JP4188511B2 - 折機の折機胴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブを折って折丁を作成する折機の折機胴に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公昭58−12183号の第4図に示される折機には、複数(3つ)のウェブ入紙部が設けられ、各ウェブは軸方向に長い折機胴にて折り加工がなされる。
実用新案登録公報第2561726号には、折機胴が軸方向の山方側に設けられ前記第1入紙部からのウェブに折り加工を行う第1入紙部側作動部材と、軸方向の他方側に設けられ前記第2入紙部からのウェブに折り加工を行う第2入紙部側作動部材とを備えている構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これら2件の従来構成では、一本の折機胴に入紙するウェブがこの折機胴によりすべて同じ折り加工がなされる構成になっている。
印刷仕様、折り仕様が異注る折り加工を行う場合は、この折機胴の作動部材を取外して別の作動部材を装着するといった作業が必要になり、作業が煩雑になり準備時間がかかり生産性が低下するばかりでなく、作業者の負担が大きくなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1に係る折機の折機胴は、折機胴本体の一方の端部及び中央部に該折機胴本体の回転中心軸まわりでもって回転可能な側板をそれぞれ設け、前記端部の側板と前記中央部の側板とに移動自在に支持され、ウェブに第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第1の軸と、前記折機胴本体に移動自在に設けられ、前記第1の軸と折機胴の周方向にほぼ同じ位相に配設され、前記中央部の側板の前記端部の側板とは反射側に配設されウェブに前記第1の作用とは異なる第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第2の軸と、前記折機胴本体に軸方向はぼ全長に延設され、かつ移動自在に支持され、前記第3の軸に対して折機胴の周方向にずらして配設され、前記側端部の一方の側板と前記中央部の側板との間に配設され、ウェブに前記第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第3の軸と、前記折機胴の両端都側の側板の外側に配設され、前記第1の軸を移動させる第1カムと、前記折機胴の両端部側の側板の外側に配設され前記第2及び第3の軸を移動させる第2カムとを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の請求項2に係る折機の折機胴は、折機胴本体の両側端部及び中央部に該折機胴本体の回転中心軸まわりでもって回転可能な側板をそれぞれ設け、前記側端部の一方の側板と前記中央部の側板とに移動自在に支持され、ウェブに第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第1の軸と、前記折機胴本体に移動自在に設けられ、前記第1の軸と折機胴の周方向にほぼ同じ位相に配設され、前記側端部の他方の側板と前記中央部の側板との間に配設され、ウェブに前記第1の作用とは異なる第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第2の軸と、前記折機胴本体に軸方向ほぼ全長に延設され、かつ、移動自在に支持され、前記第2の軸に対して折機胴の周方向にずらして配設され、前記側端部の一方の側板と前記中央部の側板との間に配設されウェブに前記第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第3の軸と、前記両側端部の側板に移動自在に支持され、前記第1の軸に対して析機胴の周方向にずらして配設され、前記側端部の他方の側板と前記中央部の側板との間に配設され、ウェブに前記第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第4の軸と、前記折機胴の両端部側の側板の外側に配設され前記第1及び第2の軸を移動させる第1カムと、前記折機胴の両端部側の側板の外側に配設され、前記第2及び第2の軸を移動させる第2カムとを備えていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面に示す実施例を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施例に係る輪転印刷機の折機を図1〜図3に示す。
本実施例の折機は、B全判折機を倍幅構成とし、1台の折機でフォーマによりウェブの走行方向と平行に折られたウェブに対する全判折とターンバーにより走行経路が変更されたウェブに対するペラ折とを可能にしたものである。
即ち、図1に示すように、フォーマ11からウェブ12が入紙する第1入紙部13を有する第1入紙部側折り手段としての全判折部10と、ターンバー21からウェブ22が入紙する第2入紙部23を有する第2入紙部側折り手段としてのペラ折部20とを左右に並設し、これら全判折部10及びペラ折部20においては、複数の折機胴である断裁胴30、折胴40、くわえ胴50、第2くわえ胴(渡胴)60を共用するようにしたものである。
ここで、断裁胴30は2倍胴とし、折胴40及びくわえ胴50は4倍胴とし、第2くわえ胴60は2倍胴とした。
【0006】
全判折部10においては、図2に示すように、断裁胴30に断裁刃31を1箇所に設け、折胴40には第3の軸としての針軸41が2箇所に回動自在に設けられ、各針軸41は、折胴40の外周部を円周方向に略2等分する位置に配設されている。
また、折胴40には第1の軸としてのナイフ軸43が2箇所に回動自在に設けられ、各ナイフ軸43は、折胴40の外周部を円周方向に略2等分し、針軸41と円周方向にほぼ90°位相を違えた位置に配設されている。
くわえ胴50にはくわえ軸51が2箇所に回動自在に設けられ、各くわえ軸51は、くわえ胴50の外周部を円周方向に略2等分する位置に配設されている。
また、くわえ胴50には第1の軸としての第2ナイフ軸52が2箇所に回転自在に設けられ、各第2ナイフ軸52は、くわえ胴50の外周部を円周方向に略2等分し、くわえ軸51と円周方向にほぼ45°位相を違えた位置に配設されている。
第2くわえ胴60には第2くわえ軸61を1箇所に設けている。
一方、ペラ折部20においては、図3に示すように、断裁胴30には断裁刃31が2箇所に設けられ、各断裁刃31は、断裁胴30の外周部を円周方向に略2等分する位置に配設されている。
折胴40には全折部10の2本の針軸41と、折胴40の外周部を円周方向に略2等分し、針軸41と円周方向にほぼ90°位相を違えた位置に配設された第2の軸としての針軸42が2箇所に回動自在に設けられている。
また、折胴40には第4の軸としてのナイフ軸44が4箇所に回動自在に設けられ、各ナイフ軸44は、折胴40の外周部を円周方向に略4等分し、隣接する針軸41,42と円周方向にほぼ45°位相を違えた位置に配設されている。
くわえ胴50には第2の軸としてのくわえ軸53がくわえ軸53が2箇所に回動自在に設けられ、各くわえ軸53は、くわえ胴50の外周部を円周方向に略2等分する位置に配設されている。
さらに、くわえ胴50には第3の軸としてのくわえ軸54が2箇所に回動自在に設けられ、各くわえ軸54は、くわえ胴50の外周部を円周方向に略2等分し、くわえ軸53と円周方向にほぼ90°位相を違えた位置に配設されている。
第2くわえ胴60には爪軸62が2箇所に回動自在に設けられ、各爪軸62は、第2くわえ胴60の外周部を円周方向に略2等分する位置に配設されている。さらに、2本の爪軸62のうちの一方の爪軸62は全判折部10の第2くわえ軸61と円周方向ほぼ同位相に配設されている。
従って、フォーマ11から入紙したウェブ12は、断裁胴30と折胴40との間に導かれ、先ず、断裁胴30が一回転する毎に走行方向と直交する方向に1回断裁され、引き続き、折胴40からくわえ胴50に渡される際に折加工され、その後、くわえ胴50から第2くわえ胴60へ渡される際に更に折加工されて折丁として作製される。
また、ターンバー21から入紙したウェブ22は、断裁胴30と折胴40との間に導かれ、先ず、断裁胴30が一回転する毎に走行方向と直交する方法に2回断裁され、引き続き、折胴40からくわえ胴50に渡される際に折加工が行われ、くわえ胴50から第2くわえ胴(渡胴)60を経て折丁として作製される。
【0007】
ここで、折胴40は、図4〜図13に示すように、針軸41,42及びナイフ軸43,44をそれぞれ作動させるためのカム構造が設けられ、且つ、シリンダー回転中にナイフ軸43,44の位相を調整(ラップ調整)できるように二重シリンダー構造となっている。
更に、折胴40は、図4における右側が全判折部10で左側がペラ折部20であるため、針軸41,42とナイフ軸43,44とが左右で異なる配置となっている。
即ち、中心軸401の両端がフレーム1に軸受402を介して回転自在に支持されると共にこの中心軸401の長手方向に複数のリブ403が配設されて胴本体が構成され、このリブ403に2本の針軸41と2本の針軸42とが回動自在に設けられている。
図9〜図13の(ア)に示す位置にある2本の針軸41は、図5に示すように、折胴40の全長に亘る長さを有しているが、図9〜図13の(ウ)に示す位置にある2本の針軸42は、図6に示すように、折胴40の全長の半分の長さでペラ折部側に位置し、これら各針軸41,42には第2作動部材としての針41a,42aが取り付けられている。
【0008】
これら針軸41,42についてのカム機構として、図4中左側のフレーム1に固定され軸受402の外周側を支持する支持スリーブに第2カムとしてのカム423が固着されると共に、図8に示すように、このカム423に摺接するカムフォロワー404,417が各針軸41,42にレバーを介して取り付けられている。
従って、折胴40の回転に伴い、カム423にカムフォロワー404,417が摺接することにより、針軸41,42が周期的に回動し、それにより、針軸41a,42aが作動して、断裁胴30の断裁刃31により断裁されたウェブの先端部を保持することになる。
但し、全判折部10では、折胴40の1回転毎に2箇所の針軸41に設けられた針41aが作動するのに対して、ペラ折部20では、折胴40の1回転毎に4箇所の針軸41,42にそれぞれ設けられた針軸41a,42aが作動することになる。
【0009】
また、折胴40には、ナイフ軸43,44が、針軸41,42と干渉しないように設けられている。
即ち、中心軸401の両端側には、それぞれブシュ405,407を介して側板406,408が回転可能に装着されると共に中心軸401の中央部にはブシュ409を介して中央側板410が回動可能に装着されている。
これら側板406,408,410の間には、リブ403に対して周方向に隙間を介在させて、断面コ字状のステー411が、隣接する針軸41,42に対し円周方向にほぼ45°位相を違えた位置(図8〜図13中(イ)の位置)に4箇所配置され固定されている。
このように配置された4個のステー411には、折胴40の全長に亘りナイフ軸44がそれぞれ回動自在に設けられている。
但し、これら4本のナイフ軸44は、図7に示すように、図中左半分(ペラ折部側)にしか、第1作動部材としてのナイフ44aが装着されておらず、ペラ折部側においてのみ機能する。
更に、中央側板410と右側の側板408との間には、上記ステー411の半分の長さのステー418が、片側の針軸41と同位相(図8〜13中(ウ)の位置)に2箇所配置され固定されている。
この2箇所のステー418にも、図6中右半分(全判折部側)において、上記ナイフ軸43の半分の長さのナイフ軸43が回動自在に設けられている。
これらナイフ軸43には、第1作動部材としてのナイフ43aが装着されており、全判折部側においてのみ機能する。
【0010】
これら合計6本のナイフ軸43,44についてのカム機構として、図4中右側のフレーム1に固定され軸受402を支持する支持スリーブに第1カムとしてのカム415が固着されると共に、このカム415に摺接するカムフォロワー416,419が各ナイフ軸43,44にレバーを介して取り付けられている。
従って、折胴40の回転に伴い、カム415にカムフォロワー416が摺接することにより、ナイフ軸43,44が周期的に作動して、くわえ胴50のくわえ軸51との間で折加工が行われることになる。
但し、全判折部10では、折胴40の1回転毎に2箇所のナイフ軸43に設けられたナイフ43aが作動するのに対して、ペラ折部20では、折胴40の1回転毎に4箇所のナイフ軸43,44にそれぞれ設けられたナイフ43a,44aが作動することになる。
更に、折胴40の回転中においても、ナイフ軸43の位相を調整すべく、図4中右側における軸受402と中心軸401との間には、連結筒412が回転可能に介在され、この連結筒412の一端側は側板408に固定され、また、その他端側にははす歯歯車413が固定されている。
同様に、中心軸401の図4図中右端側にははす歯歯車414が固定されている。
従って、これらはす歯歯車413及び414と噛合する図示しない一つのはす歯歯車を回動させることにより、折胴40を一体的に、つまり、複数の針軸41,42を含む折胴40の胴本体と、複数のナイフ軸43,44を含むステー411,418を一体的に回転させることができ、更に、図示しない一つのはす歯刃車を軸方向に移動させることにより、はす歯歯車413が中心軸401を中心に回動してはす歯歯車414に対する位相が調整され、各針軸41,42に対するナイフ軸43,44の位相が調整される。
【0011】
一方、くわえ胴50についても、基本的には折胴40と同様な考え方で構成され、図14〜図23に示すように、針軸51,53,54及び第2ナイフ軸52をそれぞれ回動させるためのカム構造が設けられ、且つ、シリンダー回転中に第2ナイフ軸52の位相を調整(ラップ調整)できるように二重シリンダー構造となっている。
更に、くわえ胴50は、図14における右側が全判折部10で同図中左側がペラ折部20であるため、くわえ軸51,53,54と第2ナイフ軸52とが左右で異なる配置となっている。
即ち、中心軸501の両端がフレーム1に軸受502を介して回動自在に支持されると共にこの中心軸501の長手方向に複数のリブ503が配設されて胴本体が構成され、このリブ503に2本のくわえ軸51と2本のくわえ軸54とが回動自在に設けられている。
図18〜図23の(ウ)に示す位置にある2本のくわえ軸54は、図17に示すように、くわえ胴50の全長に亘る長さを有しているが、図18〜図23の(イ)に示す位置にある2本のくわえ軸53は、図16に示すように、くわえ胴50の全長の半分の長さでペラ折部側に位置し、これらくわえ軸53,54には、ペラ折部側にのみ第2作動部材としのくわえ板53a,54aが取り付けられている。
【0012】
更に、図18〜図23中の(ア)に示す2箇所には、くわえ軸51が配置されており、これらくわえ軸51には、図15に示すように、全判折側のみにくわえ板51aが取り付けられている。
これら合計6本のくわえ軸51,53,54についてのカム機構として、図14中左側のフレーム1に固定され軸受502を支持する支持スリーブに第2カムとしてのカム523が固着されると共に、このカム523に摺接するカムフォロワー504,517,518が各くわえ軸51,53,54にレバーを介して取り付けられている。
従って、くわえ胴50の回転に伴い、カム523にカムフォロワー504が摺接することにより、くわえ軸51,53,54が周期的に回動し、それによりくわえ板51a,53a,54aが作動して、折胴40のナイフ44aと協動して断裁されたウェブの搬送方向中央部を折り、この折り加工された折丁を保持することになる。
但し、全判折部10では、くわえ胴50の1回転毎に2箇所のくわえ軸51に設けられたくわえ板1aが回動するのに対して、ペラ折部20では、くわえ胴50の1回転毎に2箇所のくわえ軸53に設けられたくわえ板53aと2箇所のくわえ軸に設けられたくわえ板54aが作動することになる。
【0013】
また、くわえ胴50には、第2ナイフ軸52が、くわえ軸51,53,54と干渉しないように設けられている。
即ち、中心軸501の図14中の右端側には、ブシュ505を介して側板506が回転可能に装着されると共に中心軸501の中央部にはブシュ509を介して中央側板510が回転可能に装着されている。
これら側板506,510の間(全判折部側)には、リブ503に対して周方向に隙間を介在させて、断面コ字状のステー511が、くわえ軸53と同位相の位置(図18〜図23中(イ)の位置)に2箇所配置され固定されている。
このように配置された2個のステー511には、第2ナイフ軸52がそれぞれ回動自在に設けられている。
これら2本の第2ナイフ軸52は、図16に示すように、第1作動部材としてのナイフ52aが装着され、全判折部側においてのみ機能する。
これらの第2ナイフ軸52についてのカム機構として、図14中右側のフレーム1に固定され軸受502を支持する支持スリーブに第1カムとしてのカム515が固着されると共に、このカム515に摺接するカムフォロワー516が第2ナイフ軸52にレバーを介して取り付けられている。
【0014】
従って、くわえ胴50の回転に伴い、カム515とカムフォロワー516とが摺接することにより、第2ナイフ軸52が周期的に回動し、それによりナイフ52aが作動して、第2くわえ動60の第2くわえ軸61に設けられた図示しないくわえ板と協動してくわえ板51aにくわえられた折丁の搬送方向略中央部を折り、この折り加工された折丁を第2くわえ胴60に受け渡す。
但し、全判折部10でのみ、くわえ胴50の1回転毎に2箇所のナイフ52aが回動する。
更に、くわえ胴50の回転中においても、第2ナイフ軸52の位相を調整すべく、図14中右側における軸受502と中心軸501との間には、連結筒512が回転可能に介在され、この連結筒512の一端側は側板506に固定され、また、その他端側にははす歯歯車513が固定されている。
同様に、中心軸501の図14中右端側にははす歯歯車514が固定されている。
従って、これらはす歯歯車513及び514と噛合する図示しない一つのはす歯歯車を回転させることにより、くわえ胴50を一体的に、つまり、複数のくわえ軸51,53を含むくわえ胴50の胴本体と、複数の第2ナイフ軸52を含むステー511を一体的に回転させることができ、更に、図示しない一つのはす歯歯車を軸方向に移動させることにより、はす歯歯車513が中心軸501を中心に回転してはす歯歯車514に対する位相が調整され、各くわえ軸51,53に対する第2ナイフ軸52の位相が調整される。
【0015】
このように説明したように本実施例の輪転印刷機の折機によれば、全判折部10に比べペラ折部20では、断裁胴30、折胴40、くわえ胴50、第2くわえ胴(渡胴)60などの折機胴における断裁刃31、針軸41,42、ナイフ軸444、くわえ軸53を倍増して配置したため、全判折部10では2回折であるのに対して、ペラ折部20では1回折を行うことができ、且つ、全判折部10の折丁とペラ折部20の折丁とは長さが同じであるが、一つの折丁のページが全判折部10の折丁の1/4になる。
このように本実施例では、全判折部10とペラ折部20では異なる折り加工が行えるため、折り仕様切替が極めて簡単かつ短時間に行え、作業者の負担が大幅に軽減されると共に準備時間が大幅に減少されて生産性が向上する。
特に、折胴40においては、全判折部10における2本の針軸41及びペラ折部20における4本の針軸41,42の針41a,42aを、一つのカム423により回動させることができ、また、全判折部10における2本のナイフ軸43のナイフ43a及びペラ折部20における4本のナイフ軸44のナイフ44aを、一つのカム415により回動させることができる。
同様に、くわえ胴50においては、全判折部10における2本のくわえ軸51及びペラ折部20における4本のくわえ軸53,54のくわえ板53a,54aを、一つのカム523により回動させることができ、また、全判折部10における2本の第2ナイフ軸52の第2ナイフ52aを、一つのカム515により回動させることができるので、部品点数が減少し、費用が大幅に削減されるとともに、機械全体がコンパクトになる。更に、カムが折機胴の両側に配置され、カムの枚数が少ないので、カムのメンテナンス作業が容易になり、作業者の負担が大幅に減少する。
【0016】
更に、折胴40においては、一部の針軸42とナイフ軸43,44がほぼ同位相となるが、中央側板410を配置してナイフ軸43を支持させることにより、二重シリンダー構造を可能とし、シリンダー回転中におけるラップ調整を可能とした。
同様に、くわえ胴50においては、一部のくわえ軸51と第2ナイフ軸52がほぼ同位相となるが、中央側板510を配置して第2ナイフ軸52を支持させることにより、二重シリンダー構造を可能とし、シリンダー回転中におけるラップ調整を可能とした。
尚、折胴40、くわえ胴50において、中央側板410,510を設けたことにより、ナイフ軸43,44及び第2ナイフ軸52を、二重シリンダー構造で支持でき、これにより、シリンダー回転中におけるラップ調整が可能となり、調整時間及び作業者の負担を大幅に減少させることができる。
【0017】
本発明を実際の輪転印刷機に適用した具体例を図24に示す。
図24に示す輪転印刷機は、第1折機80、第2折機90を設けたものである。
第1折機80としては、上述した実施例に示すように、フォーマ側にて全判折を行い、ターンバー側にてペラ折を行う折機を用いた。
また、第2折機として折機を用いた。
従って、スリッター70にて縦断ちされたウェブを重ねて第1折機80の全判折部へ導くことや、更に、スリッター70による縦断ちを行わずにフォーマを経て縦折りされたウェブを第1折機80の全判折部へ導くことも可能である。
従来このような折仕様を実現するためには、2台のコレクト折付ダブルチョッパ折機が2台と、全判折機が1台の合計3台必要であったが、本実施例のような構成とすれば、折機の数を減少させて装置全体を小型化することができる。
【0018】
本実施例の折胴40を折機胴とした場合、第1の軸をナイフ軸43、第2の軸を針軸42、第3の軸を針軸41、第4の軸をナイフ軸44、第1作動部材をナイフ43a,44a、第2作動部材を針41a,42aとし、くわえ胴50を折機胴とした場合、第1の軸を第2ナイフ軸52、第2の軸をくわえ軸53、第3の軸をくわえ軸54、第1作動部材を第2ナイフ52a、第2作動部材をくわえ板53a,54aとしたが、これに限定されることはなく、折機胴として上記以外の胴に本構成を適用しても良く、また、作動部材として針やくわえ板以外のものを適用しても良い。
【0019】
【発明の効果】
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発明によれは、折機胴の左右両端側で異なる折り加工が可能になり、折り仕様切替作業が極めて簡単にがつ短時間で行われるため、作業者の負担が大幅に減少されるとともに準備時間が大幅に減少されて生産性が向上する。さらに、第1入紙部および第2入紙部の第1作動部材がひとつの第1カムにより作動でき、第1入紙部および第2入紙部の第2作動部材がひとつの第2カムにより作動できるので装置全体をコンパクトにすることができ、部品点数が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る輪転印刷機の折機の正面図である。
【図2】全折部の折機軸の配置を示す説明図である。
【図3】ペラ折部の折機軸の配置を示す説明図である。
【図4】折胴の縦断面図である。
【図5】図8〜図13中のア−ア線断面図である。
【図6】図8中〜図13のウ−ウ線断面図である。
【図7】図8中〜図13のイ−イ線断面図である。
【図8】図4中のA−A線矢視図である。
【図9】図4中のB−B線矢視図である。
【図10】図4中のC−C線矢視図である。
【図11】図4中のF−F線矢視図である。
【図12】図4中のE−E線矢視図である。
【図13】図4中のD−D線矢視図である。
【図14】咥胴の縦断面図である。
【図15】図18〜図23中のア−ア線断面図である。
【図16】図18〜図23中のイ−イ線断面図である。
【図17】図18〜図23中のウ−ウ線断面図である。
【図18】図14中のA−A線矢視図である。
【図19】図14中のB−B線矢視図である。
【図20】図14中のC−C線矢視図である。
【図21】図14中のF−F線矢視図である。
【図22】図14中のE−E線矢視図である。
【図23】図14中のD−D線矢視図である。
【図24】本発明の他の実施例に係る輪転印刷機の説明図である。
【符号の説明】
10 全折部
11 フォーマ
12 ウェブ
20 ペラ折部
21 ターンバー
22 ウェブ
30 断裁胴
31 断裁刃
40 折胴
41 針軸
42 ナイフ軸
50 咥胴
51 咥軸
52 第2ナイフ軸
60 第2咥胴(渡胴)
61 咥軸
62 爪軸

Claims (2)

  1. 折機胴本体の一方の端部及び中央部に該折機胴本体の回転中心軸まわりでもって回転可能な側板をそれぞれ設け、
    前記端部の側板と前記中央部の側板とに移動自在に支持され、ウェブに第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第1の軸と、
    前記折機胴本体に移動自在に設けられ、前記第1の軸と折機胴の周方向にほぼ同じ位相に配設され、前記中央部の側板の前記端部の側板とは反射側でウェブに前記第1の作用とは異なる第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第2の軸と、
    前記折機胴本体に軸方向はぼ全長に延設され、かつ移動自在に支持され、前記第2の軸に対して折機胴の周方向にずらして配設され、前記端部の側板と前記中央部の側板との間でウェブに前記第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第3の軸と、
    前記第1の軸を移動させる第1カムと、
    前記第2及び第3の軸を移動させる第2カムとを備えていることを特徴とする折機の折機胴。
  2. 折機胴本体の両側端部及び中央部に該折機胴本体の回転中心軸まわりでもって回転可能な側板をそれぞれ設け、
    前記側端部の一方の側板と前記中央部の側板とに移動自在に支持され、ウェブに第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第1の軸と、
    前記折機胴本体に移動自在に設けられ、前記第1の軸と折機胴の周方向にほぼ同じ位相に配設され、前記側端部の他方の側板と前記中央部の側板との間でウェブに前記第1の作用とは異なる第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第2の軸と、
    前記折機胴本体に軸方向ほぼ全長に延設され、かつ、移動自在に支持され、前記第2の軸に対して折機胴の周方向にずらして配設され、前記側端部の一方の側板と前記中央部の側板との間でウェブに前記第2の作用を及ぼす第2作動部材が設けられた第3の軸と、
    前記両側端部の側板に移動自在に支持され、前記第1の軸に対して析機胴の周方向にずらして配設され、前記側端部の他方の側板と前記中央部の側板との間でウェブに前記第1の作用を及ぼす第1作動部材が設けられた第4の軸と、
    前記折機胴の両端部側の側板の外側に配設され前記第1及び第4の軸を移動させる第1カムと、
    前記折機胴の両端部側の側板の外側に配設され、前記第2及び第3の軸を移動させる第2カムとを備えていることを特徴とする折機の折機胴。
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