JP4189862B2 - 車載受信機用支持具 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車の室内に設置されるマイクロ波検出器や、赤外線検知器などの車載受信機をサンバイザーに保持するための車載受信機用支持具に関するものである。
近年、スピード違反者を取り締まるための自動速度取り締まり装置が路上周辺等に多数設置されるようになっている。自動速度取り締まり装置の一例を示すと、所定周波数帯域のマイクロ波を車両に向けて発射し、その反射波を受信して車両の走行スピードを測定するようになっている。そこで、係る自動速度取り締まり装置の存在を検出するため、その自動速度取り締まり装置から発射されたマイクロ波を検出して警報を出力するように構成されたマイクロ波検出器が従来から知られている。
また、自動車に向けて発射される電波・電磁波は、上記のマイクロ波に限られることはなく、例えばナンバープレートを撮像するための赤外線等もある。そして、係る赤外線を検出するための機能を前記マイクロ波検出器に組み込んだり、単独で実装した赤外線検出器もある。
これらマイクロ波検出器や赤外線検出器等の車載受信機は、所定の支持具を介して車室内の所定位置に設置するようになっている。支持具の取り付け場所としては、一般的にフロントガラスやダッシュボードの上などが用いられており、通常、それぞれに適した支持具が用意されている。そこで、ユーザは設置箇所に適した支持具を選択し、受信機を設置するようにしている。
さらに、係る車載受信機は、天地を反転した状態でサンバイザーに取り付けるようにしたものもある。そして、係るサンバイザーに取り付けるための支持具は、設置箇所であるサンバイザーに確実かつ簡単に装着するのに適した構造となる。すなわち、サンバイザーに対して上下から挟み込むクリップを備え、そのクリップを直接或いは連結機構を介して車載受信機に連結するようになっている。なお、係る車載受信機をサンバイザーに取り付けるための支持具を開示した特許文献は見つからなかったが、車載用マイクをサンバイザーに取り付けるための取付具としては、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された取付具も、マイクを取り付けたクリップをサンバイザーに挟み込むようにして装着することにより固定する構造を採っている。
特開平11−255036号公報
しかしながら、上記した従来のサンバイザー対応の車載受信機用支持具では、以下に示す問題がある。すなわち、受信機の場合、内蔵するアンテナが、検出対象であるマイクロ波等の電磁波の発信器の設置方向(進行方向)に向くように取り付ける必要がある。従って、支持具も受信機の角度を調整するのが好ましいが、上下方向の角度調整ができなかった。
さらに、近年の車載受信機は、GPSアンテナを搭載し、そのGPSアンテナにて現在位置を取得するとともに、予め記憶保持した検出対象物等の位置情報と比較し、周囲に検出対象物が存在した場合には、警報を発するようにしたものもある。これにより、地中に埋めたループコイルなど、電波を発信しないタイプの自動速度取り締まり装置の存在も検出可能となる。係るGPSアンテナ搭載タイプの車載受信機では、天面にGPSアンテナを実装する都合上、サンバイザーに取り付けるべく天地を反転してしまうと、GPSアンテナは下を向くことになり、位置検出ができなくなる。そこで、車載受信機本体の天面側に、回転自在なプレートを取り付けるとともに、そのプレートの表面(車載受信機本体と非対向側)にGPSアンテナを実装した構造のものが開発されている。
つまり、このプレートは、車載受信機本体に連結された蝶番部分に設けた角度調整ネジを緩めることにより、回転可能となり、係る角度調整ネジを締めると、そのときの角度を維持して固定されるようになっている。そこで、車載受信機をダッシュボード上やフロントガラスに取り付ける場合には、プレートを車載受信機本体の天面を覆うような姿勢にし、サンバイザーに取り付ける場合には、プレートを所定角度回転させてプレートの表面が上を向くような姿勢にする。これにより、GPSアンテナは、車載受信機本体をどのような向きに取り付けたとしても、上を向かせることができ、現在位置情報を検出可能となる。
しかし、実際には、車種によりサンバイザーの位置が異なるため、プレートを回転させたとしても、GPSアンテナの上方に車輌の天井面が位置し、衛星からの電波を受信できないおそれがある。
本発明は、ブラケットに装着した車載受信機を任意の角度姿勢にするとともに保持させることができるとともに、GPSアンテナを搭載したタイプの場合、サンバイザーの位置に関係なく現在位置情報を検出しやすくすることができる車載受信機用支持具を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明に係る車載受信機用支持具は、車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、前記クリップは、前記連結機構により前記ブラケットに対して回転可能で、かつ前後方向に移動可能に連係されるとともに、所定位置で回転並びに移動を停止して固定する構成であり、前記連結機構は、ネジ部材を備え、そのネジ部材を緩めると前記クリップと前記ブラケット間の相対的な回転並びに前後方向の移動が可能となり、前記ネジ部材を締めると前記相対的な回転を停止させて角度を固定するとともに前後方向の移動を停止して固定するように構成した。
ブラケットに装着した車載受信機を任意の角度姿勢にするとともに、前後方向の所定位置に移動させ、その状態で固定できる。よって、例えば、車載受信機にGPSアンテナを搭載したタイプの場合、車載受信機を前後進移動させ、GPSアンテナを所望位置にセットすることでサンバイザーの位置に関係なく現在位置情報を検出しやすくすることができる。もちろん、GPSアンテナのない車載受信機にも適用できる。
そして、より好ましくは、車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、前記クリップは、両側縁を前記ブラケット側に向けられて形成される一対のブラケット連結片を有するとともに、そのブラケット連結片には、前後方向に伸びる長穴を有し、前記ブラケットには、前記一対のブラケット連結片にそれぞれ接触する第1,第2軸受け部を有し、前記連結機構は、前記第2軸受け部に設けた筒状凹部内に挿入するスリーブと、前記第1,第2軸受け部に設けた貫通孔に挿入するシャフトと、シャフトの頭部を回転不能に収納するシャフトホルダーと、前記シャフトの先端に装着するネジを有するとともに、前記スリーブと前記シャフトホルダーの対向面にそれぞれ歯形部を設け、前記ネジを締めることにより前記両歯形部を噛み合わせて前記スリーブと前記シャフトホルダーの回転を抑止するように構成し、さらに、前記第1軸受け部の貫通孔に前記シャフトの先端を挿入した状態で、そのシャフトの回転を抑止する周り止め機構と、前記スリーブを前記ブラケット連結片の長穴に挿入した状態で相対的な回転を抑止する周り止め機構を備えるようにした。ここで、クリップに設けるブラケット連結片は、実施の形態で示すようにクリップの両側縁をブラケット側に折り曲げて一体的に形成するようにしても良いし、折り曲げずに別ピースでブラケット連結片を設け、それをクリップに取り付けても良い。
また、車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、前記クリップは、両側縁を前記ブラケット側に向けられて形成される一対のブラケット連結片を有するとともに、そのブラケット連結片には、前後方向に伸びる長穴を有し、前記ブラケットには、前記一対のブラケット連結片に両側から挟まれる軸受け部を有し、前記連結機構は、前記軸受け部の一方の側面に設けた筒状凹部内に挿入するスリーブと、前記軸受け部に設けた貫通孔に挿入するシャフトと、シャフトの頭部を回転不能に収納するシャフトホルダーと、前記シャフトの先端に装着するネジを有するとともに、前記スリーブと前記シャフトホルダーの対向面にそれぞれ歯形部を設け、前記ネジを締めることにより前記両歯形部を噛み合わせて前記スリーブと前記シャフトホルダーの回転を抑止するように構成し、さらに、前記軸受け部の貫通孔に前記シャフトの先端を挿入した状態で、そのシャフトの回転を抑止する周り止め機構と、前記スリーブを前記ブラケット連結片の長穴に挿入した状態で相対的な回転を抑止する周り止め機構を備えるように構成してもよい。
上記した各発明によれば、ネジを緩めると、クリップとブラケット間の相対的な回転並びに前後進移動をすることができる。そして、ネジを締めると、両歯形部同士が噛み合い、スリーブの回転が抑止されるので、スリーブと一体に回転するブラケット連結片ひいてはクリップの回転が抑止される。さらに、そのように締め付けることにより、ネジとシャフトの間隔が短くなり、ブラケット連結片に対して押圧が発生し、前後方向の移動が抑止される。
本発明では、ブラケットに装着した車載受信機を任意の角度姿勢にするとともに保持させることができるとともに、GPSアンテナを搭載したタイプの場合、サンバイザーの位置に関係なく現在位置情報を検出しやすくすることができる。
図1は、本発明に係る車載受信機用支持具の好適な一実施の形態の分解斜視図を示しており、図2は使用状態(車載受信機に取り付けた状態)を示しており、図3は、図2の状態からプレート54を回転させて受信機本体51に接触させた状態を示している。
図に示すように、本実施の形態では、車室内のサンバイザーに取り付けるためのクリップ10と、そのクリップ10を回転かつスライド可能に取り付けるブラケット30と、これらクリップ10並びにブラケット30を連結する連結機構20を備えている。そして、この連結機構20を操作することにより、クリップ10,ブラケット30の相対位置関係を変更したり、変更後の状態で固定したりすることができるようになる。
クリップ10は、1枚の金属板をプレス加工などして所定形状に形成するもので、略U字状のクリップ本体11を有する。そのクリップ本体11は、ブラケット30側に位置する平板部12と、その平板部12に連続する湾曲部13と、湾曲部13に連続する抑え板部14とを備える。そして、湾曲部13は、断面が半円強の円弧状からなり、平板部12と抑え板部14は、所定の距離をおいて対向し、両者間の間隔は、開放側(湾曲部13と非接続側)に行くにしたがって徐々に狭くなっている。そして、クリップ本体11は、略U字状にしたことから全体的に板バネとして作用することになる。
さらに、抑え板部14は、その中央部に切り込みを設け、平板部12側に向けて突出させた抑え片14aを設けている。これにより、基本的に、サンバイザーに対して平板部12と抑え板部14の開放側から装着することにより、平板部12と抑え板部14の開放側の所定部位間並びに、抑え片14aと平板部12間の2点でサンバイザーを両側から挟み込み、クリップ本体11をサンバイザーに固定することができる。
さらに、平板部12の両側縁は、抑え板部14と反対側に略90度折り曲げられてブラケット連結片15,15′が形成される。このブラケット連結片15,15′は、細長な長方形状からなり、さらに、各ブラケット連結片15,15′には、それぞれ前後方向(長手方向)に伸びる長穴15a,15bが形成される。つまり、一方のブラケット連結片15には、比較的細幅な第1長穴15aが形成され、他方のブラケット連結片15′には、比較的幅広な第2長穴15bが形成されている。
ブラケット30は、一面が開口された箱状の本体35を有し、その本体の開放側の周縁所定位置には、爪片36が形成されている。この爪片36は、ブラケット30を車載受信機50の所定位置に装着した際に、車載受信機50に設けた係止用の穴等に引っかけることにより固定するためのものである。
そして、ブラケット30の表面(クリップ10側)の両端所定位置には、第1,第2軸受け部31,32が一体的に形成されている。この第1,第2軸受け部31,32は、対向配置するとともに、それぞれに形成され貫通孔31a,32aが、同一軸心になるように設定される。そして、貫通孔31a,32aにシャフト21を挿入可能とする。なお、シャフト21は、頭部21aが六角ボルトとなり、先端は、径方向両側が切除された平行平面からなる周り止め部21bを有している。さらに、シャフト21の先端には、雌ネジが形成されている。
また、ブラケット30にクリップ10を装着した状態では、一対のブラケット連結片15,15′が、上記した第1,第2軸受け部31,32を跨ぐとともに、第1,第2軸受け部31,32の外側面に接触するようになる。そして、上記したシャフト21は、ブラケット30にクリップ10を装着した状態で挿入するため、幅広の第2長穴15b内を貫通するようになる。但し、シャフト21の先端は、第1軸受け部31内で収まるようにその長さが調整されているため、第1長穴15a内には挿入されないようになっている。
第1軸受け部31に形成された貫通孔31aは、シャフト21の外径と略同一の内径を有し、さらに、この貫通孔31aの内周面には、平面状のシャフト周り止め部31bが形成されている。このシャフト周り止め部31bと、シャフト21の先端に設けた周り止め部21bが符合することにより、シャフト21の回転が抑止される。そして、シャフト21を第2軸受け部32側から挿入し、その先端を第1軸受け部31に挿入した(周り止め部21b,31b同士を符合させる)状態で、調整ネジ25をシャフト21の先端に設けた雌ネジに装着することにより、シャフト21の離脱が抑制される。
第2軸受け部32の貫通孔32aは、シャフト21の外径と略同一の内径を有するのは第1軸受け部31の貫通孔31aと同じであるが、さらに第2軸受け部32の外側には、貫通孔32aよりも大径の筒状凹部32bを設けている。この筒状凹部32bと、貫通孔31aは同心状としている。そして、この筒状凹部32b内にスリーブ22の本体22aが挿入されるようになる。
このスリーブ22は、上記スリーブ本体22aと、そのスリーブ本体22aの一端に連続して設けられたフランジ部22bを有する。さらに、筒状凹部32bの深さは、スリーブ本体22aの長さとほぼ等しいか、長くなるように設定される。そして、スリーブ本体22aは、クリップ10のブラケット連結片15′の外側から装着する(スリーブ本体22aは第2長穴15bを貫通する)ため、筒状凹部32b内にスリーブ本体22aを収納した状態では、フランジ部22bと第2軸受け部32の間に、ブラケット連結片15′が挟み込まれるようになる。
さらに、スリーブ本体22aの周面は、径方向両側が切除された平行平面からなるブラケット周り止め部22dが形成されている。このブラケット周り止め部22dの両平面間の距離は、第2長穴15bの幅とほぼ等しいか若干狭く設定している。これにより、スリーブ本体22aが第2長穴15bに挿入された状態では、ブラケット周り止め部22dが第2長穴15bに係り止めされ、相対的な回転移動が阻止される。換言すると、ブラケット連結片15′ひいてはクリップ10は、スリーブ22と一体となって回転するようになる。なお、上記したように、スリーブ22とクリップ10の相対的な回転移動は抑止されるが、第2長穴15bの形成方向、つまり、前後方向の相対移動は抑止されておらず、移動可能となる。
また、フランジ部22bの外面には、第1歯形部22cが形成されている。一方、シャフト21の頭部21aは、両端開口された筒状のシャフトホルダー23内に収納される。つまり、このシャフトホルダー23は、シャフト21の頭部21aの外形上に略符合する六角柱状の凹部23aを有し、さらに、その凹部23aの奥側中央には、シャフト21の径とほぼ等しい内径を持つ貫通孔23bが形成される。さらに、凹部23aを形成した側の端面には、第2歯形部23cが形成される。
これにより、調整ネジ25を締め付けると、シャフト21ひいては頭部21aと調整ネジ25の間隔が狭くなり、頭部21aを収納したシャフトホルダー23も軸方向に移動する。これにより、シャフトホルダー23に設けた第2歯形部23cと、スリーブ22のフランジ部22bに設けた第1歯形部22cがかみ合い、固定される。
次に、マイクロ波検出器等の車載受信機50について簡単に説明する。扁平な箱状の受信機本体51は、所定の電波を受信するアンテナ並びにアンテナを介して受信した電波を解析し、目的の電波を受信した場合に警報を発するための信号処理回路を内蔵している。そして、アンテナ52は、受信機本体51の前方側に設けている。また、受信機本体51の底面側には電池ボックス53を有し、この電池ボックス53に、ブラケット30を取り付ける。すなわち、この例では、ブラケット30は、電池ボックス53の蓋を兼用しているが、必ずしも電池ボックスの蓋の機能はなくても良い。
さらに、受信機本体51の天面側には、プレート54を回転可能に連結している。このプレート54は、受信機本体51の前方側に設けた蝶番により角度調整ネジ55を緩めることにより、回転可能になり、角度調整ネジ55を締め付けることにより、そのときの角度位置を保持するようになる。そして、プレート54の上面には、ソーラーパネル56が実装され、さらに、その上面先端側にGPSアンテナユニット57が内蔵されている。
これにより、車載受信機50をサンバイザーに取り付ける場合には、図2に示すように、プレート54を回転させ受信機本体51から離した状態にする。すると、ソーラーパネル56が上を向くことになり、太陽光に基づく発電が行なわれ、信号処理回路への電源供給や、電池ボックス53内の二次電池への充電に供される。さらに、GPSアンテナユニット57も上方を向くことになり、GPSデータを受信し現在位置を検出可能となる。なお、検出した現在位置に関する情報は、信号処理回路に渡され、警報の制御等に利用される。
次に、本実施の形態の作用を説明する。まず、クリップ10をサンバイザーの所定位置に取り付け、車載受信機50をサンバイザーに装着する。次いで、実際の使用に先立ち、調整ネジ25を緩める。これにより、第1,第2歯形部22c,23cの強固な噛み合いが解除され、シャフト21を回転中心として正逆回転が可能となるとともに、第1,第2長穴15a,15bの形成方向に沿って前後進移動可能にする。
そこで、ブラケット30,車載受信機50を回転させ、所望の角度に設定する。つまり、受信機本体51に内蔵するアンテナ52が前方を向くような姿勢にする。このとき、調整ネジ25の緩める量を調整し、第1歯形部22cと第2歯形部23cが軽く噛み合わせ、所定方向に力を加えることにより回転は可能であるが仮に手を離したとしても第1,第2歯形部22c,23c間の噛み合わせによりその姿勢(回転角度)を保持するようにするとよい。すなわち、仮に手を離しても、所望の回転角度の状態を維持するので、そのように手を離した状態で、離れた位置から角度(受信機本体51の向き)を確認することができるとともに、最終的に調整ネジ25を締め付ける際にも、受信機本体51を別の手で支える必要が無く、簡単にネジ締めをして本固定することができる。
さらに、上記した角度の調整とともに、受信機本体51の前後方向の位置合わせも行なう。すなわち、調整ネジ25を緩めた状態では、シャフト21を第1,第2長穴15a,15bに沿って相対的に前後進移動させることができるので、所望の位置に移動させる。具体的には、プレート54が前方のフロントガラスにぶつかることなく、しかも、プレート54の先端に設けたGPSアンテナユニット57が、車両の天井等に遮られることなくGPSデータを受信可能な位置に位置決めする。このように位置決めしたならば、調整ネジ25を締め付ける。これにより、第1,第2歯形部22c,23c同士をしっかりと噛み合わせ、回転を停止させて、受信機本体51の角度を固定するとともに、スリーブ22のフランジ部22bと第2軸受け部32間並び調整ネジ25と第1軸受け部31の間でそれぞれブラケット連結片15,15′を所定の押圧力を発揮させてしっかりと挟み付けることにより、前後方向の移動を停止し固定できる。
また上記した実施の形態では、ブラケット30に第1,第2軸受け部31,32のように分離して設けたが、本発明はこれに限ることはなく、図4に示すように1つの軸受け部37を設けた構成をとっても良い。この場合、軸受け部37は、第1,第2軸受け部31,32を一体化したものととらえても良い。
そして、具体的には連結機構20として、軸受け部37の一方の側面に設けた筒状凹部32b内に挿入するスリーブ22と、軸受け部37に設けた貫通孔に挿入するシャフト21と、シャフト21の頭部21aを回転不能に収納するシャフトホルダー23と、シャフト21の先端に装着する調整ネジ34を有するとともに、スリーブ22とシャフトホルダー23の対向面にそれぞれ歯形部22c,23cを設け、調整ネジを締めることにより両歯形部22c,23cを噛み合わせてスリーブ22とシャフトホルダー23の回転を抑止するように構成する。さらに、軸受け部の貫通孔にシャフト21の先端を挿入した状態で、そのシャフト21の回転を抑止する周り止めし、スリーブ22をブラケット連結片15の長穴に挿入した状態で相対的な回転を抑止するように構成される。なお、その他の構成並びに作用効果は、上記した実施の形態と同様であるので、対応する部材に同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本発明に係る車載受信機用支持具の好適な一実施の形態を示す分解斜視図である。 使用状態(車載受信機に取り付けた状態)を示した側面図である。 使用状態(車載受信機に取り付けた状態)を示した正面図である。 別の実施の形態を示す正面図である。
符号の説明
10 クリップ
11 クリップ本体
12 平板部
13 湾曲部
14 抑え板部
14a 抑え片
15,15′ ブラケット連結板
15a 第1長穴
15b 第2長穴
20 連結機構
21 シャフト
21a 頭部
21b 周り止め部
22 スリーブ
22a スリーブ本体
22bフランジ部
22c 第1歯形部
22d ブラケット周り止め部
23 シャフトホルダー
23a 凹部
23b 貫通孔
23c 第2歯形部
25 調整ネジ
30 ブラケット
31 第1軸受け部
31a 貫通孔
31b シャフト周り止め部
32 第2軸受け部
32a 貫通孔
32b 筒状凹部
34 調整ネジ
37 軸受け部
50 車載受信機
51 受信機本体
52 アンテナ
53 電池ボックス
54 プレート
55 角度調整ネジ
56 ソーラーパネル
57 GPSアンテナユニット

Claims (3)

  1. 車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、
    車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、
    前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、
    前記クリップは、前記連結機構により前記ブラケットに対して回転可能で、かつ前後方向に移動可能に連係されるとともに、所定位置で回転並びに移動を停止して固定する構成であり、
    前記連結機構は、ネジ部材を備え、そのネジ部材を緩めると前記クリップと前記ブラケット間の相対的な回転並びに前後方向の移動が可能となり、前記ネジ部材を締めると前記相対的な回転を停止させて角度を固定するとともに前後方向の移動を停止して固定するように構成したこと
    を特徴とする車載受信機用支持具。
  2. 車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、
    車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、
    前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、
    前記クリップは、両側縁を前記ブラケット側に向けられて形成される一対のブラケット連結片を有するとともに、そのブラケット連結片には、前後方向に伸びる長穴を有し、
    前記ブラケットには、前記一対のブラケット連結片にそれぞれ接触する第1,第2軸受け部を有し、
    前記連結機構は、前記第2軸受け部に設けた筒状凹部内に挿入するスリーブと、前記第1,第2軸受け部に設けた貫通孔に挿入するシャフトと、シャフトの頭部を回転不能に収納するシャフトホルダーと、前記シャフトの先端に装着するネジを有するとともに、前記スリーブと前記シャフトホルダーの対向面にそれぞれ歯形部を設け、前記ネジを締めることにより前記両歯形部を噛み合わせて前記スリーブと前記シャフトホルダーの回転を抑止するように構成し、
    さらに、前記第1軸受け部の貫通孔に前記シャフトの先端を挿入した状態で、そのシャフトの回転を抑止する周り止め機構と、
    前記スリーブを前記ブラケット連結片の長穴に挿入した状態で相対的な回転を抑止する周り止め機構を備えた、
    ことを特徴とする車載受信機用支持具。
  3. 車室内のサンバイザーに対し、挟み込んで固定するクリップと、
    車載受信機の所定位置に装着するブラケットと、
    前記クリップを前記ブラケットに連結する連結機構を備え、
    前記クリップは、両側縁を前記ブラケット側に向けられて形成される一対のブラケット連結片を有するとともに、そのブラケット連結片には、前後方向に伸びる長穴を有し、
    前記ブラケットには、前記一対のブラケット連結片に両側から挟まれる軸受け部を有し、
    前記連結機構は、前記軸受け部の一方の側面に設けた筒状凹部内に挿入するスリーブと、前記軸受け部に設けた貫通孔に挿入するシャフトと、シャフトの頭部を回転不能に収納するシャフトホルダーと、前記シャフトの先端に装着するネジを有するとともに、前記スリーブと前記シャフトホルダーの対向面にそれぞれ歯形部を設け、前記ネジを締めることにより前記両歯形部を噛み合わせて前記スリーブと前記シャフトホルダーの回転を抑止するように構成し、
    さらに、前記軸受け部の貫通孔に前記シャフトの先端を挿入した状態で、そのシャフトの回転を抑止する周り止め機構と、
    前記スリーブを前記ブラケット連結片の長穴に挿入した状態で相対的な回転を抑止する周り止め機構を備えたことを特徴とする車載受信機用支持具。
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