JP4196310B2 - 情報管理システムのメッセージ制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークの管理等を行うオブジェクト指向型の情報管理システムメッセージ制御方法に関する。
電話交換システムやデータ伝送システム等に適用される情報管理システムに於いて、管理対象の制御を行う複数のオブジェクトによってシステムを構成し、オブジェクト間のメッセージ制御によって管理を行うオブジェクト指向型の情報管理システムが知られており、レスポンスの向上等が要望されている。
【0002】
【従来の技術】
図16は情報管理システムの説明図であり、複数のネットワーク制御システム101−1〜101−nとネットワーク管理システム102とから構成された場合を示し、ネットワーク制御システム101−1〜101−nは、交換機能を含み、各種の制御の為の制御端末装置(ワークステーションWS)103とネットワーク制御プロセス104とを含み、又ネットワーク管理システム102は、オブジェクト管理サービスプロセス105を含むものである。
【0003】
制御端末装置103からネットワーク管理システムに対して、GETオペレーション等により情報を要求する場合、ネットワーク制御プロセス104からネットワーク管理システム102に対してリクエスト・メッセージを送信し、ネットワーク管理システム102のオブジェクト管理サービスプロセス105は、リクエスト・メッセージに従った処理を行い、応答メッセージをネットワーク制御プロセス104に返すことになる。この応答メッセージ長が長い場合は、分割して中間応答メッセージとして送信し、最後に最終応答メッセージを送信するものである。
【0004】
図17は従来例の説明図であり、上位制御オブジェクトと、オブジェクトA,Bを含むプロセスAと、オブジェクトCを含むプロセスBとからなり、オブジェクト間のメッセージ制御の概要を示す。同図に於いて、111は上位制御オブジェクト、112,113はプロセスA,B、120A〜120CはオブジェクトA〜C、121A〜121Cはメッセージ処理部、122A〜122Cは中間応答処理部、123A〜123Cは最終応答処理部、124はリクエストID管理部、125はリクエストID管理テーブル、126は最終応答管理テーブル、127はバッファ、128,129は受信管理テーブルを示す。
【0005】
上位制御オブジェクト111は、例えば、図16のネットワーク制御システムに対応し、プロセスA,Bは、ネットワーク管理システムに対応する。又上位制御オブジェクト111からオブジェクトAに対してリクエスト・メッセージを送信し、このオブジェクトAは、自オブジェクトAの配下のオブジェクトB,Cにリクエスト・メッセージを送信する場合を示す。
【0006】
又リクエスト・メッセージを送信したオブジェクトに対して前述のように応答を返す方式が一般的であり、図17のオブジェクトA,B,Cに於いても、リクエスト・メッセージを送信したオブジェクトに対して応答を返すもので、実線矢印でリクエスト・メッセージの流れ、点線矢印で中間応答メッセージの流れ、鎖線矢印で最終応答メッセージの流れをそれぞれ示す。
【0007】
又図18はリクエスト・メッセージ及びテーブル内容の説明図であり、(a),(b)はリクエスト・メッセージのヘッダ情報とパラメータ情報とを示し、又(c)はリクエストID管理テーブル125、(d)は最終応答管理テーブル126、(e)は受信管理テーブル128,129のそれぞれ内容の一例を示す。
【0008】
リクエスト・メッセージは、図18の(a),(b)に示すように、プロセス識別子と、送信元obj(オブジェクト)名と、送信先obj(オブジェクト)名と、パラメータ等のその他の通信情報とを含み、パラメータ情報は、リクエストIDと、インスタンスIDと、制御情報とを含むものである。従って、上位制御オブジェクト111からのリクエスト・メッセージの送信元obj名の領域には、上位制御オブジェクト111又はそのオブジェクトIDが設定され、送信先obj名の領域には、オブジェクトA又はそのオブジェクトIDが設定されることになる。以下オブジェクト名は、名称又はオブジェクトIDを含むものとして説明する。
【0009】
又オブジェクトAのメッセージ処理部121Aは、リクエスト・メッセージのパラメータ情報のリクエストIDを抽出し、又ヘッダ情報の送信元obj名を抽出し、リクエストID管理テーブル125に格納する。例えば、リクエストIDが1で、送信元obj名が上位制御オブジェクト111を示す場合、この上位制御オブジェクト111に応答メッセージを返すものであるから、例えば、図18の(c)に示すように、リクエストIDとして1、応答先obj名として上位制御オブジェクト名が格納されることになる。
【0010】
又メッセージ処理部121Aは、リクエスト・メッセージのパラメータ情報に基づいてプロセスB,Cにリクエスト・メッセージを送信することを識別すると、ヘッダ情報の送信元obj名の領域にオブジェクトAの名称、送信先obj名の領域にオブジェクトB又はCの名称を設定して、オブジェクトB,Cにリクエスト・メッセージを送信し、最終応答管理テーブル126に、リクエストIDと、メッセージ送信先オブジェクト名とを格納する。例えば、オブジェクトBに送信するリクエスト・メッセージのリクエストIDが1、オブジェクトCに送信するリクエスト・メッセージのリクエストIDが2の場合、図18の(d)に示すように、リクエストID=1に対応してオブジェクトBの名称、リクエストID=2に対応してオブジェクトCの名称がメッセージ送信先オブジェクト名として格納される。
【0011】
オブジェクトBは、メッセージ処理部121Bに於いてリクエスト・メッセージの受信処理を行い、受信管理テーブル128に、リクエストIDと受信objリファレンスとを格納する。同様に、オブジェクトCに於いても、メッセージ処理部121Cに於いてリクエスト・メッセージの受信処理を行い、受信管理テーブル129に、リクエストIDと受信objリファレンスとを格納する。
【0012】
図18の(e)に示す受信管理テーブルは、オブジェクトBの受信管理テーブル128の場合、リクエストID=1に対応してオブジェクトAが受信objリファレンスとして格納され、オブジェクトCの受信管理テーブル129の場合、( )内で示すように、リクエストID=2に対応してオブジェクトAが受信objリファレンスとして格納される。
【0013】
オブジェクトB,Cに於いては、応答メッセージ長が長くなる場合、分割した中間応答メッセージを中間応答処理部122B,122Cに於いて処理するものであり、又応答メッセージの最後については最終応答メッセージとして、最終応答処理部123B,123Cに於いて処理するものである。何れの場合も、リクエストIDを基に受信管理テーブル128,129を参照して、受信objリファレンスに従ったオブジェクトに対して中間応答メッセージ又は最終応答メッセージを送信する。この最終応答メッセージには、リクエストIDと最終応答フラグとが付加される。
【0014】
オブジェクトAは、オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージを受信してバッファ127に蓄積する。又オブジェクトB,Cから最終応答メッセージを受信した時に、そのリクエストID及び送信元オブジェクト名と、最終応答管理テーブル126に格納されたリクエストID及び応答先obj名とを照合し、照合一致により、バッファ127に蓄積した中間応答メッセージについての最終応答メッセージであると判定し、応答先objの上位制御オブジェクト111に対して、バッファ127に蓄積された中間応答メッセージ及び最後に受信した最終応答メッセージを送信する。それぞれの処理は中間応答処理部122A及び最終応答処理部123Aに於いて行うものである。
【0015】
図19及び図20は従来のメッセージ処理のフローチャートであり、オブジェクトAに関連した処理を示し、ステップ(C1)〜(C4)はメッセージ処理部121A、ステップ(C5)〜(C9),(C11)〜(C14),(C22),(C23)はリクエストID管理部124、ステップ(C15)〜(C17)は中間応答処理部122A、ステップ(C18)〜(C21)は最終応答処理部123Aのそれぞれに於ける処理を示す。
【0016】
即ち、プロセスAのオブジェクトAに於けるメッセージ処理部121Aは、メッセージを受付けるキューを備えており、このキューからメッセージを取り出し(C1)、このメッセージの種別を判別し、その種別に対応した処理を動作させる(C2)。そして、リクエストIDと送信元オブジェクト、メッセージ種別をリクエストID管理テーブル125に登録し(C3)、メッセージ毎の固有の処理、例えば、データベースの参照,内部データの参照等の処理を行う(C4)。リクエスト管理テーブルID管理テーブル125は、図18の(c)に示すように、リクエストID対応に応答先オブジェクト名を登録することになる。
【0017】
リクエスト管理ID管理部124は、リクエスト管理処理を動作させ(C5)、リクエストIDと制御オブジェクトのIDとを最終応答管理テーブル126に登録する(C6)。この最終応答管理テーブル126は、図18の(d)に示すように、リクエストID対応にメッセージ送信先オブジェクト名を登録することになる。
【0018】
そして、制御対象オブジェクト総てにメッセージを送信したか否かを判定し(C7)、送信が済んでいない場合は、制御対象のオブジェクトにメッセージを送信し(C8)、ステップ(C7)に移行する。又送信が済んだ場合は、制御対象のオブジェクトからの応答待ちの状態に入る(C9)。
【0019】
そして、制御対象オブジェクトからの応答メッセージを受信した時に、応答キューからメッセージを取り出し(C11)、リクエストID管理テーブル125と最終応答管理テーブル126とから情報を取得する(C12)。この応答のリクエストIDに対して、最終応答管理テーブルの制御対象オブジェクト(メッセージ送信先obj名)と、応答の送信先オブジェクトとが同一か否かを判定する(C13)。即ち、最終応答管理テーブル126を参照して、応答メッセージのリクエストID対応のメッセージ送信先オブジェクト名(制御対象オブジェクト名)と、この応答メッセージの送信元オブジェクト名(制御対象オブジェクト名)とが同一か否かを判定する。
【0020】
同一の場合は正しい応答メッセージであるから、この応答メッセージが中間応答メッセージか最終応答メッセージかを判定す(C14)。例えば、最終応答フラグの有無により判定することができる。そして、中間応答メッセージの場合は、メッセージ種別を判別し、該当する中間応答処理を動作させ(C15)、中間応答情報の作成を行い(C16)、送信元オブジェクトに対して中間応答を送信する(C17)。この場合、上位制御オブジェクト111に中間応答を送信することになる。
【0021】
又最終応答メッセージの場合は、メッセージ種別を判別し、該当する最終応答処理を動作させ(C18)、最終応答情報の作成を行い(C19)、制御対象のオブジェクトの総てから最終応答を受信したか否かを判定し(C20)、すべての受信が済んでいない場合はステップ(C11)に移行し、総ての受信が済んでいる場合は送信元オブジェクトに対して最終応答を送信する(C21)。即ち、上位制御オブジェクト111に最終応答を送信することになる。
【0022】
又ステップ(C13)に於いてオブジェクト名が同一でない場合、その応答が中間応答か最終応答かを判定し(C22)、それぞれの送信元にNGを送信する(C23)。これによって、制御対象のオブジェクトからの中間応答及び最終応答の誤りが生じないように制御することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
従来例のオブジェクト指向型の情報管理システムに於けるオブジェクト間のメッセージ制御に於いて、前述のオブジェクトAのように、上位制御オブジェクト111からのリクエスト・メッセージを、配下のオブジェクトB,Cに送信する場合、オブジェクトAの中間応答処理部122A及び最終応答処理部123Aに於いて、リクエスト・メッセージの送信先のオブジェクトB,Cからの中間応答メッセージ及び最終応答メッセージを受信処理し、リクエスト・メッセージに対する応答メッセージの整合性を確認して、リクエスト・メッセージの送信元の上位制御オブジェクト111に送信するものである。
【0024】
即ち、オブジェクトAに於いては、上位制御オブジェクト111からの例えばリクエストID=aのリクエスト・メッセージに対するオブジェクトB,CからのリクエストID=aの最終応答メッセージを受信する前に、次のリクエストID=bのリクエスト・メッセージをオブジェクトB,Cに送信した場合、オブジェクトAに於いては、リクエストID=a,bの応答メッセージが混在して受信することになり、オブジェクトAに於ける処理が複雑化し、このような場合に誤りが発生する可能性が大きくなる。従って、前述のように、或るリクエストIDのリクエスト・メッセージに対する最終応答メッセージを確認した後、次のリクエストIDのリクエスト・メッセージを送信することになる。
【0025】
従って、複数のオブジェクトB,Cに対してリクエスト・メッセージを送信するオブジェクトAに於いては、オブジェクトB,Cからの最終応答メッセージをそれぞれ受信確認するまで、次のリクエスト・メッセージの送信は待ち合わせとなる。又オブジェクトAとオブジェクトB,Cとの間のメッセージの情報量が多い場合は、次のリクエスト・メッセージの待ち合わせは更に長くなり、上位制御オブジェクト111に対するレスポンスが遅くなる問題があった。
本発明は、リクエスト・メッセージに対するレスポンスの高速化を図ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理システムのメッセージ制御方法は、管理対象の制御を行う複数のオブジェクトを有し、リクエスト・メッセージの送信先のオブジェクトから該リクエスト・メッセージの送信元に対して応答メッセージを送信する情報管理システムのメッセージ制御方法に於いて、前記オブジェクト間の前記リクエスト・メッセージと前記応答メッセージとの送受信管理を行うリプライ・オブジェクトを設け、前記リクエスト・メッセージに対する前記応答メッセージの送信先を前記リプライ・オブジェクトとし、該リプライ・オブジェクトは、前記応答メッセージを受信して中間応答メッセージか最終応答メッセージかを判定すると共に、前記リクエスト・メッセージの送信元に対して前記応答メッセージを送信処理する過程を含むものである。
【0027】
又(2)リプライ・オブジェクト21は、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクト(オブジェクトB,C)からの中間応答メッセージを受信処理する中間応答処理部22と、最終応答メッセージを受信処理する最終応答処理部23とを含む構成とすることができる。又リクエスト・メッセージを識別するリクエストIDを基に応答送信先オブジェクト(例えば上位制御オブジェクト1)を管理するリクエストID管理テーブル15と、リクエストID対応にメッセージ送信先オブジェクト(オブジェクトB,C)を管理する最終応答管理テーブル16とを内部に設けることができる。
【0028】
又(3)リプライ・オブジェクト21は、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクト(オブジェクトB,C)からの中間応答メッセージを受信処理する中間リプライ・オブジェクトと、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクト(オブジェクトB,C)からの最終応答メッセージを受信処理する最終リプライ・オブジェクトとに分けた構成とすることができる。
【0029】
又(4)中間リプライ・オブジェクトは、中間応答メッセージ対応のスレッドからなるマルチスレッド構成とすることができる。又リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する時、このリクエスト・メッセージ対応に生成することができる。又リプライ・オブジェクトは、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する時、このリクエスト・メッセージの種別対応に生成することができる。
【0030】
又本発明のメッセージ制御方法は、(5)管理対象の制御を行う複数のオブジェクトを含み、リクエスト・メッセージに対して応答メッセージを送信するオブジェクト間のメッセージ制御方法であって、応答メッセージを受信処理する専用のリプライ・オブジェクト21を設けると共に、リクエスト・メッセージのパラメータ情報に応答送信先オブジェクト名の設定領域を設け、メッセージ送信先オブジェクトに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の応答送信先オブジェクト名として前記リプライ・オブジェクト名を設定し、リプライ・オブジェクトに於いて、メッセージ送信先オブジェクトからの応答メッセージの受信処理を行う過程を含むものである。
【0031】
又(6)リプライ・オブジェクトを、中間リプライ・オブジェクトと最終リプライ・オブジェクトとにより構成し、メッセージ送信先オブジェクトに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報に、中間リプライ・オブジェクトを指定する中間応答送信先オブジェクト名と、最終リプライ・オブジェクトを指定する最終応答送信先オブジェクト名との領域を設け、メッセージ送信先オブジェクトからの中間応答メッセージを中間リプライ・オブジェクトに於いて受信処理し、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクトに於いて受信処理する過程を含むことができる。
【0032】
又(7)メッセージ送信先オブジェクトに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答先オブジェクト名として、上位のメッセージ送信元オブジェクト(上位制御オブジェクト)を設定し、最終応答先オブジェクト名として、最終リプライ・オブジェクト名を設定し、メッセージ送信先オブジェクト(オブジェクトB,C)からの中間応答メッセージを上位のメッセージ送信元オブジェクト(上位制御オブジェクト)に、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクトにそれぞれ送信する過程を含むことができる。
【0033】
又(8)中間リプライ・オブジェクトは、中間応答メッセージ対応のスレッド構成の中間応答処理部を生成し、メッセージ送信先オブジェクトからの中間応答メッセージを受信処理する過程を含むことができる。又中間リプライ・オブジェクト及び最終リプライ・オブジェクトを、リクエスト・メッセージの種別対応に生成し、メッセージ送信先オブジェクトからの中間応答メッセージ及び最終応答メッセージを、リクエスト・メッセージの種別対応の中間リプライ・オブジェクト及び最終リプライ・オブジェクトに送信する過程を含むことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の説明図であり、1は上位制御オブジェクト、2はプロセスA、3はプロセスB、4〜6はオブジェクトA〜C、21はリプライ・オブジェクト、11A〜11Cはメッセージ処理部、12B,12C,22は中間応答処理部、13B,13C,23は最終応答処理部、15はリクエストID管理テーブル、16は最終応答管理テーブルを示す。又実線矢印はリクエスト・メッセージの流れ、点線矢印は中間応答メッセージの流れ、鎖線矢印は最終応答メッセージの流れをそれぞれ示す。
【0035】
この実施の形態に於いては、プロセスAは、オブジェクトA,Bと、リプライ・オブジェクト21とを含み、プロセスBはオブジェクトCを含む場合を示し、リプライ・オブジェクト21は、中間応答処理部22と最終応答処理部23とを含み、メッセージ送信先オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージと最終応答メッセージとを受信処理する専用のオブジェクトである。又メッセージ送信先のオブジェクトB,Cは、従来例と同様に、メッセージ処理部11B,11Cと、中間応答処理部12B,12Cと、最終応答処理部13B,13Cとを含み、且つ図示を省略した受信管理テーブルを含む構成を有する。
【0036】
オブジェクト間のメッセージは、例えば、図2の(a),(b)に示すように、ヘッダ情報として、プロセス識別子と送信元obj(オブジェクト)名と送信先obj(オブジェクト)名とその他の通信情報とを含み、パラメータ情報として、リクエストIDとインスタンスIDと制御情報と応答送信先obj(オブジェクト)名とを含むものである。即ち、応答送信先obj名の領域を付加したものである。そして、上位制御オブジェクト1からオブジェクトAに対するリクエスト・メッセージの場合、ヘッダ情報の送信元obj名として上位制御オブジェクト、送信先obj名としてオブジェクトA、又パラメータ情報の応答先obj名として上位制御オブジェクトのそれぞの名称又はオブジェクトIDが設定される。
【0037】
オブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージのリクエストIDと応答送信先obj名とを抽出して、リクエストID管理テーブル15に格納する。この場合、リクエストID管理テーブル15は、例えば、図2の(c)に示すように、リクエストID=1、応答送信先obj名=上位制御オブジェクト名として設定される。
【0038】
又メッセージ処理部11Aは、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージを処理して、オブジェクトAの配下のオブジェクトB,Cにリクエスト・メッセージを送信するもので、その場合、リプライ・オブジェクト21のオブジェクトIDを取得することにより、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の応答送信先obj名として、それぞれリプライ・オブジェクト21名又はそのオブジェクトIDを設定する。
【0039】
又オブジェクトB,Cへの送信するリクエスト・メッセージのリクエストIDとして、例えば、オブジェクトBに送信するものは1、オブジェクトCに送信するものは2とすると、最終応答管理テーブル16は、図2の(e)に示すように、リクエストID=1、メッセージ送信先obj名=オブジェクトB名又はオブジェクトID、リクエストID=2、メッセージ送信先obj名=オブジェクトC名又はオブジェクトIDが設定されることになる。
【0040】
オブジェクトB,Cは、メッセージ処理部11B,11Cに於いてオブジェクトAからのリクエスト・メッセージを受信し、パラメータ情報の応答送信先オブジェクト名としてのリプライ・オブジェクト21名を受信管理テーブル(図示を省略)に格納し、これを基に、リクエスト・メッセージに対する中間応答メッセージは、中間応答処理部12B,12Cからリプライ・オブジェクト21に送信し、リプライ・オブジェクト21は中間応答処理部22に於いて受信処理する。又最終応答メッセージは、最終応答処理部13B,13Cからリプライ・オブジェクト21に送信し、リプライ・オブジェクト21は最終応答処理部23に於いて処理する。
【0041】
リプライ・オブジェクト21に於ける中間応答処理部22は、オブジェクトB,Cの中間応答処理部12B,12Cからの中間応答メッセージに対して、リクエストID管理テーブル15を参照し、リクエストID=1の場合は、応答送信先オブジェクトの上位制御オブジェクト1宛に中間応答メッセージを送信する。又リプライ・オブジェクト21に於ける最終応答処理部23は、オブジェクトB,Cの最終応答処理部13B,13Cからの最終応答メッセージと、リクエストID管理テーブル15と最終応答管理テーブル16の内容とを照合し、例えば、オブジェクトBからリクエストID=1の最終応答メッセージを受信し、且つオブジェクトCからリクエストID=2の最終応答メッセージを受信した時に、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージに対する最終応答メッセージを受信したと判定し、上位制御オブジェクト1に対して最終応答メッセージを送信する。
【0042】
従って、メッセージ送信先オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージ及び最終応答メッセージを受信処理する専用のリプライ・オブジェクト21を設けたことにより、オブジェクトAは、リクエスト・メッセージに対するオブジェクトB,Cからの最終応答メッセージの受信確認を行う前であっても、上位制御オブジェクト1等からの次のリクエスト・メッセージに対して、直ちに配下の複数のオブジェクトB,Cに対してリクエスト・メッセージの送信が可能となる。即ち、レスポンスの高速化を図ることができる。
【0043】
図3及び図4は本発明の第1の実施の形態のフローチャートであり、図3は図1に於けるオブジェクトAの処理を示し、図4はリプライ・オブジェクト21の処理を示す。オブジェクトAに於けるメッセージ処理部11Aは、キューからメッセージを取り出し(A1)、このメッセージの種別を判別し、該当するメッセージ処理を動作させ(A2)、リクエストIDと送信元オブジェクト、メッセージ種別をリクエストID管理テーブル15に登録する(A3)。そして、リクエストID管理テーブル15及び最終応答管理テーブル16は、管理テーブルとして示すように、リクエストID毎に、送信元オブジェクトと、メッセージ種別と制御対象オブジェクト(リクエスト・メッセージの送信先オブジェクト)とを管理する。
【0044】
そして、メッセージ毎の固有の処理、例えば、データベースの参照,内部データの参照等の処理を行い(A4)、リプライ・オブジェクト21のオブジェクトIDを取得する(A5)。このリプライ・オブジェクト21のオブジェクトIDを、制御対象のオブジェクトに対して送信するメッセージのパラメータ情報の応答送信先obj名として付加して送信する(A6)。そして、制御対象のオブジェクト(例えば、図1に於けるオブジェクトB,C)総てに送信したか否かを判定し(A7)、総てに送信していない場合は、ステップ(A6)に移行し、制御対象のオブジェクトに対してメッセージ送信を継続する。
【0045】
又リプライ・オブジェクト21に於いては、制御対象のオブジェクトから応答メッセージを受信すると、応答キューからその応答メッセージを取り出し(A11)、オブジェクトID取得要求か否かを判定し(A12)、オブジェクトID取得要求の場合は、要求されたオブジェクトIDを応答し(A25)、オブジェクトID取得要求でない場合は、管理テーブルから情報を取得する(A13)。
【0046】
そして、応答メッセージのリクエストID対応の管理テーブル(最終応答管理テーブル16)の制御対象オブジェクト名(メッセージ送信先obj名)と、応答メッセージの送信元オブジェクト名とが同一か否かを判定し(A14)、同一の場合は、正しい応答と判定し、この応答のメッセージ種別が中間応答か最終応答を示すか判定する(A15)。
【0047】
中間応答の場合、中間応答処理部22に於いて、メッセージ種別を判別し、該当する中間応答処理を動作させ(A16)、中間応答情報の作成を行い(A17)、送信元オブジェクトに対して中間応答を送信する(A18)。図1に於いては、リクエストID管理テーブル15を参照することにより、上位制御オブジェクト1に対して中間応答を送信することになる。
【0048】
又最終応答の場合、最終応答処理部23に於いて、メッセージ種別を判別し、該当する最終応答処理を動作させ(A19)、最終応答情報の作成を行い(A20)、制御対象オブジェクト(例えば、図1のオブジェクトB,C)からの最終応答を総て受信したか否かを判定し(A21)、総て受信した場合は、送信元オブジェクトに対して最終応答を送信する(A22)。図1に於いては、リクエストID管理テーブル15を参照することにより、上位制御オブジェクト1に対して最終応答を送信することになる。又総てを受信していない場合は、ステップ(A11)に移行する。
【0049】
又ステップ(A14)に於いて、同一でない場合、応答メッセージの種別が中間か最終かを判定し(A23)、中間応答又は最終応答に対して、応答送信元にNGを送信する(A24)。
【0050】
従って、図4に示すリプライ・オブジェクトに於ける応答処理を、オブジェクトAに於いて行わないことにより、オブジェクトAに於ける複数のオブジェクトB,C,・・・に対するリクエスト・メッセージの送信が順次行うことが可能となり、応答性を向上させることができる。
【0051】
図5は本発明の第2の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一機能部分を示す。この実施の形態は、リクエストID管理テーブル15と、最終応答管理テーブル16とを、リプライ・オブジェクト21内に形成した場合を示す。又実線矢印はリクエスト・メッセージ、点線矢印は中間応答メッセージ、鎖線矢印は最終応答メッセージのそれぞれの流れを示す。
【0052】
この実施の形態に於いては、オブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージに対して、リプライ・オブジェクト21のオブジェクトIDを獲得する処理を行って、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・メッセージの応答送信先オブジェクトとして、パラメータ情報の応答送信先obj名に設定する。又その時に、リプライ・オブジェクト21のリクエストID管理テーブル15と、最終応答管理テーブル16とに、リクエストIDと上位制御オブジェクト1名及びリクエストIDとオブジェクトB名又はオブジェクトC名を設定する。
【0053】
従って、第1の実施の形態と同様に、オブジェクトAに於いてリクエスト・メッセージに対する最終応答メッセージを受信する前に、次のリクエスト・メッセージの処理を開始することが可能となり、更に、リプライ・オブジェクト21は、リクエストID管理テーブル15と最終応答管理テーブル16とを含む構成であり、テーブル情報を隠蔽した構成となる。それにより、リプライ・オブジェクト21の再利用性(移植性)が高くなる利点がある。
【0054】
図6は本発明の第3の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一機能部分を示し、32は中間リプライ・オブジェクト、33は最終リプライ・オブジェクト、34は中間応答管理部を示す。この実施の形態は、リプライ・オブジェクトを、中間リプライ・オブジェクト32と最終リプライ・オブジェクト33とに分割した場合を示し、リクエストID管理テーブル15と最終応答管理テーブル16は図示を省略している。
【0055】
又上位制御オブジェクト1からリクエスト・メッセージを受信したオブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、中間リプライ・オブジェクト32と、最終リプライ・オブジェクト33とのオブジェクトIDを獲得して、オブジェクトB,Cへ送信するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答送信先オブジェクト名と最終応答送信先オブジェクト名とを付加する。
【0056】
オブジェクトB,Cのメッセージ処理部11B,11Cは、リクエスト・メッセージに従った処理を行い、中間応答処理部12B,12Cから中間応答送信先オブジェクト名に従ったオブジェクトに対して中間応答メッセージを送信し、最終応答処理部13B,13Cから最終応答先オブジェクト名に従ったオブジェクトに対して最終応答メッセージを送信する。
【0057】
即ち、オブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・メッセージのパラメータ情報として、例えば、図7の(a)に示すように、リクエストIDと、インスタンスIDと、制御情報と、中間応答送信先obj(オブジェクト)名と、最終応答送信先obj(オブジェクト)名とを含み、オブジェクトB,Cの中間応答処理部12B,12Cは、パラメータ情報により指定された中間応答送信先オブジェクトとしての中間リプライ・オブジェクト32に対して中間応答メッセージを送信する。
【0058】
中間リプライ・オブジェクト32の中間応答管理部34は、図示を省略したリクエストID管理テーブルを参照して、応答送信先obj名として格納された上位制御オブジェクト1へ中間応答メッセージを中継送信する。又最終応答処理部13B,13Cは、パラメータ情報により指定された最終応答送信先オブジェクトとしての最終リプライ・オブジェクト33に対して最終応答メッセージを送信し、最終リプライ・オブジェクト33は、図示を省略した最終応答管理テーブルを参照して、応答送信先obj名として格納された上位制御オブジェクト1へ最終応答メッセージを送信する。
【0059】
従って、オブジェクトAからのリクエスト・メッセージに対するオブジェクトB,Cからの中間応答メッセージは、中間リプライ・オブジェクト32により処理し、最終応答メッセージは、最終リプライ・オブジェクト33により処理するから、多数の中間応答メッセージによる最終応答メッセージの処理の待ち合わせが生じないことになり、処理の高速化を図ることができる。
【0060】
図8及び図9は本発明の第3の実施の形態のフローチャートであり、図8は図6に於けるオブジェクトAのメッセージ処理部11Aの処理、図9は中間リプライ・オブジェクト32と最終リプライ・オブジェクト33との処理を示す。オブジェクトAのメッセージ処理部11Aに於いては、キューからメッセージを取り出し(B1)、メッセージ種別を判別し、該当するメッセージ処理を動作させる(B2)。そして、中間並びに再時化をリプライ・オブジェクトのオブジェクトIDを取得すると同時に、リクエストIDと送信元オブジェクト,メッセージ種別,制御対象オブジェクトのIDを管理テーブルに登録する(B3)。
【0061】
そして、メッセージ毎の固有の処理、例えば、データベース参照等を行い(B4)、制御対象オブジェクトにメッセージを送信する(B5)。そして、制御対象オブジェクトの総てにメッセージを送信したか否かを判定し(B6)、送信が済んでいない場合はステップ(B5)に移行する。
【0062】
又制御対象オブジェクトの総てにメッセージを送信した後、中間リプライ・オブジェクト32及び最終リプライ・オブジェクト33は、応答キューからメッセージを取り出し(B11)、オブジェクトID取得要求か否かを判定し(B12)、オブジェクトID取得要求の場合は、リプライ・オブジェクトで管理テーブルの情報を保持し(B24)、オブジェクトIDを応答送信する(B25)。
【0063】
又ステップ(B12)に於いて、オブジェクトID取得要求でない場合は、管理テーブルから情報を取得し(B13)、応答リクエストIDに対し、最終応答管理テーブルの制御対象のオブジェクトIDと、応答メッセージの送信先オブジェクトIDとが同一か否かを判定し(B14)、同一でない場合は、その応答の送信元へNGを送信する。(B15)。
【0064】
又オブジェクトIDが同一の場合、送信先が中間リプライ・オブジェクトか最終リプライ・オブジェクトかを判定し(B15)、中間リプライ・オブジェクトの場合は、中間リプライ・オブジェクト32に於いてメッセージ種別を判別し、該当する中間応答処理を動作させ(B16)、中間応答情報の作成を行い(B17)、送信元オブジェクトに対して中間応答を送信する(B18)。前述のように、図6に於いては、上位制御オブジェクト1に中間応答メッセージを送信することになる。
【0065】
又送信先が最終リプライ・オブジェクトの場合は、最終リプライ・オブジェクト33に於いてメッセージ種別を判別し、該当する最終応答処理を動作させ(B19)、最終応答情報の作成を行う(B20)。そして、制御対象のオブジェクトの総てから最終応答を受信したか否かを判定し(B21)、総てを受信した場合は、送信元オブジェクトに対して最終応答を送信する(B22)。又総てを受信していない場合は、ステップ(B11)に移行する。
【0066】
図10は本発明の第4の実施の形態の説明図であり、図6と同一符号は同一機能部分を示し、341 ,342 ,343 ,・・・は中間応答処理部のスレッドを示す。この実施の形態は、オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージを受信する中間リプライ・オブジェクト32に於いて、中間応答メッセージ対応に中間応答処理部のスレッド341 ,342 ,343 ,・・・を生成して処理する場合を示す。従って、複数のオブジェクトからの中間応答メッセージに対して、それぞれの中間応答処理部のスレッド341 ,342 ,343 ,・・・が対応できるから、中間応答のレスポンスの高速化を図ることができる。
【0067】
図11は本発明の第5の実施の形態の説明図であり、図6と同一符号は同一機能部分を示す。前述の第3又は第4の実施の形態に対して、点線で示す中間リプライ・オブジェクト32を省略した構成に相当するものである。即ち、オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージは、直接的に、上位のメッセージ送信元の上位制御オブジェクト1に送信するものである。
【0068】
この実施の形態に於いても、図6及び図10に示す実施の形態と同様に、リクエスト・メッセージのパラメータ情報については、図7の(a)に示すように、中間応答送信先obj名と、最終応答送信先obj名とを含むものである。そして、上位制御オブジェクト1からプロセスAに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答送信先obj名及び最終応答送信先obj名の領域に、それぞれ上位制御オブジェクト名を設定する。
【0069】
オブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージに基づいて、最終リプライ・オブジェクト33のオブジェクトIDを取得し、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答送信先obj名の領域に上位制御オブジェクト名を設定し、又最終応答送信先obj名の領域に最終リプライ・オブジェクト33名を設定する。
【0070】
従って、オブジェクトB,Cの中間応答処理部12B,12Cは、パラメータ情報の中間応答送信先obj名に従って、中間応答メッセージを上位制御オブジェクト1に直接的に送信する。又最終応答処理部13B,13Cは、パラメータ情報の最終応答送信先obj名に従って、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクト33に送信する。この場合、上位制御オブジェクト1は、各オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージを受信し、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクト33を介して受信して、リクエスト・メッセージ対応の応答メッセージを認識して処理することになる。
【0071】
図12は本発明の第6の実施の形態の説明図であり、図6と同一符号は同一機能部分を示し、321 ,322 ,323 ,・・・は中間リプライ・オブジェクト、331 ,332 ,333 ,・・・は最終リプライ・オブジェクト、341 ,342 ,・・・は中間応答処理部、35は中間応答管理テーブル、36は最終応答管理テーブルを示す。
【0072】
この実施の形態は、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージRq1,Rq2,・・・対応に、中間リプライ・オブジェクト321 ,322 ,323 ,・・・と、最終リプライ・オブジェクト331 ,332 ,333 ,・・・とを生成するものである。そして、中間リプライ・オブジェクト321 ,322 ,323 ,・・・に於いては、中間応答メッセージ対応に中間応答処理部341 ,342 ,・・・を生成するものである。又中間応答管理テーブル35及び最終応答管理テーブル36も、リクエスト・メッセージRq1,Rq2,・・・対応の中間リプライ・オブジェクト321 ,322 ,323 ,・・・及び最終リプライ・オブジェクト331 ,332 ,333 ,・・・にそれぞれ対応して形成するものである。
【0073】
上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージRq1,Rq2,・・・のパラメータ情報は、例えば、図7の(a)に示すように、リクエストIDと、インスタンスIDと、制御情報と、中間応答送信先obj名と、最終応答送信先obj名とを含み、中間応答送信先obj名と最終応答送信先ob名との領域には、上位制御オブジェクト名が設定される。
【0074】
又オブジェクトAのメッセージ処理部11Aは、例えば、リクエスト・メッセージRq1に対して中間リプライ・オブジェクト321 と最終リプライ・オブジェクト331 とを生成し、中間応答管理テーブル35に、図7の(b)に示すように、応答送信先obj名として、パラメータ情報から抽出した上位制御オブジェクト名を格納する。
【0075】
又最終リプライ・オブジェクト331 の最終応答管理テーブル36に、図7の(c)に示すように、応答送信先obj名として、パラメータ情報から抽出した上位制御オブジェクト名を格納し、メッセージ送信先obj名として、オブジェクトB,Cを格納する。
【0076】
又オブジェクトAは、リクエスト・メッセージRq1に従ったリクエスト・メッセージをオブジェクトB,Cに送信する時、パラメータ情報の中間応答送信先obj名として中間リプライ・オブジェクト321 の名称(オブジェクトID)を設定し、最終応答送信先obj名として最終リプライ・オブジェクト331 の名称(オブジェクトID)を設定する。オブジェクトB,Cに於いては、図示を省略した受信管理テーブルに、中間応答送信先obj名と、最終応答送信先obj名とを格納する。
【0077】
従って、オブジェクトB,Cの中間応答処理部12B,12Cは、前述の受信管理テーブルを参照することにより、中間リプライ・オブジェクト321 に対して中間応答メッセージを送信する。この中間リプライ・オブジェクト321 に於いては、受信した中間応答メッセージ対応の中間応答処理部341 ,342 ,・・・を生成して処理し、中間応答管理テーブル35を参照し、応答送信先obj名が上位制御オブジェクトを示すから、この中間応答メッセージを上位制御オブジェクト1に送信する。
【0078】
又最終応答処理部13B,13Cは、前述の受信管理テーブルを参照することにより、最終リプライ・オブジェクト331 に対して最終応答メッセージを送信する。この最終リプライ・オブジェクト331 は、最終応答管理テーブル36を参照し、メッセージ送信先オブジェクトのオブジェクトB,Cからの最終応答メッセージであるか否かを識別し、オブジェクトB,Cからの最終応答メッセージの場合に、応答送信先obj名として格納されている上位制御オブジェクト1へ最終応答メッセージを送信する。
【0079】
この実施の形態に於いては、リクエスト・メッセージ対応に中間リプライ・オブジェクトと最終リプライ・オブジェクトとを生成し、中間リプライ・オブジェクトは、中間応答管理テーブル35(図5の(b)参照)によって中間応答送信先オブジェクトを管理し、又最終リプライ・オブジェクトは、最終応答管理テーブル36(図5の(c)参照)によって、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトと、最終応答送信先オブジェクトとを管理するものであるから、中間リプライ・オブジェクト及び最終リプライ・オブジェクトに於いては、リクエストIDを意識することなく処理することができ、リクエスト管理が容易となる。
【0080】
図13は本発明の第7の実施の形態の説明図であり、図12と同一符号は同一機能部分を示し、40はプロセスCを示す。このプロセスCは、リクエスト・メッセージRq1,Rq2,・・・対応に生成される中間リプライ・オブジェクト321 ,322 ,323 ,・・・及び最終リプライ・オブジェクト331 ,332 ,333 を含むものである。
【0081】
この実施の形態は、プロセスAからリプライ・オブジェクトに関する部分を分離してプロセスCとしたものであり、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージRq1,Rq2,・・・に対応した中間応答メッセージ及び最終応答メッセージの送受信処理は、図12に示す実施の形態と同一であるから、重複した説明は省略する。又プロセスA,B,Cはそれぞれ独立的なものであるから、リクエスト・メッセージと、中間応答メッセージ及び最終応答メッセージとの処理について、それぞれ負荷分散を図ることができる。
【0082】
図14は本発明の第8の実施の形態の説明図であり、前述の各図と同一符号は同一部分を示し、11Aa,11Abはリクエスト・メッセージ種別対応のメッセージ処理部、32a,32bはリクエスト・メッセージ種別対応の中間リプライ・オブジェクト、33a,33bはリクエスト・メッセージ種別対応の最終リプライ・オブジェクトを示す。即ち、リクエスト・メッセージ種別a,b,c,d,・・・対応に、メッセージ処理部,中間リプライ・オブジェクト及び最終リプライ・オブジェクトを設けるものである。
【0083】
リクエスト・メッセージ種別としては、例えば、取得GET、設定SET、オブジェクトの生成CREATE、オブジェクトの動作ACTION、オブジェクトの削除DELETE等がある。例えば、上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージの種別aに対して、オブジェクトAのメッセージ処理部11Aaが対応し、このメッセージ種別a対応の中間リプライ・オブジェクト32aと最終リプライ・オブジェクト33aとのオブジェクトIDを取得し、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答送信先obj名の領域に、中間リプライ・オブジェクト32aの名称を設定し、最終応答送信先obj名の領域に、最終リプライ・オブジェクト33aの名称を設定する。
【0084】
従って、オブジェクトB,Cは、メッセージ処理部11B,11Cに於いて受信処理し、図示を省略した受信管理テーブルに中間応答送信先obj名及び最終応答送信先obj名を格納し、この内容を参照して、中間応答処理部12B,12Cは、中間リプライ・オブジェクト32aに中間応答メッセージを送信する。同様に、最終応答処理部13B,13Cは、最終リプライ・オブジェクト33aに最終応答メッセージを送信する。中間リプライ・オブジェクト32a及び最終リプライ・オブジェクト33aは、前述のように、応答送信先obj名として上位制御オブジェクトの名称が設定されているから、上位制御オブジェクト1に送信する。
【0085】
又上位制御オブジェクト1からのリクエスト・メッセージの種別がbの場合、オブジェクトAのメッセージ処理部11Abにより受信処理し、2点鎖線矢印で示すように、このメッセージ種別b対応の中間リプライ・オブジェクト32bと最終リプライ・オブジェクト33bとのオブジェクトIDを取得し、オブジェクトB,Cに送信するリクエスト・オブジェクトのパラメータ情報の中間応答送信先obj名として、中間リプライ・オブジェクト32b、最終応答送信先obj名として、最終リプライ・オブジェクト33bの名称をそれぞれ設定する。
【0086】
従って、この種別bのリクエスト・メッセージに対して、オブジェクトB,Cからの中間応答メッセージ及び最終応答メッセージは、それぞれ中間リプライ・オブジェクト32b及び最終リプライ・オブジェクト33bに送信することになる。このようなメッセージ種別対応に、中間リプライ・オブジェクトと最終リプライ・オブジェクトとが指定されるから、リプライ・オブジェクトとしては、メッセージ種別を判別する処理が必要でなくなる利点がある。
【0087】
図15は本発明の第9の実施の形態の説明図であり、50はネットワーク制御システム、51は制御端末装置としてのワークステーション、52はネットワーク制御プロセス、53はネットワーク制御オブジェクト、54a,54b,54cはGETオペレーション機能部,SETオペレーション機能部,ACTIONオペレーション機能部、55a,55b,55cはGETリプライ・オブジェクト,SETリプライ・オブジェクト,ACTIONリプライ・オブジェクトを示す。
【0088】
又60はネットワーク管理システム、61はオブジェクト管理サービスプロセス、62,63は機能プロセス、65はオブジェクト管理オブジェクト、66は包含木(containment tree)オブジェクト、67A〜67Cはノード・オブジェクト、68は最終リプライ・オブジェクト群、69A,69B,69Cは最終リプライ・オブジェクト、70は最終応答管理テーブル、71A,71B,71Cは機能オブジェクトを示す。又実線矢印はリクエスト・メッセージの流れ、点線矢印は中間応答メッセージの流れ、鎖線矢印は最終応答メッセージの流れをそれぞれ示す。
【0089】
この実施の形態は、ネットワーク制御システム50のワークステーション51から機能オブジェクト71Aを制御対象オブジェクトとし、この機能オブジェクト71Aの配下総ての情報を検索条件としたGETオペレーションを要求した場合について示す。このワークステーション51からの要求により、ネットワーク制御プロセス52は、ネットワーク制御オブジェクト53のGETオペレーション機能部54aからネットワーク管理システム60に対して、リクエスト・メッセージを送信する。
【0090】
その場合、GETオペレーション機能部54a対応のGETリプライ・オブジェクト55aのオブジェクトIDを取得する。そして、リクエスト・メッセージの制御情報について、制御対象オブジェクトはオブジェクト管理オブジェクト65、検索条件は機能オブジェクト71Aの配下総ての情報とし、又図5の(a)に示すパラメータ情報に従って、中間応答送信先オブジェクトとして、GETリプライ・オブジェクト55a、最終応答送信先オブジェクトとして、GETリプライ・オブジェクト55aをそれぞれ指定する。
【0091】
又ネットワーク管理システム60のオブジェクト管理サービスプロセス61のオブジェクト管理オブジェクト65は、ノード・オブジェクト67A,67B,67Cの包含木関係を管理し、又各ノード・オブジェクト67A,67B,67Cは、対応する機能オブジェクト71A,71B,71Cのオブジェクト関連を管理する。これらの機能オブジェクト71A,71B,71Cについて、機能オブジェクト71Aの配下に機能オブジェクト71B,71Cが位置している場合について説明する。
【0092】
GETオペレーション機能部54aからのリクエスト・メッセージをオブジェクト管理オブジェクト65に於いて受信処理し、その場合の検索条件が機能オブジェクト71A配下の総ての情報となっているから、包含木オブジェクト66のノード・オブジェクト67A,67B,67Cを介して機能オブジェクト71A,71B,71Cにリクエスト・メッセージを送信する。そして、白抜矢印で示すように、包含木オブジェクト66からリクエストID対応に最終応答管理テーブル70に登録する。
【0093】
この最終応答管理テーブル70は、リクエストIDと、最終応答送信先オブジェクト名と、メッセージ送信先オブジェクト名と、最終応答カウンタとを含むものであり、例えば、オブジェクト管理オブジェクト65が受信処理したリクエスト・メッセージのリクエストID=1、最終応答送信先オブジェクト名=GETリプライ・オブジェクトの名称、メッセージ送信先オブジェクト名=機能オブジェクト71A,71B,71Cの名称、最終応答カウンタ=3(メッセージ送信先オブジェクト数をプリセットし、最終応答メッセージ受信によりカウントダウン)とすることができる。
【0094】
又ノード・オブジェクト67A,67B,67Cからそれぞれの機能オブジェクト71A,71B,71Cに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報として、中間応答送信先オブジェクト名=GETリプライ・オブジェクト55aの名称、ノード・オブジェクト67A,67B,67C対応の最終応答送信先オブジェクト名=最終リプライ・オブジェクト69A,69B,69Cの名称が設定される。
【0095】
従って、機能プロセス62の機能オブジェクト71Aは、中間応答メッセージをGETリプライ・オブジェクト55aに送信し、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクト69Aに送信する。又機能プロセス62の機能オブジェクト71Bは、中間応答メッセージをGETリプライ・オブジェクト55aに送信し、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクト69Bに送信する。又機能プロセス63の機能オブジェクト71Cは、中間応答メッセージをGETリプライ・オブジェクト55aに送信し、最終応答メッセージを最終リプライ・オブジェクト69Cに送信する。
【0096】
GETリプライ・オブジェクト55aは、機能オブジェクト71A,71B,71Cからの中間応答メッセージを受信して、ワークステーション51に転送する。又最終リプライ・オブジェクト69A,69B,69Cは、それぞれの機能オブジェクト71A,71B,71Cからの最終応答メッセージを受信すると、最終応答管理テーブル70の最終応答カウンタをカウントダウンし、カウント内容が0となると、リクエスト・メッセージの総ての送信先オブジェクトからの最終応答メッセージを受信したことになるから、メッセージ送信元のGETリプライ・オブジェクト55aに最終応答メッセージを送信する。GETリプライ・オブジェクト55aは、上位のメッセージ送信元のワークステーション51に最終応答メッセージを送信する。
【0097】
本発明は、前述の各実施の形態にのみ限定されるものではなく、各実施の形態の組合せ等の付加変更が可能である。オブジェクトの階層構成に対応した複数の配下のオブジェクトに対して順次リクエスト・メッセージを送信する場合の応答メッセージの処理をリプライ・オブジェクトにより処理し、応答性を向上するできるものである。又リプライ・オブジェクトは、プロセス単位、オブジェクト単位、オペレーション単位等に対応して実装することが可能であり、各種の情報処理システムに適用できるものである。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトからの応答メッセージを受信してリクエスト・メッセージの送信元オブジェクトに送信するリプライ・オブジェクト21を設けたことにより、例えば、上位制御オブジェクトと制御対象のオブジェクトB,Cにリクエスト・メッセージを送信するオブジェクトAとの間の応答性は、制御対象のオブジェクトB,Cからの応答メッセージをリプライ・オブジェクト21に於いて処理するから、各種の情報処理システムに於けるメッセージ処理の応答性の向上を図ることができる利点がある。
【0099】
又応答メッセージは、中間応答メッセージと最終応答メッセージとの種類がある場合に、それらに対応して、中間リプライ・オブジェクトと、最終リプライ・オブジェクトとを設けて、応答メッセージに対して専用化することにって、複雑な処理形態に於ける処理の円滑化を図ることができる。
【0100】
又メッセージのパラメータ情報として、応答送信先オブジェクト名、又は中間応答送信先オブジェクト名と最終応答送信先オブジェクト名とを付加することにより、制御対象のオブジェクトからの応答メッセージをリプライ・オブジェクト又は中間リプライ・オブジェクト或いは最終リプライ・オブジェクトに対して送信して処理することができ、リクエスト・メッセージを制御対象のオブジェクトに送信するオブジェクトの応答性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のリクエスト・メッセージ及びテーブル内容の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態のフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の説明図である。
【図7】本発明の他の実施の形態のパラメータ情報及びテーブル内容の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態のフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態のフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態の説明図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態の説明図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図13】本発明の第7の実施の形態の説明図である。
【図14】本発明の第8の実施の形態の説明図である。
【図15】本発明の第9の実施の形態の説明図である。
【図16】情報管理システムの概要説明図である。
【図17】従来例の説明図である。
【図18】リクエスト・メッセージ及びテーブル内容の説明図である。
【図19】従来例のメッセージ処理のフローチャートである。
【図20】従来例のメッセージ処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 上位制御オブジェクト
2,3 プロセスA,B
4,5,6 オブジェクトA,B,C
11A,11B,11C メッセージ処理部
12B,12C,22 中間応答処理部
13B,13C 23 最終応答処理部
15 リクエストID管理テーブル
16 最終応答管理テーブル
21 リプライ・オブジェクト

Claims (6)

  1. コンピュータを有する情報管理システムに於ける該情報管理システムは、コンピュータを複数の管理対象手段として機能させる為の複数の管理対象オブジェクトを有すると共に、前記管理対象手段を制御する為の制御手段として機能させる上位制御オブジェクトを有し、該上位制御オブジェクトからリクエスト・メッセージを前記管理対象オブジェクトに送信して、前記リクエスト・メッセージの送信先である前記管理対象オブジェクトから前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトに対して応答メッセージを送信する情報管理システムのメッセージ制御方法に於いて、
    前記情報管理システムに於ける前記管理対象オブジェクトが前記上位制御オブジェクトからのリクエスト・メッセージを受信して、当該リクエスト・メッセージに対応して、更に、前記管理対象オブジェクトの配下にある複数の管理対象オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する際に、前記管理対象オブジェクト及び前記管理対象オブジェクトの配下にある複数の管理対象オブジェクト間の前記リクエスト・メッセージとの送受信管理を行う手段として前記コンピュータを機能させる為のリプライ・オブジェクトを設ける処理過程と、
    前記管理対象オブジェクトは、前記リクエスト・メッセージを送信先である前記複数の管理対象オブジェクトに送信する際に、前記リクエスト・メッセージのパラメータ情報の応答送信先オブジェクト名の設定領域に、前記リプライ・オブジェクトを示すリプライ・オブジェクト名を設定して前記リクエスト・メッセージを送信先である前記複数の管理対象オブジェクトに送信することで、前記リクエスト・メッセージに対する前記応答メッセージの送信先を前記リプライ・オブジェクトとする処理過程と、
    該リプライ・オブジェクトは、前記複数の管理対象オブジェクトから応答メッセージを受信処理し、該応答メッセージが中間応答メッセージであるか又は最終応答メッセージであるかを判定すると共に、該判定に基づいて、それぞれ中間応答情報の作成及び最終応答情報の作成を行い、それぞれ前記中間応答情報及び最終応答情報を前記リクエスト・メッセージの送信元である上位制御オブジェクトに対して送信する処理過程とを含む
    ことを特徴とする情報管理システムのメッセージ制御方法。
  2. 前記リプライ・オブジェクトは、前記リクエスト・メッセージを識別するリクエストIDを基に前記上位制御オブジェクトをリクエストID管理テーブルにより管理し、前記リクエストID対応に前記管理対象オブジェクトからのメッセージ送信先オブジェクトを最終応答管理テーブルにより管理し、前記応答メッセージを受信して中間応答メッセージか最終応答メッセージかを判定する過程を含むことを特徴とする請求項1記載の情報管理システムのメッセージ制御方法。
  3. 前記管理対象オブジェクトは、前記複数の管理対象オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する際に、前記リクエスト・メッセージのパラメータ情報の応答送信先オブジェクト名の設定領域に、前記リプライ・オブジェクトを示すリプライ・オブジェクト名を設定して前記リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトに送信し、前記リプライ・オブジェクトは、前記メッセージ送信先オブジェクトからの応答メッセージを受信して、該応答メッセージを前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトに送信する過程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報管理システムのメッセージ制御方法。
  4. 前記リプライ・オブジェクトを、中間リプライ・オブジェクトと最終リプライ・オブジェクトとにより構成し、前記管理対象オブジェクトは、前記複数の管理対象オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する際に、前記メッセージ送信先オブジェクトに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報に、前記中間リプライ・オブジェクトを指定する中間応答送信先オブジェクト名と最終応答送信先オブジェクト名とを設定し、前記リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトからの中間応答メッセージを前記中間リプライ・オブジェクトにより受信して、前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトに送信し、前記リクエスト・メッセージの送信先オブジェクトからの最終応答メッセージを前記最終リプライ・オブジェクトにより受信して、前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトに送信する過程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報管理システムのメッセージ制御方法。
  5. 前記リプライ・オブジェクトを最終リプライ・オブジェクトにより構成し、前記管理対象オブジェクトは、前記複数の管理対象オブジェクトにリクエスト・メッセージを送信する際に、前記メッセージ送信先オブジェクトに対するリクエスト・メッセージのパラメータ情報の中間応答先オブジェクト名として前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトを設定し、最終応答先オブジェクト名として最終リプライ・オブジェクト名を設定し、前記メッセージ送信先オブジェクトからの中間応答メッセージを前記リクエスト・メッセージの送信元である前記上位制御オブジェクトに、前記最終応答メッセージを前記最終リプライ・オブジェクトにそれぞれ送信する過程を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報管理システムのメッセージ制御方法。
  6. 前記リプライ・オブジェクトを、中間リプライ・オブジェクトと最終リプライ・オブジェクトとにより構成すると共に、前記リクエスト・メッセージの種別対応に生成し、前記メッセージ送信先オブジェクトからの中間応答メッセージ及び最終応答メッセージを、前記リクエスト・メッセージの種別対応に生成した前記中間リプライ・オブジェクト及び前記最終リプライ・オブジェクトに送信する過程を含むことを特徴とする請求項1記載の情報管理システムのメッセージ制御方法。
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