JP4190516B2 - ディスクドライブ装置のバランス修正装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置のバランス修正装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスクドライブ装置のバランス修正装置に関する。
磁気ディスク装置、光ディスク装置のようなディスクドライブ装置は、データが記録される円板状のディスクがスピンドルに取り付けられ、スピンドルがモータによって回転駆動されるようになっている。そして、ヘッドがディスクのトラックを横切る方向に駆動されて、ディスクへのデータの書き込み/ディスクからのデータの読み込みが行われる。
このディスクドライブ装置は、スピンドルに対してディスクが偏心して取り付けられていると、回転時にディスクに回転ぶれが生じ、ヘッドによるアクセスエラーが発生し、データの書き込み/読み込み精度が低下することがある。このようなディスクの偏心は、ディスクの中心穴の内周面とスピンドルの外周面との間に発生する隙間の範囲内で、スピンドルの回転中心軸に対してディスクが半径方向にずれることにより発生する。
特に、近年、ディスクドライブ装置においては、記憶容量の大容量化やデータの転送速度の高速化が求められており、データの記録密度やディスクの枚数を増やしたり、ディスクの回転速度を高速化したりしている。そこで、ディスクのより小さな回転ぶれが要望されている。
従来は、ディスクがスピンドルに対して偏って取り付けられないようにするために組み立て精度を向上したり、組み立て後のディスクドライブ装置のディスクのアンバランスを測定し、アンバランスを修正するバランス修正装置が用いたりしている。
ディスクドライブ装置のバランス修正装置としては、スピンドルを回転させながら、アンバランスが発生する位相(角度)、変位量(アンバランス量)を測定し、測定量に応じたウエイトをスピンドルの周面等に取り付けるものがある。
又、スピンドルにバランス修正リングを設け、ディスクドライブ装置を振動させて、アンバランスが少なくなるようにバランス修正リングをずらすものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−39786号公報(第3頁−第5頁、図1−図6)
しかし、従来のバランス修正装置にセットされるディスクドライブ装置は、ベースプレートの上方からベースプレートの上面にセットされる。
従って、ディスクドライブ装置のバランス修正装置を製造ライン中に設けるには、以下のような方法となる。
(1)コンベア等のディスクドライブ装置を搬送する搬送手段と離れた箇所にディスクドライブ装置のバランス修正装置を配置し、ロボット等のアクチュエータをもちいて、搬送手段で搬送されてきたディスクドライブ装置をピックアップし、バランス修正装置にセットし、ディスクドライブ装置のバランス修正を行う。そして、アクチュエータを用いて、バランス修正装置からバランス修正が完了したディスクドライブ装置をピックアップし、ディスクドライブを搬送手段に戻す方法。
(2)コンベア等の搬送手段内の下方にディスクドライブ装置のバランス修正装置を配置し、バランス修正装置を上昇させ、ディスクドライブ装置をバランス修正装置にセットさせる方法。
しかし、(1)、(2)の方法は、いずれも大掛かりな機構が必要となり、設備コストがかさむ問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、製造ライン中に設ける場合、設備コストの低減が可能なディスクドライブ装置のバランス修正装置を提供することにある。
図1は請求項1に係る発明の原理図である。図において、ベースプレート1は、第1の弾性手段3を介して支持されている。ベースプレート1の下方には、第2の弾性手段5を介してディスクドライブ装置7が載置され、ディスクドライブ装置7をベースプレート1の下面に当接/離反させる昇降手段9が配置されている。そして、ベースプレート1の下面には、ベースプレート1の下面に当接したディスクドライブ装置7のバランスを修正するバランス修正手段11が設けられている。
このような構成のディスクドライブ装置のバランス修正装置の作動を説明する。
第2の弾性手段5を介してディスクドライブ装置7が載置された昇降手段9が上昇して、ディスクドライブ装置7がベースプレート1の下面に当接する。バランス修正手段11がディスクドライブ装置7のディスクのバランス修正を行う。バランス修正が終了すると、昇降手段が降下する。
なお、本発明のディスクドライブ装置としては、磁気ディスク装置、光ディスク装置等があるが限定するものではない。
請求項2に係る発明は、前記バランス修正手段は、前記ディスクドライブ装置に当接して、前記ディスクドライブ装置を一方向に振動させる加振アクチュエータと、前記ディスクドライブ装置のゆれを検出するゆれ検出センサと、を有し、前記第1の弾性手段は、板ばねであり、前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に撓むように設けられたことを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置である。
請求項3に係る発明は、前記ベースプレートに、前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスク装置の振動方向に前記ディスクドライブ装置を移動可能に案内するガイド手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置である。
請求項1−請求項3に係る発明によれば、搬送手段の上方にベースプレート1を設け、搬送手段で搬送されてきたディスクドライブ装置7を昇降手段9で上昇させ、ベースプレート1の下面に当接させるだけで、ディスクドライブ装置のバランス修正を行うことができる。従って、設備コストの低減が可能である。
また、ディスクドライブ装置7がベースプレート1の下面に当接する状態では、第1の弾性手段3、第2の弾性手段5があることにより、ベースプレート1、ディスクドライブ装置7には、外部からの振動がほとんど伝達されない。
請求項2に係る発明によれば、前記第1の弾性手段は、板ばねであり、前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に撓むように設けられたこと加振アクチュエータは、効率よくディスクドライブ装置を一方向に振動させることができる。
請求項3に係る発明によれば、前記ベースプレートに、前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に前記ディスクドライブ装置を移動可能に案内するガイド手段を設けたことにより、アクチュエータは、効率よくディスクドライブ装置を一方向に振動させることができる。
図2−図7を用いて、本形態例のディスクドライブ装置のバランス修正装置を搬送手段に配置した場合を説明する。図2は上面図、図3は図2の右側面図、図4は図2の切断線A−Aでの断面図、図5は図3の押し付け用プランジャの拡大構成図、図6は図2の与圧用プランジャの拡大構成図、図7はパレットとハンドとの構成図である。本形態例のディスクドライブ装置は、磁気ディスク装置である。
図2−図4において、磁気ディスク装置のバランス修正装置51は、大別して、ベースプレート61と、磁気ディスク装置71が載置され、磁気ディスク装置71をベースプレート61の下面に当接/離反させる昇降手段81と、ベースプレート61の下面に設けられ、前記ベースプレートの下面に当接した前記ディスクドライブ装置のバランスを修正するバランス修正手段91とからなっている。
そして、本形態例のバランス修正装置51は搬送手段としてのローラコンベア101に配置されている。
磁気ディスク装置71はパレット73上に載置され、磁気ディスク装置71はパレット73と共に搬送されるようになっている。
磁気ディスク装置71は、図2、図4に示すように、一方の面(上面)が開放面となったエンクロージャ72と、エンクロージャ72内に設けられたスピンドルモータ77と、スピンドルモータ77の周面にスペーサ74を介して複数枚(本形態例では2枚)設けられたディスク75、スピンドルモータ77の上端面に設けられ、スピンドルモータ77の周面の下部に設けられた段部77aに、ディスク75、スペーサ74を押し付けるクランプ76とからなっている。
(ベースプレート61)
フロアF上には、ローラコンベア101に沿って、支持板111が設けられている。この支持板111の上部には、ローラコンベア101の上方でローラコンベア101を横切るように2本のアーム113が設けられている。
各アーム113には、ローラコンベア101方向へ延出する2枚の板ばね(第1の弾性手段)115が設けられ、板ばね115の先端には、ベースプレート61が取り付けられている。従って、ベースプレート61は板ばね115を介して支持されることとなる。尚、本形態例では、4枚の板ばね51の撓む方向は同一方向で、ローラコンベア101の搬送方向とした。
ベースプレート61には、図2に示すように、磁気ディスク装置71の外形より若干大きな開口部61aが形成されている。そして、ベースプレート61上には、ブラケット52を用いて、磁気ディスク装置71の上面が当接可能なローラ53が4つ設けられている。そして、これら4つのローラ53の回転軸の方向は同一方向で、図2においてローラコンベア101の搬送方向と直交する方向とした。従って、これら4つのローラ53は、磁気ディスク装置71の上面が当接することにより、それ以上の磁気ディスク装置71の上昇を禁止するストッパ手段として機能すると共に、磁気ディスク装置71がローラコンベア101の搬送方向のみ振動可能とするガイド手段としても機能する。
次に、図2、図3に示すように、ベースプレート61の下面には、直線往復運動を行い、ローラコンベア101の搬送方向に沿った磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの一方の側面を押圧可能な押圧部58aを有するクランプ58が設けられている。更に、ベースプレート61の下面には、軸が上下方向で、ローラコンベア101の搬送方向に沿った磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの他方の側面が当接可能な2つのローラ57が設けられている。
クランプ58は、その押圧部58aが磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの一方の側面を押圧する方向に駆動されると、磁気ディスク装置71を押して、磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの他方の側面がローラ57に当接する位置に設けられている。
従って、これら2つのローラ57は、クランプ58によって押された磁気ディスク装置71の他方の側面が当接することにより、それ以上の磁気ディスク装置71の移動を禁止するストッパ手段として機能すると共に、磁気ディスク装置71がローラコンベア101の搬送方向のみ振動可能とするガイド手段としても機能する。
ローラ57の間には、与圧用プランジャ161が設けられる。この与圧用プランジャ161は、図6に示すように、ブロック状のハウジング162に形成され、磁気ディスク装置71側が小径部163a、小径部163aに連設され内周面には、めねじが刻設された大径部163bからなる穴163と、穴163の大径部163bの径より小さく小径部163aの径より大きな径の大径部164a、大径部164aに連設され、穴163の小径部163aの径より小さな径で、小径部163aを介してハウジング162の外部に突出可能な小径部164bからなるプランジャ164と、穴163の大径部163b側の開口から螺合するプラグ165と、穴163内に配置され、一方の端部がプラグ165に当接し、他方の端部がプランジャ164に当接するスプリング166とからなっている。
自然状態では、与圧用プランジャ161のプランジャ164の小径部164bの先端は、ローラ57より磁気ディスク装置71方向に突出するように、与圧用プランジャ161は取り付けられている。
そして、磁気ディスク装置の71の側面がローラ57に当接すると、プランジャ164の小径部164bは磁気ディスク装置71の側面に押されて、プランジャ164が穴163へ沈む方向に移動し、スプリング166の弾性反発力により、プランジャ164の小径部164bが磁気ディスク装置71の側面をクランプ58の駆動方向と反対方向に押圧するようになっている。
更に、図2、図3に示すように、ベースプレート61の下面には、ローラコンベア101の搬送方向と直交する方向の磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの一方の側面を押圧可能な押圧部58a’を有するクランプ58’が設けられている。このクランプ58’の構成は、前述のクランプ58と同じである。ベースプレート61の下面には、ローラコンベア101の搬送方向と直交する方向の磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの他方の側面が当接可能なバランス修正手段91が設けられている(バランス修正手段91の説明は、後述する。)。
クランプ58’は、その押圧部58a’が磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの一方の側面を押圧する方向に駆動されると、磁気ディスク装置71を押して、磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの他方の側面がバランス修正手段91に当接する位置に設けられている。
従って、バランス修正手段91は、クランプ58’によって押された磁気ディスク装置71の他方の側面が当接することにより、それ以上の磁気ディスク装置71の移動を禁止するストッパとしても機能する。
バランス修正手段91の両側には、与圧用プランジャ161’が設けられる。この与圧用プランジャ161’は、図6に示す与圧用プランジャ161と同じ構成なので説明は省略する。
自然状態では、与圧用プランジャ161’のプランジャ164’の小径部164b’の先端は、バランス修正手段91(詳しくは、後述するバランス修正手段91の加振アクチュエータ181の先端部)より磁気ディスク装置71方向に突出するように、与圧用プランジャ161’は取り付けられている。
そして、磁気ディスク装置の71の側面がバランス修正手段91に当接すると、プランジャ164’の小径部164b’は磁気ディスク装置71の側面に押されて、プランジャ164’が穴163’へ沈む方向に移動し、スプリング166’の弾性反発力により、プランジャ164’の小径部164b’が磁気ディスク装置71の側面をクランプ58’の駆動方向と反対方向に押圧するようになっている。
(昇降手段81)
支持板111の下部には、ハンド83が支持板111に沿って上下方向に移動可能に設けられている。そしてハンド83は支持板111の下部に設けられたアクチュエータ85により上下方向に駆動されるようになっている。
ハンド83上には、磁気ディスク装置71の下面に当接可能な押し付け用プランジャ(第2の弾性手段)151が4つ設けられている。この押し付け用プランジャ151は図5に示すように、ハンド83に形成された上下方向の穴87と、穴87に遊嵌する首部88b,先端(上端)側が磁気ディスク装置71の下面に当接可能な頭部88aからなるプランジャ88と、首部88bに巻回され、頭部88aと穴87の開口近傍のハンド83とに当接するスプリング89とからなっている。
そして、プランジャ88の頭部88aが磁気ディスク装置71の下面に当接し、プランジャ88が穴87へ沈む方向に移動すると、スプリング89の弾性反発力により、プランジャ88の頭部88aが磁気ディスク装置71の下面を押圧するようになっている。
図3、図4に示すように、二点差線の位置にあるハンド83が上昇すると、パレット73に載置されている磁気ディスク装置71をベースプレート61へ移動させるようになっている。ハンド83とパレット73とが干渉しないように、ハンド83と、パレット73とは図7に示すような形状となっている。パレット73は、全体の形状が矩形で、中央部に開口部73aが形成され、更に、側面に開口部73aと連絡する切り欠き部73bとが形成されている。ハンド83は、パレット73の開口部73aより小さく、上面の四隅に押し付け用プランジャ151が設けられた本体部83aと本体部83aに連設され、パレット73の切り欠き部73bを上下方向から挿通可能な支持部83bとを有している。このような形状により、ハンド83が上昇すると、パレット73上に載置された磁気ディスク装置71がハンド83に乗り移り、ハンド83によりベースプレート61方向に移動することが可能となる。
更に、ハンド83には、乗り移った磁気ディスク装置71に電気的に接続されるプローブピン(図示せず)が、設けられている。このプローブピンを介して磁気ディスク装置71のスピンドルモータ77を駆動可能となっている。
(バランス修正手段91)
バランス修正手段91は、図4に示すように、加振アクチュエータ181と揺れ検出センサ183とからなっている。加振アクチュエータ181は、ローラコンベア101の搬送方向に設けられた貫通穴185aが形成されたブロック185の貫通穴185a内に配置されている。加振アクチュエータ181の先端部181aは、外部に露出し、ローラコンベア101の搬送方向と直交する方向の磁気ディスク装置71の側面に当接可能となっている。なお、本形態例では、加振アクチュエータ181の先端部181aの形状を半球状とした。
そして、加振アクチュエータ181の先端部181aが、ローラコンベア101の搬送方向と直交する方向の磁気ディスク装置71の側面に当接し、側面を押す力の大きさを周期的に変化させる、または、ローラコンベア101の搬送方向と直交する方向の磁気ディスク装置71の側面を周期的にたたくことによって、磁気ディスク装置71をローラコンベア101の搬送方向に振動させる。一方、揺れ検出センサ183は、ベースプレート61を介して磁気ディスク装置71の振動を検出する。
更に、本形態例では、負圧によって、塵埃を吸引する塵埃吸引手段191が設けられ、ブロック185の貫通穴185aは、塵埃吸引手段の吸引口ともなっている。
次に、上記構成の作動を説明する。
磁気ディスク装置71を搬送するローラコンベア101は、磁気ディスク装置71がディスクドライブ装置のバランス修正装置に至ると、磁気ディスク装置71の搬送を停止する。このとき、昇降手段81のハンド83は図3、図4の二点差線の位置、即ち、磁気ディスク装置71より下側で待機している。昇降手段81のアクチュエータ85が駆動され、ハンド83が上昇する。パレット73上に載置された磁気ディスク装置71がハンド83に乗り移り、ハンド83によりベースプレート61方向に移動する。このハンド83の上昇は、磁気ディスク装置71の上面がベースプレート61に当接するまで行われ、アクチュエータ85はその状態を保持する。
次に、クランプ58が駆動される。磁気ディスク装置71は、磁気ディスク装置71の搬送平面と平行な平面上でローラコンベア101の搬送方向と直交する方向に押され、移動する。ローラコンベア101の搬送方向に沿った磁気ディスク装置71の2つの側面のうちの他方の側面が2つのローラ57に当接し、与圧用プランジャ161は、磁気ディスク装置71の側面をクランプ58の駆動方向と反対方向に押圧する。
次に、クランプ58’が駆動される。磁気ディスク装置71は、磁気ディスク装置71の搬送平面と平行な平面上でローラコンベア101の搬送方向に押され、移動する。ローラコンベア101の搬送方向と直交する磁気ディスク装置71の2つ側面のうちの他方の側面が、バランス修正手段91の加振アクチュエータ181の先端部に当接し、与圧用プランジャ161’は、磁気ディスク装置71の側面をクランプ58’の駆動方向と反対方向に押圧する。
昇降手段81により、磁気ディスク装置71の上面がローラ53に当接することにより、磁気ディスク装置71の上下方向の移動が禁止される。
クランプ58により、ローラコンベア101の搬送方向に沿った磁気ディスク装置71の側面がローラ57に当接することにより、また、クランプ58’により、ローラコンベア101の搬送方向と直交する磁気ディスク装置71の側面がバランス修正手段91(加振アクチュエータ181)に当接することにより、磁気ディスク装置71の搬送面と平行な面上での移動が禁止される。
そして、プローブピンを介して、磁気ディスク装置71のスピンドルモータ77を駆動し、揺れ検出センサ183を用いて、アンバランスが発生する位相(角度)、変位量(アンバランス量)を測定する。次に、スピンドルモータ77を駆動し、測定結果に応じて、加振アクチュエータ181を駆動する。加振アクチュエータ181が磁気ディスク装置71を振動させることにより、スピンドルモータ77の外周面と、ディスク75の中心穴の内周面、スペーサ74の中心穴の内周面との間隔が変化し、アンバランスが修正される。
磁気ディスク装置71のアンバランスが修正されると、クランプ58、クランプ58’の駆動が解除され、クランプ58、クランプ58’の押圧部58a、押圧部58a’が元の位置に復帰すると、磁気ディスク装置71の搬送面と平行な面上での移動が可能となる。
次に、昇降手段81のアクチュエータ85が先ほどとは逆方向に駆動され、ハンド83が下降する。ハンド83上の磁気ディスク装置71がパレット73に乗り移る。ハンド83は図3、図4の二点差線の位置、即ち、磁気ディスク装置71より下側まで移動する。
最後に、ローラコンベア101が駆動され、磁気ディスク装置71は次工程へ搬送される。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ローラコンベア101の上方にベースプレート61を設け、ローラコンベア101で搬送されてきた磁気ディスク装置71を昇降手段81で上昇させ、ベースプレート61の下面に当接させるだけで、磁気ディスク装置71のバランス修正を行うことができる。従って、設備コストの低減が可能である
(2)磁気ディスク装置71がベースプレート61の下面に当接する状態では、第1の弾性手段である4枚の板ばね115と、第2の弾性手段である押し付け用プランジャ151があることにより、ベースプレート61、磁気ディスク装置71には、外部からの振動がほとんど伝達されない。
(3)第1の弾性手段である4枚の板ばね115の撓む方向は、ローラコンベア101の搬送方向である。一方、加振アクチュエータ181によって振動するディスクドライブ装置の振動方向もローラコンベア101の搬送方向である。従って、加振アクチュエータ181は、効率よく磁気ディスク装置71を一方向に振動させることができる。
(4)ベースプレート61に、加振アクチュエータ181によって振動する磁気ディスク装置71の振動方向(ローラコンベア101の搬送方向)に磁気ディスク装置71を移動可能に案内するガイド手段として機能するローラ53、ローラ57を設けたことにより、加振アクチュエータ181は、効率よく磁気ディスク装置71を一方向に振動させることができる。
(5)ベースプレート61に、塵埃を吸引する塵埃吸引手段191の吸引口を設けたことにより、加振アクチュエータ181によって磁気ディスク装置71が振動した際に発生する塵埃を効率よく吸引し、周囲に塵埃が飛散することを防止できる。
更に、吸引口を加振アクチュエータ181が設けられるブロック185の貫通穴185aとしたことにより、省スペース化を図ることができる。
(6)加振アクチュエータ181の先端部181aの形状を半球状としたことにより、磁気ディスク装置71を加振した際に、磁気ディスク装置71のエンクロージャ72の側面を傷つけることがない。
(7)与圧用プランジャ161、与圧用プランジャ161’を設けた。このため、クランプ58、クランプ58’の駆動が解除された際に、与圧用プランジャ161、与圧用プランジャ161’の押圧力により、磁気ディスク装置71がローラ57や加振アクチュエータ181より容易に離反することができる。
(8)本形態例では、 昇降手段81により、磁気ディスク装置71の上面がローラ53に当接することにより、磁気ディスク装置71の上下方向の移動が禁止される。クランプ58により、ローラコンベア101の搬送方向に沿った磁気ディスク装置71の側面がローラ57に当接することにより、また、クランプ58’により、ローラコンベア101の搬送方向と直交する磁気ディスク装置71の側面がバランス修正手段91(加振アクチュエータ181)に当接することにより、磁気ディスク装置71の搬送面と平行な面上での移動が禁止される。
そして、加振アクチュエータ181によって振動する磁気ディスク装置71の振動方向(ローラコンベア101の搬送方向)に磁気ディスク装置71を移動可能に案内するガイド手段として機能するローラ53、ローラ57を設けたことにより、加振アクチュエータ181で磁気ディスク装置71を振動させる際に、磁気ディスク装置71は、はふらつかず、一方向(ローラコンベア101の搬送方向)に振動し、効率よくバランス修正を行うことができる。
尚、本発明は上記形態例に限定するものではない。バランス修正手段としては、背景技術の欄で説明したような測定量に応じたウエイトをスピンドルの周面等に取り付けるタイプのものであってもよいし、バランス修正リングを用いるタイプのものであってもよい。
(付記1)
第1の弾性手段を介して支持されたベースプレートと、
該ベースプレートの下方に配設され、第2の弾性手段を介してディスクドライブ装置が載置され、前記ディスクドライブ装置を前記ベースプレートの下面に当接/離反させる昇降手段と、
前記ベースプレートの下面に設けられ、前記ベースプレートの下面に当接した前記ディスクドライブ装置のバランスを修正するバランス修正手段と、
を有することを特徴とするディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記2)
前記バランス修正手段は、
前記ディスクドライブ装置に当接して、前記ディスクドライブ装置を一方向に振動させる加振アクチュエータと、
前記ディスクドライブ装置のゆれを検出するゆれ検出センサと、
を有し、
前記第1の弾性手段は、板ばねであり、
前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に撓むように設けられたことを特徴とする付記1記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記3)
前記ベースプレートに、
前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に前記ディスクドライブ装置を移動可能に案内するガイド手段を設けたことを特徴とする付記2記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記4)
前記ベースプレートに、塵埃を吸引する塵埃吸引手段の吸引口を設けたことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記5)
前記ベースプレートの下面に、
前記ベースプレートの下面と交差する前記ディスクドライブ装置の4つの面のうちの対向関係にある2面のうちの一方の面を押すクランプと、
前記クランプの押す方向に移動可能に設けられ、前記ディスクドライブ装置の4つの面のうちの対向関係にある2面のうちの他方の面が当接可能なプランジャと、
該プランジャを前記ディスクドライブ方向に付勢する付勢手段と、
からなる拘束手段を設けたことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記6)
前記加振アクチュエータの先端形状は、半球状であることを特徴とする付記2記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
(付記7)
前記塵埃吸引手段の吸引口内に、前記アクチュエータが設けられていることを特徴とする付記4記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
請求項1に係る発明の原理図である。 形態例のディスクドライブ装置のバランス修正装置の上面図である。 図2の右側面図である。 図2の切断線A−Aでの断面図である。 図3の押し付け用プランジャの拡大構成図である。 図2の与圧用プランジャの拡大構成図である。 図3のパレットとハンドとの構成図である。
符号の説明
1 ベースプレート
3 第1の弾性手段
5 第2の弾性手段
7 ディスクドライブ装置
9 昇降手段
11 バランス修正手段

Claims (3)

  1. 第1の弾性手段を介して支持されたベースプレートと、
    該ベースプレートの下方に配設され、第2の弾性手段を介してディスクドライブ装置が載置され、前記ディスクドライブ装置を前記ベースプレートの下面に当接/離反させる昇降手段と、
    前記ベースプレートの下面に設けられ、前記ベースプレートの下面に当接した前記ディスクドライブ装置のバランスを修正するバランス修正手段と、
    を有することを特徴とするディスクドライブ装置のバランス修正装置。
  2. 前記バランス修正手段は、
    前記ディスクドライブ装置に当接して、前記ディスクドライブ装置を一方向に振動させる加振アクチュエータと、
    前記ディスクドライブ装置のゆれを検出するゆれ検出センサと、
    を有し、
    前記第1の弾性手段は、板ばねであり、
    前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に撓むように設けられたことを特徴とする請求項1記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
  3. 前記ベースプレートに、
    前記加振アクチュエータによって振動する前記ディスクドライブ装置の振動方向に前記ディスクドライブ装置を移動可能に案内するガイド手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のディスクドライブ装置のバランス修正装置。
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