JP4192556B2 - 商品販売システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザコンピュータと通信可能でありユーザが商品を購入する際に利用される商品販売システム、その方法及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、ユーザから中古品を下取る際の見積価格をユーザに提示するシステムが提案されている。例えば、非特許文献1には、新たに製品を購入するユーザを対象としたコンピュータ下取サービスが開示されており、ここでは、ユーザが情報入力画面にて中古コンピュータのCPU、メモリ、HDDなどの仕様に関する情報を入力したあと見積結果を要求すると、サーバ側からその中古コンピュータの下取見積金額が提示される。
【0003】
【非特許文献1】
“デルPC買取りサービス”、[online]、デルコンピュータ株式会社、[平成14年9月1日検索]、インターネット<URL:http://www.dell.com/jp/jp/dhs/topics/nnsegtopic_kaitori.htm>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコンピュータ下取サービスではユーザが新たに製品を購入するサイトとシステム側が中古品の下取を行うサイトとの間で情報交換するようにシステムが構築されていないため、ユーザからすれば、製品の購入価格を支払う手続と中古品の下取価格を受け取る手続を別々に行わざるを得ず、十分なユーザフレンドリを有しているとは言えなかった。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、ユーザフレンドリに商品の販売と同時に中古品の下取を行う商品販売システム、その方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】
上述の目的を達成するため、本発明は以下の手段を採用した。
【0007】
本発明の第1は、ユーザコンピュータと通信可能でありユーザが商品を購入する際に利用される商品販売システムであって、
前記ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したとき、前記商品の商品価格を決定する商品価格決定手段と、
前記ユーザコンピュータから中古品の下取要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の下取時の見積価格を前記見積必要情報に基づいて決定する見積価格決定手段と、
前記見積価格に応じて前記商品価格の値引額を決定する値引額決定手段と、
前記値引額を前記商品価格から差し引いた差額を算出する差額算出手段と、
前記差額を支払金額として前記ユーザコンピュータへ送信する支払金額送信手段と
を備えたものである。
【0008】
この商品販売システムでは、ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したときその商品価格を決定し、また、ユーザコンピュータから中古品の下取要求と中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の下取時の見積価格を見積必要情報に基づいて決定する。そして、見積価格に応じて商品価格の値引額を決定し、その値引額を商品価格から差し引いた差額を算出し、その差額を支払金額としてユーザコンピュータへ送信する。このように、商品価格から値引額を自動値引してその差額を支払金額としてユーザに送信するため、ユーザとしては商品の購入価格を支払う手続と中古品の下取価格を受け取る手続を別々に行う場合に比べて手続が簡素化される。つまり、商品の販売と中古品の下取とをユーザフレンドリに行うことができる。
【0009】
本明細書で、「中古品の下取」とは、ユーザが新たに商品を購入するのを条件にシステム側が中古品を引き取ることをいう。また、「中古品」とは、新品でない品物をいい、例えば新品を何度か使用した品物や新品を使用せず月日が経過した品物などをいう。
【0010】
本発明の商品販売システムにおいて、前記値引額決定手段は、前記値引額を予め定められた最低保証額以上に決定する手段であってもよい。こうすれば、ユーザとしては中古品を少なくとも最低保証額で引き取ってもらえるというメリットがある。
【0011】
本発明の商品販売システムにおいて、前記見積価格決定手段は、前記中古品の下取要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の仮見積価格を前記見積必要情報に基づいて決定し該仮見積価格と予め定められた判定基準値とを比較し該比較結果に基づいて前記見積価格を幅を持った金額に決定するか幅を持たない金額に決定し、前記値引額決定手段は、前記見積価格が幅を持った金額のときには前記値引額を前記幅を持った金額の最低値に応じて決定し、前記見積価格が幅を持たない金額のときには前記値引額を前記幅を持たない金額に応じて決定してもよい。こうすれば、見積価格が幅を持った金額(例えば最低×××円〜上限○○○円)のときであっても値引額を最低値として自動値引が行われるため、ユーザとしては支払金額が少なくてすむ。
【0012】
このとき、前記判定基準値は、前記中古品の下取価格を確定するために前記中古品の査定を必要とするか否かを判定するための値であってもよい。こうすれば、中古品の下取価格を確定するために中古品の査定を必要としないときには査定によって下取価格が変動することはないため幅を持たない金額が見積価格となり、下取価格を確定するために中古品の査定を必要とするときには査定によって下取価格が変動する可能性があるため幅を持った金額が見積価格となり、合理的である。
【0013】
また、前記支払金額送信手段は、前記値引額決定手段によって前記値引額が前記幅を持った金額の最低値に決定されたとき、後日前記中古品を査定したあと確定する下取価格が前記最低値を越えていたときには該越えた分に応じた額を前記ユーザに渡す旨を前記支払金額と共に前記ユーザコンピュータに送信してもよい。こうすれば、査定によって確定した中古品の下取価格が最低値を超える場合にはその越えた分に応じた額も手当てされるためユーザに不満が残りにくい。
【0014】
更に、前記見積価格決定手段は、前記判定基準値と前記仮見積価格との比較結果に基づいて前記見積価格を幅を持たない金額に決定するときには、前記仮見積価格の多寡に応じて前記見積価格を前記仮見積価格に応じた幅を持たない金額とするか前記仮見積価格にかかわらず予め定められた一定額としてもよい。こうすれば、見積価格を幅を持たない金額に決定するとき、仮見積価格つまり中古品の価値が高ければその価値に応じた幅を持たない金額とし、その価値が低ければその価値にかからわず一定額とすることができる。
【0015】
本発明の商品販売システムにおいて、前記値引額決定手段は、前記見積価格決定手段によって複数の中古品の見積価格が決定されたときには各見積価格の総額又は各値引額の総額に応じて前記商品価格の値引額を決定してもよい。こうすれば、商品を購入する際に複数の中古品を下取ってもらうことができるので、ユーザにとっては一つしか中古品を下取ってもらえない場合に比べて値引額が大きくなるというメリットがある。
【0016】
本発明の商品販売システムは、前記差額算出手段によって算出された前記差額が予め定められた所定金額を下回らないように調整する調整手段を備えていても良い。こうすれば、システム側にとっては、ユーザに商品を販売する際にあまりにも低額で商品を提供しなければならないという事態を回避することができる。なお、所定金額はゼロであってもよいしゼロを超える金額(例えば商品価格のx%)であってもよい。
【0017】
このとき、前記調整手段は、前記支払金額送信手段に代わって前記中古品の下取要求をそのまま受諾できない旨を前記ユーザコンピュータに送信する送信手段であってもよい。こうすれば、ユーザは中古品の下取要求がそのまま受諾されなかったことを知ることができる。ここで、「中古品の下取要求をそのまま受諾できない旨」としては、例えば値引額が多額になり過ぎたため中古品の下取個数を制限する旨とか、値引額が多額になり過ぎたため複数の中古品のうち幾つかは下取でなく買取(商品の購入を伴わないときの中古品の引取のことであり、買取価格は下取価格よりも低く設定される)になる旨などをいう。
【0018】
本発明の第2は、ユーザが商品を購入する際に利用される商品販売方法であって、
(a)サーバコンピュータが、ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したとき前記商品の商品価格を決定するステップと、
(b)前記サーバコンピュータが、前記ユーザコンピュータから中古品の下取要求と前記中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、前記中古品の下取時の見積価格を前記見積必要情報に基づいて決定するステップと、
(c)前記サーバコンピュータが、前記見積価格に応じて前記商品価格の値引額を決定するステップと、
(d)前記サーバコンピュータが、前記商品価格から前記値引額を差し引いた差額を算出するステップと、
(e)前記サーバコンピュータが、前記差額を支払金額として前記ユーザコンピュータへ送信するステップと
を含むものである。
【0019】
この商品販売方法では、ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したときその商品価格を決定し、また、ユーザコンピュータから中古品の下取要求と中古品の見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古品の下取時の見積価格を見積必要情報に基づいて決定する。そして、見積価格に応じて商品価格の値引額を決定し、その値引額を商品価格から差し引いた差額を算出し、その差額を支払金額としてユーザコンピュータへ送信する。このように、商品価格から値引額を自動値引してその差額を支払額としてユーザに送信するため、ユーザとしては商品の購入価格を支払う手続と中古品の下取価格を受け取る手続を別々に行う場合に比べて手続が簡素化される。つまり、商品の販売と中古品の下取とをユーザフレンドリに行うことができる。
【0020】
本発明の第3は、上述した商品販売方法の各ステップをサーバコンピュータに実行させるためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムをサーバコンピュータに実行させれば、サーバコンピュータは上述の商品販売方法の各ステップを実行するため、上述の商品販売方法と同様の作用効果が得られる。なお、本発明におけるサーバコンピュータは、1台で各ステップのすべてを実行してもよいし、複数台で各ステップを分担して実行してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のサーバシステム10の概略構成を表す説明図、図2はデータベースサーバのデータ記憶装置に記憶された各種データベースの説明図である。
【0022】
本実施形態のサーバシステム10は、ウェブサーバ12と、データベースサーバ14とで構成され、それぞれネットワークケーブル18によって通信可能に接続されている。なお、本明細書において「下取」とは、商品の購入を伴って中古品を引き取ることをいう。
【0023】
ウェブサーバ12は、記憶部13に記憶された各種プログラムを実行することにより、ユーザが所有する中古のパーソナルコンピュータを下取る際の下取見積価格を提示する中古品見積サイトを開設するサーバとして機能したり、新品のパーソナルコンピュータの販売を行うショッピングサイトを開設するサーバとして機能したりする。このウェブサーバ12は、インターネット20を介して接続されたユーザコンピュータ40の要求窓口となるサーバであり、ユーザコンピュータ40から受信した要求内容に応じて自ら応答内容を作成してユーザコンピュータ40へ送信したり、ユーザコンピュータ40から受信した見積必要情報をデータベースサーバ14に渡してデータベースサーバ14に下取見積価格を演算させその演算結果を受け取りその演算結果から応答内容を作成してユーザコンピュータ40へ送信したりする機能などを有している。なお、見積必要情報とは、中古のパーソナルコンピュータを構成する構成部品の種類や性能などに関する情報であるが、詳しくは後述する。
【0024】
データ記憶装置16は、データベースサーバ14に接続され、図2に示すように、中古パーソナルコンピュータの構成部品の部品名と種類と価格とをそれぞれ対応付けた部品価格テーブルを記憶している。中古パーソナルコンピュータの構成部品につき、部品名としてはCPU、メモリ、HDD、FDD、CD−ROM、LANカード、マニュアル、梱包箱などがあり、このうち、CPUはプロセッサ名とクロック周波数によって種類が決められその種類ごとに価格が決められており、メモリやHDDは容量によって種類が決められその種類ごとに価格が決められている。なお、図示しないが、CD−ROMは機能(DVDの読み取り可とか書き込み可など)によって種類が決められその種類ごとに価格が決められ、FDDやLANカードやマニュアルや梱包箱は種類の代わりに有か無に対応して価格が決められている。また、データ記憶装置16は、図3に示すように、販売している商品の商品名と商品価格とを対応付けた商品価格テーブルを記憶している。
【0025】
データベースサーバ14は、データ記憶装置16に接続され、ユーザコンピュータ40からウェブサーバ12を経由して受信した中古パーソナルコンピュータの見積必要情報に基づいてデータ記憶装置16の部品価格テーブル(図2参照)を検索し各構成部品の中古価格の総額を下取見積価格の最低値Pminとして演算してウェブサーバ12へ渡す機能や、ウェブサーバ12から受信した商品価格の照会要求に応じてデータ記憶装置16の商品価格テーブル(図3参照)を検索し該当する商品の価格をウェブサーバ12へ渡す機能などを有している。
【0026】
ユーザコンピュータ40は、個人又は法人が使用する周知の汎用パーソナルコンピュータであり、インストールされたウェブブラウザによりインターネット20を介してウェブサーバ12が開設する中古品見積サイトやショッピングサイトにアクセス可能である。また、ユーザコンピュータ40は、種々の画面情報をディスプレイ42に表示する。
【0027】
次に、本実施形態のサーバシステム10の動作のうち中古品見積サイトとして機能するときの動作について説明する。図4は、ウェブサーバ12とデータベースサーバ14とユーザコンピュータ40の通信の様子を時系列的に表した説明図である。
【0028】
まず、ユーザがユーザコンピュータ40のウェブブラウザを立ち上げてウェブサーバ12が開設する中古品見積サイトのURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)を入力する。すると、ユーザコンピュータ40は、中古品見積サイトのトップページの取得要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS100)。これを受信したウェブサーバ12は、中古品見積サイトのトップページ画面をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS110)、これを受信したユーザコンピュータ40は図示しない中古品見積サイトのトップページ画面をディスプレイ42に表示する。
【0029】
次いで、ユーザは、そのトップページ画面に設けられている下取見積要求ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、下取見積要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS120)。これを受信したウェブサーバ12は、見積必要情報入力画面をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS130)、これを受信したユーザコンピュータ40は、見積必要情報入力画面をディスプレイ42に表示する。ここで、見積必要情報とは、パーソナルコンピュータの中古品の下取見積に必要な情報であり、具体的にはパーソナルコンピュータの構成部品に関する情報である。図5は見積必要情報入力画面の一例である。ここでは、CPUについてはプロセッサ名とクロック周波数、メモリやHDDについては容量、CD−ROMについては機能(DVDの読み取り可とか書き込み可など)、FDDやLANカードやマニュアルや梱包箱についてはその有無を、プルダウンメニューによって選択し入力する。
【0030】
次いで、ユーザは、見積必要情報入力画面の各構成部品に関する情報を入力し、同画面に設けられた「OK」ボタン(図5参照)をクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、見積必要情報をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS140)。これを受信したウェブサーバ12は、データベースサーバ14に対して見積必要情報と共に下取見積価格の要求信号を送信する(ステップS150)。すると、これを受信したデータベースサーバ14は、見積必要情報に基づいてデータ記憶装置16に記憶された部品価格テーブル(図2参照)を参照して下取見積価格の最低値Pminを算出する。具体的には、CPUのプロセッサ名とクロック周波数に対応付けられた価格、メモリの容量に対応付けられた価格、HDDの容量に対応付けられた価格などを図2に例示した部品価格テーブルから読み出し、数1式に示すように、これらの部品価格の総額を下取見積価格の最低値Pminとして算出する。
【0031】
【数1】
Pmin=Σ(部品価格)
【0032】
このようにして下取見積価格の最低値Pminを算出したあと、データベースサーバ14は、その下取見積価格の最低値Pminをウェブサーバ12へ送信する(ステップS160)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、図6に示す見積画面作成ルーチンを実行する。即ち、ウェブサーバ12は、まず、データベースサーバ14から受け取った下取見積価格の最低値Pminに基づいて、下取見積価格の最高値Pmaxを算出する(ステップS500)。最高値Pmaxの算出式の一例を数2式に示す。
【0033】
【数2】
Pmax=Pmin×k
(但し、kは1を越える定数)
【0034】
続いて、下取見積価格の最低値Pminを仮見積価格Pprとし(ステップS502)、仮見積価格Pprが閾値P1を越えているか否かを判定する(ステップS504)。この閾値P1は、仮見積価格Pprがこの閾値P1を越えるときには中古コンピュータの査定を行った上で下取価格を決定しこの閾値P1以下のときには中古コンピュータの査定を行わずに下取価格を決定する値、つまり査定要否判定値として設定されている。そして、仮見積価格PprがP1を越えているときには、下取価格を決定する際に査定を行うことを示すために下取査定フラグFに値1をセットすると共に下取見積価格Pestとして最低値Pminから最高値Pmaxという幅を持たせた金額をセットする(ステップS506)。この場合、下取価格は中古コンピュータの査定を行ったうえで最低値Pminから最高値Pmaxまでの範囲内に決定されることになる。
【0035】
一方、ステップS504で仮見積価格Pprが閾値P1以下だったときには、仮見積価格Pprが閾値P2を越えているか否かを判定する(ステップS508)。この閾値P2は、閾値P1より小さな値であり、仮見積価格Pprの多寡を判定する多寡判定値として設定されている。そして、仮見積価格PprがP2を越えているときには、下取価格を決定する際に査定を行わないことを示すために下取査定フラグFに値0をセットすると共に下取見積価格Pestとして仮見積価格Pprの関数f(Ppr)をセットする(ステップS510)。ここでは、関数f(Ppr)=Pprとする。この場合、下取価格は仮見積価格Pprつまり最低値Pminに確定される。つまり、中古コンピュータを査定せずに下取る際の価格としてこの最低値Pminが確定価格として設定される。この最低値Pminは、データベースサーバ14によって中古コンピュータの構成部品の部品価格の総額として算出されるため、中古コンピュータごとに異なる値となる。
【0036】
一方、ステップS508で仮見積価格Pprが閾値P2以下だったときには、下取価格を決定する際に査定を行わないことを示すために下取査定フラグFに値0をセットすると共に下取見積価格Pestとして一定金額Cをセットする(ステップS512)。ここでは、一定金額Cを閾値P2と同額とする。この場合、下取価格は一定金額Cに確定される。つまり、中古コンピュータを査定せずに下取る際の価格としてこの一定金額Cが確定価格として設定される。また、この一定金額Cは中古コンピュータの構成部品によらない一定値である。
【0037】
このようにステップS506、S510,S512のいずれかで下取査定フラグF及び下取見積価格Pestの設定が終了したあと、これらに基づいて見積画面を作成し(ステップS514)、このルーチンを終了する。なお、図7は仮見積価格Pprと査定の有無と下取見積価格Pestとの関係や表す説明図である。この図7には後述する値引額Dとの関係も示した。
【0038】
図4に戻り、ウェブサーバ12は、ステップS514で作成した見積画面と共に、下取見積価格Pestとユーザコンピュータ40から受け取った見積必要情報とを含むクッキー情報をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS170)。すると、これを受信したユーザコンピュータ40はディスプレイ42にその見積画面を表示すると共に、クッキー情報をユーザコンピュータ40内の所定の記憶領域に保存する。
【0039】
ここで、ディスプレイ42に表示される見積画面について幾つかの具体例を挙げて説明する。仮見積価格Pprが閾値P1を越えるときには、図8(a)に示すように、下取見積価格として最低値Pminから最高値Pmaxまでの幅を持った金額を表示し、下取見積価格の定義を説明する説明文(注意事項▲1▼参照)や、最終的な下取価格は中古品の査定を行った上で決定される旨の説明文(注意事項▲2▼参照)や、下取を希望するときに選択される「下取希望」ボタンと下取を希望しないときに選択される「キャンセル希望」ボタンなどを表示する見積画面を作成する。なお、図8の見積画面には、注意事項として、その他に正常に動作しない中古品は対象外になること(注意事項▲3▼参照)や、所有権の移転(注意事項▲4▼)についての説明が表示される。
【0040】
仮見積価格Pprが閾値P1以下で閾値P2を越えるときには、図8(b)に示すように、下取見積価格として関数f(Ppr)(=最低値Pmin)つまり仮見積価格に応じた幅を持たない金額を表示し、下取見積価格の定義を説明する説明文(注意事項▲1▼参照)や、最終的な下取価格は確定値のとおりであり中古品の査定を行わない旨の説明文(注意事項▲2▼参照)のほか、図示しないが図8(a)と同様の「下取希望」ボタンや「キャンセル希望」ボタンや注意事項▲3▼、▲4▼などを表示する見積画面を作成する。
【0041】
仮見積価格Pprが閾値P2以下のときには、図8(c)に示すように、下取見積価格として一定金額C(=閾値P2)つまり仮見積価格に依存しない幅を持たない一定金額を表示し、下取見積価格の定義を説明する説明文(注意事項▲1▼参照)や、最終的な下取価格は確定値のとおりであり中古品の査定を行わない旨の説明文(注意事項▲2▼参照)のほか、図示しないが図8(a)と同様の「下取希望」ボタンや「キャンセル希望」ボタンや注意事項▲3▼、▲4▼などを表示する見積画面を作成する。
【0042】
さて、図4に戻り、ユーザは、見積画面の注意事項を読んでその内容を認識した上で、下取を希望する場合には「下取希望」ボタンをクリックし、下取を希望しない場合には「キャンセル」ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、「下取希望」ボタンがクリックされたときには下取要求を、「キャンセル」ボタンがクリックされたときにはキャンセル要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS180)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、受信した信号が下取希望だったときには新たに商品を購入することのできるショッピングサイトのトップページ画面をユーザコンピュータ40へ送信し、受信した信号がキャンセル要求だったときには中古品見積サイトのトップページ画面をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS190)。
【0043】
次に、本実施形態のサーバシステム10の動作のうちショッピングサイトとして機能するときの動作について説明する。図9は、ウェブサーバ12とデータベースサーバ14とユーザコンピュータ40の通信の様子を時系列的に表した説明図である。ここでは、ユーザは上述したように既に中古品見積サイトで中古パーソナルコンピュータの見積を行い、ステップS180で「下取希望」ボタンをクリックし、ステップS190でショッピングサイトのトップページ画面がユーザコンピュータ40へ送信されたものとして説明する。
【0044】
ユーザは、図示しないショッピングサイトのトップページ画面に設けられているコンピュータ製品群の中から気に入った商品を選び、それをショッピングカートに入れる。ここでは、1台の新品のパーソナルコンピュータがショッピングカートに入れられたとする。この間の通信の様子については説明を省略するが、適宜、ユーザコンピュータ40とウェブサーバ12との間で要求・応答が繰り返される。そして、ユーザが図示しない購入手続ボタンをクリックすると、ユーザコンピュータ40はショッピングカートに入っている商品の購入要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS320)。このとき、ユーザコンピュータ40は、ステップS170でウェブサーバ12から取得したクッキー情報を購入要求に添付してウェブサーバ12へ送信する。すると、これを受信したウェブサーバ12は、クッキー情報を記憶部13に保存すると共に、データベースサーバ14に対して購入要求のあった商品の価格の照会を要求する信号を送信する(ステップS330)。商品価格の照会要求を受信したデータベースサーバ14は、データ記憶装置16に記憶された商品価格テーブル(図3参照)からその商品の商品名に対応する商品価格を読み出し、これをウェブサーバ12へ送信する(ステップS340)。
【0045】
すると、これを受信したウェブサーバ12は、図10の支払金額算出ルーチンに示すように、まず記憶部13に保存したクッキー情報に含まれる下取見積価格Pestを読み出し(ステップS700)、その下取見積価格Pestが最低値Pminから最高値Pmaxという幅を持った金額か、幅を持たない金額f(Ppr)か、幅を持たない金額Cかを判定する(ステップS702)。そして、その下取見積価格Pestが最低値Pminから最高値Pmaxという幅を持った金額だったときには値引額Dを最低値Pminとし(ステップS704)、下取見積価格Pestが仮見積価格Pprに応じた幅を持たない金額f(Ppr)だったときには値引額Dをその下取見積価格Pestつまりf(Ppr)とし(ステップS706)、下取見積価格Pestが一定金額Cだったときには値引額Dをその下取見積価格Pestつまり金額Cとし(ステップS708)、ステップS704,S706又はS708のあと商品価格から値引額Dを差し引いた差額を支払金額として算出し(ステップS710)、このルーチンを終了する。その後、ウェブサーバ12は、今回購入希望のあった商品名とその商品価格、下取要求のあった中古パーソナルコンピュータとその下取見積価格、及び今回の支払金額を含む確認画面をユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS350)。
【0046】
このときの確認画面の一例を図11に示す。この確認画面は、下取見積価格Pestが最低値Pminから最高値Pmaxという幅を持った金額だった場合の例示である。この場合、最終的な下取価格はシステム側に中古コンピュータが到着後査定を行った上で最低値Pminから最高値Pmaxまでの範囲内で決定されるため、最終的な下取価格が最低値Pminを上回ったときには支払金額における値引額Dが少なかったことになり、ユーザが不利になる。このため、最低値Pminを上回った分については別途ユーザに返金することとし、ユーザが不利にならないようにしている。この点が確認画面の注意事項▲2▼に表示されている。また、図11の下取対象品の欄には、見積必要情報の一部又は全部が表示されており、具体的にはCPUについてはプロセッサ名とクロック周波数、メモリやHDDについては容量といった具合に表示されている。なお、下取見積価格Pestが幅を持たない金額f(Ppr)又はCだった場合には、査定を行うことなく下取価格が確定されるため値引額Dも確定される。したがって、この場合には注意事項▲1▼、▲2▼が表示されない。
【0047】
さて、ユーザは、確認画面の内容を確認した上で、下取を希望する場合には「OK」ボタンをクリックし、下取を希望しない場合には「キャンセル」ボタンをクリックする。ユーザは既に中古品見積サイトにおいて「下取希望」ボタンをクリックしているため、多くの場合、ここでも「OK」ボタンをクリックする。このため、以下には「OK」ボタンがクリックされた場合について説明する。ユーザコンピュータ40は、「OK」ボタンがクリックされたときには確認完了信号をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS360)。これを受信したウェブサーバ12は、購入必要情報入力画面をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信する(ステップS370)。すると、ユーザコンピュータ40は、その入力画面をディスプレイ42に表示する。このときの購入必要情報入力画面の一例を図12に示す。ここで、購入必要情報とは、ユーザの住所、氏名、電話番号やショッピングサイトで購入した商品の配送先住所、配送先電話番号、配送日時や料金の支払方法などの情報である。なお、商品の配送先住所がユーザの住所と一致している場合には、図12の画面における「商品の配送先住所=ユーザの住所?」の欄に設けられた「はい」のラジオボタンをクリックすれば、商品の配送先住所と配送先電話番号の入力は不要となる。ユーザは、この購入必要情報入力画面にて必要な事項を入力したあと、「送信」ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、入力された情報をウェブサーバ12へ送信する(ステップS380)。
【0048】
これを受信したウェブサーバ12は、続いて、下取必要情報入力画面をユーザコンピュータ40に送信する(ステップS390)。すると、ユーザコンピュータ40は、その入力画面をディスプレイ42に表示する。このときの下取必要情報入力画面の一例を図13に示す。ここで、下取必要情報とは、中古品のピックアップ先住所、ピックアップ先電話番号、ピックアップ日時、下取価格の送金先などの情報である。なお、中古品のピックアップ先住所が商品の配送先住所かユーザの住所と一致している場合には、図13の画面における「中古品のピックアップ先住所=ユーザの住所?」の欄に設けられた「はい」のラジオボタンか「中古品のピックアップ先住所=商品の配送先住所?」の欄に設けられた「はい」のラジオボタンをクリックすれば、中古品のピックアップ先住所とピックアップ先電話番号の入力は不要となる。ユーザは、この下取必要情報入力画面にて必要な事項を入力したあと、「送信」ボタンをクリックする。すると、ユーザコンピュータ40は、入力された情報をウェブサーバ12へ送信する(ステップS400)。これを受信したウェブサーバ12は、ユーザコンピュータ40に謝辞メッセージを送信し(ステップS410)、この商品購入サイトでの処理を終了する。
【0049】
この後、サーバシステム10側では、ユーザから今回の支払金額を受け取ると共にその商品を配送先住所へ配送し、また、ピックアップ先住所にてユーザから下取対象品である中古のパーソナルコンピュータをピックアップし、査定を行う必要がある場合にはシステム側で査定を行い、査定結果に基づいて下取見積価格の最低値Pminから最高値Pmaxの範囲内で下取価格を確定し、その下取価格が値引額を上回っていたときには上回った分をユーザに送金する。一方、査定を行う必要がない場合には、中古のパーソナルコンピュータをピックアップした時点で作業は終了する。
【0050】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のウェブサーバ12及びデータベースサーバ14が本発明の商品価格決定手段及び見積価格決定手段に相当し、ウェブサーバ12が値引額決定手段、差額算出手段及び支払金額送信手段に相当する。
【0051】
以上詳述した本実施形態のサーバシステム10では、ユーザコンピュータ40から商品の購入要求を受信したときその商品価格を決定し、また、ユーザコンピュータ40から中古コンピュータの下取要求とその見積に必要な見積必要情報とを受信したとき、その中古コンピュータの下取見積価格Pestを見積必要情報に基づいて決定し、下取見積価格Pestに応じて商品価格の値引額Dを決定し、その値引額Dを商品価格から差し引いた差額を算出し、その差額を支払金額としてユーザコンピュータ40へ送信する。このように、商品価格から値引額Dを自動値引してその差額を支払金額としてユーザに送信するため、ユーザとしては商品の購入価格を支払う手続と中古品の下取価格を受け取る手続を別々に行う場合に比べて手続が簡素化される。つまり、商品の販売と中古品の下取とをユーザフレンドリに行うことができる。
【0052】
また、値引額Dは一定金額C以上に決定されるため、この一定金額Cが最低保証額となり、ユーザとしては中古コンピュータを少なくともこの一定金額Cで引き取ってもらえるというメリットがある。
【0053】
更に、中古コンピュータの仮見積価格Pprが閾値P1を越えるときには中古コンピュータの下取価格を確定するために査定を必要とすると判断し、下取見積価格Pestを幅を持った金額(最低値Pminから最高値Pmax)として査定後にその幅の範囲内で下取価格を確定するが、この場合には値引額Dを最低値Pminとして自動値引が行われるため、ユーザとしては支払金額が少なくて済むし、また、査定後の中古コンピュータの下取価格が最低値を超える場合にはその越えた分に応じた額も手当てされるためユーザに不満が残りにくい。
【0054】
更にまた、中古コンピュータの仮見積価格Pprが閾値P1以下のときには中古コンピュータの下取価格を確定するために査定が不要と判断し、下取見積価格Pestを幅を持たない金額(f(Ppr)又はC)としこれを下取価格として確定し、この幅を持たない金額に応じて値引額Dを決定するため、合理的である。このとき、仮見積価格Pprつまり中古コンピュータの価値が高ければその価値に応じた幅を持たない金額f(Ppr)を下取見積価格Pestとし、その価値が低ければその価値にかかわらず一定金額Cを下取見積価格Pestとするため、下取価格を確定するために査定が不要な場合に一律に一定金額Cを下取見積価格Pestとするのに比べて、ユーザに不満が残りにくい。
【0055】
なお、本発明は上述した実施形態に何等限定されるものではなく、種々の形態で実施し得ることはいうまでもない。
【0056】
例えば、上述した実施形態において、ユーザコンピュータ40から複数の中古品について下取見積要求があったときには、ウェブサーバ12はそれらの中古品の各々についてデータベースサーバ14に下取見積価格の最低値Pminを求めさせて仮見積価格Pprとし、図7のテーブルに照らして得られる値引額Dの総額をそのときの値引額としてもよい。換言すれば、図7のテーブルに照らして得られる下取見積価格Pestの総額に応じて値引額を決定してもよい。こうすれば、商品を購入する際に複数の中古品を下取ってもらうことができるので、ユーザにとっては一つしか中古品を下取ってもらえらない場合に比べて値引額が大きくなるというメリットがある。
【0057】
また、上述した実施形態において、ウェブサーバ12は、図11の確認画面における支払金額つまり商品価格から値引額を差し引いた差額が予め定められた所定金額を下回らないように調整してもよい。例えば、支払金額が所定金額を下回ったときには、商品購入金額が足らないため又は値引額が多額になりすぎたため下取依頼のあった中古コンピュータを下取ることはできない旨のメッセージをユーザコンピュータ40に送信してもよい。あるいは、複数の中古品について下取要求があったときには下取る数を制限することにより支払金額が所定金額を下回らないようにしてもよく、下取できなかった中古品については買取(商品の購入を伴わないときの中古品の引取のことであり、買取価格は下取価格よりも低く設定される)してもよい。
【0058】
更に、上述した実施形態では、サーバシステム10は、中古品見積サイトでユーザコンピュータ40から中古品の下取見積要求に関する情報を受信したあとショッピングサイトでユーザコンピュータ40から商品購入手続に関する情報を受信したときについて説明したが、これとは逆に、ショッピングサイトでユーザコンピュータ40から商品購入手続に関する情報を受信したあと中古品見積サイトでユーザコンピュータ40に中古品の下取見積要求に関する情報の入力を要求することもある。このときの様子を図14に示す。図14では、まず、ユーザがウェブブラウザにショッピングサイトのURLを入力すると、ユーザコンピュータ40は、ショッピングサイトのトップページの取得要求をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS300)。これを受信したウェブサーバ12は、ショッピングサイトのトップページ画面をユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS310)、これを受信したユーザコンピュータ40はショッピングサイトのトップページ画面をディスプレイ42に表示する。そして、ユーザが購入希望商品をショッピングカートに入れた後図示しない購入手続ボタンをクリックすると、ユーザコンピュータ40はショッピングカートに入っている商品の購入要求(クッキーなし)をインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信する(ステップS320)。すると、これを受信したウェブサーバ12は、データベースサーバ14にその商品の商品価格を照会する要求信号を送信し(ステップS330)、その後データベースサーバ14からその商品の商品価格を受信し(ステップS340)、購入必要情報入力画面(図12参照)をインターネット20を介してユーザコンピュータ40へ送信し(ステップS370)、その後、ユーザコンピュータ40から購入必要情報を受信する(ステップS380)。以上がショッピングサイトとしての処理である。続いて、ウェブサーバ12は、中古品見積サイトとしての処理を行うが、ステップS100からステップS180までは上述した実施形態で既に述べたので説明を省略する。但し、ここではステップS170でクッキー情報を添付していない。また、ステップS180ではウェブサーバ12は下取要求を受信するものとする。その後、ウェブサーバ12は、図10に示す支払金額算出ルーチンと同様の処理を行って支払金額を決定し、図11に示す確認画面を作成してユーザコンピュータ40に送信し(ステップS350)、その後、ユーザコンピュータ40から確認完了信号を受信する(ステップS360)。続いて、ウェブサーバ12は、図13に示す下取必要情報入力画面をユーザコンピュータ40に送信し(ステップS390)、その後、ユーザコンピュータ40から下取必要情報を受信し(ステップS400)、謝辞メッセージをユーザコンピュータ40に送信する(ステップS410)。なお、各ステップについては上述した実施形態で既に述べたので詳しい説明は省略する。この図14の手順が採用された場合でも、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
【0059】
更にまた、上述した実施形態では、ウェブサーバ12は下取見積価格の最低値Pmin・最高値Pmaxとユーザコンピュータ40から受け取った見積必要情報とを含むクッキー情報をユーザコンピュータ40に送信したが、これに代えて次のようにしてもよい。即ち、ウェブサーバ12は、その下取見積価格と見積必要情報とに対応付けて見積IDを付し、この見積IDと下取見積価格と見積必要情報とを含む見積画面を作成したあと、その見積画面に対して見積IDを付してウェブサーバ12の記憶部13に保存する。また、ショッピングサイトの購入要求時の画面には見積ID入力欄が設けられており、ユーザがショッピングサイトに入る前に中古品見積サイトで下取見積価格を得ている場合にはその見積ID入力欄に見積IDを入力したうえで購入要求を行う。すると、ユーザコンピュータ40は、商品の購入要求と共に見積IDをインターネット20を介してウェブサーバ12へ送信し、これを受信したウェブサーバ12は、記憶部13内を検索して見積IDに対応する下取見積価格と見積必要情報を読み出し、確認画面(図11参照)を作成する。この場合にも、上述した実施形態と同様の作用効果が得られる。また、ウェブサーバ12の記憶部13に下取見積価格と見積必要情報とが保存されるため、ウェブサーバ12はこれらの情報の管理がしやすくなる。
【0060】
そしてまた、上述した実施形態では、中古のパーソナルコンピュータの各構成部品の価格を部品価格テーブルから読み出しその部品価格の総額を下取見積価格の最低値Pminとしたが、この部品価格の総額を下取見積価格の最高値Pmaxとしこの最高値Pmaxに基づいて最低値Pminを求めてもよい。あるいは、各部品ごとに下取時の価格の最高値と最低値をテーブル化しておき、下取見積価格の最高値Pmaxは部品価格の最高値の総額とし、下取見積価格の最低値Pminは部品価格の最低値の総額として求めてもよい。また、仮見積価格Pprとして下取見積価格の最低値Pminを採用したが、仮見積価格PprとしてPmin以外の数値(例えばPmax)を採用してもよい。
【0061】
そして更にまた、上述した実施形態では、パーソナルコンピュータの中古品について説明したが、ディスプレイやプリンタやスキャナなどのパーソナルコンピュータの周辺機器の中古品や、コピー機、ファクシミリ装置、シュレッダなどのOA機器の中古品や、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジなどの一般家電製品の中古品や、自動車、自動二輪車、自転車、ボートなどの乗り物の中古品や、ゴルフクラブ、テニスラケット、スキー板、スノーボードなどのスポーツ品の中古品や、マンション、一戸建てなどの中古物件など種々の中古品についても本発明を適用してもよい。
【0062】
また、上述した実施形態では、サーバシステム10をウェブサーバ12とデータベースサーバ14の2つのサーバで構成したが、データベースサーバ14の機能をウェブサーバ12に持たせることにより1つのサーバで構成してもよいし、3つ以上のサーバで構成してもよい。あるいは、中古品見積サイトを開設するサーバシステムとショッピングサイトを開設するサーバシステムとを別々に設けて、両サーバシステムを併せて本発明のサーバシステムとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のサーバシステムの概略構成図である。
【図2】 データ記憶装置に記憶された部品価格テーブルである。
【図3】 データ記憶装置に記憶された商品価格テーブルである。
【図4】 中古品見積サイトでの通信の様子を表した説明図である。
【図5】 見積必要情報入力画面の一例を示す説明図である。
【図6】 見積画面作成ルーチンのフローチャートである。
【図7】 仮見積価格と下取見積価格等との対応テーブルである。
【図8】 見積画面の説明図である。
【図9】 ショッピングサイトでの通信の様子を表した説明図である。
【図10】 支払金額算出ルーチンのフローチャートである。
【図11】 確認画面の一例を示す説明図である。
【図12】 購入必要情報入力画面の一例を示す説明図である。
【図13】 下取必要情報入力画面の一例を示す説明図である。
【図14】 各サイトでの通信の様子を表した説明図である。
【符号の説明】
10 サーバシステム、12 ウェブサーバ、13 記憶部、14 データベースサーバ、16 データ記憶装置、18 ネットワークケーブル、20 インターネット、40 ユーザコンピュータ、42 ディスプレイ。

Claims (3)

  1. ユーザコンピュータと通信可能で、中古パソコンの下取りを伴ってユーザが商品を購入する際に利用される商品販売システムであって、
    前記ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したとき、前記商品の商品価格を決定する商品価格決定手段と、
    前記中古パソコンに含まれる各部品ごとに下取時の価格の最高値と最低値をテーブル化した部品価格テーブルを記憶する記憶手段と、
    前記ユーザコンピュータから中古パソコンの下取要求と前記中古パソコンに含まれる各部品に関する情報とを受信したとき、前記中古パソコンに含まれる各部品に関する情報を前記部品価格テーブルに照らして各部品の価格の最高値と最低値を読み出し、該読み出した各部品の価格の最高値の総額及び最低値の総額をそれぞれ前記中古パソコンの最低値及び最高値に設定する最低値最高値設定手段と、
    前記中古パソコンの最低値を仮見積価格に設定する仮見積価格設定手段と、
    前記仮見積価格と予め定められた第1の基準値とを比較し、前記仮見積価格が前記第1の基準値を超えていた場合には、システム側に前記中古パソコンが到着したあと査定を行う必要ありと決定すると共に前記商品価格の値引額を前記中古パソコンの最低値に決定し、前記仮見積価格が前記第1の基準値以下の場合には、前記査定を行う必要なしと決定すると共に前記仮見積価格と前記第1の基準値より小さな第2の基準値とを比較し、前記仮見積価格が前記第2の基準値を超えている場合には前記値引額を前記仮見積価格に決定し、前記仮見積価格が前記第2の基準値以下の場合には前記値引額を前記仮見積価格にかかわらず予め定められた一定額とする値引額決定手段と、
    前記値引額を前記商品価格から差し引いた差額を算出し該差額を支払金額として前記ユーザコンピュータへ送信する支払金額送信手段と
    を備え
    前記支払金額送信手段は、前記仮見積価格が前記第1の基準値を超えていた場合には、前記支払金額に加えて、前記中古パソコンの最低値と最高値、更には後日システム側に前記中古パソコンが到着したあと査定を行い該査定後に確定する下取価格が前記最低値を越えていたときには該越えた分を前記ユーザに渡す旨を前記ユーザコンピュータへ送信する、
    商品販売システム。
  2. 中古パソコンの下取りを伴ってユーザが商品を購入する際に利用される商品販売方法であって、
    (a)サーバコンピュータが、ユーザコンピュータから商品の購入要求を受信したとき前記商品の商品価格を決定するステップと、
    (b)前記サーバコンピュータが、前記ユーザコンピュータから中古パソコンの下取要求と前記中古パソコンに含まれる各部品に関する情報とを受信したとき、前記中古パソコンに含まれる各部品に関する情報を、前記中古パソコンに含まれる各部品ごとに下取時の価格の最高値と最低値をテーブル化した部品価格テーブルに照らして各部品の価格の最高値と最低値を読み出し、該読み出した各部品の価格の最高値の総額及び最低値の総額をそれぞれ前記中古パソコンの最低値及び最高値に設定するステップと、
    (c)前記サーバコンピュータが、前記中古パソコンの最低値を仮見積価格に設定するステップと、
    (d)前記サーバコンピュータが、前記仮見積価格と予め定められた第1の基準値とを比較し、前記仮見積価格が前記第1の基準値を超えていた場合には、システム側に前記中古パソコンが到着したあと査定を行う必要ありと決定すると共に前記商品価格の値引額を前記中古パソコンの最低値に決定し、前記仮見積価格が前記第1の基準値以下の場合には、前記査定を行う必要なしと決定すると共に前記仮見積価格と前記第1の基準値より小さな第2の基準値とを比較し、前記仮見積価格が前記第2の基準値を超えている場合には前記値引額を前記仮見積価格に決定し、前記仮見積価格が前記第2の基準値以下の場合には前記値引額を前記仮見積価格にかかわらず予め定められた一定額とするステップと、
    (e)前記サーバコンピュータが、前記値引額を前記商品価格から差し引いた差額を算出し該差額を支払金額として前記ユーザコンピュータへ送信するステップと
    を含み、
    前記ステップ(e)では、前記仮見積価格が前記第1の基準値を超えていた場合には、前記支払金額に加えて、前記中古パソコンの最低値と最高値、更には後日システム側に前記中古パソコンが到着したあと査定を行い該査定後に確定する下取価格が前記最低値を越えていたときには該越えた分を前記ユーザに渡す旨を前記ユーザコンピュータへ送信する、
    商品販売方法。
  3. 請求項に記載の商品販売方法をサーバコンピュータに実行させるためのプログラム。
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