JP4199374B2 - 無接触式位置検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無接触式位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、A/T車には自動変速機のシフトレバーの位置を検出するために位置検出装置が設けられている。この位置検出装置の例として、例えば、特開平7−301309号公報に記載されているような構成のものがある。
【0003】
前記位置検出装置は、シフトレバーのシフトレバー位置への変位操作と同期して軸を中心に回動する回転子と、装置本体ケースに設けられ、回転子の周面との距離に応じて検出電圧を出力する距離センサとを備えている。前記回転子の周面は、シフトレバー位置に応じて回動する角度範囲において連続的に変化する半径値を有しており、回転子の回転角度に対して、距離センサが出力する検出電圧はリニアに変化するようになっている。
【0004】
そして、この位置検出スイッチをコントロールワイヤ等を介してシフトレバーと連結する際には、シフトレバーとの位置合わせ(ニュートラル位置合わせ)を行う必要がある。即ち、コントロールワイヤを自動変速機のマニュアルシャフトに連結されたアウターレバーから外した状態でシフトレバーをN(ニュートラル)位置に合わせる。その後、前記リニアに変化する検出電圧において、シフトレバーがN位置にあるべき範囲を予め設定し、検出電圧がその範囲における下限値又は上限値となるように回転子を回転させる。
【0005】
その後、前記下限値又は上限値から若干ずれるように回転子をN位置側へ少し回転させ、その位置でコントロールワイヤをアウターレバーに固定する。このようにすることにより、シフトレバーがN位置にあるときにおいて、検出電圧に基づく、インストルメントパネル上へのシフトレバーがN位置にある旨の表示等の電気的な制御が可能となる。
【0006】
又、前記公報には、シフトレバー位置に応じて回動する角度範囲において連続的に変化する半径値を有する回転子に代えて、シフトレバー位置に応じて所定の角度毎にそれぞれ異なる一定の半径値を有する回転子を備えた位置検出スイッチについても開示されている。この位置検出スイッチにおいては、回転子の回転角度に対して、距離センサが出力する検出電圧は、互いに異なる一定の出力レベルを複数備えたものとなっている。
【0007】
そして、この位置検出スイッチにおけるシフトレバーとのニュートラル位置合わせを行う際には、検出電圧が、シフトレバーがN位置にあるべき範囲の値(一定値)と、シフトレバーがN位置と隣合う位置(例えば、R(リバース)位置)にあるべき範囲の値(一定値)とが切り換わる位置まで回転子を回転させる。その後、その切り換わり位置から若干ずれるように回転子をN位置側へ少し回転させ、その位置でコントロールワイヤをアウターレバーに固定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の位置検出スイッチにおいては、検出電圧がリニアに変化しているため、即ち、シフトレバーがN位置にあるべき範囲と、シフトレバーがR位置又はD(ドライブ)位置にあるべき範囲とが連続しているため、その境界を見極めることが困難である。従って、調整に手間がかかるという問題があった。
【0009】
一方、後者の位置検出スイッチにおいては、回転子を一度N位置とR位置との切り換わり位置に合わせた後、N位置側へずらすことが必要であり、そのときにずらした量によって調整誤差が生じるという問題があった。
【0010】
本発明の目的は、シフトレバーの位置を簡単且つ正確に検出でき、シフトレバーとの位置合わせを容易に且つ精度良く行うことができる無接触式位置検出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、少なくともN(ニュートラル)位置を含むシフトレバーの位置に応じて変位する移動部材と、同移動部材に相対して固定部材とが設けられ、前記移動部材と固定部材のいずれか一方の部材には、被検出部が形成され、他方の部材には、前記被検出部に相対可能に配置され、且つ、被検出部との相対離間距離に応じた検出信号を出力する検出手段が設けられ、前記被検出部は、前記両部材の相対位置に応じて、前記検出手段の検出信号が、互いに異なる一定の出力レベルとなる第1及び第2の被検出領域と、両被検出領域の間に設けられ、前記検出手段の検出信号が、前記第1及び第2の被検出領域の出力レベルを含まない範囲でリニアに出力変化する第3の被検出領域とを含み、前記第3の被検出領域は、前記N位置に対応するN位置被検出部であって、前記シフトレバーとの位置合わせを行うための領域であることを要旨としている。
【0012】
従って、請求項1の発明では、移動部材と固定部材のいずれか一方の部材に設けられた検出手段は、被検出部との相対離間距離に応じて検出信号を出力する。詳述すると、検出手段は、シフトレバーの位置に基づいて、第1の被検出領域までの相対離間距離に応じて、シフトレバーが第1の被検出領域に対応する位置にあることを示す一定の出力レベルの検出信号を出力する。
【0013】
又、検出手段は、第2の被検出領域までの相対離間距離に応じて、シフトレバーが第2の被検出領域に対応する位置にあることを示す一定の出力レベルの検出信号を出力する。
【0014】
さらに、検出手段は、第3の被検出領域までの相対離間距離に応じて、シフトレバーが第3の被検出領域に対応する位置にあることを示す、第1及び第2の被検出領域の出力レベルを含まない範囲でリニアに変化する出力レベルの検出信号を出力する。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記移動部材は、所定の軸心を中心に回動するロータであることを要旨としている。
従って、請求項2の発明では、前記請求項1の発明の作用に加えて、ロータと固定部材のいずれか一方の部材に設けられた検出手段は、被検出部との相対離間距離に応じて検出信号を出力する。
【0016】
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被検出部は、ロータに設けられたことを要旨としている。
従って、請求項3の発明では、前記請求項2の発明の作用に加えて、固定部材に設けられた検出手段は、ロータに設けられた被検出部(第1、第2及び第3の被検出領域)までの相対離間距離に応じて検出信号を出力する。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明において、前記検出手段は、バイアスマグネットを備えた磁気抵抗素子であることを要旨としている。
【0018】
従って、請求項4の発明では、前記請求項1〜請求項3のうち何れか一項の発明の作用に加えて、移動部材と固定部材のいずれか一方の部材に設けられた磁気抵抗素子は、検出手段と被検出部との相対離間距離に応じて、バイアスマグネットから生じる磁束の向きが変わり、その結果、磁気抵抗の変化による検出信号を出力する。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明において、前記検出手段は、ホール素子であり、被検出部は、マグネットにて構成されていることを要旨としている。
【0020】
従って、請求項5の発明では、前記請求項1〜請求項3のうち何れか一項の発明の作用に加えて、移動部材と固定部材のいずれか一方の部材に設けられたホール素子は、ホール素子とマグネットとの相対離間距離に応じた磁界の強度変化による検出信号を出力する。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図面に従って説明する。図1は、自動車のシフトレバー位置を検出する位置検出スイッチを示す正面図であり、図2は、図1におけるA−A断面図である。
【0022】
図1及び図2において、無接触式位置検出装置としての位置検出スイッチ1はケース2とロータ3とを備えている。固定部材としてのケース2は電気絶縁性に優れた合成樹脂からなり、断面略扇形をなしている。ケース2において扇形のかなめ部分近傍には円形の貫通孔4が形成されている。そして、同貫通孔4に対して図示しない自動変速機のマニュアルシャフト5が挿入され、その状態でケース2が自動変速機のハウジング(図示しない)に取り付けされている。
【0023】
即ち、ケース2において、マニュアルシャフト5の軸心Oを中心とした同心円上には、それぞれ円弧状をなす一対の長孔8が形成されている。そして、前記一対の長孔8とハウジングのボルト取付孔(図示しない)とを位置合わせした状態で、ケース2の反ハウジング側から一対のボルト9をボルト取付孔に螺合することにより、ケース2がハウジングに固着されている。
【0024】
尚、前記マニュアルシャフト5はコントロールワイヤ63(図9参照)等を介してシフトレバー61(図9参照)と連結されている。尚、マニュアルシャフト5の軸心Oを通過するケース2の中心線を以下、基準線αという。
【0025】
移動部材としてのロータ3は磁性体(本実施形態では鉄板)からなり、前記マニュアルシャフト5に対して取付部材6を介して固定されており、同ロータ3はマニュアルシャフト5と一体となって回動自在となっている。詳述すると、ロータ3は前記シフトレバー61のシフトレバー位置(本実施形態ではP(パーキング)位置、R(リバース)位置、N(ニュートラル)位置、D(ドライブ)位置の4位置)への変位操作と同期してマニュアルシャフト5の軸心Oを中心に回動する。そして、同ロータ3はシフトレバー位置(P位置等)に応じて、所定の角度範囲においてそれぞれ異なる一定の半径値や、連続的に変化する半径値を有する形状をなしている。
【0026】
即ち、ロータ3には図1に示すように、P位置に対応するP位置被検出部15、R位置に対応するR位置被検出部16、N位置に対応するN位置被検出部17、D位置に対応するD位置被検出部18が同図において時計回り方向に順に並ぶように設けられている。P位置被検出部15は各被検出部15〜18のうち最も小さな一定の半径値を有しており、同P位置被検出部15の反軸心O側の周面は、軸心Oを中心とし、且つ、前記半径値を有する円弧状のP位置被検出面15aとされている。R位置被検出部16はP位置被検出部15よりも大きな一定の半径値を有しており、同R位置被検出部16の反軸心O側の周面は、軸心Oを中心とし、且つ、前記半径値を有する円弧状のR位置被検出面16aとされている。
【0027】
N位置被検出部17はR位置被検出部16よりも大きな半径値を有しており、R位置被検出部16側からD位置被検出部18側に向かうに従って、その半径値が徐々に大きくなるように形成されている。従って、N位置被検出部17の反軸心O側の周面は、軸心Oを中心とした半径値が徐々に増加する円弧状のN位置被検出面17aとされている。
【0028】
D位置被検出部18はN位置被検出部17よりも大きな一定の半径値を有しており、同D位置被検出部18の反軸心O側の周面は、軸心Oを中心とし、且つ、前記半径値を有する円弧状のD位置被検出面18aとされている。尚、マニュアルシャフト5の軸心Oを通過し、ロータ3のP位置被検出部15側端面を通過する仮想線を以下、基準線β0という。又、軸心Oを通過し、ロータ3のN位置被検出部17のセンターラインを通過する仮想線を以下、中心線γという。
【0029】
本実施形態では、P位置被検出部15、R位置被検出部16、N位置被検出部17、D位置被検出部18はそれぞれ被検出部を構成している。又、R位置被検出部16は第1の被検出領域を構成している。さらに、D位置被検出部18は第2の被検出領域を構成している。さらに又、N位置被検出部17は第3の被検出領域を構成している。
【0030】
前記ケース2の中央部において前記ロータ3の周面と対向する位置には磁気検知部21が設けられている。検出手段としての磁気検知部21は磁気抵抗素子22とバイアスマグネット23と基板24とを備えている。基板24はケース2の取付段部7に固定されている。磁気抵抗素子22及びバイアスマグネット23は基板24上に配置された収容部材25内に設けられている。磁気抵抗素子22は前記基準線α上に配置されているとともに、バイアスマグネット23は、磁気抵抗素子22に対して反軸心O側で、且つ、図1において時計回り方向にオフセットされている。
【0031】
磁気抵抗素子22は、バイアスマグネット23の磁束の向きによって検出電圧が変化する磁気検知素子であって、磁束の向きによってその抵抗値が変化する2個の抵抗体からなる公知の構成である。そして、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離に応じて磁気抵抗素子22が受ける磁束の向きが変化して各抵抗体の抵抗値が変化し、磁気抵抗素子22の検出信号としての検出電圧が変化する。
【0032】
そして、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が短い程、磁気抵抗素子22の検出電圧が大きくなるようになっている。これは、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が短い程、バイアスマグネット23の磁束が磁性体であるロータ3により引き寄せられ、より大きな検出電圧となり得る磁束の向きとなるからである。尚、図1及び図3においては、ロータ3の中心線γが前記基準線α上に配置された状態を示し、図2にそのときの磁路Mを示す。
【0033】
尚、図示はしないが、前記ケース2に対してカバーがロータ3を覆うように取り付けられている。
次に、上記のように構成した位置検出スイッチ1の作用について図3及び図4を用いて説明する。図4はロータ3の回転角度θと検出電圧Vとの関係を示す特性図である。
【0034】
まず、ロータ3の基準線β0が、ケース2の基準線α上に配置された際のロータ3の回転角度θを0とする。尚、図3に示すロータ3の第1〜第4仮想線β1〜β4が、前記ケース2の基準線α上に配置された際のロータ3の回転角度θをそれぞれθ1〜θ4とする。ここで、第1〜第4仮想線β1〜β4は、それぞれ前記軸心Oと、各位置被検出部15〜18の終端(図3において右側)とを通過する仮想線である。
【0035】
さて、回転角度θが0のとき、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離(この場合、バイアスマグネット23からP位置被検出部15のP位置被検出面15aの始端までの距離)は最大となり、磁気抵抗素子22の検出電圧Vは略0に近いV1となる。
【0036】
次に、シフトレバー61の操作に伴ってロータ3が図3に示すCCW方向に回転されて、第1仮想線β1が基準線α上に配置される迄の間、即ち、回転角度θが0≦θ<θ1の範囲においては、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が一定であるため、検出電圧VはV1のまま一定となる。
【0037】
次に、回転角度θがθ1となると、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離(この場合、バイアスマグネット23からR位置被検出部16のR位置被検出面16aの始端までの距離)は、回転角度θが0のときよりも短くなる。すると、磁気抵抗素子22の検出電圧Vは、回転角度θが0のときの値(V1)よりも大きなV2となる。
【0038】
次に、第2仮想線β2が基準線α上に配置される迄の間、即ち、回転角度θがθ1≦θ<θ2の範囲においては、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が一定であるため、検出電圧VはV2のまま一定となる。
【0039】
次に、回転角度θがθ2となると、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離(この場合、バイアスマグネット23からN位置被検出部17のN位置被検出面17aの始端までの距離)は、回転角度θがθ1のときよりも短くなる。すると、磁気抵抗素子22の検出電圧Vは、回転角度θがθ1のときの値(V2)よりも大きなV3となる。
【0040】
次に、第3仮想線β3が基準線α上に配置される迄の間、即ち、回転角度θがθ2≦θ<θ3の範囲においては、第2仮想線β2が基準線α上に配置された位置から第3仮想線β3が基準線α上に配置された位置にロータ3が回転されるに従って、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が徐々に短くなるため、検出電圧VはV3からV4に線形に増加する。
【0041】
次に、回転角度θがθ3となると、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離(この場合、バイアスマグネット23からD位置被検出部18のD位置被検出面18aの始端までの距離)は、回転角度θがθ2≦θ<θ3のときよりも短くなる。すると、磁気抵抗素子22の検出電圧Vは、回転角度θがθ2≦θ<θ3のときの値(V3≦V<V4)よりも大きなV5(V5>V4)となる。
【0042】
次に、第4仮想線β4が基準線α上に配置される迄の間、即ち、回転角度θがθ3≦θ≦θ4の範囲においては、バイアスマグネット23とロータ3の周面との間の距離が一定であるため、検出電圧VはV5のまま一定となる。
【0043】
次に、本実施形態の位置検出スイッチ1を車両に対して取り付ける際のシフトレバー61とのニュートラル位置合わせ方法について図9を用いて説明する。図9はシフトレバー61とロータ3との関係を示す斜視図である。尚、実際には、図9においてロータ3の反アウターレバー64側にはケース2が設けられているが、説明の便宜上、同図においてケース2は省略されている。
【0044】
まず、図9について簡単に説明すると、シフトレバー61の操作に伴って該シフトレバー61が軸62を中心に回動すると、その回転力がコントロールワイヤ63を介してアウターレバー64に伝達される。すると、マニュアルシャフト5が回転し、それに伴ってロータ3が自動変速機のマニュアルシャフト5と一体となって回動する。
【0045】
さて、位置検出スイッチ1におけるシフトレバー61とのニュートラル位置合わせを行う際には、まず、コントロールワイヤ63をアウターレバー64から外した状態でシフトレバー61をN位置に合わせる。
【0046】
次に、磁気抵抗素子22の検出電圧Vが所定の値(本実施形態では図4に示すVN)となるように、ケース2をロータ3に対して、マニュアルシャフト5の軸心Oを中心に相対回転させ、検出電圧VがVNとなったところでボルト9を介してケース2を自動変速機のハウジングに固定する。その後、コントロールワイヤ63をアウターレバー64に固定する。このようにすることにより、シフトレバー61がN位置にあるときにおいて、検出電圧V(この場合、VN)に基づく、図示しないインストルメントパネル上へのシフトレバー61がN位置にある旨の表示等の電気的な制御が可能となる。
【0047】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、ロータ3の回転角度θと検出電圧Vとの関係は次の通りである。即ち、シフトレバー61がP、R、Dの各位置に位置する範囲(回転角度θが0≦θ<θ1、θ1≦θ<θ2、θ3≦θ<θ4の各範囲)においては、互いに異なる一定の検出電圧V(V1、V2、V5の各値)が得られ、N位置に位置する範囲(θ2≦θ<θ3)においては、V1、V2、V5の各値を含まない範囲でリニアに出力変化する検出電圧V(V3≦V<V4)が得られる。
【0048】
特に、R位置、N位置、D位置にそれぞれ対応する範囲(θ1≦θ≦θ4)においては、リニア領域を挟んでリニア領域における出力レベルの検出電圧値を含まない一定電圧領域が存在する。従って、ニュートラル位置合わせを行う際には、一定電圧値であるV2やV5を回避した上で、N位置に対応するリニア領域内の所定の検出電圧値VNとなるようにロータ3を回転させるだけで良い。その結果、シフトレバー61の位置を簡単且つ正確に検出でき、シフトレバー61との位置合わせを容易に且つ精度良く行うことができる。
【0049】
(2)本実施形態では、ロータ3の回転角度θと検出電圧Vとの関係において、検出電圧Vがリニアに変化する範囲(検出電圧θがθ2≦θ<θ3の範囲)を設けたことにより、その範囲において、検出電圧Vの値(本実施形態ではVN)に基づいて、シフトレバー61の位置(本実施形態ではN位置)を簡単に検出できる。
【0050】
(3)本実施形態では、検出電圧Vが一定のV1である範囲(回転角度θが0≦θ<θ1の範囲)において、その検出電圧Vの値(この場合、V1)に基づいて、シフトレバー61の位置(この場合、P位置)を簡単に検出できる。
【0051】
(4)本実施形態では、検出電圧Vが一定のV2である範囲(回転角度θがθ1≦θ<θ2の範囲)において、その検出電圧Vの値(この場合、V2)に基づいて、シフトレバー61の位置(この場合、R位置)を簡単に検出できる。
【0052】
(5)本実施形態では、検出電圧Vが一定のV5である範囲(回転角度θがθ3≦θ≦θ4の範囲)において、その検出電圧Vの値(この場合、V5)に基づいて、シフトレバー61の位置(この場合、D位置)を簡単に検出できる。
【0053】
(6)本実施形態では、ロータ3の回転角度θと検出電圧Vとの関係において、回転角度θがθ=θ1、θ=θ2、θ=θ3であるときには、検出電圧Vが急激に立ち上がる(それぞれV1〜V2、V2〜V3、V4〜V5)ため、回転角度θがθ1、θ2、θ3付近においても、検出電圧Vの値に基づいて、シフトレバー61の位置を確実に検出できる。
【0054】
(7)本実施形態では、磁気抵抗素子22が、バイアスマグネット23とロータ3の周面との距離に応じた磁気抵抗の変化による検出電圧Vを出力することにより、(1)〜(6)に記載の効果を奏する。
【0055】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図5〜図7を参照して説明する。図5は、第2実施形態の位置検出スイッチを示す正面図であり、図6は、図5におけるB−B断面図である。図5及び図6において、位置検出スイッチ1はケース2とロータ53とを備えている。尚、本実施形態では、ロータ53の構成は、前記第1実施形態のロータ3の構成と異なっている。従って、以下の説明において、前記第1実施形態の構成と同一又は相当する構成については同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0056】
本実施形態の移動部材としてのロータ53は、前記第1実施形態のロータ3と同様の磁性体(本実施形態では鉄板)からなり、マニュアルシャフト5に対して取付部材6を介して固定されている。そして、同ロータ53は、前記ロータ3と同様に、シフトレバー61のシフトレバー位置(P、R、N、Dの各位置)への変位操作と同期して、マニュアルシャフト5と一体となって軸心Oを中心に回動自在となっている。前記ロータ53は、シフトレバー位置(P位置等)に応じて、所定の角度範囲においてそれぞれ異なる一定の半径値や、連続的に変化する半径値を有する形状をなしている。
【0057】
即ち、ロータ53は、その中央部に所定の角度範囲毎に段差を有する凹所54が形成されており、断面コ字状をなしている。そして、ロータ53には図5に示すように、P位置に対応するP位置被検出部55、R位置に対応するR位置被検出部56、N位置に対応するN位置被検出部57、D位置に対応するD位置被検出部58が同図において時計回り方向に順に並ぶように設けられている。
【0058】
P位置被検出部55は、同一角度範囲(後記する回転角度θが0〜θ1の範囲)に形成された一対のP位置被検出面55a、55bを備えている。P位置被検出面55aは、軸心Oを中心とし、且つ、各被検出面55a〜58aのうち最も小さな一定の半径値を有する円弧状をなしている。一方、P位置被検出面55bは、軸心Oを中心とし、且つ、各被検出面55b〜58bのうち最も大きな一定の半径値を有する円弧状をなしている。
【0059】
R位置被検出部56は、同一角度範囲(後記する回転角度θがθ1〜θ2の範囲)に形成された一対のR位置被検出面56a、56bを備えている。R位置被検出面56aは、軸心Oを中心とし、且つ、P位置被検出面55aよりも大きな一定の半径値を有する円弧状をなしているとともに、R位置被検出面56bは、軸心Oを中心とし、且つ、P位置被検出面55bよりも小さな一定の半径値を有する円弧状をなしている。
【0060】
N位置被検出部57は、同一角度範囲(後記する回転角度θがθ2〜θ3の範囲)に形成された一対のN位置被検出面57a、57bを備えている。N位置被検出面57aはR位置被検出面56aよりも大きな半径値を有しており、R位置被検出部56側からD位置被検出部58側に向かうに従って、その半径値が徐々に大きくなるような円弧状をなしている。一方、N位置被検出面57bはR位置被検出面56bよりも小さな半径値を有しており、R位置被検出部56側からD位置被検出部58側に向かうに従って、その半径値が徐々に小さくなるような円弧状をなしている。
【0061】
D位置被検出部58は、同一角度範囲(後記する回転角度θがθ3〜θ4の範囲)に形成された一対のD位置被検出面58a、58bを備えている。D位置被検出面58aは、軸心Oを中心とし、且つ、N位置被検出面57aよりも大きな一定の半径値を有する円弧状をなしているとともに、D位置被検出面58bは、軸心Oを中心とし、且つ、N位置被検出面57bよりも小さな一定の半径値を有する円弧状をなしている。
【0062】
本実施形態では、P位置被検出部55、R位置被検出部56、N位置被検出部57、D位置被検出部58はそれぞれ被検出部を構成している。又、R位置被検出部56は第1の被検出領域を構成している。さらに、D位置被検出部58は第2の被検出領域を構成している。さらに又、N位置被検出部57は第3の被検出領域を構成している。
【0063】
尚、図5及び図7においては、ロータ53の中心線γが基準線α上に配置された状態を示し、図6にそのときの磁路Mを示す。本実施形態では、図6に示すように、ロータ53の断面形状に沿ってコ字状の磁路Mが形成される。
【0064】
本実施形態では、上記のようなロータ53の構成としたことにより、前記第1実施形態と同様に、図4に示す回転角度θと検出電圧Vとの関係が得られる。即ち、シフトレバー61がP、R、Dの各位置に位置する範囲(回転角度θが0≦θ<θ1、θ1≦θ<θ2、θ3≦θ<θ4の各範囲)においては、互いに異なる一定の検出電圧V(V1、V2、V5の各値)が得られ、N位置に位置する範囲(θ2≦θ<θ3)においては、V1、V2、V5の各値を含まない範囲でリニアに出力変化する検出電圧V(V3≦V<V4)が得られる。
【0065】
従って、本実施形態においては、位置検出スイッチ1におけるシフトレバー61とのニュートラル位置合わせは、前記第1実施形態と同様の方法で行われるとともに、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0066】
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態では、移動部材としてのロータ3やロータ53に被検出部としての各被検出部15〜18や各被検出部55〜58を形成したが、固定部材としてのケース2側に前記各被検出部15〜18や各被検出部55〜58を形成してもよい。この場合、検出手段としての磁気検知部21はロータ3やロータ53に、前記各被検出部15〜18や各被検出部55〜58と相対するように設けるものとする。
【0067】
・前記各実施形態では、移動部材としてマニュアルシャフト5の軸心Oを中心に回動するロータ3やロータ53を用いたが、各ロータ3、53の代わりに、シフトレバー61の位置に応じて直線移動する移動部材を用いてもよい。この場合、回転角度θではなく、移動部材の移動距離に応じて検出手段から検出信号が出力される。
【0068】
・図8に示すような検出手段としてホール素子71を用いた位置検出スイッチ1としてもよい。この場合、各被検出部75〜78が形成された移動部材としてのロータ73をマグネットにて構成する。ロータ73は前記第1実施形態のロータ3と同様の形状をなしており、各被検出部75〜78はそれぞれ各被検出面75a〜78aを有している。
【0069】
この場合、P位置被検出部75、R位置被検出部76、N位置被検出部77、D位置被検出部78はそれぞれ被検出部を構成する。又、R位置被検出部76は第1の被検出領域を構成する。さらに、D位置被検出部78は第2の被検出領域を構成する。さらに又、N位置被検出部77は第3の被検出領域を構成する。
【0070】
このようにした場合には、ホール素子71が、ホール素子71と各被検出面75a〜78aとの間の距離に応じた磁界の強度変化による検出電圧Vを出力することにより、図4に示す回転角度θと検出電圧Vとの関係が得られる。そして、位置検出スイッチ1におけるシフトレバー61とのニュートラル位置合わせは、前記第1実施形態と同様の方法で行われるとともに、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0071】
・図示はしないが、検出手段としてホトインタラプタを用いた位置検出スイッチ1としてもよい。このようにした場合には、ホトインタラプタが、被検出部との相対離間距離に応じた検出信号を出力することにより、前記第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0072】
・図10に示すような形状のロータ3としてもよい。即ち、N位置に対応するN位置被検出部17のN位置被検出面17aが連続的に変化する半径値を有する円弧状をなし、且つ、その半径値がP位置被検出面15a、R位置被検出面16a、D位置被検出面18aの半径値と異なっていれば、どのような形状でもよい。
【0073】
・前記各実施形態では、シフトレバー位置を4位置(P、R、N、Dの各位置)有する車両に具体化したが、少なくともR位置、N位置、D位置の3位置を有する車両に具体化してもよい。即ち、R位置、N位置、D位置の3位置を有する車両や、P位置、R位置、N位置、D位置、2(セカンド)位置の5位置を有する車両等に具体化してもよい。
【0074】
次に、前記各実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(イ)前記無接触式位置検出装置において、前記被検出部は、固定部材に設けられたこと。
【0075】
従って、この(イ)に記載の発明によれば、移動部材に設けられた検出手段が、固定部材に設けられた被検出部(第1、第2及び第3の被検出領域)までの相対離間距離に応じた検出信号を出力することにより、前記効果を奏する。
【0076】
(ロ)前記無接触式位置検出装置において、前記検出手段は、ホトインタラプタであること。
従って、この(ロ)に記載の発明によれば、移動部材と固定部材のいずれか一方の部材に設けられたホトインタラプタが、被検出部との相対離間距離に応じた検出信号を出力することにより、前記効果を奏する。
【0077】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、移動部材の変位量と検出手段の検出信号との関係において、リニア領域を挟んでリニア領域における検出信号の出力レベルを含まない一定の出力レベル領域が存在する。従って、シフトレバーとの位置合わせを行う際には、一定出力値を回避した上で、リニア領域内の所定の検出信号値となるように移動部材を変位させるだけで良い。その結果、シフトレバーの位置を簡単且つ正確に検出でき、シフトレバーとの位置合わせを容易に且つ精度良く行うことができる。
【0078】
請求項2に記載の発明によれば、ロータの回転角度と検出信号との関係において、検出信号がリニアに変化するロータの回転角度範囲を設けたことにより、その範囲において、請求項1に記載の発明の効果を奏する。
【0079】
請求項3に記載の発明によれば、ロータが回転すると、検出手段はロータに設けられた被検出部までの相対離間距離に応じた検出信号を出力することにより、請求項2に記載の発明の効果を奏する。
【0080】
請求項4に記載の発明によれば、磁気抵抗素子が、検出手段と被検出部との相対離間距離に応じた磁気抵抗の変化による検出信号を出力することにより、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明の効果を奏する。
【0081】
請求項5に記載の発明によれば、ホール素子が、ホール素子とマグネットとの相対離間距離に応じた磁界の強度変化による検出信号を出力することにより、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の発明の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の位置検出スイッチを示す正面図。
【図2】 図1におけるA−A断面図。
【図3】 ロータと磁気検知部との位置関係を示す正面図。
【図4】 ロータの回転角度と検出電圧との関係を示す特性図。
【図5】 第2実施形態の位置検出スイッチを示す正面図。
【図6】 図5におけるB−B断面図。
【図7】 ロータと磁気検知部との位置関係を示す正面図。
【図8】 位置検出スイッチの別例におけるロータと磁気検知部との位置関係を示す正面図。
【図9】 シフトレバーとロータとの関係を示す斜視図。
【図10】 ロータの別例を示す正面図。
【符号の説明】
1…無接触式位置検出装置としての位置検出スイッチ、
2…固定部材としてのケース、3…移動部材としてのロータ、
15…被検出部としてのP位置被検出部、
16…被検出部及び第1の被検出領域としてのR位置被検出部、
17…被検出部及び第3の被検出領域としてのN位置被検出部、
18…被検出部及び第2の被検出領域としてのD位置被検出部、
21…検出手段としての磁気検知部、
22…磁気抵抗素子、23…バイアスマグネット、
53…移動部材としてのロータ、55…被検出部としてのP位置被検出部、
56…被検出部及び第1の被検出領域としてのR位置被検出部、
57…被検出部及び第3の被検出領域としてのN位置被検出部、
58…被検出部及び第2の被検出領域としてのD位置被検出部、
61…シフトレバー、71…ホール素子、73…移動部材としてのロータ、
75…被検出部としてのP位置被検出部、
76…被検出部及び第1の被検出領域としてのR位置被検出部、
77…被検出部及び第3の被検出領域としてのN位置被検出部、
78…被検出部及び第2の被検出領域としてのD位置被検出部、
O…軸心。
Claims (5)
- 少なくともN(ニュートラル)位置を含むシフトレバーの位置に応じて変位する移動部材と、同移動部材に相対して固定部材とが設けられ、
前記移動部材と固定部材のいずれか一方の部材には、被検出部が形成され、
他方の部材には、前記被検出部に相対可能に配置され、且つ、被検出部との相対離間距離に応じた検出信号を出力する検出手段が設けられ、
前記被検出部は、
前記両部材の相対位置に応じて、前記検出手段の検出信号が、互いに異なる一定の出力レベルとなる第1及び第2の被検出領域と、両被検出領域の間に設けられ、前記検出手段の検出信号が、前記第1及び第2の被検出領域の出力レベルを含まない範囲でリニアに出力変化する第3の被検出領域とを含み、
前記第3の被検出領域は、前記N位置に対応するN位置被検出部であって、前記シフトレバーとの位置合わせを行うための領域である無接触式位置検出装置。 - 前記移動部材は、所定の軸心を中心に回動するロータである請求項1に記載の無接触式位置検出装置。
- 前記被検出部は、ロータに設けられた請求項2に記載の無接触式位置検出装置。
- 前記検出手段は、バイアスマグネットを備えた磁気抵抗素子である請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の無接触式位置検出装置。
- 前記検出手段は、ホール素子であり、被検出部は、マグネットにて構成されている請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の無接触式位置検出装置。
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