JP4199756B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
蛍光灯用ソケット71をハウジングに固定する場合、まず取付金具72をハウジング内面に対してボルト、リベット又は溶接等により固定する。次に、蛍光灯用ソケット71の固定面を取付金具72の蛍光灯用ソケット取付面72aに対して密着させると共に、両係合爪73,73と両係合凹部74,74とをそれぞれ対応させる。この状態で、ラジオペンチ等の工具により取付金具72の両係合爪73,73を外側(側方)から挟み付ける。すると、両係合爪73,73はその基端部を支点に互いに近接する方向へ塑性変形して両係合凹部74,74にそれぞれ係合する。これにより蛍光灯用ソケット71は取付金具72に対して固定される。
また、ハウジングの裏面におけるボルト締め固定部の反対側には複数の掛止部を設けるようにしたことにより、ハウジングを天井に固定する際には、各掛止部を天井に掛止させることによりハウジングの片側を支持し、この状態で、ボルト締め固定部を天井に対してボルト締めすることによりハウジングのもう片側を固定すればよい。従って、各掛止部を仮にボルト締め固定部とした場合と異なり、ボルト締め箇所が少なくなることから、照明装置の天井への固定作業を簡単にすることができる。
本発明によれば、ボルト締め固定部の先端面が天井に予め固定される取付用ブラケットに密着した状態でハウジングは天井に固定される。
本発明によれば、ボルト締め固定部の先端面が天井に予め固定される取付用ブラケットに密着した状態でハウジングは天井に固定される。
本発明によれば、ボルト固定部のボルト挿通孔にボルトを固定用凹部側から挿通して締め付けることにより照明装置は天井に固定される。ボルト締め作業の完了後には、開閉蓋を閉じることにより固定用凹部を閉鎖すればよい。この閉鎖蓋はその係合突片が固定用凹部の係合突部に係合することにより当該閉鎖状態に保持される。
(全体)
図1に示すように、照明装置11は例えば車室内の天井に取付用ブラケット(図示略)を介して取り付けられている。照明装置11は、蛍光ランプ12を収容するハウジング13及び同ハウジング13に対して蛍光ランプ12を覆うように取り付けられたレンズ(図示略)を備えている。ハウジング13は不透明の、また、レンズは透明又は半透明の合成樹脂材料によりそれぞれインジェクション成形により一体形成されている。
図1に示すように、ハウジング13の表面(照明面)中央部には、蛍光ランプ12の収容凹部21が形成されている。収容凹部21内には一対のソケットホルダ22,22がハウジング13の長手方向において所定距離だけ離間するように突設されている。両ソケットホルダ22,22にはそれぞれ蛍光灯用ソケット23,23が装着されており、この装着状態は後述するソケットスペーサ61により保持されている。両蛍光灯用ソケット23,23間には蛍光ランプ12が取り付けられている。
図2及び図3に示すように、ハウジング13の裏面外周部には、一対の円筒状のボルト締め固定部31,31が突設されている。両ボルト締め固定部31,31はそれぞれ前記両固定用凹部24,24に対応するようにハウジング13の長手方向において所定距離だけ離間している。即ち、両ボルト締め固定部31,31は、それぞれハウジング13表面における前記レンズ取付け領域の外側の領域に対応する位置にある。図2に示すように、固定部31の先端面にはボルト挿通孔31aが形成されている。また、固定部31の内部は固定用凹部24内に連通しており、同固定用凹部24側からボルト(図示略)を前記ボルト挿通孔31aに挿通可能となっている。
図2及び図3に示すように、ハウジング13の裏面外周部における両固定部31,31の反対側には、複数(本実施形態では3つ)の掛止部32,32,32が所定間隔毎に突設されている。掛止部32は側面L字状に形成されており、その外面には複数の板状の補強リブ33が所定間隔毎に設けられている。各掛止部32,32,32は車室の天井に対して固定された前記取付用ブラケットの被掛止部(図示略)に対して掛止可能となっている。
図4に示すように、前記ソケットホルダ22は、収容凹部21の内底面に対して突設された半小判形状の外壁41と、同外壁41の外周縁に沿うように、即ち帯状且つU字状に形成された外周壁42とから、蛍光ランプ12装着側の面が開口した箱体状に形成されている。外周壁42内面の曲率半径は後述する蛍光灯用ソケット23の外周面の曲率半径よりも若干大きくされており、蛍光灯用ソケット23の外周面が外周壁42の内周面に対して沿うようになっている。外周壁42の先端部(円弧頂点部分)における蛍光ランプ12装着側の側縁には、切欠部42aが形成されており、蛍光灯用ソケット23をソケットホルダ22に装着したとき、同蛍光灯用ソケット23の電極通路51が露出するようになっている。
図4に示すように、蛍光灯用ソケット23は、合成樹脂材料にて一端面が開口した薄円筒状に形成されている。蛍光灯用ソケット23の内周面には蛍光ランプ12両端の口金ピン(図示略)に対して電気的に接触するソケット側電極(図示略)が配設されている。蛍光灯用ソケット23の外周壁の一部に切欠形成された電極通路51を介して前記口金ピンを蛍光灯用ソケット23内に進入させた状態で、蛍光ランプ12を所定方向に回動させることにより、口金ピンとソケット側電極とが互いに接触保持されるようになっている。
図2に示すように、蛍光灯用ソケット23と外壁41内面との間にはソケットスペーサ61が挿入(介在)されている。図4に示すように、ソケットスペーサ61は、合成樹脂材料にて板状に形成されている。ソケットスペーサ61の先端部は円弧状に形成されており、前記ソケットホルダ22の外周壁42内面に対して沿うようになっている。ソケットスペーサ61の両側にはそれぞれアーム部62,62が形成されており、両アーム部62,62はそれぞれの基端部を支点として、互いに近接又は離間する方向へ弾性変位可能となっている。両アーム部62,62の先端外側には、それぞれ係合突部63,63が形成されており、両係合突部63,63は前記ソケットホルダ22の両係合孔44,44に対してそれぞれ係合可能とされている。
次に、蛍光灯用ソケット23をソケットホルダ22に対して取り付ける場合の組立手順について説明する。
次に、前述のように構成した照明装置11を例えば車室内の天井に取り付ける場合の手順について説明する。尚、天井における照明装置11取付け部位には予め取付用ブラケットが固定されている。
従って、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)ソケットホルダ22をハウジング13と一体形成した。このため、ソケットホルダ22をハウジング13と別部材とした場合と異なり、ソケットホルダ22のハウジング13に対する取付作業が不要となり、照明装置11の組立工数を低減させることができる。また、ソケットホルダ22をハウジング13に対して取り付けるための工具が不要となり、組立作業を簡単にすることができる。さらに、ソケットホルダ22を独立して設計する必要がなくなるため、設計が簡単になる。
尚、前記実施形態は以下のように変更して実施してもよい。
・本実施形態では、蛍光灯用ソケット23の係合凹部52及びソケットホルダ22の係合凸部43をそれぞれ2つずつ設けたが、1つ又は3つずつ以上設けるようにしてもよい。
・本実施形態では、ハウジング13の裏面に対して掛止部32を3箇所設けたが、2箇所、4箇所又は5箇所以上設けるようにしてもよい。
・本実施形態では、インジェクション成形によりソケットホルダ22をハウジング13と一体形成したが、それ以外の成形方法で、ソケットホルダ22をハウジング13と一体形成するようにしてもよい。
Claims (6)
- 蛍光ランプの収容凹部が形成された表面と反対側の裏面において天井に固定されるハウジングを備え、当該ハウジングに対してレンズが前記蛍光ランプを覆うように取り付けられる照明装置において、
前記ハウジングの前記レンズにより覆われる領域以外の部位の裏側に、長手方向において離間して、当該ハウジングを天井に対して締め付け固定するための少なくとも一対のボルト締め固定部を突設し、
当該ボルト締め固定部を有底円筒状に形成するとともに
その先端面にはボルト挿通孔を形成し、
前記ハウジングの表面における前記レンズにより覆われない表側の領域に当該ハウジングの裏面に設けられた前記ボルト締め固定部に対応するように且つ当該ボルト締め固定部の内部に連通するように固定用凹部を設けることにより当該固定用凹部側からボルトを前記ボルト挿通孔に挿通可能とし、
前記ボルト締め固定部は前記ハウジングの裏面外周部における前記レンズにより覆われる領域の片側に設けるようにし、
当該裏面外周部における前記レンズにより覆われる領域の各ボルト締め固定部が配置された側と反対側には、当該ハウジングを天井に掛止するための複数の掛止部を設けるようにした照明装置。 - 請求項1に記載の照明装置において、
前記突設されたボルト締め固定部と前記掛止部とにより、前記ハウジングの裏面が取り付け面から離間して取り付けられる照明装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の照明装置において、
前記掛止部は、側面L字状に形成されており、当該掛止部の前記ハウジング側の掛止面に対応して、当該掛止部とともに取り付け面を挟むように前記ハウジングから突設された突設部を備えた照明装置。 - 請求項3に記載の照明装置において、
前記側面L字状に形成された掛止部は、その外面には複数の板状の補強リブが設けられる照明装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の照明装置において、
前記裏面に突設されたボルト締め固定部の先端面は天井に予め固定される取付用ブラケットの平坦な面に対して密着可能となるように平面状に形成されるとともに、当該先端面と前記突設部の先端とが同一平面上に形成された照明装置。 - 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の照明装置において、
前記ハウジングの表面外周縁には前記固定用凹部を閉鎖可能とした閉鎖蓋をその基端縁を中心として開閉可能に設け、
前記閉鎖蓋の両側縁部の先端側にはそれぞれ係合突片を設け、
前記固定用凹部の互いに対向する両内側面には前記係合突片を係合可能とした係合突部を設け、
前記閉鎖蓋を閉じたとき、前記係合突片が固定用凹部の係合突部に係合することにより当該閉鎖蓋は固定用凹部を閉鎖した状態に保持されるようにした照明装置。
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