JP4194737B2 - Roll paper for medicine packaging - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ロールペーパから引き出されるシートの張力を調整しながら給紙部からシートを送り分包部で薬剤を分包する薬剤分包装置に用いられる薬剤分包用ロールペーパに関する。
【0002】
【従来の技術】
薬剤分包装置として、熱融着性分包紙のシートをロール状に巻いたものを回転自在に支持したシート供給部からシートを引き出して移送する移送路にシール装置が設けられ、このシール装置の上流側でシートを2つ折りにすると共にその間に薬剤を供給した後シール装置によりシートを幅方向と両側縁部とを帯状に加熱融着して薬剤を分包するようにしたものが知られている。
【0003】
シートが使用されて無くなると新しいロールに交換され、その新しいロールからシートが引き出されて分包装置にセットされる。このシートロールから引き出されるシートは、2つ折りされた後周縁等を融着する際に正確に2つ折りされず、少しずれた状態で融着されることのないように常に一定の張力で引き出すのが好ましいが、実際にはシートの引出量に応じてロール径が変化するため、引出張力も少しずつ変動する。
【0004】
このため、上記シートロールの径の変化が生じても張力がほぼ一定となるように調整するシート張力調整装置が実公平1−36832号公報により提案されている。この公報によるシート張力調整装置は、シートロールをロール支持筒に着脱自在に嵌合装着し、シートロール側方に複数の巻径検出センサを径方向に配置し、この検出センサの信号によりロール支持筒内部に設けた電磁ブレーキの電磁力を調整してロール径が小さくなるにつれて段階的にブレーキ力を弱めることにより張力を一定となるように調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のシート張力調整装置では、シートの使用による巻量の変化を径方向に配置した巻径検出センサで段階的に検出する方式を採用しているため、検出センサのランクが切替わる径になると、芯管軸の偏心、シートの重量、巻き歪みなどの原因により電磁ブレーキのブレーキ力ランクが1回転毎に上下に変動するバイブレーション現象が生じる。このため、張力変動により分包部でシートを2つ折りした際にシートの縁部が正確に重ならない、いわゆる耳ずれが生じ、包装不良部分が生じることがある。
【0006】
又、ブレーキ力のランクが急激に変動するため幅方向に裂傷が生じたりすることもある。検出センサの誤動作の原因は、上記以外にも、光反射式のものを用いていることによるものもある。薬剤包装装置に使用されるシートの材料として、グラシン紙(半透明)、セロポリ紙(透明)等種々のものがあるが、これらシートの端面位置が各層毎に微妙に変化すると反射される反射光の戻りが異なり信号として検出されないため検出精度が悪化したり、特にセロポリ紙では湿度変化による影響が大きいため蛇行巻きされ易く、端面の凹凸が原因で検出精度が悪くなることもある。
【0007】
さらに、シートを分包部で2つ折りする位置より上流側に一般には分包紙に印字するためのサーマルプリンタが設けられるが、このサーマルプリンタにおいて印字ドットの欠けや印字装置の残量表示機構のランプが、バイブレーション現象により耐久性の低下を起こしたりする。
【0008】
一方、薬剤分包装置に用いられるロールペーパは、上述したグラシン紙やセロポリ紙の30μm程度の極薄のシートを中空芯管の外周にロール状に巻き付けて形成され、その長さは一般に300〜500mとかなり長尺である。このようなロールペーパの巻径の変化を検出する上記巻径検出センサによる方法以外の方法として、ロールペーパを装着する回転支持軸上に支持軸の回転数を検出するセンサを取付ける方法、あるいはロールペーパの中空芯管の端に突出部を設け、突出部に設けたマークを光センサで読取る方法などが考えられる。
【0009】
しかし、回転支持軸上のセンサではロールペーパのシートを繰り出す際の張力の程度によっては回転支持軸と中空芯管との間に回転のずれが生じることがあり、ロールペーパの回転を正確に検出するためにはロールペーパ自身の回転を直接検出する必要があり、回転支持軸上のセンサによる方法は必らずしも適当ではない。
【0010】
又、中空芯管の端に突出部を設ける方法は、上記のような長尺のロールペーパは全体としてかなりの重さとなるため、回転支持軸への装着などの操作が重く、操作時に突出部を周囲の機器に当てて損傷させる虞れがあり、突出部を設ける方法は好ましくない。
【0011】
この発明は、上記のような従来の薬剤分包装置における問題点に留意して、極薄のシートを巻いたロールペーパの巻状態によるロールペーパ直径の微妙な変動による影響で制御すべき段階的に選択されるブレーキ力のレベル変動を生じることなく各段階毎に的確にブレーキ力を設定しロールペーパの直径に応じた適正な張力を安定して給紙部に与え、シートに耳ずれや裂傷が生じたりせずに分包シートで薬剤を分包することのできる薬剤分包装置に用いられ、分包装置の給紙部における角度センサに対し回転角度データを与えることのできる薬剤分包用ロールペーパを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決する手段として、非回転に支持された支持軸の周りに回転自在に中空軸を設け、中空軸にはモータブレーキを係合させ、中空軸に着脱自在に装着されるロールペーパのシートを送りローラで送り出す給紙部と、シートを2つ折りしその間にホッパから薬剤を投入し、薬剤を投入されたシートを所定間隔で幅方向と両側縁部とを帯状にヒートシールする加熱ローラを有する分包部とを備え、ロールペーパの回転角度を検出するために支持軸に角度センサを設け、分包部へのシート送り経路上でシート送り長さを測定する測長センサを設け、ロールペーパを上記中空軸に着脱自在に固定してその固定時に両者を一体に回転させる手段をロールペーパと中空軸が接する端に設け、両センサの信号に基づいてシート張力をロールペーパ径に応じて調整しながら薬剤を分包するようにした薬剤分包装置に用いられ、中空芯管とその上に薬剤分包用シートをロール状に巻いたロールペーパとから成り、ロールペーパのシートの巻量に応じたシート張力を中空軸に付与するために、支持軸に設けた角度センサによる回転角度の検出信号と測長センサの検出信号とからシートの巻量が算出可能であって、その角度センサによる検出が可能な位置に磁石を配置して成る薬剤分包用ロールペーパとしたのである。
【0013】
上記薬剤分包装置では、分包部での分包作用において耳ずれや裂傷が生じないように給紙部から供給されるシートのシート張力を調整して分包作業が行われる。その際、測長センサと角度センサの2つのセンサによる信号検出が前提である。上記2つのセンサによる検出信号を得ると、そのいずれか一方のセンサの所定量を基準として他方のセンサの変化による巻量の変化を直接得る。
【0014】
巻量の変化の所定範囲をロールペーパの巻量直径の変化に予め対応させておけば、巻量の変化を検出するだけでブレーキ力の段階的な制御のレベルを選択することができ、従って巻量の直径に応じてブレーキ力を制御しシート張力を各段階毎に最適な張力に調整することができることとなる。
【0015】
この場合、ブレーキ力を段階的に変化させてもその切替えによる張力の変化によって耳ずれや裂傷が生じない範囲内でブレーキ力が変化するようにブレーキ力の各ランクが順次大きい方から小さい方へ切替えられるようになっているから、従来のようにロールペーパの巻径をセンサで直接検出する方式では巻径の不均等な巻きによりブレーキ力のランク切替え直径付近でブレーキ力の各ランクが急激に上下に変動するような不都合はその制御方式の違いにより生じることはない。
【0016】
上記本発明の薬剤分包用ロールペーパは、上記薬剤分包装置に用いられる。使用の際は給紙部における支持軸の中空軸に着脱自在かつ接合回転自在に装着され、上記角度センサに対し中空軸に係合するブレーキ手段を制御するためシートの巻量データを検出可能に配設した磁石により発生させる。
【0017】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は薬剤分包装置の給紙部と分包部とを取り出した概略構成図である。給紙部は水平に支持された支持軸1に芯管Pに薬剤分包用のシートをロール状に巻いたロールペーパRが回転自在に装着され、上記ロールペーパRから引き出された包装シートSが送りローラ2、3を通り、次の分包部へ供給されるように形成されている。
【0018】
分包部は、三角板4で2つ折りにされた際にホッパ5から所定量の薬剤が投入された後、ミシン目カッタを有する加熱ローラ6により所定間隔で幅方向と両側縁部とを帯状にヒートシールするように設けられている。なお、分包部はこれ以外の構成部材も多数あるが、複雑になるのを避けるため必要な部材のみを示している。
【0019】
図2は給紙部にロールペーパRと芯管Pを装着した状態の主縦断面図である。図示のように、支持軸1はその一端がナットにより支持板11に取付固定された中心軸1aと、これに一体に嵌合された外軸1bと、上記外軸1bの左右両端寄り位置に設けた軸受12、12を介して回転自在に取り付けられる中空軸1cとから成る。
【0020】
13は中心軸1aの片端の軸ヘッド、14は外軸1bの片端のフランジ部である。中空軸1cの反対側端にもフランジ部15が設けられている。上記支持軸1に芯管Pとこれに巻回されたロールペーパRが装着されると、ロールペーパRは、支持軸1に中空軸1cを介して回転自在に支持されると共に、フランジ部15の内径面に適宜間隔に配置された複数個の磁石16とこれに対向して予め芯管Pの端面円周に沿って配設された強磁性体(鉄部)17に対する吸着力により、装着された芯管PとロールペーパRが中空軸1cに着脱自在に固定される。その固定時、芯管PとロールペーパRは中空軸1cと一体に回転する。
【0021】
上記中空軸1cにはモータブレーキ20が係合し、ロールペーパRから繰り出される包装シートSに適度な張力を付与している。モータブレーキ20は支持板11に取付けられており、図示しない伝動ベルトを介して歯車ユニット21を回転させ、その出力軸上に設けたピニオン22が、フランジ部15の外端面に設けた大歯車23に係合して中空軸1cにブレーキ力を与えるようになっている。
【0022】
モータブレーキ20は、小さな交流モータ(AC)であり、供給電源として直流電圧を加えることによりブレーキ力を与えるように使用される。この場合、後で説明するように、直流電圧の値を4段階に変化させて繰り出される包装シートSの張力の大きさに応じてブレーキ力を変化させる。
【0023】
磁石24とホール素子センサ25、及び近接スイッチ26と突起27については、さらに図2及び図5に示すように、芯管Pに設けた磁石24とホール素子センサ25から成る回転角度センサからの信号、及び近接スイッチ26と突起27から成る包装シートのずれ検出センサからの信号が、図3に示すように、制御回路30へ入力される(制御回路30については後で説明する)。
【0024】
即ち、第1実施形態の測長センサの信号と、上記回転角度センサの信号とからロールペーパRの包装シートSの繰出量を正確に算出してロールペーパRの巻直径の変化に対応したブレーキ力の調整をし張力調整を適正に行おうとするものである。
【0025】
図6に示すように、この実施形態の芯管Pの内周沿いと支持軸1の片端にそれぞれ設けられる磁石24とホール素子センサ25は、4つの磁石24が1つの基点から67.5°ずつ位置が異なる各4点に配置され、4つのホール素子センサ25は上記基点を通る中心線とこれに直交する中心線上の4つの位置に配置されている。
【0026】
上記配置は、磁石24とホール素子センサ25の数と配置が最も合理的な組合せとして選定したものであり、例えば図7の(a)〜(d)に示すように、種々の変形例があり得る。しかし、いずれの配置であれホール素子センサ25が芯管Pの回転を表す角度信号は芯管Pが22.5°回転する毎に1つのパルス信号を発する点ではいずれの配置であってもよいことは説明するまでもない。
【0027】
なお、上記芯管Pの回転を検出する検出器として上記例では磁石24とホール素子25の組合せとしたが、これ以外にも光センサを用いることもできる。光センサは、発光素子と受光素子から成るものとし、これらをホール素子25と同様に支持軸1(外軸1b)の片端に固定して取り付ける。
【0028】
但し、取付位置は図2のホール素子センサ25より外端寄りに外軸1bのフランジ端の一部を延長し、又は同等の取付座を形成し、これに対応して芯管Pの側端にも突起部を所定の角度ピッチ22.5°で、かつ光センサの発光素子と受光素子で突起部を挾むように設ける。光センサと突起部の数はホール素子センサ25の場合と同様である。
【0029】
図3は給紙部から包装シートを分包部へ送り薬剤を分包する装置の主要部材を制御する回路の概略ブロック図である。制御回路30は、エンドセンサ31からの信号、送りローラ3に設けられたロータリエンコーダ32からの信号、あるいは加熱ローラ6の軸に連結されるモータ6aの出力軸上でその回転数を計測する回転数カウンタ33からの信号のいずれかによりモータブレーキ20へブレーキ力を与えるための制御指令、及びモータ6aへの制御指令を出力するように構成されている。なお、34は外部からデータを入力するための入力部である。
【0030】
図5は図2の矢視V−Vから見た側面図であり、主として上記包装シートのずれ検出センサの配置を示すためのものである。この例では支持板11に1つの近接スイッチ26が設けられ、支持軸1の回転する中空軸1c端のフランジ部15に16ケの突起27が形成されている。
【0031】
このずれ検出センサは、前述したホール素子センサ25による回転角度センサの信号を基準として、その基準信号と同一ピッチの信号が検出されないことにより包装シートの繰出しずれの有無を検出しようとするものである。
【0032】
以上の構成とした実施形態の薬剤分包装置ではシート張力を次のように調整しながら薬剤の分包作業が行われる。この実施形態では給紙部にセットされるロールペーパRは最大径dmax 、最小径d0 とし、図8に示すように、ロータリエンコーダ32による測長信号に基づいて得られる包装シートの繰出量lと、角度センサであるホール素子センサ25のパルス信号に基づく角度θとによってモータブレーキ20のブレーキ力を4段階に制御してロールペーパRの直径の変化に応じて最適なブレーキ力で張力調整を行う。
【0033】
図示の例のロールペーパRは、最大径dmax =160mm、最小径d0 ≒64mm、シート厚みγ=30μmが用いられている。従って、直径が包装シートSの使用によって変化する範囲を単純に4段階に分けるとすると、(160−64)/4=24mm直径が減少する毎にモータブレーキを変化させればよい。
【0034】
このとき、各段階毎のシート長さは次のようになる。任意の直径のときのロールペーパRの巻き長さLは次式で表される。
【0035】
【数1】
【0036】
一方、ロールペーパRの直径は次式となる。
【0037】
dmax =d0 +2×nγ …… (2)
(1) 式からロールペーパRが最大径のときの巻き長さLmax は、
Lmax =〔64×n+n(n+1)×30×10-3〕π
(2) 式から dmax =64+2×30n×10-3=160(mm)
よって n=96/6×10-2=1600 回
故に、Lmax =(64+1601×30×10-3)×1600π
=562.688(m)
今、ロールペーパRの直径が減少する段階を4段階に分けて、最大径から順に径が小さくなる各段階NをN=1,2,3,4と呼ぶこととするとそれぞれの段階での各巻長さの最大長は次のようになる。
【0038】
N=1の時 Lmax =562.688(m) (n=1600,dmax = 160)
N=2の時 Lmax =376.800(m) (n=1200,dmax = 136)
N=3の時 Lmax =221.056(m) (n= 800,dmax = 112)
N=4の時 Lmax = 95.456(m) (n= 400,dmax = 88)
なお、図8では磁石24とホール素子センサ25の数は前述したこの実施形態の例とは異なっているが、前述したように角度22.5°回転する毎に1つのパルス信号が出力されることについては同じであるから、理解し易いように、又説明の便宜上異なる配置例を用いている。
【0039】
図示のように、包装シートの繰出量lを繰出す際に(a)のように巻量半径が大きければ角度センサのパルス数は少なく、(b)のように巻量半径が小さければパルス数は多くなる。従って、最大径のパルス数が例えば図示のように3、最小径の数が10であれば、パルス数が3〜10に変化する過程を、例えば4段階に分けてロールペーパRの直径の変化に対応させて各直径段階に対応した張力を包装シートSに付与し得る直流電圧をモータブレーキ20へ送りブレーキ力を調整する。
【0040】
上記張力レベルN=1〜4とパルス数との関係は図1の実際の例では次の通りである。ロールペーパRの製品の最大径160mm、最小径64mmとすると、最大径での1回転の繰出量はπ×160mmであり、角度センサ25は22.5°間隔で1つの(1回転当り16ケ)パルス信号を発するから、1つのパルス信号を発する毎に繰出される包装シートSの長さは、π×160/16=314m/mとなり、3140m/mの繰出量ではパルス数10ケとなる。
【0041】
同様に最小径での繰出量とパルス数との関係は、π×64/16=129.5m/mから3140m/mの繰出量ではパルス数3140/1295×10=24.2ケとなる。
【0042】
上記パルス数の変化を4段階に分けて直流電圧を各張力レベル毎に対応させて変化させると次のようになる。
【0043】
張力レベルN パルス数 直流電圧
N=1 10〜13 25V
N=2 14〜17 16V
N=3 18〜21 12V
N=4 22〜24.2 8V
なお、上記説明では繰出量を一定とし角度センサのパルス数の変化により張力レベルNを調整するとしたが、反対に角度センサの一定数のパルス数を基準として繰出量の変化によりペーパ巻量の状態を推定して張力レベルを調整するようにしてもよいことは説明するまでもない。以下前者の調整法を中心にさらに具体的に説明する。
【0044】
図9、図10に上記張力調整の作用のフローチャートを示す。図9は張力調整装置が通常モードに入るための特殊モードのフローチャート、図10は通常モードのフローチャートである。
【0045】
図9の特殊モードは分包装置における通常の分包作業に入る前に予め動作条件をチェックし、通常モードに入りやすい状態に条件を揃えておくための予備的な作用を意味する。包装シートを分包装置に最初にセットして分包作業を開始するまでにシートのセット状態が正しく行われているかの準備作業は、一般的には手動によりインチング操作して行われることが前提であり、必ず制御モードはこの特殊モードを通過する。
【0046】
ステップS0 での特殊モードであるかの判定は、条件としてエンドセンサ、ジョイントシールの作動、インチングモード、巻量センサの逆転検出のいずれか1つでも検出されれば、特殊モードの作動を行うように判定される。ジョイントシールの作動とは1つのロールペーパが消費され紙切れとなっている間に次のロールペーパを給紙部にセットし前のロールペーパとの紙継ぎ動作をすることである。
【0047】
インチングモードとは、全ての作用の開始前に制御回路はスイッチによりインチングモードに投入され前述のように手作業で包装シートがセットされるが、その動作中はずっとインチングモードであるからこれを確認するための条件である。
【0048】
なお、作業の前提として特殊モードに入る必要があるのは、ロールペーパを供給する際に必ずしも新しい完全なロールペーパとは限らず巻量が例えば半分程度のものを途中からセットする場合があるからである。従って、以下で説明するように、ロールペーパが半分程度のものである場合、全量の巻量に対応する張力より小さいがその巻量に合致する張力より少し大きい中間的な張力に予め張力調整が行われる。
【0049】
まず、ステップS0 で特殊モードと判定されると、ステップSS1 で張力を最大張力に設定し、同時に各種センサ(基準センサ、回転数カウンタ、巻量センサ、芯管滑りセンサ)を作動状態とする(SS2 )。この状態で手動によるインチング操作で包装シートを少しずつ送り、測長センサであるロータリエンコーダ32の信号と角度センサであるホール素子センサ25の信号を読取る。
【0050】
上記読取られた各センサの信号からステップSS5 でロールペーパ巻量を演算する。演算は前述した概略説明による計算方法に従って行われる。この演算によりロールペーパの巻量が全量か又は例えば半分程度であるかが求められ、この演算が行えないとき(NO)はステップSS3 に戻り、演算が行われたときはステップSS7 で再び特殊モードへ入る時の条件と同じ条件が全て解除されているかどうかを判断し、全ての条件が解除されていれば、ステップSS8 で適正張力に制御する。なお、ステップSS9 、SS10は芯管の滑り検出制御であり、これについては後で説明する。
【0051】
上記ステップSS8 での張力制御は、例えばロールペーパ巻量が全量(新品)のときは、最大張力の直流電圧を25Vに設定する。あるいは巻量が半分程度の時は20V程度に設定し、急激な張力変動を生じないような値に予めセットしておく。
【0052】
上記適正張力の制御が行われると、フローの先頭に戻り、再びステップS0 で特殊モードの判定を行うが、上記予備的な作用によりここでは当然通常モードの処理〔A〕へ進む。
【0053】
図10の通常モードへフローが進みインチングモードのスイッチが手動で切替えられると、まずステップS1 で前回設定データの読出しをし、各種センサを引続き作動状態とする(S2 )。従って、この場合包装装置の通常作動が始まっており、作動開始時には張力は特殊モードで適正に設定された直流電圧値で制御されている。
【0054】
次に、ステップS3 、S4 、S5 で特殊モードの時と同様に測長センサ信号、角度センサ信号が読込まれ、ロールペーパの巻量演算が行われる。この演算も基本的に前述した演算方法に従って行われる。その結果、全量の巻量で始まるロールペーパRの場合は、図示のように、各ステップS6 、S8 、S10、S12 での巻量の各判定に従って各ステップS7 、S9 、S11、S13で25V、16V、12V、8Vの直流電圧への制御が行われる。以上の巻量と直流電圧制御の関係は図11に示す通りである。
【0055】
上記各ステップを経ていずれかのルートでの張力制御が行われた後、この実施形態ではさらに芯管の滑り動作の有無がステップS14で行われる。この滑り動作のチェックは、前述した近接スイッチ26を用いて行う。近接スイッチ26の配置は、図5に示すように、1つの近接スイッチ26と16ケの突起(強磁性体)の組合せで前述した角度センサとしてのホール素子センサ25による角度検出手段の場合と同様に角度22. 5°に1つずつのパルス信号が得られる。
【0056】
上記2種類の角度センサは、両方共同じ形式のセンサを用いてもよいことは言うまでもない。このような角度センサによる各回転角度毎のパルス信号と回転角度の関係を図12のタイムチャートに示す。図示のように、巻量検出チャートで示されるパルス信号に対し滑り検出センサによるパルス信号が、芯管の巻状態が張力によって変動しない限り、同じタイミングで同期して得られる。
【0057】
しかし、上述した各直流電圧によるモータブレーキ20の回転抵抗が適当でなく、例えばある張力レベルN=2において張力がやや強過ぎたとするとロールペーパRと芯管Pが一体となって強く回転し、例えば磁石16による強磁性体17への吸着固定位置がずれたりすると、ホール素子センサ25による信号は各22.5°の角度ずつのパルス信号を発するが、近接スイッチ26によるパルス信号は上記ずれによって同じ位置で2つが重なり、次の角度位置ではパルス信号が出ないということがある。
【0058】
以上のようなずれを起こしたときのパルス信号の変化を図12に示している。滑り検出センサのパルス信号は1回転後のC、Dの位置でパルス信号がなく、その後DとAの間に少しずれてパルス信号が生じた場合を示している。
【0059】
この場合は、1回転Cの位置で滑り検出センサのパルスがないことを巻量検出センサを基準として検出することにより滑りを検出し、張力が例えばN=2における直流電圧16Vでは大き過ぎる場合14Vに電圧を減少させるというように張力の緊張緩和制御を行って適正張力に調整することにより位置Dを過ぎた任意の位置で再びパルス信号が出力されるようになる。
【0060】
以上のようにして芯管Pの張力ずれに対する制御を必要に応じて行った後、ステップS16でロールペーパの残量の有無をエンドセンサ31の信号によりチェックし、包装シートが終端でない限りステップS3 の前に戻り、上記演算を繰り返して包装シートの巻量に応じた適正な張力の制御を続行する。
【0061】
エンドセンサ31で包装シートSの終端が検出されるとその信号に基づいて張力制御は終了する。但し、さらに分包作業を続行したいときは、特殊モードに切替えてロールペーパRを新しいものに取り替え紙継ぎをして上記動作を続行すればよいことは説明するまでもない。
【0062】
なお、前述した特殊モードにおけるフローチャートの説明でステップSS9 、SS10は点線で示しているが、これは特殊モードでは必ずしも必要ないが、設けるとすると上述した通常モードでの滑り検出動作のステップS14、S15と同様にして行えばよい。
【0063】
以上の説明ではロールペーパRは完全な全量巻の製品であることを前提として説明したが、たとえばロールペーパRとして半分程度の巻量のものが給紙部にセットされたときは、特殊モードで予め張力状態を全量巻きのロールペーパを繰り出して半分程度となったときの通常モードでの張力制御状態より少し大きい張力状態に制御した後通常モードに入るから、張力状態が大きく異なるため急激に張力状態を変化させることがなくスムースに通常モードに入り得ることは明らかであろう。
【0064】
又、上記実施形態では近接スイッチ26と複数の突起27(16ケ)の組合わせによるセンサは、芯管Pの中空軸1cに対する「すべり」を検出するものとして説明したが、このセンサを前述した磁石24とホール素子センサ25の組合わせによるセンサに代えて角度検出センサとして用いることもできる。
【0065】
近接スイッチ26と突起27の組合わせによるセンサは、ブレーキモータ20によるブレーキ力の付与に異常(例えば故障によりブレーキモータ20が停止することなど)が生じない限り、検出パルスは図12に示すようにホール素子センサ25による角度の検出と同じタイミングでパルス信号を出力しており、従ってそのパルス信号をそのまま角度検出信号として用いればよい。
【0066】
但し、近接スイッチ26による信号を角度検出センサとして用いる場合は、当然ホール素子センサ25による角度検出センサは省略される。この場合、近接スイッチ26による角度検出センサは角度検出をすると共にすべり検出センサとしても共用することとなるが、すべり検出センサとしてすべりを検出する際には基準となる信号が必要である。この基準信号としてロータリエンコーダ32の信号を用いるものとする。
【0067】
前記ブレーキ力の異常が生じた場合中空軸1cとそのフランジ15がブレーキモータ20と共に停止し、このため芯管Pとフランジ15との間ですべりが生じるが、紙の送りがある程度行なわれている限りロータリエンコーダ33が信号を発生し、そのパルス信号と近接スイッチ26によるパルス信号が不一致となった瞬間からすべりが生じていることとなるからである。
【0068】
【効果】
以上詳細に説明したように、薬剤分包装置に用いられるこの発明の薬剤分包用ロールペーパは、中空芯管とこれに巻付けたロールペーパとから成り、シート巻量が検出できる位置に配置した磁石を支持軸の角度センサで検出してシート張力の調整を可能とするものとしたから、簡易な構成のロールペーパであって、これを薬剤分包装置に用いることによりその分包作用において耳ずれや裂傷のない分包作用を実現できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分包装置の給紙部と分包部の主要構成の概略図
【図2】ロールペーパを装着した給紙部の縦断面図
【図3】包装シートの張力調整装置の制御回路の概略ブロック図
【図4】図2の矢視IV−IVから見た給紙部の側面図
【図5】図2の矢視V−Vから見た給紙部の側面図
【図6】角度センサの概略配置構成図
【図7】角度センサの他の変形例の概略配置構成図
【図8】原理作用を説明する図
【図9】特殊モード作用を説明するフローチャート
【図10】同上の通常モード作用を説明するフローチャート
【図11】同上の演算モードでの直流電圧と巻量との関係を示すグラフ
【図12】滑り検出センサによる滑り作用検出方法の説明図
【符号の説明】
1 支持軸
2 送りローラ
3 送りローラ
4 三角板
5 ホッパ
6 加熱ローラ
7 プリンタ
20 モータブレーキ
25 ホール素子センサ
26 近接スイッチ
30 制御回路
31 エンドセンサ
32 ロータリエンコーダ
33 回転数カウンタ
S 包装シート
P 芯管
R ロールペーパ
W 分包シート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a medicine packaging roll paper used in a medicine packaging apparatus that feeds a sheet from a paper feeding section and packages a medicine in a packaging section while adjusting the tension of the sheet pulled out from the roll paper.
[0002]
[Prior art]
As a medicine packaging device, a sealing device is provided in a transfer path for drawing and transferring a sheet from a sheet supply unit that rotatably supports a roll of a sheet of heat-fusible packaging paper, and this sealing device It is known that the sheet is folded in half on the upstream side of the sheet and the drug is supplied between them, and then the sheet is heated and fused in a band shape to the width direction and both side edges by a sealing device. ing.
[0003]
When the sheet is used up, it is replaced with a new roll, and the sheet is pulled out from the new roll and set in the packaging device. The sheet pulled out from this sheet roll is not folded in exactly two when being folded in the rear rim, etc., and always pulled out with a constant tension so as not to be fused in a slightly deviated state. However, since the roll diameter actually changes in accordance with the drawing amount of the sheet, the drawing tension also changes little by little.
[0004]
For this reason, Japanese Utility Model Publication No. 1-36832 proposes a sheet tension adjusting device that adjusts the tension to be substantially constant even when the diameter of the sheet roll changes. In the sheet tension adjusting device according to this publication, a sheet roll is detachably fitted to and mounted on a roll support cylinder, and a plurality of winding diameter detection sensors are arranged in the radial direction on the side of the sheet roll, and the roll is supported by a signal of the detection sensor. The tension is adjusted to be constant by adjusting the electromagnetic force of the electromagnetic brake provided inside the cylinder and gradually decreasing the brake force as the roll diameter decreases.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional sheet tension adjusting device described above employs a method in which a change in the winding amount due to the use of the sheet is detected stepwise by a winding diameter detection sensor arranged in the radial direction, the rank of the detection sensor is cut off. When the diameter is changed, a vibration phenomenon occurs in which the brake force rank of the electromagnetic brake fluctuates up and down every rotation due to the eccentricity of the core tube shaft, the weight of the seat, the winding distortion, and the like. For this reason, when the sheet is folded in half at the packaging part due to tension fluctuation, the edge of the sheet does not overlap accurately, so-called ear misalignment may occur, and a defective packaging part may occur.
[0006]
In addition, since the rank of the braking force changes rapidly, a laceration may occur in the width direction. In addition to the above, the cause of malfunction of the detection sensor may be due to the use of a light reflection type. There are various materials such as glassine paper (semi-transparent) and cello-poly paper (transparent) as materials for sheets used in drug packaging devices. Reflected light reflected when the end face position of these sheets changes slightly for each layer However, the detection accuracy is deteriorated because it is not detected as a signal. In particular, in the case of cellopoly paper, the influence of the humidity change is large, so that it is easy to wind meandering, and the detection accuracy may be deteriorated due to the unevenness of the end face.
[0007]
Further, a thermal printer for printing on the wrapping paper is generally provided on the upstream side from the position where the sheet is folded in half. In this thermal printer, missing print dots and the remaining amount display mechanism of the printing apparatus are provided. The lamp may deteriorate in durability due to a vibration phenomenon.
[0008]
On the other hand, the roll paper used for the medicine packaging device is formed by winding an ultrathin sheet of glassine paper or cellopoly paper of about 30 μm around the hollow core tube in a roll shape, and its length is generally 300 to It is quite long with 500m. As a method other than the method using the winding diameter detection sensor for detecting the change in the winding diameter of the roll paper, a method of mounting a sensor for detecting the rotation speed of the support shaft on the rotation support shaft on which the roll paper is mounted, or a roll A method is conceivable in which a protrusion is provided at the end of the hollow core tube of the paper, and a mark provided on the protrusion is read by an optical sensor.
[0009]
However, in the sensor on the rotation support shaft, a rotation shift may occur between the rotation support shaft and the hollow core tube depending on the tension when the roll paper sheet is fed out, and the rotation of the roll paper is accurately detected. In order to do this, it is necessary to directly detect the rotation of the roll paper itself, and a method using a sensor on the rotation support shaft is not necessarily appropriate.
[0010]
In addition, the method of providing the protruding portion at the end of the hollow core tube is that the long roll paper as described above has a considerable weight as a whole. A method of providing a protrusion is not preferable.
[0011]
In the present invention, in consideration of the problems in the conventional medicine packaging apparatus as described above, it is a stepwise process to be controlled by the influence of subtle fluctuations in the diameter of the roll paper depending on the roll paper winding state in which an extremely thin sheet is wound. The brake force is set accurately at each stage without causing fluctuations in the level of the selected brake force, and an appropriate tension according to the diameter of the roll paper is stably applied to the paper feed unit, resulting in misalignment or laceration on the sheet. For medicine packaging that can be used for a medicine packaging device that can wrap medicines with a packaging sheet without causing any rotation, and that can provide rotation angle data to an angle sensor in the paper feeding unit of the packaging device It is an object to provide roll paper.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
As a means for solving the above-mentioned problems, the present invention provides a hollow shaft rotatably around a support shaft supported non-rotatably, and engages a motor brake with the hollow shaft and is detachably attached to the hollow shaft. A roll paper sheet is fed by a feed roller, the sheet is folded in half, and a drug is put in between the hoppers, and the sheet in which the drug is put is heated at a predetermined interval in the width direction and both side edges. A length measuring unit for measuring a sheet feeding length on a sheet feeding path to the packaging unit by providing an angle sensor on a support shaft for detecting a rotation angle of the roll paper. A sensor is provided and the roll paper is mounted on the hollow shaft.Removably fix and rotate both together when fixingIs used in a medicine packaging device in which medicine is packaged while adjusting the sheet tension according to the roll paper diameter based on the signals of both sensors. An angle provided on the support shaft in order to provide the hollow shaft with a sheet tension corresponding to the amount of the roll paper sheet wound. SensorFrom the rotation angle detection signal and the length measurement sensor detection signalSheet winding amountCalculationPossibleAnd can be detected by the angle sensor.Place magnets in the correct positiondo itIt was set as the roll paper for medicine packaging which consists of.
[0013]
In the medicine packaging device, the packaging work is performed by adjusting the sheet tension of the sheet supplied from the sheet feeding unit so that ear slipping and laceration do not occur in the packaging operation in the packaging unit. At that time, signal detection by two sensors, a length measurement sensor and an angle sensor, is assumed. When the detection signals from the two sensors are obtained, the change in the winding amount due to the change in the other sensor is directly obtained with reference to the predetermined amount of either one of the sensors.
[0014]
If the predetermined range of the change in the winding amount corresponds to the change in the winding diameter of the roll paper in advance, the level of stepwise control of the braking force can be selected simply by detecting the change in the winding amount. The braking force is controlled according to the winding amount diameter, and the seat tension can be adjusted to the optimum tension for each stage.
[0015]
In this case, each rank of the brake force is increased from the smaller to the smaller one so that the brake force changes within a range in which the ear shift or laceration does not occur due to the change in tension even if the brake force is changed stepwise. Since the roll paper roll diameter is directly detected by a sensor as in the prior art, each rank of the brake force is suddenly changed around the brake force rank change diameter due to uneven winding of the roll diameter. Inconveniences that fluctuate up and down are not caused by the difference in the control method.
[0016]
The roll paper for medicine packaging of the present invention is used for the medicine packaging apparatus. When in use, it is attached to the hollow shaft of the support shaft in the paper feeding section so as to be detachable and rotatable, so that it can detect the winding amount data of the sheet to control the brake means that engages the hollow shaft with respect to the angle sensor. It is generated by the arranged magnet.
[0017]
Embodiment
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram in which the sheet feeding unit and the packaging unit of the medicine packaging apparatus are taken out. In the paper feeding unit, a roll paper R, in which a sheet for medicine packaging is wound around a core tube P in a roll shape, is rotatably mounted on a
[0018]
When the packaging part is folded in half by the
[0019]
FIG. 2 is a main longitudinal sectional view showing a state in which the roll paper R and the core tube P are mounted on the paper feeding unit. As shown in the figure, the
[0020]
[0021]
A
[0022]
The
[0023]
As for the
[0024]
That is, the brake corresponding to the change in the winding diameter of the roll paper R by accurately calculating the amount of the roll sheet R that is fed from the length measurement sensor signal and the rotation angle sensor signal of the first embodiment. The force is adjusted to adjust the tension properly.
[0025]
As shown in FIG. 6, the
[0026]
The above arrangement is selected as the most rational combination of the number and arrangement of the
[0027]
In the above example, the combination of the
[0028]
However, the mounting position extends a part of the flange end of the
[0029]
FIG. 3 is a schematic block diagram of a circuit for controlling main members of an apparatus for delivering a packaging sheet from a paper feeding unit to a packaging unit and packaging the medicine. The
[0030]
FIG. 5 is a side view as seen from the direction of arrows V-V in FIG. 2, and mainly shows the arrangement of the above-described packaging sheet displacement detection sensors. In this example, one
[0031]
This deviation detection sensor is intended to detect the presence / absence of a delivery deviation of the packaging sheet when a signal having the same pitch as the reference signal is not detected on the basis of the signal of the rotation angle sensor by the
[0032]
In the medicine packaging apparatus of the embodiment having the above-described configuration, the medicine packaging operation is performed while adjusting the sheet tension as follows. In this embodiment, the roll paper R set in the paper feeding unit has a maximum diameter d.max,
[0033]
The roll paper R in the illustrated example has a maximum diameter d.max= 160 mm, minimum diameter d0≈64 mm and sheet thickness γ = 30 μm are used. Therefore, if the range in which the diameter changes due to the use of the packaging sheet S is simply divided into four stages, the motor brake may be changed each time the (160−64) / 4 = 24 mm diameter decreases.
[0034]
At this time, the sheet length for each stage is as follows. The winding length L of the roll paper R at an arbitrary diameter is expressed by the following equation.
[0035]
[Expression 1]
[0036]
On the other hand, the diameter of the roll paper R is as follows.
[0037]
dmax= D0+ 2 × nγ (2)
(1) From the equation, the winding length L when the roll paper R has the maximum diametermaxIs
Lmax= [64 × n + n (n + 1) × 30 × 10-3] Π
From equation (2) dmax= 64 + 2 × 30n × 10-3= 160 (mm)
Therefore n = 96/6 × 10-2= 1600 times
Therefore, Lmax= (64 + 1601 × 30 × 10-3) × 1600π
= 562.688 (m)
Now, the stage in which the diameter of the roll paper R decreases is divided into four stages, and each stage N in which the diameter decreases in order from the maximum diameter is referred to as N = 1, 2, 3, 4, each winding in each stage. The maximum length is as follows.
[0038]
L when N = 1max= 562.688 (m) (n = 1600, dmax= 160)
L when N = 2max= 376.800 (m) (n = 1200, dmax= 136)
L when N = 3max= 221.056 (m) (n = 800, dmax= 112)
L when N = 4max= 95.456 (m) (n = 400, dmax= 88)
In FIG. 8, the number of
[0039]
As shown in the figure, when the winding
[0040]
The relationship between the tension level N = 1 to 4 and the number of pulses is as follows in the actual example of FIG. Assuming that the maximum diameter of the roll paper R product is 160 mm and the minimum diameter is 64 mm, the feed amount of one rotation at the maximum diameter is π × 160 mm, and the
[0041]
Similarly, the relationship between the feed amount at the minimum diameter and the number of pulses is 3140/1295 × 10 = 24.2 pulses from π × 64/16 = 129.5 m / m to 3140 m / m.
[0042]
When the change in the number of pulses is divided into four stages and the DC voltage is changed corresponding to each tension level, it is as follows.
[0043]
Tension level N Number of pulses DC voltage
N = 1 10-13 25V
N = 2 14-17 16V
N = 3 18-21 12V
N = 4 22 to 24.2 8V
In the above description, the feeding amount is constant and the tension level N is adjusted by changing the number of pulses of the angle sensor. Conversely, the state of the paper winding amount by changing the feeding amount on the basis of a fixed number of pulses of the angle sensor. Needless to say, the tension level may be adjusted by estimating. Hereinafter, the former adjustment method will be described more specifically.
[0044]
9 and 10 show flowcharts of the tension adjusting operation. FIG. 9 is a flowchart of a special mode for the tension adjusting device to enter the normal mode, and FIG. 10 is a flowchart of the normal mode.
[0045]
The special mode of FIG. 9 means a preliminary operation for checking the operating conditions in advance before entering the normal packaging operation in the packaging apparatus and preparing the conditions so as to easily enter the normal mode. The preparatory work to confirm that the sheet is properly set before the packaging operation is started after the packaging sheet is first set in the packaging apparatus is generally assumed to be performed manually. The control mode always passes through this special mode.
[0046]
Step S0The special mode is judged to be operated in the special mode if any one of the end sensor, joint seal operation, inching mode, and reverse detection of the winding amount sensor is detected as a condition. Is done. The operation of the joint seal is to set the next roll paper in the paper feeding unit and perform a paper splicing operation with the previous roll paper while one roll paper is consumed and the paper runs out.
[0047]
In the inching mode, the control circuit is put into the inching mode by the switch before starting all the actions, and the packaging sheet is manually set as described above. It is a condition to do.
[0048]
In addition, it is necessary to enter the special mode as a premise of the work because, when supplying roll paper, it is not necessarily a new complete roll paper, and for example, a winding amount of about half may be set from the middle. It is. Therefore, as described below, when the roll paper is about half, the tension is adjusted in advance to an intermediate tension that is smaller than the tension corresponding to the total winding amount but slightly larger than the tension corresponding to the winding amount. Done.
[0049]
First, step S0If the special mode is determined in step SS, step SS1To set the tension to the maximum tension and simultaneously activate various sensors (reference sensor, rotation speed counter, winding amount sensor, core pipe slip sensor) (SS2). In this state, the packaging sheet is fed little by little by manual inching operation, and the signal of the
[0050]
Step SS is obtained from the signal of each sensor read above.FiveTo calculate the roll paper volume. The calculation is performed according to the calculation method according to the above-described outline description. By this calculation, it is determined whether the roll paper winding amount is full or about half, and if this calculation cannot be performed (NO), step SSThreeReturn to step SS when the calculation is performed.7In step SS, it is determined whether or not all the same conditions as the conditions for entering the special mode have been canceled.8Control to the proper tension with. Step SS9, SSTenIs the slip detection control of the core tube, which will be described later.
[0051]
Step SS above8For example, when the roll paper winding amount is full (new), the maximum tension DC voltage is set to 25V. Alternatively, when the winding amount is about half, it is set to about 20 V and set in advance to a value that does not cause a rapid tension fluctuation.
[0052]
When the proper tension control is performed, the process returns to the top of the flow, and step S is performed again.0In this case, the special mode is determined, but the process proceeds to the normal mode [A] because of the preliminary action.
[0053]
When the flow proceeds to the normal mode of FIG. 10 and the inching mode switch is manually switched, first, step S1To read the previous setting data and keep the various sensors in operation (S2). Therefore, in this case, the normal operation of the packaging device has started, and at the start of operation, the tension is controlled by a DC voltage value appropriately set in the special mode.
[0054]
Next, step SThree, SFour, SFiveIn the same manner as in the special mode, the length measurement sensor signal and the angle sensor signal are read, and the roll paper winding amount is calculated. This calculation is also basically performed according to the calculation method described above. As a result, in the case of the roll paper R starting with the total amount of winding, as shown in the figure, each step S6, S8, STen, S12 Each step S according to each determination of the winding amount at7, S9, S11, S13Is controlled to DC voltage of 25V, 16V, 12V, and 8V. The relationship between the above winding amount and DC voltage control is as shown in FIG.
[0055]
After the tension control in any route is performed through the above steps, in this embodiment, whether or not the core tube slides is further determined in step S.14Done in This sliding motion check is performed using the
[0056]
It goes without saying that the two types of angle sensors may use the same type of sensor. The relationship between the pulse signal for each rotation angle by the angle sensor and the rotation angle is shown in the time chart of FIG. As shown in the figure, a pulse signal from the slip detection sensor is obtained in synchronization with the pulse signal shown in the winding amount detection chart at the same timing as long as the winding state of the core tube does not fluctuate due to the tension.
[0057]
However, the rotational resistance of the
[0058]
FIG. 12 shows the change of the pulse signal when the above deviation occurs. The pulse signal of the slip detection sensor shows a case where there is no pulse signal at positions C and D after one rotation, and a pulse signal is generated with a slight deviation between D and A thereafter.
[0059]
In this case, slip is detected by detecting that there is no pulse of the slip detection sensor at the position of one rotation C on the basis of the winding amount detection sensor, and if the tension is too large for a DC voltage of 16 V at N = 2, for example, 14 V When the tension is relaxed and adjusted to an appropriate tension by reducing the voltage, the pulse signal is output again at an arbitrary position after the position D.
[0060]
After controlling the tension deviation of the core tube P as necessary as described above, step S16Then, the presence or absence of the remaining amount of roll paper is checked by the signal from the
[0061]
When the
[0062]
Note that step SS in the description of the flowchart in the special mode described above.9, SSTenIs indicated by a dotted line, but this is not necessarily required in the special mode, but if provided, step S of the slip detection operation in the normal mode described above is provided.14, S15You can do it in the same way.
[0063]
In the above description, the roll paper R has been described on the premise that it is a product of a complete full volume. For example, when a roll paper R having a volume of about half of the roll paper R is set in the paper feeding unit, a special mode is used. Since the tension state is controlled to a slightly larger tension state than the tension control state in the normal mode when the entire amount of roll paper is rolled out to about half, the tension state is greatly different, so the tension is rapidly increased. It will be clear that the normal mode can be entered smoothly without changing the state.
[0064]
In the above embodiment, the sensor based on the combination of the
[0065]
The sensor based on the combination of the
[0066]
However, when the signal from the
[0067]
When the abnormality of the brake force occurs, the
[0068]
【effect】
As described in detail above, the drug packaging roll paper of the present invention used in the drug packaging device is composed of a hollow core tube and roll paper wound around the hollow tube, and is disposed at a position where the sheet winding amount can be detected. Since the sheet tension can be adjusted by detecting the detected magnet with the angle sensor of the support shaft, it is a roll paper having a simple configuration. There is an advantage that a sachet effect without ear misalignment or laceration can be realized.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of main components of a sheet feeding unit and a packaging unit of a packaging apparatus.
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view of a paper feeding unit equipped with roll paper.
FIG. 3 is a schematic block diagram of a control circuit of a tension adjusting device for a packaging sheet.
4 is a side view of the paper feeding unit as viewed from the direction of arrows IV-IV in FIG.
5 is a side view of the paper feeding unit as seen from the direction of arrows V-V in FIG. 2;
FIG. 6 is a schematic arrangement configuration diagram of an angle sensor.
FIG. 7 is a schematic layout diagram of another modified example of the angle sensor.
FIG. 8 is a diagram illustrating the principle action
FIG. 9 is a flowchart for explaining special mode operation;
FIG. 10 is a flowchart illustrating the normal mode operation of the above.
FIG. 11 is a graph showing the relationship between the DC voltage and the winding amount in the calculation mode same as above.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a method for detecting a slip action by a slip detection sensor.
[Explanation of symbols]
1 Support shaft
2 Feed roller
3 Feed roller
4 Triangular plate
5 Hoppers
6 Heating roller
7 Printer
20 Motor brake
25 Hall element sensor
26 Proximity switch
30 Control circuit
31 End sensor
32 Rotary encoder
33 Number of revolution counter
S Packaging sheet
P core tube
R roll paper
W Packaging sheet
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