設けられており、この第1ソレノイドバルブ21が開くと、それぞれクーラント供給ポンプ15a、15bにエアが送られて駆動され、クーラント供給ポンプ15a、15bは、クーラント液をクーラント液供給配管20a、20bを通してミスト生成部18a、18bに供給する。
【0017】
ミスト生成部18a、18bにエアを供給するエア供給配管19には、ノーマルクローズド形の第2のソレノイドバルブ22が設けられており、この第2ソレノイドバルブ22が開かれると、エア供給配管19を通ってエアがそれぞれミスト生成部18a、18bに供給されるようになっている。
【0018】
この実施形態のように、門形工作機械の主軸頭10は、クロスレールに沿って移動するサドルに取り付けられており、主軸頭10に配する各種配管やケーブルはまとめて主軸頭の最上部にある中継部から各所に延びるようになっている。クーラント液供給配管20a、20bの場合、主軸頭10に沿って鉛直配管部24a、24bとなって主軸頭10の下部まで鉛直方向に延びている。そして、この鉛直配管部24a、24bの終端にミスト生成部18a、18bが設けられ、さらにミスト生成部18a、18bにノズル12a、12bが接続されている。
【0019】
ミスト生成部18a、18bでは、エアとクーラント液が同時に供給されると、クーラント液は霧化されたミストクーラントとなって、エアに混じってノズル12a、12bから主軸に装着されている切削工具50の刃先に向けて噴出される。
【0020】
クーラント液供給配管20a、20bの鉛直配管部24a、24bでは、ミスト生成部18a、18bの直近上流側にパイロット付逆止め弁26a、26bが設けられている。この場合、パイロット付逆止め弁26a、26bは、ミスト生成部18a、18bへのクーラント液の流入を阻止する弁体をもち、パイロット圧で開いたときのにみ、ミスト生成部18a、18bにクーラント液を供給する方向のクーラント液の流れを許容し、パイロット圧は、エア供給配管19から取り込むようになっている。
【0021】
なお、図1において、30はリリーフ弁、32は、エアの流量を調整する弁である。
【0022】
本実施形態によるミストクーラント装置は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用並びに効果について説明する。
第1ソレノイドバルブ21が励磁されて開くと、クーラント供給ポンプ15a、15bが作動する。このクーラント供給ポンプ15a、15bから吐出されたクーラント液は、クーラント液供給配管20a、20bを通して圧送される。このとき、第2ソレノイドバルブ22は励磁されて開いているので、エア供給配管19からミスト生成部18a、18bにエアが供給されるとともに、パイロット付逆止め弁26a、26bにパイロット圧がかかり開くので、クーラント液がミスト生成部18a、18bに供給される。これによって、切削加工の間は、ミスト生成部18a、18bで生成されたミストクーラントがエアに混じってノズル12a、12bから切削工具50の刃先に向けて噴き付けられる。
【0023】
これに対して、切削加工を停止している間は、第1ソレノイドバルブ21、第2ソレノイドバルブ22ともに消磁されて閉じ、クーラント液とエアの供給は停止される。
【0024】
クーラント液の供給が停止されても、クーラント液供給配管20a、20bにはクーラント液は残留しており、主軸頭10にそった鉛直配管部24a、24bでは、主軸頭10の長さにほぼ相当する高さの水頭圧が生じ、この水頭圧はパイロット付逆止め弁26a、26bに作用することになる。
【0025】
しかしながら、第2ソレノイドバルブ22が閉じてエア供給配管19へのエアの供給が止まっている状態では、パイロット圧のかかっていないパイロット付逆止め弁26a、26bは、鉛直配管部20a、20bに残留しているクーラント液がミスト生成部18a、18bへ漏出するのを確実に阻止するので、クーラント液がノズル12a、12bからたれ落ちることがなくなり、テーブル回りはクーラント液によって汚染されることがない。
【0026】
以上、本発明に係るミストクーラント装置について、立形の工作機械に適用した実施形態を挙げて説明したが、本発明は、本発明のミストクーラント装置は、横形の工作機械に対しても適用しクーラント液の液だれを防止できる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、パイロット圧のかかっていないパイロット付逆止め弁は、残留しているクーラント液がミスト生成部へ漏出するのを確実に阻止するので、クーラント液がノズルからたれ落ちることを確実になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるミストクーラント装置の一実施形態を示す系統図。
【符号の説明】
10 主軸頭
12a、12b ノズル
18a、18b ミスト生成部
19 エア供給配管
20a、20b クーラント液供給配管
21 第1ソレノイドバルブ
22 第2ソレノイドバルブ
24a、24b 鉛直配管部
26a、26b パイロット付逆止め弁

Claims (2)

  1. クーラント液を圧縮エアで霧化させるミスト生成部と、クーラント液をミスト生成部に供給するクーラント液供給配管と、前記ミスト生成部にエアを供給するエア供給配管と、前記ミスト生成部で発生したミストクーラントを工作機械の切削工具に指向させて噴出するノズルと、を有するミストクーラント装置において、
    パイロット圧で開くパイロット付逆止め弁を前記ミスト生成部の上流で前記クーラント液供給配管に設けるとともに、前記エア供給配管からそのパイロット圧を取り込むようにしたことを特徴とするミストクーラント装置。
  2. 前記ノズルは、主軸の軸方向が鉛直方向と平行な立形工作機械の主軸頭に配置され、前記クーラント液供給配管が主軸頭に沿って鉛直方向に延びる鉛直配管部を有することを特徴とする請求項1に記載のミストクーラント装置。
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