JP4196790B2 - 光伝送モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送に関し、特に電気信号を光信号に変換、または光信号を電気信号に変換するための光伝送モジュールに関する。
近年、コンピュータの中央演算装置(CPU)のクロック周波数の高周波数化に伴い、電気信号による通信に代わり、光によるデータ通信が用いられ始めている。
このとき、データを処理する各処理装置は電気信号により動作しているため、電気信号を光信号に変換、又は光信号を電気信号に変換する光伝送モジュールが必須となる。そして、この光伝送モジュールには、発光素子又は受光素子、もしくは双方が実装されており、発光素子としては、半導体レーザ素子、なかでも面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)素子が広く用いられている。
このような光伝送が一般化するにつれて、市場では、低価格の光伝送モジュールが要求されつつあるが、そのためには、第1に、低価格の発光素子(或いは受光素子)を使用すること、第2に、低価格の光ファイバを使用すること、そして、第3に、それらを低価格で組み合わせること、等が必要になってくる。
第1の条件である、発光素子の低価格化に関しては、面発光レーザ自体の低コスト化を実現するために、1つのウェハから多数の前記面発光レーザを取得することが必要となる。そのため、面発光レーザが形成されるチップの1個あたりの面積が小さくなり、その結果、該チップ上に形成される発光素子(面発光レーザ)の配置間隔は、現状のシングルモード用の配置間隔と比べて狭くなる。
次に、第2の条件である光ファイバの低価格化のためには、安価なプラスチック製の光ファイバを使用することが有効である。
ところで、光によるデータ通信において、現在使用されている伝送方式としては、(例えば、数百メートル以内の)近距離でのデータ通信を行なうマルチモードと呼ばれる伝送方式と、(例えば、数百キロメートル以上の)遠距離で有利なシングルモードと呼ばれる伝送方式との2種類に大別される。
マルチモードでは、使用される高屈折率部(以下、コアという。)の径が50μmから60μm程度である光ファイバが使用されるのに対し、シングルモードではコアの径が7μm程度とマルチモードのコアより細い光ファイバが使用される。シングルモードでコア径が細いのは、伝播する光のモードを1つに抑え、長距離伝送しても光信号の波形を崩さないようにするためである。これに対して、マルチモードでは、コア径がシングルモードよりも太く、伝播する光のモードが異なる方向に複数発生するが、伝送距離が短いため、光路長に差が生じ、光信号の波形が多少崩れても、特に問題にはならない。
従って、マルチモードの伝送方式を使用すれば、光が伝播するコア径が太いため、発光素子との位置合わせ精度が(シングルモードに比べて)緩和され、第3の条件である、発光素子と光ファイバの組み合せのコストが低価格で実現可能になる。マルチモードを選択した場合、プラスチック製の光ファイバを使用することも問題無い。
このように、複数の光伝送を低価格で実現するためには、形状(直径)の大きなマルチモードの光ファイバを1列に並べた場合の光軸間のピッチ(間隔)と、狭い間隔で並んだ複数の発光素子間のピッチとの間で、ピッチの変更が必要になる。
図10は、このような複数の光伝送を行う場合のピッチの変換を可能にした従来の光伝送モジュールの斜視図である。図10に示されたピッチ変換基板7では、光源部5と光ファイバ固定部3に搭載された光ファイバ2との間には、導波路構造を有するピッチ変換部4が存在する。そして、ピッチ変換部4では、光源部5のピッチを、光ファイバ固定部3に固定された光ファイバ2のピッチに変換して、光源部5からの発光光を光ファイバ2に伝送している。
特開平11−119066号公報
しかしながら、このような光伝送モジュール1では、光源部5に搭載された端面発光型の半導体レーザ素子6からの発光光を、ピッチ変換部4において、光導波路構造によりピッチ変換しており、ピッチ変換基板7の一部に光導波路を形成することが必要になる。具体的には、ピッチ変換基板7は、シリコンSi等からなるベース部分の上に、石英ガラスからなる下部クラッド層を形成し(工程a)、その上に所定のパターン形状を有するコア層を形成(工程b)、更に、上部クラッド層を形成(工程c)することにより作製される。すなわち、ベース部分を用意した後に、少なくとも上記のa〜cという3工程が必要であり、製造工程が複雑になるという問題がある。
また、図10の光伝送モジュールでは、半導体レーザ6として、端面発光型レーザが使用されているが、端面発光型レーザに換えて、(通常の端面発光レーザと比較してアレイ配置する場合に高集積化が可能であり、且つ基板への実装性が優れている)面発光型レーザを使用した場合、その実装面に対して垂直方向に光が発光される状態になるため、面発光レーザからの発光光の伝播方向を、ピッチ変換基板7の実装面に対して平行な方向に曲げなければいけない、という問題も生じる。
そこで、本発明の目的は、発光素子と外部の光伝送手段とのピッチ変換が簡易に低コストで行なえるとともに、高効率な光結合が可能な光伝送モジュールを提供することにある。
上記の目的は、複数の光ファイバとデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、回路基板上に設けられた複数の発光素子と、前記複数の発光素子と、前記複数の光ファイバとの間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、前記光ピッチ変換構造体は、前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記光ファイバへ伝送する第2の面とを有し、前記光ファイバの直径が前記複数の発光素子の配置間隔よりも大きく、該光ファイバの中心が互い違いになるように配置され、前記第1の面が、1つおきに異なる方向に傾斜している光伝送モジュールにより達成される。
このような光伝送モジュールは、光ピッチ変換構造体を、型で形成することが可能であり、従来例のような多くの製造工程を必要としないというメリットがある。加えて、複数の発光素子から出射された複数の光は、それぞれ、光ピッチ変換構造体を通過する際に、第1の面と第2の面において、2回、その進行方向が曲げられる。そして、前記複数の光は、最終的に、複数の光伝送路の配置に合わせた間隔に広がった状態で、複数の光伝送路に伝送される。すなわち、配置間隔の異なる複数の発光素子と複数の光伝送路の間で、簡易に、複数の光を伝送することが可能になる。
また、上記の目的は、複数の光ファイバとデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、回路基板上に設けられた複数の発光素子および複数の受光素子と、前記複数の発光素子および複数の受光素子と、前記複数の光ファイバとの間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、前記光ピッチ変換構造体は、前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記光ファイバへ伝送する第2の面と、前記光ファイバからの光を受け、光の進行方向を変える第3の面と、前記第3の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記受光素子へ伝送する第4の面とを有するとともに、前記光ファイバと前記光ピッチ変換構造体との間であって、前記光伝送路からの光が通過する位置に配置されたレンズとを有するとともに、前記光ファイバの直径が前記複数の発光素子の配置間隔及び前記複数の受光素子の配置間隔よりも大きく、該光ファイバの中心が互い違いになるように配置され、前記第1の面が、1つおきに異なる方向に傾斜している光伝送モジュールにより達成される。
光伝送路から出射した光は、一般に、所定の角度で発散しながら(広がりつつ)進行するが、このように、光伝送路と光ピッチ変換構造体との間であって、該光伝送路からの光が通過する位置に、マイクロレンズを配置することにより、光伝送路からの出射された光が、マイクロレンズを通過する際に集光され、光の発散を抑えて、受光素子に、漏れ無く光を伝えることを可能にする。
この様な構成としたことで、発光素子と外部の光伝送手段とのピッチ変換が簡易に低コストで行なえるとともに、高効率な光結合が可能な光伝送モジュールが得られる。
このような発光素子と外部の光伝送手段とのピッチ変換を簡易に低コストで行うという目的を、光のピッチ(間隔)を変換させる光ピッチ変換構造体を使用することにより実現した。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図6に、第1の実施の形態を示す。
図1(a)及び図1(b)は、本発明における第1の実施の形態を示す光伝送モジュールの概略図である。なお、図1(b)は、図1(a)を、側面方向(X方向)から見た図である。
図1(a)または(b)に示すように、基板13上に面発光素子14が搭載された半導体チップ12が、回路基板11上に実装されている。回路基板11は、電気信号を伝わる導体と電気信号が伝わらない絶縁部とを含み、電気信号の伝送を制御する基板である。基板13はシリコンSi等からなり、基板13からは、図示しないリードが、面発光素子14が実装されている面とは反対側の面に設けられ、前記回路基板11と電気的な接続が確保されている。
また、面発光素子14が設けられた基板13上には、面発光素子14からの発光光のピッチを変換して、光ファイバー30に伝える光ピッチ変換部21を含んだ光ピッチ変換構造体20が搭載されている。そして、回路基板11と光ピッチ変換構造体20とは、例えば、光ピッチ変換構造体20の下部26(足部)の先端26aに塗布された、図示しない接着剤により固定されている。
光ピッチ変換構造体20の上部(回路基板11と反対側)には、光ファイバー30と略同じ形状の凹部29が設けられ、光ファイバー30の先端が、凹部29に差し込まれた状態で、凹部29と嵌合している。このように、前記凹部29の1部または全体に、前記複数の光ファイバの先端が嵌合して固定されることにより、光ピッチ変換構造体20と光ファイバー30との位置合わせを正確且つ簡易に行なうことが可能となるとともに、確実な固定状態も確保できる。そして、光ピッチ変換構造体20と光ファイバ30とは、必要に応じて、例えば、図示しない接着剤により固定される。
図2は、図1における光ピッチ変換構造体20の基本形態を示したものである。なお、説明の都合上、図2では、下部26および上部の凹部29は省略してある。
図2に示した光ピッチ変換構造体20は、その中央部、或いは、その全体が、プラスチック等の樹脂やガラス等、光透過が可能な材質からなる。この透明なブロックの上下面(面発光素子14側の面と、光ファイバ30側の面)には、複数の凹部が設けられている。その凹部は、図に示すように、開口部が円、或いはそれに類似する形状であり、且つ、一定の深さまで、その断面が該開口部と略同じ形状を有する窪みである。すなわち、井戸のような円柱状、或いはそれに類する形状に窪んだ状態になっている。更には、これら複数の凹部、すなわち、面発光素子側凹部22および光ファイバー側凹部23には、それぞれ、その底面に、光が乱反射しない平滑面24および25を有している。
更には、その平滑面24および25が、光ピッチ変換構造体20における他の部分の表面よりも凹凸が少ない平滑面であることが望ましい。このように、光ピッチ変換構造体20の表面全体を平滑に処理せずに、平滑な面を必要とする平滑面24および25のみを平滑にすることにより、光ピッチ変換構造体20を低コストで作製することが可能となる。
なお、平滑面24(本明細書中では、便宜的に、「第1の面」と呼ぶ場合も有る。)は、図1(b)或いは図2のように、回路基板11の表面に対して傾斜した面であり、面発光素子14と同じ配置間隔で並んでいる。そして、この複数の平滑面24は、図のように、1つおきに異なる方向に傾斜している。このように、平滑面24を1つおきに異なる方向に傾斜させ、複数の光ファイバ30を図のように交互に2列に配置することにより、面発光素子14の配置間隔よりも大きな直径を有する複数の光ファイバを、コンパクトに配置することが可能になる。
一方、平滑面25(本明細書中では、便宜的に、「第2の面」と呼ぶ場合も有る。)は、平滑面24と同数存在し、平滑面24と平滑面25が1つずつで、一対になっている。その一対を構成する平滑面24と平滑面25とは、図のように、略同じ傾き(傾斜角)になっている。このように、平滑面24と、平滑面25とが、略同じ角度に傾斜していることにより、面発光素子14から光ピッチ変換構造体20へ入射された光が、その光軸を一定量シフトしただけで、入射された光と平行な光軸方向を保ったまま(光ピッチ変換構造体20から)出射されることになり、光ファイバー30を、回路基板11に対して垂直の整列した状態で配置することが可能になる。
また、平滑面24および25には、必要に応じて、図示しない光反射防止膜が形成される。光反射防止膜は、平滑面24、25における光の反射を防止するための薄い膜であり、例えば、MgF2等の誘電体を多層に積層したものからなり、スパッタや真空蒸着等により形成される。その光反射防止膜の厚さは、入射光の半波長の整数倍(例えば、波長が0.85μmの入射光の場合、約3.4μm程度の厚さ)であり、平滑面24、25で反射した光を、反射膜の表面でもう一度反射させて、光の減衰を少なくする。
なお、特に図示していないが、光ピッチ変換構造体20の上下面に設けられた複数の凹部22、23の内部は、光ピッチ変換構造体20本体の屈折率よりも小さな屈折率を有する光透過材により充填されていても良い。このように凹部を埋めてしまうことで、複数の凹部22、23に入り込んだ塵や埃が平滑面24、25に付着して、光路を遮るという悪影響を防ぐことが出来る。
光の伝播経路としては、面発光素子14の発光部16からの発光光が、光ピッチ変換構造体20へ向けて進行し、光ピッチ変換構造体20の面発光素子14側凹部22の空間を通過し、平滑面24に到達する。平滑面24に到達した光は、平滑面24で所定の角度屈折して、光ピッチ変換構造体20の内部へ入射した後、光ピッチ変換構造体20の内部を透過し、光ファイバー側凹部23の平滑面25に到達する。そして、平滑面25に到達した光は、平滑面25で再び屈折して、光ファイバー側凹部23の内側の空間を、上方向(光ファイバー30の方向)へ向けて進行する。
図3に、面発光素子14(VCSEL)が搭載された半導体チップ12の概略図を示す。図3において14は面発光素子であり、基板13上に各面発光素子14が所定のピッチで直線状に配置されている。このピッチは、一般に、シングルモード用の光ファイバを、複数本、直線上に並べたときの間隔と同じ0.25mmであり、その面発光素子14からの発行光を受ける面発光素子側凹部22も、同ピッチ間隔で配置されている。なお、面発光素子14は、通常、基板13を製造する際に、基板13と同時に形成される。
図4〜図6は、光軸がシフトして、上下のピッチを合わせる仕組み、および、光軸シフト量の計算式を説明した図である。
図4は、一列に並んだ4個の面発光素子14が本発明の光素子モジュールに使用される場合に、光軸をシフトさせ、上下のピッチを合わせる原理を示した図である。
図4(a)に示すように、本発明の光軸がシフトする原理は、複数の透明板状部材27が、その傾斜向きを交互に変えた状態で、並んで配置された構成により表現される。そして、面発光素子14から出射された複数の発散光15は、それぞれ、透明板状部材27を通過した後、図4(a)のように交互に、光軸が所定量シフトして、同図の上方向(すなわち、光ファイバー30が設置されている方向)に向かって誘導される。
なお、図4(a)の複数の透明板状部材27は、光軸がシフトする原理を説明するためのモデルとして、例示したものであるが、前述のように、面発光素子14のピッチが標準的なもので250μmであることから、透明板状部材27の外形寸法は、長い方の寸法が、数100μm程度という微細なものになる。
また、図4(b)は、図4(a)の上面から見た図であり、面発光素子14と、その面発光素子14からの伝播光28との位置関係を示した図である。図4(a)または(b)のように、面発光素子14から発光された光は、光軸が図の左右方向に交互にシフトするとともに、その発散角度により、徐々に広がって伝播される。なお、面発光素子14から発する光の発散角度は、一般に10°程度である。
図5に、上記透明板状部材27を使用して、平滑面24および25の傾きと光軸のシフト量との関係を示す。
図のように、
透明板状部材27の厚さをt、屈折率をn、
透明板状部材27の傾斜角をθ、
透明板状部材27に対するレーザ光の入射角度をβ、
レーザ光の光軸シフト量をd、とすると、
β=sin−1[(sinθ)/n] ・・・(1)
d=(t/cosβ)×sin(θ−β) ・・・(2)
の関係が成り立つ。
ここで、一例として、所定条件下において、計算式(1)および(2)を使用した計算例を示す。透明板状部材27の屈折率が1.5、厚さが0.6mm、傾斜角が45度とすると、n=1.5、t=0.65mm、θ=45度であるから、計算式(1)により、レーザ光の入射角度β=28度となる。そして、このβの算出値を(2)に代入し、レーザ光の光軸シフト量d=0.22mmを得る。
図6は、図4(b)と同様、光伝送モジュールを上側から見た場合の基板12と光ファイバ30との配置関係を示した図である。
図6の配置関係において、光ファイバ30の直径を求めると、以下のようになる。上述の計算により、レーザ光の光軸シフト量dが0.22mmであることから、互いに最外形部で接する光ファイバの半径rを求めると、r=0.22/cos30°=0.25mmとなる。すなわち、光ファイバの直径はr×2=0.5mmである。
なお、図6のように、光ファイバ30は、中心部のコア31に対してクラッド32がその周囲を覆う構成であり、上記で求めたような半径=0.25mmの光ファイバ30が、その外側表面で接した状態で、互い違いに配置されている。
(第2の実施の形態)
図7に、本発明における第2の実施の形態を示す。
本実施の形態では、半導体チップ12として、2個の面発光素子14a、14bと、2個の受光素子(光検知器)14c、14dを組み合わせたものを使用し、光の送受信が可能なトランシーバの機能を有する光伝送モジュール10について説明する。
光ファイバ30へ伝送すべき情報を、ch1とch2の面発光素子14a、14bからの発光光によって伝送するとともに、光ファイバ30から伝送されてくる情報を、ch3とch4の受光素子14c、14dにより受け取り、その情報を、回路基板11へ伝達する。そして、図7(a)に示すように、ch3とch4における光ピッチ変換構造体20と光ファイバ30との間に、マイクロレンズ付プレート40を搭載する。
図7(b)は、マイクロレンズ付プレートの詳細を表わした図である。図のように、マイクロレンズ付プレート40は、例えば、プラスチック等の樹脂やガラス等、光を透過する材質からなるプレート41の一方の面に、光を屈折させて集光するマイクロレンズ42を設けたものである。マイクロレンズ42は、光ファイバ30からの伝播光が通過する光路(光検知用光路)に対応する位置に配置される。
なお、マイクロレンズ付プレート40は、樹脂モールド等の材料を使用して、(マイクロレンズ42とプレート41とを併せた)一体成型により作製することが可能であるが、マイクロレンズ42とプレート41とを別々に作製し、それらを光透過性の接着剤により固定しても良い。
マイクロレンズ付プレート40を光伝送モジュール10に取り付ける際には、光ピッチ変換構造体20の光ファイバ側凹部23に、マイクロレンズ42の凸部を嵌め込み、マイクロレンズ付プレート40のマイクロレンズ実装面を、光ピッチ変換構造体20の上面に密着させ、マイクロレンズ42(の凸部)の周囲の平面部と光ピッチ変換構造体20とを、接着剤等により固定する。
このようなマイクロレンズ42を光路中に設けることにより、直径60μm程の小さな受光面積を備えた受光素子14c、14dに対しても、光ファイバ30からの伝播光を効率良く導くことが可能になる。
なお、本図7(a)では省略したが、光ファイバ30は、図1と同様、或いはその他の固定方法により、マイクロレンズ付プレート40、光ピッチ変換構造体20および回路基板11と固定されている。
(第3の実施の形態)
図8は、本発明における第3の実施の形態を示す光伝送モジュールの概略図である。図8のように、基板13上に面発光素子14a、14bおよび受光素子14c、14dが形成された半導体チップ12が、図示しないリードにより、回路基板11上に実装されている。そして、回路基板11上であって、その回路基板上に実装されている半導体チップ12の外側には、光ファイバ30と回路基板11との位置合わせを簡易に行うための枠体54が搭載されている。
光ファイバ30には、その先端に、上記枠体54との組合せを可能とする先端部50が取り付けられており、その先端部50の凹部51に、光ファイバ30の先端が嵌合して、光ファイバ30と先端部50とは、図示しない接着剤等により固定されている。先端部50には、その凹部51に取り付けられた光ファイバ30の先端面31の先に、光導波路構造からなる光伝送部52が形成されている。なお、先端部50の厚さlが薄い場合には、光伝送部52は、光導波路構造でなく、単に、光が透過可能な物質からなる構造であっても良い。
また、その先端部50において、光ファイバ30が取り付けられている面と反対側の面には、枠体54との位置合わせを行うための位置合わせ用ピン53が設けられている。なお、位置合わせ用ピン53は、先端部50の本体と異なる材質のものを、枠体54とは別に作製し、その後に取り付けたものでも良く、先端部50の本体と同じ材質からなり、先端部50を作成する際に、同時に形成されたものであっても良い。
枠体54には、上記ピン53と対向する位置に、位置決め用孔55が設けられ、図中の矢印で示したように、枠体54に、位置合わせ用ピン53を嵌合させることにより、光ファイバの先端部50と枠体54との位置合わせが行われる。
枠体54には、光ファイバ30の先端部30と対向する面と、その反対面(すなわち、回路基板11と対向する面)との両面に、窪み部56a、56bがそれぞれ設けられており、図8(a)のように、光ファイバ30の先端部30と対向する面に設けられた窪み部56aには、光ピッチ変換構造体20が装着され、回路基板11と対向する面に設けられた窪み部56bには、半導体チップ12が装着される。
また、窪み部56aと窪み部56bとの間の中間部(中間凸部57)は、その中央が貫通して空洞状になっており、半導体チップ12と光ピッチ変換構造体20との間で光伝播が可能な構造になっている。
図8のように、枠体54における窪み部56aの内面と光ピッチ変換構造体20の側面との間には、隙間59aが設けられ、枠体54に対する光ピッチ変換構造体20の装着位置を、前後左右にずらすことができる構造になっている。同様に、枠体54における窪み部56bの内面と半導体チップ12の側面との間にも、隙間59bが設けられ、枠体54に対する光ピッチ変換構造体20の装着位置を、前後左右にずらすことができ、光軸結合の調整が可能になっている。
実際に、回路基板11に光ファイバを搭載する場合には、次の手順により行う。
最初に、枠体54に光ピッチ変換構造体20を装着した後、枠体54の位置決め用孔55に、光ファイバ30の先端部50のピン53を嵌合し、光硬化性の接着剤等により固定する(工程1)。
次に、光ファイバ30における先端部50と反対側の端と、光ピッチ変換構造体20の半導体チップ12と対向する面に、図示しない試験治具を取り付けて、それぞれの側から、光の送受信を行い、光の結合試験を行う(工程2)。
工程2で光の送受信試験を行っている間、図8のように、光ファイバ30の先端部50と枠体54との間から、調整治具58を差し込んで、(枠体54の窪み部56aに装着した)光ピッチ変換構造体20の位置を移動させ、光の結合が最大になった位置で、光硬化接着剤等により固定する(工程3)。
次に、光ファイバー30および光ピッチ変換構造体20が固定された枠体54に、半導体チップ12が実装された基板11を当接する。その際、枠体54の窪み部56bに半導体チップ12が装着されるような状態で当接する(工程4)。
ここで、工程2で使用した光ファイバ30側の試験治具を使用し、該試験治具と、前工程で枠体52に当接させた半導体チップ12とを動作させて光の送受信を行い、光の結合が最大になった位置で、接着剤等により固定する(工程5)。
以上、(工程1)〜(工程5)の工程により、光ファイバ30を回路基板11に搭載することにより、簡易な製造工程で、高い光結合を備えた光伝送モジュール10を提供することが可能になる。
(第4の実施の形態)
図9は、本発明における第4の実施形態を示す光伝送モジュールの概略図である。
図9に示すように、光伝送モジュール60において、回路基板11上には、面発光素子14等が搭載された半導体チップ12の他にも、複数の半導体集積回路62が実装されている。
半導体集積回路62は、例えば、面発光素子14を駆動するためのドライバ回路や、光ファイバ30からの伝播信号(シリアル信号)を時分割で複数の電気信号(パラレル信号)に分割するシリアル/パラレル変換回路を含む回路である。
以下に本発明の特徴を付記する。
(付記1) 複数の光伝送路とデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、
回路基板上に設けられた複数の発光素子と、
前記複数の発光素子と、前記複数の光伝送路との間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、
前記光ピッチ変換構造体は、前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、
前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記伝送路へ伝送する第2の面とを有することを特徴とする光伝送モジュール。
(付記2) 前記光ピッチ変換構造体は、光が透過する材質からなることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記3) 前記第1の面と、前記第2の面とが、略同じ角度に傾斜していることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記4) 前記第1の面または第2の面が、前記光ピッチ変換構造体における他の部分の表面よりも凹凸が少ない平滑面であることを特徴とする光伝送モジュール。
(付記5) 前記第1の面または前記第2の面上に、光の反射を抑える光反射防止膜が設けられていることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記6) 前記光ピッチ変換構造体における第1の面および第2の面が、前記光ピッチ変換構造体に設けた凹部の底面であることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記7) 前記凹部が、前記光ピッチ変換構造体の屈折率よりも小さな屈折率を有する光透過材によって充填されていることを特徴とする付記4に記載の光伝送モジュール。
(付記8) 前記凹部の1部または全体に、前記複数の光ファイバの先端が嵌合して固定されていることを特徴とする付記4に記載の光伝送モジュール。
(付記9) 前記複数の発光素子は基板上に形成され、前記発光素子が形成された基板が回路基板上に実装されていることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記10) 前記光伝送路が光ファイバであるとともに、その直径が前記複数の発光素子の配置間隔よりも大きく、該光ファイバの中心が互い違いになるように2列に配置され、
前記第1の面が、1つおきに異なる方向に傾斜していることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
(付記11) 複数の光伝送路とデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、
回路基板上に設けられた複数の発光素子および複数の受光素子と、
前記複数の発光素子および複数の受光素子と、前記複数の光伝送路との間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、
前記光ピッチ変換構造体は、
前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、
前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記伝送路へ伝送する第2の面と、
前記伝送路からの光を受け、光の進行方向を変える第3の面と、
前記第3の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記受光素子へ伝送する第4の面とを有するとともに、
前記伝送路と前記光ピッチ変換構造体との間であって、前記光伝送路からの光が通過する位置に、レンズを配置したことを特徴とする光伝送モジュール。
(付記12) 前記回路基板上には、複数の発光素子とともに、複数の半導体集積回路が実装されていることを特徴とする付記1に記載の光伝送モジュール。
本発明における第1の実施の形態を示す光伝送モジュールの概略図である。 本発明の光伝送モジュールで使用される光ピッチ変換構造体である。 面発光素子(VCSEL)が搭載された半導体チップの概略図である。 光軸ピッチ変換ブロックの構成原理を示した図である。 本発明における光軸シフトの原理を示した図である。 面発光素子と光ファイバの位置関係を示した図である。 本発明における第2の実施の形態を示す光伝送モジュール概略図である。 本発明における第3の実施の形態を示す光伝送モジュール概略図である。 本発明における第3の実施の形態を示す光伝送モジュール概略図である。 従来の光伝送モジュールの斜視図である。
符号の説明
1 光伝送モジュール
2 光ファイバ
3 光ファイバ固定部
4 ピッチ変換部
5 光源部
6 半導体レーザ素子
7 ピッチ変換基板
10 光伝送モジュール
11 回路基板
12 半導体チップ
13 基板
14、14a、14b 面発光素子
14c、14d 受光素子
16 発光部
17 発散光
20 光ピッチ変換構造体
21 光ピッチ変換部
22 面光素子側凹部
23 光ファイバー側凹部
24 平滑面(第1の面)
25 平滑面(第2の面)
26 下部
26a 下部の先端
27 透明板状部材
28 伝播光
29 光軸
30 光ファイバ
31 コア
32 クラッド
40 マイクロレンズ付プレート
41 プレート
42 マイクロレンズ
50 先端部
51 凹部
52 光伝送部
53 位置合わせ用ピン
54 枠体
55 位置決め用孔
56a、56b 窪み部
57 中間凸部
58 調整治具
59a、59b 隙間
60 光伝送モジュール
62 半導体集積回路

Claims (4)

  1. 複数の光ファイバとデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、
    回路基板上に設けられた複数の発光素子と、
    前記複数の発光素子と、前記複数の光ファイバとの間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、
    前記光ピッチ変換構造体は、前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、
    前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記光ファイバへ伝送する第2の面とを有し、
    前記光ファイバの直径が前記複数の発光素子の配置間隔よりも大きく、該光ファイバの中心が互い違いになるように配置され、前記第1の面が、1つおきに異なる方向に傾斜していることを特徴とする光伝送モジュール。
  2. 前記第1の面と、前記第2の面とが、略同じ角度に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の光伝送モジュール。
  3. 前記光ピッチ変換構造体における第1の面および第2の面が、前記光ピッチ変換構造体に設けた凹部の底面であることを特徴とする請求項1に記載の光伝送モジュール。
  4. 複数の光ファイバとデータ通信を行なう光伝送モジュールにおいて、
    回路基板上に設けられた複数の発光素子および複数の受光素子と、
    前記複数の発光素子および複数の受光素子と、前記複数の光ファイバとの間に設けられた光ピッチ変換構造体とを備え、
    前記光ピッチ変換構造体は、
    前記発光素子からの光を受け、光の進行方向を変える第1の面と、
    前記第1の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記光ファイバへ伝送する第2の面と、
    前記光ファイバからの光を受け、光の進行方向を変える第3の面と、
    前記第3の面からの光を受け、光の進行方向を変え、該光を前記受光素子へ伝送する第4の面と、
    前記光ファイバと前記光ピッチ変換構造体との間であって、前記光伝送路からの光が通過する位置に配置されたレンズとを有するとともに、
    前記光ファイバの直径が前記複数の発光素子の配置間隔及び前記複数の受光素子の配置間隔よりも大きく、該光ファイバの中心が互い違いになるように配置され、前記第1の面が、1つおきに異なる方向に傾斜している
    ことを特徴とする光伝送モジュール。
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