JP4199396B2 - 光学情報読取装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばバーコードリーダなどの光学情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、バーコードや2次元コードなどの光学情報が記された読み取り対象に読み取り光を照射し、その反射光に基づいて光学情報を読み取る装置が知られている。このような装置においては、反射光の強弱をCCDセンサなどの光学的センサによって電気信号に変換して出力し、その出力を増幅回路にて増幅することが一般的に行われている。光学的センサからの出力はもちろん種類によって様々であるが、例えば5V単一電源の光学的センサのオフセットレベルは3.0V〜4.5V程度である。それに対して、増幅回路を構成するオペアンプの同相入力範囲は上限で4Vに満たないものが多く、そのまま使用すると、光学的センサからは出力されているにもかかわらずオペアンプの同相入力範囲に入らないため増幅できない、といった不都合が生じる。
【0003】
そこで、光学的センサからの出力を分圧して一定レベルに安定化させる方法が採用される。例えば図7に示すような分圧回路100を介して、光学的センサからの出力がオペアンプ150に入力するようにする。つまり、プルダウン抵抗102aとプルアップ抵抗102bから構成される分圧抵抗102によってセンサ出力を分圧し、オペアンプ150の同相入力範囲内に収めるのである。
【0004】
この際、センサ出力をより安定させるためにセンサ出力を受けるコンデンサ101を配置させることが一般に行われている。ここで、コンデンサ101の容量をC、分圧抵抗102の抵抗値をRとすると、分圧回路100の時定数T=RCとなるが、この時定数Tが小さいとセンサ出力が微分波形のようになってしまう。例えば、光学的センサからの出力波形が5ms程度の場合に時定数Tが1msであると、微分波形となってしまい、出力波形を適切に反映した信号を形成できなくなる。したがって、時定数Tはある程度大きくしておく必要がある。
【0005】
この時定数Tを大きくするには、コンデンサ容量C、分圧抵抗値Rを大きくすればよい。ここで、消費電力低減の点からすれば分圧抵抗値Rを大きくすればよいが、ハイインピーダンスになってノイズの悪影響が問題となるため、あまり大きくできない。そこで、コンデンサ容量C、分圧抵抗値R共にそれなりの大きさにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンデンサ容量Cが大きければ大きいほど、分圧レベルに達する時間は長くなってしまう(過渡的特性の悪化)。特に、携帯型の光学情報読取装置などにおいては、常時電源をONにしておくのではなく、実際に使う場合に初めて電源を入れるといった使い方が多い。また、読取機能を使用しない場合には自動的にスリープ状態になり、利用者が読取スイッチを操作してから起動したり、読取モード以外のモードの場合には、読取に係るアナログ回路部分への通電をOFFするといった省電力機能を持っていることが多い。
【0007】
このような省電力というメリットを確保するためには、上述の過渡的特性の悪化が発生してしまい、電源をONした直後や、読取スイッチを操作した場合、実際に読取可能な状態になるまでの時間がかかってしまうことになる。つまり、高速読取ができないというデメリットを甘受せざるをえなかった。
【0008】
そこで本発明は、従来装置におけるメリットは確保したまま、デメリットであった過渡的特性を改善し、高速読取も実現可能な光学情報読取装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するためになされた請求項1記載の光学情報読取装置は、分圧回路のコンデンサが光学的センサからの出力を受け、このコンデンサからの出力を分圧抵抗によって分圧することで、光学的センサからの出力を一定レベルに安定化させて増幅回路に出力する。このような、従来と同様の前提構成を持つことによって、光学的センサからの出力に基づいて適切に読取を行うというメリットは享受する。
【0010】
但し、これだけの構成だと、上述したような過渡的特性の悪化が生じる。そこで、過渡的特性を改善するため、前提構成として備える分圧抵抗の抵抗値よりも小さな抵抗値を持つ第2の分圧抵抗をさらに備え、切替制御回路によって、光学情報読取機能が起動した時点から、第2の分圧抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間は、第2の分圧抵抗の機能を発揮させる状態に制御するようにし、その後、機能を発揮させない状態に制御する。つまり、一時的に回路の時定数を低下させることができ、従来よりも過渡的特性が改善される。これにより、高速読取も実現できることとなる。
【0011】
この第2の分圧抵抗の抵抗値に関しては、分圧抵抗の抵抗値よりも小さければ「過渡的特性の改善」という効果を一応は発揮するが、改善度合いをより高くしたいのであれば抵抗値がなるべく小さな方が良い。前提となる分圧抵抗の場合には「抵抗値が小さくなると消費電流が大きくなる」という関係にあったため抵抗値を小さくすることができなかったが、この第2の分圧抵抗は、出力を安定化させる期間だけ機能を発揮させるため、一時的に消費電流は大きくなるが、出力が安定した後は、第2の分圧抵抗の機能を発揮させないようにするため、その後の回路の消費電流を決めるのは相変わらず前提となる分圧抵抗の抵抗値である。
【0012】
なお、上述した「第2の分圧抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間」については、例えば実験などによって得ておけばよい。そして、例えば実際の分圧レベルへの収束時間よりも短くても、それまでの期間で過渡的特性は改善されているので、特に問題とはならない。一方、実際の分圧レベルへの収束時間よりも長い場合は、それ以前に既に分圧レベルに収束しているので過渡的特性の点では全く問題ない。あえて問題となり得る点を探せば、その超過期間のみ回路の時定数が小さいままなので消費電流が大きくなるが、それも短期間であれば別段問題視するほどでもない。したがって、この「時間」が特に厳密である必要性は少ないと言える。
【0013】
また、「切替制御回路」については、例えば請求項2に示すように、第2の分圧抵抗をそれ以外の構成と電気的に接続・切断するためのアナログスイッチと、そのアナログスイッチの状態を切り替える制御部とを備える構成が考えられる。また、請求項3に示すように、第2の分圧抵抗を構成するプルダウン抵抗及びプルアップ抵抗のそれぞれ一端が出力ポートに接続されたCPUを備え、そのCPUの出力ポートの状態を制御することで、第2の分圧抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切り替える構成も考えられる。このようにすれば、アナログスイッチが不要となり、構成は簡素化できる。
【0014】
ところで、これまでの説明では、前提となる分圧抵抗の他に第2の分圧抵抗を設けて、一時的に回路の時定数を下げるようにした。しかし、一時的に回路の時定数を下げるのであれば、プルダウン抵抗及びプルアップ抵抗を有する分圧抵抗ではなく、請求項4に示すようにプルダウン抵抗だけでも実現できる。つまり、過渡的特性を改善するため、前提構成として備える分圧抵抗の抵抗値よりも小さな抵抗値を持つプルダウン抵抗をさらに備え、切替制御回路によって、光学情報読取機能が起動した時点から、プルダウン抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間は、プルダウン抵抗の機能を発揮させる状態に制御するようにし、その後、機能を発揮させない状態に制御する。このようにしても一時的に回路の時定数が低下して従来よりも過渡的特性が改善され、やはり高速読取も実現できることとなる。
【0015】
なお、この場合の「プルダウン抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間」については、上述した第2の分圧抵抗の場合と同様に実験などによって得ておけばよいが、第2の分圧抵抗の場合に比べて、より厳密な時間を採用した方が好ましい。その理由を説明する。例えば実際の分圧レベルへの収束時間よりも短い場合は、第2の分圧抵抗の場合と同様に、それまでの期間で過渡的特性は改善されているので、特に問題とはならない。一方、実際の分圧レベルへの収束時間よりも長い場合は、「アンダーシュート」という問題が生じる。つまり、出力をプルダウンしているだけであるので、適切な時間を超過してしまうと、収束する分圧レベルを下回ってしまうため、収束が遅くなってしまう。もちろん、前提となる分圧抵抗の抵抗値による時定数と比べた場合には、アンダーシュートしたとしても、相対的に収束時間が短くなる場合も想定されるが、過渡的特性の改善という観点からすれば、アンダーシュートさせない方が好ましいのは当然である。このような意味で、第2の分圧抵抗を用いた場合と比べれば厳密性を高くした方がよいということである。
【0016】
そして、この場合の「切替制御回路」については、基本的には上述した第2の分圧抵抗を用いた場合と同様である。例えば請求項5に示すように、プルダウン抵抗をそれ以外の構成と電気的に接続・切断するためのアナログスイッチと、そのアナログスイッチの状態を切り替える制御部とを備える構成が考えられる。また、請求項6に示すように、プルダウン抵抗の一端が出力ポートに接続されたCPUを備え、そのCPUの出力ポートの状態を制御することで、プルダウン抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切り替える構成も考えられる。このようにすれば、アナログスイッチが不要となり、構成は簡素化できる。
【0017】
なお、このように分圧回路の時定数を一時的に低下させることが有効となる光学情報読取装置としては、例えば請求項7に示すように、読取スイッチが利用者によって操作されると、光学情報読取機能が起動状態となり、光学情報の読取処理が終了すると、自動的に光学情報読取機能が非起動状態となるような構成が考えられる。このような構成は省電力の観点からは好ましいが、従来装置では、読取スイッチを操作してから実際に読取可能な状態になるまでの時間がかかっていた。それに対して本発明の構成であれば、従来装置におけるメリットは確保したまま、過渡的特性も改善でき、高速読取も実現されることとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0019】
図1のブロック図に、実施例としての光学情報読取装置1の概略構成を示す。光学情報読取装置1は、制御回路10と、照明発光ダイオード(照明LED)11と、CCDセンサ12と、分圧回路50と、増幅回路13と、2値化回路14と、同期パルス出力回路16と、アドレス発生回路17と、画像メモリ20と、スイッチ群31と、液晶表示器32と、通信I/F回路33とを中心にして構成されている。
【0020】
制御回路10は、CPU10a、ROM、RAM、I/O等を備えたコンピュータシステムとして構成され、ROMに記憶されているプログラムに従って後述する読取処理等を実行し、光学情報読取装置1の各構成を制御している。
照明LED11は、読取対象の光学情報(例えばやバーコードや2次元コードなどの情報コード)に対して照明用の光を照射するものである。
【0021】
CCDセンサ12は、複数の受光素子であるCCDを有しており、外界を撮像してその画像を水平方向の走査線信号として出力する。このCCDセンサ12からの出力(以下、センサ出力と略記する。)は、分圧回路50によって分圧され、一定レベルに安定化される。この分圧回路50については後述する。その後、増幅回路13によって増幅されて2値化回路14に出力される。
【0022】
増幅回路13は、制御回路10から入力したゲインコントロール電圧に対応する増幅率で、分圧回路50からの出力(アナログの走査線信号)を増幅する。
2値化回路14は、増幅回路13にて増幅されたアナログの走査線信号を、閾値に基づいて2値化し、画像メモリ20に出力する。2値化回路14から出力される2値データは、画像メモリ20に画像データとして記憶される。
【0023】
CCDセンサ12では繰り返し画像を検出するので、その検出が繰り返される度に、画像メモリ20内の画像データである2値データは更新される。
同期パルス出力回路16は、CCDセンサ12から出力される画像データのパルスより十分に細かい同期パルスを出力する。アドレス発生回路17はこの同期パルスをカウントして、画像メモリ20に対するそれぞれのアドレスを発生させる。画像データである2値データは、アドレス毎に8ビットあるいは16ビット単位で画像メモリ20に書き込まれる。
【0024】
スイッチ群31は、利用者が読取処理の開始を指示するための読取スイッチや、テンキーあるいは各種ファンクションキーを備えており、情報入力のために用いられる。
液晶表示器32は、読み込んだ情報コードなどを表示するためなどに用いられる。
【0025】
通信I/F回路33は、ホストコンピュータなどとの間で通信を行うものであり、例えば図示しない通信用発光素子を介してデータを外部装置に送信したり、図示しない通信用受光素子を介して外部装置からの信号(例えばシステムを動かすためのプログラムや解読した情報コードのデータ送信を指示する命令等)を受信する。もちろん、ホスト装置と有線で接続する構成を採用してもよい。
【0026】
このような構成を備えた本実施例の光学情報読取装置1は、まず制御回路10の指示により、CCDセンサ12にて情報コードの画像を検出する。CCDセンサ12は、画像を検出すると、アナログの走査線信号にて画像データを出力する。CCDセンサ12から出力され、分圧回路50にて一定レベルに分圧された走査線信号は、増幅回路13によって増幅され、2値化回路14によって2値データに変換されて、1画像領域分のデータとして画像メモリ20に一時記憶される。
【0027】
その後、制御回路10が、画像メモリ20内のデータに基づいてデコード処理を実行して情報コードを読み取る。そして、必要であれば、読み取ったデータを液晶表示器32に表示したり、通信I/F回路33を介してホスト装置などへ送信する。
【0028】
なお、本実施例の光学情報読取装置1は、省電力などの目的で、操作スイッチ群31中の読取スイッチが操作されると光学情報読取機能が起動状態となり、光学情報の読取処理が終了すると、自動的に光学情報読取機能が非起動状態となるように構成されている。
【0029】
以上が、光学情報読取装置1としての概略的な構成及び動作であるが、続いて、分圧回路50について説明する。
分圧回路50は、図2に示すように、センサ出力(CCDセンサ12からの出力)を受けるコンデンサ51、そのコンデンサ51からの出力を分圧する分圧抵抗52などを基本構成として有している。分圧抵抗52は、プルダウン抵抗52aとプルアップ抵抗52bとで構成されており、それらは各々の一端が相互に接続されると共に、プルアップ抵抗52bの他端には基準電圧(ここでは+5V)が印加され、プルダウン抵抗52aの他端が接地された直列通電経路を構成している。そして、プルダウン抵抗52aとプルアップ抵抗52bの接続点は、所定の抵抗値(ここでは10kオーム。なお、図ではオームを省略している。他も同様。)の抵抗を介して、オペアンプ13aの非反転入力端子に接続されている。
【0030】
ここまで説明した分圧回路50の基本構成は従来から採用されているものである。このような基本構成だけの場合の分圧回路50の時定数は、コンデンサ51の容量(ここでは1μF)と分圧抵抗52の抵抗値(分圧抵抗値:ここでは100kオーム)の積で決まる。時定数を決める分圧抵抗値を大きくしすぎるとハイインピーダンスになってノイズの悪影響が問題となるため、あまり大きくできない。そこで、コンデンサ51の容量をここでは1μFにしている。しかし、このようなコンデンサ51の容量の場合には、図3中に「制御なし」として二点鎖線で示すように、一定の分圧レベルに到達するまでに時間t2を要してしまう。したがって、スイッチ群31中の読取スイッチを利用者が操作して光学情報読取機能が起動したとしても、その時点から時間t2経過しないと実際には読取ができないこととなる。
【0031】
そこで、このような過渡的特性の悪化を改善するために、図2に示すように、第2の分圧抵抗55を新たに付け加えた。第2の分圧抵抗55は、第2のプルダウン抵抗55aと第2のプルアップ抵抗55bとで構成されており、それらは各々の一端が相互に接続されている。また、第2のプルダウン抵抗52aの他端はCPU10aの出力ポートP1、第2のプルアップ抵抗52bの他端はCPU10bの出力ポートP2にそれぞれ接続されている。なお、第2のプルダウン抵抗55aと第2のプルアップ抵抗55bの接続点は、コンデンサ51と分圧抵抗52とを繋ぐ経路上に存在する。
【0032】
そして、この第2の分圧抵抗55の抵抗値(第2の分圧抵抗値)は、基本構成として備える分圧抵抗52の抵抗値(ここでは100kオーム)よりも小さく設定されている。本実施例では、100分の1の1kオームとされている。
このような第2の分圧抵抗55に対してCPU10aは次のような制御を行う。つまり、読取スイッチが操作されて光学情報読取機能が起動した時点で、CPU10aは、出力ポートP1の状態をLowレベルにし、出力ポートP2の状態をHighレベルにする。そして、時間t1が経過した時点で、両出力ポートP1,P2の状態をOPENにする。ここで、CPU10aの出力ポートP1の状態がLowレベル、出力ポートP2の状態がHighレベルとなっている場合には、この第2の分圧抵抗55はその分圧機能を発揮する。そして、その場合の分圧回路50の時定数は、コンデンサ51の容量(ここでは1μF)と第2の分圧抵抗52の抵抗値である第2の分圧抵抗値(ここでは1kオーム)の積で決まる。したがって、時定数は、基本構成として備える分圧抵抗52の抵抗値が時定数に関係する場合に比べて低下する。
【0033】
なお、上述の時間t1は、第2の分圧抵抗55が機能を発揮した場合の時定数により分圧レベルへ収束するのに要する時間であり、例えば実験などによって得ておく。このように、光学情報読取機能が起動してから時間t1が経過する期間中は、第2の分圧抵抗55の機能を発揮させて一時的に分圧回路50の時定数を低下させる。これによって、図3中に「制御あり」として実線で示すように過渡的特性が改善され、高速読取も実現できることとなる。
【0034】
そして、この第2の分圧抵抗55は、センサ出力を安定化させる期間だけ機能を発揮させるため、一時的に(起動から時間t1経過する期間のみ)消費電流は大きくなるが、センサ出力が安定した後は第2の分圧抵抗55の機能を発揮させないようにするため、その後の分圧回路50の消費電流を決めるのは基本構成の分圧抵抗52の抵抗値である。時間t1は相対的に短時間(例えば200μsec程度)なので、その期間のみの一時的な消費電流の増大は特に問題ではない。
【0035】
なお、第2の分圧抵抗55の機能を発揮させる時間t1が、実際の分圧レベルへの収束時間よりも短くても、それまでの期間で過渡的特性は改善されているので、特に問題とはならない。一方、時間t1が実際の分圧レベルへの収束時間よりも長い場合は、それ以前に既に分圧レベルに収束しているので過渡的特性の点では全く問題ない。あえて問題となり得る点を探せば、その超過期間のみ回路の時定数が小さいまま(100分の1の状態)なので消費電流が大きくなるが、それも短期間であれば別段問題視するほどでもない。したがって、この「時間」が特に厳密である必要性は少ないと言える。
【0036】
ここで、本実施例における用語と特許請求の範囲の用語との対応関係を説明しておく。CCDセンサ12が「光学的センサ」に相当し、増幅回路13が「増幅回路」に相当する。また、分圧回路50が「分圧回路」に相当し、分圧抵抗52が「分圧抵抗」に相当する。そして、第2の分圧抵抗55が「第2の分圧抵抗」に相当し、CPU10aが「切替制御回路」に相当する。なお、請求項3に示す「CPU」には、図2のCPU10aが相当する。さらに、請求項7に示す「読取スイッチ」には、操作スイッチ群31中の読取スイッチが相当する。
【0037】
[上記実施例の別態様]
上記実施例の分圧回路50においては、第2の分圧抵抗55の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切り替えるために、第2のプルダウン抵抗55a及び第2のプルアップ抵抗55bの一端をCPU10aの出力ポートP1,P2にそれぞれ接続し、その出力ポートの状態を制御するようにしたが、図4に示す別態様の分圧回路60のようにしてもよい。なお、図2の分圧回路50の場合と同じ構成の要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
【0038】
別態様の分圧回路60の場合の第2の分圧抵抗65は、第2のプルダウン抵抗65aと第2のプルアップ抵抗65b各々の一端が相互に接続されると共に、第2のプルアップ抵抗65bの他端には基準電圧(ここでは+5V)が印加され、第2のプルダウン抵抗65aの他端が接地された直列通電経路を構成している。そして、第2のプルダウン抵抗52aと第2のプルアップ抵抗52bの接続点は、アナログスイッチ67を介して、コンデンサ51と分圧抵抗52とを繋ぐ経路上に接続されている。そして、このアナログスイッチ67のON/OFFを制御回路10が制御できるようにされている。
【0039】
したがって、制御回路10は、光学情報読取機能が起動してから時間t1が経過する期間中は、アナログスイッチ67をONし、第2の分圧抵抗65の機能を発揮させる。これによって一時的に分圧回路60の時定数が低下し、図3中に「制御あり」として実線で示すような改善された過渡的特性が得られることとなる。したがって、高速読取も実現できる。そして、制御回路10は、時間t1が経過したらアナログスイッチ67をOFFする。
【0040】
なお、上記図2に示す分圧回路50と別実施例1の分圧回路60とでは、その効果は同じであるが、図2の分圧回路50の場合にはアナログスイッチ67は不要となるため、構成の簡素化の点では有利である。
ここで、本別態様における用語と特許請求の範囲の用語との対応関係の内、上記実施例の場合と異なる点のみ説明しておく。本別態様の場合には、分圧回路60が「分圧回路」に相当し、第2の分圧抵抗65が「第2の分圧抵抗」に相当する。また、アナログスイッチ67及び制御回路10が「切替制御回路」に相当する。なお、請求項2に示す「アナログスイッチ」には、実施例のアナログスイッチ67が相当し、同じく「制御部」には図4の制御回路10が相当する。
【0041】
[別実施例]
上記実施例(別態様も含む)では、図2,図4に示すように、前提となる分圧抵抗52の他に第2の分圧抵抗55,65を設け、一時的に回路の時定数を下げるようにした。しかし、一時的に回路の時定数を下げるのであれば、図2,図4に示すように第2のプルダウン抵抗55a,65a及び第2のプルアップ抵抗55b,65bを有する分圧抵抗55,65ではなく、プルダウン抵抗だけでも実現できる。このようにプルダウン抵抗だけで実現したものを別実施例として説明する。
【0042】
図5は別実施例の分圧回路70の構成を示している。なお、図2の分圧回路50の場合と同じ構成の要素については同じ符号を付し、説明を省略する。
別実施例の分圧回路70の場合には、図2における第2の分圧抵抗55の代わりに第2のプルダウン抵抗75のみを設けた構成となっている。実質的には、図2の第2の分圧抵抗55の第2のプルアップ抵抗55bを取り除いた構成である。そして、図5に示すように、この第2のプルダウン抵抗75の一端はCPU10aの出力ポートP3に接続されている。
【0043】
このような第2のプルダウン抵抗75に対してCPU10aは次のような制御を行う。つまり、読取スイッチが操作されて光学情報読取機能が起動した時点で、CPU10aは、出力ポートP3の状態をLowレベルにし、時間t1が経過した時点で、出力ポートP3の状態をOPENにする。ここで、CPU10aの出力ポートP3の状態がLowレベルとなっている場合には、第2のプルダウン抵抗75はその分圧機能を発揮する。そして、その場合の分圧回路70の時定数は、コンデンサ51の容量(ここでは1μF)と第2のプルダウン抵抗75の抵抗値(ここでは1kオーム)の積で決まる。したがって、この場合の時定数も、図2において第2の分圧抵抗55の機能が発揮された場合と同様、基本構成として備える分圧抵抗52の抵抗値が時定数に関係する場合に比べて低下する。そのため、図3中に「制御あり」として実線で示すような改善された過渡的特性が得られることとなり、高速読取も実現できる。
【0044】
なお、別実施例の場合においては、出力ポートP3の状態をLowレベルにし、ておく時間t1に関しては、上記実施例の場合よりも厳密性を高めた方がよい。その理由は、「分圧」ではなく「プルダウン」しているだけなので、実際の分圧レベルへの収束時間よりも長い時間プルダウンさせてしまうと、図3において矢印Aで示す二点鎖線のような「アンダーシュート」が生じてしまうからである。つまり、センサ出力をプルダウンしているだけであるので、適切な時間を超過してしまうと、収束する分圧レベルを下回ってしまい、収束が遅くなってしまう。もちろん、基本構成の分圧抵抗52の抵抗値(100kオーム)による時定数の場合と比べれば、アンダーシュートしたとしても、相対的に収束時間が短くなる場合も想定されるが、過渡的特性の改善という観点からすれば、アンダーシュートさせない方が好ましいのは当然である。このような意味で、「分圧」という手法を用いた場合と比べれば制御時間t1の厳密性を高くした方がよいということである。
【0045】
ここで、本別態様における用語と特許請求の範囲の用語との対応関係の内、上記実施例の場合と異なる点のみ説明しておく。本別実施例の場合には、分圧回路70が「分圧回路」に相当し、プルダウン抵抗75が「プルダウン抵抗」に相当する。また、CPU10aが「切替制御回路」に相当し、請求項6に示す「CPU」には、図5のCPU10aが相当する。
【0046】
[別実施例の別態様]
この別実施例の場合も、上記実施例に対する別態様と同様に、切替制御を制御回路10とアナログスイッチによって実現してもよい。図6に示す別態様の分圧回路80の場合には、第2のプルダウン抵抗85の一端が接地され、他端は、アナログスイッチ87を介して、コンデンサ51と分圧抵抗52とを繋ぐ経路上に接続されている。そして、このアナログスイッチ87のON/OFFを制御回路10が制御できるようにされている。
【0047】
制御方法は、図4に示した「実施例に対する別態様」の場合と同じなので説明は繰り返さない。
ここで、本別態様における用語と特許請求の範囲の用語との対応関係の内、上記別実施例の場合と異なる点のみ説明しておく。本別態様の場合には、分圧回路80が「分圧回路」に相当し、プルダウン抵抗85が「プルダウン抵抗」に相当する。また、アナログスイッチ87及び制御回路10が「切替制御回路」に相当する。なお、請求項5に示す「アナログスイッチ」には、実施例のアナログスイッチ87が相当し、同じく「制御部」には図6の制御回路10が相当する。
【0048】
[その他]
(1)上記実施例では光学的センサとしてCCDセンサ12を用いたが、CCD以外の受光素子を用いた光学的センサであってもよい。
(2)例えば図2に示す実施例では、上記実施例の第2の分圧抵抗55は、第2のプルダウン抵抗55aと第2のプルアップ抵抗55bの接続点が、コンデンサ51と分圧抵抗52とを繋ぐ経路上に存在した。しかし、分圧回路の時定数を一時的に低下させられるのであれば、どの位置にあっても構わない。図4,5,6の構成の場合も同様である。
【0049】
(3)分圧回路50,60,70,80はCCDセンサ12と増幅回路13の間に配置された。これは、センサ出力を安定化させて増幅回路13へ出力するためである。従って、例えば増幅回路13を複数段備えている場合には、増幅回路13,13間に第2の分圧抵抗55,65(あるいは第2のプルダウン抵抗75,85)を設けることも考えられる。但し、その場合であっても、増幅回路13,13間に設けられた構成は、後段に位置する増幅回路13に対して出力レベルを安定化させて出力する機能を果たすためであり、何ら技術思想的に外れるものではないことを付言しておく。
【0050】
(4)上記各実施例では、直感的な理解をし易くするために、コンデンサ容量や抵抗値について具体的な数値を上げたが、それらは相対的な比較のためであり、その数値によって何ら拘束されるものでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光学情報読取装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の分圧回路の説明図である。
【図3】分圧回路における第2の分圧抵抗の機能を一時的に発揮させる制御の有無による分圧レベルへの収束を示す説明図である。
【図4】実施例の別態様の分圧回路の説明図である。
【図5】別実施例の分圧回路の説明図である。
【図6】別実施例の別態様の分圧回路の説明図である。
【図7】従来装置の分圧回路の説明図である。
【符号の説明】
1…光学情報読取装置 10…制御回路
10a…CPU 11…照明LED
12…CCDセンサ 13…増幅回路
13a…オペアンプ 14…2値化回路
16…同期パルス出力回路 17…アドレス発生回路
20…画像メモリ 31…スイッチ群
32…液晶表示器 33…通信I/F回路
50,60,70,80,100…分圧回路
51…コンデンサ 52…分圧抵抗
52a…プルダウン抵抗 52b…プルアップ抵抗
55,65,75,85…第2の分圧抵抗
55a,65a,75,85…第2のプルダウン抵抗
55b,65b…第2のプルアップ抵抗
67,87…アナログスイッチ
100…分圧回路 101…コンデンサ
102…分圧抵抗 102a…プルダウン抵抗
102b…プルアップ抵抗 150…オペアンプ

Claims (7)

  1. 光学情報が記された読み取り対象からの反射光の強弱を電気信号に変換して出力する光学的センサと、
    前記光学的センサからの出力を受けるコンデンサと、当該コンデンサからの出力を分圧する分圧抵抗とを有し、前記光学的センサからの出力を一定レベルに安定化させて増幅回路に出力する分圧回路と
    を備えた光学情報読取装置であって、
    前記分圧回路は、さらに、前記分圧抵抗の抵抗値よりも小さな抵抗値を持ち、回路全体の時定数を低下可能な第2の分圧抵抗を有しており、
    さらに、前記第2の分圧抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切替可能な切替制御回路を備え、当該切替制御回路は、光学情報読取機能が起動した時点から、前記第2の分圧抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間は、前記第2の分圧抵抗の機能を発揮させる状態に制御し、その後、機能を発揮させない状態に制御すること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  2. 請求項1記載の光学情報読取装置において、
    前記切替制御回路は、前記第2の分圧抵抗をそれ以外の構成と電気的に接続・切断するためのアナログスイッチと、当該アナログスイッチの状態を切り替える制御部とを備えること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  3. 請求項2記載の光学情報読取装置において、
    前記切替制御回路は、前記第2の分圧抵抗を構成するプルダウン抵抗及びプルアップ抵抗のそれぞれ一端が出力ポートに接続されたCPUを備え、当該CPUの出力ポートの状態を制御することで、前記第2の分圧抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切り替えること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  4. 光学情報が記された読み取り対象からの反射光の強弱を電気信号に変換して出力する光学的センサと、
    前記光学的センサからの出力を受けるコンデンサと、当該コンデンサからの出力を分圧する分圧抵抗とを有し、前記光学的センサからの出力を一定レベルに安定化させて増幅回路に出力する分圧回路と
    を備えた光学情報読取装置であって、
    前記分圧回路は、さらに、前記分圧抵抗の抵抗値よりも小さな抵抗値を持ち、回路全体の時定数を低下可能なプルダウン抵抗を有しており、
    さらに、前記プルダウン抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切替可能な切替制御回路を備え、当該切替制御回路は、光学情報読取機能が起動した時点から、前記プルダウン抵抗が機能を発揮した場合に分圧レベルへ収束するのに要する時間は、前記プルダウン抵抗の機能を発揮させる状態に制御し、その後、機能を発揮させない状態に制御すること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  5. 請求項4記載の光学情報読取装置において、
    前記切替制御回路は、前記プルダウン抵抗をそれ以外の構成と電気的に接続・切断するためのアナログスイッチと、当該アナログスイッチの状態を切り替える制御部とを備えること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  6. 請求項4記載の光学情報読取装置において、
    前記切替制御回路は、前記プルダウン抵抗の一端が出力ポートに接続されたCPUを備え、当該CPUの出力ポートの状態を制御することで、前記プルダウン抵抗の機能を発揮させる状態と発揮させない状態とを切り替えること
    を特徴とする光学情報読取装置。
  7. 請求項1〜6の何れか記載の光学情報読取装置において、
    読取スイッチが利用者によって操作されると、光学情報読取機能が起動状態となり、光学情報の読取処理が終了すると、自動的に光学情報読取機能が非起動状態となるよう構成されていること
    を特徴とする光学情報読取装置。
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