JP4203734B2 - 化粧板のスリット溝加工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大型陶板、石板等の硬質の化粧板裏面にスリット溝を加工する装置に係り、詳しくは、前記化粧板を建築壁面に適用するのに用いる特殊なクランプ式金物(アンカー金物とも言う。)のクランプ爪を係止させるためのスリット溝を加工する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大型陶板等の化粧板を建物壁面に適用する場合には、例えば、特開平10−238068号明細書、実開平6−82263号明細書、特開平9−228603号明細書等に開示されているような種々のクランプ式金物が使用され、これらのクランプ式金物は化粧板裏面に形成した斜めに切れ込むスリット溝に係止し得るクランプ爪を有している。
【0003】
斯かるスリット溝は、図7に断面図で示すように、化粧板3裏面から斜めに切れ込み、しかも貫通しない溝10であるから、通常のフライス盤、高速ウォータージェット切断機のような切断装置では溝加工ができないため、ダイヤモンドブレードを取り付けたハンディ工具を作業者が手でもってスリット溝加工していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の溝加工方法では効率よく加工することができないし、加工精度にバラツキが生じることがあった。
【0005】
そこで、本発明は、化粧板の裏面に形成される斜め切り込みのスリット溝を効率良く且つ精度良く加工することのできる、化粧板のスリット溝加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、化粧板の裏面にスリット溝を加工するための装置であって、化粧板を支持するための支持体と、前記支持体の支持面に対して回転軸線が所定角度で傾斜するように支持された回転ブレードと、を有し、前記回転ブレード又は支持体の何れか一方が、加工されるべきスリット溝の延びる方向へ前記支持体の支持面に沿って移動可能に支持され、前記化粧板裏面の所要位置に前記スリット溝を得るために、前記回転ブレード又は前記支持体を、該スリット溝加工位置において、加工されるべき化粧板の少なくとも厚み方向に変位させる変位機構を備えることを特徴とする化粧板のスリット溝加工装置により達成される。
【0007】
斯かる構成を採用することにより、支持体又は回転ブレードをガイド部材に沿って案内するだけで、効率よく精度の良い所要のスリット溝加工が可能となるとともに、上記段差部を設けることにより、スリット溝の深さ、長さ、化粧板周側縁からの距離等に関する位置を所望通りに加工することができる。
【0008】
また、本発明の上記目的は、化粧板の裏面にスリット溝を加工するための装置であって、化粧板を支持するための支持体と、前記支持体の支持面に対して回転軸線が所定角度で傾斜するように支持された回転ブレードと、加工されるべきスリット溝の延びる方向であって前記支持体の支持面と略平行に延設された矩形断面のロッド部材と、前記ロッド部材にその長さ方向へ摺動自在に取り付けられるとともに前記回転ブレードが取り付けられた摺動部材と、を備え、前記摺動部材は、該摺動部材とともに前記回転ブレードを前記ロッド部材に沿って移動操作するための把持部が固定されていることを特徴とする化粧板のスリット溝加工装置によって達成される。
【0009】
斯かる構成を採用することにより、把持部を持って引っ張るだけで、効率よく精度の良いスリット溝加工が出来る。
【0010】
また、本発明に係る上記目的は、化粧板の裏面にスリット溝を加工するための装置であって、化粧板を支持するための支持体と、前記支持体の支持面に対して回転軸線が所定角度で傾斜するように支持された回転ブレードと、前記回転ブレード又は支持体の何れか一方が、加工されるべきスリット溝の延びる方向へ前記支持体の支持面に沿って移動可能に支持され、前記支持体の支持面から出没動可能に配設され、且つ、化粧板を支持した状態で回転可能に装置された、ターンテーブルを更に備え、該ターンテーブルを出没動可能とする昇降機構は、加工対象としての化粧板が加工位置にあるときには前記出没作動を解除する解除機構を有することを特徴とする化粧板のスリット溝加工装置により達成される。
【0011】
1枚の化粧板の両端にスリット溝を加工する場合、斯かるターンテーブルを採用することにより、一方側のスリット溝加工を施した後、ターンテーブルを回転させることで化粧板を容易に方向転換することができ、他方側のスリット溝加工の作業が素早くでき、作業効率が良くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態について以下に図面を参照して説明する。なお、全図を通し、同様の構成部分には同符号を付した。
【0013】
本発明に係る化粧板のスリット溝加工装置の第1実施形態について、以下に図1〜5を参照して説明する。
【0014】
先ず、本発明に係るスリット溝加工装置の第1実施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。図1はスリット溝加工装置の側面図、図2は正面図、図3は平面図を、それぞれ示している。ただし、図1及び図2は、化粧板を載置した状態を示しているが、図3は化粧板を載置していない状態を示している。
【0015】
スリット溝加工装置1は、回転ブレード2と、化粧板3を支持するための支持体4とを備えている。
【0016】
支持体4は、走行用ローラ4aを備え、アングル製の架台5上に架設された第1ガイドレール5aの上に移動可能に搭載されている。図示例では、ガイドレール5aはアングル材で形成されており、支持体4はアングル材を溶接等によって矩形に枠組みして該枠内に格子状に架橋させたものである。
【0017】
支持体4は、更に、架台5に架設された第2ガイドレール5bを挟み付けるように配置したガイドローラ4bを備え(図2参照)、ガイドローラ4bによって支持体4が第2ガイドレール5bに沿って案内される。走行用ローラ4aは、プーリ形状(滑車形状)としてもよく、その場合、第2ガイドレール5b及びガイドローラ4aは省略可能である。斯かる構成により、支持体4が、支持体4の支持面に沿う方向であって且つ加工されるべきスリット溝の延びる方向へ移動可能に支持されている。
【0018】
回転ブレード2は、本例においては支持体4の支持面に対して下側に2対が配置されている。回転ブレード2は駆動部本体6の回転軸に固着され、駆動部本体6が、取付板7を介して架台5に固定されている。
【0019】
回転ブレード2の回転軸線は、支持体4の支持面に対して所定角度で傾斜するように支持させてあり、それによって化粧板3の裏面に斜めに切れ込むスリット溝を加工するようになっている。回転ブレード2の各対は、対向配置され、且つ、互いの回転軸線が交差するように支持されている。回転ブレード2の回転軸線の傾斜角度、すなわち、回転軸線と支持面とのなす角度は、35〜90°とすることができ、45°以上とすることが好ましい。
【0020】
取付板7は、固定ノブ7aを緩めることによって、回転ブレード2を上下方向に移動させることができるようになっており、上下方向位置即ち高さ位置を調整した後に固定ノブ7aを締めることにより、加工されるべきスリット溝10の深さを調整できる。なお、回転ブレード2の前記傾斜角度を調整できるように取り付け、角度調整可能に構成することも可能である。また、取付板7は、ノブ7bを緩めて回転ハンドル8を回転操作することによって、回転ブレード2の回転軸線水平成分方向(即ち、図2の紙面左右方向)へ移動可能とされ、それによって回転ブレード2,2の対が同時に移動でき、前記方向での位置調節が可能に装置されている。
【0021】
スリット溝の深さ、長さ、周側面からの距離等に関するスリット溝加工位置は、化粧板の用途、大きさ等によって異なる。例えば、周側面からの距離に関して、乾式工法に用いられる化粧板では、図4(a)に平面図で示すように化粧板の周側面にスリット溝10が開口していても良いが、プレキャストコンクリート板にアンカー金物でアンカー留めする場合の湿式工法等では、図4(b)に示すように化粧板の周側面にスリット溝10が開口しない位置に形成される。また、化粧板のサイズが大きくなるにつれて、スリット溝の数も増す。スリット溝の深さは、化粧板の厚みの約1/5〜約2/3の範囲内で適宜選択され得る。
【0022】
図4(b)に示したスリット溝10を形成するために、走行用ローラ4aの軌道上には、化粧板3の厚み方向に段差部9が設けてある。段差部9は、図1及び図5に示すように、第1ガイドレール5aにネジ止めされたプレートによって構成されている。段差部9は、厚み方向のみならず、スリット溝10の延びる方向、即ち、第1ガイドレール5aに沿って位置調節可能に設けることもできる。
【0023】
図1及び図5(a)は加工前の初期位置を示しており、このとき走行用ローラ4aは段差部9の高位置に乗り上げている。図5(b)は溝切削直前の状態を示しており、走行用ローラ4aは未だ段差部9の高位置に乗り上げている。図5(c)の段階では、走行用ローラ4aが段差部9の低位置に降り、溝切削が開始されている。即ち、支持体4が化粧板3の厚み方向下側に変位し、それによって溝切削が開始されている。図5(d)では、支持体4がストッパー11に当接し、溝切削が完了した状態を示している。なお、図5において符号12は、後述する押圧ローラを示している。なお、段差部9の高位置と低位置とを走行用ローラ4aがスムーズに移動できるように、段差部9を構成するプレートには傾斜面9aが形成されている。
【0024】
段差部9は、ガイド部材を構成する材料に一体的に形成することもできるし、或いは、段差部9を構成しているプレートに形成した固定用ネジ孔を長孔に形成することによって、高さ調節可能に取り付けることができる。
【0025】
支持体4が段差部9上を移動する際に化粧板3にスリット溝10が加工されるが、スリット溝10の長さを制限するために、支持体4が当接するストッパー11を架台5に固定されている。ストッパー11は、出入り調節可能に取り付けることによって、スリット溝10の長さを調節することができる。なお、支持体4には、回転ブレード2を通過させるための溝4c(図5参照)が形成されている。
【0026】
回転ブレード2が化粧板3にスリット溝10を溝切削する際に化粧板3を下から押し上げないように、スリット溝10の加工中に化粧板3を上から押さえるように作用する押圧ローラ12を備えることが好ましい。押圧ローラ12は、リミットスイッチ13(図2参照)によって作動する流体圧シリンダー14に連結してあり、化粧板3がスリット溝加工位置にある時に、図外のエアコンプレッサーからの圧縮空気により流体圧シリンダー14が作動して、押圧ローラ12が化粧板3を上から押圧するように構成することができる(図5参照)。押圧ローラ12は、回転ブレード2の近傍に配置することが好ましい。
【0027】
なお、支持体4には、化粧板3の基準位置を定める当て板4d,4eが取り付けられており、この当て板4d,4eに化粧板3をぴったりと沿わせることによって、化粧板3の位置決めがなされる。
【0028】
また、支持体4には、その支持面中央付近にターンテーブル15が出没動可能且つ回転可能に支持されている。図示例では、ターンテーブル15は、支持体4の裏側に固定された軸受け板16に軸支され、持ち上げることによって支持体4の支持面より上方へ出て、その持ち上げを解除すれば該支持面より下へ没するようになっている。また、ターンテーブル15は、その支持軸15aに回転可能に軸着されている。
【0029】
ターンテーブル15を出没動可能とする昇降機構は、架台5に取り付けられたリンク機構16によって構成されている。リンク機構16は、3本の節16a,16b,16cからなり、一端の節16aがターンテーブルの支持軸15aの下端に固定した傾斜部材15bと当接し、他端の節16cが足踏みペダル17となっており、足踏みペダル17を踏めば支持軸15aを介してターンテーブル15を上昇させ、足踏みペダル17から足を話せばターンテーブル15が下降するように構成されている。
【0030】
また、リンク機構の一端の節16aは、図1に示す状態、即ち、スリット溝を加工しない非加工位置においてターンテーブルの支持軸15aと当接しているが、支持体4を回転ブレード2の方向へ移動させると節16aと支持軸15aとの当接が外れてターンテーブル15を持ち上げることができないようにする解除機構を備えている。従って、斯かる昇降機構は、化粧板3が加工位置にあるときには前記解除機構によって作動が解除されるので、誤って溝切削中に化粧板3を持ち上げるという不具合を防止できる。
【0031】
上記のようなターンテーブル15を利用することにより、例えば、図4に示す化粧板3にスリット溝10を形成する場合、一方端側のスリット溝10を溝切削した後、ターンテーブル15によってそれに搭載されている化粧板3を180°回転させ、他方端側のスリット溝10を溝切削することができる。
【0032】
なお、図示しないが、スリット溝加工装置1には、スリット溝加工時に加工部位に適宜注水して摩擦熱の上昇を防ぐための注水手段が備えられている。また、図示例において、支持体4は、手動でガイドレール5a上を転がすようになっているが、駆動モータ(図示せず)によって駆動制御しても良い。
【0033】
上記第1実施形態では、回転ブレード2を支持体4の支持面下側に配置した例を示したが、回転ブレード2を支持体4の支持面上側に配置しても良く、その場合、押圧ローラ14を省くことができる。
【0034】
次に、本発明に係るスリット溝加工装置の第2実施形態について、図6を参照しつつ説明する。
【0035】
上記第1実施形態で示したスリット溝加工装置が主として工場内に設置されるタイプのものであるのに対し、第2実施形態のスリット溝加工装置は、主として建築施工現場において使用されるタイプのものである。
【0036】
第2実施形態のスリット溝加工装置1は、回転ブレード(不図示)と、化粧板を支持するための支持体4と、回転ブレード2を支持体4の支持面に沿う方向へ案内するロッド部材20と、を有している。回転ブレードは、図には表れていないが、上記第1実施形態のものと同様であり、上記第1実施形態と同様、一対の駆動部本体6の各駆動軸に軸着されており、各回転ブレードの回転軸線は、それぞれが支持体4の支持面に対して所定角度で傾斜するように支持され、互いに交差するように配置されている。
【0037】
支持体4は、プラスチックコンテナ20’の上に固定されたステンレス製の枠である。支持体4には、位置決め用の当て板4a,4b,4bが設けられている。なお、当て板4aは、回転ブレードが当たらないような高さになっている。
【0038】
支持体4を構成しているステンレス枠に、矩形断面のロッド部材20が連結して固定されており、ロッド部材20は、支持体4の支持面に略平行であって且つ加工されるべきスリット溝の延びる方向に沿って延設されている。このロッド部材20に摺動部材21が摺動自在に外嵌され、摺動部材21に、回転ブレードを駆動する駆動部本体6が取り付けられている。
【0039】
駆動部本体6は、高さ方向の位置、即ち、溝加工深さを調節可能に取り付けられている。図示例では、駆動部本体6は、摺動部材21に固定され水平方向に延びる両腕部22に、取付板23を介して固定されている。両腕部22の各先端部は、水平方向からやや下方に傾斜された傾斜板22aを有し、傾斜板22aには高さ調整ネジ24が螺合するネジ孔が螺設されている。取付板23は、基部23aとフランジ部23bとを有し、フランジ部23bに高さ調整ネジ24の螺合するネジ孔が形成され、基部23aに固定ネジ25が嵌る長孔が形成されている。駆動部本体6は、取付板22に固定される。斯かる構成により、高さ調整ネジ24の螺入度合いを調整することにより、駆動部本体6の高さ方向位置が調節でき、固定ネジ25のナット25aを締めることで固定できるようになっている。
【0040】
さらに摺動部材21には、摺動部材21とともに回転ブレードの取り付けられた駆動部本体6をロッド部材20に沿って移動操作するための把持部26が立設して固定されている。
【0041】
プラスチックコンテナ20内には、水中ポンプ27が設置されており、溝切削加工中において回転ブレードの過熱を防止するために、溝切削部位に水噴射できるようになっている。
【0042】
上記第2実施形態のスリット溝加工装置によれば、支持体4上に載置した化粧板を当て板4a,4bに当てて位置決めした後、回転ブレードを駆動し、把持部26を持ってロッド部材20に沿って回転ブレードを移動させることで、スリット溝を溝切削加工することができる。
【0043】
なお、上記第2実施形態では、矩形断面のロッド部材20に外嵌した摺動部材21によって回転ブレードを案内する構成について説明したが、上記第1実施形態で説明したように、ロッド部材20に代えてガイドレールとし、ガイドレールに沿って回転ブレードを案内し、またガイドレールに段差部を設ける構成を採用することもできる。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係るスリット溝加工装置によれば、化粧板の裏面に形成される斜め切り込みのスリット溝を効率良く且つ精度良く加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリット溝加工装置の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】図1のスリット溝加工装置を一部省略して示す正面図である。
【図3】図1のスリット溝加工装置を一部省略して示す平面図である。
【図4】化粧板に形成されるスリット溝の態様を示す、化粧板の底面図である。
【図5】図1のスリット溝加工装置の加工手順を一部断面で部分的に拡大して示す側面図である。
【図6】本発明に係るスリット溝加工装置の第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】スリット溝の入った化粧板を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スリット溝加工装置
2 回転ブレード
3 化粧板
4 支持体
4a 走行用ローラ
5 架台
6 駆動部本体
9 段差部
10 スリット溝
15 ターンテーブル
20 ロッド部材
21 摺動部材
26 把持部
Claims (4)
- 化粧板の裏面にスリット溝を加工するための装置であって、
架台と、
該架台上に設けられたガイドレールと、
化粧板を支持し前記ガイドレールに案内されながら移動する支持体と、
前記支持体の下側に配置され該支持体の支持面に対して回転軸線が所定角度で傾斜するように支持された回転ブレードと、を有し、
前記ガイドレールには、前記支持体の移動方向に高位置と低位置とを形成する段差部が設けられており、該段差部は、前記支持体が高位置にあるときに前記回転ブレードによる溝切削が行なわれず、前記支持体が低位置に至ったときに前記回転ブレードによる溝切削が行なわれるように段差が設定されており、
前記回転ブレードは、少なくとも1対を備えられ、それら回転ブレードの対は、対向して配置され、且つ、互いの回転軸線が交差するように支持されており、
スリット溝の深さを調整するために、前記回転ブレードが各々上下方向に位置調整可能とされていることを特徴とする化粧板のスリット溝加工装置。 - 前記支持体に支持される化粧板を上方から押圧するための押圧ローラを更に備え、該押圧ローラは、化粧板が前記回転ブレードによる溝加工位置にある時に該化粧板を上から押さえるように作動することを特徴とする請求項1に記載の化粧板のスリット溝加工装置。
- 化粧板を支持した状態で回転可能に装置されたターンテーブルと、該ターンテーブルを前記支持体の支持面から出没動可能とする昇降機構とを更に備え、前記昇降機構は、加工対象としての化粧板が加工位置にあるときには前記出没作動を解除する解除機構を有することを特徴とする請求項1または2に記載の化粧板のスリット溝加工装置。
- 化粧板の裏面にスリット溝を加工するための装置であって、
化粧板を支持するための支持体と、
前記支持体の支持面に対して回転軸線が所定角度で傾斜するように支持された回転ブレードと、
加工されるべきスリット溝の延びる方向であって前記支持体の支持面と略平行に延設されたロッド部材と、
前記ロッド部材にその長さ方向へ摺動自在に取り付けられるとともに前記回転ブレードが取り付けられた摺動部材と、を備え、
前記回転ブレードは、少なくとも1対を備えられ、それら回転ブレードの対は、対向して配置され、且つ、互いの回転軸線が交差するように支持されており、
スリット溝の深さを調整するために、前記回転ブレードが各々上下方向に位置調整可能とされており、
前記摺動部材は、該摺動部材とともに前記回転ブレードを前記ロッド部材に沿って移動操作するための把持部が固定されていることを特徴とする化粧板のスリット溝加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003169497A JP4203734B2 (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 化粧板のスリット溝加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003169497A JP4203734B2 (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 化粧板のスリット溝加工装置 |
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JP2005001316A JP2005001316A (ja) | 2005-01-06 |
JP4203734B2 true JP4203734B2 (ja) | 2009-01-07 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003169497A Expired - Lifetime JP4203734B2 (ja) | 2003-06-13 | 2003-06-13 | 化粧板のスリット溝加工装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP4203734B2 (ja) |
-
2003
- 2003-06-13 JP JP2003169497A patent/JP4203734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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