JP4203057B2 - 製品をパッケージングするとともに塗布するためのデバイスでありかつ着脱可能なアプリケータ部材を備えたデバイス - Google Patents

製品をパッケージングするとともに塗布するためのデバイスでありかつ着脱可能なアプリケータ部材を備えたデバイス Download PDF

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Description

本発明は、特に化粧用製品といったような製品を、パッケージングするとともに塗布するためのデバイスを開示するものであって、このデバイスは、好ましくは、着脱可能なアプリケータ部材を備えている。
米国特許第4,758,217号明細書には、公知のアプリケータ部材が開示されており、このアプリケータ部材は、加圧容器上に配置し得るよう構成されており、これにより、この加圧容器から放出された製品を、アプリケータ部材の塗布表面上へと直接的に受領し得るものとされている。
すべてのタイプの製品アプリケータデバイスにおいては、特に、化粧用製品の塗布のためのすべてのタイプの製品アプリケータデバイスにおいては、アプリケータ部材は、繰返し使用によって、劣化が起こり得る。この場合、使用済みのアプリケータ部材を容易に取り外し得ることが望ましく、それによって、アプリケータ部材を洗浄したり、あるいは、交換したり、することができる。これにより、デバイスの使用に悪影響をもたらすことがなくなる。
さらに、場合によっては、使用者は、異なるタイプのアプリケータ部材の使用を好むことがある。特に、製品を塗布使用する領域に応じたような、異なる塗布表面を有したアプリケータ部材の使用を好むことがある。
米国特許第5,322,382号明細書には、皮膚上にローションを塗布するための公知デバイスが開示されている。このデバイスは、スポンジの形態とされたアプリケータ部材を備えており、アプリケータ部材は、接着層によって覆われており、これにより、デバイスのホルダ上に着脱可能に固定し得るものとされている。
スポンジは、より一般的には、接着層によるコーティングを要するようなすべてのアプリケータ部材は、塗布対象製品と、使用されている接着剤と、の間の適合性という問題点を引き起こす。さらに、ホルダからアプリケータ部材を取り外すことが必要となったときには、接着剤の痕跡が、ホルダ上に残ってしまい、これにより、ホルダに対してのアプリケータ部材の次なる接着を適切に行えなくなる。アプリケータ部材を複数回にわたって交換した後には、アプリケータ部材の接着力が弱くなってしまうことにより、製品の塗布最中に外れてしまう傾向が生じ、使用者の衣服を汚してしまうリスクが発生する。また、発泡体を洗浄する目的で使用者が発泡体を取り外そうとした場合には、洗浄作用によって、接着剤が洗い流される傾向がある。アプリケータ部材を固定するに際しては、使用者自身が、ホルダに対するアプリケータ部材の再取付のために、アプリケータ部材に対して接着剤を塗布する必要がある。したがって、このデバイスは、専用の接着剤を備蓄しておく必要があることのために、コスト高のものとなる。
現在の技術においては、また、欧州特許出願公開第1,304,057号明細書に、公知のアプリケータデバイスが開示されている。このデバイスにおいては、このデバイスのホルダに対して、アプリケータ部材が、磁気力を使用して、着脱可能に固定されている。
このようなデバイスは、また、構造が複雑であって製造がコスト高となってしまうという問題点を引き起こす。実際、各アプリケータ部材は、着脱可能でありかつ場合によっては使い捨て可能なものではあるけれども、デバイスの一部に配置された磁石と、デバイスの対応部分に配置された他の磁石と、を備えなければならない。
また、米国特許第6,254,294号明細書には、パッケージングと塗布とを行う公知デバイスが開示されている。このデバイスは、製品容器を備えており、この製品容器に対して、着脱可能なアプリケータ部材を取り付け得るようになっている。この目的のために、アプリケータ部材は、チューブ状部材の端部に存在するアプリケータチップを備えており、これにより、容器のチューブ状チャネル上に位置決めして取り付け得るようになっている。チューブ状部材は、チューブ状チャネル上に挿入され、チューブ状キャリアとチューブ状チャネルとの間の摩擦力によってしか保持されていない。
このようなデバイスは、また、チューブ状チャネルからアプリケータ部材が不用意に外れてしまうという重大なリスクが存在するという問題点を引き起こす。実際、アプリケータ部材を通して製品を絞り出す目的で、容器に、変形可能な側壁が設けられている場合には、この絞り出し操作は、取出開口からアプリケータ部材を取り外してしまう傾向がある。さらに、チップが皮膚に対して適用された場合、接触力が、チューブ状チャネルに対してのチューブ状部材の相対位置を変化させてしまう傾向がある。これにより、摩擦力が変化し、不用意な取外しを誘起する。いずれの場合においても、塗布時には、アプリケータが使用者を汚してしまうというリスクが存在する。最後に、このようなデバイスは、アプリケータチップが塗布後に使い捨て可能なものとして構成されている場合であってさえも、皮膚に対して塗布し得るよう構成されたアプリケータチップがチューブ状ホルダと一体化されていなければならないことのために、製造がコスト高となってしまう。
米国特許第4,758,217号明細書 米国特許第5,322,382号明細書 欧州特許出願公開第1,304,057号明細書 米国特許第6,254,294号明細書
よって、本発明の1つの目的は、従来技術における欠点を有していないデバイスを提供することであり、アプリケータ部材を、取外し可能なものとしつつも、デバイス上に安定的に保持し得ることである。
本発明の格別の目的は、互いに異なる複数のアプリケータ部材を使用可能とし得るようなそのようなデバイスを提供することである。
本発明の他の目的は、アプリケータ部材が容易に取外し可能とされているような、なおかつ、他のアプリケータ部材またはその同じアプリケータ部材を容易に取付可能とされているような、アプリケータデバイスを提供することである。
本発明の他の目的は、アプリケータ部材を複数回にわたって取り外した後においても機能性が劣化しないようなアプリケータデバイスを提供することである。
本発明のさらなる目的は、単純なものでありかつ安価に製造できるようなそのようなデバイスを提供することである。
本発明は、特に化粧用製品といったような製品をパッケージングするとともに塗布するためのデバイスであって、
−製品を収容している容器と;
−アプリケータデバイスと;
を具備し、
アプリケータデバイスが、
−製品の塗布に適した塗布表面を有しかつ容器に対する流体連通状態に配置可能とされたアプリケータ部材と、
−開口を有した第1部材であるとともに、開口を通して、アプリケータ部材のうちの、塗布表面を有した第1パートを挿通させ、これにより、塗布表面を、開口の第1側面を超えて突出させるような、第1部材と、
−アプリケータ部材のうちの、開口の第1側面とは反対側に位置した第2側面を超えて延在する第2パートを、内部に受領し得るよう構成された凹所を形成している第2部材と、
を備え、
第1部材が、第2部材に対して、回転軸Y回りに回転可能に構成されたヒンジを介して連結され、これにより、第1部材が、第2部材に対して、第2パートが第1部材と第2部材との間において不動化されている第1状態と、アプリケータ部材が着脱可能とされた第2状態と、の間にわたって移行可能とされ、
このようなデバイスにおいて、
デバイスが、容器を選択的に閉塞するための手段を具備していることを特徴とするデバイスを開示する。
有利には、デバイスは、製品の塗布に適した第1状態に第1部材および第2部材を解除可能にロックする(すなわち、可逆的にロックする)ための手段を具備する。
好ましくは、第1部材は、スナップ作用によって、第2部材の対応突起に対して協働し得る突起を備えている。これにより、例えば、ロック手段を構成することができる。
特別の実施形態においては、第1部材は、第2部材に形成された対応凹所に係合する2つの突起を備え、これにより、ヒンジを形成することができる。
好ましくは、第1部材および第2部材は、一体的なものとされ、一体部材として形成される。好ましくは、特に後者の場合、ヒンジは、フィルムヒンジとして構成される。すなわち、両部材間に形成された弾性変形可能材料製ブリッジとして構成される。
特に、回転軸は、第1部材の開口の第2側面によって規定される表面に対して、平行なものとされる。
好ましくは、ヒンジは、スプリング作用を有したヒンジとして構成され、これにより、第1状態から第2状態への移行、および、第2状態から第1状態への移行を、容易なものとすることができる。
有利には、アプリケータ部材は、少なくとも部分的に多孔性材料から形成される。よって、毛細管作用によって、所定量の製品を採取し得るとともに、塗布時には製品を解放することができる。あるいは、アプリケータ部材が少なくとも部分的に弾性変形可能な材料から形成されている場合には、使用者がアプリケータ部材に対して単に圧力を印加することによって、所定量の製品を採取することができる。
好ましくは、デバイスは、アプリケータ部材が第1部材および第2部材の間において不動化されている際にはアプリケータ部材を密封的に封入するためのキャップを具備している。よって、使用しない時には、アプリケータ部材を、いかなる汚れからも保護することができる。このキャップは、例えばクリップ止めや螺着によって、第1部材上におよび/または第2部材上に、保持され得るように構成することができる。
特に、そのようなデバイスの操作を容易とするために、デバイスは、第1部材および第2部材の少なくとも一方に対して一体化された把持手段を具備することができる。
代替可能な実施形態においては、第1部材は、容器上にデバイスを取り付けるための手段を備え、デバイスは、アプリケータ部材に対するアクセスが不可能とされた状態でかつアプリケータ部材が製品に対して流体連通状態とされた状態で、容器を閉塞することができる。
他の実施形態においては、第2部材は、容器上にデバイスを取り付けるための手段を備え、第2部材は、アプリケータ部材の第2パートを受領し得る凹所と、容器と、の間の流体連通を確立するための開口を備えている。
特に、本発明によるデバイスは、容器とアプリケータ部材との間の連通を、選択的に行い得る手段、あるいは、恒久的に行い得る手段、を備えることができる。
本発明は、また、本発明によるデバイスの使用方法に関するものであり、特に液体やゲルやクリームの形態とされた化粧用製品、とりわけ、マニキュア液リムーバやメークアップリムーバや調色ローションや抗菌組成物や皮膚処理組成物といったような化粧用製品、の塗布に際して使用する。変形例においては、本発明によるデバイスは、また、一房の毛髪に対して毛髪用製品を塗布するに際して、使用することができる。
本発明は、添付図面を参照しつつ以下の説明を読むことにより、明瞭に理解されるであろう。以下の説明は、本発明を何ら限定するものではなく単なる例示として与えられる。
図1は、容器(図示せず)上に取り付けられ得るよう構成された本発明によるデバイス1を、使用状態と称されるような第1状態でもって、示している。実際、アプリケータ部材3の塗布表面2は、デバイス1の外側アウトラインを超えて突出している。このアプリケータ部材3のうちの、塗布表面2を構成している第1パート4は、デバイス1の第1部材7内に形成された開口6の第1側面5から突出している。図1においては、第1側面5は、デバイス1の外側アウトラインの一部を形成している。特に、第1側面5は、第1パート4を囲んでいる。
第1部材7は、デバイス1の第2部材9に対して、ヒンジ8を介して、連結されている。好ましくは、このヒンジ8は、回転軸Y回りに回転可能とされている。図1に示す使用状態においては、第2部材9は、第1部材7に重ね合わせるようにして取り付けられている。この場合、ヒンジ8は、『閉』状態であるものと考えられる。それは、2つの部材7,9が、第1部材7によって形成された開口6のアウトラインと、第2部材9と、の間に、アプリケータ部材3を不動化しているからである。
好ましくは、この使用状態は、例えばスナップ動作によるものといったような、可逆的ロック手段11によって、維持される。例えば、デバイス1に対しては、ヒンジ8とは径方向反対側のところにおいて、そのような可逆的ロック手段11が設置される。例えば、ロック手段11は、第1部材7から突出したタブ11aを備えている。このタブ11aは、第2部材9に形成された対応開口11b内へと、嵌入的に挿入され得るよう構成されている。タブの設置と対応開口の設置とは、互いに逆のものとすることもできる。
使用状態においては、アプリケータ部材3は、不動とされている。実際、アプリケータ部材3は、第1側面5とは反対側に位置した第2側面12を通してしか、開口6からは取り出せないように、構成されている。使用状態においては、第2側面12は、ロック手段11によって、第2部材9の底部10の上面13に対向して維持されている。第2側面12は、図2の断面図に示すように、使用状態において、実際にアクセス不可能とされている。図2は、長手方向断面図を示している。つまり、第1部材7の第1側面5のところにおいて開口6が形成する平面に対して直交するような横断平面による図である。
アプリケータ部材3を着脱可能に取り外すに際して、第2側面12に対してアクセスを行うためには、第1部材7を、第2部材9に対して、軸Y回りに回転させなければならない。これにより、第1部材7および第2部材9は、使用状態から、『開放』状態と称される第2状態へと、移行する。
実際、アプリケータ部材3は、第2側面12と上面13との間に第2パート14が保持され得るように、あるいは場合によっては、第2側面12と上面13との間において可能であれば押圧されつつ第2パート14が保持され得るように、構成されている。実際、上面13は、フラットなものではなく、好ましくは、段付の形状とされている。これにより、第2部材9は、この上面13の凹所内に第2パート14を受領し得るような座15を形成している。
座15は、開口6がなす横断面よりも実質的に大きな横断面を形成しており、第2パート14も、また、開口6がなす横断面よりも大きな横断面を有するように構成されている。よって、この第2パート14は、第2側面12上において開口6がなすアウトラインと、座15と、の間に、保持されている。
開口6は、好ましくは、第1パート4の任意の横断面積と比較して、より大きな横断面積を有している。よって、アプリケータ部材3は、困難さを伴うことなく、第1部材7から、第2側面12の側から、取り外すことができる。その際、第1パート4は、摩擦を伴うことなく、開口6を通過することができる。これに代えて、第1パート4は、開口6がなす横断面積よりも大きな横断面積を有した少なくとも一部を有することができる。これにより、アプリケータ部材3を、使用状態において、より安定的に保持することができる。
例えばアプリケータ部材3の交換のために、デバイス1からアプリケータ部材3を取り外すためには、まず最初に、両部材7,9を、ヒンジ8回りに回転させることによって、図3に示すような『開放』状態とする必要がある。開放状態においては、第2側面12は、もはや、上面13に対して対向していない。よって、例えば指によって、圧力Pを印加することにより、塗布表面2上において第1パート4を押し上げることができ、これにより、開口6を通して第1パート4を通過させることができ、第2側面12から突出させることができる。
理論的には、両部材7,9の間に形成された角度が、例えば60°といったような所定角度となった時点から、アプリケータ部材3を取り外すことができるようになる。しかしながら、ヒンジ8に対してスプリング作用手段が付設されている実施形態においては、移行途中において不安定な角度位置が存在することのために、アプリケータ部材3の操作は、両部材が安定的な角度位置となったときに、例えば図3に示す実施形態のように上面13と第2側面12との間の角度が180°となったときに、行われる。
使用状態から開放状態への移行を容易なものとし得るよう、第1部材7は、把持手段17を備えている。把持手段17は、デバイス1の操作を容易なものとし得るよう構成されている。この把持手段17は、例えば、デバイス1の外側アウトラインを超えて突出した突起を形成しており、好ましくは、ヒンジ8に対して径方向反対側に位置した領域に配置されている。
好ましくは、両部材7,9のうちの一方だけが、そのような突起を有しており、他方の部材は、使用者の手の中に保持され得るよう構成される。使用者は、片手で突起17を把持し、回転操作によって両部材を離間させる。
好ましくは、第1部材7および第2部材9は、熱可塑性材料の一体射出成型によって得られる。その場合、両部材は、好ましくは、図3に示すような開放状態でもって射出成型され、ここで、ヒンジ8は、第1部材7と第2部材9との間にわたっての材料ブリッジによって、形成されている。この材料ブリッジは、長手方向のどこかにおいて少なくとも1つの脆弱化領域すなわちフィルムヒンジを有している。このフィルムヒンジ回りにおいて、回転移動を行うことができる。ヒンジ8のスプリング作用手段16は、例えば、図4に示すように、2つの材料ブリッジによって形成される。これら材料ブリッジは、ヒンジ8の両サイドに配置された弾性的連結ストリップ16a,16bを形成する。
『スプリング作用ヒンジ』という用語は、使用状態と開放状態との間の中間的状態において、最大の弾性歪み(引っ張りまたは圧縮のいずれかに関して)を受け得るよう構成された少なくとも1つの弾性的連結ストリップを備えたヒンジを意味している。弾性ストリップは、使用状態から開放状態へと移行する際に両部材に対する各取付ポイントどうしの間の距離が可変であるようにして、両部材の各々に対して取り付けられている。ストリップは、本来的な弾性を有しており、使用状態と開放状態との間において不安定な平衡状態を形成することができる。
2つの部材を形成するために使用するのに適した材料には、限定するものではないけれども、ポリプロピレンのホモポリマーやコポリマーや、ポリエチレンのホモポリマーやコポリマーがあり、特に、高密度のまたは中密度のポリエチレンがある。2つの部材は、また、二重射出成型することができる。
図4に示す実施形態においては、ロック手段11は、図1および図3に示すロック手段とは相違している。この場合のロック手段は、2つの部材7,9の各々の外側アウトラインを超えて突出する2つのタブという形態とされ、一方のタブは、好ましくは双方のタブは、対応部材のタブ上へとスナップ留めし得るようなボスとされる。あるいは、複数のボスは、ロック操作をもたらし得るよう、互いに直接的に協働し得るものとして、構成することができる。
例えば、第1部材7および第2部材9は、それぞれ、実質的にシリンダ形状を有している。このため、使用状態においては、これら両部材が互いに重ね合わされて、シリンダ形状を形成する。例えば、2つの部材の重ね合わせによって形成されたシリンダ形状は、正方形横断面のもの、あるいは、楕円形横断面のもの、あるいは、多角形横断面のもの、とされる。その場合、ヒンジ8は、2つの部材によって形成されたシリンダ形状の側壁表面上に形成される。
第1側面5は、例えば実質的に円形表面を形成する。この円形表面の中央には、開口6が形成されている。第1側面5に対向して、底部10は、第1側面5の横断面積と実質的に同じ横断面積のものとされている。好ましくは、使用状態においては、この底部10は、第1側面5に対して平行なものとされる。
この例においては、座15は、円形横断面形状のものとされている。これに代えて、座は、正方形形状や、楕円形形状や、多角形形状のものとすることができる。一般に、アプリケータ部材3は、第2パート14が、座15と実質的に同じ横断面積を有するように、選択される。例えば、第2パート14は、円形横断面積のものとすることができる。あるいはこれに代えて、第2パート14は、正方形横断面のものや、楕円形横断面のものや、多角形横断面のものとすることができる。好ましくは、第2パート14は、座15の周縁部によって径方向に圧縮されるものとはされない。
図4に示す例においては、開口6は、円形横断面のものとされている。しかしながら、これに代えて、開口6は、正方形横断面のものや、楕円形横断面のものや、任意の多角形横断面のものとすることができる。一般に、アプリケータ部材3は、第1パート4が、開口6の横断面形状に適合した横断面形状を有するように、選択される。これに代えて、第1パート4の横断面形状は、開口6の横断面形状のみに適合するように構成される。
第1パート4の横断面形状および第2パート14の横断面形状は、互いに独立に選択することができる。実際、デバイス1の動作に悪影響を及ぼすことなく、第1パート4は、円形横断面形状のものとすることができ、かつ、第2パート14は、正方形横断面形状のものとすることができる。しかしながら、好ましくは、両パートは、図5に示すように、互いに適合したものとして選択される。
図1および図5の例においては、第1パート4は、円形横断面形状のドームを形成している。このドームは、突出度合いの大きなものともまた小さなものともすることができる。これにより、第1側面5がなす平面からの突出度合いを、大きなものともまた小さなものともすることができ、大きな凸状のまたは小さな凸状の塗布表面2を形成することができる。これに代えて、第1パート4は、図6に示すように、円錐形状またはピラミッド形状とすることができる。これにより、塗布表面2の尖鋭度合いを大きなものともまた小さなものともすることができる。さらなる変形例においては、第1パート4は、図7に示すようにシリンダ形状とすることができる。これにより、フラットな塗布表面2を形成することができる。
あるいは、他の変形例においては、図8に示すように、アプリケータ部材3は、円錐台形状、あるいは、先端が欠損したピラミッド形状を形成するような、形状とされている。第1パートが、付加的に、弾性変形材料から形成されている場合には、この場合には、アプリケータ部材3の傾斜壁18は、第2側面12の開口6の周縁部によって、押圧することができる。これにより、塗布表面2が初期的にフラットな形状とされているにしても、塗布表面2をドーム形状とすることができる。
例えば、アプリケータ部材3は、特に熱可塑性材料やセラミック材料といったような凝集材料や、あるいは、特に閉塞気泡型や半開放気泡型や開放気泡型の発泡体や弾性体といったような弾性圧縮可能な材料や、あるいは、これら材料からなる1つまたは複数の重ね合わせ層からなる構成、から形成することができる。発泡体は、例えば、ポリエチレンや、ポリプロピレンや、ナイロンEVA(エチレンビニルアセテート)や、ポリビニルアセテートや、ポリエステルや、ポリウレタン、といったようなポリマーから得ることができる。アプリケータ部材は、また、ファイバや、綿や、フェルト、から形成することができる。塗布表面2は、また、特にファイバやレーヨンや綿やビスコースやナイロンを使用したようなフロック材料から形成することができる。これにより、塗布表面の触感を、よりソフトなものとすることができる。より詳細には、アプリケータ部材3は、少なくとも塗布表面2のところにおいては、多孔性とされる。これにより、所定量の製品を採取することができる。
第1パート4が、フレキシブルな圧縮可能材料から形成されている場合には、第1パート4の高さは、第1パート4が長手方向押圧限界にまで達したときでさえ、塗布表面2が第1側面5によって形成された高さ位置よりも上にあるように、選択されている。特に、第1パート4は、表面が押圧されたときに、そのような高さ位置とすることができる。実際、押圧によって、アプリケータ部材3に対して圧力が印加される。この構成により、第1パート4は、塗布時に座15にまでは押し込まれることが、防止される。したがって、使用者は、皮膚と、開口6回りの第1部材7のエッジと、の間における無用の摩擦によって傷を負うというリスクを受けることがない。
図17に示すような特別の実施形態においては、アプリケータ部材3は、シリンダ構造を有している。これにより、圧力が印加されていないときには、第1パート4は、第2パート14の横断面形状と同じ横断面形状を有している。特に、アプリケータ部材3は、円形横断面形状のものとされ、第1パート4の直径70は、第2パート14の直径71と実質的に同じである。
この場合、第1パート4は、弾性変形可能な材料から形成され、少なくとも、径方向に圧縮可能(あるいは、径方向に押圧可能)な材料から形成される。これにより、開口6を通過する際に、押圧することができる。特に、第1パート4は、第2パート14が第2側面12に対して当接した際に開口6の高さ位置において径方向に圧縮されるような少なくとも1つの横断面形状部分を有している。開口6を超えたところにおいては、第1側面5上において、第1パート4は、押圧力が解除され、これにより、開口6の横断面形状よりもわずかに大きな横断面形状を示すようになる。これにより、製品の漏洩が防止される。
特に、第1パート4は、20〜40kg/mという範囲の、好ましくは32kg/mという程度の、密度を有した、開放気泡型のポリウレタンから形成される。加えて、第2パート14は、ポリエチレンからなる剛直シートという形態で、好ましくは厚さが制限されたシートという形態で、形成されている。第1パート4は、例えば、第2パート14に対して接着されている。好ましくは、2層構造は、1枚のポリエチレンシートに対して、ポリウレタン製発泡体層を、液体ポリウレタン系接着剤を使用して接着し、その後、シリンダ状ダイカッタを使用してこの2層構造をカットすることによって、例えばアプリケータ部材3といったようなアプリケータ部材を、切り出す。
特に図9に示すような第1実施形態においては、第2部材9が、把持手段19を有するものとして延出されている。
図9の実施形態においては、把持手段19は、底部10から延出されたハンドルを形成する。把持手段19は、例えば、第2部材9の延長物としてカットされる。この場合、軸Yは、例えば、このハンドル19の軸に対して平行なものとされる。特に、図9においては、第1部材7は、従来的なヒンジを使用することによって、第2部材9に対して回転する。従来的ヒンジは、取付ピンを備えたものとされ、この取付ピン回りにおいて、回転操作が行われ、この取付ピンが、第1部材7に形成された凹所と第2部材9に形成された凹所とを通して挿入される。特に、この実施形態においては、座15は、直方体であって、同様に直方体形状とされた第2パート14を受領することができ、開口6は、矩形であって、同様に直方体形状とされた第1パート4を開口6を通して突出させることができる。この実施形態においては、可逆的なロック手段11が、スタッドの形態として設けられている。このスタッドは、上面13上に形成された対応開口内へと挿入され得るように、構成されている。
本発明の他の特別の見地においては、特に図9の実施形態において示すように、第1パート4は、塗布表面2のところに設けられたスロット72を備えている。このスロット72は、好ましくは、一房の髪を受領し得るよう構成されている。よって、皮膚に対して塗布し得るのと同様に、本発明によるデバイスは、髪に対しても塗布を行うことができる。好ましくは、一房の髪がスロット内に配置された後には、デバイスを、髪の基端から先端に向けて移動させる。これにより、例えば毛染め剤といったような製品を、塗布することができる。
変形例においては、図10の実施形態に示すように、座15と、第2パート14と、第1パート4と、開口6とは、楕円形横断面形状のものとされる。より詳細には、この実施形態においては、可逆的ロック手段11は、タブ11aと、対応突起11bと、から構成され、タブ11aは、第2側面12がなすアウトラインに対して直交的に突出しているとともに、スナップ作用によって、第2部材9の外側アウトライン上に設けられた対応突起11bに対して係合することができる。
使用者は、例えば、デバイス1を使用することによって、例えばメークアップのために、アプリケータ部材を介して供給された製品を平滑化するすなわち広げる。アプリケータ部材は、製品を収容している容器22上に取り付けられる。この目的のために、デバイス1は、特に図1〜図4および図10に示すように、容器上への取付を容易とするための手段を備えている。特に、第2部材9は、少なくとも1つの開口36を備えている。この例においては、複数の開口36を備えている。これら開口は、底部10を貫通しており、座15内に配置された第2パート14を経由して第1パート4に対して製品を供給することを可能とする。取付スカート38が、ボトム10から延出されており、特に、製品を収容している容器22の例えばネック23上に保持されることができる。これにより、容器の内容物に対して流体連通することができる。
様々な効果を得ようとして、1回の適用時にあるいは2つの適用時の間に使用者がアプリケータを変更したいと思った場合には、好ましくは、デバイス1には、例えばアプリケータ部材3といったようなアプリケータ部材が、一連をなす複数のものとして、設けられる。この場合、デバイス1に設けられた様々なアプリケータ部材は、様々な形状や様々な表面状態や様々な硬さを有した様々な塗布表面を提供することができる。
図11に示す他の実施形態においては、第1部材7は、第1側面5から突出する周縁スカート20を備えている。この周縁スカート20は、製品を収容している容器22に対する取付のための固定手段21を備えている。周縁スカート20は、第1側面5に対して垂直に起立している。この場合、デバイス1は、容器22のネック23の外周面上への螺着によって、取り付けることができる。好ましくは、容器22は、座25を形成する横断壁24を備えている。座25は、デバイス1をネック23上に取り付けた際には、アプリケータ部材3の突出した第1パート4を受領し得るよう構成されている。この横断壁24は、容器内部と座25との間にわたって貫通している少なくとも1つの連通開口26を備えている。よって、塗布表面2は、製品に対して流体連通状態とすることができる。例えば、ネック23上への取付状態とされたデバイス1においては、アプリケータ部材3は、座25内において弾性的に圧縮される。デバイス1は、デバイス1をネック23から取り外した状態においては、周縁スカート20によって規定されたアウトラインを超えて塗布表面2が突出するように、構成されている。
これに代えて、図12に示すように、例えばデバイス1といったようなデバイスは、容器22のネック23上に取り付け得るよう構成されたアダプタ28に対して、フィルムヒンジ27を介して取り付けられている。このデバイス1は、容器22に対して流体連通したアダプタ28内の開口29を閉塞するような閉塞位置と、アダプタ28の外周縁30上に保持されこれにより塗布表面2が周縁部30を超えて突出して所望表面に対して接触可能とされた塗布位置と、の間にわたって、フィルムヒンジ27回りに回転し得るよう構成されている。
閉塞位置においては、アダプタ28は、容器の内容物に対して流体連通している。この場合、塗布表面2は、容器22内に収容された製品に対して接触した状態で配置することができる。例えば、フィルムヒンジ27は、第2部材9とアプリケータd28との間に形成されており、第1部材7の第1側面5は、閉塞位置にロックするための手段(図示せず)を備えている。一方、塗布位置を維持し得るよう、第2部材9の底部10は、可逆的取付手段を備えている。この可逆的取付手段は、例えば、アダプタの外周縁30上の対応突起32に対して可逆的にスナップ係合し得るよう構成されたスタッド31を備えている。
好ましい実施形態においては、図13,14,15に示すように、底部10には、少なくとも1つの好ましくは複数の貫通穴36が形成されている。貫通穴36は、第2部材9が取り付けられているネック23上において、例えば容器22といったような容器に対して、流体連通状態に配置することができる。底部10を超えては、第2部材9は、軸X(あるいは、中心軸X)を有した第1環状シールリップ33を備えている。この第1環状リップ33は、ネック23の内表面34上へと密封的に適合し得るよう構成されている。特に、図13は、軸Xに対して平行な断面を示している。
この第1環状リップ33は、上面13内に形成されたドーム35を介してさらに第2部材9を介して製品を伝達するための通路を形成している。よって、上面13は、凸状形状を形成している。ドーム35は、塗布表面2に対して圧力Pが印加された際に、座15内へとアプリケータ部材3が押圧されることを制限するように機能する。そのような圧力の印加時においてさえ、また、アプリケータ部材が圧縮限界となったときでさえ、塗布表面は、開口6の第1側面5を超えた高さ位置に保持される。
通路は、ドーム35内の中央搬送開口36を介して座15内へと延出している。これにより、容器22と座15との間にわたっての流体連通を可能とすることができる。ドーム35は、それでもなお、長尺形状の複数のグルーブ37を備えている。これらグルーブ37は、中央搬送開口の周囲において星形配置パターンでもって、配置されている。これにより、上面13の構造を軽量化することができる。
第2部材9は、さらに、底部10から延出された取付スカート38を備えている。この取付スカート38は、例えば、内表面39上にネジ山を有している。このネジ山は、ネック23の外表面40上に形成された対応ネジ山に対して螺着し得るように、構成されている。
そのような座15内に取り付けられ得るよう構成されたアプリケータ部材3は、例えば、塗布表面2の反対側において、第2パート14の高さ位置のところに、凹状表面41を備えている。これにより、ドーム35に適合した形状を形成することができる。これに代えて、第2パート14は、使用状態において、ドーム35がなす形状の上面13と第1部材7の第2側面12との間において圧縮することができる。
特に、第2パート14は、凸状の円錐台形状をなす第1パート4の周縁回りにおいて、環状カラーを形成している。好ましくは、第2側面12の高さ位置においては、開口6を囲むグルーブ42は、この第1パート14の上面43に対して係合し得るよう構成されている。これにより、2つの部材7,9の間におけるアプリケータ部材3の保持を改良し得るとともに、軸Xに沿ってのアプリケータ部材3のいかなる移動をも防止することができる。
第2側面12を超えて延出した状態で、第1部材7は、環状リップ44を備えている。環状リップ44には、環状ビード45が設けられている。環状ビード45は、可能であれば不連続なものであって、同じく環状のものとされかつ上面13を超えて突出した環状周縁スカート47の内表面上に設けられたグルーブ46内へと、スナップ嵌合し得るよう構成されている。グルーブ46は、中央搬送開口36が延在しているところにおいては、ドーム35を囲んでいる。
この好ましい実施形態においては、両部材7,9は、また、好ましくは、熱可塑性材料の射出成型または成形によって、一体部材として形成されている。この場合、フィルムヒンジは、ヒンジ8を形成するように、形成される。第1部材7の回転軸をなす軸Yは、ネック23の長手方向中心軸Xに対して直交しているとともに、また好ましくは、開口6が第1側面5のところに位置している平面に対して平行である。
デバイス1と容器22とは、容器22内に収容された製品をパッケージングするとともに塗布するためのデバイスを形成する。製品は、流体であって、中央搬送開口36を通って流通することができる。例えば、製品は、マニキュア液リムーバとされる。よって、両方の手の他の爪の上にマニキュア液をこぼすことなく、特に、リムーバが供給されているアプリケータ部材を把持している手の上にマニキュア液をこぼすことなく、片手でもって、爪の上のマニキュア液を容易に除去することができる。
この好ましい実施形態の変形例においては、図16に示すように、特に欧州特許出願公開第1,384,416号明細書に開示されているように、本発明によるデバイスは、製品を収容し得るよう構成されかつ長手方向軸Xを有した容器22と、第2部材9を貫通して形成された製品用開口36を介して容器内の製品と流体連通可能とされたアプリケータ部材3と、を具備し、このデバイスは、第2部材9と容器22のネック23との間の中間パート50に対して取り付けるという特別の特徴点を有している。
この中間パート50は、例えばスナップ取付といったような手法によって、ネック23の外表面上に取り付けられ、第2部材9は、例えば螺着といったような手法によって、中間パート50の外表面上に、保持される。中間パート50は、スパイク51を備えている。スパイク51は、中間パート50に対しての第2部材9の位置に応じて、第2部材9を貫通して形成された開口36の開閉を制御する。第1部材7と一体的に第2部材9を回転させることにより、および、アプリケータ部材3を回転させることにより、開口36が閉塞された第1状態から、開口36が開放された第2状態へと、容易に移行させることができる。
使用者は、アプリケータ部材を使用した製品の連続的な供給を行うかどうかを、選択することができる。さらに、スパイク51は、第2部材9に対して印加された、中間パート50に対する回転度合いに応じて、流速を変化させることができる。
加えて、本発明によるデバイスは、閉塞キャップ60を備えている。この閉塞キャップ60は、例えば螺着といったような手法によって、デバイス1に対してあるいは場合によっては中間パート50に対して、取り付け得るよう構成されている。これにより、アプリケータ部材3に関しての閉塞された密封的な空間を形成することができ、容器22を閉塞することができる。
好ましい実施形態の場合と同様に、特に図13〜図15に示すように、取付スカート38の外表面には、図13に示すように、例えばキャップ60といったようなキャップに対して係合し得るネジ山が形成されている。このキャップ60には、さらに、隔室を設けることができる。この隔室内には、例えばアプリケータ部材3といったようなアプリケータ部材の少なくとも1つの予備を収容することができる。好ましくは、この隔室に対するアクセスは、デバイス1からキャップ60を取り外すことなく、行うことができる。
好ましい実施形態に関する他の変形例においては、図18に示すように、アプリケータ部材3は、図17に示すタイプのものとされる。この他の変形例の特別の特徴点は、第2パート14が、座15内において若干の遊び73を許容されている点である。これにより、第2パート14が製品に対して不浸透性のものであっても、第2パート14の周縁部に沿っての製品の流通を容易なものとすることができる。同時に、第2パート14が、中央搬送開口36を閉塞してしまうことを防止し得るよう、チャネル35は、突起37を介して座15内へと連通した側部出口74を有することができる。側部出口74は、中央搬送開口に対して例えば90°という向きで開口している。
本明細書においては、『1つのものを有する』という記載は、特に断らない限り、『少なくとも1つのものを有する』のと道義的であるものと見なされる。
本発明によるデバイスを第1状態において示す斜視図である。 この第1状態において、本発明によるデバイスを示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスを第2状態において示す長手方向断面図である。 この第2状態において、本発明によるデバイスを示す平面図である。 本発明によるデバイスに対して配置し得るよう構成されたアプリケータ部材を示す斜視図である。 本発明によるデバイスに対して配置し得るよう構成されたアプリケータ部材の代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスに対して配置し得るよう構成されたアプリケータ部材の代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスに対して配置し得るよう構成されたアプリケータ部材の代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスを分解して示す斜視図であって、把持手段を備えている。 本発明によるデバイスを分解して示す斜視図であって、把持手段を備えている。 本発明によるデバイスを形成し得るよう、容器上に取り付けられた本発明によるデバイスの代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスを形成し得るよう、容器上に取り付けられた本発明によるデバイスの代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイスの好ましい実施形態を示す長手方向分解断面図である。 図13に示す本発明によるデバイスを示す長手方向断面図であって、デバイスが第2状態で示されている。 図14のデバイスを示す平面図である。 本発明によるデバイスの代替可能な実施形態を示す長手方向断面図である。 本発明によるデバイス内に配置し得るよう構成されたアプリケータ部材の他の変形例を示す斜視図である。 図17に示すタイプのアプリケータ部材が設けられた本発明によるデバイスを示す長手方向断面図である。
符号の説明
1 アプリケータデバイス
2 塗布表面
3 アプリケータ部材
4 第1パート
5 第1側面
6 開口
7 第1部材
8 ヒンジ
9 第2部材
11 可逆的ロック手段
11a タブ
11b 対応開口
12 第2側面
14 第2パート
15 座(凹所)
16 スプリング作用ヒンジ
17 把持手段
20 周縁スカート
21 固定手段
22 容器
36 開口
38 取付スカート
39 内表面
45 環状ビード
46 グルーブ46
60 キャップ
Y 回転軸

Claims (12)

  1. 製品をパッケージングするとともに塗布するためのデバイスであって、
    − 前記製品を収容している容器(22)と;
    − アプリケータデバイス(1)と;
    を具備し、
    前記アプリケータデバイス(1)が、
    − 前記製品の塗布に適した塗布表面(2)を有しかつ前記容器に対する流体連通状態に配置可能とされたアプリケータ部材(3)と、
    − 開口(6)を有した第1部材(7)であるとともに、前記開口(6)を通して、前記アプリケータ部材のうちの、前記塗布表面(2)を有した第1パート(4)を挿通させ、これにより、前記塗布表面(2)を、前記開口(6)の第1側面(5)を超えて突出させるような、第1部材(7)と、
    − 前記アプリケータ部材のうちの、前記開口の前記第1側面とは反対側に位置した第2側面(12)を超えて延在する第2パート(14)を、内部に受領し得るよう構成された凹所(15)を形成している第2部材(9)と、
    を備え、
    前記第1部材が、前記第2部材に対して、回転軸(Y)回りに回転可能に構成されたヒンジ(8)を介して連結され、これにより、前記第1部材が、前記第2部材に対して、前記第2パートが前記第1部材と前記第2部材との間において不動化されている第1状態と、前記アプリケータ部材が着脱可能とされた第2状態と、の間にわたって移行可能とされ、
    このようなデバイスにおいて、
    前記デバイスが、前記容器を選択的に閉塞するための手段(7,9,60)を具備しており、
    前記第1部材が、前記容器上に前記デバイスを取り付けるための手段(20,21)を備え、
    前記デバイスが、前記アプリケータ部材に対するアクセスが不可能とされた状態でかつ前記アプリケータ部材が前記製品に対して流体連通状態とされた状態で、前記容器を閉塞することができることを特徴とするデバイス。
  2. 請求項1記載のデバイスにおいて、
    前記デバイスが、前記製品の塗布に適した前記第1状態に前記第1部材および前記第2部材を解除可能にロックするための手段(11,11a,11b,45,46)を具備していることを特徴とするデバイス。
  3. 請求項1または2記載のデバイスにおいて、
    前記第1部材が、スナップ作用によって、前記第2部材の対応突起に対して協働し得る突起(11a,11b)を備えていることを特徴とするデバイス。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記第1部材および前記第2部材が、一体的なものとされ、一体部材として形成されていることを特徴とするデバイス。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記ヒンジが、フィルムヒンジとして構成されていることを特徴とするデバイス。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記回転軸が、前記第1部材の前記開口の前記第2側面によって規定される表面に対して、平行なものとされていることを特徴とするデバイス。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記ヒンジが、スプリング作用を有したヒンジ(16)として構成されていることを特徴とするデバイス。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記アプリケータ部材が、少なくとも部分的に多孔性材料から形成されていることを特徴とするデバイス。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記アプリケータ部材が、少なくとも部分的に弾性変形可能な材料から形成されていることを特徴とするデバイス。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記第1部材および前記第2部材の少なくとも一方に対して一体化された把持手段(17)を具備していることを特徴とするデバイス。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のデバイスにおいて、
    前記デバイスが、前記アプリケータ部材が前記第1部材および前記第2部材の間において不動化されている際には前記アプリケータ部材を密封的に封入するためのキャップ(60)を具備していることを特徴とするデバイス。
  12. 液体若しくはゲルまたはクリームの状態とされた、マニキュア液リムーバ若しくはメークアップリムーバ若しくは調色ローション若しくは抗菌組成物若しくは皮膚処理組成物である化粧用製品の塗布を行うための、請求項1〜11のいずれか1項に記載されたデバイスの使用。
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