JP4201367B2 - Mcm−49またはmcm−56タイプのゼオライトの存在下にオレフィンからアミンを製造する方法 - Google Patents
Mcm−49またはmcm−56タイプのゼオライトの存在下にオレフィンからアミンを製造する方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4201367B2 JP4201367B2 JP33276897A JP33276897A JP4201367B2 JP 4201367 B2 JP4201367 B2 JP 4201367B2 JP 33276897 A JP33276897 A JP 33276897A JP 33276897 A JP33276897 A JP 33276897A JP 4201367 B2 JP4201367 B2 JP 4201367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mcm
- producing
- heterogeneous catalyst
- amine
- type zeolite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C209/00—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C209/60—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by condensation or addition reactions, e.g. Mannich reaction, addition of ammonia or amines to alkenes or to alkynes or addition of compounds containing an active hydrogen atom to Schiff's bases, quinone imines, or aziranes
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/582—Recycling of unreacted starting or intermediate materials
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/584—Recycling of catalysts
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【技術分野】
本発明は、MCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトの存在下に、アンモニアまたは一級もしくは二級アミンを、高温、高圧下において、オレフィンと反応させることによりアミンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来技術】
オレフィンをアミノ化する方法の概略は、J. Mol. Catal.49( 1989) 235−259における、J.J.ブルネットらの報文、「ファンクショナライゼイション、オブ、アルケン:キャタリティック、アミネイション、オブ、モノオレフィン」に記載されている。
【0003】
原理的に2種類の触媒的メカニズムが在る。オレフィンは、金属錯体を介して配位される。この活性化形態は、求核的アミンによりさらに高アミン化生成物を形成する。アミンは酸位相点または金属位相点( 金属アミドを介して) で化学吸着され、活性化されて、オレフィンと反応せしめられる。
【0004】
これに極めて適当な触媒としてゼオライトが在る。ゼオライトは、広い表面積と関連して、触媒活性位相点が多い点で特徴的である。ゼオライトは、そのタイプ、後処理( 例えば熱処理、脱アルミン酸塩処理) において、イオン交換体などとは相違する。適当な例は、米国特許4375002号、同4536602号各明細書、ヨーロッパ特願公開305564号、同101921号、西独特願公開4206992号各公報に記載されている。
【0005】
ヨーロッパ特願公開133938号、同431451号および同132736号各公報には、硼素ゼオライト、カリウムゼオライト、アルミノゼオライト、珪酸鉄ゼオライトを、オレフィンからアミンを製造するために使用すること、これらのゼオライトをアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属でドーピング処理する可能性が記載されている。
【0006】
またカナダ国特許2092964号明細書には、孔隙径5Å以上の、特定組成、結晶性アルミノ珪酸塩として定義されたBETAゼオライトを使用して、オレフィンからアミンを製造する方法を記載している。
【0007】
しかしながら、これらの触媒に依存して、オレフィンからアミンを製造する公知方法のいずれも、アミン収率が低いか、時空収率が悪いか、あるいは触媒の急激な不活性化などにより満足すべきものではなかった。
【0008】
【解決されるべき課題】
そこで、この技術分野における課題ないし本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を回避、克服することである。
【0009】
【課題解決手段】
しかるに、この課題ないし目的は、下式I
【化4】
で表わされ、かつ式中の
R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 が、水素、C1 −C20アルキル、C2 −C20アルケニル、C2 −C20アルキニル、C3 −C20シクロアルキル、C4 −C20アルキルシクロアルキル、C4 −C20シクロアルキルアルキル、アリール、C7 −C20アルキルアリールまたはC7 −C20アリールアルキルを意味し、
R1 、R2 が合体して飽和もしくは不飽和C3 −C9 アルキレンの二価鎖を形成し、
R3 、R5 がC21−C200 アルキル、C21−C200 アルケニルを意味するか、または合体してC2 −C12アルキレンの二価鎖を形成する場合のアミンを製造するために、
下式II
【化5】
で表わされ、かつR3 、R4 、R5 、R6 が上述の意味を有する場合のオレフィンを、MCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有する不均一系触媒の存在下、200から350℃、100から300バールで、下式III
【化6】
で表わされ、かつR1 、R2 が上述の意味を有する場合のアンモニアまたは1級もしくは2級アミンと反応させることを特徴とする、新規の、改善された製造方法により解決ないし達成されることが本発明者らにより見出された。
【0010】
【実施態様】
この本発明による新規方法は、以下のようにして実施され得る。
【0011】
オレフィンIIおよびアンモニアまたは一級もしくは二級アミンIIIは、例えば加圧反応器中において、触媒としてMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトの存在下、200から350℃、好ましくは220から330℃、ことに230から320℃、100から300バール、好ましくは120から300バール、ことに140から290バールで反応せしめられ、生成アミンは分離し、未反応生成物を循環使用するのが好ましい。
【0012】
本発明方法は、高い選択性および時空収率を伴なう極めて良好な収率において秀れている。さらに触媒の不活性化は著しく抑制される。
【0013】
この新規方法は、さらに、所望生成物の高度の選択性を達成し、使用されるオレフィンの二量化および/またはオリゴマー化を回避するために、僅かに過剰量のアンモニアないしアミンを使用するだけで足りる点においても秀れている。
【0014】
本発明の好ましい実施態様において、アンモニアおよび/またはアミンIIIは、オレフィンIIと、1:1から5:1の割合で混合されて固体床反応器に給送され、100から300バール、200から350℃で、気相において、または超臨界的状態で反応せしめられる。
【0015】
反応混合物から、公知方法、例えば蒸留または抽出により、所望生成物を得ることができ、必要に応じてさらに他の分離処理により所望の純度を達成し得る。未反応出発材料は、反応器中において循環使用するのが原則的に好ましい。
【0016】
使用される出発材料は、単一不飽和もしくは多重不飽和の、ことに炭素原子数2から10のオレフィンIIもしくはその混合物とポリオレフィンである。重合傾向が少ないことから、ジオレフィン、ポリオレフィンよりもモノオレフィンを使用するのが好ましい。もっとも、ジオレフィン、ポリオレフィンも、比較的大きい過剰量のアンモニアもしくはアミンを使用することにより、良好な選択性を以て反応させ得る。平衡点、従って所望アミンへの転化率は、選定される反応圧力に著しく依存する。高反応圧力は、一般的にではあるが、技術的、経済的理由から付加生成物に有利であり、300バールまでの圧力が限度である。反応の選択性は、アンモニア/アミンの過剰量、触媒のような可変要因により影響されるだけでなく、温度によっても著しい影響を受ける。付加反応の反応速度が温度上昇ほど著しくない程度で上昇する間は、オレフィンの競合クラッキングおよび再結合反応は、同時に促進される。温度の上昇は、また熱力学的観点からしても有利ではない。転化率および選択性に関する再適温度は、オレフィン、使用されるアミンおよび触媒の構成により相違するが、一般的には200から350℃の範囲である。
【0017】
オレフィンをアミノ化するのに適当な触媒は、MCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトであって、MCM−49は例えばヨーロッパ特願公開590078号公報、MCM−56は、例えば米国特許5362697号明細書に開示されている。
【0018】
MCM−49は、旧独国特願公開19526502号公報にオレフィンのアミノ化用として開示されている、二次元MCM−22ゼオライトとある程度まで関連する三次元ゼオライトである。そのX線粉末回折装置による識別的特徴は、J. Phys. Chem. 100( 1996) 、3788から3
798におけるロートンらによる報文に記載されている。MCM−56も同様に、米国特許5362697号、同5453554号明細書に記載されているように、同じゼオライトファミリーに属する。すべての三次元ゼオライトの製造は、ヘキサメチレンイミンをテンプレイト( 構造形成剤) として使用し、従って両者の緊密な関係はよく知られているところである。本願の目的からして、本発明によるMCM−49およびMCM−56タイプのゼオライトは、従って、このタイプの純粋なゼオライトのみでなく、これらの混合物ならびにMCM−49および/またはMCM−56とMCM−22との混合物も包含する。これらの混合物は、また単に物理学的混合物のみでなく、3種類のゼオライトMCM−22、MCM−49およびMCM−56の混合結晶も包含する。
【0019】
SiO2 マトリックス中に三価元素としてアルミニウムを含有するMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトのほかに、他の元素を含有するこれらゼオライトも、これらが酸位相点を形成するのであれば、本発明の目的に使用され得る。例えば、硼素ゼオライト、鉄ゼオライトまたはカリウムゼオライトがこれに該当する。SiO2 の三価元素酸化物に対するモル割合、いわゆるモジュラスSiO2 /M2 O3(M=Al、B、Ga、鉄) は、実質的にほぼ0から数十の範囲までの間において、ゼオライトの種類に応じて変わり得る。( B) −MCM−49は、例えばJ. Phys. Chem.100( 1996) 3788−3798におけるロートンらの報文に記載されている。
【0020】
珪素は、三価元素の代りに、例えばGe、Ti、Snのような他の四価元素により、同形元素的に代替され得る。
【0021】
SiO2 を基礎とする典型的なゼオライトの代りに、AlPOとして表わされるアルミニウム燐酸塩を基礎とする類似構造をもたらすことも可能である。アルミニウムと燐を1より大きい割合で含有する場合、これは同様に酸性であって、本発明の目的に使用可能である。燐および/または同時にアルミニウムと燐の一部が珪素により代替されると、同様に酸性の、SAPOとして表わされ得る材料がもたらされる。アルミニウムと燐のほかに、例えばLi、B、Be、Mg、Ti、Mn、Fe、Co、Zn、Ga、Ge、Asのような種々の金属イオンが存在する場合( MeAPO) 、または珪素も存在する場合( MeAPSO) 、MeaAlbPcSidOe構造の負の電荷は、それぞれ陽イオンにより代償される。このようなMCM−49またはMCM−56タイプのすべての分子篩は、本発明による触媒のカテゴリーに属する。
【0022】
本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトは、あるいは98:2から40:60重量%の割合で結合剤を加えて、型成形されるか、あるいは押出成形により、ペレットなどになされ得る。適当な結合剤としては、種々のアルミニウム酸化物、ことにベーマイト、SiO2 /Al2 O3 割合が25:75から95:5の無定形アルミノ珪酸塩、二酸化珪素、ことに高分散Al2 O3 、高分散TiO2 、粘土が好ましい。成形後、成形体は110℃で、16時間乾燥し、200から500℃で、2から16時間か焼されるのが好ましい。このか焼はアミノ化反応器において直接行なうことでもできる。
【0023】
選択性、流動時間および再生可能回数を増大させるために、MCM−49またはMCM−56タイプのゼオライト触媒を、種々の変性処理に附することができる。
【0024】
この触媒変性処理の一種として、成形された、または成形されていないゼオライトを、Na、Kのようなアルカリ金属、Ca、Mgのようなアルカリ土類金属、Tlのような土類金属、Ti、Zr、Mn、Fe、Mo、Cu、Zn、Crのような遷移金属、La、Ce、Yのような希金属ないし貴金属で、イオン変換処理ないしドーピング処理することが挙げられる。
【0025】
好ましい実施態様としては、本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを流動管体中に導入し、ことに上述した金属のハロゲン化物、アセタート、オキサラート、シトラート、ニトラートを溶液形態として、20から100℃接触させる。この種のイオン変換は、本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトの水素形態、アンモニウム形態、アルカリ金属形態について行なわれ得る。
【0026】
本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトに金属を施こす他の実施態様は、被処理材料であるゼオライトを、上述金属のハロゲン化物、アセタート、オキサラート、シトラート、ニトラートの水溶液ないしアルコール溶液で含浸させることである。
【0027】
イオン交換、含浸のいずれも、これに次いで乾燥、場合により追加的か焼処理を行なう。本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトの金属ドーピングの場合には、水素および/または蒸気による後処理を行なうのが好ましい。
【0028】
本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライト( 成形体であると非成形体とを問わず) のさらに他の変性処理は、塩酸( HCl) 、弗化水素酸( HF) 、硫酸( H2 SO4)、燐酸( H3 PO4)、蓚酸( HO2 −CO2 H) のような酸またはこれらの混合物による処理である。
【0029】
特定の実施態様において、本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを、型成形に先立ち、0.001Nから2N、ことに0.05Nから0.5Nの上記の酸で、還流加熱下に、1から100時間処理する。濾過、洗浄後、原則的に、100から160℃で乾燥し、200から600℃でか焼する。特定の実施態様においては、本発明によるMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを、結合剤を添加して型成形した後に酸処理する。この方法においては、ゼオライトは、原則的に、60から80℃において、3から25%濃度、ことに12から20%濃度の酸で、1から3時間処理し、次いで水洗し、100から160℃で乾燥し、200から600℃でか焼する。この場合にも、か焼はアミノ化反応器内で直接的に行なうこともできる。
【0030】
さらに他の実施態様においては、アンモニウム塩、例えばNH4 Clあるいはモノ、ジもしくはポリアミンによる交換が行なわれる。この場合、結合剤で成形されたゼオライトを、1:15重量割合のゼオライト/塩化アンモニウム溶液中において、10から25%、ことに20%濃度のNH4 Cl溶液で、60から80℃において処理し、次いで100から120℃で乾燥する。
【0031】
さらに他の実施態様においては、アルミニウムゼオライトの脱アルミン酸塩処理である。これは熱水処理よりアルミニウム原子の一部が珪素により置換され、あるいはゼオライトのアルミニウム分が低減せしめられる。熱水脱アルミン酸塩処理後、酸ないし錯体化剤により、形成された非格子状アルミニウムが除去される。珪素によるアルミニウム置換は、例えば( NH4)2 SiF6 またはSiCl4 により行なわれる。Y−ゼオライトの脱アルミン酸塩処理の例は、例えばStud. Surf. Sci. Catal. 37( 1987) 、495−503におけるコルマらの報文中に記載されている。他の三価酸化物の場合、モジュラスは、硼素分、鉄分、カリウム分の濾別または珪素による置換に応じて増大せしめられる。
【0032】
本発明による触媒は、例えば1から4mm径の押出成形体ないし3から5mm径のペレットとして、オレフィンのアミノ化に使用され得る。
【0033】
押出成形された触媒は、例えば磨粋、分級により、0.1から0.8m程度の粒度の流動可能材料になされ得る。
【0034】
化合物I、II、IIIの式中におけるR1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は、それぞれ以下の意味を有する。すなわち、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびR6 は、
水素、
C1 −C20アルキル、好ましくはC1 −C12、ことにC1 −C8 アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−ヘプチル、イソヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、
C2 −C20、好ましくはC2 −C12、ことにC2 −C8 アルケニル、例えばビニル、アリル、 C2 −C20、好ましくはC2 −C12、ことにC2 −C8 アルキニル、例えばC2 H、プロパルギル、
C3 −C20、好ましくはC3 −C12、ことにC5 −C8 シクロアルキル、例えばシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、
C4 −C20、好ましくはC4 −C12、ことにC5 −C10アルキルシクロアルキル、
C4 −C20、好ましくはC4 −C12、ことにC5 −C10シクロアルキルアルキル、
アリール、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ことにフェニル、
C7 −C20、好ましくはC7 −C16アリール、ことにC7 −C12アルキルフェニル、例えば2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、
C7 −C20アリールアルキル、C7 −C16アリールアルキル、ことにフェニルアルキル、例えばフェニルメチル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチルを意味し、あるいは
R1 、R2 は合体して飽和もしくは不飽和、C3 −C9 アルキレン二価鎖、ことに−( CH2)4 −、−( CH2)5 −、−( CH2)7 −、−CH=CH−CH=CH−を形成し、
R3 、R5 は、
C21−C200 、ことにC40−C200 アルキル、例えばポリブチル、ポリイソブチル、ポリプロピル、ポリイソプロピル、ポリエチル、ことにポリブチル、ポリイソブチルを意味し、 さらにC21−C200 、好ましくはC40−C200 、ことにC70−C170 アルケニルを意味し、 R3 、R5 は合体してC2 −C12、好ましくはC3 −C8 アルキレン二価鎖、ことに−( CH2)3 −、−( CH2)4 −、−( CH2)5 −、−( CH2)6 −、−( CH2)7 −、ことに−( CH2)3 、−(CH2)4 −を意味する。
【0035】
【実施例】
触媒の合成
( 触媒A) Na−MCM−49
20.2gのアルミニウムアルミン酸塩を、870gの水中において、10gのNaHに添加し、これに171gのAerosil (登録商標)(デグッサ社) を添加した。これらの混合物を均質になるまで簡単に撹拌し、次いで90gのヘキサメチレンイミンを添加し、この混合物をオートクレーブに移送し、150℃、固有圧力下において84時間にわたって撹拌し、晶出させた。生成ゼオライトを濾別し、洗浄し、110℃において4時間乾燥し、550℃において16時間か焼した。これは29のモジュラスを示し、また、未か焼状態における回折分析の結果、MCM−49の形成が確認された。
【0036】
( 触媒B) H−MCM−49
150gの上述触媒Aを、NH4 Clの20%濃度溶液2250gと共に、80℃において2時間撹拌し、4リットルの水で洗浄した。再生NH4 Cl交換および水12リットルによる洗浄後、ゼオライトを120℃で2時間乾燥し、500℃で5時間か焼した。全処理を反覆し、ナトリウム分析値は0.07%であった。
【0037】
60gの交換ゼオライトを、混練機中において40gのベームライト、2gの蟻酸と共に圧搾し、水( 96ミリリットル) を添加して30分間混練した。押出圧70バールで押出機により2mm径成形体を形成し、120℃で4時間乾燥、500℃で16時間か焼した。
【0038】
( 触媒C) Na−MCM−49
15gのアルミン酸ナトリウムを、870gの水中において、10gのNaOHに転化し、これに171gのAerosil 50 (登録商標)( デグッサ社) を添加した。生成ゼオライトを濾別し、洗浄し、110 ℃で4時間乾燥し、55℃で16時間か焼した。これは39のモジュラスを示した。未か焼状態における回折分析によりMCM−49の生成を確認した。
【0039】
( 触媒D) H−MCM−49
100gの上述触媒Cを、80℃において2時間、1500gの20%濃度NH4 Cl溶液と混合し、濾別し、5リットルの水で洗浄した。再生NH4 Cl交換および10リットルの水による洗浄後、ゼオライトを120℃で2時間乾燥し、500℃において5時間か焼した。全処理をさらに反覆した。ナトリウム分析値は0.03%であった。
【0040】
60gの交換済ゼオライトを、40gのベーマイトおよび2gの蟻酸と共に混練機で圧搾し、水( 100ミリリットル) を添加して、35分間混練した。次いで55バールの押出圧で、押出機により2mm径の成形体とし、120℃で16時間乾燥し、500℃で16時間か焼した。
【0041】
( 触媒E) Na−MCM−49
25gのアルミン酸ナトリウムを、870gの水中において、10gのNaOHに添加し、これに171gのAerosil 50 (登録商標)( デグッサ社) を添加した。均質状態になるまで、混合物を簡単に撹拌し、次いで90gのヘキサメチレンイミンを添加した。混合物をオートクレーブに移送し、150℃、固有圧力下において、84時間にわたり撹拌し、晶出させた。生成ゼオライトを濾別し、110℃において4時間乾燥し、500℃において5時間か焼した。これは23のモジュラスを示した。未か焼状態におけるゼオライトの回折分析の結果、MCM−49の生成を確認した。
【0042】
( 触媒F) H−MCM−49
100gの上述触媒Eを、80℃において2時間、1500gの20%濃度NH4 Cl
溶液と共に撹拌した。再生NH4 Cl交換および水10リットルによる洗浄後、ゼオライトを120℃において2時間乾燥し、500℃において5時間か焼した。全処理を再び反覆した。
【0043】
80gの交換ゼオライトを、混練機中において、53gのベーマイトと、3gの蟻酸と共に圧搾し、水( 110ミリリットル) を添加し、60分間混練した。50バールの押出圧で、押出機により2mm径の成形体をもたらし、これを120℃において4時間乾燥し、500℃において16時間か焼した。
【0044】
アミノ化
実験は、管状反応器( 内径6mm) 中において、モル割合が1:1.5のイソブテンとアンモニアの混合物を使用し、260から300℃、280バールにおける等温条件下で行なわれた。反応生成物をガスクロマトグラフィーで分析した。
【0045】
結果を下表1に示す。
【表1】
Claims (12)
- 下式I
R1、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 が、水素、C1 −C20アルキル、C2 −C20アルケニル、C2 −C20アルキニル、C3 −C20シクロアルキル、C4 −C20アルキルシクロアルキル、C4 −C20シクロアルキルアルキル、アリール、C7 −C20アルキルアリールまたはC7 −C20アリールアルキルを意味し、
R1 、R2 が合体して飽和もしくは不飽和C3 −C9 アルキレンの二価鎖を形成し、
R3 、R5 がC21−C200 アルキル、C21−C200 アルケニルを意味するか、または合体してC2 −C12アルキレンの二価鎖を形成する場合のアミンを製造するために、
下式II
- 形成されたアミンIを分離し、未反応出発材料IIおよびIIIを循環使用することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用されるオレフィンIIが、イソブテン、ジイソブテン、シクロペンテン、シクロヘキセンまたはポリイソブテンであることを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、H形態のMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、酸、ことに塩酸、弗化水素酸、硫酸、燐酸、蓚酸、これらの混合物の中のいずれかの酸で処理されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、単一もしくは複数種類の遷移金属でドーピング処理されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、単一もしくは複数種類の希土類元素でドーピング処理されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、アンモニウム形態のMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、アルカリ金属、アルカリ土類金属、土類金属の中のいずれかの元素でドーピング処理されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、結合剤で賦形され、200から600℃でか焼されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、脱アルミン酸塩または脱硼酸塩処理されたMCM−49またはMCM−56タイプのゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
- 使用される不均一系触媒が、( Al) −MCM−49ゼオライトを含有することを特徴とする、請求項( 1) のアミン製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19649944A DE19649944A1 (de) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | Verfahren zur Herstellung von Aminen aus Olefinen an Zeolithen des Typs MCM-49 oder MCM-56 |
DE19649944.5 | 1996-12-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10291968A JPH10291968A (ja) | 1998-11-04 |
JP4201367B2 true JP4201367B2 (ja) | 2008-12-24 |
Family
ID=7813398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33276897A Expired - Fee Related JP4201367B2 (ja) | 1996-12-03 | 1997-12-03 | Mcm−49またはmcm−56タイプのゼオライトの存在下にオレフィンからアミンを製造する方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5840988A (ja) |
EP (1) | EP0846675B1 (ja) |
JP (1) | JP4201367B2 (ja) |
DE (2) | DE19649944A1 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6051521A (en) * | 1998-08-25 | 2000-04-18 | Mobil Oil Corporation | Method of producing an aromatics alkylation catalyst |
US6641714B2 (en) | 2000-07-21 | 2003-11-04 | Exxonmobil Research And Engineering Company | Hydrocarbon upgrading process |
US20020042548A1 (en) * | 2001-07-11 | 2002-04-11 | Dandekar Ajit B. | Process for producing cumene |
US8395008B2 (en) | 2008-01-14 | 2013-03-12 | Catalytic Distillation Technologies | Process and catalyst for cracking of ethers and alcohols |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4375002A (en) * | 1980-05-09 | 1983-02-22 | Air Products And Chemicals, Inc. | Amines via the amination of olefins |
MX157137A (es) * | 1982-07-30 | 1988-10-28 | Air Prod & Chem | Procedimiento mejorado para la obtencion de alquilaminas |
DE3326579A1 (de) * | 1983-07-23 | 1985-01-31 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von aminen |
DE3327000A1 (de) * | 1983-07-27 | 1985-02-07 | Basf Ag, 6700 Ludwigshafen | Verfahren zur herstellung von aminen |
US4536602A (en) * | 1984-06-01 | 1985-08-20 | Air Products And Chemicals, Inc. | Amination of olefins using organic acid catalysts |
EP0305564A1 (en) * | 1987-09-01 | 1989-03-08 | Air Products And Chemicals, Inc. | Amines via the amination of olefins using dealuminated zeolites |
DE3940349A1 (de) * | 1989-12-06 | 1991-06-13 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von aminen |
US5236575A (en) * | 1991-06-19 | 1993-08-17 | Mobil Oil Corp. | Synthetic porous crystalline mcm-49, its synthesis and use |
DE4206992A1 (de) * | 1992-03-05 | 1993-09-09 | Akzo Nv | Verfahren zur herstellung von tertiaerem butylamin |
CA2086814A1 (en) * | 1992-09-08 | 1994-03-09 | Brian L. Benac | Tert-butylamine synthesis over dealuminated y-type zeolites |
CA2092964A1 (en) * | 1992-12-03 | 1994-06-04 | John Frederick Knifton | Tert-butylamine synthesis over zeolite beta |
US5362697A (en) * | 1993-04-26 | 1994-11-08 | Mobil Oil Corp. | Synthetic layered MCM-56, its synthesis and use |
DE19526502A1 (de) * | 1995-07-20 | 1997-01-23 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Aminen aus Olefinen an Zeolithen des Typs PSH-3, MCM-22, SSZ-35 oder deren Gemischen |
DE19615482A1 (de) * | 1996-04-19 | 1997-10-23 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von Aminen aus Olefinen an mesoporösen Oxiden mit hoher Oberfläche |
-
1996
- 1996-12-03 DE DE19649944A patent/DE19649944A1/de not_active Withdrawn
-
1997
- 1997-11-25 US US08/977,893 patent/US5840988A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-01 EP EP97121047A patent/EP0846675B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-01 DE DE59703229T patent/DE59703229D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1997-12-03 JP JP33276897A patent/JP4201367B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5840988A (en) | 1998-11-24 |
DE19649944A1 (de) | 1998-06-04 |
DE59703229D1 (de) | 2001-05-03 |
JPH10291968A (ja) | 1998-11-04 |
EP0846675A1 (de) | 1998-06-10 |
EP0846675B1 (de) | 2001-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1218677A (en) | Preparation of amines | |
JP4208272B2 (ja) | Nes構造を有するゼオライトを使用することによりオレフィンからアミンを製造する方法 | |
JP4201367B2 (ja) | Mcm−49またはmcm−56タイプのゼオライトの存在下にオレフィンからアミンを製造する方法 | |
US5874621A (en) | Preparation of amines from olefins over NU-85 zeolites | |
US5900508A (en) | Preparation of amines from olefins over zeolites of the type PSH-3, MCM-22, SSZ-25 or mixtures thereof | |
JP4201368B2 (ja) | 硼素−mcm−22またはerb−1ゼオライトの存在下にオレフィンからアミンを製造する方法 | |
JPH09104659A (ja) | アミンの製法 | |
US5780680A (en) | Preparation of amines from olefins over mesoporous oxides having a high surface area | |
US6143934A (en) | Preparation of amines from olefins over boron beta-zeolites | |
US5886226A (en) | Process for producing amines from olefins on zeolites of types SSZ-33, CIT-1 or mixtures thereof | |
US5773660A (en) | Preparation of amines from olefins over hexagonal faujasites | |
US5786510A (en) | Preparation of amines from olefins over crystalline oxides based on aluminum phosphates and having faujasite structure | |
US5739405A (en) | Preparation of amines from olefins over zeolites of the type SSZ-37 | |
JPH09124561A (ja) | アミンの製法 | |
SK86596A3 (en) | Manufacturing process of amines from olefins on aluminium-beta-zeolites without transition metals and prepared without treatment with halogens |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080513 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080909 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081007 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |