JP4198636B2 - ガラスライニング管の継手構造及びガスケット - Google Patents

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本発明は、クランプバンドを用いて締結してなるガラスライニング管の継手構造及びガスケットに関する。
ガラスライニング管は、金属管本体の管端部に接合用としてのフランジを設け、またフランジの接合面に設けた段部にガラスリングを嵌合し、さらに金属管本体及びガラスリングの全内面にガラス管を融着することによって構成されている。(例えば、特許文献1参照。)
そして、このように構成されたガラスライニング管同士を接合するための継手構造は、例えば、次のようなものとなっている。以下、図11及び図12を参照して説明する。図11は断面図であり、図12は側面図である。
すなわち、2本のガラスライニング管101,101により両管の内部に液状材料等の流体を流通させる内部流路を形成する際の継手構造は、図11及び図12に示すように形成される。ガラスライニング管101は、管端部分のフランジ部102が、円環状金属フランジ103を金属管本体104の管端部に溶接し、金属フランジ103の接合端面となる内側面の内周部分の段部105にガラスリング106を嵌め込むことによって形成されており、またフランジ部102が設けられた管本体104の全内面にガラス管を融着してガラスライニング層107を形成し、さらにフランジ部102の内側面を平坦加工することにより構成されている。そして、2本のガラスライニング管101,101を気密に接合する場合には、円環状の平板ガスケット108を間に設けて両管101,101のフランジ部102,102の内側面を対向させ、例えば固定用ボルト109、ナット110を4本用い、また高圧用にはさらに多数のボルト109、ナット110を用いて両方の金属フランジ103,103同士を固定することにより接合がなされる。
このように、ボルト109、ナット110を用いたフランジ式継手によって2本のガラスライニング管101,101を気密に接合したものは、管同士は芯出しも確実に行われ、強い締結力で接合され封止性が優れており、またガラスライニング管101が耐蝕性、耐薬品性に優れていることから、多くの化学工業、薬品工業などのプラント配管に用いられている。こうしたなか、医薬品、食品の製造プラント等に用いられているものでは、品質維持、衛生管理の観点から、例えば1回/週の頻度で定期的に配管内を洗浄することが求められている。配管内の洗浄には洗浄液を流して洗浄する方法もあるが、配管の接合部や装置内部の洗浄を行うためには配管を外すなど解体、組み立てが必要であり、頻繁に洗浄を行なう場合においては、配管の脱着が容易に行なわれなければならない。しかし、ボルト109、ナット110によって締結する継手構造では、一箇所で4〜十数本のボルトがあるため、解体作業、組立作業が煩雑で非常に手間がかかり、プラント停止時間が長くなり、生産効率が低下する問題がある。
一方、ガスケットを間に設けて金属管同士のフランジを締結する継手構造としては、クランプバンドとフランジ部に形成されたテーパー部分との組み合わせにより締結するものがある。(例えば、特許文献2参照。)しかし、クランプバンドによるものは、脱着が容易であり、解体作業、組立作業に手間がかからないものの、同一径の同様の金属管をボルト、ナットで締結したものに比べ、締結力が1/4以下と非常に弱く、特にクランプバンドによりフランジの最外周部分に力をかけて締め合わせるために、内周部分における密着性が不十分となり、液状材料等の流体を流通させるガラスライニング管同士の継手構造に、そのまま適用することができなかった。
このため、耐蝕性、耐熱性、耐圧性(高圧、高真空)に優れたガラスライニング管での、脱着が容易で解体や組み立てに手間がかからず、また接合した際にも、接合部の内周部分でも十分な封止性、密着性を得ることができるようにした継手構造と、それに用いるガスケットの実現が強く望まれている。
実公昭30−9652号公報(第1頁、図面) 特開2000−257718公報(第5頁、図4)
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは、着脱が容易で解体や組み立てに手間がかからず、また接合した際に、内周部分でも十分な封止性、密着性を得ることができるガラスライニング管の継手構造及びガスケットを提供することにある。
本発明のガラスライニング管の継手構造及びガスケットは、ガラスライニング管の継手構造が、全内面にガラスを融着してなるガラスライニング管の管端部分に設けたフランジ部に、ガスケットを間に設けて接合部材を突き合わせ、前記フランジ部と前記接合部材をクランプバンドで締結したガラスライニング管の継手構造であって、前記フランジ部が、外側面にテーパー面を有して前記ガラスライニング管の管本体端部に溶着された円環状金属フランジと、この金属フランジの内側面の内周段部に同軸に嵌合されたガラスリングと、前記金属フランジの内側面の外周部分に同心円状に刻設された円環状凹溝と、前記金属フランジとガラスリングの内側面を同時に平面研磨して形成された突合せ面とを有すると共に、前記ガスケットが、前記金属フランジと略同径の外径であると共に、前記凹溝に係合するように突設された環状凸条と、前記ガラスリングの突合せ面に当接するよう前記凸条に対し同心円状に突設された環状凸部とを有していることを特徴とするものであり、
さらに、前記接合部材が、前記ガラスライニング管と同様に形成された第2のガラスライニング管であることを特徴とするものであり、
さらに、前記接合部材が、前記ガラスライニング管の管端を閉塞する閉止フランジであることを特徴とするものであり、
さらに、前記フランジ部の前記ガラスリングは、突合せ面が前記金属フランジの突合せ面よりも、突き合わせ方向に対し微小寸法だけ凹入していると共に、前記ガスケットの前記凸部の高さが、前記金属フランジに対し前記ガラスリングが凹入している凹入寸法の2倍以上の高さ寸法となっていることを特徴とするものであり、
さらに、前記凹溝の断面形状が、弧状であることを特徴とするものであり、
さらに、前記ガスケットは、接液部分がPTFE、またはPFAで形成されていることを特徴とするものであり、
さらに、前記ガスケットに突設された前記凸部が、同心円状に形成された複数の環状小凸条からなり、かつ前記小凸条は小径のものほど高さ寸法が大であることを特徴とするものである。
また、ガスケットが、平坦端面間に挟持されて封止を行う円形平板状のガスケットであって、前記ガスケットの前記平坦端面に当接する面に、該ガスケットの外縁に対し同心円状に複数条の環状小凸条が互いに離間して突設されていると共に、前記環状小凸条が小径のものほど高さ寸法が大となっていることを特徴とするものであり、
さらに、前記平坦端面に刻設された位置決め用の環状凹溝に係合する環状凸条が、前記平坦端面に当接する面の前記環状小凸条より外周側部分に、同心円状に設けられていることを特徴とするものである。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、耐蝕性、耐熱性、耐圧性に優れたガラスライニング管での接合に脱着が容易なクランプバンドを用いても、接合部分内周部での十分な封止性、密着性を得ることができ、液状材料等の流体漏洩のない接続が可能となり、また洗浄等のために頻繁に解体や組み立てが行なわれる用途においても生産効率を低下させてしまうこともなく使用することができる等の効果を奏する。
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
先ず第1の実施形態を図1乃至図6により説明する。図1は断面図であり、図2は側面図であり、図3はガスケットの部分断面図であり、図4はガスケットの変形形態を示す部分断面図であり、図5は本実施形態に係る漏れ試験結果を示す図であり、図6は比較参考形態に係る漏れ試験結果を示す図である。
図1乃至図3において、1はガラスライニング管で、その片端側の管端部分にフランジ部2が設けられている。管端部分のフランジ部2は、炭素鋼等の金属で形成された金属管本体3の管端部に、同様の炭素鋼等の金属材料でなる円環状金属フランジ4が溶接によって一体となるように固着されている。なお、4wは溶接部である。
また金属フランジ4は、接合端面となる内側面の内周部分に、断面形状が略三角形状の段部5が全周にわたって形成されており、その段部5には、同じく断面形状が略三角形状のソーダ石灰ガラス、硼珪酸ガラス等のガラスで形成されたガラスリング6が管本体3に同軸に嵌め込まれている。なお、略三角形状断面の段部5とガラスリング6とは、三角形状の斜辺部分を段部5では凸曲面となし、ガラスリング6では凹曲面となすものとなっており、これにより、金属フランジ4からの圧縮応力を緩和しガラスリング6の内側面露出幅を曲面でないものに比して約30%〜40%拡大したものとしている。さらに金属フランジ4には、その段部5より外方の内側面の外周部分に、金属面を削設することによって断面形状が弧状、例えば円弧状の所定深さを有する位置決め用の円環状の凹溝7が、金属フランジ4の外縁に沿い管本体3と同中心となるように形成されている。またさらに金属フランジ4には、外側面の外周部分の全周にわたり、例えば約30度の所定角度を有して他端方向に向け縮径する管本体3と同中心の直円錐台の円錐面状をなすテーパー面8が形成されている。
そして、上記のように金属フランジ4とガラスリング6が設けられた管本体3の管内には、両端を封止したソーダ石灰ガラス、硼珪酸ガラス等のガラスで形成されたガラス管が挿入され、焼成炉で600℃〜700℃に加熱されると共にガラス管内に圧力が加えられ、膨張して管本体3の内面とガラスリング6の内周面の全面にガラス管が融着される。続いて、ガラスリング6の端面からはみ出たガラス管が切除されることによって、ガラスライニング層9が管本体3とガラスリング6の全内面に形成され、管本体3、金属フランジ4、ガラスリング6、ガラスライニング層9が一体化したものとなる。さらにガラスライニング層9が形成された後、フランジ部2の内側面が、砂磨回転研磨板等の平面研磨機を用い、突合せ接合時の密着性を高めるために平坦加工され、平坦な突合せ面が形成される。この時、金属フランジ4とガラスリング6の内側面は硬度差による研磨量の違いから、ガラスリング6の突合せ面が金属フランジ4の突合せ面よりも0.05mm〜0.08mm凹入した状態になる。
また、10は所定厚さ(例えば2mm〜4mm)の金属フランジ4と略同径の外径(例えば直径106mm)を有し、ガラスリング6の内径と略同径の内径(例えば直径53mm)を有する円環状のガスケットで、所定の材質、例えば芯材11としてシリコンゴム、CR(クロロプレンゴム)、NBR(ニトリルゴム)などを用い、管内を流通する流体に接する可能性のある接液部のガラスリング6と略同径(例えば直径85mm)の内周部分を覆う被覆材(ジャケット)12としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)又はPFA(弗化エチレン)を用いて形成されている。すなわち、ガラスリング6の突合せ面と略同幅(例えば16mm)の封止有効幅が得られるように、被覆材12が設けられている。
ガスケット10については、異なる材質あるいは硬さの芯材11と被覆材12とでなるジャケット構造に限るものでなく、単一の材質によって構成してもよい。また、ガスケット10の硬さについては、硬すぎても柔らかすぎても流体漏洩を生じる。すなわち、JIS K 6253−1997「加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法」に定められたデュロメータ硬さで、A65未満では締結圧または配管内圧力によるガスケットの変形等が生じやすく、A90を超えると突合せ面との密着性が弱くなり、使用圧力によっては、いずれも漏洩が起きる可能性が高くなるので好ましくなく、デュロメータ硬さでA70〜A85であることが好ましい。なお、ガスケット10の硬さは、単一の材質からなるものは、その材質の硬さであり、芯材11と被覆材12とからなるジャケット構造のものは、芯材11の硬さである。
そして、ガスケット10の両面には、外周部分の凹溝7に対応する芯材11表面の位置に、凹溝7に係合可能な断面形状が弧状、例えば半円形状の所定高さ(例えば1.6mm)を有する位置決め用の環状凸条13が突設されている。さらに内周部分の被覆材12表面のガラスリング6の内側面に当接可能な位置には、凸条13と同心円状の少なくとも1条の断面形状が弧状、例えば半円形状の小凸条でなる環状凸部14が設けられており、環状凸部14に小凸条が複数条設けられている場合には、内周側に突設されたものほど、その高さが高いものとなっている。
また、環状凸部14の第1の小凸条14aと第2の小凸条14bとは、第1の小凸条14aよりも内周側の離間した位置に第2の小凸条14bが突設されおり、外周側の第1の小凸条14aの高さ(例えば0.2mm)よりも、内周側の第2の小凸条14bの高さ(例えば0.3mm)が高いものとなっている。そして、それぞれの高さは、金属フランジ4の内側面に対してガラスリング6の内側面が凹入している凹入寸法(0.05mm〜0.08mm)の2倍以上、好ましくは3倍以上で、最大でも15倍程度の範囲となっている。なお、小凸条の高さが凹入寸法の15倍を超えると、例えば2本のガラスライニング管1,1を後述するクランプバンド15を用い、フランジ部2,2間にガスケット10を挟持して接合する場合に、クランプバンド15による締結が困難となり、部分的な変形により全周にわたる均一な面圧を得られなくなる虞がある。
また、クランプバンド15はステンレス等でなる金属製のもので、接続部材16に各一端部分がそれぞれ回動可能に軸支された円弧状の第1のバンド部材17aと第2のバンド部材17bを有し、第1のバンド部材17aの他端部分には、締結ボルト18が回動可能に設けられた支持腕部19を有し、締結ボルト18には蝶ねじ20が螺合されている。また第2のバンド部材17bの他端部分には、締結時に締結ボルト18が挿通する図示しないU字形状の切欠きを有する締結腕部21が設けられている。さらに、第1のバンド部材17aと第2のバンド部材17bの弧状の内面側には、締結時にフランジ部2,2のテーパー面8,8に係合、当接し、これらテーパー面8,8を押圧して締結するハ字形状断面の凹状テーパー部22が形成されている。
そして、上記のように構成された2本のガラスライニング管1,1の締結は、次のように行われる。すなわち、先ず片方のガラスライニング管1のフランジ部2に設けられた金属フランジ4の突合せ面の凹溝7に、凸条13が係合するようにガスケット10を当接させ、続いて、他方のガラスライニング管1を、そのフランジ部2突合せ面の凹溝7がガスケット10の他面側の凸条13に係合するように位置合わせを行い、両ガラスライニング管1,1の管軸が一致するようにして保持する。
次に、両ガラスライニング管1,1のフランジ部2,2のテーパー面8,8に、第1のバンド部材17aと第2のバンド部材17bのテーパー部22,22が係合するようにクランプバンド15を取り付ける。そして、締結ボルト18が第2のバンド部材17b締結腕部21の切欠きを挿通するようにし、その後、蝶ねじ20を締め込み、フランジ部2,2のテーパー面8,8をクランプバンド15のテーパー部22,22で押圧し、フランジ部2,2の突合せ面にガスケット10を密着させる。これにより、ガスケット10の両面の第1の小凸条14a,14a、第2の小凸条14b,14bが、フランジ部2,2の平坦なガラスリング6,6の突合せ面に圧接され、変形、密着して両ガラスライニング管1,1の接合部分の封止を行う。
このようにして接合したガラスライニング管1,1の継手構造によれば、フランジ部2突合せ面の凹溝7にガスケット10の凸条13が係合して、確実に適正位置に位置合わせすることができ、平端面としたガラスリング6の突合せ面にガスケット10の第1の小凸条14a、第2の小凸条14bが圧接されることになる。そして、クランプバンド15を用いていることで、簡単に着脱でき、解体や組み立てに手間がかからない。
またこの時、第1の小凸条14a、第2の小凸条14bのそれぞれの高さを、金属フランジ4に対するガラスリング6の凹入寸法の2倍以上としていることで確実に封止が行われ、また2条のうちの内周側の第2の小凸条14bの高さを高くすることで、フランジ部2の外周部分をクランプバンド15で締結した場合に締結力が及び難い内周側においても、十分に第2の小凸条14bをガラスリング6の平坦な突合せ面に密着させることができ、例えばガラスライニング管1の口径が50mmのものでの環状凸部14におけるシール面圧が30MPa〜35MPaとなり、同径のフランジ式継手のシール面圧30MPa〜35MPaと同等の面圧を得ることができる。このため、封止が確実なものとなって、例えば腐食性流体が管内を流通する場合でも、流体がガラスリング6部分で阻止されずに金属フランジ4の平端面に至り、腐食をまねいてしまうといったことが防止できる。
さらに、金属フランジ4に円環状の凹溝7を設けることで、ガスケット10に設けた環状凸条13を凹溝7に係合させて、フランジ部2間にガスケット10を位置ずれなく配置することができると共に、より封止性、密着性を良くするために、金属フランジ4とガスケット10の内側面を平坦な突合せ面とする際の加工が容易なものとすることができる。また凹溝7の断面形状を円弧状等の弧状とし、曲面形状とすることで、洗浄に際しては隅部まで簡単に洗浄することができ、溝内に残渣や流体が残ってしまうといった虞をなくすこができる。
また上記実施形態では2条の小凸条を環状凸部14に設けてガスケット10を構成したが、図4に示すガスケットの変形形態のようにしてもよい。図4において、ガスケット23は、上記実施形態のガスケット10と略同様のものであって、所定厚さの金属フランジ4と略同径の外径を有し、ガラスリング6の内径と略同径の内径を有する円環状のもので、所定の材質の芯材11のガラスリング6と略同径の内周部分が所定材質の被覆材24で覆われていて、被覆材24の両面所定位置に環状凸部25が設けられている。環状凸部25は、凸条13と同心円状の1条の半円形状断面を有し、金属フランジ4に対するガラスリング6の凹入寸法の2倍以上の突出高さを有する小凸条25aを設けて構成されている。このように構成したものでも、小凸条を2条設けたものよりも封止性は低いが、小凸条25aの突出高さを所要とする封止性能に応じて高くすることで、高い封止性能を得ることができる。
さらに、ガスケットの他の変形形態としては、図示しないがフランジ部2の内側面を平坦加工することで金属フランジ4よりガラスリング6が凹入した状態になるため、金属フランジ4と略同径の外径を有し、ガラスリング6の内径と略同径の内径を有する円環状のガスケットを、その外周側の面よりも内周側のガラスリング6の突合せ面に当接する面を、凹入寸法に合わせて所定幅で内外径に対し同心円状に突出させてなる環状凸部を設けるように構成したものでもよい。
また、上記のガスケット10を間に設けてクランプバンド15を用いて接合した2本のガラスライニング管1,1の締結について、その封止性を、JIS B 8366‐2003「圧力容器の構造−特性規格」における11.7「漏れ試験」のb)「気密試験」に示された附属書17(規定)「圧力容器の耐圧試験及び漏れ試験」の3.3「気密試験」にしたがい、0.3MPa、0.5MPa、1.0MPaの3つの試験圧力により漏洩の有無を確認する漏れ試験により行った。この際、内部流体としては窒素ガスを使用し、締結部分に石鹸水をかけて、内部圧力を上昇させ、各試験圧力で一定時間(10分間)保持し、発泡が確認されなければ漏洩はないものと判断した。
こうした漏れ試験における漏れ試験結果及び比較参考形態に係る漏れ試験結果は、図5及び図6に示す通りである。図5には、フランジ部2突合せ面に凹溝7が有り、凸条13を有する場合におけるガスケット形状、材質等を変えた時の結果を示しており、また図6には、フランジ部2突合せ面に凹溝7が無く、凸条13が無い場合におけるガスケット形状、材質等を変えた時の結果を同じく示している。「○」は漏れ無し、「×」は漏れ有りをそれぞれ示している。
なお、ガスケット形状は、凸条13の有無それぞれの場合について、それぞれ次の4種類のものを用い、
a、a′:厚さ3mm、平板状
b、b′:厚さ2.4mm、1条の小凸条
(半径0.1mmの半円形で、突出高さが0.1mm)
c、c′:厚さ2.4mm、1条の小凸条
(半径0.2mmの半円形で、突出高さが0.2mm)
d、d′:厚さ2.4mm、2条の小凸条
(第1の小凸条14a:半径0.2mmの半円形で、突出高さが0.2mm)
(第2の小凸条14b:半径0.3mmの半円形で、突出高さが0.3mm)
また、ガスケット材質及び硬さ(デュロメータ硬さ)は、凸条13の有無に関係なく次の3種類のものとし、
イ:ノンアスベストジョイントシートにPTFEのシートを被覆したもの
硬さ A80〜A90
ロ:EPDMにPTFEをコーティング・加圧加熱成形し一体密着したもの
硬さ A65〜A75
ハ: 三元系弗素ラバー、 硬さ A65〜A75
を用いた。
上記漏れ試験の結果によれば、本実施形態のガスケット10に対応した試料の試験結果は、No.28〜No.36に示す通りで、0.3MPa、0.5MPa、1.0MPaの3つの試験圧力のいずれにおいても、またいずれの材質においても漏れが無く、良好な封止性能であった。これに対し、平板状のものは、No.1〜No.9に示す通りで、材質「ハ」のもの以外漏れが有った。なお、材質「ハ」の三元系弗素ラバーは、全ての試料について漏れが無く、材質が有する固有の封止性能の良さからくるものと考えられるが、コストが他の材質のものに比して非常に高くて使途が限られ、汎用的でない。
また、変形形態で示した1条の小凸条25aを有するものについては、No.19〜No.27に示す通りで、小凸条25aの突出高さを高くすることで3つの試験圧力のいずれにおいても漏れが無いものとなっている。なお、ガラスリング6の凹入寸法が0.07mmであったため、小凸条の突出高さが0.1mmと低い試料No.10〜No.15(材質「ハ」のものは除く)では、漏れが生じた。またさらに、凸条13の有無による差を見た場合、他は同じ形態を取るものであっても試験結果にばらつきが有る。これは、凸条13の無いものではフランジ部2に対してガスケットを適正位置に配置することができず、十分な封止が行えなかったためと考えられる。
次に第2の実施形態を図7により説明する。図7は断面図である。なお、本実施形態は閉止フランジによってガラスライニング管の一端を閉止するものであって、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図7において、30は閉止フランジで、炭素鋼等の金属で椀形に形成された本体31の開口端部外周に環状にフランジ32を設けて構成されている。フランジ32は、接合端面となる内側面の内周部分に、断面形状が略三角形状の段部5が全周にわたって形成されており、その段部5には、同じく断面形状が略三角形状のガラスリング6が本体31に同軸に嵌め込まれている。また、フランジ32には、その段部5より外方の内側面の外周部分に、金属面を削設することによって断面形状が弧状、例えば円弧状の所定深さを有する位置決め用の円環状の凹溝7が、フランジ32の外縁に沿い本体31と同中心となるように形成されている。さらにフランジ32には、外側面の外周部分の全周にわたり、例えば約30度の所定角度を有して縮径する本体31と同中心の直円錐台の円錐面状をなすテーパー面8が形成されている。
そして、ガラスリング6が設けられた本体31の内面には、ソーダ石灰ガラス、硼珪酸ガラス等のガラスで形成されたガラスライニング層33が、焼成炉で600℃〜700℃に加熱され、圧着されることによって全面に融着されて、本体31、ガラスリング6、ガラスライニング層33が一体化したものとなっている。さらにガラスライニング層33が形成された後、フランジ32の内側面と嵌め込まれたガラスリング6の内側面とが、砂磨回転研磨板等の平面研磨機を用い、突合せ接合時の密着性を高めるために平坦加工され、平坦な突合せ面となっている。この時、フランジ32とガラスリング6の内側面は硬度差による研磨量の違いから、ガラスリング6の突合せ面がフランジ32の突合せ面よりも0.05mm〜0.08mmだけ凹入した状態になる。
そして、上記のように構成された閉止フランジ30とガラスライニング管1の締結は、ガラスライニング管1,1同士の締結と同様に、閉止フランジ30のガラスリング6が嵌め込まれたフランジ32とガラスライニング管1のフランジ部2突合せ面の間に、ガスケット10が適正位置になるよう配置して、クランプバンド15を取り付けることによって行われる。
また、このようにして接合したガラスライニング管1の一端を閉止フランジ30で閉止する継手構造においても、フランジ部2及びフランジ32の突合せ面の凹溝7にガスケット10の凸条13が係合して、確実に適正位置に位置合わせすることができ、平坦面としたガラスリング6の突合せ面にガスケット10の第1の小凸条14a、第2の小凸条14bがそれぞれ圧接されることになって、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に第3の実施形態を図8及び図9により説明する。図8は断面図であり、図9はガスケットの部分断面図である。なお、本実施形態はガスケットの形状を上記第1の実施形態と異ならせるものであって、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる本実施形態の構成について説明する。
図8及び図9において、ガラスライニング管40の管端部分にフランジ部41が設けられており、管端部分のフランジ部41は、金属管本体3の管端部に、炭素鋼等の金属材料でなる円環状金属フランジ42が溶接によって一体となるように固着されている。また金属フランジ42は、接合端面となる内側面の内周部分に、断面形状が略三角形状の段部5が全周にわたって形成されており、その段部5には、同じく断面形状が略三角形状のガラスリング6が管本体3に同軸に嵌め込まれている。さらに金属フランジ42には、内側面の外周部分に外周縁を削設することによって断面形状が矩形状の位置決め用の円環状切欠き溝43が、金属フランジ42の外縁に形成されている。またさらに金属フランジ42には、外側面の外周部分の全周にわたり、例えば約30度の所定角度を有して他端方向に向け縮径する管本体3と同中心の直円錐台の円錐面状をなすテーパー面8が形成されている。
そして、上記のように金属フランジ42とガラスリング6が設けられた管本体3の管内周面の全面には、ガラス管が挿入して焼成炉で600℃〜700℃に加熱する等して融着されてなるガラスライニング層9が、管本体3、金属フランジ42、ガラスリング6と一体化したものとなるように設けられており、さらにガラスライニング層9が形成された後、フランジ部41の内側面が、砂磨回転研磨板等の平面研磨機を用い、突合せ接合時の密着性を高めるために平坦加工され、平坦な突合せ面となっている。この時、金属フランジ42とガラスリング6の内側面は硬度差による研磨量の違いから、ガラスリング6の突合せ面が金属フランジ42の突合せ面よりも0.05mm〜0.08mm凹入した状態になる。
また、44は所定厚さ(例えば2mm〜4mm)の金属フランジ42と略同径の外径を有し、ガラスリング6の内径と略同径の内径を有する円環状のガスケットで、第1の実施形態におけるものと同様、所定の材質、例えば芯材45としてシリコンゴム、CR、NBRなどを用い、管内を流通する流体に接する可能性のある接液部のガラスリング6と略同径の内周部分を覆う被覆材12としてPTFE又はPFAを用いて形成されている。すなわち、ガラスリング6の内側面と略同幅の封止有効幅が得られるように、被覆材12が設けられている。なお、ガスケット44の外径は、金属フランジ42より大きく外周端からはみ出てしまう大きさであると、締結時にクランプバンド15等と干渉して位置決めが確実に行えなくなり、締付け不良、封止不良をまねく虞があるため、金属フランジ42と同径またはそれ以下の大きさとすることが好ましい。
そして、ガスケット44の両面には、外周縁の切欠き溝43に対応する芯材45表面の位置に、切欠き溝43に係合可能な断面形状が矩形状の所定高さ(例えば1.6mm)を有する位置決め用の環状凸条46が突設されている。さらに内周部分の被覆材12表面のガラスリング6の突合せ面に当接可能な位置には、凸条46と同心円状の少なくとも1条の断面形状が弧状、例えば半円形状の小凸条でなる環状凸部14が設けられており、環状凸部14に小凸条が複数条設けられている場合には、内周側に突設されたものほど、その高さが高いものとなっている。環状凸部14に設けられた第1の小凸条14aと第2の小凸条14bは、互いに離間した位置に、それぞれの高さが金属フランジ42の突合せ面に対してガラスリング6の突合せ面が凹入している凹入寸法の2倍以上となるように設けられていて、外周側の第1の小凸条14aの高さよりも、内周側の第2の小凸条14bの高さが高いものとなっている。
そして、上記のように構成された2本のガラスライニング管40,40の締結は、次のように行われる。すなわち、先ず片方のガラスライニング管40のフランジ部41突合せ面の切欠き溝43に、凸条46が係合するようにガスケット44を当接させ、続いて、他方のガラスライニング管40を、そのフランジ部41突合せ面の切欠き溝43がガスケット44の他面側の凸条46に係合するように位置合わせを行い、両ガラスライニング管40,40の管軸が一致するようにして保持する。
次に、両ガラスライニング管40,40のフランジ部41,41のテーパー面8,8に、第1のバンド部材17aと第2のバンド部材17bのテーパー部22,22が係合するようにクランプバンド15を取り付ける。そして蝶ねじ20を締め込み、フランジ部41,41のテーパー面8,8をクランプバンド15のテーパー部22,22で押圧し、フランジ部41,41の突合せ面にガスケット44を密着させる。これにより、ガスケット44の両面の第1の小凸条14a,14a、第2の小凸条14b,14bが、フランジ部41,41の平坦なガラスリング6,6の突合せ面に圧接され、変形して両ガラスライニング管40,40の接合部分の封止を行う。
このようにして接合したガラスライニング管40,40の継手構造によれば、フランジ部41突合せ面の切欠き溝43にガスケット44の凸条46が係合して、確実に適正位置に位置合わせすることができ、平坦面としたガラスリング6の突合せ面にガスケット44の第1の小凸条14a、第2の小凸条14bが圧接されることになって、第1の実施形態と同様に確実に封止が行われる。また、封止もクランプバンド15を用いた締結であることから簡単に着脱でき、解体や組み立てに手間がかからない。
なお、上記の実施形態においては、図1、図2に示したクランプバンド15を用いて締結を行ったが、図10に側面図で示すような変形形態のもので締結してもよい。図10(a)に示すクランプバンド50はステンレス等でなる金属製のもので、円弧状の第1のバンド部材51aと第2のバンド部材51bを、第3のバンド部材51cの両端に回動可能に軸支したものである。そして、第1のバンド部材51aの他端部分の支持腕部19に回動可能に設けられた締結ボルト18を、第2のバンド部材51bの他端部分に設けられた締結腕部21の図示しないU字形状の切欠きに挿通させ、締結ボルト18に螺合された蝶ねじ20を締めることで、各バンド部材51a,51b,51cの弧状の内面側に形成された凹状テーパー部22が、例えば第1の実施形態におけるフランジ部2,2のテーパー面8,8に係合、当接し、これらテーパー面8,8を押圧して締結がなされる。
また図10(b)に示すクランプバンド52はステンレス等でなる金属製の高圧用のもので、2つの略半円弧状のバンド部材53,53により構成されている。そして締結する場合には、例えば第1の実施形態におけるフランジ部2,2のテーパー面8,8に、バンド部材53,53の弧状の内面側に形成された凹状テーパー部22を係合、当接し、バンド部材53,53の両端に張設された相対向する腕部54同士を、それぞれ2組の固定用ボルト55、ナット56により締め付け、固定することで、テーパー面8,8がテーパー部22により押圧され、締結がなされる。
本発明の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態におけるガスケットの部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るガスケットの変形形態を示す部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る漏れ試験結果を示す図である。 本発明の第1の実施形態の比較参考形態に係る漏れ試験結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるガスケットの部分断面図である。 本発明の実施形態に係るクランプバンドの変形形態の側面図である。 従来技術を示す断面図である。 従来技術を示す側面図である。
符号の説明
1,40…ガラスライニング管
2,41…フランジ部
3…管本体
4,42…金属フランジ
5…段部
6…ガラスリング
7…凹溝
8…テーパー面
9,33…ガラスライニング層
10,23,44…ガスケット
11,45…芯材
12,24…被覆材
13,46…環状凸条
14,25…環状凸部
14a…第1の小凸条
14b…第2の小凸条
15,50,52…クランプバンド
22…テーパー部
25a…小凸条
30…閉止フランジ
31…本体
32…フランジ
43…切欠き溝

Claims (9)

  1. 全内面にガラスを融着してなるガラスライニング管の管端部分に設けたフランジ部に、ガスケットを間に設けて接合部材を突き合わせ、前記フランジ部と前記接合部材をクランプバンドで締結したガラスライニング管の継手構造であって、前記フランジ部が、外側面にテーパー面を有して前記ガラスライニング管の管本体端部に溶着された円環状金属フランジと、この金属フランジの内側面の内周段部に同軸に嵌合されたガラスリングと、前記金属フランジの内側面の外周部分に同心円状に刻設された円環状凹溝と、前記金属フランジとガラスリングの内側面を同時に平面研磨して形成された突合せ面とを有すると共に、前記ガスケットが、前記金属フランジと略同径の外径であると共に、前記凹溝に係合するように突設された環状凸条と、前記ガラスリングの突合せ面に当接するよう前記凸条に対し同心円状に突設された環状凸部とを有していることを特徴とするガラスライニング管の継手構造。
  2. 前記接合部材が、前記ガラスライニング管と同様に形成された第2のガラスライニング管であることを特徴とする請求項1記載のガラスライニング管の継手構造。
  3. 前記接合部材が、前記ガラスライニング管の管端を閉塞する閉止フランジであることを特徴とする請求項1記載のガラスライニング管の継手構造。
  4. 前記フランジ部の前記ガラスリングは、突合せ面が前記金属フランジの突合せ面よりも、突き合わせ方向に対し微小寸法だけ凹入していると共に、前記ガスケットの前記凸部の高さが、前記金属フランジに対し前記ガラスリングが凹入している凹入寸法の2倍以上の高さ寸法となっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のガラスライニング管の継手構造。
  5. 前記凹溝の断面形状が、弧状であることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項4記載のガラスライニング管の継手構造。
  6. 前記ガスケットは、接液部分がPTFE、またはPFAで形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のガラスライニング管の継手構造。
  7. 前記ガスケットに突設された前記凸部が、同心円状に形成された複数の環状小凸条からなり、かつ前記小凸条は小径のものほど高さ寸法が大であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のガラスライニング管の継手構造。
  8. 平坦端面間に挟持されて封止を行う円形平板状のガスケットであって、前記ガスケットの前記平坦端面に当接する面に、該ガスケットの外縁に対し同心円状に複数条の環状小凸条が互いに離間して突設されていると共に、前記環状小凸条が小径のものほど高さ寸法が大となっていることを特徴とするガスケット。
  9. 前記平坦端面に刻設された位置決め用の環状凹溝に係合する環状凸条が、前記平坦端面に当接する面の前記環状小凸条より外周側部分に、同心円状に設けられていることを特徴とする請求項8記載のガスケット。
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