JP4189049B2 - Agricultural aqueous suspension - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、優れた殺虫作用を示し、しかも低粘度で懸濁安定性に優れた農業用水性懸濁剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農業用殺虫剤の剤型としては、主に粉剤、粒剤が用いられている。これらの製剤は、低含量の有効成分を大量のクレー、ベントナイト、炭酸カルシウム等のキャリヤーと混合して製剤化されているため、均一に散布するには10a当たり2〜6Kgもの量が必要となる。そのため、作業者への負荷が大きく、更に輸送、保管の面からも不利な点が多い。このため少量包装で取り扱いが容易な高濃度製剤が開発されつつある。
高濃度製剤は、有効成分含量が高く、使用時に水などの適当な溶媒に分散させて使用することができるもので、その例として、乳剤、水和剤が用いられている。しかしながら、乳剤では大量の有機溶剤を使用すること、水和剤では散布液調製時の粉立ちが避けられないことなどから、両剤型共に近年は忌避される傾向にある。水和剤を粒剤化した顆粒水和剤は、水和剤の欠点をほぼ解消してはいるものの、水に希釈した際の分散粒子径が10数μm程度と大きいため、高濃度の薬液を散布した場合、散布ノズルが目詰まりするなどの不都合が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】

【化3】

Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩は、優れた害虫防除能力を有する農業用殺虫剤である。
化合物(I)またはその塩を含有し、低粘度で容器からの製剤の排出性がよく、また、希釈時において水中分散性が良好であり、しかも長期にわたって流動性を保ち、懸濁粒子の沈降によるケーキング現象を起こさない製剤安定性の優れた水性懸濁剤の開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、
(i)式
【化4】
Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)吸着性水溶性ポリマーとを含有してなる水性懸濁剤が700mPa・s以下という低粘度で、希釈時において水中分散性が良好であり、しかも長期にわたって製剤安定性が優れていることを知見した。本発明者らは、この知見に基づいて、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成した。
【0005】
即ち、本発明は、
(1)(i)式
【化5】
Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)吸着性水溶性ポリマーとを含有してなる水性懸濁剤、
(2)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートを製剤全体に対して約1〜10重量%含有する上記(1)項記載の水性懸濁剤、
(3)吸着性水溶性ポリマーがポリビニルピロリドン、アルキル化ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン−スチレンブロックコポリマーおよびメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物から選ばれる1種以上(好ましくは1〜3種)のポリマーである上記(1)項記載の水性懸濁剤、
(4)さらに非吸着性水溶性ポリマーを含有する上記(1)項記載の水性懸濁剤、
(5)非吸着性水溶性ポリマーがポリオール系高分子、ポリサッカライドおよびポリエチレングリコールから選ばれる1種以上(好ましくは1〜3種)のポリマーである上記(4)項記載の水性懸濁剤、
(6)非吸着性水溶性ポリマーがキサンタンガム、デンプンおよびポリエチレングリコールから選ばれる1種以上(好ましくは1〜3種)のポリマーである上記(4)項記載の水性懸濁剤、
(7)さらに懸濁助剤を含有する上記(1)項記載の水性懸濁剤、
(8)懸濁助剤がモンモリロナイト、コロイド性酸化珪素、コロイド性酸化珪素−酸化アルミニウム混合物およびセピオライトから選ばれる1種以上(好ましくは1〜3種)の物質である上記(1)項記載の水性懸濁剤、
(9)(i)式
【化6】
Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)吸着性水溶性ポリマーとを水に懸濁することを特徴とする上記(1)項記載の水性懸濁剤の製造法および
(10)上記(1)項記載の水性懸濁剤を農地に散布することを特徴とする害虫防除方法に関する。
【0006】
本発明の水性懸濁剤に用いられる化合物(I)としては、NO2の配置に関してE体とZ体の異性体が存在するが、このうち、(E)−1−(2−クロロチアゾール−5−イルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン(以下、化合物(Ia)と略記する)が好ましい。
化合物(I)の塩としては、例えば塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,リン酸,硫酸,過塩素酸などの無機酸、例えばギ酸,酢酸,酒石酸,リンゴ酸,クエン酸,シュウ酸,コハク酸,安息香酸,ピクリン酸,p−トルエンスルホン酸などの有機酸との農薬上許容され得る塩が用いられる。
化合物(I)またはその塩及びその製造法は、例えば特開平3−157308号に記載されている。
本発明の水性懸濁剤における化合物(I)またはその塩の含有量は、製剤全体に対して、通常約5〜60重量%、好ましくは約5〜50重量%、より好ましくは約10〜50重量%、さらに好ましくは15〜45重量%である。
【0007】
本発明の水性懸濁剤に用いられる芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物としてはフェニルスルホン酸、アリール置換フェニルスルホン酸、フェノールスルホン酸、アリール置換フェノールスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、アルキル置換ナフタレンスルホン酸、アラルキル置換ナフタレンスルホン酸、アントラセンスルホン酸やアルキル置換アントラセンスルホン酸等のスルホン酸とのホルムアルデヒド縮合物が挙げられる。
上記アリール置換フェニルスルホン酸またはアリール置換フェノールスルホン酸におけるアリール基としてはフェニル、ナフチル等のC6-14アリール基が挙げられる。置換数は1〜3個である。
上記アルキル置換ナフタレンスルホン酸におけるアルキル基としてはメチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等のC1-6アルキル基が挙げられる。置換数は1〜7個である。
上記アラルキル置換ナフタレンスルホン酸におけるアラルキル基としてはベンジル、フェネチル、フェニルプロピル等のフェニル−C1-4アルキル基、ベンズヒドリル、トリチルなどが挙げられる。置換数は1〜3個である。
上記アルキル置換アントラセンスルホン酸におけるアルキル基としてはメチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル等のC1-6アルキル基が挙げられる。置換数は1〜9個である。
芳香族スルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合度は1.2〜30、好ましくは1.2〜10である。
上記した中でもナフタレンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物が好ましい。
芳香族スルホン酸の塩としてはナトリウムなどのアルカリ金属塩が挙げられる。
芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物の具体例としてはニューカルゲンFS−4(ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮合物;竹本油脂(株)製)、ニューカルゲン9131(フェニルフェノールスルホン酸のホルムアルデヒド縮合物;竹本油脂(株)製)、ラベリンFM−L(β−ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮合物;第一工業製薬(株)製)、ニューカルゲンWG−2(β−ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮合物;竹本油脂(株)製)、デモールN(β−ナフタレンスルホン酸ナトリウムのホルムアルデヒド縮合物;花王(株)製)、デモールC(芳香族スルホン酸ナトリウムのホルマリン縮合物;花王(株)製)などが挙げられる。
特にニューカルゲンFS−4が好ましい。
【0008】
ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートとしては分子量500〜5000のものが挙げられる。ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートにおけるポリオキシアルキレンとしてはポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンなどが挙げられる。特に、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテルサルフェートを主成分とするニューカルゲンFS−7(竹本油脂(株)製)などが好ましい。
本発明の水性懸濁剤における芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートの含有量は、製剤全体に対して、通常約1〜10重量%、好ましくは約1〜7重量%である。
【0009】
本発明の水性懸濁剤において芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェート以外に他の界面活性剤(例、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤)を1種以上(好ましくは1〜3種)組み合わせて用いることもできる。
非イオン性界面活性剤としては、エーテル型、例えば、ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテルのホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどが好ましい。また、本発明の水性懸濁剤に用いられる非イオン性界面活性剤はそのHLBが10〜20であるものが好ましい。更に好ましくは、12〜18の範囲のものである。より具体的には、ポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルを主成分とするニューカルゲンFS−1(竹本油脂(株)製)、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテルのホルムアルデヒド縮合物を主成分とするニューカルゲンFS−11(竹本油脂(株)製)、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを主成分とするノニポール100(三洋化成(株)製)、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテルを主成分とするノイゲンEA−177(第一工業製薬(株)製)、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルを主成分とするノイゲンEA−142(第一工業製薬(株)製)、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを主成分とするノイゲンEA−157(第一工業製薬(株)製)などが用いられるがこれらに限定されるものではない。
【0010】
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、リグニンスルホン酸金属塩、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテルのホスフェートアミン塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホスフェートアミン塩、ジアルキルスルホサクシネートナトリウム塩などが挙げられる。より具体的には、リグニンスルホン酸金属塩を主成分とするニューカルゲンWG−4(竹本油脂(株)製)、ポリオキシエチレンアリルフェニルエーテルのホスフェートアミン塩を主成分とするニューカルゲンFS−3(竹本油脂(株)製)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホスフェートアミン塩を主成分とするニューカルゲンFS−31、ニューカルゲンFS−32(竹本油脂(株)製)などが用いられるがこれらに限定されるものではない。
本発明の水性懸濁剤において組み合わせて用いられるこのような界面活性剤の含有量は、製剤全体に対して、通常約1〜10重量%、好ましくは約1〜5重量%である。
【0011】
本発明の水性懸濁剤において、製剤の適応範囲を広げるために更に1種以上(好ましくは1〜3種)の他の農薬活性成分を含有することができる。他の農薬活性成分としては、常温で固体であれば、殺虫剤、殺菌剤などいずれの農薬活性成分であっても良く、これに該当する農薬活性成分の例を挙げると次の通りである。
〔殺虫剤〕
ピリダフェンチオン、ジメトエート、PMP、CVMP、ジメチルビンホス、アセフェート、サリチオン、DEP、NAC、MTMC、MIPC、PHC、MPMC、XMC、ベンダイオカルブ、ピリミカルブ、メソミル、オキサミル、チオジカルブ、シペルメトリン、カルタップ塩酸塩、チオシクラム、ベンスルタップ、ジフルベンズロン、テフルベンズロン、クロルフルアズロン、ブプロフェジン、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ピリダベン、クロフェンテジン、ニテンピラム等。
〔殺菌剤〕
チウラム、キャプタン、TPN、フサライド、トルクロホスメチル、ホセチル、チオファネートメチル、ベノミル、カルベンダゾール、チアベンダゾール、ジエトフェンカルブ、イプロジオン、ビンクロゾリン、プロシミドン、フルオルイミド、オキシカルボキシン、メプロニル、フルトラニル、ペンシクロン、メタラキシル、オキサジキシル、トリアジメホン、ヘキサコナゾール、トリホリン、ブラストサイジンS、カスガマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、ミルディオマイシン、PCNB、ヒドロキシイソキサゾール、ダゾメット、ジメチリモール、ジクロメジン、トリアジン、フェリムゾン、プロベナゾール、イソプロチオラン、トリシクラゾール、ピロキロン、オキソリニック酸等。
その他、常温で固体状の農薬活性成分であれば、これらに限定されるものではない。
【0012】
吸着性水溶性ポリマーは分子中の疎水性基によって他の疎水性物質を吸着し得る保護コロイドであり、例えば、ポリビニルピロリドン、アルキル化ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン−スチレンブロックコポリマー、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物が挙げられる。
上記ポリビニルピロリドンとしては、平均分子量が5,000〜2,000,000程度のものが好ましく、例えば、アグリマー(Agrimer)15(平均分子量:約8000)、アグリマー30(平均分子量:約57500)、アグリマー60(平均分子量:約406000)、アグリマー90(平均分子量:約1270000)(以上いずれもアイエスピー(株)製)が挙げられる。
上記アルキル化ビニルピロリドン共重合体におけるアルキルとしてはメチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、イソペンチル、tert-ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、2,2−ジメチルブチル、ヘプチル、2−メチルヘキシル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、イコシル、ヘニコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコシルなどのC1-30アルキルが挙げられる。中でもC1-24アルキル基が好ましい。特にC4、C16またはC20アルキルが好ましい。さらに、アルキル化ビニルピロリドン共重合体のアルキル化率は5〜90%程度のものが好ましく、5〜15%程度および40〜60%程度のものがより好ましい。該アルキル化ビニルピロリドン共重合体の平均分子量としては1,000〜100,000程度のものが好ましい。例えば、アグリマーAL−10(アルキル鎖の炭素数4、アルキル化率約10%、平均分子量約70000)、アグリマーAL−10LC(アルキル鎖の炭素数4、アルキル化率約10%、平均分子量約70000)、アグリマーAL−25(アルキル鎖の炭素数16、アルキル化率約50%、平均分子量約9500)、アグリマーAL−904(アルキル鎖の炭素数4、アルキル化率約10%、平均分子量約16,000)(以上いずれもアイエスピー(株)製)などが挙げられる。
上記ビニルピロリドン−スチレンブロックコポリマーとしては、分子量40000程度のものが好ましく、アグリマーST(アイエスピー(株)製)などが挙げられる。
上記メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物としては平均分子量100,000〜300,000程度のフリー・アシッド体(例、アグリマーVEMA H−240;アイエスピー(株)製)、平均分子量100,000〜300,000程度の無水体(例、アグリマーVEMA AN216;アイエスピー(株)製)、平均分子量20,000〜60,000程度の半エステル体(例、アグリマーES−22;アイエスピー(株)製)などが挙げられる。
本発明の水性懸濁剤において他の吸着性水溶性ポリマーとしてポリアクリル酸ナトリウムやカルボキシメチルセルロースを組み合わせて用いてもよい。
吸着性水溶性ポリマーとしてはアルキル化ビニルピロリドン共重合体が好ましい。
本発明の水性懸濁剤における吸着性水溶性ポリマーの含有量は、製剤全体に対して、通常約0.05〜5重量%、好ましくは約0.1〜3重量%、より好ましくは約0.1〜2重量%である。
【0013】
本発明の水性懸濁剤には懸濁状態の安定化と粘度調節のために非吸着性水溶性ポリマーおよび/または懸濁助剤を用いてもよい。
非吸着性水溶性ポリマーとしては、ポリオール系高分子(例、アグリゾールFL−104FA、花王(株)製)、ポリサッカライド〔例、アラビアガム、ゼラチン、グァーガム、キサンタンガム(例、ロードポル23;ローヌ・プーラン(株)製)、デンプン(例、スタビローズMKK100;松谷化学工業(株)製)、デンプン誘導体〔例、デンプン加水分解物(例、パインデックス;松谷化学工業(株)製)、可溶性デンプン(例、スタビローズS−10;松谷化学工業(株)製)、酵素変性デンプン(例、アミコール6L;日澱化学(株)製)、α化デンプン(例、コーンアルファ;日澱化学(株)製)、デキストリン類(例、デキストリン、シクロデキストリン)等〕〕、ポリエチレングリコール(例、PEG6000;三洋化成(株)製)などが挙げられる。なかでもキサンタンガムやデンプンなどのポリサッカライド、ポリエチレングリコールが好ましい。
非吸着性水溶性ポリマーが用いられるとき、その含有量は、製剤全体に対して、通常約0.05〜10重量%、好ましくは約0.05〜3重量%である。
【0014】
懸濁助剤は非水溶性添加剤であり、モンモリロナイト〔例、クニピアF(クニミネ工業(株)製)、ラポナイト(日新化成(株)製)等〕、コロイド性酸化珪素(例、アエロジル200などのアエロジル;日本アエロジル(株)製)、コロイド性酸化珪素−酸化アルミニウム混合物(例、アエロジルCOK84;SiO2/Al23=82〜86(%)/14〜18(%);日本アエロジル(株)製)、セピオライト(例、エードプラスML70DS−NV;水澤化学工業(株)製)などが挙げられる。なかでもモンモリロナイトが好ましい。
懸濁助剤が用いられるとき、その含有量は、製剤全体に対して、通常約0.05〜10重量%、好ましくは約0.1〜3重量%である。
非吸着性水溶性ポリマーや懸濁助剤などの添加剤は単独または2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0015】
本発明の水性懸濁剤には、その他に通常の水性懸濁剤に用いられる添加剤を用いることができる。例えば、pH調整剤、凍結防止剤、消泡剤、防腐剤等を自由に使用することができ、これらは使用される農薬活性成分の含有量に応じて選択すればよい。pH調整剤としては、例えばクエン酸一水和物などが用いられる。凍結防止剤としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリンなどが用いられる。消泡剤としては、例えばシリコン系消泡剤(例えば、アンチホームE−20;花王(株)製など)などが用いられる。防腐剤としては、例えば、ブチルパラベン(n-ブチルパラヒドロキシベンゾエート)、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸などが用いられる。
pH調整剤が用いられる場合には、製剤全体に対して、通常約0.01〜5重量%、好ましくは約0.05〜3重量%の範囲で用いられる。凍結防止剤が用いられる場合には、製剤全体に対して、通常約1〜20重量%、好ましくは約3〜10重量%の範囲で用いられる。消泡剤が用いられる場合には、製剤全体に対して、通常約0.05〜0.5重量%、好ましくは約0.05〜0.3重量%の範囲で用いられる。防腐剤が用いられる場合には、製剤全体に対して、通常約0.01〜3重量%、好ましくは約0.01〜1.5重量%の範囲で用いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の水性懸濁剤は、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法にしたがい、(i)化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)吸着性水溶性ポリマーとを水に懸濁することによって製造することができる。例えば、使用する全成分を高速撹拌機により十分に撹拌混合(約20〜60分)した後、ダイノミルまたはマイクロフルイダイザー等の湿式粉砕器で微粉砕および分散する方法(製法1)か、化合物(I)またはその塩などの有効成分の原末をジェットマイザーのような乾式粉砕機により微粉砕し、他の成分を高速撹拌機により混合(約30〜90分)して分散させる方法(製法2)が挙げられる。
上記の製法から理解されるように、本発明の水性懸濁剤の有効成分は、製剤中微粒子の形となり、水中に分散することになる。他の粉末成分が用いられるときも同様に水中に分散する。微粒子の平均粒径は約10μm以下、好ましくは0.1〜5μmである。
【0017】
施用対象栽培植物としては、例えば、稲、小麦、大麦、てんさい、とうもろこし、綿、野菜(例、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、キュウリ、ナス、ジャガイモなど)、果樹(例、みかん、もも、なしなど)、茶、タバコなどが挙げられる。
施用対象害虫としては、例えば、半翅目害虫(例、ナガメ、イネクロカメムシ、ホソヘリカメムシ、ナシグンバイ、トビイロウンカ、セジロウンカ、ヒメトビウンカ、ツマグロヨコバイ、チャノミドリヒメヨコバイ、オンシツコナジラミ、ヤノネカイガラムシ、クワコナカイガラムシ、ダイズアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ、ダイコンアブラムシ、モモアカアブラムシ、ワタアブラムシ、リンゴアブラムシなど)、鱗翅目害虫(例、ハスモンヨトウ、コナガ、モンシロチョウ、ニカメイガ、タマナギンウワバ、タバコガ、アワヨトウ、ヨトウガ、リンゴコカクモンハマキ、ワタノメイガ、コブノメイガ、ジャガイモガ、チャノホソガ、チャノコカクモンハマキなど)、甲虫目害虫(例、ニジュウヤホシテントウムシ、ウリハムシ、キスジノミハムシ、コロラドイモハムシ、カメノコハムシ、イネドロオイムシ、イネゾウムシ、ヤサイゾウムシなど)、双翅目害虫(例、イエバエ、アカイエカ、ウシアブ、タマネギバエ、タネバエなど)、直翅目害虫(例、トノサマバッタ、ケラなど)、網翅類(例、チャバネゴキブリ、クロゴキブリなど)、ハダニ類(例、ナミハダニ、ミカンハダニ、カンザワハダニ、ミセナミダニ、リンゴハダニ、ミカンサビダニなど)、線虫(例、イネシンガレセンチュウなど)などが挙げられる。
【0018】
本発明の水性懸濁剤は、動植物に対し毒性が極めて少なく安全で、優れた農薬である。そして、本発明の農薬製剤は、公知の使用方法に従ってそのままあるいは用時さらに水等の適当な溶媒で希釈して使用される。
本発明の農薬製剤の使用方法は、使用場所などによって異なるが、公知の使用方法にしたがい農地すなわち、水田、畑地、果樹園、芝地あるいは非農耕地などに噴霧あるいは滴下などにより散布するかあるいは浸漬することにより用いられる。具体的には例えば、空中散布、土壌散布、茎葉散布、育苗箱散布、側条施用、種子処理、床土混和、虫体散布、水田の水中施用などに使用することができる。
本発明の水性懸濁状剤の使用量は、農薬活性成分の含量などによって異なるが、通常、水田、畑(例、茶,小麦,てんさい,とうもろこし,じゃがいも,綿などの畑)、果樹園など10アールあたり農薬成分が約1〜500g、好ましくは約1〜200gである。
【0019】
【実施例】
以下に実施例および実験例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。尚、化合物(Ia)は、特開平3−157308号公報の実施例に記載の方法(表−4、化合物No.19)に従って製造した。また、ここにおいて用いられている部または%は、特に断りがない限り重量部または重量%を示す。
【0020】
【実施例1】
化合物(Ia) 20 部
ニューカルゲンFS−4 5
アグリマー30 1
ポリエチレングリコール(PEG6000) 2
ロードポル23 0.1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
クニピアF 1
ブチルパラベン 0.1
水 合計100
上記の原料を高速撹拌機を用いて十分混合した後、ダイノミル(シンマルエンタープライゼス製、1.0mmガラスビーズ、充填率80%、周速15m/s)を用いて湿式粉砕(1パス)し、化合物(Ia)20%を含む水性懸濁剤を得た。
【0021】
【実施例2】
化合物(Ia) 20 部
ニューカルゲンFS−4 2
アグリマーAL−10 1
スタビローズMKK100 0.5
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
アエロジルCOK84 1
ブチルパラベン 0.1
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)20%を含む水性懸濁剤を得た。
【0022】
【実施例3】
化合物(Ia) 20 部
ニューカルゲンFS−7 3
アグリマーST 1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
エードプラスML70DS−NV 1
ブチルパラベン 0.1
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)20%を含む水性懸濁剤を得た。
【0023】
【実施例4】
化合物(Ia) 20 部
ニューカルゲンFS−7 3
アグリマーVEMA H−240 0.5
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
クニピアF 1.5
クエン酸一水和物 0.1
ブチルパラベン 0.1
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)20%を含む水性懸濁剤を得た。
【0024】
【実施例5】
化合物(Ia) 40 部
ニューカルゲンFS−7 5
アグリマーAL−30 1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 7
アエロジルCOK84 1.5
ロードポル23 0.2
ブチルパラベン 0.1
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)40%を含む水性懸濁剤を得た。
【0025】
【実施例6】
化合物(Ia) 21 部
ニューカルゲンFS−4 2
アグリマーAL−10 0.5
スタビローズMKK100 0.3
ロードポル23 0.1
クニピアF 0.8
ブチルパラベン 0.1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)21%を含む水性懸濁剤を得た。
【0026】
【実施例7】
化合物(Ia) 21 部
ニューカルゲンFS−4 2
アグリマーAL−10 0.5
ポリエチレングリコール(PEG6000) 2
ロードポル23 0.05
クニピアF 0.65
ブチルパラベン 0.1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)21%を含む水性懸濁剤を得た。
【0027】
【実施例8】
化合物(Ia) 21 部
ニューカルゲンFS−4 2
アグリマーAL−10 0.5
ポリエチレングリコール(PEG6000) 2
クニピアF 0.8
ブチルパラベン 0.1
アンチホームE−20 0.2
エチレングリコール 4
水 合計100
実施例1と同様に操作して化合物(Ia)21%を含む水性懸濁剤を得た。
【0028】
【試験例1】
実施例1〜8の水性懸濁剤について、以下に示した方法で粘度、水中分散性、10倍希釈液の安定性およびケーキングの有無について調査した。
(1)粘度
25℃においてB型粘度計で測定した。
(2)水中分散性
500mlのシリンダーに500mlの水を入れ、これに製剤0.5mlを滴下した。そのときの水中での分散状況を、優れている(A)、良い(B)、劣る(C)、分散しない(D)で評価した。
(3)10倍希釈液の安定性試験
500mlのシリンダーに水450mlとフロアブル(希釈懸濁剤)50mlを入れ、10回転倒した。15時間静置後に水相の分離度について調査した。
(3)ケーキングの有無
それぞれの製剤を調製後、室温にて12カ月間静置後、底部のケーキングの有無について調査した。
結果を〔表1〕に示した。
【表1】
Figure 0004189049
表1より、本発明の水性懸濁剤は、粘度が700mPa・s以下と低く、水中分散性に優れており、且つ原液の安定性に優れていることがわかる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の(i)化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)吸着性水溶性ポリマーとを含有してなる水性懸濁剤は、700mPa・s以下という低粘度で容器からの製剤の排出性がよく、また、希釈時において水中分散性が良好であり、しかも長期にわたって流動性を保ち、懸濁粒子の沈降によるケーキング現象を起こさない製剤安定性の優れた水性懸濁剤として有利に使用できる。[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an agricultural aqueous suspension that exhibits an excellent insecticidal action, and has a low viscosity and excellent suspension stability.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, powders and granules have been mainly used as agricultural insecticide dosage forms. Since these preparations are formulated by mixing a low content of an active ingredient with a large amount of a carrier such as clay, bentonite, calcium carbonate or the like, an amount of 2 to 6 kg per 10a is required for uniform application. . Therefore, the load on the worker is large, and there are many disadvantages from the viewpoint of transportation and storage. For this reason, high-concentration preparations that are easy to handle in small quantities are being developed.
The high-concentration preparation has a high active ingredient content and can be used by being dispersed in a suitable solvent such as water at the time of use. Examples thereof include emulsions and wettable powders. However, in recent years, both dosage forms tend to be avoided because a large amount of organic solvent is used for emulsions and powdering is unavoidable when preparing a spray liquid for wettable powders. Granule wettable powders that have been made into wettable powders have almost eliminated the disadvantages of wettable powders, but the dispersion particle size when diluted with water is as large as about 10 μm. When spraying, the inconvenience such as clogging of the spray nozzle occurs.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
formula
[Chemical 3]
Figure 0004189049
The compound (I) represented by the formula (I) or a salt thereof is an agricultural insecticide having excellent pest control ability.
Containing compound (I) or a salt thereof, low viscosity, good dischargeability of the preparation from the container, good dispersibility in water at the time of dilution, and fluidity for a long period of time. Development of an aqueous suspension having excellent formulation stability that does not cause caking phenomenon due to aging is desired.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the present inventors have
(i) Formula
[Formula 4]
Figure 0004189049
And (ii) a formaldehyde condensate of an aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or a polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) an adsorbing water-soluble polymer. It was discovered that the aqueous suspension had a low viscosity of 700 mPa · s or less, good dispersibility in water at the time of dilution, and excellent formulation stability over a long period of time. Based on this finding, the present inventors have further studied and completed the present invention.
[0005]
That is, the present invention
(1) Formula (i)
[Chemical formula 5]
Figure 0004189049
And (ii) a formaldehyde condensate of an aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or a polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) an adsorbing water-soluble polymer. Aqueous suspensions,
(2) The aqueous suspension according to (1) above, which contains about 1 to 10% by weight of an aromatic sulfonic acid or a salt thereof as a formaldehyde condensate or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate,
(3) One or more (preferably 1 to 3) adsorbent water-soluble polymers selected from polyvinyl pyrrolidone, alkylated vinyl pyrrolidone copolymer, vinyl pyrrolidone-styrene block copolymer and methyl vinyl ether-maleic anhydride copolymer The aqueous suspension according to (1) above, which is a polymer of
(4) The aqueous suspension according to (1) above, further containing a non-adsorbing water-soluble polymer,
(5) The aqueous suspension according to (4) above, wherein the non-adsorbing water-soluble polymer is one or more (preferably 1 to 3) polymers selected from polyol polymers, polysaccharides and polyethylene glycols,
(6) The aqueous suspension according to (4) above, wherein the non-adsorbing water-soluble polymer is one or more (preferably 1 to 3) polymers selected from xanthan gum, starch and polyethylene glycol,
(7) The aqueous suspending agent according to the above (1), further containing a suspending aid,
(8) The suspending aid is one or more (preferably 1 to 3) substances selected from montmorillonite, colloidal silicon oxide, colloidal silicon oxide-aluminum oxide mixture and sepiolite, Aqueous suspensions,
(9) Equation (i)
[Chemical 6]
Figure 0004189049
(Ii) a formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) an adsorbing water-soluble polymer suspended in water A method for producing an aqueous suspension as described in (1) above, and
(10) The present invention relates to a method for controlling pests, characterized in that the aqueous suspension described in (1) above is sprayed on farmland.
[0006]
The compound (I) used in the aqueous suspension of the present invention includes NO 2 There are E and Z isomers with respect to the arrangement of (E) -1- (2-chlorothiazol-5-ylmethyl) -3-methyl-2-nitroguanidine (hereinafter referred to as compound (Ia). Abbreviated as)).
Examples of the salt of compound (I) include inorganic acids such as hydrochloric acid, hydrobromic acid, hydroiodic acid, phosphoric acid, sulfuric acid, perchloric acid, such as formic acid, acetic acid, tartaric acid, malic acid, citric acid, and oxalic acid. Agrochemically acceptable salts with organic acids such as succinic acid, benzoic acid, picric acid and p-toluenesulfonic acid are used.
Compound (I) or a salt thereof and a production method thereof are described in, for example, JP-A-3-157308.
The content of compound (I) or a salt thereof in the aqueous suspension of the present invention is usually about 5 to 60% by weight, preferably about 5 to 50% by weight, more preferably about 10 to 50%, based on the entire preparation. % By weight, more preferably 15 to 45% by weight.
[0007]
As the formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or salt thereof used in the aqueous suspension of the present invention, phenylsulfonic acid, aryl-substituted phenylsulfonic acid, phenolsulfonic acid, aryl-substituted phenolsulfonic acid, p-toluenesulfonic acid, naphthalene Examples include sulfonic acid, alkyl-substituted naphthalene sulfonic acid, aralkyl-substituted naphthalene sulfonic acid, formaldehyde condensates with sulfonic acids such as anthracene sulfonic acid and alkyl-substituted anthracene sulfonic acid.
Examples of the aryl group in the aryl-substituted phenyl sulfonic acid or the aryl-substituted phenol sulfonic acid include C such as phenyl and naphthyl. 6-14 An aryl group is mentioned. The number of substitution is 1 to 3.
Examples of the alkyl group in the above alkyl-substituted naphthalenesulfonic acid include C such as methyl, ethyl, n-propyl, iso-propyl, n-butyl, iso-butyl, sec-butyl, and tert-butyl. 1-6 An alkyl group is mentioned. The number of substitution is 1-7.
Examples of the aralkyl group in the aralkyl-substituted naphthalenesulfonic acid include phenyl-C such as benzyl, phenethyl, and phenylpropyl. 1-4 An alkyl group, benzhydryl, trityl and the like can be mentioned. The number of substitution is 1 to 3.
Examples of the alkyl group in the above alkyl-substituted anthracene sulfonic acid include C such as methyl, ethyl, n-propyl, iso-propyl, n-butyl, iso-butyl, sec-butyl, tert-butyl and the like. 1-6 An alkyl group is mentioned. The number of substitution is 1-9.
The degree of condensation between the aromatic sulfonic acid and formaldehyde is 1.2 to 30, preferably 1.2 to 10.
Among the above, naphthalene sulfonate-formaldehyde condensate is preferable.
Examples of the salt of the aromatic sulfonic acid include alkali metal salts such as sodium.
Specific examples of the formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or its salt include Newkalgen FS-4 (formaldehyde condensate of sodium naphthalene sulfonate; manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd.), Newkalgen 9131 (formaldehyde condensation of phenylphenol sulfonic acid) Product; Takemoto Yushi Co., Ltd.), Labelin FM-L (formaldehyde condensate of sodium β-naphthalenesulfonate; manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), New Calgen WG-2 (formaldehyde of sodium β-naphthalenesulfonate) Condensate: Takemoto Yushi Co., Ltd.), Demol N (formaldehyde condensate of sodium β-naphthalenesulfonate; manufactured by Kao Corporation), Demol C (formalin condensate of aromatic sodium sulfonate; manufactured by Kao Corporation) ) And the like.
In particular, Neucalgen FS-4 is preferred.
[0008]
Examples of the polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate include those having a molecular weight of 500 to 5,000. Examples of the polyoxyalkylene in the polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate include polyoxyethylene, polyoxypropylene, and polyoxybutylene. In particular, Newkalgen FS-7 (manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd.) having polyoxyethylene allyl phenyl ether sulfate as a main component is preferable.
The content of formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or a salt thereof or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate in the aqueous suspension of the present invention is usually about 1 to 10% by weight, preferably about 1 to 7% by weight.
[0009]
In addition to the formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or its salt or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate in the aqueous suspension of the present invention, other surfactants (eg, nonionic surfactants, anionic surfactants) 1 type or more (preferably 1-3 types) can also be used in combination.
Nonionic surfactants include ether types such as polyoxyalkylene allyl phenyl ether, formaldehyde condensate of polyoxyethylene allyl phenyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene nonyl phenyl ether, polyoxyethylene diether. Styrenated phenyl ether, polyoxyethylene alkyl allyl ether, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene-polyoxypropylene block copolymer and the like are preferable. The nonionic surfactant used in the aqueous suspension of the present invention preferably has an HLB of 10-20. More preferably, it is in the range of 12-18. More specifically, New Calgen FS-1 (manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd.) mainly composed of polyoxyalkylene allyl phenyl ether, New Calgen FS- whose main component is formaldehyde condensate of polyoxyethylene allyl phenyl ether 11 (manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd.), Nonipol 100 (manufactured by Sanyo Chemical Co., Ltd.) mainly composed of polyoxyethylene nonylphenyl ether, Neugen EA-177 (mainly composed of polyoxyethylene distyrenated phenyl ether) Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.), Neugen EA-142 (manufactured by Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) with polyoxyethylene alkyl allyl ether as the main component, Neugen EA-157 with polyoxyethylene alkyl ether as the main component (Daiichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.) is used, but is not limited to these Not to.
[0010]
Examples of the anionic surfactant include lignin sulfonic acid metal salt, polyoxyethylene allyl phenyl ether phosphate amine salt, polyoxyethylene alkyl phenyl ether phosphate amine salt, dialkyl sulfosuccinate sodium salt and the like. More specifically, New Calgen WG-4 (manufactured by Takemoto Yushi Co., Ltd.) mainly composed of lignin sulfonic acid metal salt, New Calgen FS-3 mainly composed of phosphate amine salt of polyoxyethylene allyl phenyl ether (Made by Takemoto Yushi Co., Ltd.), Newkalgen FS-31 mainly composed of polyoxyethylene alkylphenyl ether phosphate amine salt, Newkalgen FS-32 (made by Takemoto Yushi Co., Ltd.) and the like are used. Is not to be done.
The content of such a surfactant used in combination in the aqueous suspension of the present invention is usually about 1 to 10% by weight, preferably about 1 to 5% by weight, based on the whole preparation.
[0011]
The aqueous suspension of the present invention may further contain one or more (preferably 1 to 3) other pesticidal active ingredients in order to expand the application range of the preparation. The other pesticidal active ingredient may be any pesticidal active ingredient such as an insecticide and bactericide as long as it is solid at room temperature. Examples of the pesticidal active ingredient corresponding to this are as follows.
〔Insecticide〕
Pyridafenthion, dimethoate, PMP, CVMP, dimethylvinphos, acephate, salicion, DEP, NAC, MTMC, MIPC, PHC, MPMC, XMC, bendiocarb, pirimicarb, mesomil, oxamyl, thiodicarb, cypermethrin, cartap hydrochloride, thiocyclam , Bensultap, diflubenzuron, teflubenzuron, chlorfluazuron, buprofezin, hexothiazox, fenbutazin oxide, pyridaben, clofentezine, nitenpyram and the like.
〔Fungicide〕
Thiuram, captan, TPN, fusalide, tolcrofos methyl, fosetyl, thiophanate methyl, benomyl, carbendazole, thiabendazole, dietofencarb, iprodione, vinclozolin, procymidone, fluorimide, oxycarboxyl, mepronyl, flutolanil, pencyclon, metalaxyl, oxadixyl tria Nazole, trifolin, blasticidin S, kasugamycin, polyoxin, validamycin A, mildiomycin, PCNB, hydroxyisoxazole, dazomet, dimethylimole, dichromedin, triazine, ferrimzone, probenazole, isoprothiolane, tricyclazole, pyroxylone, oxolinic acid and the like.
In addition, it is not limited to these as long as it is an agrochemical active ingredient that is solid at room temperature.
[0012]
The adsorptive water-soluble polymer is a protective colloid that can adsorb other hydrophobic substances by hydrophobic groups in the molecule, such as polyvinylpyrrolidone, alkylated vinylpyrrolidone copolymer, vinylpyrrolidone-styrene block copolymer, methylvinylether- A maleic anhydride copolymer is mentioned.
The polyvinyl pyrrolidone preferably has an average molecular weight of about 5,000 to 2,000,000. For example, Agrimer 15 (average molecular weight: about 8000), Agrimer 30 (average molecular weight: about 57500), Agrimer 60 (average molecular weight: about 406000), agrimer 90 (average molecular weight: about 1270000) (all of which are manufactured by IPS Corporation).
Examples of the alkyl in the alkylated vinylpyrrolidone copolymer include methyl, ethyl, n-propyl, iso-propyl, n-butyl, iso-butyl, sec-butyl, tert-butyl, pentyl, isopentyl, tert-pentyl, neopentyl, Hexyl, isohexyl, 2,2-dimethylbutyl, heptyl, 2-methylhexyl, octyl, 2,2,4-trimethylpentyl, nonyl, decyl, undecyl, dodecyl, tridecyl, tetradecyl, pentadecyl, hexadecyl, heptadecyl, octadecyl, nonadecyl , Icosyl, henicosyl, docosyl, tricosyl, tetracosyl, etc. 1-30 Alkyl is mentioned. Above all, C 1-24 Alkyl groups are preferred. Especially C Four , C 16 Or C 20 Alkyl is preferred. Furthermore, the alkylation rate of the alkylated vinylpyrrolidone copolymer is preferably about 5 to 90%, more preferably about 5 to 15% and about 40 to 60%. The average molecular weight of the alkylated vinylpyrrolidone copolymer is preferably about 1,000 to 100,000. For example, Agrimer AL-10 (carbon number of alkyl chain: 4, alkylation rate: about 10%, average molecular weight: about 70,000), Agrimer AL-10LC (alkyl chain carbon number: 4, alkylation rate: about 10%, average molecular weight: about 70,000) ), Agrimer AL-25 (alkyl chain carbon number 16, alkylation rate about 50%, average molecular weight about 9500), Agrimer AL-904 (alkyl chain carbon number 4, alkylation rate about 10%, average molecular weight about 16) , 000) (all of which are manufactured by IPS Corporation).
The vinyl pyrrolidone-styrene block copolymer preferably has a molecular weight of about 40,000, and examples thereof include Agrimer ST (manufactured by IPS Corporation).
The methyl vinyl ether-maleic anhydride copolymer is a free acid body having an average molecular weight of about 100,000 to 300,000 (e.g., Aggremer VEMA H-240; manufactured by ASP Corporation), and an average molecular weight of 100,000 to Anhydrous about 300,000 (e.g., Agrimer VEMA AN216; manufactured by ASP Co., Ltd.), half ester body (e.g., Agrimer ES-22; manufactured by ASP Co., Ltd.) having an average molecular weight of about 20,000-60,000 ).
In the aqueous suspension of the present invention, sodium polyacrylate or carboxymethyl cellulose may be used in combination as another adsorbing water-soluble polymer.
As the adsorptive water-soluble polymer, an alkylated vinylpyrrolidone copolymer is preferable.
The content of the adsorptive water-soluble polymer in the aqueous suspension of the present invention is usually about 0.05 to 5% by weight, preferably about 0.1 to 3% by weight, more preferably about 0, based on the whole preparation. .1 to 2% by weight.
[0013]
In the aqueous suspension of the present invention, a non-adsorbing water-soluble polymer and / or a suspension aid may be used for stabilizing the suspension state and adjusting the viscosity.
Examples of non-adsorbing water-soluble polymers include polyol polymers (eg, Agrisol FL-104FA, manufactured by Kao Corporation), polysaccharides (eg, gum arabic, gelatin, guar gum, xanthan gum (eg, Rhodopol 23; Rhone-Poulenc). Co., Ltd.), starch (eg, Stabilose MKK100; made by Matsutani Chemical Co., Ltd.), starch derivatives [eg, starch hydrolysates (eg, Paindex; made by Matsutani Chemical Co., Ltd.), soluble starch ( Example, Stabilose S-10; manufactured by Matsutani Chemical Co., Ltd.), enzyme-modified starch (eg, Amcoll 6L; manufactured by Nissho Chemical Co., Ltd.), pregelatinized starch (eg, corn alpha; Nissho Chemical Co., Ltd.) Manufactured), dextrins (eg, dextrin, cyclodextrin, etc.)], polyethylene glycol (eg, PEG6000; Sanyo Chemical ( ) Ltd.) and the like. Of these, polysaccharides such as xanthan gum and starch, and polyethylene glycol are preferable.
When a non-adsorbing water-soluble polymer is used, its content is usually about 0.05 to 10% by weight, preferably about 0.05 to 3% by weight, based on the whole preparation.
[0014]
Suspension aids are water-insoluble additives such as montmorillonite (eg, Kunipia F (manufactured by Kunimine Industries), Laponite (manufactured by Nisshin Kasei Co., Ltd.)), colloidal silicon oxide (eg, Aerosil 200). Aerosil such as Nippon Aerosil Co., Ltd.), colloidal silicon oxide-aluminum oxide mixture (eg, Aerosil COK84; SiO 2 / Al 2 O Three = 82 to 86 (%) / 14 to 18 (%); manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), Sepiolite (for example, Ade Plus ML70DS-NV; manufactured by Mizusawa Chemical Co., Ltd.), and the like. Of these, montmorillonite is preferable.
When a suspending aid is used, its content is usually about 0.05 to 10% by weight, preferably about 0.1 to 3% by weight, based on the whole preparation.
Additives such as non-adsorbing water-soluble polymers and suspension aids may be used alone or in combination of two or more.
[0015]
In the aqueous suspension of the present invention, other additives that are used in ordinary aqueous suspensions can be used. For example, pH adjusters, antifreeze agents, antifoaming agents, preservatives and the like can be used freely, and these may be selected according to the content of the agrochemical active ingredient used. As the pH adjuster, for example, citric acid monohydrate is used. As the antifreezing agent, for example, ethylene glycol, diethylene glycol, glycerin and the like are used. As the antifoaming agent, for example, a silicon-based antifoaming agent (for example, Antihome E-20; manufactured by Kao Corporation) or the like is used. As the preservative, for example, butyl paraben (n-butyl parahydroxybenzoate), potassium sorbate, sorbic acid and the like are used.
When a pH adjuster is used, it is generally used in an amount of about 0.01 to 5% by weight, preferably about 0.05 to 3% by weight, based on the whole preparation. When a cryoprotectant is used, it is generally used in an amount of about 1 to 20% by weight, preferably about 3 to 10% by weight, based on the whole preparation. When an antifoaming agent is used, it is generally used in an amount of about 0.05 to 0.5% by weight, preferably about 0.05 to 0.3% by weight, based on the whole preparation. When a preservative is used, it is generally used in a range of about 0.01 to 3% by weight, preferably about 0.01 to 1.5% by weight, based on the whole preparation.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The aqueous suspension of the present invention is prepared according to a method known per se or a method analogous thereto, (i) Compound (I) or a salt thereof, (ii) a formaldehyde condensate of an aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or a polyoxyalkylene. It can be produced by suspending allyl phenyl ether sulfate and (iii) an adsorbing water-soluble polymer in water. For example, a method in which all the components to be used are sufficiently stirred and mixed (about 20 to 60 minutes) with a high-speed stirrer, and then finely pulverized and dispersed with a wet pulverizer such as Dynomill or Microfluidizer (Production Method 1), or a compound ( I) A method in which the active ingredients such as salts thereof are pulverized with a dry pulverizer such as a jet mizer, and other components are mixed (about 30 to 90 minutes) with a high-speed stirrer (dispersion method 2). ).
As understood from the above production method, the active ingredient of the aqueous suspension of the present invention is in the form of fine particles in the preparation and dispersed in water. When other powder components are used, they are similarly dispersed in water. The average particle diameter of the fine particles is about 10 μm or less, preferably 0.1 to 5 μm.
[0017]
Examples of cultivated plants to be applied include rice, wheat, barley, sugar beet, corn, cotton, vegetables (eg, cabbage, Chinese cabbage, radish, cucumber, eggplant, potato, etc.), fruit trees (eg, oranges, peaches, none) ), Tea, tobacco and the like.
Examples of pests to be applied include hemiptera pests (e.g., turtles, blue-knot bugs, hoso-helical bugs, nasi-gumbai, brown planthoppers, white-spotted planthoppers, brown-spotted planthoppers, black-spotted leafhoppers, yellow-spotted leafhoppers, on-site white-tailed bugs, Soybean aphids, fake aphids, radish aphids, peach aphids, cotton aphids, apple aphids, etc. ), Coleoptera pests (e.g., Nephiea weevil, cucumber beetle, kiss) Flea beetle, Colorado potato beetle, turtle beetle, rice beetle, weevil, weevil, etc.), Diptera pests (eg, houseflies, mosquitoes), bovine ab, onion flies, grubs, etc. Examples include moths (eg, German cockroaches, black cockroaches, etc.), spider mites (eg, spider mites, citrus spider mites, kanzawa spider mites, misander spider mites, apple spider mites, citrus mites, etc.), nematodes (eg, rice winged nematodes, etc.), and the like.
[0018]
The aqueous suspension of the present invention is a safe and excellent pesticide with extremely low toxicity to animals and plants. The agrochemical formulation of the present invention is used as it is or after being diluted with a suitable solvent such as water at the time of use according to a known method of use.
The method of using the agrochemical formulation of the present invention varies depending on the place of use, etc., but is sprayed or dripped onto a farmland, that is, a paddy field, a field, an orchard, a lawn, a non-agricultural land, or the like according to a known method of use or Used by dipping. Specifically, for example, it can be used for air spraying, soil spraying, foliage spraying, seedling box spraying, side strip application, seed treatment, floor soil mixing, insect body spraying, paddy field underwater application, and the like.
The amount of the aqueous suspension of the present invention varies depending on the content of the agricultural chemical active ingredient, etc., but is usually paddy fields, fields (eg, fields of tea, wheat, sugar beet, corn, potato, cotton, etc.), orchards, etc. The pesticide component per 10 ares is about 1 to 500 g, preferably about 1 to 200 g.
[0019]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples and experimental examples. Compound (Ia) was produced according to the method described in the examples of JP-A-3-157308 (Table 4, Compound No. 19). Moreover, unless otherwise indicated, the part or% used here shows a weight part or weight%.
[0020]
[Example 1]
Compound (Ia) 20 parts
New Calgen FS-4 5
Agrimer 30 1
Polyethylene glycol (PEG6000) 2
Roadpol 23 0.1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Kunipia F 1
Butylparaben 0.1
Water total 100
After sufficiently mixing the above raw materials using a high-speed stirrer, wet grinding (1 pass) using Dinomill (Shinmaru Enterprises, 1.0 mm glass beads, filling rate 80%, peripheral speed 15 m / s) An aqueous suspension containing 20% of compound (Ia) was obtained.
[0021]
[Example 2]
Compound (Ia) 20 parts
New Calgen FS-4 2
Agrimer AL-10 1
Stabilose MKK100 0.5
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Aerosil COK84 1
Butylparaben 0.1
Water total 100
An aqueous suspension containing 20% of compound (Ia) was obtained in the same manner as in Example 1.
[0022]
[Example 3]
Compound (Ia) 20 parts
New Calgen FS-7 3
Agrimer ST 1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Ade Plus ML70DS-NV 1
Butylparaben 0.1
Water total 100
An aqueous suspension containing 20% of compound (Ia) was obtained in the same manner as in Example 1.
[0023]
[Example 4]
Compound (Ia) 20 parts
New Calgen FS-7 3
Agrimer VEMA H-240 0.5
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Kunipia F 1.5
Citric acid monohydrate 0.1
Butylparaben 0.1
Water total 100
An aqueous suspension containing 20% of compound (Ia) was obtained in the same manner as in Example 1.
[0024]
[Example 5]
Compound (Ia) 40 parts
New Calgen FS-7 5
Agrimer AL-30 1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 7
Aerosil COK84 1.5
Roadpol 23 0.2
Butylparaben 0.1
Water total 100
An aqueous suspension containing 40% of compound (Ia) was obtained by operating in the same manner as in Example 1.
[0025]
[Example 6]
Compound (Ia) 21 parts
New Calgen FS-4 2
Agrimer AL-10 0.5
Stabilose MKK100 0.3
Roadpol 23 0.1
Kunipia F 0.8
Butylparaben 0.1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Water total 100
An aqueous suspension containing 21% of compound (Ia) was obtained by operating in the same manner as in Example 1.
[0026]
[Example 7]
Compound (Ia) 21 parts
New Calgen FS-4 2
Agrimer AL-10 0.5
Polyethylene glycol (PEG6000) 2
Roadpol 23 0.05
Kunipia F 0.65
Butylparaben 0.1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
Water total 100
An aqueous suspension containing 21% of compound (Ia) was obtained by operating in the same manner as in Example 1.
[0027]
[Example 8]
Compound (Ia) 21 parts
New Calgen FS-4 2
Agrimer AL-10 0.5
Polyethylene glycol (PEG6000) 2
Kunipia F 0.8
Butylparaben 0.1
Anti-home E-20 0.2
Ethylene glycol 4
100 total water
An aqueous suspension containing 21% of compound (Ia) was obtained by operating in the same manner as in Example 1.
[0028]
[Test Example 1]
About the aqueous suspension of Examples 1-8, it investigated about the viscosity, the dispersibility in water, stability of 10 time dilution liquid, and the presence or absence of caking by the method shown below.
(1) Viscosity
The measurement was made with a B-type viscometer at 25 ° C.
(2) Dispersibility in water
500 ml of water was put into a 500 ml cylinder, and 0.5 ml of the preparation was added dropwise thereto. The dispersion state in water at that time was evaluated as excellent (A), good (B), inferior (C), and not dispersed (D).
(3) Stability test of 10-fold diluted solution
In a 500 ml cylinder, 450 ml of water and 50 ml of flowable (diluted suspension) were placed and turned over 10 times. The degree of separation of the aqueous phase was investigated after standing for 15 hours.
(3) Presence or absence of caking
After preparing each preparation, it was left to stand at room temperature for 12 months, and then the presence or absence of caking at the bottom was examined.
The results are shown in [Table 1].
[Table 1]
Figure 0004189049
From Table 1, it can be seen that the aqueous suspension of the present invention has a viscosity as low as 700 mPa · s or less, excellent dispersibility in water, and excellent stability of the stock solution.
[0029]
【The invention's effect】
(I) Compound (I) or a salt thereof, (ii) a formaldehyde condensate of an aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or a polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) an adsorbing water-soluble polymer. The aqueous suspension obtained has a low viscosity of 700 mPa · s or less, good discharge of the preparation from the container, good dispersibility in water at the time of dilution, and maintains fluidity for a long period of time. It can be advantageously used as an aqueous suspension having excellent formulation stability that does not cause caking due to sedimentation.

Claims (8)

(i)式:
Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)ポリビニルピロリドン、アルキル化ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン−スチレンブロックコポリマーおよびメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物から選ばれる1種以上のポリマーを含有してなる水性懸濁剤。
(I) Formula:
Figure 0004189049
(Ii) a formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) polyvinyl pyrrolidone, an alkylated vinyl pyrrolidone copolymer, An aqueous suspension comprising one or more polymers selected from vinylpyrrolidone-styrene block copolymers and methyl vinyl ether-maleic anhydride copolymers .
芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートを製剤全体に対して 1〜10重量%含有する請求項1記載の水性懸濁剤。Add formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or its salt or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate to the whole preparation The aqueous suspension according to claim 1, containing 1 to 10% by weight. さらにポリオール系高分子、ポリサッカライドおよびポリエチレングリコールから選ばれる1種以上のポリマーを含有する請求項1記載の水性懸濁剤。The aqueous suspension according to claim 1, further comprising one or more polymers selected from polyol polymers, polysaccharides, and polyethylene glycol. さらにキサンタンガム、デンプンおよびポリエチレングリコールから選ばれる1種以上のポリマーを含有する請求項1記載の水性懸濁剤。The aqueous suspension according to claim 1, further comprising one or more polymers selected from xanthan gum, starch and polyethylene glycol. さらに懸濁助剤を含有する請求項1記載の水性懸濁剤。The aqueous suspension according to claim 1, further comprising a suspension aid. 懸濁助剤がモンモリロナイト、コロイド性酸化珪素、コロイド性酸化珪素−酸化アルミニウム混合物およびセピオライトから選ばれる1種以上の物質である請求項5記載の水性懸濁剤。6. The aqueous suspension according to claim 5, wherein the suspension aid is one or more substances selected from montmorillonite, colloidal silicon oxide, colloidal silicon oxide-aluminum oxide mixture and sepiolite. (i)式:(I) Formula:
Figure 0004189049
Figure 0004189049
で表される化合物(I)またはその塩、(ii)芳香族スルホン酸もしくはその塩のホルムアルデヒド縮合物、またはポリオキシアルキレンアリルフェニルエーテルサルフェートおよび(iii)ポリビニルピロリドン、アルキル化ビニルピロリドン共重合体、ビニルピロリドン−スチレンブロックコポリマーおよびメチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合物から選ばれる1種以上のポリマーを水に懸濁することを特徴とする請求項1記載の水性懸濁剤の製造法。(Ii) a formaldehyde condensate of aromatic sulfonic acid or a salt thereof, or polyoxyalkylene allyl phenyl ether sulfate and (iii) polyvinyl pyrrolidone, an alkylated vinyl pyrrolidone copolymer, The method for producing an aqueous suspension according to claim 1, wherein one or more polymers selected from vinylpyrrolidone-styrene block copolymer and methyl vinyl ether-maleic anhydride copolymer are suspended in water.
請求項1記載の水性懸濁剤を農地に散布することを特徴とする害虫防除方法。A method for controlling pests, comprising spraying the aqueous suspension according to claim 1 on farmland.
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