JP4186704B2 - スピーカ、そのスピーカを用いたスピーカシステム、電子機器および装置 - Google Patents

スピーカ、そのスピーカを用いたスピーカシステム、電子機器および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は各種音響機器および情報通信機器に使用されるスピーカ、そのスピーカを用いたスピーカシステム、電子機器および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のスピーカについて図13により説明する。
【0003】
図13は従来のスピーカの断面図を示したものであり、携帯電話用のスピーカを示している。図13によると、マグネット1をヨーク3と上部プレート2により挟持して磁気回路4を構成している。この磁気回路4のヨーク3にフレーム6を結合している。そして、このフレーム6の周縁部に振動板7を装着し、この振動板7にこれを駆動させるためのボイスコイル8を結合し、このボイスコイル8を磁気ギャップ5にはまり込むように結合している。このボイスコイル8が導出した1対のリード線10をフレーム6に結合された夫々別設のターミナル11に結合している。さらに、このフレーム6の周縁部に振動板7を覆うようにプロテクタ9を結合している。
【0004】
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−224879号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のスピーカは、セット側から電気信号を入力するための1対のターミナル11が設けられ、このターミナル11は電気信号を入力する機能のみのために存在するだけで、スピーカの音響特性向上のために寄与することはない。
【0007】
ところが、このターミナル11の部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費はスピーカ全体のコスト構成から比較すると、非常に高いものとなり、スピーカの生産性やコスト低減化に対して大きな課題を有するものであった。
【0008】
本発明は、このターミナルを削減し、スピーカの部品点数の削減を実現できる優れたスピーカを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
【0010】
本発明の請求項1に記載の発明は、磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、このボイスコイルから引き出された1対のリード線と、この振動板を覆うように前記フレームの外周部に結合された導電性材料からなるプロテクタとで構成されるスピーカであって、前記プロテクタは、前記1対のリード線の少なくとも一方に結合され、かつ外周の一部を突出させて、回路基板を固定するターミナル部を兼ねるように構成したものである。
【0011】
この構成により、プロテクタにターミナル機能を兼ね持たせることができる。このようにプロテクタにターミナル機能を代用させることで、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。また、プロテクタのターミナル部が突出しているので、セット側の回路基板との結合を容易に実施することができる。
【0012】
本発明の請求項2に記載の発明は、フレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合された振動部品と、この振動部品から引き出された1対のリード線と、この振動板を覆うように前記フレームの外周部に結合された導電性材料からなるプロテクタとで構成されるスピーカであって、前記プロテクタは、前記1対のリード線の少なくとも一方に結合され、かつ外周の一部を突出させて、回路基板を固定するターミナルを兼ねるように構成したものである。
【0013】
この構成により、請求項1と同様に圧電型等のボイスコイルを用いないスピーカに関しても、プロテクタにターミナル機能を兼ね持たせることができる。このようにプロテクタにターミナル機能を代用させることで、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。また、プロテクタのターミナル部が突出しているので、セット側の回路基板との結合を容易に実施することができる。
【0014】
本発明の請求項3に記載の発明は、プロテクタを2つ以上有して構成したものである。この構成により、2つ以上のターミナル機能を持たせることができる。
【0015】
本発明の請求項4に記載の発明は、プロテクタは、少なくともその各々が絶縁された2体以上の導電性材料から構成したものである。この構成により、2つ以上のプロテクタに、それぞれ独立してターミナル機能を持たせることができる。
【0016】
本発明の請求項5に記載の発明は、少なくともプロテクタの外周の一部を磁気回路側に延出してターミナル部を構成したものである。この構成により、スピーカとセット側の回路基板との結合を容易に実施することができる。
【0017】
本発明の請求項6に記載の発明は、少なくともプロテクタの外周の一部を磁気回路と反対側に延出してターミナル部を構成したものである。この構成により、スピーカとセット側のケースとの結合を容易に実施することができる。
【0018】
本発明の請求項7に記載の発明は、少なくともプロテクタの外周の一部をスピーカの外周方向に延出してターミナル部を構成したものである。この構成により、スピーカとセット側との結合を容易に実施することができる。
【0019】
本発明の請求項8に記載の発明は、少なくともプロテクタの一部をフレームにインサートしてターミナル部を構成したものである。この構成により、プロテクタとフレームとの結合生産性を向上させることができる。
【0020】
本発明の請求項9に記載の発明は、少なくともプロテクタの一部に金メッキをしてターミナル部を構成したものである。この構成により、プロテクタとセット側との給電を、金メッキの高い導電率により安定して実施することができる。
【0021】
本発明の請求項10に記載の発明は、少なくとも弾力性を有する材料によりプロテクタの一部をターミナル部として構成したものである。この構成により、プロテクタとセット側との給電を、弾力性のあるプロテクタにより、常時加圧接触させることで安定して実施することができる。
【0022】
本発明の請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載してスピーカシステムを構成したものである。この構成により、スピーカユニットさらにはスピーカシステムについてもプロテクタにターミナル機能を代用させることで、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカシステムの部品点数削減と低コスト化を図ることができる。
【0023】
本発明の請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載して電子機器を構成したものである。この構成により、電子機器の低コスト化を図ることができる。
【0024】
本発明の請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載して装置を構成したものである。この構成により、装置の低コスト化を図ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、各実施の形態の説明については、実施の形態1と同様のものはその説明を省略しながら説明する。
【0026】
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1から請求項5及び請求項9と請求項10に記載の発明について説明する。
【0027】
図1は、ボイスコイルを磁気回路で駆動する携帯電話用の動電型スピーカを示したものである。図1によると、マグネット21をヨーク23と上部プレート22により挟持して磁気回路24を構成している。この磁気回路24にフレーム26を結合し、このフレーム26の周縁部に振動板27を接着し、この振動板27にこれを駆動させるためのボイスコイル28を結合し、このボイスコイル28を前記磁気回路24の磁気ギャップ25にはまり込むように結合している。そして、振動板27を覆い、導電性材料よりなるプロテクタ29をフレーム26に結合している。さらに、このボイスコイル28から引き出された2本のリード線30a,30bのうち、その一方30aを従来通りのフレーム26に設けられたターミナル31に結合し、もう一方30bをプロテクタ29に結合し構成している。
【0028】
ここで、このプロテクタ29は、導電性材料から構成されているため、プロテクタ29にターミナルの機能を持たせることができる。よって、セット側からの電気信号供給時には、ターミナル31とプロテクタ29に入力信号を供給することでスピーカを駆動することができる。
【0029】
このように、プロテクタ29にターミナル機能を代用させることで、通常2つあるターミナル31の部品コストとこれを結合するために必要となる生産コストをターミナル1つ分だけ削減することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。
【0030】
以上の構成は、内磁型の磁気回路24について説明したが、外磁型の磁気回路についても適用することができる。また、当該実施の形態は、携帯電話用のスピーカについて説明したが、この分野に限定されることなく、車載用スピーカ等についても適用することができる。車載用スピーカの場合は、プロテクタ29を導電性のパンチングネットや金網等の材料によりグリルとして構成して適用されることが多い。
【0031】
このようにプロテクタ29にターミナル機能を代用させることで、ターミナル31の部品コストとこれをフレームに結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。
【0032】
図2は本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したものであり、実施の形態1と異なる点は、携帯電話用の圧電スピーカに適用していることである。
【0033】
図2によると、振動部である圧電素子32をフレーム26に結合し、その反対側を振動板27に結合し構成している。そして、この振動板27の周縁部をフレーム26に結合している。さらに、振動板27を覆い、導電性材料よりなるプロテクタ29をフレーム26に結合している。そして、この圧電素子32を駆動させるための圧電素子32から導出した電流供給用の2本のリード線30c,30dのうち、その一方30cを従来通りのフレーム26に設けられたターミナル31に結合し、もう一方30dをプロテクタ29に結合し構成している。
【0034】
ここで、このプロテクタ29は導電性材料から構成されているため、プロテクタ29にターミナルの機能を持たせることができる。よって、セット側からの電気信号供給時には、ターミナル31とプロテクタ29に入力信号を供給することでスピーカを駆動させることができる。
【0035】
このようにプロテクタ29にターミナル機能を代入させることで、通常2つあるターミナル31の部品コストとこれをフレームに結合するために必要となる生産コストを1つ分だけ削減することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0037】
図3は、プロテクタ29を2つに分割して構成したスピーカの断面図を示したものである。この構成により、2つに分割したプロテクタ29それぞれにターミナル機能を持たせることができる。よって、2本のリード線30a,30bの両方を、それぞれのプロテクタ29に結合することで、ターミナル31をなくすことができる。そのため、通常2つあるターミナルの製品コストとこれをフレームに結合するために必要となる生産コストとを全て削減することができ、ターミナルをなくしたスピーカを実現することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0039】
図4は、2つに分割したプロテクタ29を絶縁部29aにて一体化して構成したスピーカの断面図を示したものである。この構成により、絶縁部29aにて一体化された2つのプロテクタ29に、それぞれ独立してターミナル機能を持たせることができる。よって、2本のリード線30a,30bの両方を、プロテクタ29のそれぞれに結合することで、ターミナルをなくすことができる。そのため、通常2つあるターミナルの製品コストと、これをフレームに結合するために必要となる生産コストとを全て削減することができ、ターミナルをなくしたスピーカを実現することができ、スピーカの部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0041】
図5は、本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したものである。本発明は、2つに分割したそれぞれのプロテクタ29の外周の一部を磁気回路24側に延出してターミナル部29bを構成したものである。
【0042】
この場合、プロテクタ29の外周の一部の延出したターミナル部29bは、その形状をピン状にしたり、幅を狭くしてターミナル機能を満足しやすい形状に形成している。すなわち、セット側の回路基板に設けられた取付孔に、プロテクタ29のピン状のターミナル部29bを植設したり、回路基板を外周部から挟み込んで固定したりすることができる。また、この構成は、ターミナル部29bを植設したり、挟み込んで固定したりした後に、ターミナル部29bの余った部分を折り曲げることで、スピーカの固定をより強固に実施することができる。
【0043】
また、請求項9に記載の発明は、上記した2分割のプロテクタ29それぞれに設けたターミナル部29bに金メッキをして構成したものである。この金メッキをする位置は、通常はセット側との接触部となることが多いプロテクタ29の延出したターミナル部29bの端部である。この構成により、プロテクタ29とセット側との給電を、金メッキの高い導電率により安定して実施することができる。
【0044】
また、請求項10に記載の発明は、上記した2分割のプロテクタ29それぞれに設けたターミナル部29bを弾力性を有する材料により構成したものである。この構成により、プロテクタ29とセット側との給電を、弾力性のあるプロテクタ29により、常時加圧接触させることができ安定して実施することができる。
【0045】
これらの構成により、スピーカとセット側との結合を容易に、また安定して実施することができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0046】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項6に記載の発明について説明する。図6は、本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したものである。実施の形態と異なる点は、2つに分割したそれぞれのプロテクタ29の外周の一部を磁気回路24と反対側に延出してターミナル部29cを構成したものである。この構成により、スピーカとセット側のケースとの結合を容易に実施することができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0047】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項7に記載の発明について説明する。図7は、本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したものである。実施の形態と異なる点は、2つに分割したそれぞれのプロテクタ29の外周の一部をスピーカの外周方向に延出してターミナル部29dを構成したものである。この構成により、スピーカとセット側との結合を容易に実施することができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0048】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項8に記載の発明について説明する。図8、図9は、本発明の一実施形態のスピーカの断面図を示したものである。実施の形態1と異なる点は、2つに分割したそれぞれのプロテクタ29の一部をフレーム26にインサートして構成したものである。
【0049】
図8については、プロテクタ29の一部をインサートして構成したフレーム26にスピーカを構成する他の部品を組み立てた直後の状態を示したものである。図9については、他の部品を組み立てた後に、プロテクタ29を折り曲げて本来の形状に形成した状態を示したものである。
【0050】
この構成により、2つに分割したプロテクタ29は折り曲げ加工されることにより本来のプロテクタの機能を発揮し、ターミナル部29eを兼ねることができ、プロテクタ29とフレーム26との結合生産性を向上させることができる。詳細説明については、前記同様であるため省略する。
【0051】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項11に記載の発明について説明する。
【0052】
図10は、本発明の一実施形態のスピーカシステムの断面図を示したものである。図10については、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカ40を搭載してスピーカシステムを構成したものである。すなわち、ユニットであるスピーカ40をエンクロジャー42に取付けてスピーカシステム41を構成したものである。
【0053】
この場合、スピーカシステム41のターミナルは、スピーカ40のターミナルを使用して構成したものである。よって、ターミナルの共用化を図ることで、スピーカユニットのみならずスピーカシステムについてもターミナルを削除することができ、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカシステムの部品点数削減と低コスト化を図ることができる。
【0054】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項12に記載の発明について説明する。
【0055】
図11は、本発明の一実施形態の電子機器である携帯電話の部分断面図を示したものである。図11については、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカ40を搭載して電子機器である携帯電話を構成したものである。すなわち、ユニットであるスピーカ40を回路基板43に結合し固定し、表示手段45や他の部品と共に外装ケース44に収納して携帯電話46を構成したものである。よって、プロテクタ29は携帯電話46の外装ケース44表面に配置され、このプロテクタ29の一部により構成されたターミナル部29bは回路基板43に結合し固定されている。ここでは、結合固定する機能もプロテクタ29のターミナル部29bを折り曲げることで実現している。この構成とすることで、スピーカ40のターミナルを削除することができ、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、電子機器である携帯電話46の部品点数の削減と低コスト化を図ることができる。
【0056】
(実施の形態
以下、実施の形態を用いて、本発明の特に請求項13に記載の発明について説明する。
【0057】
図12は、本発明の一実施形態の装置である自動車の部分断面図を示したものである。図12については、請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカ40を搭載して装置である自動車を構成したものである。すなわち、ユニットであるスピーカ40を自動車47の一部に結合し固定して構成したものである。ここでも、結合固定する機能もプロテクタのターミナル部を折り曲げることで実現している。
【0058】
この構成とすることで、スピーカ40のターミナルを削除することができ、ターミナルの部品コストとこれを結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、装置である自動車47の部品点数削減と軽量化、低コスト化を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】
以上のように本発明のスピーカは、そのプロテクタを導電性材料から構成し、1対のリード線の少なくとも一方を上記プロテクタに結合してターミナルを兼ねるように構成したものである。この構成により、プロテクタにターミナル機能を代用させることで、ターミナルの部品コストおよびターミナルをフレームに結合するために必要となる生産コスト、および生産設備費を削減することができ、スピーカの部品点数の削減と軽量化、低コスト化を図ることができる。よって、本発明は大きな低コスト化を実現できる優れたスピーカを提供することができ、その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スピーカの断面図
【図2】 スピーカの断面図
【図3】 スピーカの断面図
【図4】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図5】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図6】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図7】本発明の一実施の形態におけるスピーカの断面図
【図8】本発明の一実施の形態におけるスピーカを構成するプロテクタの折り曲げ前の断面図
【図9】同スピーカのプロテクタの折り曲げ後の断面図
【図10】本発明の一実施の形態におけるスピーカシステムの断面図
【図11】本発明の一実施の形態における電子機器の部分断面図
【図12】本発明の一実施の形態における装置の断面図
【図13】従来のスピーカの断面図
【符号の説明】
21 マグネット
22 上部プレート
23 ヨーク
24 磁気回路
25 磁気ギャップ
26 フレーム
27 振動板
28 ボイスコイル
29 プロテクタ
29a 絶縁部
30a リード線
30b リード線
30c リード線
30d リード線
31 ターミナル
32 圧電素子
40 スピーカ
41 スピーカシステム
42 エンクロジャー
43 回路基板
44 外装ケース
45 表示手段
46 携帯電話
47 自動車

Claims (13)

  1. 磁気回路に結合されたフレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合されるとともに、その一部が前記磁気回路の磁気ギャップに配置されたボイスコイルと、このボイスコイルから引き出された1対のリード線と、この振動板を覆うように前記フレームの外周部に結合された導電性材料からなるプロテクタとで構成されるスピーカであって、前記プロテクタは、前記1対のリード線の少なくとも一方に結合され、かつ外周の一部を突出させて、回路基板を固定するターミナルを兼ねるように構成したスピーカ。
  2. フレームと、このフレームの外周部に結合された振動板と、この振動板に結合された振動部品と、この振動部品から引き出された1対のリード線と、この振動板を覆うように前記フレームの外周部に結合された導電性材料からなるプロテクタとで構成されるスピーカであって、前記プロテクタは、前記1対のリード線の少なくとも一方に結合され、かつ外周の一部を突出させて、回路基板を固定するターミナルを兼ねるように構成したスピーカ。
  3. プロテクタを少なくとも2つの部材より構成した請求項1または請求項2記載のスピーカ。
  4. プロテクタは、少なくとも2つの部材を絶縁材にて一体化して構成した請求項3記載のスピーカ。
  5. プロテクタは、その外周の一部を磁気回路側に延出してターミナル部として構成した請求項3または請求項4記載のスピーカ。
  6. プロテクタは、その外周の一部を磁気回路と反対側に延出してターミナル部として構成した請求項3または請求項4記載のスピーカ。
  7. プロテクタは、その外周の一部をスピーカ自体の外周方向に延出してターミナル部として構成した請求項3または請求項4記載のスピーカ。
  8. プロテクタは、その一部をフレームにインサートしてターミナル部として構成した請求項3または請求項4記載のスピーカ。
  9. プロテクタのターミナル部に金メッキをして構成した請求項5から請求項8記載のいずれか1つのスピーカ。
  10. プロテクタのターミナル部を弾力性を有するように構成した請求項5から請求項9記載のいずれか1つのスピーカ。
  11. 請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載したスピーカシステム。
  12. 請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載した電子機器。
  13. 請求項1から請求項10記載のいずれか1つのスピーカを搭載した装置。
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