JP4190646B2 - 信号変調プロセス - Google Patents

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Error Detection And Correction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システム、例えば、直交または二重直交変調を利用する広帯域通信の方式等において発したシーケンスを表す信号を復調するプロセスに関する。かかる通信システムは、例えば、ワイヤレス電話方式または衛星中継タイプの通信システム等の多重アクセス通信システムである。例えば、本発明は、CDMA(Code Division Multiple Acces:符号分割多重アクセス)方式を使用する通信システムに応用できる。
【0002】
【従来の技術】
本発明に係るプロセスを適用する広帯域通信システムは、周知であり、例えば、米国特許第5,602,833号公報に記載のタイプがある。図1に示すように、かかるシステムは、送信側において、本質的に、エンコーダ10、変調器20、チャネル40上で送信する送信器30で構成されている。受信側において、受信器50、変調器20に対応する復調器60、エンコーダ10に対応するデコーダ70で構成されている。また一般的に、かかるシステムは、エンコーダ10と変調器20の間に設けられたインタリーブ装置15に加えて、インタリーブ装置15に対応し、復調器60とデコーダ70の間に設けられたデインタリーブ装置65を含む。
【0003】
エンコーダ10およびインタリーブ装置15は、当該技術において周知であり、音声信号、データ信号または他の信号、例えば、まず増幅され、濾波され、さらにディジタル化された信号を表す到来ビット列を反復かつインタリーブしながら符号化するために設けられる。この符号化は、エラー検出および補正機能を実行することが可能なタイプのものである。インタリーブ式処理方式においては、この符号化により、当該システムは低ノイズ/信号比かつ低干渉信号比で動作することもできる。符号化およびインタリーブ式処理の結果生じる信号は、一般に1と−1(または0と1)とされるk個の要素からなるk領域のワードまたはシンボルのシーケンスである。
【0004】
このシンボルのシーケンスは、変調器20において直交変調または二重直交変調と呼ばれる変調プロセスを施される。
【0005】
直交変調の場合、変調器20は、直交ワードの生成器21を含む。かかるワードは、シーケンスまたは関数ともいわれる。以下の説明では、これらを「関数」という語で表す。
【0006】
これらの関数は、ウォルシュマトリクスに基づいて導出される、アダマール(Hadamard)マトリクスの名で知られるウォルシュ関数であってもよい。アダマールマトリクスは、回帰的に導出されるマトリクスであって、n次関数のマトリクスは以下のように記すことができることが惹起される。
【0007】
【数2】
Figure 0004190646
【0008】
(Wは、マトリクスWの論理補数を表す。さらに、1次元のマトリクスW(1)は1である。)
【0009】
n次のマトリクスW(n)の各行または列は、ウォルシュ関数と呼ばれ、Sp(n)と表記される(pは、目下の関数の行または列の数であり、nは、関数の次元である)。また、より簡単にSpとも表記できる。
【0010】
例えば、8次元のウォルシュマトリクスは以下のように記す。
【0011】
【数3】
Figure 0004190646
【0012】
また、例として、シーケンスS4は{1,−1,−1,1,1,−1,−1,1}と記される。
【0013】
なお、要素は、1と−1を用いてきたが、要素0と1をそれぞれ用いてもよい。
【0014】
ディジタル変調は、インタリーブ装置15から派生する可能な各シンボルpに被送信シーケンスSEpを割り当てる工程からなる。直交変調の場合、この割り当てられたシーケンスSEpは、ウォルシュ関数Sp(n)に対応する。このように、3ビットのシンボルを8次元のウォルシュ関数によって変調することができる。また、一般に、kビットのシンボルは、n次元(=2k)のN(=2k)シーケンスSEpによって変調される。
【0015】
例えば、2ビットの到来シンボルについては、変調器20によって送信され属性とされる対応SEpシーケンスのリストを以下の表1に示す。
【0016】
【表1】
Figure 0004190646
【0017】
二重直交変調は、対応シーケンスSEp、すなわち、例えば、最後の要素(k番目の要素)が第1位(first state)にあるとき、n=2k-1次元のウォルシュ関数Sq等の直交関数、あるいは最後の要素(k番目の要素)が第2位にあるとき、同じn次元の該関数Sqの論理補数のいずれかを到来シンボルpの属性とする工程からなる。一般に、kビットのシンボルは、n(=2k-1)長のN(=2k)シーケンスSEpによって変調される。二重直交変調は、例えば、欧州特許出願公開第EP−A−809364号公報に記載されている。
【0018】
例えば、2ビットの到来シンボルについては、変調器20によって属性とされる対応シーケンスのリストを以下の表2に示す。
【0019】
【表2】
Figure 0004190646
【0020】
直交または二重直交変調中に属性とされたシーケンスSEpは、送信器30によって処理され送信される。これらは、送信器30と変調器20にそれぞれ対応する受信器50および復調器60にチャネル40を介して送信される。
【0021】
復調器60において実行される復調プロセスは、受信器50が送信する信号において、変調中に用いられるシーケンスSEpを再生(recover)し、次いでこのシーケンスに基づいて変調信号pを再生する工程からなる。
【0022】
いくつかの処理を実行することができる。
【0023】
第一は、受信器50が送信する信号と最強の対応関数との相関値のシーケンスを選択する工程からなる。したがって、すでに送信してしまった確率が最も大きなシーケンスSEpを選択する工程からなる。シーケンスSEpを選択してしまうと、このシーケンスに関連するシンボルpを再生し、デインタリーブ装置65、次いでデコーダ70に送出する。
【0024】
デコーダ70は、例えば、確率が最大のタイプのデコーダ、例えば、「通信システムにおける旋回符号およびその性能(Convolutional codes and their performance in communication systems)」と題するA.J. Viterbiによる1971年10月のIEEE Transactions on Communications Technologyに発表された論文に記載されたものがある。
【0025】
この方法は、当該技術分野においてハード決定方法(Hard Decision Method)と呼ばれる。
【0026】
ソフト決定方法(Soft Decision Method)と呼ばれる別の方法は、受信器50が送信する信号と変調プロセス中であれば使用している可能性のある関数の各々との相関プロセスによって得られる相関値に基づいて、前記関数の各々と関連する各シーケンスSE1〜SENの信頼値を決定する工程からなる。また、復調シンボルpの各要素の属性とされるソフト決定値をこの信頼値の群から推定する工程からもなる。これらの決定値の各々からこのようにして形成された復調シンボルは、上述のように、デインタリーブ装置65に、さらにデコーダ70に送出される。
【0027】
確率が最大である基準にしたがってとられたこのソフト決定値の群の理論的な公式化は、次式によって一般に求められると指摘できる。
【0028】
【数4】
Figure 0004190646
【0029】
(P(x|y)は、信号をすでに受信したことを認識した場合のシーケンスSExがすでに発行されたことを決定する確率を表し、uiは、目下のシーケンスSExに対応するシンボルxのi次要素である。)
【0030】
この公式化に続いて施される復調プロセスには、その計算において比較的長い数学的演算を何度も実行する必要があるという欠点がある。さらに、最適なソフト決定値が従来の送信チャネルの、例えば信号/ノイズ比、またはこの割合の統計的挙動(ガウスの法則、ライスの法則、レーリーの法則等)という先行の知識が求められることは明らかである。
【0031】
米国特許第5,442,627号公報には、これらの課題を解決することを目的とした復調器が記載されている。図2には、かかる変調器が表されている。
【0032】
本質的に、該復調器は、受信器50から発行されるデータサンプル形式の信号を受信する相関手段61からなる。これらの相関手段61は、例えば、高速アダマール変換(Fast Hadamard Transform)すなわちF.H.T.の算出手段、または相関関係の算出手段からなる。これらの手段は、変調プロセス中に使用できるウォルシュ関数S1〜SN各々に現行の信号との相関関係を表す相関値α1〜αnを与える。
【0033】
これらの手段61は、手段62に続き、すでに送信している可能性のある各シーケンスSE1〜SENに関連する受信信号のエネルギー部w1〜wNに対応する信頼値を決定できる。関数Spに等しい各シーケンスSEpは、一般的に手段62において前記関数との相関値αpの二乗となるよう前記シーケンスと関連するエネルギー部wpを算出する(wp=αp 2)。
【0034】
次に、復調器は、相関手段62によって与えられたw1〜wNまでの値すべてに基づいてC1〜Ckまでのソフト決定値すべてを決定し、次いでこれらを変調シンボルの要素u1〜ukのそれぞれ属性とする計測算出手段63からなる。
【0035】
したがって、各ソフト決定値は、次式に従って求められる。
【0036】
【数5】
Figure 0004190646
【0037】
(第1最大関数は、対応する変調シンボルpが+1に等しい要素uiを有するシーケンスSEpのエネルギー部wpのうち最も高次(highest)なものに相当し、第2最大関数は、対応する変調シンボルp’が−1に等しい要素uiを有するシーケンスSEp'のエネルギー部wp'のうち最も高次のものに相当する。)
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
このような方法の欠点の一つは、二重直交変調に直接適用できないことに起因する。実際、直交変調の場合、手段61(F.H.T.高速アダマール変換または受信器50の出力側に存在する信号と各ウォルシュシーケンスの間の相関関係を算出する手段)を上述のように適用することができない。
【0039】
したがって本発明の目的は、相対的に上述したものと同じくらい実行の複雑性が低く、一方では復調シンボルの要素すべてを考慮しながら、他方では直交変調に加えて二重直交変調にも同等に適用可能な信号変調プロセスを提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明による復調プロセスは以下、すなわち、変調プロセス中に使用された可能性がある各直交値と、復調される信号との間の相関値を決定する工程と、送信された可能性がある各シーケンスに属性のある信頼値を、前記相関値から推定する工程からなることを特徴とし、前記信頼値は以下のように計算される。
【0041】
この発明に係る信号変調プロセスは、シンボル(p)に、シンボル(p)の最後の要素(Uk)が第1位にある場合に直交関数(S1〜Sn)か、あるいはシンボル(p)の最後の要素(uk)が第2位にある場合に直交関数(S1〜Sn)の論理補数の何れかを関連させる二重直交変調の結果である送信可能な各シーケンス(SE1〜SEN)であり、通信システムにおいて送信されるシーケンス(SE1〜SEN)を表す信号の復調プロセスであって、最大確率タイプの連続復号に鑑みてソフト決定値(C1〜Ck)の各々を復調シンボルの各要素の属性とするように決定するために提供され、変調プロセス中に使用していた可能性のある各直交関数(S1〜Sn)と復調されるべき信号との相関値(α1〜αn)を決定する工程と、シーケンス(SEp)と関連するシンボル(p)の最後の要素(uk)が第1位にある場合に、値(wp)が、復調されるべき信号とシーケンス(SEp)に使用される関数(Sq)との相関値(αq)が正である場合に相関値(αq)の二乗に等しいか、または相関値(αq)が負である場合にゼロであって、シーケンス(SEp)と関連するシンボル(p)の最後の要素(uk)が第2位にある場合に、値(wp)は、復調されるべき信号とシーケンス(SEp)のために使用される関数(Sq)との相関値(αq)が正である場合にゼロか、または相関値(αq)が負である場合に相関値(αq)の二乗に等しくなるように、計算された信頼値(w1〜wn)において、送信された可能性のある各シーケンス(SE1〜SEN)の属性とした信頼値(w1〜wn)を相関値(α1〜αn)から推定する工程と、復調シンボルの各要素の属性とすべきソフト決定値(C1〜Ck)を信頼値(w1〜wN)から推定する工程とを有する。
【0042】
また、復調シンボルの要素(ui)の属性とすべき決定値(C1)は、シンボル(p)と関連するシーケンス(SEj)の属性とされる信頼値すべての和に等しいものとして計算され、その第1値に要素(ui)が等しく、要素(ui)が第2値に等しいシンボル(p’)に対応するシーケンス(SEj)と関連する信頼値(wj)すべての和を上述の和から求める。
【0043】
また、プロセスは、決定値の計算に先立って、各信頼値(w1〜wN)を相関値(α1〜αn)の全数の関数である重み付け係数(m)で乗算する工程からなる。
【0044】
さらに、重み付け係数値は、次式によって得られる。
【0045】
【数6】
Figure 0004190646
【0046】
(αjは、直交関数Sjと関連する相関値を表す)
【0047】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
上述の発明の特徴およびその他については、実施形態および添付図面に関する以下の説明を解することでより明らかとなろう。
【0048】
本発明に係る復調プロセスを利用する復調器は、本質的に、図2に表す従来技術の状態のように、受信器50から派生する信号を受信するとともに、変調中に使用している可能性のあるn個の直交関数(例えば、ウォルシュ関数)S1〜Snの上記の到来信号の相関値α1〜αnとを送出する相関手段61からなる。これらの相関値は、手段62に送信され、SE1〜SENの範囲ですでに送信している可能性のある各シーケンスとそれぞれ関連する信頼値w1〜wNを計測算出手段63に送出する。信頼値w1〜wNは、各シーケンスSE1〜SENと関連するエネルギーの部分を表している。
【0049】
送信側において変調を二重直交変調によってすでに実行している場合に本発明に係る復調器を機能できるようにするためには、送信されている可能性のある各シーケンスSEpと関連するエネルギー部wpを計算する手段62において実行する処理によって本質的に当該技術において周知のものと異なる。このプロセスについて次に説明する。
【0050】
シンボルpは、iが1〜kまで可変であるk個の要素uiを含むと想定する。このシンボルに対応する被送信シーケンスは、SEpと称されるシーケンスである。このシンボルを二重直交変調によってすでに変調している場合、2通りのシナリオが呈される。第1の場合には、その最後の要素(k番目の要素)(これをukとする)が第1位(例えば+1)にあり、被送信シーケンスSEpは、ウォルシュ関数(これをSqとする)に対応する。
【0051】
第2の場合には、そのk番目の要素が第2位(例えば−1)にあり、送信されたシーケンスSEpは、同じウォルシュ関数Sqの論理成分Sqに対応する。
【0052】
第1の場合には、本発明によると、シーケンスSEpに関連する信頼値、すなわちエネルギー部wpは、相関値αpが正である場合には、到来信号と、このシーケンスSEpに対応するウォルシュ関数Sqとの相関値αpの二乗である(wp=αp 2)か、あるいは相関値αpが負である場合にはゼロである(wp=0)。
【0053】
第2の場合には、該シーケンスと関連する信頼値wpは、相関値αpが負である場合には、到来信号と、このシーケンスSEpに対応するウォルシュ関数Sqとの相関値αpの二乗である(wp=αp 2)か、あるいは相関値αpが正である場合にはゼロである(wp=0)。
【0054】
例えば、上記の表2に係る二重直交変調を想定してみると、2個の相関値α1およびα2がそれぞれあることになる。以下の表3には、これら2個の値α1およびα2が正であるとき、こららの値α1およびα2に対応するエネルギー部分の値w1〜w4が与えられる。
【0055】
【表3】
Figure 0004190646
【0056】
以下の表4に関する限り、例として、第1は正、第2は負であるこれら2個の値α1およびα2に対応するエネルギー部の値w1〜w4が与えられる。
【0057】
【表4】
Figure 0004190646
【0058】
本発明の別の特徴によると、シーケンスSEpと関連する信頼値wpを上述したように計算するが、相関値α1〜αnの全数の関数である係数(mとする)によってこれに重み付けをする。都合よく、重み付け係数mの値は次式によって求められる。
【0059】
【数7】
Figure 0004190646
【0060】
復調シンボルの各要素と関連するソフト決定値C1〜Ckにk=Log2(N)を供するために与えられる計測手段63は、前述したタイプのものであってもよい。したがって、復調シンボルの要素uiと関連するソフト決定値Ciは、このように次式で求められることが惹起されるはずである。
【0061】
【数8】
Figure 0004190646
【0062】
例えば、上記の表3で説明した場合であって、α1の絶対値がα2の絶対値を上回る場合、以下が導出される。
【0063】
【数9】
Figure 0004190646
【0064】
同様に、上記の表4で説明した場合であって、α1の絶対値がα2の絶対値を上回る場合、以下が導出される。
【0065】
【数10】
Figure 0004190646
【0066】
しかしながら、すでに上述したように、この計測算出は、選択を行う必要があることから、復調シンボルの要素uiすべては考慮していない。
【0067】
このため、シンボルすべてを考慮できるようにするためには、本発明の一実施形態によると、計測手段63は、復調シンボルのi番目の要素uiと関連する計算された決定値Ciが、すでに送信している可能性のあるシーケンスと関連するエネルギー部wiの和に等しく、この第1値(例えば+1)は対応するシンボルのi番目の要素uiと等しく、ここから、すでに送信している可能性のあるシーケンスと関連するエネルギー部wi和を求め、この第2値(例えば−1)は対応するシンボルの前記i番目の要素uiが等しい。
【0068】
数学的な意味において、この定義は、以下のように書き表すことができる。
【0069】
【数11】
Figure 0004190646
【0070】
この計測算出は、最強値の選定よりもむしろ信頼値の重み付けされた和に基づく。
【0071】
例えば、上記の表3で説明した場合において、以下が得られる。
【0072】
【数12】
Figure 0004190646
【0073】
同様に、上記の表4で説明した場合において、以下が得られる。
【0074】
【数13】
Figure 0004190646
【0075】
なお、直交変調の場合では、先に説明したものなどの手段63を用いることが可能である。エネルギー部の値wpは、αp 2と等しくなり、これにより復調シンボルの各要素uiについて次式で書き表される決定値Ciが得られる。
【0076】
【数14】
Figure 0004190646
【0077】
【発明の効果】
したがって、本発明の信号変調プロセスによれば、上述の工程を有するので、従来のものと同じくらい実行の複雑性が低く、一方では復調シンボルの要素すべてを考慮しながら、他方では直交変調に加えて二重直交変調にも同等に適用可能な信号変調プロセスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する通信システムの概略図である。
【図2】 本発明に係る復調プロセスを実行するための復調器の概略図である。
【符号の説明】
61 相関手段、62 決定手段、63 計測算出手段。

Claims (4)

  1. シンボル(p)に、前記シンボル(p)の最後の要素(Uk)が第1位にある場合に直交関数(S1〜Sn)か、あるいは前記シンボル(p)の最後の要素(uk)が第2位にある場合に前記直交関数(S1〜Sn)の論理補数の何れかを関連させる二重直交変調の結果である送信可能な各シーケンス(SE1〜SEN)であり、通信システムにおいて送信されるシーケンス(SE1〜SEN)を表す信号の復調プロセスであって、最大確率タイプの連続復号に鑑みてソフト決定値(C1〜Ck)の各々を前記復調シンボルの各要素の属性とするように決定するために提供され、
    変調プロセス中に使用していた可能性のある各直交関数(S1〜Sn)と復調されるべき信号との相関値(α1〜αn)を決定する工程と、
    前記シーケンス(SEp)と関連するシンボル(p)の最後の要素(uk)が第1位にある場合に、値(wp)が、復調されるべき信号と前記シーケンス(SEp)に使用される関数(Sq)との相関値(αq)が正である場合に前記相関値(αq)の二乗に等しいか、または前記相関値(αq)が負である場合にゼロであって、前記シーケンス(SEp)と関連するシンボル(p)の最後の要素(uk)が第2位にある場合に、前記値(wp)は、復調されるべき信号と前記シーケンス(SEp)のために使用される関数(Sq)との相関値(αq)が正である場合にゼロか、または前記相関値(αq)が負である場合に前記相関値(αq)の二乗に等しくなるように、計算された信頼値(w1〜wn)において、送信された可能性のある各シーケンス(SE1〜SEN)の属性とした信頼値(w1〜wn)を前記相関値(α1〜αn)から推定する工程と、
    復調シンボルの各要素の属性とすべき前記ソフト決定値(C1〜Ck)を前記信頼値(w1〜wN)から推定する工程と
    を有することを特徴とする信号変調プロセス。
  2. 前記復調シンボルの要素(ui)の属性とすべき前記決定値(C1)は、前記シンボル(p)と関連するシーケンス(SEj)の属性とされる信頼値すべての和に等しいものとして計算され、その第1値に前記要素(ui)が等しく、前記要素(ui)が第2値に等しいシンボル(p’)に対応する前記シーケンス(SEj)と関連する信頼値(wj)すべての和を前記和から求めることを特徴とする請求項1記載の信号変調プロセス。
  3. 前記プロセスは、前記決定値の計算に先立って、各信頼値(w1〜wN)を前記相関値(α1〜αn)の全数の関数である重み付け係数(m)で乗算する工程からなることを特徴とする請求項2記載の信号変調プロセス。
  4. 前記重み付け係数値は、次式によって得られる
    Figure 0004190646
    (αjは、直交関数Sjと関連する相関値を表す)
    ことを特徴とする請求項3記載の信号変調プロセス。
JP1999066694A 1998-03-13 1999-03-12 信号変調プロセス Expired - Fee Related JP4190646B6 (ja)

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EP0942542B1 (fr) 2003-04-23
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