JP4191004B2 - 板状逆アンテナおよびこれを有した電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は、板状逆Fアンテナおよびこれを有した電子機器に関し、特に帯域の劣化を回避しつつ、小型・薄型化し、かつ多周波共用特性をもつことができる板状逆Fアンテナおよびこれを有した電子機器に関するものである。
従来から、携帯端末の内蔵アンテナとして板状逆Fアンテナが用いられている。図12は、従来の板状逆Fアンテナの平面図を示し、図13は、図12に示した板状逆FアンテナのB−B線断面図を示す。図12および図13に示すように、従来の板状逆Fアンテナは、地板101上に空気などの誘電体を介して略平行に放射導体板102が設けられ、地板101と放射導体板102の間に短絡ピン103および給電ピン104が設けられる。
この板状逆Fアンテナの小型化を図る方法としては、放射導体板102にスリットを装荷する方法や、図14に示すように、地板201と放射導体板202とを一体的に折り曲げる方法がある。
特開平8−56115号公報
しかしながら、板状逆Fアンテナはその特性上、狭帯域であり、上述したスリットの装荷によって小型化を図ると、さらに狭帯域になってしまい、広帯域なアンテナを実現することができないという問題点があった。
この場合、地板と放射導体板との間の距離を確保することによって必要帯域を維持することができる。たとえば、この距離を短く、すなわち薄くすると狭帯域にすることができ、この距離を長く、すなわち厚くすると高帯域にすることができる。したがって広帯域の板状逆Fアンテナを、小型化、特に薄型化を図ることは困難であるという問題点があった。
一方、図14に示した板状逆Fアンテナは、小型化を実現する上では有効な方法であるが、この板状逆Fアンテナが搭載された携帯端末などの電子機器の筐体に合わせたアンテナ設計をしなければならず、柔軟性に乏しいという問題点があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、帯域の劣化を回避しつつ、小型・薄型化を柔軟に行うことができる板状逆Fアンテナおよびこれを有した電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明は、共通の地板上部に短絡ピンおよび給電ピンを介して設けられた放射導体板を、該地板の裏面を覆うように延設したことを特徴とする。
また、この発明は、上記の発明において、前記放射導体板は、前記短絡ピンおよび給電ピンの位置から両側に異なる2つの周波数に対応する長さ分、延設された2つの放射導体部を有することを特徴とする。
また、この発明は、上記の発明において、前記短絡ピンおよび給電ピンに共通接続される複数の放射導体板を備えたことを特徴とする。
また、この発明は、上記の発明において、前記地板と該地板上部の放射導体板との間の距離と前記地板と該地板下部の放射導体板との間の距離との比と、前記短絡ピンと前記給電ピンとの間の距離とを調整してインピーダンス整合されることを特徴とする。
また、この発明は、上記の発明において、前記放射導体板に囲まれた空間に電子回路部品を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、帯域の劣化を回避しつつ、アンテナが搭載される機器に柔軟に対応して小型・薄型化を容易に行うことができるという効果を奏する。さらに、放射導体板の大きさを自由に設計できるので、多周波共用アンテナとしての機能を容易に実現することができるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して、この発明にかかる板状逆Fアンテナおよびこれを有した電子機器の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である板状逆Fアンテナの平面図である。図2は、図1に示した板状逆FアンテナのA−A線断面図である。また、図3は、図1に示した板状逆Fアンテナの裏面図である。図1〜図3において、この板状逆Fアンテナ10は、地板としての機能を有するプリント基板1を有し、プリント基板1の長手方向の一端部に短絡ピン3および給電ピン4を介して結合される放射導体板2が設けられる。この放射導体板2は、短絡ピン3および給電ピン4を境界にして、両側に延びた2つの放射導体部2a,2bを形成する。放射導体部2a,2bは、それぞれプリント基板1の裏面にまで達し、プリント基板1を覆うように形成される。この放射導体部2a,2bは、それぞれ異なるアンテナ、すなわち、板状逆Fアンテナとして機能し、その長さを含む形状に応じた固有の周波数に共振した電磁波を効率よく放射し、受信することができる。すなわち、この板状逆Fアンテナ10は、2周波共用アンテナとして機能する。
この板状逆Fアンテナ10は、1枚の地板としてのプリント基板1の両面を有効に利用することで、放射導体板2の面積を大きくとることができるとともに、放射導体板2がプリント基板を覆うように形成しているため、帯域の劣化を回避しつつ、小型・薄型化を実現できる。
通常、板状逆Fアンテナでは、短絡ピン3と給電ピン4との間の距離によってインピーダンス調整を行う。しかし、図4に示すように、放射導体板2と地板との間の厚みを小さくする(矢印A1)と、そのスミス図に示すように周波数軌跡が大きな円となり(矢印A2)、インピーダンス整合が困難になる。この場合、図2に示すように、プリント基板1と上部の放射導体板2との厚みh1と、プリント基板1と下部の放射導体板2との厚みh2との比を適度に調整することによって、さらには、プリント基板1とこのプリント基板1の平面上における放射導体板2との間の隙間d1,d2の値を適度に調整することによって、スミス図上の周波数軌跡を小さな円とすることができ、インピーダンス整合を容易に行うことができる。これによって、インピーダンス調整を柔軟に行うことができ、設計の自由度の高い板状逆Fアンテナを実現できる。すなわち、この板状逆Fアンテナは、小型・薄型化を実現できるのみでなく、電気的特性であるインピーダンス調整に対しても高い柔軟性を有している。
図5は、この実施の形態1に示した板状逆Fアンテナを有した電子機器の一例を示す断面図である。図5に示すように、プリント基板1上に電子部品を収めたシールドケース21を設けたり、放射導体部2a,2b間の間隙にスピーカ20を設けることもできる。図6は、スピーカ20を有した板状逆Fアンテナ10を携帯端末22に適用した一例を示す図である。このように、この実施の形態1である板状逆Fアンテナは、放射導体板2を、プリント基板1を含む電子部品などの形状に柔軟に合わせて形成することができるため、小型・薄型化を一層促進することができ、その柔軟性のために、携帯端末を含む電子機器への搭載が容易となる。
図7は、図1に示した板状逆FアンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。図7に示すように、この板状逆Fアンテナは、900MHz帯と1.8GHz帯との2つの放射周波数帯域を有する多周波共用アンテナとして機能し、VSWRが3以下における帯域幅は、従来の帯域幅(破線)に比して大きく、比帯域8%を実現している。
また、図8および図9は、それぞれ900MHz帯と1.8GHz帯との放射効率の周波数特性を示している。900MHz近傍および1.8GHz近傍においてそれぞれ80%および70%の高い放射効率が得られている。なお、それぞれの周波数帯におけるアンテナ指向性はほぼ無指向である。
なお、上述した実施の形態では、2周波共用アンテナとした場合の板状逆Fアンテナであったが、これに限らず、1つの周波数のみに用いられる板状逆Fアンテナとしてもよい。たとえば、図10は、放射導体板32がプリント基板1をほぼ一周するように覆い、放射導体板32の面積を大きくとり、板状逆Fアンテナの全体形状を、一層小型化、薄型化を実現している。
(実施の形態2)
つぎに、この発明の実施の形態2について説明する。図11は、この発明の実施の形態2である板状逆Fアンテナの断面図である。図11において、この板状逆Fアンテナは、2枚の放射導体板42,52が、短絡ピン3および給電ピン4を介してスタック構造となっている。これにより、3以上の多周波共用アンテナを実現することができる。図11に示す板状逆Fアンテナでは、放射導体部42a,42b,52a,52bに対応する4つの周波数帯域をもつ4周波共用アンテナとして機能する。
以上のように、この発明にかかる板状逆Fアンテナおよびこれを有した電子機器は、帯域の劣化を回避しつつ、小型・薄型化が実現され、しかも多周波共用アンテナとしても実現できるため、特に携帯端末に好適であり、1つのアンテナによってGSM/DCS/AMPSやCDMA/GPS/PCSなどの多様なシステムに適用することができる。
この発明の実施の形態1である板状逆Fアンテナの構成を示す平面図である。 図1に示した板状逆FアンテナのA−A線断面図である。 図1に示した板状逆Fアンテナの裏面図である。 インピーダンス整合の調整を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1である板状逆Fアンテナの応用例を示す断面図である。 図5に示した応用例を携帯端末に搭載した一例を示す図である。 図1に示した板状逆FアンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 図1に示した板状逆Fアンテナの900MHz帯のゲインの周波数特性を示す図である。 図1に示した板状逆Fアンテナの1.8GHz帯のゲインの周波数特性を示す図である。 この発明の実施の形態1である板状逆Fアンテナの変形例を示す断面図である。 この発明の実施の形態2である板状逆Fアンテナの構成を示す断面図である。 従来の板状逆Fアンテナの平面図である。 図12に示した板状逆FアンテナのB−B線断面図である。 小型・薄型化を追求した従来の板状逆Fアンテナの断面図である。
符号の説明
1 プリント基板
2,42,52 放射導体板
2a,2b,42a,42b,52a,52b 放射導体部
3 短絡ピン
4 給電ピン
20 スピーカ
21 シールドケース
22 携帯端末

Claims (5)

  1. 共通の地板上部に短絡ピンおよび給電ピンを介して設けられた放射導体板を、該地板の裏面を覆うように延設したことを特徴とする板状逆Fアンテナ。
  2. 前記放射導体板は、前記短絡ピンおよび給電ピンの位置から両側に異なる2つの周波数に対応する長さ分、延設された2つの放射導体部を有することを特徴とする請求項1に記載の板状逆Fアンテナ。
  3. 前記短絡ピンおよび給電ピンに共通接続される複数の放射導体板を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の板状逆Fアンテナ。
  4. 前記地板と該地板上部の放射導体板との間の距離と前記地板と該地板下部の放射導体板との間の距離との比と、前記短絡ピンと前記給電ピンとの間の距離とを調整してインピーダンス整合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の板状逆Fアンテナ。
  5. 前記放射導体板に囲まれた空間に電子回路部品を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の板状逆Fアンテナを有した電子機器。
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