JP4184690B2 - 画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成装置に関し、特に、インテグラルフォトグラフィー(IP)法あるいは光線再生法により立体的な画像を表示させるためのパターン画像データを形成する画像形成方法、画像形成プログラム及びこれらにより形成されたパターン画像を用いて立体画像を表示する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ及びその関連技術の急速な発展に伴い、画像表示技術も急速に進歩している。そして、例えば、アミューズメント、インターネットショッピング、携帯端末、医療、バーチャルリアリティ、広告看板などの各種の用途において、立体画像を表示する技術の開発が望まれつつある。
【0003】
立体画像を表示する方法としては、これまでに、いくつかの方法が提案されている。例えばその1つに、「体積表示方法」と呼ばれるものがある。この体積表示方法は、三次元空間内に複数の断層情報を文字通り体積表示するもので、自然な立体視が可能である。ただし、この方法では、断層情報が表示された表示面を機械的に高速で動かす必要があり、その物理的な機構の実現が容易でないという問題がある。
【0004】
他の方法として、複数の視差画像を表示し、それらを再構成することにより立体感を得る方法もある。この方法のうちで最も簡単な例である「2眼式」の場合、右目用の情報と左眼用の情報とを観察者に提示することにより立体感を与えることができる。しかし、この2眼式では、焦点位置はディスプレイ面にあり、この焦点位置と注視物体のある輻輳位置との間には空間的な「ずれ」が生ずる。このため、いわゆる焦点調節と輻輳距離の不一致が生じ、観察者にとって再現される空間に違和感があり、観察者に疲労を与えやすいという問題がある。
【0005】
これらの問題を解決する立体表示方法として、非常に多くの視差画像を用いる「インテグラルフォトグラフィー(IP)法」あるいは「光線再生法」が知られている。ここで、「インテグラルフォトグラフィー(IP)法」及び「光線再生法」は、立体表示方法として、その用語の意味が正確には確立されていないが、ほぼ同一の原理に基づくものである点を明記しておく。そして、以下の説明においては、光線再生法を含む概念として「インテグラルフォトグラフィー(IP)法」と称し、このインテグラルフォトグラフィー(IP)法について説明する。
【0006】
インテグラルフォトグラフィー(IP)法では、図7に例示したように画像ディスプレイ301とピンホールアレイ板302とからなる簡単な光学系により、自然な三次元像を再生できる。ここで、画像ディスプレイ301は、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどの各種の2次元表示装置を用いることができる。
【0007】
画像ディスプレイ301には、視差画像群に相当する多数のパターンが表示される。本願においては、これを「パターン画像」と称する。そして、ピンホールが二次元配列されたピンホールアレイ板302を介してこれらのパターンを観察すると、画像ディスプレイ301の背後に三次元虚像が形成され、ピンホールアレイ板302の前面に、三次元実像303が形成される。
【0008】
すなわち、観察者からピンホールアレイ板302のピンホールを介して画像ディスプレイ301上のパターンに向かう視差画像光線群によって三次元虚像が形成され、画像ディスプレイ301上に表示されるパターン画像からピンホールアレイ板302のピンホールを介して観察者に向かう視差画像光線群の交点404によって三次元実像303が形成される。ここで、観察者に対しては、三次元虚像を背景としてその前面に実像が形成されるように表示することができ、あるいは、実像または虚像のいずれかのみが観察されるように表示することもできる。
【0009】
インテグラルフォトグラフィー(IP)法は、このように比較的簡単な構成で自然な立体像を形成することができる。このインテグラルフォトグラフィー(IP)法において、画像ディスプレイ301上に表示すべきパターン画像を作成するには、表示すべき対象物を実写することにより実写ベースで行うこともできる。しかし、この場合には再生立体像の遠近が逆になる「裏返しの像」の問題があった。
【0010】
これに対して、画像データを処理するコンピュータグラフィックス(CG)ベースによれば、このような問題を解決でき、さらに実写画像を取り込むこともできる。コンピュータグラフィックス(CG)を用いてパターン画像を作成する場合には、「光線追跡法」と呼ばれる方法が用いられている。光線追跡法は、「レイ・トレーシング(ray tracing)法」とも呼ばれ、観察者の眼に入ってくる光の進路を逆向きに追跡(トレース)する方法である。その概要は、以下に説明するように、表示画面を構成する各ピクセルに注目し、それに与えるべき色を1つずつ調べていくというものである。
【0011】
図8は、レイ・トレーシング法を説明するための概念図である。
【0012】
すなわち、レイ・トレーシング法においては、以下の手順が採られる。
【0013】
(1)画像ディスプレイ301上の各ピクセルについて、視点311から始まってそのピクセルを通る視線501を作る。そして、この視線501が、物体303の存在するシーン内において、その物体303とぶつかるか否かを交差判定しながら追跡する。
【0014】
(2)視線501が物体303にぶつかったら、その物体の観察者311の側の表面の点502の幾何的性質と視線の方向、およびそのシーンに置かれた光源の位置を基にして、そのピクセルに与える色を決定する。
【0015】
しかし、以上の方法による場合、物体303の全体についてレイ・トレーシングを行うためには、例えば次のような量の計算手続が必要とされる。
(交差判定処理×図形数+ピクセルの色を求める処理)×視差数×ピンホール数この方法の場合、そもそも交差判定処理が煩雑であり、処理時間がかかりやすい。特に、シーン内に複数の物体303を配置し、その表現色も多様なものとすると、交差判定処理が複雑であるとともに全体の計算量が多く、処理時間が非常に長くなるという問題があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、インテグラルフォトグラフィー(IP)法は、簡単な構成で自然な立体像を形成できる点で優れるが、画像ディスプレイ301上に表示すべきパターン画像を作成するために、従来は光線追跡法が用いられていた。しかし、この方法では、必要とされる計算処理量が膨大であり、従って処理時間が非常に長いという問題があった。その結果として、リアルタイムで処理をしながら画像表示を行うことは現状でも困難である。
【0017】
また、このような画像データ処理のための専用のLSIを作成することも考えられるが、これは非常に高価となるために実用に供することが容易でなく、立体画像表示の普及には寄与しにくい。
【0018】
以上説明したように、インテグラルフォトグラフィー(IP)法のような理想に近い立体像表示方法が提案されているにもかかわらず、インテグラルフォトグラフィー(IP)用の画像データをリアルタイムで作成することは困難であった。
【0019】
本発明はかかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、インテグラルフォトグラフィー(IP)法あるいは光線再生法において用いるパターン画像のための画像形成方法、画像形成プログラム及び画像形成装置を堤供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の画像形成方法は、画像ディスプレイと前記画像ディスプレイの前面に設けられたピンホール板またはレンズアレイとを用いて立体的な画像を表示する画像形成装置の前記画像ディスプレイに表示させるパターン画像データを形成するインテグラルフォトグラフィ用のディスプレイの画像形成方法であって、前記画像ディスプレイのいずれかのピクセルと、前記ピンホール板のいずれかのピンホールまたは前記レンズアレイのいずれかのレンズ中心とを結ぶ視線の延長上に視点を決定する第1のプロセスと、表示すべき対象を前記視線の方向に沿って平行投影して、前記視点を含む平面上に前記対象の投影図を形成する第2のプロセスと、前記平面上に形成した前記投影図において、前記視点及びそこから縦横に一定の周期で画素データをサンプリングして格納する第3のプロセスと、を備え、前記視点を含む前記平面を共通な1つの平面としつつ前記第1乃至第3のプロセスを繰り返し、前記投影図の形成は、X座標およびY座標に沿って2次元的に配列される画素の画像データを格納する画像データバッファと、それぞれの画素のZ座標値を格納するデプスバッファと、をそれぞれ用意し、前記対象を構成する画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者に近い位置を表示する場合には、その画素の画像データを前記画像データバッファに格納し、その画素のZ座標値を前記デプスバッファに格納し、これとは反対に、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者から遠い位置を表示する場合には、前記画像データバッファ及びデプスバッファにその画素のデータを格納しない処理を実行し、前記画素データを取得することを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、従来よりも大幅に処理時間を短縮してパターン画像データを形成できる。その結果として、汎用の演算処理装置に用いても、リアルタイムで動画レベルの立体画像を表示することも可能となる。
【0022】
また、本発明の第2の画像形成方法は、画像ディスプレイと前記画像ディスプレイの前面に設けられたピンホール板またはレンズアレイとを用いて立体的な画像を表示する画像形成装置の前記画像ディスプレイに表示させるパターン画像データを形成するインテグラルフォトグラフィ用のディスプレイの画像形成方法であって、表示すべき対象と観察者との間に投影平面を設定する第1のプロセスと、前記画像ディスプレイのピクセルと、前記ピンホール板のいずれかのピンホールまたは前記レンズアレイのいずれかのレンズ中心とを結ぶ視線を決定する第2のプロセスと、表示すべき対象を前記視線の方向に沿って平行投影して、前記投影平面上に前記対象の投影図を形成する第3のプロセスと、前記投影平面上に形成した前記投影図において、前記投影平面と前記視線との交点である視点及び当該視点から縦横に一定の周期で画素データをサンプリングして格納する第4のプロセスと、を備え、前記投影平面を共通な1つの平面としつつ前記第2乃至第4のプロセスを繰り返し、前記投影図の形成は、X座標およびY座標に沿って2次元的に配列される画素の画像データを格納する画像データバッファと、それぞれの画素のZ座標値を格納するデプスバッファと、をそれぞれ用意し、前記対象を構成する画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者に近い位置を表示する場合には、その画素の画像データを前記画像データバッファに格納し、その画素のZ座標値を前記デプスバッファに格納し、これとは反対に、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者から遠い位置を表示する場合には、前記画像データバッファ及びデプスバッファにその画素のデータを格納しない処理を実行し、前記画素データを取得することを特徴とする。
【0023】
上記構成によっても、従来よりも大幅に処理時間を短縮してパターン画像データを形成できる。その結果として、汎用の演算処理装置に用いても、リアルタイムで動画レベルの立体画像を表示することも可能となる。
【0024】
ここで、前記一定の周期は、前記ピンホール板のピンホールあるいは前記レンズアレイにおけるレンズ中心の配列の周期に対応するものとすることができる。
【0025】
また、前記投影図の形成は、
X座標およびY座標に沿って2次元的に配列される画素の画像データを格納する画像データバッファと、それぞれの画素のZ座標値を格納するデプスバッファと、をそれぞれ用意し、
前記対象を構成する全ての画素について、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者に近い位置を表示する場合には、その画素の画像データを前記画像データバッファに格納し、その画素のZ座標値を前記デプスバッファに格納し、これとは反対に、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者から遠い位置を表示する場合には、前記画像データバッファ及びデプスバッファにその画素のデータを格納しない処理を実行するプロセスを含むものとすることができる。
【0026】
この方法によれば、さらに高速な処理が可能となる。
【0027】
また、前記Z座標の座標軸は、前記平行投影する前記視線の方向に対して平行であるものとすれば、正確な投影図の形成が可能である。
【0028】
一方、本発明の画像形成プログラムは、上記のいずれかの画像形成方法をコンピュータに実行可能とさせたことを特徴とする。
【0029】
一方、本発明の画像形成装置は、上記のいずれかの画像形成方法を実行するパターン画像データ形成部と、
画像ディスプレイと、
前記画像ディスプレイの前面に設けられたピンホール板またはレンズアレイと、
を備え、
前記パターン画像形成部により形成された前記パターン画像データを前記画像ディスプレイに表示させることにより、前記対象の立体画像を表示可能としたことを特徴とする。
【0030】
上記構成によれば、従来よりも大幅に処理時間を短縮してパターン画像データを形成できる。その結果として、汎用の演算処理装置に用いても、リアルタイムで動画レベルの立体画像を表示することも可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明の画像形成方法を説明するための概念図である。
【0033】
本発明は、インテグラルフォトグラフィ法により立体画像を表示するためのパターン画像データを形成する。従って、図1に例示した如く、液晶ディスプレイなどの2次元画像ディスプレイ301と、その全面に配置されたピンホール板302と、を想定する。但し、ピンホール板302は、ピンホールの代わりにレンズが2次元的に配置されたレンズアレイ板でもよい。
【0034】
図2は、本発明の画像形成方法のアルゴリズムを例示するフローチャートである。
【0035】
本発明においては、まず、ステップS102において、シーン内に物体303を配置する。ここで、「物体」とは、表示すべき対象(オブジェクト)のことであり、必ずしも実在する物体である必要はない。例えば、コンピュータグラフィクスにより立体的に表示させる仮想のオブジェクトであってもよい。また、「シーン」とは、対象となる立体画像を表示する空間に対応する。
【0036】
次に、ステップS104において、表示画面上のピクセルとピンホールあるいはレンズ中心を結ぶ線(視線)の延長上に視点を決める。例えば、図1において、画像ディスプレイ301のピクセル401Aと、ピンホール板302のピンホール302Aとを結ぶ視線501Aを形成し、その延長上に視点601Aを決める。
【0037】
次に、ステップS106において、視点を含む平面上に視線の方向に物体を平行投影して、その投影図を書く。例えば、図1において、視点601Aを含む平面304を想定し、視線501Aの方向に沿って、この平面304の上に物体303を平行投影する。ここで行う平行投影は、観察者311が視線501Aの方向に沿って物体303を眺めた場合の像を平面304の上に形成することに対応する。
【0038】
このようにして平面304の上に投影図を描いたら、次に、ステップS108において、最初に着目したピクセルから縦横に一定の周期でサンプリングして別の画面に画素データを転送する。例えば、図1において、平面304の上に描かれた物体303の投影図のうちで、視点601A、601B、601C、601D・・・における画素データをサンプリングして、コンピュータの画像メモリに転送する。これら視点601A、601B、601C、601D・・・は、それぞれピクセル401A、401B、401C、401D・・・と、ピンホール302A、302B、302C、302D・・と、を結ぶ視線501A、501B、501C、501D・・が平面304の上に形成する画素データに対応する。つまり、これらの画素データは、観察者311が視線501A〜Dの方向から物体303を見た画像を表示させるために、ピクセル401A〜Dに表示すべき画素データに対応する。
【0039】
従って、このステップにおけるサンプリングの周期は、ピンホール板302のピンホールの配列ピッチに対応するものである。
【0040】
このようにしてサンプリングされた画素データは、具体的には、例えば、各ピクセルに表示すべき色データと輝度データとを有する。そして、これらの画素データは、例えば、コンピュータにより画像データを格納すべき画像メモリ空間が確保された半導体メモリやハードディスクなどに転送され格納される。
【0041】
このようにして、ある方向の視線に沿った画素データを取得したら、次に、ステップS104に戻り、再び、表示画面上のピクセルとピンホールあるいはレンズ中心を結ぶ線(視線)の延長上に視点を決める。例えば、図1において、画像ディスプレイ301のピクセル402Aと、ピンホール板302のピンホール302Aとを結ぶ視線502Aを形成し、その延長上に視点602Aを決める。
【0042】
次に、ステップS106において、視点602Aを含む平面304を想定し、視線502Aの方向に沿って、この平面304の上に物体303を平行投影する。
【0043】
そして、ステップS108において、平面304の上に描かれた物体303の投影図のうちで、視点602A、602B、602C、602D・・・における画素データをサンプリングして、コンピュータの画像メモリなどに転送する。
【0044】
このようにして、観察者311が視線502A〜Dの方向から物体303を見た画像を表示させるために、ピクセル402A〜Dに表示すべき画素データを生成し、画像メモリなどに格納する。
【0045】
これ以降、順次、ステップS104〜S108を繰り返す。そして、要素画像を構成する全てのピクセルに関してこれらの処理を繰り返したら、ステップS110において終了する。このようにして駆られた画素データを合成すれば、物体303をシーンに立体表示するために画像ディスプレイ301に表示すべきパターン画像を得られる。
【0046】
ここで、本発明においては、ピクセルとピンホールとの対応関係を予め決めておいてもよい。すなわち、ピンホール毎にピクセルを割り当てておくことができる。
【0047】
図3は、ピクセルの割り当てを説明する概念図である。すなわち、同図に表した具体例の場合、画像ディスプレイ301に設けられているピクセルPXは、ピクセル群PG1、PG2、PG3・・・のようなグループに分けられている。そして、例えば、ピクセル群PG1に属するピクセルは、ピンホールP1に割り当てられ、ピクセル群PG2に属するピクセルは、ピンホールP2に割り当てられ、ピクセル群PG3に属するピクセルは、ピンホールP3に割り当てられている。
【0048】
例えば、ステップS104において、ピクセル群PG1のピクセルAを選択すると、このピクセルが割り当てられたピンホールP1を通る視線500の延長上に視点が決定される。そして、ステップS108において、これと平行な視線500を有するピクセル群PG2とPG3のピクセルAについての画素データが生成される。つまり、各ピクセル群において、平行な視線を有するピクセルについての画素データが生成される。
【0049】
従って、図3のようにピクセルをピンホール毎に割り当てた場合には、ステップS104において選択するピクセルは、未だ画素データが生成されていないピクセルとすればよい。
【0050】
次に、ステップS108における物体303の投影図の形成処理に用いて好適なアルゴリズムについて、図4を参照しつつ説明する。
【0051】
図4は、ステップS108における物体303の投影図の形成処理に用いて好適なアルゴリズムを例示するフローチャートである。
【0052】
このアルゴリズムは、物体303を視線の方向に沿って観察者311の側から眺めた投影図を形成するための方法を表す。つまり、物体303のうちで、観察者311の側の表面が投影された投影図を形成するものである。またここで、物体303は、X,Y,Z座標のような3次元的な位置データと関連づけられた画素(点)毎のカラー値データ群として与えられるものとする。
【0053】
図4に表した具体例の場合、まず、ステップS108Aとして、画素のZ(深さ)座標値を、画素のカラー値を記憶するメモリ上のカラーバッファと1対1に対応した専用のメモリ上のデプスバッファに記憶させる。
【0054】
すなわち、X座標とY座標との2次元的な画像データを格納するカラーバッファと、そのカラーバッファに格納されるそれぞれの画素のカラー値のデータに対応させてそのZ座標値を2次元的に格納したデプスバッファを用意する。
【0055】
そして、物体303を構成する画素(点)のいずれかについて、その画素(点)のカラー値のデータをそのX座標とY座標とに基づいたカラーバッファのアドレスに格納し、このデータと対応づけて、その画素(点)のZ座標値のデータをデプスバッファに格納する。ここで、Z座標値は、ステップS108における投影方向、すなわち視線の方向に沿って設定する。
【0056】
次に、ステップS108Bとして、メモリ上のデプスバッファに記憶されているZ値がこれから描画しようとするZ値よりも観察者に近い場合には画素をメモリ上のカラーバッファに描画してメモリ上のデプスバッファの値も更新する。メモリ上のデプスバッファに記憶されているZ値がこれから描画しようとするZ値よりも近傍である場合には何もしない。
【0057】
すなわち、物体303の任意の画素(点)を順次選択し、この画素のX座標とY座標とに基づいて、デプスバッファに格納されているZ座標値データと、新たに選択したこの画素のZ座標値とを比較する。そして、新たに選択した画素(点)の方が観察者311に近い場合には、そのカラー値をカラーバッファのそのXY座標値に対応するアドレスに格納する。つまり、新たに選択した画素(点)がバッファに格納されている同一のXY座標の画素(点)よりも観察者に近い場合には、カラー値とZ座標値のデータをそれぞれ書き換える。
【0058】
逆に、この新たに選択した画素(点)が、同一のXY座標値に対応するデプスバッファに格納されているZ座標値と比較して、観察者311から遠い場合には、カラーバッファには格納しない。つまり、新たに選択した画素(点)がバッファに格納されている同一のXY座標の画素(点)よりも観察者から遠い場合には、カラー値とZ座標値のデータを書き換えない。
【0059】
そして、ステップS108Cに表したように、物体303の全ての画素(点)について、ステップS108Bを繰り返す。
【0060】
以上説明したアルゴリズムは、半導体メモリ上にデータを展開することにより簡単に実現できる。
【0061】
すなわち、図5に概念的に例示したように、カラーバッファ201とデプスバッファ202および、仮想画面用のバッファ203を準備する。カラーバッファ201上の、あるアドレスのカラー値を決めるのにデプスバッファ202の情報を使うわけである。カラーバッファ201のすべてのアドレス上の値が確定したのち、特定のアドレスのカラー値を仮想画面用のバッファ203にデータ転送する。これを繰り返すことで、仮想画面用バッファ203のすべてのアドレス上のカラー値が決まるわけである。最後に、仮想画面バッファ203のデータを用いて投影画面を表示することができる。
【0062】
図4に表したアルゴルズムを用いて本発明を実施したところ、ほぼリアルタイムで、画像ディスプレイ301に表示させるべきパターン画像を計算することが可能であり、三次元虚像および三次元実像からなるシーンの動画が再生可能であった。
【0063】
図6は、本発明の画像形成方法を実行可能な画像形成装置を例示する模式図である。
【0064】
すなわち、本発明の画像形成方法を実施する第1の手段として、図2あるいは図4に例示したようなアルゴリズムを実行することが可能な演算回路をハードウエアとして設けることができる。
【0065】
また、本発明の画像形成方法を実施する第2の手段として、図2あるいは図4に例示したアルゴリズムに基づくコンピュータ・プログラムをソフトウエアとして、コンピュータにインストールし実行させることもできる。
【0066】
すなわち、図6に例示したものは、画像形成装置のうちの、パターン画像を生成するコンピュータ部分であり、このコンピュータにより形成されたパターン画像が、例えば、図1に例示したような画像ディスプレイ301に出力されて、所望の立体画像を表示することができる。
【0067】
図5に例示したコンピュータ80の本体は、本発明の画像形成方法を実行可能なハードウエア回路が設けられ、あるいはソフトウエアがインストールされている。
【0068】
このようなソフトウエアは、例えば、磁気ディスクあるいは光磁気ディスク83に格納した状態で、ドライブ81により読み取り、インストールが可能である。または、CD(compact disk)やDVD(digital versatile disk)などの光ディスク84に格納され、ドライブ82により読み取り、インストールも可能である。
【0069】
また、所定の入力装置を接続することにより、例えばメモリ装置としてのROM85や、磁気テープ86を用いることもできる。
【0070】
さらにまた、通信回線88を介して本発明のプログラムをダウンロードし、インストールすることも可能である。
【0071】
そして、図6に表した装置により形成されたパターン画像は、例えば、図1に例示したような表示装置に供給されてインテグラルフォトグラフィ法により立体画像を表示させることができる。
【0072】
また、図6に表した装置により形成されたパターン画像を、一旦、記録媒体やメモリなどに格納し、これを別の装置で再生して立体画像を表示させることも同様に可能である。
【0073】
さらにまた、形成したパターン画像を、インターネットあるいはイントラネットなどの各種の通信回線を介して送信し、受信者がこれを用いて立体画像を表示することも可能である。
【0074】
いずれの場合であっても、本発明によれば、インテグラルフォトグラフィ法により立体画像を表示するためのパターン画像を、従来よりも大幅に短縮された処理時間で形成することが可能となる。その結果として、汎用のパーソナル・コンピュータやこれに準ずる性能の演算装置を用いて、リアルタイムで動画レベルの立体画像の表示が可能となる。
【0075】
以上、具体例を例示しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述した各具体例に限定されるものではない。
【0076】
例えば、画素データのカラー値やZ座標値、あるいはパターン画像のデータなどを格納するために、メモリのかわりに磁気ディスクや光ディスクを始めとする各種のストレージデバイスを用いてもよい。その他、その詳細は、仕様に応じて適宜変更することもできる。
【0077】
また、例えば、図2に表したアルゴリズムのステップS104において視点を決定し、ステップS106においてその視点を含む平面を得る代わりに、最初から平面304を決定しておいてもよい。この場合には、ステップS104においては、視線が予め決定した平面304と交わる点が視点となる。
【0078】
また一方、ステップS106において物体の全体を平行投影し、ステップS108においてそれを一定の周期でサンプリングする代わりに、ステップS106において物体のうちの視線と交差する部分のみを平面304の上に投影してもよい。すなわち、ピクセルとピンホールにより形成される視線の上のみについて、物体の画素データを平面304の上に投影すれは、物体の全体を平行投影するよりも処理時間が短く、さらにステップS108においてサンプリングする必要もなくなる。
【0079】
その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することができ、これらの実施例も本発明の範囲に包含される。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡便かつ低コストな手法により、インテグラルフォトグラフィや光線再生法による立体視装置で用いるためのパターン画像を生成することができる。
【0081】
その結果として、自然な動画での立体視が可能な装置を低コストで実現でき、またその信頼性も高く、産業上のメリットは多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法を説明するための概念図である。
【図2】本発明の画像形成方法のアルゴリズムを例示するフローチャートである。
【図3】ピクセルの割り当てを説明する概念図である。
【図4】ステップS108における物体303の投影図の形成処理に用いて好適なアルゴリズムを例示するフローチャートである。
【図5】カラーバッファ201とデプスバッファ202および、仮想画面用のバッファ203を表す概念図である。
【図6】本発明の画像形成方法を実行可能な画像形成装置を例示する模式図である。
【図7】インテグラルフォトグラフィー(IP)法を説明するための概念図である。
【図8】レイ・トレーシング法を説明するための概念図である。
【符号の説明】
80 コンピュータ
81、82 ドライブ
83 磁気ディスク
84 光ディスク
85 ROM
86 磁気テープ
88 通信回線
201 カラーバッファ
202 デプスバッファ
203 仮想画面用バッファ
301 画像ディスプレイ
302 ピンホール板
302A ピンホール
303 物体(三次元実像)
304 平面
311 観察者
401A〜D、402A〜D ピクセル
404 交点
500、501A〜D、502A〜D 視線
601A、602A 視点
P1〜P3 ピンホール
PG1〜PG3 ピクセル群
PX ピクセル

Claims (3)

  1. 画像ディスプレイと前記画像ディスプレイの前面に設けられたピンホール板またはレンズアレイとを用いて立体的な画像を表示する画像形成装置の前記画像ディスプレイに表示させるパターン画像データを形成するインテグラルフォトグラフィ用のディスプレイの画像形成方法であって、
    前記画像ディスプレイのいずれかのピクセルと、前記ピンホール板のいずれかのピンホールまたは前記レンズアレイのいずれかのレンズ中心とを結ぶ視線の延長上に視点を決定する第1のプロセスと、
    表示すべき対象を前記視線の方向に沿って平行投影して、前記視点を含む平面上に前記対象の投影図を形成する第2のプロセスと、
    前記平面上に形成した前記投影図において、前記視点及びそこから縦横に一定の周期で画素データをサンプリングして格納する第3のプロセスと、
    を備え、
    前記視点を含む前記平面を共通な1つの平面としつつ前記第1乃至第3のプロセスを繰り返し、
    前記投影図の形成は、
    X座標およびY座標に沿って2次元的に配列される画素の画像データを格納する画像データバッファと、それぞれの画素のZ座標値を格納するデプスバッファと、をそれぞれ用意し、
    前記対象を構成する画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者に近い位置を表示する場合には、その画素の画像データを前記画像データバッファに格納し、その画素のZ座標値を前記デプスバッファに格納し、これとは反対に、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者から遠い位置を表示する場合には、前記画像データバッファ及びデプスバッファにその画素のデータを格納しない処理を実行し、前記画素データを取得することを特徴とする画像形成方法。
  2. 画像ディスプレイと前記画像ディスプレイの前面に設けられたピンホール板またはレンズアレイとを用いて立体的な画像を表示する画像形成装置の前記画像ディスプレイに表示させるパターン画像データを形成するインテグラルフォトグラフィ用のディスプレイの画像形成方法であって、
    表示すべき対象と観察者との間に投影平面を設定する第1のプロセスと、
    前記画像ディスプレイのピクセルと、前記ピンホール板のいずれかのピンホールまたは前記レンズアレイのいずれかのレンズ中心とを結ぶ視線を決定する第2のプロセスと、
    表示すべき対象を前記視線の方向に沿って平行投影して、前記投影平面上に前記対象の投影図を形成する第3のプロセスと、
    前記投影平面上に形成した前記投影図において、前記投影平面と前記視線との交点である視点及び当該視点から縦横に一定の周期で画素データをサンプリングして格納する第4のプロセスと、
    を備え、
    前記投影平面を共通な1つの平面としつつ前記第2乃至第4のプロセスを繰り返し、
    前記投影図の形成は、
    X座標およびY座標に沿って2次元的に配列される画素の画像データを格納する画像データバッファと、それぞれの画素のZ座標値を格納するデプスバッファと、をそれぞれ用意し、
    前記対象を構成する画素のZ座標値が、その画素のX座標及びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者に近い位置を表示する場合には、その画素の画像データを前記画像データバッファに格納し、その画素のZ座標値を前記デプスバッファに格納し、これとは反対に、その画素のZ座標値が、その画素のX座標及 びY座標に対応した前記デプスバッファに格納されている前記Z座標値よりも観察者から遠い位置を表示する場合には、前記画像データバッファ及びデプスバッファにその画素のデータを格納しない処理を実行し、前記画素データを取得することを特徴とする画像形成方法。
  3. 前記Z座標の座標軸は、前記平行投影する前記視線の方向に対して平行であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成方法。
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