JP4192302B2 - 生体音検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体の心臓や呼吸器系等の疾患を診断するために、生体内で生じる生体音を検出して、その生体音を表す生体音信号を出力する生体音検出装置に関し、特にその生体音検出装置に生体音が一層好適な状態で検出されるための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、心疾患や呼吸器系等の生体の疾患を診断するために、生体の所定部位の皮膚上に装着され、その生体内で生じる心音、呼吸音、胸膜音、動脈音、腸音等の生体音を検出してその生体音を表す生体音信号を出力する生体音検出装置を用いた診断が行われている。たとえば、胸部の皮膚上に装着される心音検出装置により心音を検出して心音図を測定し、その心音図から心疾患の診断が行なわれる。患者に心疾患がある場合は、その患者を測定して得られた心音図には、正常な心音に加えて、心疾患に起因して発生する心雑音が含まれるため、心疾患を診断することができるのである。
【0003】
上記生体音検出装置は、生体音の音波すなわち生体音波が皮膚に伝達されることによる皮膚の振動を検出するものであり、皮膚の振動が生体音検出装置の皮膚側の開口からその生体音検出装置内の空気に伝達され、その空気の振動に基づいて生体音を検出する空気伝導形や、生体の皮膚に接触させられた生体音検出装置の一部材に皮膚の振動が伝達され、その一部材の振動に基づいて生体音を検出する直接伝導形がある。
【0004】
上記空気伝導形の生体音検出装置には、ゲインの高い生体音信号を得るために、生体の皮膚と接触させられるハウジングの開口を比較的硬質の可撓性膜で塞いだ生体音検出装置が提案されている。たとえば、本出願人が先に出願した特願平9−120531号記載の心音検出装置がそれである。この心音検出装置によれば、空気伝導形であるので、直接伝導形の生体音検出装置と比較して経年変化が少なく堅牢であるという利点があることに加えて、開口部が塞がれることにより音響室が形成されるので、ゲインの高い生体音信号が得られるのである。
【0005】
【発明が解決すべき課題】
しかしながら、上記可撓性膜は比較的硬質の材料、たとえば比較的硬質の樹脂等で構成されるため、装着時に被測定者に違和感を与えていた。
【0006】
さらに、その可撓性膜と皮膚との間に体毛があることより、その可撓性膜と皮膚との間に空気層ができてしまう場合がある。一方、音波は2つの媒質の境界面でその一部が反射される性質があり、2つの媒質の固有音響抵抗Rの差が大きいほど反射率は高くなる。ここで固有音響抵抗Rとは媒質の密度ρとその媒質中の音速cとの積である。従って、空気層が形成されてしまうと、生体音波が皮膚から空気層へ伝達される際および空気層から可撓性膜へと伝達される際に、一部が反射されてしまい、生体音検出装置に検出される生体音が減少してしまうという問題が生じていた。
【0007】
本発明は以上のような事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、生体音検出装置の装着時の違和感を軽減し、且つその生体音検出装置に生体音が好適に検出される生体音検出装置の装着用シートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、底部に開口を有してその開口側が生体の皮膚上に密着させられるハウジングと、その開口部を塞ぐ比較的硬質の可撓性膜と、そのハウジング内に設けられて振動板の振動を電気信号に変換するマイクロホンとを備えてその生体の皮膚上に装着される生体音検出装置であって、前記可撓性膜の前記生体の皮膚と接触させられる側の面に貼り付けられ、且つその生体の皮膚と略同様の硬さを有す第1の軟質シートをさらに備えることにある。
好ましくは、ハウジングの開口部の周囲に設けられた底部の、生体の皮膚と接触させられる側の第2の面に貼り付けられ、且つ第1の軟質シートと同様の材質で構成された第2の軟質シートをさらに備える。
【0009】
【発明の効果】
このようにすれば、生体の皮膚と略同様の硬さを有する装着用シートが、可撓性膜と皮膚との間に介在させれられることにより、生体音検出装置の装着時の違和感が軽減され、さらに、可撓性膜が接触する皮膚の表面の毛が装着用シートにより隙間なく覆われる、すなわち、可撓性膜と皮膚との間に空気層ができないので、その空気層の境界面で生体音波が反射されることがなくなり、且つ空気の密度よりも装着用シートの密度の方が皮膚の密度に近く、空気中の音速よりも装着用シート中の音速の方が皮膚中の音速に近い、すなわち、空気の固有音響抵抗Rよりも装着用シートの固有音響抵抗Rの方が皮膚の固有音響抵抗Rに近いことから、生体の皮膚と装着用シートとの境界面での生体音の反射も比較的少ないので、生体が毛深いことに起因して生体音検出装置に検出される生体音の減少が好適に防止される。
【0010】
【発明の他の態様】
ここで、好適には、前記生体音検出装置の装着用シートは、前記生体の皮膚と、密度および媒質中の音速の少なくとも一方が略同様の値を有するものである。このようにすれば、装着用シートの固有音響抵抗Rが生体の皮膚の固有音響抵抗Rにより近づくことから、生体の皮膚と装着用シートとの境界面での生体音の反射が一層減少するので、生体が毛深いことに起因して生体音検出装置に検出される生体音の減少が一層好適に防止される。
【0011】
また、好適には、前記装着用シートは、前記可撓性膜の皮膚との接触面に貼りつけられているものである。このようにすれば、測定毎に前記装着用シートを前記可撓性膜と皮膚との間に介在させる手間が不要になる。
【0012】
また、好適には、前記装着用シートは、前記生体音検出装置の前記生体の皮膚と接触する面と、その皮膚との間の全部に介在させられるものである。このようにすれば、前記可撓性膜の皮膚との接触面以外において、生体の皮膚と接触する生体音検出装置の接触面とその皮膚との間にも前記装着用シートが介在させられるので、生体音検出装置の装着時の違和感が一層軽減される。
【0013】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明が適用され、生体音として心音を検出する心音検出装置10の外観を示す斜視図であり、図2はその構成を説明する断面図であって、生体の胸部中央の表皮11上の所定の心音検出部位に載置された心音検出装置10の断面図が示されている。図1および図2において、心音検出装置10は、ABS樹脂等の比較的硬質な材料により構成され、一方向が開口している偏平な円柱状の上ハウジング12と、同様に比較的硬質な材料により構成され、両方向が開口している偏平な円柱状の下ハウジング14とが、上ハウジング12の開口側に設けられた環状突起16と、下ハウジング14の底部18が設けられていない側の開口に設けられた環状突起20とが嵌合することにより全体として一方向に開口する偏平な円柱上の筐体22を成している。
【0015】
下ハウジング14の底部18は中央に比較的大きな円形穴24を有し、その底部18の上ハウジング12側がある側とは反対側に位置する面が生体の表皮11に接触させられる側の面になるのである。
【0016】
上記上ハウジング12と下ハウジング14とで形成された筐体22の内部において、下ハウジング14の底部18には、シリコンゴム等の軟質部材により構成され、外側直径が筐体22の内側の直径に等しく且つ内側直径が底部18の円形穴24の直径よりもやや小さい環状の振動吸収体28が嵌め付けられて、下ハウジング14からの振動を吸収する。
【0017】
さらに、その振動吸収体28の底部18とは反対側の面には、比較的硬質の樹脂により構成され、直径が筐体22の内側直径よりもやや短い円形の縁部29と、その縁部29の中央に位置し外周直径が振動吸収体28の内側直径と等しい凸部30とを有する皿型部材32が、その凸部30が振動吸収体28の中央の穴を貫通するように嵌め付けられている。
【0018】
上記皿型部材32の凸部30の表皮11側には、底側ほど小径となるテーパ状の集音穴34が形成されており、下ハウジング14の開口と略平行に開口する集音穴34の表皮11側の開口部は、キャップ状をなして凸部30の側壁面に嵌め着けられた比較的硬質の可撓性樹脂膜36により塞がれている。この可撓性樹脂膜36は、たとえば0.1mm程度のポリ塩化ビニル樹脂等、聴診器の偏平押圧部の押圧面に設けられる可撓性樹脂膜と同様のものであり、集音穴34の内部において音響室を形成する。
【0019】
また、上記皿型部材32の凸部30の表皮11とは反対側には、円筒部材38が備えられることにより、マイクロホン40を収容するための収容室42が形成されている。そして、円筒部材38の集音穴34側の端面には、中央にマイクロホン40の直径よりも小さい直径を有する貫通孔44を備えた円形の振動吸収シート46が、集音穴34の開口面に対して略水平に固設されている。さらに、その振動吸収シート46の収容室42と反対側には、その振動吸収シート46の面方向に垂直な振動を可能とするために、厚み方向において振動吸収シート46よりも薄い円形室47が形成されている。
【0020】
上記振動吸収シート46はブチルゴム等の振動吸収性の材料により構成され、振動吸収シート46に振動が伝播されていない状態ではマイクロホン40の重さで振動吸収シート46が撓まない程度の厚み方向の応力が必要であるため、好適には厚さが1.0 〜2.0 mmのものである。この振動吸収シート46に振動が伝播すると、振動吸収シート46は面方向に垂直に振動して伝播してきた振動を吸収し、特に50Hz以下の振動を好適に除去するローパスフィルタとして機能する。そして、心音の周波数は50Hz以上(たとえばII音は100〜150Hz )であるので、低周波数側のノイズを取り除いた好適な状態で心音が検出できる。
【0021】
マイクロホン40は、収容室42において振動吸収シート46の貫通孔44を塞ぐように接着剤等により固設され、その貫通孔44側に開口するマイクロホンケース48と、そのマイクロホンケース48内においてその貫通孔44側に振動吸収シート46と平行となるように収容されて電極として機能する振動板50と、その振動板50と0.01〜0.05mm程度の僅かな隙間を隔てて対向する固定電極52と、そのマイクロホンケース48の貫通孔44とは反対側において導線54と接続される一対の接続端子56と、その一対の接続端子56間を絶縁する絶縁部材58とを備えた静電容量型マイクロホン、すなわちコンデンサ型マイクロホンであり、振動板50が振動させられることにより皮膚11からの心音を検出し、その心音を表す心音信号を出力する。
【0022】
上記皿型部材32の振動吸収体28と接している側とは反対側の面は重り60と接している。その重り60は、鉛、銅、鉄等の比較的比重の重い材料で構成され、好適には80〜150g程度の重さとされた、直径が皿型部材32の縁部29の直径と等しい偏平な円柱形であり、皿型部材32と接している側とは反対側の面、すなわち上ハウジング12の内側平面62と向かい合う面の中央部と、その上ハウジングの内側平面62の中央部との間には、前記振動吸収体28と同じ材質で構成された振動吸収体64が固設され、上ハウジング12からの振動を吸収するとともに、振動吸収体28と振動吸収体64とによって重り60が浮動状態で挟持されることにより、重り60の位置ずれが抑制される。この重り60が上記のように比較的重い比重の材料で構成され且つ上記の重量を有していることから、生体外からの雑音が重り60により遮音され、且つ心音検出装置10が好適な一定の押圧力で生体の皮膚11を押圧するので、安定した再現性のある心音信号が検出できる。さらに、心音検出装置10全体の共振周波数が心音の周波数よりも低周波数域となることから、生体内からの心音のエネルギーが生体音検出装置10を振動させるエネルギーとして消費されることがないので、心音がマイクロホン40に効率よく検出される。
【0023】
上記重り60の直径および皿型部材32の縁部29の直径は、前述したように筐体22の内側直径よりもやや短くされ、さらに重り60と上ハウジング12との間には振動吸収体64が固設されているので、その筐体22と、重り60および皿型部材32との間には密閉された空気室66が形成される。生体外からの環境雑音は、この密閉された空気室66と筐体22の境界面で反射され、或いは空気室66内で共鳴することなく吸収されるので、環境雑音が空気室66の内側に備えられたマイクロホン40に検出されることが抑制される。
【0024】
また、テーパ状の集音穴34と収容室42との間は、一端がテーパ状集音穴34と連通し他端が収容室42と連通する連通路68により連通させられ、さらに、絶縁部材58には、その絶縁部材58を貫通する気圧調整孔70が設けられ、振動板50の両面の気圧が同一となるように調整されているので、テーパ状の集音穴34内の圧力の変動成分(AC成分)のみがマイクロホン40に検出される。
【0025】
そして、マイクロホン40の接続端子に接続された導線54は、皿型部材32および重り60の一部に設けられた穴72を通って、筐体22の側面に設けらた貫通穴74に差し込まれたコード75の先端の接続端子76に接続されている。
【0026】
また、前記可撓性樹脂膜36の皮膚11と接触させられる側の面には軟質シート77が貼りつけられている。この軟質シート77は、本実施例の装着用シートを構成するものであって、たとえば0.5 〜2.0 mm程度の厚みを有しているとともに、たとえばJIS A型スプリング式硬さ試験機で1°〜15°程度の人体の皮膚と略同様の硬さを備え、さらに皮膚11と同様の密度を有する弾性体或いはゲル状粘性体である。この軟質シート77の存在により、心音検出装置10が皮膚11上に装着されたときの違和感を軽減できるとともに、皮膚11上の体毛78を覆うことができる、すなわち、可撓性樹脂膜36と皮膚11との間に空気層ができないので、生体内からの心音がその空気層で反射されることがなくなる。また、軟質シート77は皮膚11の密度と略同様の密度を備えていることから、軟質シート77の固有音響抵抗Rと皮膚11の固有音響抵抗Rとは比較的一致しているとみることができるので、皮膚11と軟質シート77との境界面での反射も少なく、且つ軟質シート77は上記のように比較的薄いことから、軟質シート77中での心音の吸収も少ないので、皮膚11から心音検出装置10内に伝播する心音の減少が抑制される。
【0027】
さらに、前記下ハウジング14の底部18の皮膚11側の面には、前記軟質シート77と同様の材質で構成され、底部18の皮膚側の面と略同一の環状の軟質シート80が貼りつけられている。この環状の軟質シート80は、心音検出装置10が皮膚11上に装着されたときの違和感を軽減するとともに、下ハウジング18が直接皮膚11に装着された場合よりも、生体組織中を伝播して心音検出装置10に到達する環境雑音を一層好適に遮断する。さらに、心音検出装置10の装着された部位の皮膚11に多少の凹凸があっても、軟質シート80がその皮膚11に密着するので、心音検出装置10の装着位置がずれることが防止される。
【0028】
図3は、前記軟質シート77が装着されていない従来の心音検出装置82において、空気層ができてしまうことによって、心音検出装置82に検出される心音が減少することを説明する図であり、心音検出装置82が生体の皮膚11上の所定の心音検出部位に装着された状態が示されている。
【0029】
図3において、皮膚11上の体毛78により、心音検出装置82の皮膚との接触面84と皮膚11との間に空気層86が形成されている。この状態において、心音波88が皮膚11から空気層86に進む際、および空気層86から心音検出装置82へ進む際に一部が反射波90として反射されるので、心音検出装置82に検出される心音波88が減少してしまう。
【0030】
上述のように、本実施例によれば、皮膚11と略同様の硬さを有する軟質シート77が、可撓性樹脂膜36と皮膚11との間に介在させれられることにより、心音検出装置10の装着時の違和感が軽減され、さらに、可撓性樹脂膜36が接触する皮膚11の表面の体毛78が軟質シート77により隙間なく覆われる、すなわち、可撓性樹脂膜36と皮膚11との間に空気層ができないので、その空気層の境界面で心音波88が反射されることがなくなり、且つ空気の密度よりも軟質シート77の密度の方が皮膚11の密度に近く、空気中の音速よりも軟質シート77中の音速の方が皮膚11中の音速に近い、すなわち、空気の固有音響抵抗Rよりも装着用シートの固有音響抵抗Rの方が皮膚11の固有音響抵抗Rに近いことから、皮膚11と軟質シート77との境界面での心音の反射も比較的少ないので、生体が毛深いことに起因して心音検出装置10に検出される心音の減少が好適に防止される。
【0031】
また、本実施例によれば、軟質シート77は皮膚11と略同様の密度を有するものであるので、軟質シート77の固有音響抵抗Rが皮膚11の固有音響抵抗Rにより近づくことから、皮膚11と軟質シート77との境界面での心音の反射が一層減少するので、生体が毛深いことに起因して心音検出装置10に検出される心音の減少が一層好適に防止される。
【0032】
また、本実施例によれば、軟質シート77は、可撓性樹脂膜36の皮膚11との接触面に貼りつけられているので、測定毎に軟質シート77を可撓性樹脂膜36と皮膚11との間に介在させる手間が不要になる。
【0033】
また、本実施例によれば、可撓性樹脂膜36の皮膚11との接触面に貼りつけられる軟質シート77に加えて、環状の軟質シート80が下ハウジング14の底部18と皮膚11との間に介在させられているので、心音検出装置10の装着時の違和感が一層軽減される。
【0034】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
【0035】
たとえば、前述の実施例では、軟質シート77、80は、心音検出装置10の一部として予め可撓性樹脂膜36または下ハウジング14の底部18に貼りつけられていたが、心音検出装置10とは別に軟質シート77、80と同様の材質の装着用シートが心音検出装置10と皮膚11との間に介在させられてもよい。
【0036】
また、前述の実施例では、マイクロホン40には、静電容量型マイクロホンが用いられていたが、圧電型マイクロホンやムービングコイル型マイクロホンであってもよい。
【0037】
その他、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である心音検出装置10の斜視図である。
【図2】図1の実施例の心音検出装置10の断面図である。
【図3】空気層により生体内からの心音波の一部が反射される状態を説明する図である。
【符合の説明】
10:心音検出装置
11:皮膚
12:上ハウジング
14:下ハウジング
36:可撓性樹脂膜
40:マイクロホン
76、80:軟質シート(装着用シート)
Claims (2)
- 底部に開口を有して該開口側が生体の皮膚上に密着させられるハウジングと、該開口部を塞ぐ比較的硬質の可撓性膜と、該ハウジング内に設けられて振動板の振動を電気信号に変換するマイクロホンとを備えて該生体の皮膚上に装着される生体音検出装置であって、
前記可撓性膜の前記生体の皮膚と接触させられる側の第1の面に貼り付けられ、且つ該生体の皮膚と略同様の硬さを有する第1の軟質シートをさらに備えた、生体音検出装置。 - 前記ハウジングの前記開口部の周囲に設けられた底部の、前記生体の皮膚と接触させられる側の第2の面に貼り付けられ、且つ前記第1の軟質シートと同様の材質で構成された第2の軟質シートをさらに備えた、生体音検出装置。
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