JP4185667B2 - Operating method of plasma ash melting furnace - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水汚泥、都市ごみ及び産業廃棄物等の焼却灰及び事業用火力発電プラント等の焼却炉から排出される焼却灰を高温プラズマで溶融するプラズマ灰溶融炉の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、下水汚泥、都市ごみ及び産業廃棄物等の焼却灰(粉体無機物)は、その資源化、減容化及び無害化を図るために、例えば、図2に示すようなプラズマ灰溶融炉51によって溶融され、溶融スラグ52及び溶融メタル53として取り出されている。
すなわち、このような灰溶融炉51を使用して炉本体54内で焼却灰を溶融するには、例えば、ごみ焼却炉から排出された焼却灰を各種搬送手段及び供給手段等を経て炉本体54内に投入し、投入された焼却灰を炉底電極55及び昇降可能な主電極56間に発生させた高温プラズマで溶融する。炉本体54内で生成された溶融スラグ52及び溶融メタル53は、出滓口57から出滓樋58を通って排出され、図示しないコンベヤを介してスラグピット及びメタルピットに導かれ、種々の利用に供されることになる。なお、炉底電極55及び主電極56間には、プラズマアークを発生させる直流電源装置59が接続されている。
【0003】
ところで、上記主電極56は、灰溶融炉1の運転により消耗することから、複数本の電極棒を互いに連結し、主電極56の先端部付近の電極棒が消耗すると、炉本体54の上方位置において、新たな電極棒を逐次継いでいくように構成されている。このため、各電極棒の先端には、雌ねじを形成した凹部が設けられ、該凹部に雄ねじを形成した継ぎ目(ニップル部)60が螺入されており、該ニップル部60によって隣接する上下2本の電極棒が結合されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の灰溶融炉51の運転方法では、その運転中において主電極56を構成する電極棒のニップル部60が、図2に示すように、主電極56の先端部近くになると、ニップル部60が自重等で主電極56から離脱して溶融スラグ52の層に落下することがあった。これに伴い、主電極56と溶融スラグ52との間隔が広がり、突然アーク長が長くなるので、直流電源装置59の電圧が急上昇し、当該直流電源装置59の能力を越えて電源が切れてしまい、アーク切れを起こすことにより、安定した溶融処理を行うことができないという不具合を有していた。
【0005】
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転中に直流電源装置の電圧が急上昇することを防ぎ、安定した溶融処理を行うことが可能なプラズマ灰溶融炉の運転方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明においては、炉天井壁に設けられる昇降可能な主電極を備えた炉本体内に焼却灰を投入し、該焼却灰をプラズマアークで加熱して溶融することによって、溶融スラグ及び溶融メタルを生成するプラズマ灰溶融炉の運転方法において、前記主電極を構成する各電極棒の継ぎ目が前記主電極の先端部近くに位置した際、前記主電極の先端部を下降させて前記溶融スラグ層中に挿入することにより、前記主電極の先端部を強制的に消耗させ、その後、前記主電極を上昇させて元の位置に復帰させている。
また、本発明においては、前記主電極の先端部位置の確認が、該主電極を昇降させる昇降装置の送り量で行われることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明におけるプラズマ灰溶融炉の運転方法を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の実施形態に係るプラズマ灰溶融炉において、主電極の先端部を溶融スラグ層中に挿入させた状態を示す概略断面図である。
本実施形態のプラズマ灰溶融炉1は、図1に示す如く、有底円筒状に形成された耐火構造の炉本体2を有しており、該炉本体2内は耐火物11に囲まれた炉室6となっている。また、灰溶融炉1の炉本体2は、炉天井壁3の中央に垂下して設けられる主電極4と、該主電極4に対向して炉底壁5の中央に設けられる炉底電極7と、主電極4及び炉底電極7間に接続され、これら電極間にプラズマアークを発生させる直流電源装置8とを備えている。この直流電源装置8は、炉底電極7側に+を接続し、主電極4側に−を接続している。
【0008】
上記主電極4は、炉室6内を上下動すべく、クランプ手段を有する昇降装置15に昇降可能に支持されている。この昇降装置15は、図示しない電極昇降油圧ユニットで移動自在に支柱に取付けられ、上部には主電極4の位置検出手段であるロータリエンコーダ(図示せず)が付設されており、主電極4の先端部位置の確認は、当該ロータリエンコーダで昇降装置15の送り量を検出することによって、行われるように構成されている。
なお、主電極4には、図示しない窒素ガス発生装置から窒素ガスが送給されるように構成されており、投入された焼却灰を高温プラズマで加熱することによって溶融するようになっている。したがって、主電極4としては、内部に窒素ガスを流す通路が形成された円筒形状のものが使用されている。
【0009】
また、上記主電極4は、灰溶融炉1の運転に伴って消耗する消耗品であるため、従来例と同様、複数本の電極棒4a,4bを互いに連結し、主電極4の先端部付近の電極棒が消耗すると、炉本体2の上方位置において、新たな電極棒を逐次継いでいくように構成されている。
このため、各電極棒4a,4bの先端面には、雌ねじを内周面に形成した凹部9a,9bが設けられ、これら凹部9a,9bに雄ねじを外周面に形成したコーン状の継ぎ目(ニップル部)14がそれぞれ螺入されており、該ニップル部14によって隣接する上下2本の電極棒4a,4bが結合されるようになっている。
【0010】
一方、炉本体2の外周壁は鉄皮10で覆われ、その内周壁は耐火煉瓦等の耐火物11で形成されており、それらの間には、耐火物11を冷却する図示しない冷却ジャケットが配設されている。そして、炉本体2の下部側面には、溶融スラグ12、溶融メタル13及び排ガス16を排出する出滓口17とこれに接続した下り傾斜の出滓樋18が設けられている。
【0011】
溶融スラグ12及び溶融メタル13は、溶融処理されている間に、比重差で溶融メタル13が溶融スラグ12の層の下に積層されていき、溶融スラグ12は、炉本体2から出滓口17を経て溢れ出るオーバフロー方式で排出されるようになっている。また、溶融メタル13は、油圧シリンダ20の作動ロッド21を伸縮させることにより、回動軸22を中心にして炉本体2を傾倒させ、出滓口17側を低くして排出されるようになっている。なお、炉本体2の出滓口17と反対側の上部側面には、廃棄物などの焼却灰を炉本体2内に投入する灰投入口等(図示せず)が設けられている。そして、溶融スラグ12と炉室6のガス雰囲気との境界線は、スラグラインLとして示されている。
【0012】
次に、本実施形態の灰溶融炉1の運転方法について説明する。
図1に示す如く、灰溶融炉1の炉本体2内の炉室6には、図示しない灰投入口から焼却灰が投入され、炉本体2の炉室6を還元雰囲気にした状態で、直流電源装置8により電圧を主電極4及び炉底電極7間に印加する。すると、主電極4及び炉底電極7間にプラズマアークが発生し、炉室6内が1000゜C以上の雰囲気となり、焼却灰が加熱されて溶融する。
焼却灰は、溶融して溶融スラグ12と、この溶融スラグ12の下に沈む溶融メタル13となって上下に積層される。溶融スラグ12及び溶融メタル13が炉底に所定量溜まると、既述のように、溶融スラグ12は出滓口17から溢れ出て出滓樋18を通り、図示しないコンベアを経て排出され、溶融メタル13は炉本体2を傾倒させることにより出滓口17及び出滓樋18を経て排出される。
【0013】
また、溶融スラグ12及び溶融メタル13が炉本体2内の炉底に所定量溜まった状態で、本実施形態の主電極4を構成する電極棒4a,4bのニップル部14が、当該主電極4の先端部近くに位置した際、図1に示す如く、昇降装置15により主電極4を下降させて溶融スラグ12層中に挿入する。すると、主電極4の先端部の電極棒4b及びニップル部14は、溶融スラグ12によって溶融され、強制的に消耗させられる。なお、電極棒4a,4bのニップル部14が主電極4の先端部近くに位置したか否かの確認は、図示しないロータリエンコーダで昇降装置15の送り量を検出することにより行う。
主電極4の先端部の電極棒4b及びニップル部14を消耗させた後、昇降装置15により主電極4を上昇させ、元の位置に復帰させれば、主電極4及び炉底電極7間にプラズマアークが発生し、通常の溶融処理が行われる。
【0014】
本発明の実施形態に係るプラズマ灰溶融炉1の運転方法では、当該灰溶融炉1の運転中に、主電極4を構成する電極棒4a,4bのニップル部14が主電極4の先端部近くに位置した際、昇降装置15により主電極4を下降させて溶融スラグ12層中に挿入し、主電極4の先端部の電極棒4b及びニップル部14を溶融スラグ12により強制的に消耗させ、その後、昇降装置15により主電極4を上昇させて元の位置に復帰させてから、通常の溶融処理を行っているため、灰溶融炉1の運転中に、従来のようにニップル部14等が落下することにより突然アーク長が長くなり、直流電源装置8の電圧が急上昇してアーク切れを起こすということがなくなり、これにより灰溶融炉1を安定して運転でき、生産性の向上を図ることができる。しかも、主電極4の先端部位置の確認は、付設したロータリエンコーダ等で昇降装置15の送り量を検出することによって行っているため、主電極4の先端部の電極棒4b及びニップル部14のみを容易かつ確実に消耗させることができる。
【0015】
以上、本発明の実施形態につき述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、溶融スラグ12がオーバフロー方式で排出され、溶融メタル13が炉本体2を傾倒させる傾倒方式で排出されているが、本発明の運転方法は、これ以外の方式で溶融スラグ12及び溶融メタル13を排出するプラズマ灰溶融炉に適用しても良い。また、主電極4の先端部位置は、昇降装置15の送り量以外の他の手段で確認しても良い。
【0016】
【発明の効果】
上述の如く、本発明に係るプラズマ灰溶融炉の運転方法は、炉天井壁に設けられる昇降可能な主電極を備えた炉本体内に焼却灰を投入し、該焼却灰をプラズマアークで加熱して溶融することによって、溶融スラグ及び溶融メタルを生成するものであり、前記主電極を構成する各電極棒の継ぎ目が前記主電極の先端部近くに位置した際、前記主電極の先端部を下降させて前記溶融スラグ層中に挿入することにより、前記主電極の先端部を強制的に消耗させ、その後、前記主電極を上昇させて元の位置に復帰させているので、灰溶融炉の運転中に、従来のようにニップル部等が落下して突然アーク長が長くなり、直流電源装置の電圧が急上昇するということを防止でき、アーク切れの発生を防ぐことにより灰溶融炉を安定して運転でき、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプラズマ灰溶融炉において、主電極の先端部を溶融スラグ層中に挿入させた状態を示す概略断面図である。
【図2】従来のプラズマ灰溶融炉において、主電極を構成する電極棒のニップル部が先端部近くに位置している状態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマ灰溶融炉
2 炉本体
3 炉天井壁
4 主電極
4a,4b 電極棒
5 炉底壁
7 炉底電極
8 直流電源装置
9a,9b 凹部
12 溶融スラグ
13 溶融メタル
14 ニップル部(継ぎ目)
15 昇降装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for operating a plasma ash melting furnace that melts incineration ash such as sewage sludge, municipal waste and industrial waste, and incineration ash discharged from an incinerator such as a commercial thermal power plant with high-temperature plasma. .
[0002]
[Prior art]
Conventionally, incineration ash (powder inorganic matter) such as sewage sludge, municipal waste, and industrial waste, for example, a plasma ash melting furnace as shown in FIG. The
That is, in order to melt the incineration ash in the furnace
[0003]
By the way, the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the operation method of the conventional
[0005]
The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to provide a plasma ash melting furnace capable of preventing a sudden increase in the voltage of a DC power supply device during operation and performing a stable melting process. It is to provide a driving method.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problems of the prior art, in the present invention, incineration ash is put into a furnace main body provided with a vertically movable main electrode provided on a furnace ceiling wall, and the incineration ash is heated with a plasma arc. In the operation method of the plasma ash melting furnace that generates molten slag and molten metal by melting the main electrode, when the seam of each electrode rod constituting the main electrode is located near the tip of the main electrode The tip of the main electrode is lowered and inserted into the molten slag layer to forcibly consume the tip of the main electrode, and then the main electrode is raised and returned to its original position.
Moreover, in this invention, it is preferable that confirmation of the front-end | tip part position of the said main electrode is performed with the feed amount of the raising / lowering apparatus which raises / lowers this main electrode.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the operation method of the plasma ash melting furnace in the present invention will be described in detail based on the illustrated embodiment. Here, FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a state in which the tip of the main electrode is inserted into the molten slag layer in the plasma ash melting furnace according to the embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1, the plasma ash melting furnace 1 of the present embodiment has a
[0008]
The main electrode 4 is supported by an elevating device 15 having clamping means so as to be movable up and down in order to move up and down in the furnace chamber 6. The elevating device 15 is attached to a support column movably by an electrode elevating hydraulic unit (not shown), and a rotary encoder (not shown) serving as a position detecting means for the main electrode 4 is attached to the upper portion of the elevating device 15. The confirmation of the position of the tip end portion is performed by detecting the feed amount of the lifting device 15 with the rotary encoder.
The main electrode 4 is configured to be supplied with nitrogen gas from a nitrogen gas generator (not shown), and is melted by heating the incinerated ash charged with high-temperature plasma. Therefore, as the main electrode 4, a cylindrical electrode having a passage through which nitrogen gas flows is formed.
[0009]
Further, since the main electrode 4 is a consumable item that is consumed as the ash melting furnace 1 is operated, a plurality of electrode rods 4a and 4b are connected to each other in the same manner as in the conventional example, and the vicinity of the tip of the main electrode 4 When the electrode rod is consumed, new electrode rods are successively connected in the upper position of the
For this reason,
[0010]
On the other hand, the outer peripheral wall of the
[0011]
While the molten slag 12 and the molten metal 13 are being melted, the molten metal 13 is laminated under the layer of the molten slag 12 due to the difference in specific gravity. It will be discharged by the overflow method that overflows through. Further, the molten metal 13 is discharged by extending and retracting the
[0012]
Next, the operation method of the ash melting furnace 1 of this embodiment is demonstrated.
As shown in FIG. 1, incineration ash is charged into a furnace chamber 6 in the
The incinerated ash is laminated in the vertical direction as molten slag 12 and molten metal 13 that sinks under the molten slag 12. When a predetermined amount of molten slag 12 and molten metal 13 accumulates in the furnace bottom, as described above, the molten slag 12 overflows from the
[0013]
Further, in a state where a predetermined amount of molten slag 12 and molten metal 13 are accumulated on the furnace bottom in the
After the electrode rod 4b and the nipple portion 14 at the tip of the main electrode 4 are consumed, the main electrode 4 is lifted by the lifting device 15 and returned to the original position. A plasma arc is generated and a normal melting process is performed.
[0014]
In the operation method of the plasma ash melting furnace 1 according to the embodiment of the present invention, the nipple portion 14 of the electrode rods 4 a and 4 b constituting the main electrode 4 is near the tip of the main electrode 4 during the operation of the ash melting furnace 1. The main electrode 4 is lowered by the lifting device 15 and inserted into the molten slag 12 layer, and the electrode rod 4b and the nipple portion 14 at the tip of the main electrode 4 are forcibly consumed by the molten slag 12, After that, since the main electrode 4 is raised by the elevating device 15 and returned to the original position, the normal melting process is performed. Therefore, during the operation of the ash melting furnace 1, the nipple portion 14 or the like is provided as in the past. The arc length is suddenly increased by dropping, and the voltage of the DC power supply 8 is not suddenly increased to cause an arc break. This makes it possible to stably operate the ash melting furnace 1 and improve productivity. Can do. Moreover, since the position of the tip of the main electrode 4 is confirmed by detecting the feed amount of the lifting device 15 with an attached rotary encoder or the like, only the electrode rod 4b and the nipple portion 14 at the tip of the main electrode 4 are used. Can be consumed easily and reliably.
[0015]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to above-mentioned embodiment, Various changes are possible based on the technical idea of this invention. For example, in the above-described embodiment, the molten slag 12 is discharged by an overflow method, and the molten metal 13 is discharged by a tilting method that tilts the
[0016]
【The invention's effect】
As described above, the operation method of the plasma ash melting furnace according to the present invention is to put incineration ash into a furnace main body provided with a vertically movable main electrode provided on the furnace ceiling wall, and heat the incineration ash with a plasma arc. When the seam of each electrode rod constituting the main electrode is located near the tip of the main electrode, the tip of the main electrode is lowered. By inserting the molten slag layer into the molten slag layer, the tip of the main electrode is forcibly consumed, and then the main electrode is raised and returned to its original position. During this process, it is possible to prevent the nipple part, etc., from falling and suddenly increasing the arc length and suddenly increasing the DC power supply voltage. Driveable and productive It is possible to achieve the above.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a tip portion of a main electrode is inserted into a molten slag layer in a plasma ash melting furnace according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a state in which a nipple portion of an electrode rod constituting a main electrode is located near a tip in a conventional plasma ash melting furnace.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Plasma
15 Lifting device
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