JP4199082B2 - 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法 - Google Patents

酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4199082B2
JP4199082B2 JP2003329469A JP2003329469A JP4199082B2 JP 4199082 B2 JP4199082 B2 JP 4199082B2 JP 2003329469 A JP2003329469 A JP 2003329469A JP 2003329469 A JP2003329469 A JP 2003329469A JP 4199082 B2 JP4199082 B2 JP 4199082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
titanium oxide
oxide film
particles
solution
titanium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003329469A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005097339A (ja
Inventor
希宜 星野
貴史 新子
章 岸本
慎一 小倉
博道 松本
武照 渡部
哲朗 干場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittetsu Mining Co Ltd
Original Assignee
Nittetsu Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Mining Co Ltd filed Critical Nittetsu Mining Co Ltd
Priority to JP2003329469A priority Critical patent/JP4199082B2/ja
Publication of JP2005097339A publication Critical patent/JP2005097339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4199082B2 publication Critical patent/JP4199082B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法に関し、詳細には従来のものよりも低密度であり、しかも白色度、隠蔽性を有し、カラーインキ、プラスチック・紙用カラーフィラー、カラートナー、インクジェットプリンター用インク、トナー、インク、一般塗料、自動車用粉体顔料・塗料、化粧品用顔料等多種の目的に用いられる酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法に関する。
酸化チタンはその優れた隠蔽性や紫外線吸収性により、白色顔料や紫外線吸収材として使用されている。その使用方法としては、酸化チタン粒子そのものを用いる方法や、あるいは、基体粒子上に酸化チタン膜を被覆し、この膜により酸化チタンの持つ隠蔽性や紫外線吸収性を保持させるものである。後者の例としては、酸化チタン被覆層付球状粒子や、酸化チタン被覆粉体などが知られている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
これまでに公開されてきた酸化チタン膜被覆粒子は、どれも基体粒子として無機化合物が使用されている。例えば、特許文献1記載の酸化チタン被覆層付球状粒子では基体粒子として球状シリカ粒子が用いられており、特許文献2記載の酸化チタン被覆粉体では基体粒子に酸化亜鉛粒子が使用されている。そのため、これら酸化チタン膜被覆粒子の密度は大きく、インクやトナーあるいは化粧用液に添加した場合には、沈降するという問題点があった。
特開2003−12324号公報 特開2000−297023号公報
従って、本発明の目的は、上記従来の技術の欠点を克服し、従来の白色顔料である酸化チタン粒子あるいはこれまでにある酸化チタン膜被覆粒子よりも密度が低く、かつ酸化チタンの持つ優れた隠蔽性や紫外線吸収性を保持した酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法を提供することである。
本発明者らは、鋭意研究を進めた結果、下記の構成を採ることにより上記課題を解決するに至った。
すなわち、本発明は下記の通りである。
(1)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂またはウレタン樹脂からなり、かつ、平均粒径が0.01〜100μmで、下記式(1)によるsd値が30以下である微粒子の表面に、0.1〜1000nmの膜厚の酸化チタン被覆膜が成膜されていることを特徴とする酸化チタン膜被覆粉体。
sd値=(D 84 −D 16 )/2 式(1)
〔式中、(D 84 )および(D 16 )は、粒度分布測定において、体積径分布を測定し、累積体積の84%通過径(D 84 )と16%通過径(D 16 )である。〕
(2)アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂またはウレタン樹脂からなり、かつ、平均粒径が0.01〜100μmで、下記式(1)によるsd値が30以下である微粒子の表面に、酸化チタン被覆膜を被覆厚さが、0.1〜1000nmの範囲になるように形成することを特徴とする酸化チタン膜被覆粉体の製造方法
sd値=(D 84 −D 16 )/2 式(1)
〔式中、(D 84 )および(D 16 )は、粒度分布測定において、体積径分布を測定し、累積体積の84%通過径(D 84 )と16%通過径(D 16 )である。〕
(3)前記酸化チタン被覆膜を下記(a)〜(c)のいずれかの方法により形成することを特徴とする前記(2)記載の酸化チタン膜被覆粉体の製造方法
(a)製膜反応液中でチタンアルコキシドを加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
(b)製膜反応液中で無機チタン酸を加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
(c)製膜反応液中でペルオキソチタンを反応させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法。
基体粒子(基材粒子とも称する)としては、密度の低いものを使用することが好ましい。しかし、無機化合物では、その密度が1よりもきわめて大きく、これに酸化チタン膜を被覆した場合には必然的に密度が高くなってしまう。そこで、有機樹脂粒子上に酸化チタン膜を被覆することを検討した結果、該基体粒子表面に被覆された酸化チタン膜の被覆厚さの範囲及び酸化チタン被覆膜の形成方法が重要であることを見出した。
本発明の酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法は、上記のように、無機化合物粒子より密度低く、特定の粒度分布を有する特定種の有機樹脂粒子を用い、その表面に被覆する酸化チタン被覆膜は、酸化チタン膜の被覆厚さが0.1〜1000nmの範囲になるように被覆すること、用いる有機樹脂粒子の平均粒子径、粒度分布を規定することにより、密度が高い酸化チタン膜を被覆したにもかかわらず、有機樹脂粒子とほぼ同じ低い真密度を保持しており、かつ酸化チタンの持つ優れた隠蔽性や紫外線吸収性を保持した酸化チタン膜被覆粉体を製造することが可能となった。
以下に、本発明の酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法について詳細に説明する。
上記のように、本発明の酸化チタン膜被覆粉体は、特定の粒度分布を有する特定種の有機樹脂微粒子を基体粒子とし、該有機樹脂微粒子の表面に酸化チタン被覆膜を有し、前記酸化チタン被覆膜の被覆厚さが0.1〜1000nmの範囲であることが特徴である。
〔基体粒子(有機樹脂微粒子)〕
本発明の密度の低い酸化チタン膜被覆粉体の基体粒子である有機樹脂微粒子にはアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂またはウレタン樹脂を用いる。特に好ましい有機樹脂粒子は、アクリル酸又はメタアクリル酸エステルの重合により得られる球状のアクリル樹脂粒子である。
また、基体粒子である有機樹脂微粒子の平均粒径は、特に制限されるものではないが、0.01〜100μmの範囲にあることが好ましく、5〜50μmの範囲にあることがより好ましい。
なお、ここでの平均粒径とは、粒度分布測定装置(例えば、日機装株式会社製、粒度分布測定装置「マイクロトラックX−100」)にて体積径分布を測定したときの、累積体積50%通過径(D50)を用いた。
さらに、これら基体粒子は、その粒度分布の幅の狭いことが好ましいが、粒度分布の幅がある程度の広がりをもっているものでも差し支えない。
この粒度分布の幅を示す指標として、粒度分布測定装置(例えば、日機装株式会社製、粒度分布測定装置「マイクロトラックX−100」)にて体積径分布を測定し、累積体積の84%通過径(D84)と16%通過径(D16)とから、下記式(1)により標準偏差値sd値を求めた。
sd値=(D84−D16)/2 式(1)
式(1)により求めたsd値が小さいほど粒度分布の幅が狭く、求めた値が大きいほど粒度分布の幅が広いことを示す。
このsd値としては、30以下であれば特に制限されるものではない。sd値が30を超えるものでも酸化チタン膜被覆には特に影響を与えるものではないが、酸化チタン膜被覆後の分散性を保持することが難しくなり、細粒基体粒子が粗粒基体粒子と凝集粒子を形成する確率が高くなる。
基体粒子の形状は、球状、亜球状、等方体、直方体などの多面体、回転楕円体、菱面体、板状体、針状体、さらには粉砕物のような全くの不定形粒子でも使用可能であり、特に限定されるものではない。
〔酸化チタン被覆膜〕
上記基体粒子上に被覆される酸化チタン膜について説明する。
その厚さは0.1〜1000nmの範囲であるが、好ましくは1〜100nmの範囲である。
酸化チタン被覆膜の厚さが0.1nm未満である場合には、酸化チタンが持つ隠蔽性効果が無く、酸化チタン膜を被覆しないもの以上の隠蔽性を認めることが出来ない。また、酸化チタン膜の厚さが1000nmを超えると隠蔽性や紫外線吸収能は十分に発揮されるが、酵化チタン膜の占める割合が高くなるために、本発明の目的としている密度の低い酸化チタン膜被覆粉体とは呼べなくなってしまう。
次に、酸化チタン膜を被覆する方法について述べる。
酸化チタン膜を被覆する方法としては、特に限定されないが、下記の(a)〜(c)のいずれかの方法により形成することができる。
(a)製膜反応液中でチタンアルコキシドを加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
(b)製膜反応液中で無機チタン酸を加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
(c)製膜反応液中でペルオキソチタンを反応させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法。
(a)のチタンアルコキシド溶液としては、一般式Ti(OR)4で表されるものであれば特に問題はないが、Rがメチル基(CH3)、エチル基(C25)、プロピル基(C37)、あるいはブチル基(C49)のものが−般的である。
チタンアルコキシド溶液を用いた酸化チタン膜の被覆工程は以下の通りである。
1)所定量の基体粒子をエタノール(試薬一級)400ミリリットル中に懸濁し、これを700〜900rpmにて攪拌する。この中に所定量のチタンアルコキシド溶液を添加する。
2)次に、添加したチタンアルコキシド溶液と同重量のアルカリ水(アンモニア水(試薬一級)でpH9に調整したイオン交換水)をエタノール60ミリリットルに良く混合したものを、約1ミリリットル/分の滴下速度で基体粒子懸濁エタノール溶液中に滴下する。
3)滴下終了後、60〜180分間攪拌を続け、添加したチタンアルコキシド溶液を十分に反応させる。
4)反応終了後、エタノール100ミリリットルでの置換洗浄を行い、洗浄終了後、基体粒子の融点以下で乾燥させる。
この工程のうち、アルカリ水の滴下速度が約1ミリリットル/分よりも速いとチタンアルコキシド溶液が急激に加水分解され、酸化チタンの遊離微粒子が析出してしまい、酸化チタン膜を被覆することが出来ないことがある。逆にアルカリ水の滴下速度が約1ミリリットル/分より遅くしても、チタンアルコキシド溶液の加水分解速度に影響はなく、反応後の酸化チタン膜の性状に違いは見られなかった。以上のことから、アルカリ水の滴下速度は約1ミリリットル/分が適当である。
滴下終了後の反応時間は、60分よりも短いと添加したチタンアルコキシド溶液が十分に加水分解されないことがあり、180分よりも長くしても添加したチタンアルコキシド溶液は十分に加水分解されており、いたずらに工程を長くするのみであった。以上のことから、熟成時間は60〜180分が適当である。
(b)での無機チタン酸溶液としては、硫酸チタニル溶液や塩化チタン(IV)溶液、あるいは塩化チタン(III)溶液を使用することができる。この無機チタン酸溶液を用いた酸化チタン膜の被覆工程は以下のとおりである。
1)所定量の基体粒子をイオン交換水400ミリリットル中に懸濁し、これを700〜900rpmにて攪拌する。さらに、この懸濁液を40〜60℃に加温する。
2)次に、所定量の無機チタン酸溶液を10〜20重量倍にイオン交換水で希釈した無機チタン酸水溶液を、滴下速度0.5〜1.0ミリリットル/分で基体粒子懸濁液中に滴下する。
3)滴下終了後、60〜180分間攪拌を続け、滴下した無機チタン酸溶液を十分に反応させる。反応終了後、100ミリリットルのイオン交換水で置換洗浄を十分に行い、洗浄終了後、基体粒子の融点以下で乾燥させる。
無機チタン酸溶液の希釈倍率は、10倍以下であると無機チタン酸溶液の滴下率が大きくなり、反応液中の無機チタン酸溶液濃度が急激に高くなるために、無機チタン酸溶液の反応が阻害される。逆に希釈倍率を20倍以上しても、被覆された酸化チタン膜の性状に大きな違いはないばかりか、滴下無機チタン酸水溶液量が多くなってしまい、滴下時間がいたずらに長くなってしまう。以上のことから、無機チタン酸溶液の希釈率としては、10〜20重量倍が適当である。
滴下速度は、1.0ミリリットル/分よりも早くすると反応液中の無機チタン酸溶液濃度が急激に高くなるために、無機チタン酸溶液の反応が阻害されることがある。逆に滴下速度が0.5ミリリットル/分よりも遅くしても、被覆された酸化チタン膜の性状に大きな違いはないばかりか,滴下時間がいたずらに長くなってしまう。以上のことから、無機チタン酸水溶液の滴下速度としては、0.5〜1.0ミリリットル/分が適当である。
滴下終了後の反応時間は、60分よりも短いと滴下した無機チタン酸水溶液が十分に反応しないことがあり、180分より長くしても滴下した無機チタン酸水溶液は十分に加水分解されており、いたずらに工程を長くするのみである。以上のことから、反応時間は60〜180分が適当である。
(C)でのペルオキソチタン溶液のチタン源しては、一般式Ti(OR)4で表されるチタンアルコキシド溶液(Rがメチル基(CH3)、エチル基(C25)、プロピル基(C37)、あるいはブチル基(C49)のものが一般的である)や、あるいは、硫酸チタニル溶液、塩化チタン(IV)溶液、塩化チタン(III)溶液などの無機チタン酸溶液を使用することができる。これらの無機チタン酸溶液等を用いてペルオキソチタン溶液を作成するが、その工程は以下のとおりである。
1)所定量の無機チタン酸溶液に過剰の水酸化ナトリウム水溶液またはアンモニア水といった塩基性物質を添加して、白色の水酸化チタンゲルを沈殿させる。
2)次に所定量の過酸化水素水などの過酸化物を添加して、水酸化チタンゲルを溶解させ、黄色透明の塩基性ペルオキソチタン溶液とする。なお、添加する過酸化物の量としては、過酸化水素水を例とすると、所定量の無機チタン酸溶液中の酸化チタンに対して5〜10倍モル数の過酸化水素を含む量を添加することが望ましい。過酸化水素水の量がこれより少ないと水酸化チタンゲルの溶解が不十分であり、逆に、過酸化水素水の量がこれよりも多いと添加した過酸化水素水の過剰分が分解し、発生する泡により液が発泡してしまい、ペルオキソチタンの水和物の沈殿物を生成してしまうので、望ましくない。
3)過酸化物の添加後、塩基性ペルオキソチタン溶液のpHが9.0〜9.6になるように、必要量のアンモニア水を添加する。
次にペルオキソチタン溶液を用いた酸化チタン膜の被覆工程は以下のとおりである。
4)イオン交換水560ミリリットルにホウ酸9.89グラム、塩化カリウム、11.94グラム、水酸化ナトリウム2.56グラムを溶解し、pH9.10前後の緩衝液を調整する。この緩衝液中に所定量の基材粒子を投入し、超音波分散をかけた後、900rpmにて攪拌する。さらに、この懸濁液を恒温水槽内に設置し、40〜60℃に加温する。
5)懸濁液温度が40〜60℃に達したら、ペルオキソチタン溶液を滴下速度0.5〜1.0ミリリットル/分で基材粒子懸濁液中に滴下する。
6)滴下終了後、60〜180分攪拌を続け、滴下したペルオキソチタン溶液を十分に反応させる。反応終了後、100ミリリットルのイオン交換水で置換洗浄を十分に行い、洗浄終了後、70℃以上、基材粒子の融点温度未満で乾燥させる。
滴下速度は、1.0ミリリットル/分よりも早くすると反応液中のペルオキソチタン溶液濃度が急激に高くなるために、析出したペルオキソチタン水和物が基材粒子上で膜とはならずに、遊離微粒子となってしまう。逆に滴下速度が0.5ミリリットル/分よりも遅くしても、被覆されたペルオキソチタン水和物膜の性状に大きな違いはないばかりか、滴下時間がいたずらに長くなってしまう。よって、ペルオキソチタン溶液の滴下速度としては、0.5〜1.0ミリリットル/分が適当であった。
ペルオキソチタン水和物被膜後の粉体の乾燥であるが、この乾燥を行わないと、ペルオキソチタン水和物が水酸化チタンにならず、被覆粉の色は薄黄色のままである。そして、被覆後の乾燥温度であるが、70℃よりも低いとペルオキソチタン水和物は水酸化チタンにならず薄黄色のままであった。よって、乾燥温度としては70℃以上、基材粒子の融点温度未満であることが望ましい。
以下に本発明を実施例によって更に具体的に説明するが、勿論本発明の範囲は、これらによって限定されるものではない。
〔実施例1〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、綜研化学株式会社製架橋アクリル単分散粒子「MX−1000」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水2.0グラムをエタノール(関東化学社製試薬一級)60ミリリットルに十分に混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
(a)エタノール400ミリリットル(関東化学社製試薬一級)に、基体粒子24.0グラムを懸濁させ、超音波分散を60秒間かける。この溶液を900rpmにて攪拌する。
(b)ここにチタン−テトラ−イソ−プロポキシド溶液(日本曹達社製TPT溶液「A−1」)2.0グラムを添加する。
(c)ここに、(2)で調製したアルカリ水62ミリリットルを1.0ミリリットル/分の滴下速度で、上記基体粒子懸濁アルコール溶液に滴下する。
(d)滴下終了後、60分間攪拌を続け、十分にチタン−テトラ−イソ−プロポキシド溶液を反応させる。
(e)所定時間経過後、エタノール80ミリリットルをさらに添加し、10分間攪拌を続け、反応を終了させる。
(f)攪拌終了後、エタノール100ミリリットルでの置換洗浄を2回行う。
(g)置換洗浄終了後、室温下に放置し、乾燥させる。
(h)乾燥後、得られた酸化チタン膜被覆粉体A1の分光反射率を、日本分光株式会社製,分光光度計V−570にて測定した。測定結果の分光反射率曲線を図2に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A1の真密度を「JIS K−5101 顔料試験方法19、密度」測定方法に準拠し、ゲーリュサック型比重瓶を用いて測定した。
図2から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A1は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、10nmであった。またこの粉体の真密度は表2に示すとおり1.20g/cm3であり、原料粉の真密度1.23g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔実施例2〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、綜研化学株式会社製、架橋アクリル単分散粒子「MX−500」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製、試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水4.4グラムをエタノール(関東化学社製、試薬一級)60ミリリットルに十分に混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
実施例1の(3)酸化チタン膜被覆工程中のTPT溶液添加量を4.4グラムとした以外は同じ操作を行い、酸化チタン膜被覆粉体A2を得た。この粉体の分光反射率曲線を図3に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A2の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図3から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A2は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、12nmであった。またこの粉体の真密度は下記表2に示すとおり1.22g/cm3であり、原料粉の真密度1.23g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔実施例3〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、綜研化学株式会社製、ポリスチレン単分散粒子「SX−500H」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製、試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水5.0グラムをエタノール(関東化学社製、試薬一級)60ミリリットルに十分に混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
実施例1の(3)酸化チタン膜被覆工程中の基体粒子量を8.0グラム、TPT溶液添加量を5.0グラムとした以外は同じ操作を行い、酸化チタン膜被覆粉体A3を得た。この粉体の分光反射率曲線を図4に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A3の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図4から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A3は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、35nmであった。またこの粉体の真密度は表2に示すとおり1.09g/cm3であり、原料粉の真密度1.07g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔実施例4〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、根上工業株式会社製アクリル系樹脂「アートパールG−200」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製、試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水4.0グラムをエタノール(関東化学社製、試薬一級)60ミリリットルに十分に混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
実施例1の(3)酸化チタン膜被覆工程中の基体粒子量を32.0グラム、TPT溶液添加量を4.0グラムとした以外は同じ操作を行い、酸化チタン膜被覆粉体A4を得た。この粉体の分光反射率曲線を図5に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A4の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図5から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A4は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、46nmであった。またこの粉体の真密度は下記表2に示すとおり1.20g/cm3であり、原料粉の真密度1.26g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔実施例5〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、根上工業株式会社製ウレタン系樹脂「アートパールC−200」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製、試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水4.0グラムをエタノール(関東化学社製、試薬一級)60ミリリットルに十分に混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
実施例1の(3)酸化チタン膜被覆工程中の基体粒子量を32.0グラム、TPT溶液添加量を4.0グラムとした以外は同じ操作を行い、酸化チタン膜被覆粉体A5を得た。この粉体の分光反射率曲線を図6に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A5の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図6から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A5は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認ざれた。また、酸化チタン膜の厚さは、43nmであった。またこの粉体の真密度は表2に示すとおり1.16g/cm3であり、原料粉の真密度1.16g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔実施例6〕(塩化チタン(IV)溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、綜研化学株式会社製架橋アクリル単分散粒子「MX−1000」を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を表1に示す。
(2)塩化チタン(IV)水溶液の調製
塩化チタン(IV)溶液(和光純薬社製試薬)2.10グラム(1.40ミリリットル)をイオン交換水26.58グラムと良く混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
(a)イオン交換水350ミリリットルに、基体粒子8.0グラムを懸濁させ、超音波分散を60秒間かける。この溶液を700rpmにて攪拌する。
(b)上記懸濁液を50℃に設定した恒温水槽に浸け、懸濁液水温を50℃にする。
(c)懸濁液水温が50℃に達した後、(2)で調製した塩化チタン(IV)水溶液を滴下速度1.0ミリリットル/分で滴下する。
(d)滴下終了後、さらに60分間攪拌を続け、塩化チタン(IV)水溶液を十分に反応させる。
(e)反応終了後、イオン交換水250ミリリットルでの置換洗浄を十分に行い、反応液中の残渣分を取除く。
(f)置換洗浄終了後、室温下に放置し、乾燥させる。
(g)乾燥後、得られた酸化チタン膜被覆粉体A6の分光反射率を、日本分光株式会社製,分光光度計V−570にて測定した。測定結果の分光反射率曲線を図2に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A6の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図2から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A6は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、30nmであった。またこの粉体の真密度は下記表2に示すとおり1.20g/cm3であり、原料粉の真密度1.23g/cm3とほぼ同じ値であった。
〔比較例1〕(チタンアルコキシド溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基体粒子
基体粒子は、三井金属株式会社製、マグネタイト粒子を使用した。基体粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)アルカリ水の調製
アンモニア水(関東化学社製、試薬一級)を用いてpH9に調整したイオン交換水9.6グラムをエタノール(関東化学社製、試薬一級)60ミリリットルに良く混合させた。
(3)酸化チタン膜被覆工程
実施例1の(3)酸化チタン膜被覆工程中の基体粒子量を16.0グラム、TPT溶液添加量を9.6グラムとした以外は同じ操作を行い、酸化チタン膜被覆粉体A7を得た。この粉体の分光反射率曲線を図7に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A7の真密度を実施例1と同じ方法で測定した。
図7から明らかなように、得られた酸化チタン膜被覆粉体A7は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜が被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、12nmであった。またこの粉体の真密度は下記表2に示すとおり5.09g/cm3であり、原料粉の真密度4.94g/cm3よりも僅かながら大きい値を示した。
〔実施例7〕(ペルオキソチタン溶液での酸化チタン膜被覆)
(1)基材粒子
基材粒子は、綜研化学株式会社製架橋アクリル単分散粒子「MX−1000」を使用した。基材粒子の粒度分布図を図1に、物性値を下記表1に示す。
(2)ペルオキソチタン溶液の調製
1)塩化チタン(IV)溶液(和光純薬社製試薬)0.93グラム(0.62ミリリットル)をイオン交換水5.58グラムとよく混合させる。
2)ここにアンモニア水(関東化学社製試薬一級)1.51グラムを添加し、白色の水酸化チタンゲルを沈殿させる。
3)次に、過酸化水素水(関東化学社製試薬一級)3.31グラムを添加して、白色の水酸化チタンゲルを溶解させ、黄色透明のペルオキソチタン溶液とする。
4)最後にpH調節としてアンモニア水(関東化学社製試薬一級)0.17グラムを添加し、ペルオキソチタン溶液のpHを9.58に調整する。
(3)酸化チタン膜被覆工程
1)イオン交換水560ミリリットルに、ホウ酸9.89グラム、塩化カリウム11.94グラム、水酸化ナトリウム2.56グラムを溶解させ、pH9.12の緩衝液を調整する。ここに、基材粒子16.0グラムを懸濁させ、超音波分散を60秒間かける。この溶液を900rpmにて攪拌する。
2)上記懸濁液を50℃に設定した恒温水槽につけ、懸濁液水温を50℃にする。
3)懸濁液水温が50℃に達した後、(2)で調整したペルオキソチタン溶液を、滴下速度1.00ミリリットル/分で滴下する。
4)滴下終了後、さらに120分間攪拌を続け、ペルオキソチタン溶液を十分に反応させる。
5)反応終了後、イオン交換水250ミリリットルでの置換洗浄を十分に行い、反応液中の残渣分を取り除く。
6)置換洗浄終了後、120℃の乾燥機内に3時間静置し、乾燥させる。
7)乾燥後、得られた酸化チタン膜被覆粉体A8の分光反射率を、日本分光株式会社製分光光度計V−570にて測定する。測定結果の分光反射率曲線を図8に示す。また、得られた酸化チタン膜被覆粉体A8の真密度を、実施例1と同じ方法にて測定した。
図8からわかるとおり、得られた酸化チタン膜被覆粉体A8は波長300nm付近に酸化チタンによる吸収が見られ、酸化チタン膜被覆されていることが確認された。また、酸化チタン膜の厚さは、7nmであった。またこの粉体の真密度は下記表2に示すとおり1.20g/cm3であり、原料分の真密度1.23g/cm3とほぼ同じ値であった。
さらに、下記表3に示すとおり、得られた酸化チタン膜被覆粉体A8の色彩計算値は、a*=−1.11,b*=3.00と非常に白色に近いものであった。
〔比較例2〕(ペルオキソチタン溶液での膜被覆)
実施例7の乾燥を40℃3時間にした以外は、実施例7と同じ操作を行った。得られた酸化チタン膜被覆粉体A9は薄黄色のままであり、ペルオキソチタン水和物の膜が、水酸化チタン膜に変化していなかった。下記表3に示すとおり、得られた酸化チタン膜被覆粉体A9の色彩計算値は、a*=−7.29,b*=18.36と薄黄色であった。
Figure 0004199082
Figure 0004199082
Figure 0004199082
以上のように、実施例1〜実施例7に記した酸化チタン膜被覆粒子は、密度の高い酸化チタン膜を被覆したにもかかわらず、原料粒子とほぼ同じ真密度値を保持しており、初期の目的を達することが出来た。
本発明の実施例1〜7及び比較例1〜2で用いた基材(基体)粒子の粒度分布曲線を示すグラフ。 本発明の実施例1及び6で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の実施例2で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の実施例3で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の実施例4で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の実施例5で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の比較例1で得られた酸化チタン膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。 本発明の実施例7及び比較例2で得られた膜被覆粒子と使用した基体粒子の分光反射率曲線を示すグラフ。

Claims (3)

  1. アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂またはウレタン樹脂からなり、かつ、平均粒径が0.01〜100μmで、下記式(1)によるsd値が30以下である微粒子の表面に、0.1〜1000nmの膜厚の酸化チタン被覆膜が成膜されていることを特徴とする酸化チタン膜被覆粉体。
    sd値=(D 84 −D 16 )/2 式(1)
    〔式中、(D 84 )および(D 16 )は、粒度分布測定において、体積径分布を測定し、累積体積の84%通過径(D 84 )と16%通過径(D 16 )である。〕
  2. アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂またはウレタン樹脂からなり、かつ、平均粒径が0.01〜100μmで、下記式(1)によるsd値が30以下である微粒子の表面に、酸化チタン被覆膜を被覆厚さが、0.1〜1000nmの範囲になるように形成することを特徴とする酸化チタン膜被覆粉体の製造方法
    sd値=(D 84 −D 16 )/2 式(1)
    〔式中、(D 84 )および(D 16 )は、粒度分布測定において、体積径分布を測定し、累積体積の84%通過径(D 84 )と16%通過径(D 16 )である。〕
  3. 前記酸化チタン被覆膜を下記(a)〜(c)のいずれかの方法により形成することを特徴とする請求項2記載の酸化チタン膜被覆粉体の製造方法。
    (a)製膜反応液中でチタンアルコキシドを加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
    (b)製膜反応液中で無機チタン酸を加水分解させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法、
    (c)製膜反応液中でペルオキソチタンを反応させて、該基体粒子上に酸化チタン膜を被覆させる方法。
JP2003329469A 2003-09-22 2003-09-22 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4199082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003329469A JP4199082B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003329469A JP4199082B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005097339A JP2005097339A (ja) 2005-04-14
JP4199082B2 true JP4199082B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=34458699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003329469A Expired - Lifetime JP4199082B2 (ja) 2003-09-22 2003-09-22 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4199082B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100207051A1 (en) * 2006-12-21 2010-08-19 Invitrogen Dynal As Particles and their use in a method for isolating nucleic acid or a method for isolating phosphoproteins
DK2363299T3 (da) 2010-03-05 2013-01-28 Spanolux N V Div Balterio Fremgangsmåde til fremstilling af en gulvplade
US10899166B2 (en) 2010-04-13 2021-01-26 Valinge Innovation Ab Digitally injected designs in powder surfaces
US10035358B2 (en) 2012-07-17 2018-07-31 Ceraloc Innovation Ab Panels with digital embossed in register surface
US9446602B2 (en) 2012-07-26 2016-09-20 Ceraloc Innovation Ab Digital binder printing
GB2538492A (en) 2015-05-11 2016-11-23 Cook Medical Technologies Llc Aneurysm treatment assembly
CA2896946C (en) * 2013-01-11 2022-05-03 Floor Iptech Ab Dry ink for digital printing
US9371456B2 (en) 2013-01-11 2016-06-21 Ceraloc Innovation Ab Digital thermal binder and powder printing
US10041212B2 (en) 2013-02-04 2018-08-07 Ceraloc Innovation Ab Digital overlay
JP6513721B2 (ja) * 2016-02-08 2019-05-15 三洋化成工業株式会社 複合粒子、白色顔料分散体及びインクジェット用インク組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005097339A (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550753B2 (ja) 表面処理された酸化チタンゾルの製造法
TWI428282B (zh) 金屬氧化物複合溶膠,塗佈組成物及光學構件
US8137596B2 (en) Surface-coated titanium dioxide sol, process for producing the same and coating compositions containing the same
TWI433816B (zh) 改性金屬氧化物複合溶膠,塗覆組成物及光學構件
JP4103293B2 (ja) ルチル型二酸化チタンの製造方法
EP2835352A1 (en) Nanometric tin-containing metal oxide particle and dispersion, and preparation method and application thereof
JP4199082B2 (ja) 酸化チタン膜被覆粉体およびその製造方法
TW201004864A (en) Method for producing core-shell particle, core-shell particle, method for producing hollow particle, paint composition and article
CN105457572B (zh) 一种二氧化硅包覆金属掺杂氧化锡材料及其制备方法、分散体及其制备方法
WO2006129408A1 (ja) 中空状SiO2微粒子分散液の製造方法、塗料組成物及び反射防止塗膜付き基材
JP5447178B2 (ja) 可視光応答型酸化チタン系微粒子分散液及びその製造方法
WO2013073320A1 (ja) 可視光応答型酸化チタン微粒子分散液、その製造方法及び該分散液を用いて形成される光触媒薄膜を表面に有する部材
CN103436111A (zh) 一种基于ZnO量子点的水性紫外屏蔽涂料的制备方法
WO2011145385A1 (ja) 可視光応答型酸化チタン系微粒子分散液及びその製造方法
JP4619601B2 (ja) 光触媒性コーティング組成物および光触媒性薄膜を有する製品
TW201016603A (en) Hollow particle, method for producing the same, coating composition and article
JP2016001200A (ja) 防汚性反射防止膜、物品およびその製造方法
JP2007063477A (ja) 無機塗料組成物、親水性塗膜及び農業用フィルム
WO2021200135A9 (ja) ジルコニア被覆酸化チタン微粒子の製造方法、ジルコニア被覆酸化チタン微粒子およびその用途
JP2008069193A (ja) 微粒子二酸化チタン組成物およびその製造方法
KR20090108590A (ko) 광촉매 활성을 나타내는 코팅제의 제조방법 및 이것에 의해 얻어지는 코팅제
CN104870386A (zh) 涂有至少一个至少双功能多孔层的透明基材,特别是玻璃基材,其制造方法及用途
WO2004104112A1 (ja) 白色粉体およびその製造方法
JP2010042947A (ja) 酸化チタン系複合粒子の分散液および該分散液の製造方法
JP2007277057A (ja) 結晶性酸化チタン膜被覆紛体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060325

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080917

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081002

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4199082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term