JP4199177B2 - 周波数選択回路および復調回路 - Google Patents

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Description

本発明は、負性抵抗回路を備えた周波数選択回路および復調回路に関する。
近年、携帯電話をはじめとする移動体通信機の市場が拡大するとともに、そのサービスは高機能化している。また、ワイヤレスでコンピュータ間のデータを高速に転送する無線LANシステムが今後急速に普及することが予想されている。この種の通信システムでは、デジタル信号をGHz帯の高い搬送波を利用して変調するのが一般的である。
高周波通信システムに用いられるデジタル変調方式としては、振幅シフトキーイング(ASK)、位相シフトキーイング(PSK)、周波数シフトキーイング(FSK)などがあげられるが、なかでも搬送波の位相により変調するPSK方式が一般的に多く用いられている。
最も基本的な2−PSK(BPSK: Binary Phase Shift Keying)方式の場合、搬送波が、デジタル情報の“0”あるいは“1”に対応して、位相が0あるいはπとなるように変調される。
このように、位相変調された信号を復調するための受信機のアーキテクチャとしては、主にヘテロダイン方式と、ダイレクトコンバージョン方式の二種類の方式が用いられている。いずれのアーキテクチャにおいても、高周波帯においては、ある特定の周波数帯域を通すことができる帯域選択フィルタ(バンドパスフィルタ)が用いられている(特許文献1参照)。
ここで、帯域とは、ある通信規格で利用者に割り当てられた周波数帯域を指す。その帯域中には、一人当たりの利用者に割り当てられた複数のより狭いチャネル帯域が存在する。特定の帯域選択をした後、ダウンコンバージョンミキサによって、中間周波帯あるいはベースバンドに周波数変換された後、チャネル選択フィルタを通した後にA/D変換してデジタル信号処理を施すか、あるいはA/D変換した後にデジタルフィルタを通すことにより、一人あたりの利用者に割り当てられたチャネル帯域に含まれるデジタル信号のみを取り出すのが一般的である。
特開平11-312925号公報
このような二段階に分けて周波数を取り出す従来の受信方式では、帯域選択フィルタ、チャネル選択フィルタおよびダウンコンバージョンミキサなどの高周波のアナログ信号を処理するための回路や、アナログ信号をデジタル信号に変換するための高精度のA/D変換器などが必要であり、回路構成(アーキテクチャ)が複雑となっていた。このように、複雑な回路構成が必要な理由は、搬送波として用いられるGHz帯の高い周波数において、狭いチャネル帯域のみを選択的に取りだして、直接デジタル信号に復調できるような回路を実現できなかったためである。
本発明は、簡易な回路構成で信号選択性に優れた周波数選択回路および復調回路を提供するものである。
本発明の一態様によれば、所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号を、前記搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路の出力振幅が所定の基準振幅を超えたか否かで2値の復調信号を生成する比較器と、を備え、前記サンプリング回路は、共振器と、前記共振器に接続される負性抵抗回路と、前記共振器が所定の周波数で共振するように前記負性抵抗回路の負性抵抗値を制御する制御回路と、を有する。
また、本発明の一態様によれば、所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号が入力される共振器と、前記共振器に接続される負性抵抗回路と、前記共振器において発生する損失を補うように、前記負性抵抗回路の負性抵抗値を制御する制御回路と、前記負性抵抗回路の出力信号を、前記搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路と、前記サンプリング回路の出力信号に対して時間微分を行う微分回路と、前記微分回路の出力信号に含まれる所定周波数成分を抽出する濾過回路と、を備える。
本発明によれば、簡易な回路構成で信号選択性に優れた周波数選択回路および復調回路を実現できる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る復調回路の概略構成を示すブロック図である。図1の復調回路は、例えば2値直交位相シフトキーイング(BPSK:Binary Phase Shift Keying)により変調されたデジタルデータを復調するために用いられる。
図1の復調回路は、所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号を搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路1と、サンプリング回路1の出力振幅が所定の基準振幅を超えたか否かで2値の復調信号を生成する比較器2と、を備えている。
図2は図1の復調回路の具体的構成の一例を示す回路図である。サンプリング回路1は、互いに接続された共振器3および負性抵抗回路4と、負性抵抗回路4の負性抵抗値を制御する制御回路5と、複数のスイッチSW1〜SW5と、差動増幅器6と、キャパシタC1とを有する。
共振器3は、インダクタとキャパシタからなるLC共振器でもよいし、薄膜圧電共振器FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)や表面弾性波(SAW)共振器などの圧電共振を用いた共振器でもよい。以下では、LC並列共振器3を用いる例を説明する。比較器2は量子化器が用いられる。量子化器は、入力信号の振幅が正か負かにより「1」または「0」を出力する。
負性抵抗回路4は、ゲート接地増幅器7と、このゲート接地増幅器7の後段に接続されるソースフォロワ回路8と、このソースフォロワ回路8の出力をゲート接地増幅器7に帰還するキャパシタC2とを有する。ゲート接地増幅器7は、電源電圧VDDと接地電圧間に縦続接続されるCMOSトランジスタQ1,Q2および電流源9とを有する。トランジスタQ1のゲート端子には電源電圧VDDが印加され、トランジスタQ2のゲートにはバイアス電圧Vbが印加されている。ソースフォロワ回路8はトランジスタQ1,Q2の接続経路に接続されている。共振器3と負性抵抗回路4の間にはキャパシタC3が接続されている。
ソースフォロワ回路8は、電源電圧VDDと接地電圧との間に縦続接続されるCMOSトランジスタQ3と電流源10とを有する。キャパシタC2はトランジスタQ2,Q3のソース間に接続されている。
スイッチSW1は、高周波信号の入力端子Vinと共振器3の入力端子との間に接続されている。スイッチSW2は、接地端子と共振器3の入力端子との間に接続されている。スイッチSW3は、接地端子と共振器3の出力端子との間に接続されている。スイッチSW4は、共振器3の出力端子と差動増幅器6の反転入力端子との間に接続されている。差動増幅器6の非反転入力端子は接地されている。差動増幅器6の反転入力端子と出力端子との間には、スイッチSW5とキャパシタC1が並列接続されている。
図2のスイッチSW1,SW3,SW5をオンして、スイッチSW2,SW4をオフし、各スイッチの抵抗を無視できるとすると、共振器3と負性抵抗回路4は、図3のような等価回路で表される。
図3に示すように、共振器3は、並列接続されたキャパシタC4とインダクタL1で表される。このキャパシタC4は、p-n接合、MOSキャパシタあるいはMEMS素子による可変容量素子(可変リアクタンス素子)であるのが望ましい。
負性抵抗回路4は、ゲート接地増幅器7で増幅した信号をソースフォロワ回路8に入力し、ソースフォロワ回路8の出力信号を、キャパシタを介してゲート接地増幅器7に帰還させることにより、負性抵抗を発生させる。共振器3と負性抵抗回路4とは、キャパシタを介して交流的に接続されている。
負性抵抗回路4は、その負性抵抗値を変更可能な機能を持つのが望ましい。例えば、図3の場合、制御回路5は電流源の電流値を制御することができる。これにより、負性抵抗回路4の負性抵抗値が可変制御される。
一般には、負性抵抗回路4の負性抵抗を変化させようとすると、負性抵抗の値と同時に、負性抵抗回路4がもつリアクタンス成分も変化してしまう。このリアクタンス成分の変化により、負性抵抗回路4に接続された共振回路に対して予め設定していた共振周波数も変化してしまう。したがって、制御回路5は、負性抵抗回路4の負性抵抗値と共振回路のリアクタンス値を同時に最適化する機能を持つのが望ましい。これにより、制御回路5は、共振器3において発生する損失を補償し、共振器3のQが高くなるように制御を行う。
次に、負性抵抗回路4を共振器3に接続する効果について説明する。復調回路において特定の周波数を選択するためには、共振器3のQは高いことが望ましい。しかしながら、実際の共振器3においては、キャパシタンス11の誘電損失や、インダクタ12の導体損失および渦電流損失のために、極めて低いQしか得られない。ここでは、例えばLC並列共振器3の共振周波数が2.000GHzであり、Qが100程度しかない場合について考える。
図4(a)はLC並列共振器3に共振周波数と同じ2.000GHzの高周波信号を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間変化の一例を示す図である。図示のように、高周波信号の入力開始直後は、時間の経過とともに振幅は増大する。これは、共振器3に高周波入力信号のエネルギーが蓄積されるためである。しかしながら、ある一定時間(約80 nS)が経過すると振幅は一定値となる。この原因は、高周波信号の入力エネルギーと、共振器3の損失により失われるエネルギーがちょうど釣り合うためである。
一方、図4(b)はLC並列共振器3に共振周波数2.000GHzよりも5MHz高い周波数(2.005GHz)の高周波を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間的変化の一例を示す図である。ここでは、2.000GHzのチャネル信号に対して、2.005GHzの隣接チャネルの信号を想定している。
この場合、高周波信号の入力開始直後は、時間の経過とともに振幅は増大するが、ある一定時間(約80nS)が経過すると振幅は一定値となる。図中矢印で示した200nS経過後で比較すると、共振器3を用いているにも関わらず、所望のチャネル信号(2.000GHz)に対して、隣接チャネルの信号(2.005GHz)の信号は、わずかに2dB程度しか減衰していない。これは、チャネル周波数選択性としては、極めて不十分である。
一方、図4(c)は、図3に示すようにLC並列共振器3に負性抵抗回路4を接続し、共振周波数と同じ2.000GHzの高周波信号を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間変化の一例を示す図である。図示のように、高周波信号の入力開始直後から時間の経過とともに一定の割合で振幅は増大し続ける。これは、共振器3の損失のために失われる高周波入力信号のエネルギーとちょうど同じエネルギーが、負性抵抗回路4により補われるためである。このため実効的に極めてQの高い共振器3を用いた場合と等価な結果が得られることがわかる。
一方、図4(d)は、LC並列共振器3に負性抵抗回路4を接続し、共振周波数2.000GHzよりも5MHz高い周波数(2.005GHz)の高周波を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間的変化の一例を示す図である。ここでは、2.005GHzという周波数は、2.000GHzのチャネル信号に対して、5MHz離れた隣接チャネルの信号を想定している。
この場合、高周波信号の入力開始直後は、時間の経過とともに振幅は増大するが、ある一定時間(約100 nS)が経過すると一転して振幅は減衰し始め、200nS経過時点では、また振幅がほぼゼロの状態に戻っている。これは、共振器3の共振周波数(2.000GHz)と、励振周波数(2.005GHz)のわずかな周波数差(5MHz)により、信号波形にうなり(ビート)が生じたためである。
図中矢印で示した200nS経過後の時点で比較すると、LC並列共振器3と負性抵抗回路4を用いた場合、所望のチャネル信号(2.000GHz)に対して、隣接チャネルの信号(2.005GHz)の信号は、約40dB減衰している。これは、チャネル周波数の選択性として十分である。
図5は、Q=100のLC並列共振器3のみを用いた場合と、LC並列共振器3に負性抵抗回路4を接続した場合について、高周波信号の入力を開始してから200nS経過時点における周波数選択比をプロットした図である。周波数選択比としては、2.000GHzの信号を入力した場合の振幅を基準として、これに対して、5MHzごとに異なる周波数で励振した場合の200nS経過後の振幅の比率から求めた。
図5から、LC並列共振器3のみの場合、隣接チャネルの選択比は、たかだか2−3dB程度しか得られないのに対し、LC並列共振器3に負性抵抗回路4を接続した場合には、40dB以上の周波数選択比が得られることがわかる。
以上に述べたように、図2の復調回路は、Qの低いLC並列共振器3を用いているにも関わらず、負性抵抗回路4を接続することにより、実効的に極めて高いQをもつ共振器3を用いた場合と等価な周波数選択性が得られる。図2に示したスイッチSW1〜SW5を適当なタイミングでオン/オフすることにより、位相変調された高周波信号から、所望のチャネルのデジタル信号を取り出すことができる。ここで適当なタイミングとは、共振器3の共振周波数と隣接チャネル周波数の周波数差に起因するうなり(ビート)により、最大の選択比が得られるタイミングである。
このように、第1の実施形態では、共振器3に負性抵抗回路4を接続することにより、極めてQの高い周波数選択性能を得ることができ、高周波信号に含まれる所望の周波数成分だけを高精度に抽出して復調処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、2値直交位相シフトキーイングだけでなく、4値直交位相シフトキーイング(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)により変調されたデジタルデータを復調するためにも用いることができるものである。
第1の実施形態では、入力する信号に含まれる所望チャネルの周波数と隣接チャネルの周波数の差(例えば5MHz)に対して、最も高い選択性が得られる極めて狭いタイミング(例えば200nS)で読み出す必要があった。入力信号に対して時間的に厳密な同期が必要であるという意味で、第1の実施形態はある種のコヒーレントな受信方式であるということができる。これに対して、以下に説明する第2の実施形態は、連続的に入力信号を処理することが可能な、非コヒーレントな受信方式である。以下その構成と動作について詳細に説明する。
図6は本発明の第2の実施形態に係る復調装置の概略構成を示すブロック図である。図6の復調装置は、所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号が入力される共振器3と、共振器3に接続される負性抵抗回路4と、共振器3が所定の周波数で共振するように負性抵抗回路4の負性抵抗値を制御する制御回路5と、負性抵抗回路4の出力信号を搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路1aと、サンプリング回路1aの出力信号に対して時間微分を行う微分回路21と、微分回路21の出力信号に含まれる低周波数成分のみを通過させるローパスフィルタ22と、を備えている。
共振器3は、インダクタとキャパシタから構成されるLC共振器でもよく、薄膜圧電共振器FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)や、あるいは表面弾性波(SAW)共振器3などの圧電共振を用いた共振器3でもよい。本実施形態では、共振器3としてLC並列共振器3を用いた場合を例にとって説明する。
図7は図6の共振器3(LC並列共振器3)、負性抵抗回路4および制御回路5の詳細構成の一例を示す回路図である。図7では、図3と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。図7の回路は、ソースフォロワ回路8の出力(トランジスタと電流源の接続経路)に出力端子Vnを有する点で図3の回路と異なっている。
制御回路5は、負性抵抗回路4内の電流源を流れる電流値を制御し、これにより、負性抵抗回路4の負性抵抗値を制御する。また、制御回路5は、LC並列共振器3内の可変容量素子の容量値を制御することにより、共振周波数の調整を行う。
図8(a)はLC並列共振器3に共振周波数と同じ2.000GHzの高周波信号を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間変化の一例を示す図である。図示のように、高周波信号の入力開始直後から時間の経過とともに一定の割合で振幅は増大し続ける。これは、共振器3の損失のために失われる高周波入力信号のエネルギーとちょうど同じエネルギーが、負性抵抗回路4により補われるためである。このため実効的に極めてQの高い共振器3を用いた場合と等価な結果が得られている。
一方、図8(b)は共振周波数2.000GHzよりも5MHz低い周波数(1.995GHz)の高周波信号を入力した場合、図8(c)は5MHz高い周波数(2.005GHz)の高周波信号を入力した場合のLC並列共振器3の両端電圧の時間的変化をそれぞれ示す図である。
図8(b)および図8(c)に示すように、高周波信号の入力開始直後は、時間の経過とともに振幅は増大するが、ある一定時間(約100nS)が経過すると一転して振幅は減衰し始め、200nS経過時点では、また振幅がほぼゼロの状態に戻っている。これは、共振器3の共振周波数(2.000GHz)と、励振周波数(1.995GHzあるいは2.005GHz)のわずかな周波数差(5MHz)により、信号波形にうなり(ビート)が生じたためである。
図6のサンプリング回路1aには、図8(a)〜図8(c)で表されるような信号が入力される。図9はサンプリング回路1aの具体的構成の一例を示す回路図である。図9のサンプリング回路1aは、I信号成分をサンプリングする第1サンプリング部23と、Q信号成分をサンプリングする第2サンプリング部24と、制御部25とを有する。第1サンプリング部23と第2サンプリング部24はいずれもスイッチトキャパシタで構成されている。
これらスイッチトキャパシタは同様に構成されており、キャパシタC5と、差動増幅器26と、この差動増幅器26の出力端子および反転入力端子の間に接続されるキャパシタC6と、入力端子とキャパシタC5の一端との間に接続されるスイッチSW11と、キャパシタC5の一端と接地端子との間に接続されるスイッチSW12と、キャパシタC5の他端と接地端子との間に接続されるスイッチSW13と、キャパシタC5の他端と差動増幅器26の反転入力端子との間に接続されるスイッチSW14とを有する。以下では、第1サンプリング部23をI系統、第2サンプリング部24をQ系統とも呼ぶ。
次に、図9のサンプリング回路1aの動作を説明する。まず、制御回路5からの制御信号によって両スイッチトキャパシタのスイッチSW11をオンし、スイッチSW12をオフして、両スイッチトキャパシタをサンプリングモードにする。
図10は図7の共振器3に入力される信号波形と負性抵抗回路4から出力される信号波形とを示す図である。より具体的には、共振器3の並列共振周波数と同じ周波数(例えば2.000GHz)で、位相が互いにπ/2ずつ異なる4種類の信号を図7の共振器3に入力した場合の負性抵抗回路4の出力波形を示している。
入力信号の周波数が、共振器3の共振周波数に一致しているため、入力信号によって共振器3が励振され、時間の経過とともに次第に振幅が増大するが、その位相は、入力電圧の波形と同様、やはりそれぞれπ/2ずつ異なる。
ある時刻(例えば10nS)で、制御回路5からの制御信号によって、スイッチSW13をオフする。このとき、第1サンプリング部23(I系統)と第2サンプリング部24(Q系統)では、スイッチSW13をオフするタイミングを搬送波(この場合2.000GHz)の位相にしてπ/2に相当する時間(この場合0.125nS)だけずらす。例えば、図9にToff=Iで示したタイミングでI系統のスイッチSW13をオフし、Toff=Qで示したタイミングでQ系統のスイッチSW13をオフする。これにより、キャパシタ41と接地電位との間の接続は切り離される。
切り離された瞬間にキャパシタC5に蓄えられていた電荷は、逃げる場所を失い、ホールドされる。これにより、一定電荷量がキャパシタC5に保持される。図10に示すように、入力信号の位相に対応して、キャパシタC5に凍結される電荷量の値が異なる。
図10のToff−Iで示したタイミングでスイッチSW13をオフした場合、I系統のキャパシタC5には、位相0の入力信号に対しては正の電荷、位相πの入力信号に対しては負の電荷が残り、位相π/2と位相3π/2については電荷が残らない。一方、Toff−Qで示したタイミングでスイッチSW13をオフした場合、Q系統のキャパシタC5には、位相π/2の入力信号に対しては正の電荷、位相3π/2の入力信号に対しては負の電荷が残り、位相0と位相πについては電荷が残らない。
その後、制御回路5からの制御信号によって、スイッチSW11とスイッチSW14をオフにする。すると、キャパシタC5の両端がともに、特定の電位から切り離され、絶対電位は決まらないまま、フローティング状態で電荷のみ(電位差のみ)が残る。
さらに、制御回路5からの制御信号によって、スイッチSW12とスイッチSW14をオンにする。すると、I,Q系統の両方において、サンプリング回路1aは読み出しモードとなる。読み出しモードでは、キャパシタC5の左側の電極は、強制的に接地電位に落とされる。キャパシタC5の右側電位も、差動増幅器26のフィードバックが正常に働いている限り、バーチャルグラウンド状態となり、接地電位に等しくなる。すなわち、キャパシタC5の両端の電位差は実質ゼロとなり、キャパシタC5には電荷が蓄えられていない状態となる。
一方、キャパシタC5の右側電極に蓄えられていた電荷は他に逃げ場所がないため、キャパシタC6に移動する。演算増幅器の出力には、キャパシタC6に蓄えられた電荷に比例した電圧が出力される。
サンプリング回路1aは、上述した方法により、共振器3および負性抵抗回路4を通した高周波信号を、一定時間の間隔で、その振幅および位相に関する情報を離散的に検出することができる。すなわち、I系統とQ系統でサンプリングされた電圧の値をそれぞれVI、VQとおくと、振幅Aと位相φはそれぞれ(1)式および(2)式で求めることができる。
Figure 0004199177
図11は、1.995GHz、2.000GHz、2.005GHzの高周波信号を共振器3に入力し、負性抵抗回路4を経た信号を、サンプリング回路1aを用いて、10nSごとの時間間隔でサンプリングして得られた振幅Aと位相φの時間的変化を示す図である。なおサンプリングの周期は、注目する信号の搬送波の周期(この場合0.5nS)の整数倍に設定すればよく、必ずしも10nSである必要はない。
共振器3の並列共振周波数と等しい2.000GHzの信号を入力した場合、その振幅Aは、図8(a)に示したように、時間の経過とともに単調に増大する。これを反映して離散的にサンプリングされた振幅Aもまた、図11に示すように、時間とともに単調に増大する。
位相φについては、サンプリングする時間によらずほぼ一定の値となっている。サンプリングにより求めた位相は、入力信号の位相情報を保持している。すなわち共振器3の共振周波数と入力信号の周波数が一致する場合、サンプリングされた信号の位相φは、入力信号の搬送波の位相と一致させることができる。
これに対し、共振周波数2.000GHzよりも5MHz低い周波数(1.995GHz)、あるいは5MHz高い周波数(2.005GHz)の高周波を入力した場合、LC並列共振器3の両端電圧振幅の時間的変化は、図8(b)と図8(c)に示したように、高周波信号の入力開始直後は、時間の経過とともに増大するが、ある一定時間(約100nS)が経過すると一転して減衰し始め、200nS経過時点では、また振幅がほぼゼロの状態に戻っている。これを反映して離散的にサンプリングされた信号の振幅Aもまた、図11に示すように、時間とともに一度増大した後に、減少する。
一方、離散的にサンプリングされた信号の位相φに関する時間的変化をみると、1.995GHzで励振した場合には、0から出発して、時間の経過とともに一定の速度で位相の遅れが生じる。これに対して、2.005GHzで励振した場合には、逆に時間の経過とともに一定の速度で位相の進みが生じる。そして、時間が200nSになると、πあるいは−πから一転して0に戻り、また最初から一定の速度で、位相が遅れ、あるいは進み始める。
図12は、1.995GHz、2.000GHz、2.005GHzの信号を離散的にサンプリングして得られる電圧信号に対し、I系統のサンプリングで得られる出力電圧VIをX軸に、Q系統のサンプリングで得られる出力電圧VQをY軸にプロットしたものである。この図は、サンプリングデータの、複素平面上での時間的変化を示す軌跡である。
共振器3の共振周波数と同じ2.000GHzの信号を入力した場合、複素平面上では、実数軸(X軸)の上を正の方向に一定の速度で増大しており、位相φがゼロのまま、振幅のみが一定の速度で増大していることを表している。入力信号の搬送波の位相がゼロであった場合には、このような結果が得られるが、入力信号の位相が、π/2、π、3π/2であった場合には、それぞれ虚数軸上を正方向に、実数軸上を負方向に、虚数軸上を負方向に、やはり位相を一定に保った状態で、一定速度で振幅の大きさのみが増大する。
共振器3の共振周波数と同じ2.000GHzの信号を入力した場合、離散的にサンプリングされた信号の複素平面上での時間的変化の様子は、以下の(3)式の関数で表すことができる。
Figure 0004199177
Aおよびφは、サンプリングされた離散的電圧信号の振幅、および位相を表している。QPSK信号を例に取れば、φ=0、π/2、π、3π/2に相当する。もともとφは入力信号の搬送波の位相であったものが、サンプリングされた後の複素信号においても、そのまま同じ位相情報を保持している。一方振幅は、時間tに比例して増大する。
次に、共振周波数よりも5MHz低い1.995GHzの信号を入力した場合、図12に示した複素平面上では、原点から出発して実数軸(X軸)の上を正方向に進み始めるが、すぐに虚数軸の負方向へとずれ始めて、円を描き、200nS経過後には、また原点に戻ってくる。
逆に、共振周波数よりも5MHz高い2.005GHzの信号を入力した場合、図12に示した複素平面上では、原点から出発して実数軸(X軸)の上を正方向に進み始めるが、すぐに虚数軸の正方向へとずれ始めて、円を描き、200nS経過後には、やはりまた原点に戻ってくる。
共振器3の共振周波数よりも低い周波数、あるいは高い周波数をもつ信号を入力した場合、離散的にサンプリングされた信号の複素平面上での時間的変化の様子は、共振器3の共振周波数と入力信号の角周波数の差をΔωとすると、それぞれ次の関数で表すことができる。
Figure 0004199177
それぞれ、時間ゼロにおいて原点から出発し、時計回り、あるいは反時計回りの円を描き、Δωt=2nπ(n=1,2,3...)になった時点で、再び原点に戻ってくるような関数である。すなわち、振幅、位相ともに時間tとともに変化する周期的な関数である。
本発明の第2の実施形態では、サンプリング回路1aによりサンプリングされた離散的な複素信号に対し、微分回路21により、時間的な微分をほどこす。このような微分操作は、離散データを取り扱うため、デジタル・シグナル・プロセッサなどを用いて、デジタル的に処理することが好ましい。微分回路21を設ける理由は、前段の共振器3により信号が積分されてしまうためである。
共振器3の共振周波数と同じ2.000GHz、共振周波数よりも低い1.995GHz、共振周波数よりも高い2.005GHzの信号を入力した場合、サンプリングされたデータの時間部分を求めるため、(3)〜(5)式をそれぞれ時間で微分する。これにより、以下の(6)〜(8)式が得られる。
Figure 0004199177
共振器3の共振周波数と同じ2.000GHzの信号を入力した場合、サンプリングデータに時間微分を施した結果は、(6)式で表されるように、搬送波の振幅情報Aと位相情報φが残されており、しかも振幅A、位相φともに時間に依存しない一定値となる。
一方、共振周波数よりも低い1.995GHz、あるいは共振周波数よりも高い2.005GHzの信号を入力した場合、(7)式、(8)式で表されるように、微分回路21の出力は角周波数Δωあるいは−Δωで振動する。この場合の出力は、(4)式あるいは(5)式において見られたような振幅、位相ともに時間に依存する関数ではなくなり、振幅は一定、位相のみが時間とともに変化する正弦波的な複素関数に変換される。
図13は以上の結果をまとめた周波数スペクトラム図である。縦軸は、振幅の絶対値を示している。共振器3の共振周波数と同じ周波数をもつ信号(2.000GHz)を入力した場合、(6)式から明らかなように、サンプリングした後に時間微分を施した結果、周波数スペクトラム上では、周波数ゼロの直流成分(位相成分を含む複素数)に変換される。一方、共振周波数と異なる周波数(1.995GHzあるいは2.005GHz)を入力した場合、(7)式と(8)式から明らかなように、周波数スペクトラム上では、共振周波数と入力信号の周波数差(5MHz)に相当する角周波数成分Δωあるいは−Δωをもつ信号に変換される。
詳細な説明は省略するが、同様にして、2倍の周波数差(10MHz)をもつ1.990GHzあるいは2.010GHzの入力信号に対しては、角周波数成分2Δωあるいは−2Δωもつ信号に変換される。
したがって、このような複数の成分を含む信号を、図13に示すような通過帯域をもつローパスフィルタ22に通すことによって、所望のチャネル成分のみを選択的に取り出し、他の隣接チャネルの信号を全て除去することができる。サンプリングされたデータは、時間に対して離散的であり、さらにそれを時間微分した結果も時間に対して離散的であるため、このローパスフィルタ22についても、デジタルシグナルプロセッサなどを用いて、デジタル的に取り扱うことが好ましい。
このように、第2の実施形態によれば、共振器3と負性抵抗回路4を用いて所望の周波数成分のみを選択した後、サンプリング回路1aでI信号成分とQ信号成分に分離してサンプリング動作を行い、その後に微分回路21とローパスフィルタ22を通すことにより、所望の周波数成分のみを精度よく復調することができる。
また、図6の各部のうち、共振器3と負性抵抗回路4以外はデジタル信号処理が可能なため、ノイズ等の影響を受けにくく、またチップ化も容易に実現でき、小型化および低価格化が可能となる。
本発明の一実施形態に係る復調回路の概略構成を示すブロック図。 図1の復調回路の具体的構成の一例を示す回路図。 図2の共振回路と負性抵抗回路の等価回路図。 (a)は2.000GHzの高周波信号入力時のLC並列共振器の両端電圧の時間変化を示す図、(b)は2.005GHzの高周波信号入力時のLC並列共振器の両端電圧の時間的変化を示す図、(c)はLC並列共振器に負性抵抗回路を接続し、2.000GHzの高周波信号入力時のLC並列共振器の両端電圧の時間変化を示す図、(d)は2.005GHzの高周波信号入力時のLC並列共振器の両端電圧の時間的変化を示す図。 高周波信号の入力を開始してから200nS経過時点における周波数選択比をプロットした図。 第2の実施形態に係る復調装置の概略構成を示すブロック図。 図6の共振器、負性抵抗回路および制御回路の詳細構成の一例を示す回路図。 (a)〜(c)は2.000GHz、1.995GHz、2.005GHzの高周波信号入力時のLC並列共振器の両端電圧の時間変化を示す図。 サンプリング回路の具体的構成の一例を示す回路図。 図7の共振器に入力される信号波形と負性抵抗回路から出力される信号波形とを示す図。 1.995GHz、2.000GHz、2.005GHzを共振器3に入力し、10nSごとの時間間隔でサンプリングして得られた振幅Aと位相φの時間的変化を示す図。 1.995GHz、2.000GHz、2.005GHzを離散的にサンプリングして得られる電圧信号に対し、I系統のサンプリングで得られる出力電圧VIをX軸に、Q系統のサンプリングで得られる出力電圧VQをY軸にプロットした図。 周波数スペクトラム図。
符号の説明
1 サンプリング回路
2 比較器
3 共振器
4 負性抵抗回路
5 制御回路
6 差動増幅器
21 微分回路
22 ローパスフィルタ

Claims (7)

  1. 所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号を、前記搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路と、
    前記サンプリング回路の出力振幅が所定の基準振幅を超えたか否かで2値の復調信号を生成する比較器と、を備え、
    前記サンプリング回路は、
    共振器と、
    前記共振器に接続される負性抵抗回路と、
    前記共振器において発生する損失を補うように、前記負性抵抗回路の負性抵抗値を制御する制御回路と、を有することを特徴とする復調回路。
  2. 前記共振器は、共振周波数が前記搬送波信号の周波数に等しくなるようにリアクタンス値が設定されることを特徴とする請求項に記載の復調回路。
  3. 所定周波数の搬送波信号で変調された信号を含む高周波信号が入力される共振器と、
    前記共振器に接続される負性抵抗回路と、
    前記共振器において発生する損失を補うように、前記負性抵抗回路の負性抵抗値を制御する制御回路と、
    前記負性抵抗回路の出力信号を、前記搬送波信号の周波数の整数倍の周波数でサンプリングするサンプリング回路と、
    前記サンプリング回路の出力信号に対して時間微分を行う微分回路と、
    前記微分回路の出力信号に含まれる所定周波数成分を抽出する濾過回路と、を備えることを特徴とする復調器。
  4. 前記サンプリング回路は、互いに並列接続され互いに異なるタイミングでサンプリングを行う第1および第2のサンプリング部を有することを特徴とする請求項に記載の復調回路。
  5. 前記第1および第2のサンプリング部は、前記搬送波信号に対して互いに90度位相の異なるタイミングでサンプリングを行い、
    前記第1および第2のサンプリング部のうち一方はI信号成分をサンプリングし、他方はQ信号成分をサンプリングすることを特徴とする請求項に記載の復調回路。
  6. 前記共振器は、可変リアクタンス素子を有し、
    前記制御回路は、前記共振器が所定の周波数で共振するように前記可変リアクタンス素子のリアクタンス値を制御することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の復調回路。
  7. 前記共振器および前記負性抵抗回路はアナログ信号での処理を行い、前記サンプリング回路、前記微分回路および前記濾過回路はデジタル信号での処理を行うことを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載の復調回路。
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