JP4184113B2 - Method for increasing horizontal resistance of piles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、杭の水平抵抗増強方法に関し、特に、簡易な装置で施工できるとともに、杭頭付近の周囲地盤を締め固めて改良し、地盤反力を高めることができる杭の水平抵抗増強方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、杭基礎の水平抵抗を増強させる技術は、いくつか提案されている。
例えば、従来の杭の水平抵抗増強方法として、軟弱地盤中に打設される埋め込み杭の杭径を上部構造物を支持するのに必要な鉛直支持力に見合う大きさとし、この埋め込み杭の杭頭付近の外周地盤を、水平方向には前記杭径の数倍程度の範囲、深さ方向には地盤上端面から前記水平方向範囲の数倍から十数倍程度の深さ範囲にわたり同軟弱地盤の地盤改良を行い、前記地盤改良部分の支圧効果によって杭の水平抵抗を増大させる方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3127276号公報
【0004】
この杭の水平抵抗増強方法は、プレボーリング工法により杭頭付近を大径に掘削し、セメントミルクを注入し、ソイルセメント化して地盤改良を行い、そこに杭を埋設することにより、杭頭付近の地盤改良部分の支圧効果によって杭の水平抵抗を増加させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の杭の水平抵抗増強方法は、プレボーリング工法に限られるとともに、杭頭付近の軟弱な孔壁周囲地盤は何も改良されていないことから、地震等の水平外力に対して地盤反力が小さく、杭と改良層との一体性がなくなり、結果として杭の水平抵抗は増強されにくいことが考えられる。
また、杭頭付近を大径に掘削する必要があることから、施工コストが上昇するとともに、排土の発生量が増大し、さらに、杭頭付近の周囲地盤を緩めてしまうという問題があった。
【0006】
本発明は、上記従来の杭の水平抵抗増強方法が有する問題点に鑑み、施工法を選ばず、簡易な装置で施工できるとともに、杭頭付近の周囲地盤を締め固めて改良し、地盤反力を高めるとともに、杭と改良層との一体性を高めることができる杭の水平抵抗増強方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の杭の水平抵抗増強方法は、地盤に建て込んだ杭の杭頭部を水平方向又は周方向に振動させることにより、杭の杭頭部と、その周囲の地盤との間に空隙を形成し、該空隙に粉粒体状の充填材を充填することを特徴とする。
ここで、「地盤に建て込んだ杭」には、既製杭に加え、場所打ち杭を含むものとする。
【0008】
この場合において、空隙に粉粒体状の充填材を充填した後、杭の杭頭部を振動させることにより、杭の杭頭部と、その周囲の地盤との間に空隙を形成し、該空隙に粉粒体状の充填材を充填することを繰り返すことができる。
【0009】
この杭の水平抵抗増強方法は、杭頭付近の周囲地盤及び充填した充填剤の密度を高め、杭の水平抵抗を増強することができる。
【0010】
この場合において、充填材に膨張性及び固化性を有するスラグを用いることができる。
この膨張性及び固化性を有するスラグとしては、製鋼スラグ(転炉スラグ及び/又は電気炉スラグ(酸化スラグ及び/又は還元スラグ)をいい、ここでは、特に、エージング処理を行っていない製鋼スラグのほか、エージング処理を部分的に行うことにより膨張性を調整した製鋼スラグ等の膨張性を消失させていない製鋼スラグをいう。)、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用いることができる。
さらに、膨張性及び固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることができる。
【0011】
これにより、施工後、充填した製鋼スラグ等の膨張性及び固化性を有するスラグが吸水し、膨張固化することによって、杭頭付近の周囲地盤を圧密し、一層密度を高めることができる。また、製鋼スラグは、重い材料(単位体積重量が20〜23kN/m3程度)であるため、杭と周囲地盤との空隙に途中で詰まることなく投入することができる。さらに、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができ、循環型社会形成の促進に寄与することができる。
【0012】
なお、杭の杭頭部に起振機と傾斜計又は変位計を設置して杭頭部を振動させるとともに、杭と周囲地盤の空隙にスラグ等の充填材を投入して締め固めを行い、計画最大加振力を加えた段階で傾斜角又は変位量が所定値に達した状態をもって要求水平耐力に達したと判断することができる。
【0013】
この杭の水平耐力測定方法は、施工中又は施工後に、杭の杭頭部に起振機と傾斜計又は変位計を設置して杭頭部を振動させるとともに、杭と周囲地盤の空隙にスラグ等の充填材を投入して締め固めを行い、計画最大加振力を加えた段階で傾斜角又は変位量が所定値に達した状態をもって要求水平耐力に達したと判断することにより、従来のような大がかりな水平載荷試験装置を使用することなく、簡単なセッティングによりコストと時間を節減して杭の水平耐力を測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の杭の水平抵抗増強方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図2に、本発明の杭の水平抵抗増強方法の一実施例を示す。
杭の水平抵抗増強法は、施工方法にもよるが、施工中は杭を建て込んでから、あるいは、施工後はコンクリート、セメントミルク又はソイルセメントが固化してからのどちらでも実施できる。
この杭の水平抵抗増強方法は、杭1の杭頭部2に、杭の設計水平耐力、杭径、剛性等、さらに、起振機の能力(起振力)から最適な起振機3を選定して設置し、杭頭部2を水平方向(往復運動)又は周方向(円運動)に振動させることにより杭1の杭頭部付近の周囲に空隙4を形成し、この杭周囲と地盤との間に形成された空隙4には、粉粒体状の充填材(本実施例においては、膨張性及び固化性を有する紛粒状のスラグ5又は砂)を、地上から杭1の全周の空隙に均一量で連続又は断続的に充填するものである。
【0016】
具体的には、
1.杭頭部2に直接、偏心モーター等の起振機3を設置する(図1(a)、(b))。
2.起振機3の加振力を徐々に段階的に上げ、一定時間保持する。
3.起振機により杭頭部2を水平方向又は周方向に振動させ、杭外周部と地盤の間に空隙4を形成する(図1(c))。
4.起振機を止めるか又は止めずに杭周囲と地盤との空隙4に、膨張性及び固化性を有するスラグ5(微粉末及び/又は微粒子状のスラグ(所定の溶融スラグを、所定の風圧で所定の風量を吹きつけること(風砕)によって、微細な球形状のものを得ることができる。))又は砂を、地上から杭1の全周に均一量で連続又は断続的に充填する(図1(d))。
5.さらに上記2.〜4.の工程を、必要に応じて、1〜数回繰り返すことにより、杭周囲と地盤との空隙4にスラグ5又は砂を充填し、杭周囲と地盤との間にスラグ層5a、5bを形成する(図2(a)〜(d))。
6.杭1の水平変位量が少なくなるか、ほとんど振動しなくなれば終了する。
そして、起振機の加振力は、設計水平耐力の1.3倍程度に換算される範囲内までかけるようにする。
【0017】
起振機による杭周囲の地盤及びスラグの締め固めだけでなくスラグ5としては、スラグ自体の膨張及び固化を利用して杭周囲を強化なものにするため、遊離CaOや遊離MgO等の膨張、固化成分を含有する膨張性及び固化性に富んだスラグを用いるのが好ましい。
この膨張性及び固化性を有するスラグとしては、製鋼スラグ(転炉スラグ及び/又は電気炉スラグ(酸化スラグ及び/又は還元スラグ)をいい、ここでは、特に、エージング処理(具体的には、特に限定されるものではないが、例えば、約100℃の蒸気中で100時間程度保持したり、長期間屋外に野積みすることによる安定化処理)を行っていない製鋼スラグのほか、エージング処理を部分的に行うことにより膨張性を調整した製鋼スラグ等の膨張性を消失させていない製鋼スラグをいう。)、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用いることができる。
さらに、膨張性及び固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることができ、特に、エージング処理前の製鋼スラグと、エージング処理後のスラグに強アルカリ物質を添加して用いることが好ましい。
ここで、強アルカリ物質としては、石膏、水砕スラグ、高炉スラグ、セメント、廃コンクリート等がある。
【0018】
このように、充填するスラグ5に、膨張性及び固化性を有するスラグを用いることにより、施工後、充填した製鋼スラグ等の膨張性及び固化性を有するスラグが周囲の地盤から吸水し、膨張固化することによって、杭頭付近の周囲地盤を圧密し、より一層地盤密度を高めることができる。また、製鋼スラグは、比重の重い材料(単位体積重量が20〜23kN/m3程度)で周囲の地盤に比べ重いため、杭と周囲地盤との空隙に途中で詰まることなく投入することができる。さらに、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができ、循環型社会形成の促進に寄与することができる。
【0019】
かくして、本実施例の杭の水平抵抗増強方法は、杭1の杭頭部2に起振機3を設置して杭頭部2を水平方向又は周方向に振動させることにより杭頭付近の充填材及び周囲地盤を締め固め、これによって形成した杭周囲の空隙4に粉粒体状のスラグ等の充填材を充填して、杭頭付近の周囲地盤の密度を高めることができる。
【0020】
次に、杭の水平耐力測定については、予め、地盤のボーリング調査データと上部構造物の荷重、構造等から杭の要求する必要な水平耐力を算出して杭を施工する。
そして、この杭の水平耐力測定方法によって、施工した杭1の杭頭部2に起振機3及び傾斜計又は変位計(図示省略)を設置して、起振機3により杭頭部2を水平方向(往復運動)又は周方向(円運動)に振動させて、杭と周囲地盤の空隙に充填材を投入していき、計画最大加振力を加えた段階で杭の振動が必要な変位量に達した状態が要求する杭1の水平耐力となる。
【0021】
そして、具体的には、
1.杭頭部2に直接、偏心モーター等の起振機3と傾斜計又は変位計を設置する。
2.起振機3にかける加振力を数段階で徐々に上げ、段階加振力ごとの状態で一定時間を保持する。
3.起振機3により杭頭部2を水平方向又は周方向に振動させ、その時の起振機3の加振力を計測していく。
4.杭と周囲地盤の空隙にスラグ等の充填材を投入して周囲地盤及びスラグ等の締め固めを行いながら、起振機3の加振力を徐々に上げていき傾斜計又は変位計により傾斜角又は変位量が小さくなるまで一定時間加振力を与え続ける。
そして、計画最大加振力を加えた段階で傾斜角又は変位量が所定値に達した状態をもって要求水平耐力に達したと判断する。
そして、起振機の加振力は、設計水平耐力の1.3倍程度の範囲内までかけるようにする。
【0022】
かくして、本実施例の杭の水平耐力測定方法は、杭1の杭頭部2に起振機3を設置して、起振機3により杭頭部2を水平方向又は周方向に振動させ、起振機の加振力を計画最大加振力に達した段階で傾斜角又は変位量が所定値に達した状態をもって要求水平耐力とすることができる。これにより、従来のような大がかりな水平載荷試験装置を使用することなく、簡単なセッティングによりコストと時間を節減して杭1の水平耐力を測定することができ、杭1の設計水平耐力の確認ができ、信頼性を向上することができる。
【0023】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明の杭の水平抵抗増強方法は、この実施例の記載に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することが可能である。
【0024】
【発明の効果】
本発明の杭の水平抵抗増強方法によれば、杭頭付近の周囲地盤及び充填した充填剤の密度を高め、杭の水平抵抗を増強することができる。
さらに、杭頭付近を大径に掘削する必要がないことから、杭頭付近を大径に掘削する従来の杭の水平抵抗増強方法の施工コストが上昇するとともに、排土の発生量が増大し、さらに、杭頭付近の周囲地盤を緩めてしまうという問題点を解消することができる。
【0025】
この場合、充填材に膨張性及び固化性を有するスラグを用い、さらに、このスラグとして、製鋼スラグ、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用い、また、膨張性及び固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることにより、施工後、充填した製鋼スラグ等の膨張性及び固化性を有するスラグが吸水し、膨張固化することによって、杭頭付近の周囲地盤を圧密し、一層密度を高めることができる。また、製鋼スラグは、重い材料(単位体積重量が20〜23kN/m3程度)であるため、杭と周囲地盤との空隙に途中で詰まることなく投入することができる。さらに、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができ、循環型社会形成の促進に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の杭の水平抵抗増強方法及び水平耐力測定方法の一実施例(施工中の打ち込み杭工法及び圧入杭工法の場合)を示す工程図である。
【図2】 本発明の杭の水平抵抗増強方法及び水平耐力測定方法の連続した一実施例(施工中の打ち込み杭工法及び圧入杭工法の場合)を示す工程図である。
【符号の説明】
1 杭
2 杭頭部
3 起振機
4 空隙
5 スラグ(充填材)
5a スラグ層(充填材層)
5b スラグ層(充填材層)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a horizontal resistance enhancement method piles, in particular, it is possible to construction a simple device, and improved compacted around soil near the pile head, horizontal resistance enhancement method of piles which can enhance the ground reaction force it relates to.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, several techniques for increasing the horizontal resistance of pile foundations have been proposed.
For example, as a conventional method for increasing the horizontal resistance of a pile, the pile diameter of the embedded pile placed in soft ground is sized to match the vertical bearing force required to support the superstructure, and the pile head of this embedded pile is The outer peripheral ground in the vicinity of the soft ground in the horizontal direction over a range of several times the diameter of the pile, and in the depth direction over a depth range of several times to a dozen times the horizontal range from the top edge of the ground. There is a method of improving the ground and increasing the horizontal resistance of the pile by the bearing effect of the ground improved portion (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3127276 [0004]
The horizontal resistance of this pile is increased by excavating the vicinity of the pile head to a large diameter by the pre-boring method, injecting cement milk, making soil cement, improving the ground, and then burying the pile in the vicinity of the pile head. The horizontal resistance of the pile is increased by the bearing effect of the ground improvement part.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional method for increasing the horizontal resistance of a pile is limited to the pre-boring method and the ground around the soft hole wall near the pile head has not been improved. It is considered that the reaction force is small, the integrity of the pile and the improved layer is lost, and as a result, the horizontal resistance of the pile is difficult to increase.
In addition, since it is necessary to excavate the vicinity of the pile head to a large diameter, there is a problem that the construction cost increases, the amount of soil generated increases, and the surrounding ground near the pile head is loosened. .
[0006]
In view of the problems of the conventional method for enhancing the horizontal resistance of a pile, the present invention can be constructed with a simple device regardless of the construction method, and the surrounding ground near the pile head is compacted and improved, and the ground reaction force to increase the, and to provide a horizontal resistance enhancement method of piles which can enhance the integrity of the pile and improvements layer.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above first, the horizontal resistance enhancement method of pile of the present invention, by vibrating the pile head of the pile that built up in the ground in the horizontal direction or the circumferential direction, and pile head of pile, the surrounding A gap is formed between the ground and the filler, and the gap is filled with a granular filler.
Here, the "pile that built up on the ground", in addition to the ready-made pile, is intended to include a cast-in-place pile.
[0008]
In this case, after filling the void with powdery filler, the pile head of the pile is vibrated to form a void between the pile head of the pile and the surrounding ground, Filling the voids with the filler in the form of granular material can be repeated.
[0009]
The horizontal resistance enhancement method piles increases the density of the surrounding soil and filled filler around pile head, can you to enhance the horizontal resistance of piles.
[0010]
In this case, slag having expandability and solidification can be used as the filler.
As the slag having expandability and solidification properties, steelmaking slag (converter slag and / or electric furnace slag (oxidized slag and / or reduced slag) is referred to. In addition, it refers to steelmaking slag that has not lost its expansibility, such as steelmaking slag whose expansibility is adjusted by partially performing an aging treatment.), One or a mixture of two or more kinds of waste incineration slag and sludge slag Can be used.
In addition, slag with expandability and solidification is used alone, as well as steelmaking slag, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, and garbage incineration that have lost their expandability. Industrial waste such as ash, crushed glass, waste gypsum, concrete waste, gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, clay, and other building materials, artificial materials, and one or more of minerals mixed to expand Can be used that can utilize the expansibility and solidification of the slag.
[0011]
Thereby, after construction, slag having expandability and solidification properties such as filled steelmaking slag absorbs water and expands and solidifies, so that the surrounding ground near the pile head can be consolidated and the density can be further increased. Moreover, since steelmaking slag is a heavy material (unit volume weight is about 20-23 kN / m < 3 >), it can be thrown into the space | gap of a pile and the surrounding ground without clogging on the way. Furthermore, it is possible to effectively use steelmaking slag, which is an industrial waste, and it can contribute to the promotion of the formation of a recycling society.
[0012]
In addition, while installing a vibrator and inclinometer or displacement meter on the pile head of the pile to vibrate the pile head, throwing a filler such as slag into the gap between the pile and the surrounding ground and compacting, inclination or displacement of the stage plus the planned maximum excitation force is Ru can be determined to have reached the required lateral strength with a state has reached a predetermined value.
[0013]
This pile horizontal strength measurement method is to install a vibrator and inclinometer or displacement meter at the pile head during or after construction to vibrate the pile head and slag into the gap between the pile and the surrounding ground. By inserting a filler, etc., and then compacting it, it is determined that the required horizontal strength has been reached when the tilt angle or displacement has reached a predetermined value when the planned maximum excitation force is applied. Without using such a large horizontal loading test device, it is possible to measure the horizontal strength of piles with a simple setting, saving cost and time.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a method for enhancing horizontal resistance of a pile according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0015]
1 to 2 show an embodiment of a method for enhancing horizontal resistance of a pile according to the present invention.
The method of increasing the horizontal resistance of the pile depends on the construction method, but can be implemented either after the pile is built during construction or after the concrete, cement milk or soil cement is solidified after construction.
This method of increasing the horizontal resistance of the pile is to apply an
[0016]
In particular,
1. A
2. The excitation force of the
3. The
4). The slag 5 (expandable and solidified slag (predetermined molten slag, with a predetermined wind pressure) in the
5. Furthermore, the above 2. ~ 4. If necessary, the
6). The process ends when the horizontal displacement of the
And the excitation force of a vibrator is applied to the range converted into about 1.3 times the design horizontal proof stress.
[0017]
As the
As the slag having expandability and solidification property, steelmaking slag (converter slag and / or electric furnace slag (oxidized slag and / or reduced slag) is referred to, and in this case, in particular, an aging treatment (specifically, particularly Although not limited, for example, steelmaking slag that has not been maintained in steam at about 100 ° C for about 100 hours, or has not been subjected to stabilization treatment by leaving it outdoors for a long period of time, or part of the aging treatment Steelmaking slag that does not lose its expansibility, such as steelmaking slag whose expansibility has been adjusted by performing the same, or a mixture of two or more kinds of waste incineration slag and sludge slag can be used.
In addition, slag with expandability and solidification is used alone, as well as steelmaking slag, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, and garbage incineration that have lost their expandability. Industrial waste such as ash, crushed glass, waste gypsum, concrete waste, gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, clay, and other building materials, artificial materials, and one or more of minerals mixed to expand It is possible to use those that can utilize the expansibility and solidification of slag having properties and solidification, and in particular, it is preferable to use steelmaking slag before aging treatment and slag after aging treatment by adding a strong alkaline substance. .
Here, strong alkali substances include gypsum, granulated slag, blast furnace slag, cement, waste concrete, and the like.
[0018]
In this way, by using slag having expansibility and solidification for the
[0019]
Thus, the method for increasing the horizontal resistance of the pile according to the present embodiment is that the
[0020]
Next, for measuring the horizontal strength of the pile, the pile is constructed by calculating the required horizontal strength required by the pile from the ground boring survey data and the load and structure of the upper structure in advance.
Then, the horizontal tolerance measurement method of pile this, by installing a construction the
[0021]
And specifically,
1. An
2. The excitation force applied to the
3. The
4). While filling the gap between the pile and the surrounding ground with slag and other materials to compact the surrounding ground and slag, gradually increase the excitation force of the
Then, when the planned maximum excitation force is applied, it is determined that the required horizontal strength has been reached when the tilt angle or the displacement amount has reached a predetermined value.
And the excitation force of a vibrator is applied to the range of about 1.3 times the design horizontal proof stress.
[0022]
Thus, the method of measuring the horizontal strength of the pile according to the present embodiment is to install the
[0023]
Having described the embodiments of the present invention, the horizontal resistance enhancement method of pile of the present invention is not intended to be limited to the description of this embodiment, it can be changed appropriately within a scope not departing from its gist It is.
[0024]
【The invention's effect】
According to the horizontal resistance enhancement method of pile of the present invention to increase the density of the surrounding soil and filled filler around pile head, can you to enhance the horizontal resistance of piles.
Furthermore, since it is not necessary to excavate the vicinity of the pile head to a large diameter, the construction cost of the conventional method for increasing the horizontal resistance of the pile that excavates the vicinity of the pile head to a large diameter increases, and the amount of generated soil increases. Furthermore, the problem of loosening the surrounding ground near the pile head can be solved.
[0025]
In this case, slag having expandability and solidification is used as the filler, and further, as this slag, one or a mixture of steelmaking slag, refuse incineration slag, sludge slag is used, and expandability and solidification. In addition to the use of slag, the steel slag, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, incinerated ash, glass fragments, Industrial waste such as waste gypsum and concrete waste, gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, building materials such as clay, clay, etc. By using a material that can utilize the expandability and solidification of slag, the slag having expandability and solidification, such as filled steelmaking slag, absorbs water and expands and solidifies after construction. By, compacted around soil near the pile head, it is possible to further enhance a density. Moreover, since steelmaking slag is a heavy material (unit volume weight is about 20-23 kN / m < 3 >), it can be thrown into the space | gap of a pile and surrounding ground, without clogging on the way. Furthermore, it is possible to effectively use steelmaking slag, which is an industrial waste, and it can contribute to the promotion of the formation of a recycling society.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a process diagram showing an embodiment (in the case of a pile driving method and a press-in pile method during construction) of a pile horizontal resistance increasing method and a horizontal proof stress measuring method according to the present invention.
FIG. 2 is a process diagram showing a continuous example (in the case of a driving pile method and a press-in pile method during construction) of a method for enhancing horizontal resistance and a method for measuring horizontal strength of a pile according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
5a Slag layer (filler layer)
5b Slag layer (filler layer)
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