JP4200295B2 - 丸ノコカッタ定規 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角度又は勾配の測定と、水平、垂直測定も併行して測定可能な丸ノコカッタ定規の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来丸ノコカッタ定規として、特許第2660667号(発明の名称 切断用定規)が開示されている。
【0003】
この発明は、第1に、ガイド板1に対し、角度確知機構3が、ガイド板1の先端部寄りに取着されている。
【0004】
さらにこの発明は、第2に、角度確知板に取着の突片が突設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、定規体に取着の目盛機構を構成する目盛板部に付記されている角度目盛及び勾配目盛を、前記定規体等と枢着し、且前記各目盛を回動しながら指示するアングル竿体に、水平用気泡管と垂直用気泡管を良く見いるように内設し、従来の測定である角度及び勾配測定以外に、別設の水平器を使用することなく水平測定又は水平測定及び垂直測定をも直ちに測定可能ならしめた。
【0006】
さらに本発明は、前記定規体の両側面部に、両側面部を貫通する小孔を設けて、画鋲又はピン又はカルコ等が挿入し、且突刺ができるようにして、カッタ作業時における定規全体を固定させた。
【0007】
また本発明は、押え板をアングル竿体に収納し出入自在に軸着して、カッタ作業時には取出し、カッタ以外の他の測定作業時には収納して測定時の作業を妨害しないようにした。
【0008】
さらに本発明は、定規体の長さを長目にして形成し、その定規体の中央部位に前記目盛機構を取着させることによって、屋根勾配等の測定時に、垂直測定用気泡管によって垂直を出しながら定規体を屋根板に確実に当て目盛を常に表面にセットすることができるようにして目盛をみながら正確且迅速に勾配測定ができるようにした。
【0009】
さらに本発明は、前記のように目盛機構を定規体の中央に取着させる構成とすることによって、板金業者らの測定及びカッタ作業が正確且迅速に処理できるようにした。
【0010】
また本発明は、目盛板部に給排水工事(側溝、排水パイプ)用の排水勾配目盛を付し、別設の給排水工事用の水平器を使用することなく、極めて迅速且簡便に排水勾配目盛を測定し、作業能率を著しく高めるようにした。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、板状定規体の一側面部の所定個所に固着する目盛板部に湾曲状の内側窓孔と外側にも前記内側窓孔と等間隔の湾曲状の外側窓孔を設け、前記内側窓孔の内側の目盛板部に設けた左サイドの下方部が「0」で順次1度刻みで中央部を「90°」とし、さらに右サイドに行くに従って1°刻みの目盛を付し、最後は「0」とし、且前記の角度目盛よりも内側方の目盛板部に、右サイドの下方部を「0」とし、順次10°刻みの度数を表示し、左サイドの下方部を「180°」とする内側角度目盛を設ける角度目盛及び内側窓孔と外側窓孔との間の目盛板部に設ける勾配目盛を付記し、且中心の頂部に、「0」数字を設ける目盛機構と、内側部に水平用気泡管を単独に設けるか、あるいは水平用気泡管と垂直用気泡管を設け、且所定個所に収納し、出入自在な押え板を取着せしめたアングル竿体を別設し、前記アングル竿体の一端部と前記目盛機構に対し回動可能に前記目盛機構を構成する中央部位の下方部とを180度回動自在に枢着せしめ、前記アングル竿体に固着の基準線を有する指示部によって前記目盛機構の各種の角度目盛及び勾配目盛を指示測定せしめる丸ノコカッタ定規において、前記出入自在なアングル竿体の押え板は、前記アングル竿体の後方部に不使用時には収納し、使用時には取出すように前記アングル竿体の両側面部と平行状態に枢着部によって軸着すると共に、前記アングル竿体内に収納した際、一部分が前記アングル竿体の後方端部よりはみ出し、前記アングル竿体の底面部よりはみ出さないようにしたことを特徴とする丸ノコカッタ定規である。
【0012】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明に関する実施の形態は以下のとおり説明する。
【0013】
図面において、aは四辺形状にして、且細長く板状の定規体である。この定規体aは鋼板製である。1は前記定規体aの水平状の底面部、2は水平状の上面部、3は左側面部、4は左側面部3と対向する右側面部である。4aは前記左側面部3から右側面部4に貫通する画鋲又はピン又はカルコ等を挿入し、しかも突刺させる貫通孔であり、複数形成する。前記画鋲又はピン又はカルコ等についての図示は省略した。
【0014】
bは前記板状定規体aの一側面部である右側面部4と下方部を密着し固着せしめる目盛機構であり、以下の構成を有している。
【0015】
この目盛機構bは、図1等に図示されているように、目盛板部5に湾曲状の内側窓孔6と外側にも前記内側窓孔6と等間隔の湾曲状の外側窓孔7を設ける。
【0016】
8は前記内側窓孔6の内側の目盛板部5に設けた左サイドの下方部が「0」で順次1度刻みで中央部を「90°」とし、さらに右サイドに行くに従って1°刻みの目盛を付し、最後は「0」とする角度目盛である。さらに前記の角度目盛8よりも内側方の目盛板部5に、右サイドの下方部を「0」とし、順次10°刻みの度数を表示し、左サイドの下方部を「180°」とする内側角度目盛9を設ける。
【0017】
10は内側窓孔6と外側窓孔7との間の目盛板部5に設けた勾配目盛であり、以下のように構成されている。
【0018】
即ち左側方の5つ数字の勾配目盛「3/10、4/10、5/10、6/10、7/10」は平勾配の左平勾配目盛11である。さらに前記左平勾配目盛11の次に、5つの左返し勾配目盛12を設ける。この目盛12は左側方から右側方に順次「7/10、6/10、5/10、4/10、3/10」の数字を設ける。
【0019】
また中心の頂部には、「0」数字を設ける。
【0020】
さらに前記頂部の「0」の数字の右側方に「3/10、4/10、5/10、6/10、7/10」と順次5つの目盛数字の右返し勾配目盛13を設ける。
【0021】
また前記右返し勾配目盛13の右側方には、「7/10、6/10、5/10、4/10、3/10」と順次5つの数字の平勾配を測定する右平勾配目盛14を設ける。
【0022】
前記右返し勾配目盛13と右平勾配目盛14との中間部位に、「10」の数字の目盛を設ける。前記左平勾配目盛11と左返し勾配目盛12との間に、「10」の数字の目盛を設ける。
【0023】
15は前記勾配目盛10の中、左勾配目盛11よりも、左下方に付記した数字が「1/100、1/50」の給排水工事用の左排水勾配目盛である。
【0024】
16は前記排水勾配目盛15と反対に、右平勾配目盛14よりも、右下方に設けた数字が「1/100、1/50」の給排水工事用の右排水勾配目盛である。上記給排水工事とは、排水用の側溝や排水用パイプに関する工事のことである。
【0025】
以上が目盛機構bの構成である。
【0026】
さらに前記給排水工事の左排水勾配目盛15と、右排水勾配目盛16の位置は、図1、3に図示されているように、角度目盛8として、「0」と「0」を指示する目盛線よりも、若干上方部に目盛線が2体形成されている。下方の目盛線が「1/100」であり、上方の目盛線が「1/50」である。
【0027】
cは一端部を前記目盛機構bの目盛板部5を構成する内側窓孔6よりも内側部にして且下方の中央部に180度回動自在に枢着せしめるアングル竿体である。
【0028】
その具体的構成は以下のとおりである。
【0029】
17は前記目盛機構bとアングル竿体cの前方端部15aとを枢着する枢着部である。
【0030】
前記アングル竿体cは、切欠された切欠部18の表面部19と、前記目盛機構bに枢着して前記目盛機構bを構成する目盛板部5の裏面部5aと摺動するように枢着している。
【0031】
そしてこのアングル竿体cは、前記アングル竿体cの底面部21が前記定規体aの上面部2に密着したとき、水平となるように、前記アングル竿体cの上面部20から見いるようにして水平用気泡管22を内設する。23は前記水平用気泡管22内の気泡24を指示する2本の指示線である。さらに前記アングル竿体cの内部には、前記水平用気泡管22と同じく垂直用気泡管25を内設するが、前記水平用気泡管22と異なり、前記アングル竿体cの底面部21が前記定規体aの上面部2に密着したとき、水平を指示するように、前記アングル竿体cの左側面部26からでも、右側面部27からでも、見いるように前記アングル竿体c内に内設する。28は前記垂直用気泡管25を構成する気泡29を支持する2本の指示線である。
【0032】
前記両気泡管22、25中、水平測定のときは、前記アングル竿体cの上面部20を見れば良いし、垂直測定のときは、前記アングル竿体cの左右何れから側面部26、27を見ればよい。
【0033】
30は前記アングル竿体cの後方部15bに不使用時には収納し、使用時には取出すように前記アングル竿体cの両側面部26、27と平行状態に軸着した押え板である。31は前記押え板30の枢軸部である。さらに前記押え板30は、前記アングル竿体c内に収納した際、一部分が前記アングル竿体cの後方端部15bより若干飛出する大きさにて形成する。そのため押え板30を取出すときは、飛出状態の押え板30を手指で引掛ければ、容易に取出すことができる。
【0034】
32は前記アングル竿体cに内設した前記気泡管22、25等の竿杆cを構成する切欠部33の基部34より前記気泡管22、25及び押え板30の方向に喰込んだ内側部位に、前記アングル竿体cの上面部20より底面部21方向にして、しかも前記アングル竿体cの両側面部26、27と平行に設けた目盛板部5の嵌挿部である。前記嵌挿部32内に目盛機構bの目盛板部5の外周部分が前記アングル竿体cの回動時に嵌挿している。
【0035】
上記切欠部33の構造をさらに具体的に説明すると、前記アングル竿体cの上面部20の前方半分から左側面部26及び底面部21の半分を切欠して形成したものである。
【0036】
35は前記切欠部33の後方部位に前記アングル竿体cに延設のすて木36を挿入する嵌挿部である。37はスライドするすて木36を固定する固定部である。
【0037】
前記アングル竿体cにおいて、両方の気泡管22、25が内設されている部位と押え板30を収納する部位は、縦断面が四角形状となっている。
【0038】
以上の構成からアングル竿体cが形成されている。
【0039】
前記定規体aと目盛機構bとアングル竿体cを組立てるに、第一実施例の場合、定規体aを垂直状に立てた状態にして、前記定規体aの左端部寄りの右側面部4に固着する。
【0040】
さらに第二実施例の場合、垂直状に立てた前記定規体aの中央部に前記目盛機構bの中心頂部の数字「0」を通る垂直上に位置せしめて第一実施例と同じように右側面部4に密着せしめ固着する。
【0041】
つぎに前記のように組立てた目盛機構bの目盛板部5の外周部分がアングル竿体cの嵌挿部32内に嵌挿可能とし、アングル竿体cの一端部を前記目盛機構bを構成する目盛板部5の内側の下方中心部に回動自在に枢着する。その結果前記アングル竿体cの底面部21が前記定規体aの上面部2に密着する。
【0042】
38は内側窓孔6に常時嵌挿している基準線39を有する指示部である。この指示部38の下方部は前記アングル竿体cに固着し、前記竿体cが回動に比例し、前記内側窓孔6間をスライドする。
【0043】
dは前記定規体aに対し回動する前記アングル竿体cが、回動して所定の目盛を指示し、さらに前記のように指示している目盛の指示状態を固定させたり、あるいは他の測定のために前記アングル竿体cを弛緩させたりする外側窓孔7より目盛板部5上に突設する固定機構である。40は前記固定機構dを構成するハンドルである。前記固定機構dの下方部は前記アングル竿体cに固着されている。
【0044】
前記定規体aの中央部に前記目盛機構bを固着させる前記した第2実施例の丸ノコカッタ定規は、板金業者が使用すると極めて便利である。
【0045】
41は前記目盛板部5の左側方端部42に形成した不使用時に整理整頓のために引掛けるための小孔である。
【0046】
43は前記定規体aと前記目盛機構bとを固着する取着部である。
【0047】
つぎに本発明のカッタ定規の作用につき説明する。
【0048】
前記本発明のカッタ定規は、前記したとおり、目盛機構bが定規体aの一端部寄りに固着するタイプ(以下タイプAという。)と、目盛機構bが定規体aの中央部に位置し固着するタイプ(以下タイプBという。)がある。
【0049】
本発明のカッタ定規の構造上の特長は、前述したとおりであるが、カッタ定規を使用して各測定を行うときは以下のようにする。
【0050】
第1に被測定物等に対する水平測定をするには以下のようにする。
【0051】
本発明のカッタ定規を構成している定規体aとアングル竿体cとを図1のように密着させたまま、図11に図示されているように、例えば水平状土台44の上面に定規体aの底面部1を載せてやる。そのときアングル竿体cの水平用気泡管22が指示線23内にありや否やをチェックすることによって、前記土台44の水平測定ができる。従って別設の水平器を使用する必要がない。
【0052】
第2に被測定物の勾配測定をするときも、図13のように、定規体aの底面部1を側壁板45の傾斜面に当て、アングル竿体cを固定機構dのハンドル40をゆるめ、スライドさせて、水平用気泡管22を前記のように指示線23内に位置させる。前記のように水平用気泡管22が指示線23内に位置したら、基準線39が指示する右平勾配目盛14をみることによって勾配測定ができる。
【0053】
第3に前記第2の勾配測定とは若干異なった測定として、図14、15がある。
【0054】
図14は、タイプAのカッタ定規を使用した場合であるが、この場合はアングル竿体cの垂直用気泡管25を右側方の柱46の外側面に当てて、垂直出しをし、傾斜している屋根の側面に定規体aを合致させる。そして基準線39が指示する勾配目盛の数字を読み屋根の勾配を測定する。
【0055】
上記のようにカッタ定規によって右側屋根の勾配測定をするときは、各目盛は、表面に表われている。そして固定機構dを固定すれば指示する数字が変化しない。
【0056】
他方タイプAの定規によって左側方の屋根勾配を測定するときは、目盛機構bの目盛板部5は裏面部を表面に表わして測定することになる。がしかし他は前記の操作手順と変わらない。従ってこの測定の場合は、勾配目盛が直接見えないので、前記固定機構dをもって固定すれば正確に測定できる。従ってこの測定手段では、直接目盛をみることができない。
【0057】
第4に本発明カッタ定規のタイプBの定規体aの場合は、図14、15のように左右両側方の屋根勾配の測定時において、目盛機構bの各目盛が表面に出ている。従って勾配測定の数字を直ちに見ることができる。
【0058】
つぎに本発明カッタ定規のタイプA及びタイプBを構成するアングル竿体cにおいて、気泡管を一個内設のときは、水平用気泡管22であり、気泡管を2個内設するときは、水平用気泡管22と垂直用気泡管25である。
【0059】
上記のように各気泡管22、25を内設することによって、別設の水平器を使用する必要がない。従って作業能率は良好である。
【0060】
さらに本発明のカッタ定規を使用して、被切断板物e(以下板物という。)をカッティングするときは、下記のようにする。
【0061】
第1にアングル竿体c内に出入自在となって収納している押え板30のはみ出ている部分を手指で引掛け、前記アングル竿体cより突出させた後、板物eの前方縁部47に、前記アングル竿体cの底面部21を当て密着させる。前記アングル竿体eの底面部21を密着させると同時に、所定の角度で前記板物eをカットしたいときは、固定機構dのハンドル40を締め付けて指示する角度数字を維持せしめる。
【0062】
そして前記押え板30を図16、17、18のように前記板物eの上面に載せて、目盛板部5等を手指で押えるようにすると、本発明のカッタ定規が動揺しない。そしてカッタkを定規体aの水平状の底面部1に沿ってカットしながら移動する。
【0063】
図16は、目盛部5の表面を出してカッタkが板物eをカットしているときのカッタ定規とカッタkの平面図である。
【0064】
さらに本発明は、カッタ定規の定規体より幅の広い材料を切断する場合、予めカットする角度にカッタ定規を合わせ、図16のように目盛板5を表に出してカットし、定規体の端にカッタKを止め、カッタ定規を裏側図17のようにカッタKに合わせて、続きを切断する。
【0065】
図17は、目盛板部5が裏面に出ているとき本発明カッタ定規とカッタkの板物eをカットしているときの平面図である。
【0066】
図18は、目盛板部5の各目盛を裏面に出し、板物eをカッタkが所定の勾配をもってカットしているときの平面図である。
【0067】
さらに本発明においてタイプBのカッタ定規を使用し、板物eをカットしているときの平面図はないが、前述したときと殆んど変らない。
【0068】
つぎに板物e等をカッタkを介してカットするとき、定規体aは、前記した図16、17、18のように、板物e上に本発明のカッタ定規を載せ、所定の角度目盛8…もしくは勾配目盛10…をアングル竿体cを回動させて出し、所定の目盛が出たらハンドル40を回動して前記アングル竿体cを固定する。しかる後所定位置の貫通孔4aにピン又はカルコ等を挿込み突刺すと、定規体aが固定する。
【0069】
前記のようにピン又はカルコ等を挿込み突刺すると、定規体aが固定し板物eの所定位置をカッタkによるカッティングがスムーズにできる。
【0070】
さらに配水管(図示なし)の勾配測定をするときは、アングル竿体cに内設の水平用気泡管22から水平を出しながら、既設の配水管に定規体aの底面部1を密着させることによって、基準線39が指示する排水用の左、右両排水勾配目盛15、16をみて測定する。本発明の排水勾配目盛15、16は、目盛板部5の左右両サイドにして、しかも下方部に2目盛設けているが、この目盛数に限定しない。
【0071】
さらに前記アングル竿体cの嵌挿部32内に外周部分が嵌挿している目盛板部5が、部分的ではあるが、確実に嵌挿している。従って前記目盛板部5が変形したりしない利点を有している。
【0072】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、板状定規体の一側面部の所定個所に固着する目盛板部に湾曲状の内側窓孔と外側にも前記内側窓孔と等間隔の湾曲状の外側窓孔を設け、前記内側窓孔の内側の目盛板部に設けた左サイドの下方部が「0」で順次1度刻みで中央部を「90°」とし、さらに右サイドに行くに従って1°刻みの目盛を付し、最後は「0」とし、且前記の角度目盛よりも内側方の目盛板部に、右サイドの下方部を「0」とし、順次10°刻みの度数を表示し、左サイドの下方部を「180°」とする内側角度目盛を設ける角度目盛及び内側窓孔と外側窓孔との間の目盛板部に設ける勾配目盛を付記し、且中心の頂部に、「0」数字を設ける目盛機構と、内側部に水平用気泡管を単独に設けるか、あるいは水平用気泡管と垂直用気泡管を設け、且所定個所に収納し、出入自在な押え板を取着せしめたアングル竿体を別設し、前記アングル竿体の一端部と前記目盛機構に対し回動可能に前記目盛機構を構成する中央部位の下方部とを180度回動自在に枢着せしめ、前記アングル竿体に固着の基準線を有する指示部によって前記目盛機構の各種の角度目盛及び勾配目盛を指示測定せしめる丸ノコカッタ定規において、前記出入自在なアングル竿体の押え板は、前記アングル竿体の後方部に不使用時には収納し、使用時には取出すように前記アングル竿体の両側面部と平行状態に枢着部によって軸着すると共に、前記アングル竿体内に収納した際、一部分が前記アングル竿体の後方端部よりはみ出し、前記アングル竿体の底面部よりはみ出さないようにしたことを特徴とする丸ノコカッタ定規なので、従来から実施してきた角度測定又は勾配測定時において、別設の水平器を使用することなく、アングル竿体に内設の水平用気泡管等を見ることによって、あるいは水平を出しながら、角度測定又は勾配測定をスムーズに行い、さらに前記アングル竿体内に、前記目盛板部や板状定規体と平行にして、且出入自在に設けた押え板を引き出して板物に載置し、目盛機構や定規体を手指で軽く押さえつけることによって、カッタによる板物のカット時において、本発明のカッタ定規体が安定し、板物のカッティングが確実に且スムーズにできる。
【0073】
また、本発明は、前記出入自在なアングル竿体の押え板は、収納時には前記アングル竿体の後方端部よりはみ出し、前記アングル竿体の底面部よりはみ出さないようにした丸ノコカッタ定規なので、押え板のはみ出し部分を手指で引掛けるだけで、スムーズに飛出できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】 本発明丸ノコカッタ定規の一部切欠正面図である。
【図2】 第2実施例の丸ノコカッタ定規の一部切欠拡大縦断正面図である。
【図3】 同定規を構成する定規体と目盛機構の一部切欠拡大正面図である。
【図4】 同定規の平面図である。
【図5】 同定規の右側面図である。
【図6】 同目盛の寸法図である。
【図7】 同目盛の文字寸法図である。
【図8】 同勾配、角度換算表及び給排水勾配、角度換算表である。
【図9】 同定規において、アングル竿体を若干回動せしめた状態の正面図である。
【図10】 同第3実施例の定規体の正面図である。
【図11】 図7の定規を使用して水平を測定している使用状態を示す一部切欠正面図である。
【図12】 同第3実施例の定規を使用して、勾配測定をしている状態をしめす図である。
【図13】 同第3実施例の定規を使用し、階段の勾配測定をしている状態を示す図である。
【図14】 同第1実施例の定規をもって、左右両サイドの屋根勾配を測定している状態を示す図である。
【図15】 同第3実施例の定規をもって、左右両サイドの屋根勾配を測定している状態を示す図である。
【図16】 同第1実施例の定規をもって、板物を直角状にカットしている状態の示す一部切欠平面図である。
【図17】 同第1実施例の定規をもって、図16と反対にカッタ定規を当てて板物を直角状にカットしている状態を示す図である。
【図18】 同第1実施例の定規をもって板物を所定の角度でカッティングしている状態の平面図である。
【符号の説明】
【0075】
a 定規体
b 目盛機構
c アングル竿体
d 固定機構
e 板物
k カッタ
1 底面部
2 上面部
3 左側面部
4 右側面部
4a 貫通孔
5 目盛板部
5a 裏面部
6 内側窓孔
7 外側窓孔
8 角度目盛
9 内側角度目盛
10 勾配目盛
11 左平勾配目盛
12 左返し勾配目盛
13 右返し勾配目盛
14 右平勾配目盛
15 左排水勾配目盛
15a 前方端部
15b 後方部
16 右排水勾配目盛
17 枢着部
18 切欠部
19 表面部
20 上面部
21 底面部
22 水平用気泡管
23 指示線
24 気泡
25 垂直用気泡管
26 左側面部
27 右側面部
28 指示線
29 気泡
30 押え板
31 枢軸部
32 嵌挿部
33 切欠部
34 基部
35 嵌挿部
36 すて木
37 固定部
38 指示線
39 基準線
40 ハンドル
41 小孔
42 左側方端部
43 取着部
44 土台
45 側壁板
46 柱

Claims (1)

  1. 板状定規体の一側面部の所定個所に固着する目盛板部に湾曲状の内側窓孔と外側にも前記内側窓孔と等間隔の湾曲状の外側窓孔を設け、前記内側窓孔の内側の目盛板部に設けた左サイドの下方部が「0」で順次1度刻みで中央部を「90°」とし、さらに右サイドに行くに従って1°刻みの目盛を付し、最後は「0」とし、且前記の角度目盛よりも内側方の目盛板部に、右サイドの下方部を「0」とし、順次10°刻みの度数を表示し、左サイドの下方部を「180°」とする内側角度目盛を設ける角度目盛及び内側窓孔と外側窓孔との間の目盛板部に設ける勾配目盛を付記し、且中心の頂部に、「0」数字を設ける目盛機構と、内側部に水平用気泡管を単独に設けるか、あるいは水平用気泡管と垂直用気泡管を設け、且所定個所に収納し、出入自在な押え板を取着せしめたアングル竿体を別設し、前記アングル竿体の一端部と前記目盛機構に対し回動可能に前記目盛機構を構成する中央部位の下方部とを180度回動自在に枢着せしめ、前記アングル竿体に固着の基準線を有する指示部によって前記目盛機構の各種の角度目盛及び勾配目盛を指示測定せしめる丸ノコカッタ定規において、前記出入自在なアングル竿体の押え板は、前記アングル竿体の後方部に不使用時には収納し、使用時には取出すように前記アングル竿体の両側面部と平行状態に枢着部によって軸着すると共に、前記アングル竿体内に収納した際、一部分が前記アングル竿体の後方端部よりはみ出し、前記アングル竿体の底面部よりはみ出さないようにしたことを特徴とする丸ノコカッタ定規。
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